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殺して=欲情
red beryl ni sayonara
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
初読み作家さん、表紙の絵が好みだったのと、
吸血鬼設定が好きなので!
一巻はまぐわい無し、ストーリー展開が中心です。
和重は吸血鬼。
半世紀も前に死にかけの吸血鬼に血を求められ、
受諾したら自らも吸血鬼に。
「お前さん」っていう呼びかけが昭和な雰囲気。
片や、孤児院育ちの不憫な身の上、金髪の昭彦。
命を救ってくれた和重に押しかけ女房しているうちに惹かれていく。
将門と師夏がなんともいかがわしい雰囲気です。
巻末の傘のくだりがほっこりして好きです。
吸血鬼ものが読みたいなあと思って探していて、みちのくアタミ先生のこちらの作品に辿り着きました。
7年前の作品ということで、今とは少しだけ絵柄が違う感じがするかも?60年代ファッションや黒電話などが目に楽しいです。
吸血鬼の昭彦(受)と、昭彦を吸血鬼にした張本人である将門、どちらも美しく、麗しいお姿で眼福✨
現代のお話だろうと勝手に思い込んでいたら、なんと1968年の日本が舞台のお話でした。
ところどころ、時代を意識したタッチのコメディ調の絵が出てくるのが可愛かったです◎
落ちてくる鉄筋から昭彦を守ってくれた吸血鬼の和重。部屋にきのこが生えている吸血鬼です笑
全3巻なんですが、この1巻では大きくストーリーが進むと言うよりも、キャラクターとその背景紹介という感じだったかな。
不可抗力的に吸血鬼にされ、自身は死ぬこともできず妻と娘を見送り、隠れて鶏の血を啜って絶望する和重。
死にたいと思う気持ちはあるけれど、飢えるあまり目の前の食べ物(保存血液)には手を出してしまう、そうしなければ人を襲ってしまうだろうからー
その人生の寂しさと彼の葛藤に胸が痛みました。。
和重に惹かれていき、和重宅のトイレであんなことしちゃった昭彦との関係が今後どう深まっていくのか、続く2・3巻が楽しみになる、吸血鬼シリーズの幕開けでした・:*+.
友達からのおすすめで購入しました。
全巻まとめてのレビューです。
線が綺麗で絵柄もレトロチックで時代軸に合っており、内容も儚くて美しいお話でした。和重が人を失う事への辛さを知っているからこそ別れを覚悟して過ごしている様子は切なかったです。でもそれ以上に昭彦が和重を思う一途さや、お互いに想いあってる姿がすごく素敵でした。そして将門様も師夏くんと共に過ごせて良かったなと思いました。
友達におすすめされて試し読みした後、購読させてもらいました。
みちのくアタミ先生の作品を購入するのは初めてです。
まずこの作品を読んでみて最初に思ったのは、絵柄が綺麗!!あとがきではキャラデザのモデルや時代の作画などアタミ先生のこだわりが知れて読む上でより楽しめました。
昭彦くんが師夏くんと出会った話を和重さんに話しているシーンでは「和重さんと同じで綺麗なんですけど…」という言葉に対し、硬派な和重さんが赤面してるのがすごくかわいかったです。
行ってらっしゃいと笑顔で見送る昭彦くんを見た和重さんが行ってきますとちゃんと返事の挨拶をしたり。他にも昭彦くんが用意していった夜ご飯を金の無駄遣いと言いつつもしっかり食べたり。昭彦くんの健気さに絆されている和重さんが微笑ましたかったシーンがいくつもありました。
そして尊敬なのか恋愛感情/欲情なのか無自覚な昭彦くんが初心で可愛かったです。
このタイトルにもあるレッドベリルとは宝石の種類の一つであり、別名 赤のエメラルドと呼ばれているらしいです。この作品にピッタリなタイトルだと思いました。
確かに先生のこれまでの作品とは雰囲気が異なりますね。こっちむいて〜、いやよいやよ〜、真夜中の〜、と読んできました。
それらの作品ではエロい展開になるのが速攻でしたがw 本作はそうじゃない。
あとがきで書かれていたように、絵も少し違う。この作品の世界観に合っていて美しいです。トーンが少ないのもいい。
ストーリーとしては、序盤のお話が動き出すまでががちょっとぎこちなさを感じましたが。
それでも、作画もストーリーもスッキリしていて読みやすかったです。
登場人物が皆、美形ですしね。
特に、和重が黒髪古風イケメンで好みです。和服も似合っていて萌え〜でした。メガネも。
昭彦を「お前さん」と呼ぶのも、なんともいいです。うふ。
将門は目が妖しくて不気味です。
自分がうっかり血を飲みすぎて和重を吸血鬼にしてしまったのに、罪悪感を抱くどころか、バカ呼ばわりするのはなんやこいつ?となりました。そういう人なんですね。
和重と昭彦は孤独という共通点があり。
少しずつ惹かれ合って、お互い必要となる存在になっていそうですね。今はまだかすかな感じだけど。
2.3巻楽しみに読みます。
吸血鬼に致死量まで血を吸われると、1度死んで生まれ変わり吸血鬼になってしまう。
和重は、妻も子供もいる普通の人間だったのにある日突然行き倒れる吸血鬼に血を吸われてしまい吸血鬼となってしまいます。そして不老不死となってしまい妻にも娘にも先立たれ、ひとりぼっちに...。
そんな和重はある日、孤児院育ちの青年・昭彦の命を助けてしまい、恩返しとして世話を焼かれるようになります。
1巻はまだまだ序章で、出会い、吸血鬼になってしまった過去、少しずつ惹かれ合う2人と和重を吸血鬼にした張本人がからんできます。
今後の展開が楽しみです。2巻に行ってきます。
みちのくアタミさんの作品を読むのは「はじまりはナカから」に次いで2作品目です。
吸血鬼の話を読むのも初めてで。
「はじまりはー」がめちゃエロかったので、この作品もかと思いましたが1巻はエロ無しでした。
他の作品も読まねば。
時代は1960年代が舞台との事。
始めの方で500円札が出てきた時は何度も確認してしまいました。ゼロ1個忘れた?って笑
作画がめっちゃ美しい…。
ホントに。
吸血鬼のキャラクター3人とも色気がヤバイ。
流れる血さえも美しい。
吸血鬼の物語は永遠の命を得たことによる哀しみみたいなのがせつなくて良い。
これからどんな切なさや葛藤のドラマをみせていただけるのか楽しみです。
いざ2巻!
みちのくアタミ先生、相変わらず絵がお綺麗です。まだまだ謎の多い1巻。
◾︎昭彦(表紙 年下)×和重(黒髪)
シリアスな雰囲気かと思えば、ちょっと抜けてるシーンがあったりしてテンポが掴みづらかった。銭湯のシーンとか、和重の防御力高い殻が剥がれるシーンが好きでした。因縁の相手の将門と対峙してるのに銭湯で醸し出すほのぼの感とか、並んで歩いちゃう感じとか、命のやりとりをしているとは思えないな。
昭彦は18歳らしいですがちっとも18歳に見えない。和重も見ため年齢は24歳らしいですが、もっと上に思えます。舞台も高度成長期の日本らしいと、あとがきで知る。
独特な雰囲気と時代を感じる背景描写、引き込まれますね。
始まりが小林家の墓参りなので、え?まさか!と悲しくなりました。が、3巻まで出てるのでまだしばらくは一緒にいるんですね!
昭彦がまさか18歳だったとは!最後の人物紹介を見て驚きました。施設で育ち誰にも必要とされず悪意に晒され。
初めて命を助けられ良かったと笑ってくれたのが和重。
その後昭彦は押しかけ女房して、もう来るなと言われてもなんだかんだ風邪をひけば和重は見舞いに来てくれて。
将門め!奴が元凶なのにヘラヘラと。どこまで和重を苦しめれば気がすむの?
昭彦は吸血鬼になっても構わないのだけど、和重は頑なに拒んで。きっと同じ苦しみを与えたくないんですね。
でもずっと一緒にいられるという言葉は響いて。
昭彦も将門にメラメラ?和重にムラムラ?てことはやはり昭彦が攻めなのかな?
あー続きが気になる!揃えてから読めば良かった。
背景も人物も美しくて昭彦も和重もいい人で良かったです。でも幸せになれるのかな?心配です。ハッピーエンドはどんな形だろう。
美しい…。
全てのページが美しい。
コミックスを見ながら「美しい…」と何度ため息をついた事か。
あとがきで先生が仰っていましたが今作は意識的に絵柄を変えたそうです。
そのせいか、いつも以上に丁寧に描かれていて本当に素晴らしい。
一コマ一コマじっくり楽しませてもらいました。
1巻ではストーリに大きな展開は無くゆっくり進みます。
まだ「恋」ではないけれどお互いの中でお互いの存在が徐々に大きくなっていく様子が
作画同様に丁寧に描かれています。
昭彦は誰にも必要とされない自分に価値を見出せない青年だったけど、
それだけではなく「誰かを特別だと思った事もない」青年だったんですよね。
幸せになる為にずっと仮面を被り続けて、痛みも悲しみも感じない振りをしてきた。
そんな風に見えました。
命だけではなく「昭彦と言う存在」を救った和重。
命の恩人がたとえ世間からは「化け物」と呼ばれる存在でも
昭彦が惹かれるのは必然だったと思います。
1巻では話がゆっくり進みますが2巻3巻は怒涛の展開です。
1巻に漂う仄暗さと美しさをじっくり楽しんでいただいて
イッキに2巻3巻と読んでみてください!
神評価ですが、この作品BL雑誌じゃなくて一般誌だったら
流血表現も先生の満足いくような描写で描けたのかな~と思うと
ちょっと勿体なかった気がします。
まぁBLじゃないと先生の大好きな裸体と汁が描けないんですけど(>_<)
アタミ先生の美しい絵柄と吸血鬼って相性抜群なんですよね。
だからこそ「BL雑誌規制」がもったいないと感じました。
先生がTwitterでボツになったラフ画を公開していましたが
血の海に横たわる和重と昭彦はそれはもう美しかったと思います…!
見たかった…!カラーで!!
アタミ先生の現代物以外やファンタジー要素が入った作品は初めてでしたが
ストーリーも画力も何を描いても素晴らしいなと惚れ直しました。
ファンとしてこれからの活動がますます楽しみになりました!
みちのく先生の作品は「はじまりはナカから」を読ませていただいて、凄く絵がきれいで、わたしごときがおこがましいのですが画力が素晴らしいと感じていました。この作品は初の長編ということで、1から3までまとめて電子版を購入しました。
まず表紙、それから裏表紙?なのかな、二ページ目のカラーも、ものすごく素敵です。
内容は吸血鬼ということで、時代も遡ったり、かなりの世界観を作られてます。1巻は、和重と昭彦の関係性やそれぞれの過去が描かれ、また、和重を吸血鬼にした将門も出て来て、これからの展開がとても楽しみになります。
巻末の、和重の仕事先でのお話はほっこり温かく、昭彦と和重のいい関係が続けばよいな、と思いました。このほのぼのさと、将門たちの美しい闇の雰囲気のギャップもまた魅力的です。
※微ネタバレ(2巻分も少し)、辛口レビュー注意
1巻、2巻読みました。
黒髪の受けちゃん(和重さん)が可愛いです。
こちらファンタジーですので、和重さんが吸血鬼で、人より長く生きているという設定があります。
そのため和重さんは昔結婚していた過去を持っており、人妻感に似た色気があってそこが凄く良いと思いました。
悪くない。
…悪くはないのですが、ストーリーの盛り上がりに欠けます。
別段何が起こるわけでも無く、2巻になるとそこへさらにエロを挟んでの繰り返し。
いつまでも同じところをぐるぐるして一向に進まない印象を受けました。
読んでいる間はただパラパラ〜とページをめくる感じ。
済ませようと思えば1冊で済みそうです。
攻めがどんな状況でもすぐ受け入れてしまうため、攻めのキャラクター性にも惹かれず。
絵が綺麗でエッチなシーンも見所がありますが、私には今ひとつ響かなかったです。
長いお話よりもオムニバス的なお話の方が得意な方なのかもしれませんね。
吸血鬼である和重の顔立ちがとても色気があって、時代設定も謎が与えられていて、素敵な題材だと思いました。が、どうも人間である昭彦の善意の押し付けがましさが鼻につきます。孤児院育ちで誰からも必要とされた記憶のない人生を送ってきて、命が危ないところを和重に助けてもらい、初めて自分が生きていることを喜んでもらった。だから、和重へのお礼がしたくて「来るな」「迷惑だ」と言われているのに押し掛け女房宜しく、家に入り浸って世話をする。しかも、彼が吸血鬼で主食は血液だと分かっているのに普通の食事まで用意する、ってあまりにも自分のやりたいようにし過ぎではないかと思ってしまいます。そして、和重が吸血鬼として人間を襲うことはしないと覚悟しているのに、彼が別の吸血鬼にけしかけられて苦しんでいる時に昭彦が何の躊躇いもなく襲ってくれと自分を差し出すのも、和重の気持ちを全然考えていないような気がしてちょっと萎えました。
また、和重を吸血鬼にした張本人である将門について、なぜ和重だったのか、なぜ50年以上もの時を経てまた和重に接触したのか、どちらも意味はなくて本当にたまたま、そしてただ面白いからという理由しかないんでしょうか。偶然その運命に選ばれたからこそやりきれなさを感じて現実味があるかもしれませんが、せめて再び和重にちょっかいを出したことには理由が欲しいところです。将門、そして彼に従属している子供については2巻以降でどのように描かれるのか気になります。世界観は好みですしこれから恋愛的要素も強まっていくと思うので、今後の展開に期待します。
好きな作家様の初めての長編でじっくり読めることを嬉しく思っている作品なのですが、んー・・・いまひとつハマれていません。(´・_・`)
吸血鬼ネタも、描こうとされているテーマも、ともに好みなだけに悩ましく思っています。
ここからはちょっと辛口なんですが・・・
2巻読んでもいまだストーリーが見えてこないのが、多分ハマれない原因なんです。
1巻の冒頭、とある墓石の前に立つ和重の手にはスマホと2017年の新聞紙に包まれた仏花。
墓石には「小林家之墓」と刻まれている。
そこから時代は一気に、和重と昭彦の出会いの年である1968年までさかのぼります。
読み手としてはごくごく自然に、あぁこの出会いからの約50年がこれから描かれていくんだなと予測する訳です。
そういう意味では、この1巻は起承転結なら「起」だし、序破急なら「序」、きっとこれから何かが起こるんだろうという伏線だけ撒いて【2巻へ続く】で全然オッケーですから、2巻の展開を待ちました。
でも・・・
(2巻のレビューに続きます。)
江戸後期に生まれた津田は、流浪人を助けたらいきなり首を噛まれ、わけもわからず吸血鬼になってしまいます。
そして時代はめぐり、現代。
生きることに疲れ果てた現代っ子・昭彦と、現代の生活にとけこむ吸血鬼・津田が出会い、そこで少しずつ知り合っていき、距離を縮めて……という話。
1巻とのことで、まだ物語は始まったばかりだと思いました。
とても続きが気になる終わり方。
話は攻めと受けの出会い、受けの過去、受けと因縁の相手(受けを吸血鬼にした本人)との再会、までが描かれていて、最後、攻めが受けのことを押し倒し…というところで終わっています。
1巻は、起承転結の起と承までですかね。
ちなみにエッチなシーンは攻めの自慰だけです。2巻に期待。
ただ将臣が津田の首を噛み吸血するシーンはちょっとエロかったかな。色っぽくて良かったです。
キャラがとても良いです。受けの津田は言わずもがな。硬派な男前の黒髪。
攻めは金髪の優男。可哀想な過去があっていろいろ悩んだりしますが、それでもしっかりしていて、スパダリな匂いがしますw
津田を吸血鬼にした張本人・将臣も色っぽくてかっこいい。二人の関係は某ヴァンパイア映画を意識されているのかな?と思いました。
ただ、津田が吸血鬼になったいきさつが完全なるとばっちりなのでただただ可哀想な感じ。
行き倒れていた将臣を介抱しようとしたのに、いきなり襲われて首筋を噛まれ、そのまま吸血鬼になってしまいます。吸血鬼になってからは、日に当たることもできず、毎日血に飢えながら、自分だけ年を取らずに生きていく(この時点で津田には妻がいましたが、歳を取らない津田と普通の人間の妻なのであとは察し…)。
わけもわからず、人生を変えられ、勝手に化け物にされてしまったわけです。何も悪い事してないのに…。
そして現代軸で再会してなお、将臣に首を切られて生命のピンチに陥るという…。
将臣はこれ何がしたいんだ…。2巻でちょっと解き明かされるといいなと思います。
あと気になった点は、
冒頭で、落下した器材で津田の身体が貫かれたとき、それを見た昭彦とか、
将臣と風呂場で再会し、石鹸を貸すシーンとか。ギャグタッチで肝心なところでノリが軽く、話に入り込みずらかったのは気になりました。
全体的にシリアスなお話なので、1コマだけギャグ風味になると浮くんですね~。
それ以外は、絵もお話も綺麗で、引き込まれる感じが最高でした。
今後は、津田と昭彦の関係の変化、エッチシーン、吸血シーンがたくさん見られると良いです。
あと、将臣がどう関わってくるかや、将臣が津田の変わりに作り出した「餌」である師夏がどう動くかが楽しみです。
みちのく先生の耽美な絵と、吸血鬼という異質な存在が見事に調和した、毒性の強い(笑)作品です。
孤児院育ちで周囲から疎外され、希望のない毎日を送っていた昭彦は、偶然、人ならざる者に命を助けられます。それが、吸血鬼に血を吸われたせいで自分も吸血鬼となってしまい、半世紀前から不死の体を永らえてる和重でした。お礼と称して和重の家に通ううちに、人の道に逸れたくないと輸血パックで飢えをしのぎ、孤独な日々を送る和重に、しだいに昭彦は惹かれていきます。和重も、押し掛け女房のような昭彦に、いつのまにか居心地のよさを感じていきます。
そんな折り、和重を吸血鬼にした帳本人の吸血鬼・将門が現れ、将門に嫉妬した昭彦が和重を押し倒して…!?
という、最後はかなり気になる終わり方でした。
殺してほしいとずっと願ってきた和重を望み通りに昭彦が殺してあげる、あるいは、和重が昭彦の血を吸って二人で永遠の命を生きていく…切ないラストしか浮かんできませんが、どんなラストでもこの作品が名作となることは間違いないような気がします!続きを早く読みたい!!
みちのくアタミ先生の作品は初めて買ったのですがとても絵が上手!作風に合わせてタッチを変えているところもこだわりを感じてよかったです。
濡れ場はないのですが、昭彦(主人公じゃない方)が主人公の吸血シーンを想像してナニーをするシーンがあるので(ムスコさん少し出てます)苦手な人はあれかもしれませんがちょいだしレベルなので大丈夫だと思います!最後に昭彦が和重(主人公)を押し倒したところで終わったのではやく続きがでないか楽しみです!
来ました、良作の予感…!
吸血鬼テーマの耽美性と、みちのくアタミさんの綺麗な絵柄がよく合ってると思います。
本作の吸血鬼は、外国や東欧ではなく日本が舞台、しかも江戸時代から始まり、メインエピソードは1960年代、そして多分現在〜未来あたりまでの物語。
まだ1巻で、CPは「成立」しておらず、人間側が吸血鬼への恋愛感情の予兆を感じている段階。しかし吸血鬼の側は誰も道連れにしたくない、と孤独を受け入れ続けていて…
そして主人公吸血鬼・和重を「吸血鬼」に堕とした元凶の吸血鬼・将門が、餌の美少年・師夏(もろなつ)を連れて再び姿を見せる展開。
和重と出会ってしまった人間・昭彦と和重、将門と師夏はこれからどうなるのか?かすかにバッドエンドの匂いも漂わせつつ、次巻に続く。
勝手に単巻だと思っていたのですが、続巻ありでした。ですのでまだ誰も引っ付かないし、それぞれの気持ちも具体的なものではありません。
吸血鬼モノと言うことで、人間との恋は自分一人だけが取り残されて孤独となるのが切なくもあり醍醐味でもあります。しかも、和重さんは、自分が何も知らずに吸血鬼にされたので同じことをしたくないと言う優しい人。これから先どうやって明彦の血を吸うことになるのか、はたまた最後まで吸わずに看とることになるのか想像がつきませんね。
明彦の幸せを考えると自分も吸血鬼になって二人でともに生きていくのが一番なのでしょうけれど、冒頭の小林家の墓参りに和重だけが姿を見せているし。
早く続きを読みたいですね。
みちのくさんの作品はおそらくすべて読んでいると思いますが、今回の表紙は一番好き。みちのくさんの描かれるちょっと退廃的な気怠い色気が存分に生かされている絵柄だなと思って、思わず見とれてしまった。
内容はすでに書いてくださっているので感想を。ネタバレ含んでいます。苦手な方はご注意を。
もう出だしでやられた…。
墓参りに赴く和重(表紙の彼)のシーンから始まります。
そのお墓に刻まれた名前と、その次のページから始まる過去の回想のシーンに出てくる青年・昭彦の苗字。
そして、和重が不死の存在である吸血鬼であるということ。
これだけで、もしかしたら…?というシリアスな雰囲気に持っていく手法にぐっと惹きつけられました。
冒頭のシーンで和重が手にしているのはスマホ。
そして、昭彦が出てくる過去の回想のシーンでは500円札が出てきたりする。
小道具の使い方がお上手で、読んでいて現在と過去の切り替えが無理なくできる。
孤児院育ちで、けれど明るく前向きに生きてきた昭彦。けれど世間はそんな彼に冷たく、生きることに絶望しかけたときに、命を助けてくれた和重。
そんな和重に懐き、何かと世話を焼く昭彦。
けれど和重は吸血鬼で、鉄柱に胸を貫かれても死ぬことはできない。
そう、死ぬことが「できない」んです。
和重は死にたいと思っている。
冷たい世間に絶望し、死にたいと願った昭彦。
そして長い年月孤独に生きてきて、やはり死にたいと願っている和重。
そんな孤独を抱えた彼らが出会い、今までの絶望や孤独をお互いに埋めあう存在になっていくのだろう、と思うのだけれど。
吸血鬼が主人公なので、シリアスな雰囲気ではあるのですが、所々で入るギャグだったりコミカルなシーンが暗すぎない展開にしている。そのバランスがとても良かった。
1巻という事で物語としては序章に過ぎず、まだまだ謎も多い。
ハピエンにしてほしいと思う一方、冒頭のシーンにどうつながっていくのか、それも気になる。
1巻では二人の気持ちも寄り添っていないし、濡れ場はなし。
ないのだけれど、和重が口元から血を垂らすシーンとか、これがまたなんとも言えないそこはかとない色気というかエロティックな雰囲気を醸し出していて、思わず催してしまう昭彦に激しく共感してしまった…。
次巻への期待も込めて、☆5つで。
早く続きが読みたいです。
世界観の作り方はさすがの一言です!
絵が綺麗で美しい!!イケメン!
吸血鬼ってだけでエロいですよねー。
ただ、作者様がこだわられたという1960年代の雰囲気はそこまで表れてなかったかなーと思います。
ネタバレになってしまいますが、吸血鬼になってしまったせいで、家族にも先立たれ、孤独に生きている姿を見ると可哀想の一言です。
完全にとばっちりですよね。。
孤独が報われるような展開になると良いのですが。。
エロはほぼなく、まだまだ序盤なので、続きに期待しています!!
みちのくアタミさん、初めて読んだのですが絵がうますぎてびっくりした……。とにかく絵がうまくて奇麗。「吸血鬼」に説得力がある。出てくる男みんな美形か美少年。最高に目の保養。
ストーリーのほうはまだ序盤も序盤なのでなんとも評しがたく……、読み終えて「えっもうおわり!?」と思ってしまった。流れはスムーズですし問題なくおもしろいのですが、何冊かまとめて読んだほうが良い作品かも。
高度経済成長期が舞台とのことですが、そのあたりの背景は連絡に黒電話を使用しているあたりでしか読み取れなかったなあ。わたしも好きな時代ですし、かなり調査されているようなので、続刊以降、同時代ならではの建築物や生活習慣、台詞など楽しみです。
で、問題のカップリング。外見や性格から、できれば吸血鬼×人間だといいなあ……と思っていたのですが、人間君が吸血鬼さん宅でこっそり自慰するあたりで「これは……」と思い、吸血鬼さんが別の吸血鬼さんに血を吸われて受けっぽい恍惚とした顔をしたあたりで「あーやっぱり」と思い、最後のページで人間君が吸血鬼さんを押し倒したところで「そうですよね」となりました。無念……。たぶんカップリングが合ってたら「神」評価でした……!すみません!
それにしても友達がわたしの家のトイレで自慰したらふつうに絶交しますね……。なにも言わずに許すなんてさすが吸血鬼さん懐が深い。
時代物の吸血鬼のお話です。
1巻はまだまだ序章で、BがLする描写も薄め。
直近作品の「真夜中コンプライアンス」とは180℃方向違い、
シリアスで重めのお話となってました。
ストーリーとともにエロシーンにも定評のある作者さんですが、
こちらの1巻はエロなしストーリーに重点を置かれてます。
死ぬことを望みながら生き長らえる吸血鬼と
不憫な境遇で育ち、吸血鬼に助けらた青年。
1巻では2人の出会いと交流、吸血鬼になった経緯が描かれています。
彼らの出会いは1968年。
どんな時も笑顔で頑張って頑張って頑張って生きる青年でしたが
努力が報われず、些細なことで破綻してしまう人生。
何もかもを諦めた時に吸血鬼に助けられ、出会います。
助けられたお礼を…と申し出ると、
優しく笑いながら「殺してくれ」という吸血鬼に惹かれつつある青年。
それ以外で何か自分が手助けできることはないか模索する青年は、
せっせと家へ通い甲斐甲斐しく世話を焼きます。
そんな中、吸血鬼となった元凶が現れてーーー。
吸血鬼は元人間。
江戸後期生まれです。
大切な人たちの死を何度も見送る姿が切ない。。。
死にたいと願いつつ、飢餓に落ちて見境なく人を噛み殺さない為に生きる源にもなる食事はする。
この矛盾が彼の優しさと人としての矜持で、輸血用の血を飲む姿にズシンとくる。
そして、吸血鬼になった経緯に気分が悪くなります。
人助けがこんなことになろうとは…。
元凶となる吸血鬼が憎くて仕方ない!!!
そんな優しく心寂しい吸血鬼にふとした笑顔を与える青年。
押しかけ女房状態で世話を焼いてる青年に嫌々対応してた吸血鬼でしたが、
2人の間の空気が徐々に綻ぶのにジンワリします。
まだまだ分からないことだらけで序章でモヤモヤするのですが
最初のページを見ると・・・やっぱそういうことなの…??(;ω;)
煽り文の「許されない、渇望と衝動」に期待した部分まで個人的な萌えがたどり着かなかったので、1巻は萌え評価。2巻ではどうか幸せな時を過ごせてますように、と願いつつ続刊待ちします。