僕らの食卓

bokura no shokutaku

僕らの食卓
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神486
  • 萌×2110
  • 萌28
  • 中立9
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
59
得点
2963
評価数
636
平均
4.7 / 5
神率
76.4%
著者
三田織 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784344838635

あらすじ

会社員の豊は、誰かと食事をするのが苦手。
しかし、昼食をとろうとしていた公園で出会った兄弟・穣と種になぜか「おにぎりの作り方」を教えることに。
以来、彼らと一緒に食事をすることが増えた豊。
いつしか、みんなでご飯を食べるのが楽しみに思えてーー。

誰かと一緒に食べるごはんがこんなにうれしくておいしいなんて、僕は知らなかった。

あったかドキドキ♡
ハートフルラブ登場‼︎

表題作僕らの食卓

その他の収録作品

  • 「僕らのそれから」描き下ろし
  • あとがき

レビュー投稿数59

「この痛みが愛した証」…痛みを幸せと言える出会い

上田家の人々の温かさが琴線に触れました

いつも陽気なお父さん
そんなお父さんが亡くされた奥さんの事を想い出しながら豊に話した言葉
「…この痛みは妻を愛した証なんだ」「この痛みを味わえてぼくは幸せだ」
この言葉を生み出せる三田織先生の心根がこの作品に流れる温かさと哀しみを支えてるんだと思います

種くんの底抜けの可愛らしさ、穣の不器用な優しさ、豊の愛情深さ
知れば知るほど滲み出て来る人の奥深さに触れさせてくれる世界

3人のお名前が既に素敵でした
撒いた種が豊かに穣る
まさか、、、種くんがあんなに大きな姿になってる事には驚きましたがw
描き下ろしまで幸せな1冊でした
あとがきで先生も書かれたましたが、豊の実家の事や2人自体のお話しに関してはこの1冊だけだとまだ知りたい事がたくさん!な状態なので、そこを評価には反映しています
でも、当然続きがあるので続きを読みたいと思います!!

0

優しさを幸せをチャージできる作品

偶然の出会いをした3人。
けっこう突拍子もないエピソードだけど、運命の出会い、という気がします。
ちょっと不器用な若者2人と、愛情をたっぷり注がれて育ってきたであろうことがうかがえる全力全身で相手に好意を向ける種。角と角がある若者2人が種という存在によって丸みが出てきてつながっていくような、そんな気がしました。
早く会いたくて1時間以上も前から玄関で待ってたり、ずっと名前を呼び間違えたままで会うなり飛びついたり、おかえり、ただいま、と言い合ったり、優しさがあふれていて涙が出ます。

おだやかにやさしくお話が続いていきつつ、豊の、穣の、それぞれのつらい過去も明かされ、それらをお互いに共有しつつ、お互いへの気持ちが育ちつつ、2人の、3人の、関係が続いていきます。
ドラマチックに盛り上がるわけではない、積み重ねていく穏やかで優しい幸せの様子が素敵です。
そして穣の、豊の、それぞれの告白がとてもかっこいいです。

激しい感動や勢いはなく、ただただひたすらに穏やかで優しい作品だと思います。
ときどき、読み返しては味わい、心がささくれ立っているときは慰めてももらっています。
あと、夜中に読むとお腹が空きます。ほっこりして涙もろくなって、おなかもすいてしまいます。情緒がとても動かされます。

巻末の「僕らのそれから」
高校生になった種くんに、同居人となった豊がお弁当を届けるシーンから始まります。
もうこの1ページだけでも幸せいっぱいで、「それから」からの幸せをもらいました。

0

感動しすぎて、涙腺崩壊しました

表紙の柔らかい、温かい雰囲気そのままの作品で、心に沁みて後半ずっと涙が止まりませんでした。
ストーリーは淡々と進むのですが、この優しい世界、心が浄化されるようで本当に感動しました。
こんな感想で申し訳ないくらい、感動して、ほんとに読んで良かったです。

種、豊、穣、お父さん、みんな素敵な人で。
種くんに至っては、天真爛漫でとにかくかわいい。耳のある帽子とか、ぬいぐるみをおんぶしてる姿とか、毎回種くん見るのが楽しみでした。
子供って、自分のことを可愛がってくれる人のことは直感でわかる。豊に懐く種がもう悶絶するほどかわいい。

ドキドキハラハラ、嫉妬や怒り、ヤキモチ、そんな話も好きだけど、本作はお互いを大事に、大切にする、ゆっくり丁寧に描かれていて、安心して読むことができました。
2人には悲しい過去があったけど、それがあったからこその幸せを噛み締めている様子が愛おしい。
幸せすぎて、失うことを考えてしまう気持ち、すごくリアルでした。

笑顔で、楽しく、好きな人と囲む食卓は幸せしかないですね。

続編も読みます。
素敵な素敵な作品、何度も読み返したい作品です。

0

大切な人達と心穏やかな食卓を囲んで

ほのぼのとした表紙に惹かれて購入しました
見た目に違わずほっこり、あたたかい気持ちになる1冊です

人と食事をすることにトラウマのある豊さんが、ひょんなことから穣、種という兄弟に出会います
そして少しずつ誰かと一緒に食べる幸せを感じていきます

豊さんの過去がなかなか重い
家族との確執は解消されていないので今後の展開に期待したいところですね

そして大切な存在になって行くからこそ、いつか失うことを考えて辛くなる
そんな話の中ででた言葉
「誰かを愛するというのは、失う時の痛みも引き受けるということ」
別れの時辛くて苦しくて痛いのは当然
そんな痛みを味わえるほど、出会えたこと、愛せたことが幸せなのだ
めっちゃ刺さりました

エロはなくキスのみ
初心者でも読みやすい1冊です

0

何度でも読み返したくなる神作

好きなBLコミックBEST10をあげろ、と言われたら間違いなくその一つに選ぶだろう作品です。大好きでもう何度も何度も読み返してる…

読むたびに「土鍋でご飯炊こう」って思います。(そしていまだ実行せず、、)
あと、「おにぎり食べよう」とも。作中の爆弾おにぎり、めっちゃめちゃ美味しそうですよね…!

この作品に関しては、なんだかもう、えちなし・ありとかそんな無粋なことは言わず(というよりむしろえち不要かも)じっくり物語の世界に浸りたい…そんなふうに思います。

作中の豊の「自分には幸せな食卓を囲んだ思い出がない。それは人として欠けているような気がした」というセリフが、何度読んでも切なくて胸を締め付けられます。
「食べる」ことは人間の基本的な欲の一つでもあり、生活行動だからこそ、誰かと一緒に食べる行為、その時間を楽しめないって辛いだろうな、と。。

穣と種に出会い、少しずつ、でも確実に変わっていく豊の様子に嬉しさを感じ、ここでもじんわり胸に来る感激で泣いてしまいそうになります( ; ; )

待ち望んでた続刊を読むのが本当に楽しみです・:*+.

2

ほっこり、じんわり、ふわっと包まれます。

 ドラマを見て、これは買わなきゃと原作へ。ほっこりじんわり、表紙の雰囲気、絵のタッチも物語を象徴していますよね。豊くんと穣くん、二人が出会ったことで人生が温かく豊かに、という私が大好きな流れのお話です。
 食卓を一緒に囲むという、ごく日常の経験に誰もが自然と抱くような優しくホッとする思いがなかった豊くんは、穰くんの「いてくれるだけでいい」の言葉に、自分をそのまま受け入れてくれる人達、つまりは家族の温もりを得ることになったのだと思います。
 穣くんは、小さい弟、種くんの面倒をみながら家事とバイトの生活。お父さんもいますが、ヤングケアラーですよ。大学生活から取り残されたような寂しさや、種くんにしてあげられること、というかもう育て方への不安、疲れ、などがさり気なく、優しく描かれていますが、それを「いいんじゃないかな」って支えてくれたのが豊くんの言葉だったのだと思います。
 そして弟の種くん。最大の功労者、いい仕事してます!3人の名前を勝手につなげると、豊かに種が穣る、やっぱり間に種くんがいないと。
 それから、ばくだんおにぎりがいいんです。特別な物ではなくて、日常の、料理というより炊事と言った方が合うのかな。何気ない日々の食事っていうのがさらに温かい物語にしているのだと。
 続編「僕らの食卓 おかわり」が始まるそうで、ほっこりじんわり、私もおかわりにふわっと包まれるのを楽しみにしています。

3

ハートフル

誰かと食事するのが苦手な社会人の豊。
公園で一人でお昼ご飯を食べていた豊の元に
突然男の子がやってきてじっと豊を見てお腹を鳴らします。
豊は自分のお昼ごはんだったおにぎりをその子にあげー…。

ここからお話は始まります。
公園で出会った男の子は種と言う名前の子で、種の兄が穣です。
なぜか彼らにおにぎりの作り方を教えることになって
それが一緒にご飯食べることになっていてーという具合にお話が進みます。


盛大にネタバレしてしまうと、こちらの作品は受け攻めはあまり決めていないそうです。
つまり、そういうことは最後までありません。
でも、それがかえってこの作品では良かったなぁと思いました。
身体の関係がなくてもすごく幸せな気持ちになれて
読むと心が温かくなる作品でした。


種はもちろん穣も二人の父も優しくて温かくて
そんな人たちと豊が出会えてほんとによかったなぁと思いました。
穣と結ばれた後の豊の『幸せが怖い』って気持ちも二人の父に救われるし
豊の辛かった過去もこの家族に救われるし
なんというか、BLを超えたお話なんですよね…。
ほんとにハートフルラブって言葉がぴったりな作品です。


今まで気にはなっていたものの購入には至らなかったのですが
今回購入してみて、何故もっと早く購入しなかったのかと思いました。
先ほど知ったのですが、こちらの作品ドラマ化が決まってるんですね。
今から見るのが楽しみです。

3

心あったまるやさしいお話です

人間的な温かみや、愛情とか優しさを感じられるお話でした。レビュー数や評価をみて、購入時から期待大だったのですが、それを上回る良さでした。これからも繰り返し読みたいです。豊と穣の関係もとても可愛らしくて愛情たっぷりで、胸いっぱいになりました。(エロシーンはなしです)

個人的には、おとうと豊が夜2人で話すシーンと、種くんと豊が穣のバイト先に行って席で話すシーンがとても大好きです。あたたか過ぎて泣けます。

3

涙ぼろぼろ流しながら読みました

潤った〜心もお腹も。
なんといいますか、こんなに幸福度が高いBLを初めて読んだかもしれません。BLというよりも傷を負っている人間2人の救済の物語でした。

種くんのあまりの可愛さに悶絶しながらも、無邪気で素直で真っ直ぐなところがこの物語の濃度をぐぐんとあげてくれますね。穣と種の2人にこの父ありという感じで、お父さんも本当に素敵な方。

1番感動したのが、豊が稔と結ばれいつか別れがくるのではという幸せ絶頂期に誰しも感じるあの恐怖。

『別れの時は一緒に痛がろうぜ』

お父さんのこの台詞、すごくないですか?

割とBLって『今どうしたいか』が大事で後先考えてもしょうがない!スタイルが多かったりすると思うんですけど、この台詞のように答えを着地させてるって珍しいと思うんですよね。しかもストンと腑に落ちます。

私の中で一つの指針になるような大切な作品がまた一つ増えました。

⭐︎実写化されるんですね、、、!!!!楽しみ!

3

バクダンおにぎりが食べたくなる一冊

ドラマ化ってことで読んでみました。第0話から始まる一冊で、これにはどんな意味が?と初っ端から気になります。次の1話も連続して描かれてるので、後から前日譚を追加したわけじゃなさそう。0話は出会い編で、一緒に食卓を囲むことになる以前の話だからかな。
メインキャラ三人の交流は微笑ましいです。特に種の明るさが皆を結びつける形になってるんですが、大人二人の種への接し方がすごく良い!たまに豊と穣が、お互いに対して種に対するのと同じ感覚で言ってるかな?って場面もあって、それも良かったです。
種と穣の父はよく仲間外れになってて可哀想…笑。父は穣について何か気付いていそうな雰囲気だけど、何も言わずアシストしてて、その親心に泣けました。豊の家とは大違い。
豊の家族問題は良くない状態のまま終わってるので、そこはちょっとモヤモヤします。豊の中だけでは決着を付けたから良いかもだけど、背景があれなら余計に穣との関係はもっとたくさんのことを考えてしまいそうなのに。
BLはゆっくりふんわり。「心臓の新しい使い方を学んでるみたいだ」っていう豊のモノローグが印象的。これから、怖がりな二人が幸せに浸る日々が始まるかと思うと、心が温かくなってきます。
心地良い読後感でした。バクダンおにぎり作ります。

2

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う