――その日、俺は義理の弟とセックスをした。

3分インスタントの沈黙

3pun instantno chinmoku

3分インスタントの沈黙
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神68
  • 萌×257
  • 萌46
  • 中立21
  • しゅみじゃない12

--

レビュー数
19
得点
727
評価数
204
平均
3.7 / 5
神率
33.3%
著者
市梨きみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
オーバーラップ
レーベル
リキューレコミックス
発売日
価格
¥670(税抜)  
ISBN
9784865541847

あらすじ

女好きで軽薄な弟の朔と、女嫌いで根暗な兄の秋。
二人は両親の再婚をきっかけに家族になった義兄弟だ。
ある日、大学進学をきっかけに秋の住む家に押しかけてきた朔。
朔に嫌われていると思っていた秋は、同居をきっかけに、可愛い弟との関係を修復しようと奮闘する。
今も昔もずっと大事な弟…そう思っていたのに…

「気持ちいいキス、してあげよっか」
女の子を口説くみたいに押し倒され、秋は初めてキスで感じてしまい――。
禁断の義兄弟シークレットラブ!!

表題作3分インスタントの沈黙

東條朔,義弟,大学生
東條秋,義兄,女嫌いのlサラリーマン

その他の収録作品

  • その後のふたり(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下/おまけページ①
  • カバー下/おまけページ②

レビュー投稿数19

義理の兄弟の禁断の愛のお話

よくある設定ですが、絵がきれいなのと、義弟の執着と気持ちの重さを表す言動の数々がなかなか強烈で、情緒不安定でぐちゃぐちゃ悩みがちな義兄と、対比、関係が引き立ちます。

義兄のうじうじとごまかし方が最悪、面倒くさい地雷女のような言動の数々が読んでいて苦しいです。
義弟は割とわかりやすい執着と追っかけと発散の仕方をしています。
1冊読んで一番、強烈で怖かった台詞が、ケーキおいしかった、でした。
初めて義兄を抱いた夜に、義兄が買ってきてゴミ箱に捨てたケーキを食べた、というエピソードに狂気の執着を感じました。

義兄の高校時代の訳あり友人?が突然あらわれて、暴言吐くだけ吐いて去って行ったことで義兄がさらに迷走、親からの荷物に入ったメモで改めて兄弟なのに、ということをつきつけられて別れを決意、という2段階の展開はやや無理やりだったような。
義母から送られてきた義弟の荷物、キューピット的な役割を果たす義弟の学友、2人が再び向き合い、本当に結ばれるための道筋もやはりかなり無理やりのような感じを受けました。

この後に発表する数々の作品を読んでから、この作品を読み返すと、まだまだ市梨きみ先生の真骨頂ではない、というか、様子見で遠慮してたんだろうなと感じます。
市梨きみ先生は、苦しみの表現が極端で悩みや苦しみの振り幅がすごい、厳しく苦しい関係のBLを描く名手だと思います。

0

大好きな兄弟が恋心を自覚する背徳感

市梨きみ先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
ツンデレ 3
背徳感 3
エロ 3
な感じだと思います。

女好きな義弟の朔くん×女嫌いな義兄の秋さんのカプです。両親の再婚で義兄弟となった秋さんと朔くん。大学進学をきっかけに、一人暮らしをしている秋さんの家に押し掛けてきた朔くん。朔くんに嫌われていると思っていた秋さんは、兄弟の関係を修復しようとするが、朔くんは女遊びをするばかりで…。

女遊びをする朔くんや女嫌いの秋さんなので、展開として絡み描写はありませんが、女の子キャラが結構出しゃばってますね。

秋さんが男とキスをしたことがあると知ってしまった朔くん。だけどキスが気持ち良くなかったと口走った秋さんに、気持ち良いキスをする。そして更に気持ち良いことを最後までしちゃう。行為中に、朔くんが秋さんをアキと呼び捨てにするのが良いですね。義兄弟だけどやっぱり背徳感が堪らなく萌えます。

兄弟だからと、昨夜のことを無かったことにするが、朔くんへの想いから1人で慰める秋さん。その後、表向きは普通の兄弟として接して、朔くんの発散に付き合う歪な関係になってしまう。だけど、朔くんからの想いを知り上手くいきそうになるが、義母からの荷物と手紙で、自分達は家族だと、現実に引き戻される。兄弟物の醍醐味と言う様な辛さが絶妙に描かれています。

お互いの家族愛も素敵ですが、それが徐々に明確な愛になっていく描写がちょっと背徳的だけど萌えます。ちゃんと想いを伝える時の決意や覚悟が素敵で、最後はハッピーエンドになりますので、是非とも読んでほしいです。

0

大学生義弟✕会社員義兄

義理の兄弟という関係が好きな方には是非読んで頂きたいです。
義弟は義兄への気持ちを女性で解消しているので、女性との関係を匂わせる描写が多いです。苦手な方はご注意下さい。

初めは義弟が義兄を好きなんだろうな、片想いかなと思いましたが、なんと両片想いでした。
しかし、義兄が義弟と初めて身体の関係を持ったにも関わらず、何もなかったことにしたために話が拗れていきます。

家に帰らない義弟を繋ぎ止めるためにセフレ関係になるところは切なかったです。

何がしたかったのか分からない当て馬の登場だったり、この期に及んでまた義弟を突き放す身勝手な義兄にちょっと苛々してしまう場面もありましたが、ハッピーエンドに収まったので良かったです。

その後のふたりのラブラブさがとても良かったので神評価です。

1

不安や焦燥を表す表情に影が入りすぎていて......

SNSで凄くいい作品だとよく評価されていたので自分も買ってみようと思い購入しましたが、私にはあまりあわなかったかなと思いました。
特に事前に見ていたレビューの評価がとても高かったので、期待しすぎた部分もあったのかもしれません。

ストーリーはとても面白かったのですが、びっくりしたときの表情や怒っているときの表情の絵が深刻的過ぎるというか、影入れすぎでは?と思ってしまい一度気になるとそこばかりに目が行ってしまい、気になってあまりお話に集中できなかったです。

あとは展開が速すぎてついていけない部分が多かったです。
感情の起伏がかなり激しくて、次から次へと進んでいくお話に、ぜんぜんついていけなかったです。

テーマ自体は面白かったですが、「また読み返したい!!」とはならないかなと思いました。

0

その後が読みたい…!

ずっとすれ違い続ける義兄弟のふたり…
兄の気持ちも、弟の気持ちも、わかるから、胸が締め付けられながら読んでいました…
最後が怒涛の展開だったので、もう少し…!もう少し詳しく…!しりたい!続きが読みたい!!そんなエンドでした!!

ただ...一つだけ。代弁。
ケーキ「解せぬ!!!」
(毎度捨てられるケーキよ...笑)

1

義兄弟両片思いBL

めっちゃ普通の話だった。
よく義兄弟ものにあるストーリーそのもので、既視感だらけだった。
そこに、兄・秋の母親のネグレクトだの、高校時代に友達に襲われそうになったトラウマだの、いろんな要素を盛り込みすぎ。
友達に襲われたエピソードは、その後その友達と再会して当て馬にでもなるのかと思ったら、捨て台詞吐いてあっさり去って行き、何だったの?となりました。
母親のネグレクトが秋の女性嫌いに繋がっていることを描きたかったのはわかるけど、母親の彼氏が秋に性的虐待したの?と思わせるような描写の必要性もよくわからなかった。
色んな不穏な要素を入れた割には、内容が普通過ぎて拍子抜けした感じです。
あとタイトルは一捻りした感じはあるけど、内容と合ってないと思う。
ただ市梨先生の描くショタ朔は可愛かった。

1

美しい表紙、美しくない兄の葛藤

兄ー!!!
もうこの兄、正座させて小一時間説教してもいいですか?

親同士の再婚で兄弟になった血の繋がらない秋(兄)と朔(弟)。
兄にべったりだった弟にいつしか避けられるようになった秋は、朔から逃げるように一人暮らしを始めたが、大学入学を機に朔が転がり込んできて…。

はい、お互い好きです。このパターン、絶対兄と弟が両片思いなやつです。
こういう場合、まあ、もだもだするのは分かる。
兄の方が理性を保たなきゃいけないから、余計にもだもだするのも分かる。
世間体から両親のことまで気にかけて、自分の気持ちに蓋をしなきゃいかんと思うのは仕方ない流れではあります。

そうではありますが。

もだもだしすぎー!お兄ちゃん、もだりすぎー!
ちょっとしたことで赤面しまくり、自分から誘うも翌朝すっとぼけ。そこからすれ違いが起こって、逃亡した弟を捕まえて誘う。しばし耽ったあと、元同級生が謎の登場をしたことで弟をまた拒絶。弟、再び失踪するも、また捕まえて…。
お兄ちゃん、何がしたいの…。

弟の立場で考えてみてください。
ずっと性的に好きだったお兄ちゃん。
こんな気持ちをお兄ちゃんに持つなんてだめだ!→よし、彼女を作ろう!→彼女「お兄ちゃん好きすぎて変!」→次の彼女!お兄ちゃんは避けるが吉!という思春期を送ってきた弟が、満を辞して兄の元へ。
兄と会えて嬉しい、でも襲っちゃいそうだから女のとこに行きまーす。でもお兄ちゃんが迎えにきたから帰りまーす。
で、やっとお兄ちゃんと結ばれた!と思ったら、お兄ちゃん、すっとぼけ。「え?」っていう。「あ、失恋?」と思いますよね?
そしたらまたお兄ちゃん、ぐいぐい来る。これでやっぱりラブラブだ!と思ったら、また「これで最後だ…」。「え?」っていう。「今度こそ失恋?」って逃げても、またお兄ちゃん、来る。
お兄ちゃん…、ほんとに何がしたいの…。

という気持ちになってしまったわたしは、萌えきることができませんでした。
お兄ちゃんは美人だし、弟はイケメン。作画的には萌える準備はできていた。
弟の遊び相手の女子たちのキャラが変だけど、萌える準備はできていた。
しかし、準備は準備のまま終わってしまった…。

結構盛りだくさんにいろいろな過去を詰め込んでいるのですが、兄のつらい過去からの可愛い弟が救いになったくだりは良かったんです。
同級生な。あのひと、何しに出てきたんだろ。お兄ちゃんがもう一回こじらせるきっかけを作るためとは言え、過去のエピソードも中途半端だし、わざわざ待ち伏せしてまで言いに来ることでもなく。うーむ、暇人?

というわけで、作画に萌をつけて去りたいと思います。
美人とイケメン…、萌えたかったです…。

2

「その日、俺は義理の弟とセックスをした」

禁断の兄弟愛がテーマ。

秋と朔は幼い頃に両親の再婚で義理の兄弟になりました。
女の人が苦手で内向的な兄・秋と社交的でモテる弟・朔。
タイプは違えど、互いに相手を大切に想う仲のいい兄弟です。

基本的に秋も朔もお互いを溺愛しています。
秋は表面にはあまり出ないながらも仕事帰りに朔の好きな
お土産を買ったりといつも朔の喜ぶ姿を思い浮かべています。

朔の場合は秋にベッタリの割に立ち回りは上手く、だけど、
兄のことになると盲目になり、兄の会社の上司を牽制したりと
暴走してしまったりもします。

成長とともに兄弟愛は性欲や執着を伴い、劣情を
抑えきれない弟は兄を避け、兄は家を出ていきます。

しかし、朔が大学進学すると、秋の元に
押しかけてきて同居生活が始まります。

昔のように自分を慕ってくる弟を嬉しく思う反面、
奔放に女の子と遊び回る朔に秋は複雑な想いを抱きます。

朔は秋への想いを誤魔化すために遊び人を演じますが、
無防備な兄の言動や挙動に想いは日々募るばかり。

それでも「普通」の兄弟でいる限りは一緒にいられる。
そんな思いから、〝兄思いの弟〟として振舞っていたのに、
兄が過去に男とキスしたという事実を知ると、
遂に理性の糸が切れ、兄を抱いてしまいます。

秋は可愛い弟に道を踏み外させてしまった罪悪感から
何もなかったことにしようとしてしまいます。

自分が弟をずっと好きだったことに気がつきながら、
そこから目を背け、想い自分の中に押し込めて…

だけど、朔が本当に欲しいのは「普通」の人生などでははなく、
秋から愛されること。そして、秋がいつも傍にいてくれる人生。

心は通わないままに体を重ね続け、その歪さがかえって痛々しい。

いけないことなのに、溺れるように抱いて、抱かれて、
求め合ってしまう2人の激しさに、その熱量に、目が離せません。

「愛している」という気持ちは同じはずなのに、
相手への思いやりや臆病な心が邪魔をして。
あと一歩のところで素直になり切れず、
すれ違う2人が切なくて、じれったい…

けれど、最後には家族も友達も、全てを
失っても一緒に生きることを選んだ秋と朔。

手を繋いで実家に帰ってゆく2人の背中に、
両親は息子たちの決断を理解してくれるのかな…
してくれますように…と祈るような気持ちで読み終えました。

個人的に少し気になったのは秋の旧友の高橋という当て馬?の存在。
過去の出来事を掘り返し、秋に嫌な思いをさせるのみで早々に退場。
秋の罪悪感を煽り朔との関係を絶つきっかけを与えはするものの、
わざわざ登場する必要あったのかな?と思ってしまいました。

あと朔に纏わりつく女の子たちの言動や行動にちょっと違和感が…
遊び相手の兄にそんな執拗に絡むことってある?
最後だけちょっといい女風なの…なんだかいやでした。

0

両片思いの義兄弟は拗らせまくります!

初めて読んだ市梨きみ先生の作品です。
市梨先生は、綺麗な絵と見やすいコマ割りで読みやすいです。

大学生の東條 朔(弟)とサラリーマンの東條 秋(義兄)のお話。

秋くんと朔くんは小さい頃に両親の再婚で兄弟になりました。
社会人になり、1人暮らしをしていた秋くん。
朔くんが大学に合格をしたことで、同居することになりました。
小さい頃は仲良しだった2人ですが、秋くんは朔くんから避けられるようになってしまっていました。
それには、ある理由があって…。

この義兄弟は小さい頃からすでに両片思いです。
でも、家族としての絆や社会的倫理の観点からも道を踏み外さないように「普通」を装いながら生きてきました。
しかし、あることがキッカケで、お互いへの愛情を隠したまま歪な関係になってしまいます。

本編では、秋くんが幼少期に受けた実の母親からの育児放棄と暴力によって、極度の女嫌いになったことや、秋くんへの想いを抑えるために、朔くんが女遊びを繰り返していることなど、それぞれが抱える苦しみと葛藤が丁寧に描かれています。

たった3分間でも、その後の人生を変えてしまうかもしれない沈黙の時間。
もし、選択を間違えてしまったら?

途中、これだけ拗れているのに、さらに当て馬(?)の登場で状況は悪化してしまい、回収できるのだろうか…と不安になりました(汗)

「兄弟」の関係を捨て、一緒に生きていく道を選んだ2人。
ずっと苦しんでいた朔くんの想いが届いて良かったなと思いました。
最後は、2人で手を繋いで実家に帰るところで終わります。
両親に報告したらどうなるのか?気になります!

Hシーンは、本編で数回ありますが、濃厚でエロいです。
個人的には、両想いになった2人のあまあまなHシーンがもっと見たかった(笑)

描き下ろし『その後のふたり』
恋人になった2人の金曜日の夜のお話。
バイトを休んで夕食の準備をしていた朔くんとケーキのおみやげを買って帰宅した秋くん。
夕食を食べて、ケーキも食べて、その後は?

料理上手でイケメンな朔くんとすっかりエロい体になってしまった美人な秋くん(笑)
今後の甘い同棲生活も見たいなと思いました。

3

感動作品

エロいシーンはエロく、でも内容は深く泣ける話です。

義理の兄弟のBLです。

弟×兄。好きな人はハマるはずです。

元母親のせいで、女性が嫌いになった受け。

そのせいで電車に乗る時はとてもしんどい受け。
とても可愛そうです。

それとは逆に再婚?した時に出来た義理の弟。

弟の方はセフレが数人いるが、本当は兄のことが好きで、兄も弟が好き。

セフレなんかやめて、俺でいいじゃん。的な言葉を吐いた受けに攻めに攻めまくる。

その姿がとてもエロいです。

すれ違うし、後半は悲しいSEX。

それを見て私は泣きました。

最後は兄の方から告白。

それでくっついてハピエン。

番外編もとてもえちえちで良かったです。

2

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