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新鋭ymzが描く、男友達3人の恋×友情×人生!
happy birthday
正直、途中何を見せられているのかしら?と思うことがありました。
と言うのも、恋愛が始まりそうでなかなか始まらない。
友だち同士のケンカであれやこれや、高校生の時の回想が挟まれたり…なんだかよくわからない。
私の読解力欠如ですすみません。
こういう時、もっと前後をよく読み自分なりに考え直して理解しようとするんですが、本作はそこまでの気力がわかず。
恋愛面での掘り下げならまだやったかもですが、友情とか別にいいし。となってしまってw
「ラブラド・レッセンス」のレビューでも書いたんですが、人間関係の心理、ああ、あるある、わかるわかると言ったような、ちょっとした人生論が出てくるところや、一筋縄ではいかない恋愛面とか、小洒落たところが絵津鼓先生なお好きな方はハマる世界観なのかなと(違ったらすみません)
残念ながら、私は違いました。
恋愛面できゅんとくる貴重な場面はよかったです。
完全に好みですが(5☆満点)
すごい ☆☆
面白い ☆☆
内容が好き ☆☆
絵が好き ☆☆
キャラが好き ☆
萌える ☆
もうymz先生の世界観好きすぎる!
大学時代の同級生3人の恋と友情の物語。
あらすじにもありますがボーイズラブというよりボーイズライフなお話。
エロシーンどころかキスシーンすらないので、いわゆるBL的萌えを望む方には合わないかもしれません。
しかし!ymz先生作品はそういう所にテーマを置いていない。もっと深い人と人の繋がり、人生に起こりうる出会いと可能性、その先にある未来への希望…そういう部分を押し付けがましくなく日常のエピソードとしてさらっと描いているところが非常に素晴らしいです。
単行本にすると一冊分ですが数年かけて連載された作品、絵のタッチなども微妙に変化してます。
それが登場人物の経過にリアリティをもたらしてると言えばそうなのですが、全体的に焦点が定ってない。
少し仲の良い知り合いのアルバムを拝見してる感じなのでがっつりBLを読みたい場合には向きません。
名作というのではないですがふと読みたくなる不思議な作品、ちなみに表紙の三人はただの友人関係です。明確なカップルも居ません。
ああ~読んで良かった…
ymz先生の作品は、読んで後悔したことがない、と思います。
大学の同級生3人の話、くらいの認識で読み始めました。それぞれの立場で、すきと云う気持ちや相手とのやり取りを展開していきます。
ymz先生の作画は、正確な明確な感じではないんですよね。細目の線を重ねたり、交差させたり。
ですが、一コマ一コマから目が逸らせない。
登場人物の目力があって大好きです。
①朔人とその上司の士朗
あ~この2人はきっと、くっつくなぁと良い余韻。優しくて、思慮深くて、臆病な士朗。
士朗が畏れるのは、もともとノンケな朔人を自分の「好き」の世界に引き込むことがフェアじゃないと考えていて。
だけど、朔人が惚れちゃったのはゲイとか、取っ払っちゃった士朗そのもの。
続きが気になる…
②バーの店長恒助と美大受験の高校生の基輝
とにかく基輝が真っ直ぐ。強いなぁ~眩しいなぁ~
恒助は、とある経験から年上好き。だから年下の基輝は恋愛対象外。
なんですが、諦めない基輝に絆されていくんですね。なかなか手強い恒助が陥ちるのは、基輝が大学合格後かなぁ?
③悠太郎と…?
悠太郎はノンケ。彼女持ちのスタンスです。過去に、恒助と引っ掛かる出来事があって。ぎくしゃくする経過も有ります。
2人が仲違いすることに、悩み、奔走する朔人と基輝が可愛い。
もしかして、高校時代の養護教諭と何か有るのかな。悠太郎の全く自覚ない話ですけどね。
朔人と恒助と悠太郎の友情が羨ましくなる。学生時代を乗り越えて、付き合い続ける関係が良いのです。3人には色恋なし。だからこそ、輝くんですね。
何でもない日におめでとう、と言いたくなる素敵な話です。押し付けない優しさを、ぜひお読みいただくと伝わるんじゃないかなあと思います。
最高。主体は仲良し三人組で、三人を中心にしてそれぞれの恋愛を描く形。三人の間に元カレとか秘めた思いとかがない、本当の友人関係なのも良い。すごく好き。友達関係大好き!!思い返すと恋愛描写というか、エロ的な描写は皆無なのだけどすごく満足。気持ちがとても丁寧に描かれていて、気が乗らなかったのが徐々に気持ちが解けてくとことか、人物と読み手が同じ速度でほどけていくのが気持ち良い。多分初めて読んだ作家さんなのでいろいろ見てみたいです。よかったー。
基輝(美大生)のキャラクターが苦手で再読ができないでいた作品です。今読んでもやっぱり基輝が好きになれない。
大学からの友人3人、朔人(会社員)、恒助(飲食店店長)、悠太郎(ショップ店員)のお話。
なんだか皆んなよく喋る。それも恋愛と友情についてここまで共有するかって程よく喋る。
男はこう、女はこう、みたいな分け方って良くないのは分かってるのですが、女の子3人組みたいだなぁと思ってしまった。若いからってことなのか?
悠太郎の高校時代の養護教諭(カバー裏で名前出てきてた和寛さん)が好きでした。ほぼ出番なかったけど。
大学時代の仲良し3人組のその後のお話ですね。
ゲイ一人とノンケ二人のはずなのにそれぞれ男の人とくっつく感じかな?
みんな過去に色々あってそれで今があって。
それをぶち破る相手が現れて?
本音をぶつけられる友達っていいなあ、若さだなあと思いました。
結局キスすら出てきません。3人組の二人がちょっとケンカっぽくなるのが大きな出来事かな?
そこに大人の士郎さんや基樹くんも交ざって氷解していく感じでしょうか。
感じばかり言ってますがなんだかほのぼの系なようなそれぞれの心の枷のような説明が難しいお話でした。
大学時代からの親友3人の話です。
会社員の朔人は正義感とお節介が激しい感じはあるもののふつうの子。
ショップ店員の悠太郎は白黒ハッキリ、言いたいことをずばずば言うタイプ。そのせいで高校時代に悲しい経験をしています。
バーの店長の恒助は物静かで聞き上手な印象。うまく距離が測れない父子家庭だったため、心に傷があります。
朔人と悠太郎はノンケ、恒助はゲイですが、そこを気にすることなく付き合える気の置けない関係。
物語は悠太郎が彼女に送る誕生日プレゼントに悩んでいるシーンから始まります。
そこに朔人の会社の先輩、恒助が道で助けた高校生が絡んで、3人の関係が少しずつ変わっていくのですが…。
この作品を読むのは2回目です。
1回目のときにとても気に入ったので書棚整理中にまた読んでみたのですが、あれ?こんな感じだったかなという違和感。
1回目で感じたのは、3人の友情の素晴らしさや高校生が真っ直ぐでかわいいなとか、先輩も素直になればいいのに、という感じでした。
今回読んだら、朔人の世話焼きおばちゃんみたいなところが鼻についたり、悠太郎の人の人生にまで白黒つけたがるところが鬱陶しかったり、ビルの上から大声でゲイ宣言する高校生がめんどくさく見えてしまったり、前回は好みのタイプの絵の雰囲気に飲まれて目を瞑っていたところが浮き彫りに…。
逆に先輩のところは重く受け止められたと言うか、自分の人生は自分で責任取れるけど好きな人の人生まで責任取れるかと言われたら、「真っ当」とは言いにくい関係になってしまうだけに重いだろうなと共感できました。
好きな相手に気持ちを告げずに終わるのがふつう、朔人も思い出になるはずの人だった。とか、好きになって終わり、その先はないという先輩の思いが切なくて。わたしがBLを読む理由の1番目がこういう切なさを味わうことなので、胸にがすん!と来ました。
3人に関しては学生時代のノリです。昔からの友人って、知り合ったときのままのテンションなんですよね。だから朔人が世話焼きするのもその頃の感覚、悠太郎が恒助に踏み込むのも同じ。
大人になればなるほど、ひとの事情に首を突っ込むなんて面倒なことは御免被りたい。時間も労力も気力も自分のためだけに使いたい。それでも自分がどうにかしてあげたい、助けになりたい、分かってあげたいと思う。心の傷も自分たちには隠さないで、一緒に治していこうと思える。そういうしっかりとした絆があるんですよね、この3人には。
最後は士郎(朔人の先輩)の誕生日プレゼントの相談のシーンで終わります。
冒頭と対になっているような3人。同じように見えてもこころの絆は深まっているのだなあ。
大人になるといろいろあるけれど、「あの頃の気持ち」を思い出せる作品でした。
ストーリーの構成や台詞にはぐっと心を掴まれた部分もあるのですが、萌えられる部分が少ないというか、くっつくまでの流れに徹して描いているので糖度はあまり高くないまま読み終えてしまいました。逆に、ここまで友情と恋愛をしっかりリアルに追求して描かれたBL作品も珍しいかと。3人の友情が一度崩れてしまい、でもそれぞれ誰かの言葉に背中を押されてまさに雨降って地固まるように更に強い絆になったように感じました。恋愛でも他人の言葉に良い影響を受けて、前に進むキャラ達を見て、やっぱり自分1人で進むには限界があるんだなぁと改めて思いました。友情がBLにどのように作用するのかを丁寧に描かれた作品だと思います。ただ、個人的にはもう少し甘さも欲しかったので萌評価です。
1冊まるまる表紙の3人が主軸の本です。
ページ数も多く、読み終えた時はとても満足感があります。
ymz先生の作品に出てくるキャラクターは展開を急ぎません。私たちと同じようにゆっくり生活を送っています。早くすぎて欲しい時もこのままでいたいと思う時も、時間の流れが一定なように感じます。その時間の進む速度が私達のリアルな時間と似ている為、しっくりきます。漫画は起承転結構成で展開ありきな所がある中、そこにあえてリアルな空気をいれるという挑戦をしています。
だからこそのこの分量が必要となり、この満足感に繋がったのだと思いました。
素晴らしいです。
読み終えた後にタイトルの意味を考え、再度グッときてしまいました。素敵な作品に出会えました。