ピアスホールは塞げない(表題作 モイストヒーリング)

pierce hole wa fusagenai

ピアスホールは塞げない(表題作 モイストヒーリング)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神36
  • 萌×255
  • 萌26
  • 中立6
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
16
得点
484
評価数
125
平均
3.9 / 5
神率
28.8%
著者
あがた愛 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
日本文芸社
レーベル
KAREN COMICS
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784537135305

あらすじ

『モイストヒーリング』
告白はした、カラダも重ねた、でも心は―?
大学生の甲斐の耳には安定しないピアスホールがある。高校の卒業式当日、ずっと好きだった柊先生にあけてもらったのだが…。
告白をすると何も言わず受け入れてくれた。会いに行けば拒まない。でも、連絡はない。
先生の気持ちがわからず会いに行けなくなったとき、先生に彼女ができたのではないかと聞かされて…。
ほか、続編の『ピアスホールをあけるとき』
高校生同士の恋愛を描いた『春の凪』『目を閉じて君に会う』の3編を収録。

表題作ピアスホールは塞げない(表題作 モイストヒーリング)

甲斐亮太 ,高校生〜大学生
柊尋人 ,高校教師

同時収録作品春の凪

佐倉晴人,高校3年生
夏凪爽,高校1年生

同時収録作品目を閉じて君に会う

西野慧吾 ,転校生
百枝 ,事故死した高校生

その他の収録作品

  • ピアスホールをあけるとき
  • ファーストピアス

レビュー投稿数16

低温なのに熱めな恋の集合体

あがた愛先生のマンガ7冊目。
この短編集は、無駄がなくてストーリーの運びが上手。
噛めば噛むほど〜美味しくなる感じ。
静かに、温め合いながら〜お互い熱くなるCP達が尊いわっ。

春の凪と、目を閉じて君に会うが好きかな。

春の凪、ナツナくん最後に笑えて良かったね。先輩とお幸せにwww

目を閉じて君に会う、死ネタだけど。西野くんと百枝くん共に、救済しあったね。
最後に、プリンを1口食べた描写に萌えた。

どのストーリーも、浸透してくるわ。


0

短編集です

こちらは表題のもの1冊ではなく短編集なので
1冊まるまる楽しみたい!という方には注意です。

ですが、実際表題の『モイストヒーリング』と
先生目線で描かれた『ピアスホールを開けるとき』
そして描き下ろしで後日談の『ファーストピアス』
の3話が収録されているので、
あまり物足りない感はなかったです。

そして、もう1作『目を閉じて君に会う』が
私はとても心に残りました。
幽霊の子との切なく甘い恋愛をとても繊細に
描かれている作品なので気になる方は是非!

0

静かな中にゆらゆらする熱

あがた先生初読みです。
が、先生の二次創作は大好きなCPのお顔が美形で好きで読んでいました。
その二次創作で描かれていたどこか仄暗い感じが本作にもありました。

短編3本とも、低体温というか静かで一見何を考えているかわからないようなキャラの中に、静かな熱がゆらゆらしているようなそんな印象を受けました。

ストーリーも特にドラマチックなことが起こるわけではなく(幽霊は出てくるけどw)終始淡々と進むので、途中、正直なところ間延びした感じがしました。

0

全体的に切なめです

1作まるまるかと思いきや短編集でした。
でもなんとなーく全てが同じくらいの温度の作品で最初から最後まであまりテンションが変わらず読めました。
だからと言って、似てるストーリーがあるとかではなく、どれもとても良かったですよ!

ピアスの2人の話は、先生と生徒設定ですがあまり禁断感はなく、ただ不器用なすれ違いがあって、でも卒業後にちゃんとまた会えるのがゆっくりだけど確実に離れられなくなってる感じが良かったです。

私が1番好きだったのは「目を閉じて君に会う」
相手が幽霊… もう幽霊だって分かって読んじゃうから切ない…いつも幽霊系って、本当は生きてるとかないかなって思いながら読むけど…生きてなかったぁ…
一言だけの文字のやりとりとか好き…
死ネタは苦手なのですが、登場人物が1番好きでした。


結果、短編集だけど一作一作濃くて良かったです。

3

優しくて切ないお話

短編3つ入ってました

最初のピアスホールのお話は、後ろに先生視点もあってそっちの方が好きかな
甲斐くんと先生の身長差が素敵
あがた先生の美しい絵も良かったです

春の凪は色っぽいお話
この本の中で少し不思議な雰囲気のある作品でした
何かよくわからないけど惹かれあった2人なのかな

目を閉じて、は切ない
というか死んじゃってるお話
この手の話は苦手なので読まないのですが知らずに読んでしまいました
読後重苦しくはないのですが、やっぱり切ない

全体的に優しいお話なのですが、少し息がしにくいような、そんな感じの一冊でした

0

意外と甘さもあって良かった

なんだか切なそうなタイトルとあらすじでなかなか読めませんでしたがやっと読みました。

ピアスホールは塞げない
甲斐が先生を好きなのに距離が縮まらず先生は何を考えているのかわからなくて。
しかし巻末のあけるときは先生視点で。
まさか先生がそんなふうに思ってたなんて!
惹かれたり焼きもちやいたり距離を置いたり。
んもう素直じゃないんだから。
先生も甲斐にピアスをあけてもらってこれまでと違って名前で呼ばれてもうちゃんと素直に付き合ってるのかな?

春の凪
まさかの!彼限定。びっくりしました。笑顔が見れて良かったね。

目を閉じて君に会う
良かったです。幽霊物ですが攻めには実体が感じられて。机の筆談とか、ずっと見てるとか。
好きな人もいないまま儚くなってしまって。初めて好きな人ができたのね。そして初めての両思い。
そして成仏しちゃったのかな?
攻めが仮面を外せたのも彼のおかげかな?

0

リリカルな短編集

抒情的で、しっとりとした雰囲気漂う作品群。高校生もの。

「モイストヒーリング」「ピアスホールをあけるとき」
高校生(現在は大学生)×先生。「モイスト~」は生徒視点なので、本の最後にある先生視点でのお話を読まないと、先生の心情が理解できない。どちらも読んで、切なさは伝わるが、高校時代の先生が先生という立場を超えて、生徒に恋するきっかけとしては弱いかもと思った。
生徒が先生にピアスを開けてもらうんだけど、好きな人に一生消えない傷をつけてほしい、という発想自体が、なんとなく受けっぽい気がする(傷を残してやりたい、と思うのが攻めかな、と)。なので、カップリングが逆のほうが自分にはしっくりきたかもしれない。

「春の凪」
先輩×後輩。気になっていた後輩くんがビッチという噂を聞きつけ、真相を訊きにいったら跨がられてしまうというお話。後輩の、誰にでもやらせてくれるというところに悶々としたものを覚える先輩は、俺は他のやつらとは違うんだ、とばかりに肉体ではなく心を繋げようと、プラトニックな関係を築こうとする。そのことに苛ついた後輩は…。
可愛らしいオチで、一番好みの話だったけど、後輩が褐色なことは特に説明がなかったような…。ビッチと言えば褐色なの?

「目を閉じて君に会う」
転校生×転校先の幽霊。幽霊なのに机にペンで文字が書けたり、エッチできたり、プリンを食べたりできるのか、という情緒のないツッコミはしちゃいけない。あまりにも受けくんに人間味があるので、実は死んでないってオチかと思ったんだけど、そんなことはない。死ネタが苦手なのもあって、このお話は…ごめんなさい。

2

高校生達の

3CP分の短編が収録されています。

どれも高校生(表題は〜大学生×先生)のお話なのですが、カラッとした青春ではなく、どこか薄暗い雰囲気のあるお話です。絵が綺麗なので薄暗さも雰囲気が出ますね。
今まで読んだあがた先生の作品はエッチ度高いものが多かったのですが、こちらは少なめ。ただ相変わらず局部の描き込みはエグいです。

表題、柊先生(受け 高校教師)目線のお話が収録されていたのがとても嬉しかった!CPの両方の心理描写が分かるとお得感がある。

1

暗めの雰囲気の中に感じるそれぞれの純粋さ

◆ピアスホールは塞げない(表題作)
 冒頭の『モイストヒーリング』は短過ぎてそこまで印象に残らなかったのですが、最後に収録されている『ピアスホールをあけるとき』『ファーストピアス』を読んで、このカップルが一番のお気に入りになりました。堅物で愛想のない教師の柊が、生徒の甲斐と共通の趣味のことで楽しそうに談笑しているのが可愛かったです。生徒の誰も知らないような先生の本来の姿を、これから甲斐だけが知っていく。教師と生徒ものって夢があるなぁと、改めて思いました。

◆目を閉じて君に会う
 そこまで重たくはない幽霊もの。実は死んでいなかったとか、生き返るとかいう展開は訪れず、最後まで百枝が見えたり見えなかったりする霊のまま、終わっていったところが良かったですね。最早同じ生き物にはなれない2人は、ちゃんとこの恋の終わりを分かっている。その分、この短い期間に2人は真剣に恋をしていたんだということが、強く伝わってきました。

1

青春の官能?

青春をテーマにした文芸の短編集を読んだみたいな後味の残る一冊でした。
誰にでもお勧めはできないかなぁとは思ったのですが、1編1編すごく丁寧に振り返る大切な思い出のような作品集で、心の奥底に訴えかけるものがありました。あがた先生の作品って結構大胆にエロいのに、仄暗い官能という印象をうけます。(明るくないから…?)
バッドエンドではないのですが、その先に明るさが見えないという部分で隠れバッドエンドなのかもしれないです。余白が多いというところは個人的にとても好きなのですが。
表題になっている「モイストヒーリング」、「ピアスホールをあけるとき」「ファーストピアス」低温な先生(美人)にグイグイいく生徒(イケメン)のピアスホールをめぐる駆け引き…、ピアスをあけるってこんなにエロい行為だったっけ?とドキドキしながら読みました。
「春の凪」優等生・攻が気になって仕方ないビッチな美人の下級生(!)の秘密は…、、きゅんきゅんです。
「目を閉じて君に会う」、ちょっと想像してなかったのですが、異界通信BLでした。じわじわ悲しさがつのるので、実は~!みたいな展開も期待したのですが、変化球なく直球でした。…切なさが半端ないので要注意です。

2

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