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watashi ga ojisan ni nattemo
村上先生の単行本を出版順に読んできまして3冊目。
コマ、文字サイズが大きく、文字量少なくなり。年寄りには非常に読みやすくなりました。ありがたや〜。
自分が誰よりもかわいいと自信満々の三角。
教師と男子生徒の現場を見ちゃってショックを受けるのが「俺のほうが絶対にかわいいのに なんでーー‼︎」なの笑いました。
吉丸とは興味本位っぽく始まりますが、三角は吉丸のことを無意識に気に入ってたんでしょうね。
自分のかわゆさに反応しない吉丸に意識させたかった(斉○楠雄のヒロインぽい)
三角は何度か
「俺で勃つ男がいる」という状態がたまらなかった
と独白していますが、気持ち的には変化していますよね。
セフレ関係を続けるやりとりが淡々としすぎていて、おもしろがっていると。
2人の変化が見てとれて楽しくて。
気づいたら純愛でした。
なんとなくわかっていたけど、あっけらかんとしたハピエンが、あまり他では味わえないような感覚でおもしろかったです。
うわぁぁぁ〜すっごく、良かったぁ〜!
19歳~44歳までのお話しなのね。
むちゃ、癒されたわ。
なおくんの勘違いヤローと、ぼやっとした吉丸くん、カップルがお似合いだわ。
いつ両思いになるんだろーと思ったら、吉丸くん結婚しちゃうし…
再会する時に、なおくんがダイエットしたり、パックしたり、かわいい〜。
いろいろあったけど、運命の2人だったのね。
ページ数、もうちょっと欲しかったけど、大満足でした。
初の作家さん買いでしたが、他の作品も読んでみたいと思います!これからも、応援してます!
20年以上の時を跨いだ、愛おしさと幸せが沢山詰まっています。
10年後、20年後に読み返すのがこんなに楽しみになる作品はそうそうないでしょう。
まず登場人物の可愛さ・・小さい頃から可愛い可愛いとチヤホヤされすぎた受、三角の現役時代のぶっ飛んだナルシストぶりが面白可愛いです!そして、歳を重ねてから、イタイけど可愛いかった過去の自分を客観視できるようになった大人三角も、いじらしくてとても可愛い。
攻の吉丸は三角の元バイト仲間。ぬぼーっとしてて何を考えているかいまいち分からないのに、確かな夢を持っていて着々と実現しています。ボンヤリ童貞君だったのに、出会う人の影響でどんどん匠になっていく様子…この成長ぶりがまた可愛い!油断させておいてガツンと決めるとこは決めてくる…侮れません。(大好き)
そんな2人がお互い最初に関係を持ってから、いきなり5年間会わない時間が流れたり、お互いにパートナーがいる期間は会わないセフレ関係を続けていたかと思えば、攻がさらっと結婚・離婚したり、知らないところで入院していたり、随所に人の人生を感じられるストーリーも斬新で面白いです。
長い間会っていない相手だからこそ気づく変化や、逆に昔からブレずに変わらない部分に改めて気づいたり、お話の中で時間が流れる事によって色々な角度から登場人物の人としての成長を感じられます。
そしてなによりも、おじさんの可愛さってこう言うとこだよね!!と言うのを見事に表現されているのは流石、キャンプ先生です。
始まる老眼、全然落ちなくなった体重、疲れたから添い寝だけして過ごす夜、少したるんだお腹も、過去を振り返って笑い、たまには贅沢なディナーをして、旅行先で少しだけ(あくまで少しだけ)はしゃぐ・・おじさん達が可愛い!!可愛い!!可愛い!!!!!
もちろんキャンプ先生の作品らしく、思い切り笑えるところも沢山ありつつ、ふと人生を振り返った時、誰の事を思い出すか。10年後、20年後、横にいて欲しい人は誰なのか。そんな長い目で見た幸せを考えさせてくれるようなとても素晴らしい作品です。
受けのナオが最高に可愛いです。若い時から美少年ではあるけれどナルシストで自意識過剰で興味の対象にはガンガン突き進む。「可愛いだろ。俺。」そんなセリフを冗談じゃなく心から本気で言える男なんてマンガの中にしかいません。でもそんなナオ嫌いじゃないよ。吉丸と同じく。
攻めの吉丸は淡々として何を考えてるのかわからない男ですが、ナオとの初体験の時一方的に押されて流されてただけのように見えましたが最初からナオのことが好きだったようで良かったです。
吉丸と別れてた30代の時に少しぽっちゃり化してしまったナオですが、吉丸と再会したとたんにジムに通ったりしてまたキレイな自分に戻れるように努力するナオ。けなげで可愛いです。でもその時はまだそれが愛の力だとは知らず、40歳にしてやっとナオは悟ります。「吉丸が愛してくれるなら俺はいつまでだって可愛い」うん、間違えてないです。こんな可愛い40代は君の他にいないよ。40代になってもイチャイチャお盛んな二人。相性ピッタリで微笑ましいです。遠回りしたけどいつまでも幸せな二人でいてほしい。いくつになってもあのナオの性格も変わらないままで。
村上キャンプさん、絵はシンプルで可愛らしいのに結構エロいです。他の作品でも長い期間の恋愛を書いていらして、コミカルに見えてジーンとくる内容です。
初読み作家さんです。
きっかけは電子書籍サイトで1話目が無料になっていたからなのですが、ほのぼのとした絵柄はこの作品のストーリーに合っていると思います。
大学の時に知り合った2人が腐れ縁のようになって過ごした20年間のお話がゆっくり描かれています。
子供の時から周囲の人に「可愛い」と言われ続けてすっかりその点については傲慢になってしまった尚とぼんやりしていて掴みどころのない寛治。
絵柄の好みもあるかもしれませんが、私はこの2人の魅力が全く感じられなくて、前半は延々と愛情が伴わないセフレ状態で、この2人は一体何をしているんだろう?と思いながら読み進めるのがちょっと辛かったです。
3話の終わりになって(全部で5話+描き下ろし)やっと恋心のようなものがうっすらと出てくるのですが、そこからやっと普通のBLという気がしました。
後半は恋愛モノとしては面白くなりましたが、それでもこの2人の魅力というものが今一つ分からず…(汗)。
寛治がぼんやりすぎるのと尚のナルシストぶりが痛かったのが私の好みではなかったからかもしれません…(すみません)。
BL読むんだからさー、お色気も欲しいわよねーと、常々思ってる私。
でもこの絵だだよ?どーなの?
ちるちるには"エロエロ"なんて書かれてるけと、この絵でどう出すのさ!キーッ、うそつきーッ、違うでしょー( ̄Д ̄)ノって思ったけどホンマや!。
1回目のエロはそう、脱ぎっぷりはいいけどエロくはありません。ナオ!どこの安いAV見ちゃった!?は失笑するしかないし、いくらナルシストと流され侍の2人とはいえ、男同士のハードル、軽々越えてんなーと思う方も多いと思います。。でもそのうちわかってくるのでこんな事かとぜひ読み進めていってほしい!
2回目はねー、吉丸!頑張ったな!先生役の年上の彼女にもお礼いっとけよ!本番でもでセリフも上手く言えたしな!という感じでだんだんとエロがノッてきます。
3回目、4回目、ナオも吉丸もジリジリとよってきたぞーでさらにエロがノッてきてエロエロになってきました。
あとタイトル!バブル時代を過ごしてきた私にはドンピシャなタイトル!
合間のページに時代的小道具出してこられますが、猿岩石日記!学級文庫にあったんですか!こんな環境が村上先生を育んできたんですね。違うか。
でも、この作品って「わたしがオバサンになっても♪」の彼氏、そして旦那さん側のアンサーソング?ストーリーを書き加えたって感じでしょうかねー。天然でぼんやりさんだから、最後の最後になっちゃったけど。
19歳で出会ってから、39歳で決着が着くまで。この二人はお互いがたった一人の人でこれからの人生を生きていくんだろうな……て思わせられるようなお話でした。
19歳、24歳、29歳、34歳、39歳……と年を取って二人共おじさんになっていくのだけど、だんだん年を取っていく感じがたまらなかった。短い期間から数年で恋が成就する話は多いけど(長い期間のもたくさんあるけど)、二人の人生の中で本当に少しずつ進んでいく関係が、妙にリアルな感じがする。
特に短期のバイトの後に自然と疎遠になるというところとか、本当に現実的だなと思った。生きていく中でよくある別れ。だけどその後も再会して関係を持ち、吉丸が結婚した後も結局また……というのはなかなか運命的な気がする。
ナオの台詞のこうやって少しずつ落ち着いていくんだろうなというのが、とってもじんわりしみてくる。年を取ってきて性的な事をしなくなってもただ一緒に眠るだけでよくて……何歳になってもずっと仲良しでいて欲しい。二人の人生と愛の話。ほんとうに素敵だった。
書きおろしの44歳で、相変わらずナルシストなナオとそんなところも好きだと言われるがまま写真を撮るカンジ。うん、ずっとそのままでいてくれ(笑)
紆余曲折、交錯する男二人の半生を村上さんの独特のタッチでタップリと描かれていて、まるで名作映画を観た後のような、読了後の充実感が素晴らしい一冊です。
カワイイは罪でカワイイは作れるしカワイイは作られるんだ、魔性の三角が何歳でもカワイイです。
しかしなんだろうこの本の…推しの弱さは…!装丁?帯?
もっとアゲられて良い名作なのに!
村上キャンプさんを作家買いしている私ですら謎に購入するのを躊躇してました。どうして…?
まるで30過ぎてからの三角のような…
でも読んだ人は吉丸のようにいつまでもこの本愛せる!!
ナオのナルシスト感が素晴らしい! そしてなんなんだ、このもどかしいセフレ関係はっ! 最初に寝てから5年単位で過ぎていく2人。 それぞれに相手がいるときは疎遠になり、別れればまたセフレ。そしていつかはそのまま付き合って年を重ねていくんだろうと思っていたら、まさかカンジが結婚?! ここでこの話が終わったとしても、それはそれで痛いお話として納得したけど、良かった~続きがちゃんとあった。 またも5年後の2人。 なんとカンジが離婚した! そしてまた2人…だけど今度はセフレじゃなくて、この歳にしては初々しいような気持ちのカップルとなってくれました。 焦らされた分なんか萌のツボが入ったかも。
作者さんの作品は、攻めが変態&受けが恥ずかしがり・健気であることが多く、当作品はそういう意味で新鮮さを感じました。
ぼんやりと何を考えているか分からない流され系の攻めと、自分に自信があるけど空回りしてしまいがちな受けの2人の恋はとにかく進むのが遅く、商業BLであまり見ないレベルで、作品内に進む時間は長いです。
もどかしさの中に思わず応援したくなるあたたかさが光り、すっきりと読み終えることのできるお話でした。
トピでおすすめをいただきまして、読了しました。
感想。この三角という人はブッとんでますね〜。
子供の頃から可愛い可愛い言われてカン違いする、というのはある程度わかる。それが高校時代に男同士のH場面を校内で目撃してから、「男が抱きたくなるほど俺はかわいい」という思考にとらわれていくようなんだけど、ゲイではなく女性ともつき合えるみたいなのに、男に欲情されることに執着してる。
絵柄があっさり系のこともあって、そんな三角の姿は特に怖くはなく、バカねえと軽く読めるのだけど、よく考えるとアブナイ人かもね…
そんな三角の気まぐれに偶然?巻き込まれたボンヤリ男の吉丸。彼は表情に乏しくて口数も少なく、何を考えてるのかよくわからない。なのに三角に迫られるまま勃っちゃってヤッちゃって。大丈夫かー?
そんなズレた2人の年代記が語られるのですが、吉丸が離婚してまた関係を再開するあたり(第4話・34歳)から急に「ヘンな2人」的空気が感じられなくなって、リアルな中年CPの趣きが出てくる。
この辺以降は、若い読者よりも私みたいな年齢層にグッとくるんじゃないのかなぁ。
長い年月のうちに体も心も変化して、病気もしたりして、そこでパートナーに対して抱く情の部分に深みが出てきたり、相手も自分も許す感じというか。
第5話以降の2人の関係性はとっても優しさに満ちていて、読後感が良いです!
『しなくても一緒に寝るの昔より好きだな』そーだよね!アナタたちは男夫婦認定です。
ボンヤリ系男子×ナルシスト君の『20年愛』。ってことで、
若い頃のあれそれより、年齢を重ねてからのこれそれがメインの、BL的にはちょっと珍しい感じの作品。
村上先生の絵は、どちらかといえば、素晴らしくセクシーでリアルな肉体美でガッツリエロエロってタイプとは対極の作風ではあるけれど、この作品の場合は逆にそれがエロい。
三角の、自分のかわいさに酔っていた10代20代も、実はもう…って気付く29歳、再会に焦る34歳、結局くっついてからの39歳、そして描き下ろしの44歳と、容姿としてはだんだん衰えているはずなのに、どんどんエロ可愛くなっていく。
こうやって、二人で歳を重ねていくのっていいなぁって、しみじみする。
このまま、70代までがんばってね。
そんな歌い出しが聴こえてくるタイトルです。
絵柄があっさりしているため、
二人の20年間(+5年)がサクサク進んで行く印象でした。
しかし、19歳、24歳、29歳、34歳、39歳、
描き下ろしの44歳と、その年齢、年齢の
三角(受け)と吉丸(攻め)を見ることができで、
とても面白かったです。
自他共に「かわいい」と認めている三角。
偶然、目撃してしまった
高校の美術?教師(男)の逢瀬の相手が、
自分ではない男子生徒だったのがとにかく気に入らなかった。
「どう考えたって、抱きたくなるほど俺はかわいい―――」
大学生になっても、
「かわいい」存在である三角は、
短期バイト先で同い年の美大生、吉丸と出会う。
(吉丸の撮る写真は、物語のアイテムになります。)
吉丸は顔も性格も、ぼーっとしていて
何を考えているかわからない人物です。
終始、三角ペース(誘い?襲い?受け)のラブホシーンで、
吉丸は呆気にとられているというか、言われるがままです。
三角も吉丸とのエッチが良かったんじゃなくて、
エロかわいい(と思っている)自分に酔いしれているだけ。
そんな夜から間もなくして、
吉丸に彼女ができてしまう。
三角は、俺のほうがかわいいのになんで?と。
吉丸のことが好きだったわけじゃないので、
その後、二人は疎遠になります。
それから5年後に再会して、
セフレになっていく二人の関係が
とても面白いです。
5年前は何もできなかった吉丸が、
三角をうまくリードしての再会ラブホシーン。
この時の吉丸の言動に、
あれ?もしかして吉丸って、三角のことが好き??
と、思わされるのですが、それぞれに彼女ができると疎遠になる二人。
そして、
『お互いフリーの時しかそういうことはしない』
という暗黙のルールを破ってまで結婚報告をしに来る吉丸。
「俺で勃つ男がいる」状態がたまらなくて、
この関係を続けてきた三角は、
吉丸との最後を終え初めて、さびしいとか、
自分が、もう全然かわいくもないことに気が付きます。
「うん やっぱり ナオはかわいい」という
吉丸の言葉を反芻しながら。
そのまた五年後、
吉丸から「えーと…離婚しました」との留守電。
三角は、課長で、メタボな体型のおっさんになっていました。
吉丸にそんな姿は見せたくなくて、
努力する三角は、まるで恋する乙女です。
再々会しての二人のエッチシーンは一番
ラブラブな感じに見えました。
39歳になって、
やっと二人は想いも繋がるのですが、
そこは読んでみて下さい。
エッチ以外でも名前呼びするようになっている
ナオとカンジのやり取りに和みます。
痛いコ三角と、ぼんやりマン吉丸が
しっかりとした大人の男性になり、
ゆっくり穏やかに恋人になっていくこの話は、
何度も読み返したくなるお話になっています。
ちなみに描き下ろしで、
二人が行ったのはサイパンではなくて、
ハワイでした。
タイトルを拝見して、某アイドルさんが歌っていた歌が頭を駆け巡ったのは私だけだろうか…(爆)。
さてさて、作家買いしている村上さんの新刊という事で楽しみにしていました。
村上さんてどちらかというと攻めが受けに執着している、ように見えて実は受けも攻めが大好き。
というCPを描かれるイメージがありましたが、この作品は今までのイメージを覆す作品だったように思います。
子どものころから可愛いともてはやされて育ち、自分のビジュアルに絶対の自信を持つ尚(受け)。
高校生の時に男同士のセックスシーンを垣間見てしまってから、「男でも男に欲情するなら、どんな男でも(こんなに可愛い)自分を見て欲情するはず」という斜め上の思考を抱くように。
で、バイト先で出会ったもっさい見た目のDT・吉丸くんに目を付けた尚は、「男に欲情される自分」を見たいがために彼を誘ってセックスし…。
というお話。
なんというか、尚がね、とってもヤな奴に見えちゃって。
いや、ごめんなさい。ちょっとはずれだったかなと思いつつ読み進めたのですが。
お互い決まった相手がいないときだけセックスする関係の二人。
それが吉丸くんに『結婚する』『この関係は終わりにしたい』と言われて初めて尚は気づくんです。
ちょっとしたつまみ食い、のつもりがドはまりしたのは自分だった。
と。
なにこれ、尚が激カワなんですけど!
相手への恋愛感情に気づかないまま、身体だけ重ねる二人。
そして、20年経って、やっと結ばれた二人。
村上さんはギャグ色も強い作品を描かれますがこの作品はギャグ色はなりを潜めてます。
尚がおバカな子なので、序盤は「おいおい」とツッコミどころも多々ありますが、徐々に大人になっていく過程がきちんと描かれているのでどちらかというと切ない系の話かな、と。
思ってたらカバー下で爆笑しましたが。
受け・攻め共に、少しづつ大人になっていく。
そんなじりじりとした恋のお話でした。
タイトルと表紙を拝見したときは「健気受けさんと、受けを心から愛するわんこ攻めの長きにわたる恋のお話」をイメージしていましたが、いい意味で裏切られました。
「私がオジさんになっても」まずこのタイトルにやられました..
どういうこと??と
20年かけてセフレから恋人になるお話でした
受けの三角はとっても可愛い男の子
周りから「女子より可愛い!!」と
ちやほやされて、すっかり痛い子になりました
そんな三角は高校生の時、男性教諭が男子生徒と
セックスするのと見て
「いやいや、ヤルなら俺でしょ!学校一可愛いのにっ」と
まるで明後日の方向へ思考していきますww
その可笑しな虚栄心を満たす相手として
選んだのがぼんやり大学生でバイト仲間の
吉丸でした
襲い受けよろしくで、童貞吉丸に乗っかる三角
そんな、三角の奔放さにされるがままで
脱童貞を果たした吉丸でした
その後は疎遠になった二人が偶然の再会を
果たすのは社会人になってから
カメラマン吉丸とリーマン三角
互いにパートナーがいない時限定の
セフレになりました
大人になった吉丸はセックスが上手くなってるし
ムードも盛り上げられるしで、三角も見直します
三角はリーマンになった自分に興奮する
吉丸の存在に満たされます、虚栄心が
三角は自意識過剰でナルシストの極みなんです
一步間違うと大層うざい痛い奴なんですが、
朴訥とした吉丸が三角を可愛いと思う気持ちが
言葉少なくても伝わるんです!!!
ここが凄く好きで、吉丸が可愛いと言うから
私も三角が可愛く思えちゃうんですww
吉丸の包容力の偉大さですね~
その後、吉丸の結婚でまたも疎遠になるものの
まんまと離婚し元の二人に戻ります..
と思いきや、吉丸はずっと三角を愛おしく
思っていたのです
出会ってからずっと
三角に見合うようにセックスを磨き、セフレに
甘んじても愛していました
吉丸の健気な愛の表現がすごく素敵なんです
吉丸大好き!!と叫びそうになりましたww
そんな吉丸を愛おしいと思うようになる三角
長い時間をかけたからこそ揺るぎない絆が
結ばれました
中年になっても痛い三角を猫を撫でるように
慈しむ吉丸
自分の痛さを愛する吉丸に応えるように
ずっと痛い三角
くどい感傷やべったりとした甘さはない
でも、絆が見えるんです
年齢を重ねてくると容姿に自信がある人程
失うものが多いと思います
でも、ただ一人でもそんな自分を愛おしく
感じてくれる
それだけで人はこんなにも無防備に満たされる
のだなとしみじみしました
村上作品の全て好きですけど、
地味で、でも大事なものが詰まっている
この作品が一番好きになりました
今までにないストーリーとキャラの個性
それに見合った心模様が一体になった
大変素敵な作品です
多くのお年ごろの女性に優しく響く作品だと
思います
沢山の人に手にとって感じて欲しいと思いました