媚の凶刃(2)

bi no kyoujin

媚の凶刃(2)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神126
  • 萌×237
  • 萌17
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
22
得点
831
評価数
183
平均
4.6 / 5
神率
68.9%
著者
池玲文 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
スーパービーボーイコミックス
シリーズ
媚の凶刃
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784799728390

あらすじ

佐川を潰し組を継ぐ事を決意した加賦。
愛した男の望みを叶える為チンピラに身を窶した韮沢は、佐川と邵堅が繋がっている決定的な証拠を押さえようと奔走する。
あまりにも危険すぎる賭けに激昂する加賦に「すみません…困らせるのはこれきりにします。抱いてくれませんか…?」と懇願する韮沢。
手駒として育てられた己の役割を果たそうとする情人の"覚悟"を知った加賦は――!!

表題作媚の凶刃(2)

加賦 成晃 ,梅崎組若頭
韮沢 柊,加賦の部下

その他の収録作品

  • 箸休め
  • 媚のおまけ。1
  • 媚のおまけ。2

レビュー投稿数22

凶愛の迫力

まだ登録せずにちるちるを見ていた頃、ヤクザのカテゴリーがあるのを知り⁇となった思い出があります。私にはヤクザというのは始終恫喝して、何かに血迷ってるようなアレな人たちなイメージがあったからです。
シリーズ第1作「媚の椅子」にはだからというか、最初はドン引きしました。拙レビューに後に転じてどハマりしたことを書きましたが何はともあれ、続きが待ち遠しかった媚の凶刃2巻です。
2巻はページを捲ると、麻薬密輸担当のオッサンの所にコウキと共に乗り込む韮沢と、のっけからヘビーな展開となってます。血生臭い始まりですが加賦と韮沢の間にはかつては考えられない確かな結びつきがあり、甘いです。報告電話したついでにテレエチしてます。
その後はあらすじにありますように、佐川とシャオチェンが繋がっているし証拠を押さえようと韮沢は命懸けの行動に出ます。これは組のためではなく加賦のためです。
池先生が書かれてますが、この2巻で媚の凶刃は終わります。
韮沢の凶愛と言える執着愛は遂に一つの結末に辿り着きます。加賦と韮沢は大好きですが、この巻ではコウキが超カッコ良くて萌えました。
コウキは韮沢のこと絶対好きだと思うんですが、名前も知らなかったんですよね。「鈴木さん」なんて、何か不憫だけど男らしい!
佐川のオジサンはシャオチェンに殺され(壮絶!)、シャオチェンは加賦にトドメを刺され、池先生の画力が半端なく、ヤクザ者たちの血まみれの生きざまを描ききってます。
カバー下のイラストがまた、美麗ですよ。凶刃は終わりましたが、このシリーズはまだ続くかもしれないとのことで、楽しみです。

11

加賦×韮沢の純愛

「媚の椅子」「媚の凶刃(1)」と続いてシリーズ3作目です。

媚シリーズは興奮しますね!
今回も痛く緊迫したシーンの合間にある加賦×韮沢の甘い情事にニヤニヤゴロゴロさせて頂きました\(^o^)/この2人のキスは甘いです!お互い好きで好きで好きで堪らない感じと「命のやりとりが日常」という世界の人たちの切なさが混じってキュンキュンします(^//^)

(興奮で書いてたらネタバレ多めなレビューになちゃったのでご注意下さい)


今作は3冊の中で一番"極道"を感じるお話でした。
裏で敵対組織と繋がっていて組を裏切っている佐川と加賦の跡目争い。
佐川の元にいる韮沢を取り戻す為に、佐川の裏切りの証拠掴み。
得体が知れず何をやらかすか見えない敵対組織のボス。
韮沢と共に行動するコウキは敵か味方か。。。。

緊迫した展開が続きドキドキハラハラです。

そんな中で、韮沢が見ているものは只一つ。
「命を賭してでも加賦さんを守る」
最初からずーーーっと一貫してますね。
シリーズ最初の頃は命を省みず突っ込んでいく韮沢にイライラしてた加賦でしたが、今回ばかりは組同士の抗争に発展していてそんな事も言っていられない。

命の危険がある作戦をたて、作戦実行の前に韮沢は「抱いてくれませんか?」と懇願し、苦渋に満ちた顔で受け入れる加賦というシーンが切ないです。。。コレが最後かもしれないというエッチシーンはエロいんだけど、悲しくなります。

そして韮沢が去った後の部屋でみせた加賦の涙・・・っ!!

。・゜・(ノД`)・゜・。
切なくて苦しいけど、これは萌えた。貰い泣きしつつすごく萌えた。

そんで大怪我を負った韮沢を車に乗せた時に本当は付き添いたいのをグッとこらえる加賦も良かったー!組の跡目を継ぐ覚悟を決めた以上、色恋よりも組が優先。韮沢は部下に任せて後始末に戻る姿・・・。カッコ良くて惚れる。萌える( ´艸`) ♡

全てが終わったあとのエッチは床ローリングです!
キチンと"痛み"を感じるようになった韮沢にホっとして、2人のエロエロを楽しんでたら…!加賦さん、、、それはプロポーズじゃないですかっ(///Д///)hshs 2人の甘々は最高です(合掌)

余談ですが、メガネを外したコウキがイケメンだったのが嬉しいw
加賦×韮沢←コウキ。美味しい構図だ・・・(=´∀`)人(´∀`=)
あと書き下ろしに「箸休め」「媚のおまけ1」「媚のおまけ2」と小ネタがあるのですが、無邪気で可愛く物騒な韮沢に笑いましたw

このシリーズは何度も読み返してニヤニヤしてて大好きな作品で、今作も間違いなく何度も読み返して大切にするので、神評価です!

一応コレで一区切りして凶刃は終了と見て寂しかったのですが、あとがきで続編を示唆していらっしゃったので、ホっとしました。
加賦×韮沢が大好きなので、いつまでも待ち続けます(^ ^)

10

バイオレンスの中にある純愛に萌え

『媚の椅子』『媚の凶刃 2』の三作目。発売を心待ちにしていました。『媚の椅子』の発行が2008年だそうで、8年前からのシリーズということになるのですが『媚の椅子』が全く色褪せてないっていうのがすごい。
個人的に痛い話って好きではないので任侠モノはあまり好きではないのですが、加賦さんと韮沢の二人の、相手を想う気持ちがあふれているせいか『媚シリーズ』には萌えまくりです。

さて、内容はすでに書いてくださっているので感想を。

「加賦のためなら命なんかいつでも捨てられる」という覚悟をいつも持ち続けている韮沢。
始めは使い勝手のいい駒のつもりで拾ったはずなのに、いつの間にか韮沢を愛おしく思うようになってしまった加賦。

「組のため」
「加賦のため」
「韮沢を守りたい」
という二人の想いが交錯し、相手を守るために騙しあう二人。
今巻は、お互い相手への信頼感が増しているだけにハラハラし通しでした。
クスリが絡んだヤクザとしての抗争や、組長の座をかけた駆け引きといった『やくざ』としてのストーリー展開もさすがで、どうなるのかページをめくる手が止められませんでした。

自分を守るために命を投げ出すことも厭わない韮沢を守るため、一度はいろいろなものを手放そうとする加賦さんが、すべてを受け入れ、そして守るために覚悟を決めた、最後のシーンはめっちゃかっこよかった。

あと忘れちゃいけないのがコウキの存在でしょう。
なんかもう、すごくカッコよかった。本編でちらりと見え隠れする彼の悲しい過去や、彼のこれからを読みたいので、ぜひ彼のスピンオフを描いてほしいと切望中です。彼を幸せにしてあげてほしいな。

全編を通してシリアスな雰囲気で話が進んでいきますが、ところどころ出てくる小話が最高に面白かった。
最後の「ギャップ萎え」には爆笑!萌えるんじゃなくて萎えちゃうんだ…。いやしかし、それだけ韮沢くんは加賦さんのことが好きってことなんですね☆

あとがきで後日談も描く予定とのこと。
首を長~くして待ってます。

とにもかくにも、文句なく神評価です。

9

かけるのは命より深い愛

息をのむ展開にものすごく引き込まれました。一方で、どこでどんな争いが繰り広げられようと"ふたりだけ"のシーンになると、そこ以外どうでもよくなってしまうような不思議な魅力のある作品でした。このシリーズ、ふたりの話としてではなく、組の若頭である加賦という男と、加賦のために生きる韮沢という男、それぞれの男の話としても真剣に読めるところが私は気に入っています。それには登場人物全員の存在感も重要でした。「この人のため」なのか、答えを見つける余裕もないほど愛すること命だった韮沢が、これから少しずつ加賦に甘えられるようになっていくのかなぁ(ニヤリ)。スリルのなかにあっても、離れてもどこか安心感があって、読者の期待を裏切らず(裏切って?)まっすぐに愛を誓い合ってくれたふたりに乾杯!!

『媚の椅子』(2008)
『媚の凶刃1』(2014)
『媚の凶刃2』(今作)
セリフを暗記するほどおかしなハマり方をしたシリーズ。

7

みみみ。

詩雪さん

コメントありがとうごさいました!
おかしなハマり方…ってホント私もそんな感じです。
何回読むんだって思いながら暫くの間何回も読み返してましたよ笑
韮沢のことばっかり書いてますけど加賦さんも負けじと好きです(^o^)/
神カップル!
シリーズ続いてほしいですね。

先入観は捨てるが良し!

元々この手の濃ゆい感じの絵柄は好きでは無かったのですが(しかもヤクザもの)怖いもの見たさで手に取りパラパラと読み始めたのですが···結果見事にひっくり返った&ハマってしまいました!
おかげで前作2冊も買い揃えるハメに(笑)

ヤクザものなので流血シーンや痛い場面もあります。
シリーズ通して韮沢の加賦だけに見せる刷り込みにも似た一途で盲目的な愛が一貫して変わらずブレなかったのが良かったです。
そしてそんな韮沢が可愛くて仕方ないのが丸分かりの加賦。でも若頭として組みを率いていく立場なので韮沢だけを選ぶ訳にはいかないのですよね。。。
それでも最後には組と韮沢両方背負って立つ覚悟を決めたシーンは格好良かったです。

無事プロポーズもして貰えた事だし、これからは加賦の為に死ぬのでは無く加賦の為に生きて欲しいと思います。

あと加賦は一度でいいから韮沢を名前呼びして欲しいです!
きっと嬉しくて泣き出すんじゃなかろうか(笑)

自分の絵柄に対する好みの幅が広がった作品でした(*´艸`*)


6

誓いの言葉と靴下

 やっと届きました。待ちわびた2巻です。なんども読んだシリーズを再び読み返して、そのまま続けてこの2巻を読みました。本格的な仁侠物語でもあるこの作品ですが、毎回、加賦と韮沢の甘くて美麗なベッドシーンにくぎ付けになり過ぎて、本筋が頭からボンっと飛んじゃう感じなので、おさらいが必要なんです^^;
 跡目抗争が本格的に始まり、次々と息づまる展開です。ネタばれしてしまうと面白味が薄れるので詳しくは書きませんが、裏の裏をかく展開にドキドキしてしまいました!
 1巻では二人の甘い甘いベッドシーンに萌えころがりましたが、この巻のHシーンは、加賦も韮沢も死を覚悟しているので、切ないのなんのって・・・読んでいて苦しかったです(T_T)。その分、ラストのHでは韮沢に手を差し伸べる加賦の優しい顔に心底ほっとして、媚シリーズ最高の幸せHを堪能しているところに、韮沢が一番欲しかったそして加賦が一番言いたかった言葉が続きます。「一生、俺の傍にいろ」。キタ(≧∀≦)ノ!!!!! はぁ~加賦さん格好いい。「はい」と答える韮沢はまるで誓いの言葉を口にする、幸せいっぱいの新婦のようです。私も二人にどこまでも付いて行きますよ!!
 これで媚の凶刃は終わりですが、池先生が削ってしまったとつぶやかれていた、組長と佐川の若い頃のお話も読んでみたいし、何よりも1巻では謎めいていたコウキが、この巻ではその美しい素顔を晒しているのですが、彼のペドを異常に憎むようになった過去や韮沢との関係もとても気になります。是非番外編やスピンオフを期待したいです。もちろん加賦と韮沢のラブラブもね!
 そして最後にどうしても書きたかったこと。ラストのHシーンでの韮沢の「靴下」です!下半身は靴下だけって、すんばらしく可愛くてエロいのですね(//∇//)必見ですよ!
 池先生はキャラに命を吹き込む天才だなぁと思います。美しい絵がキャラを更に生き生きとさせるので、ドキドキして毎回キャラ萌えが止まりません。受けが可愛いのはもちろんですが、格好よくて男らしい攻めまでが、やたらと可愛くて萌えるのは池先生の真骨頂だと思います。あ、でもこの巻の加賦は可愛さ封印して『THE・男』ですよ!番外編でキュートな加賦を待っています♡

5

韮沢の変化と加賦の覚悟、一蓮托生の約束と始まる未来

最初は好きではなかった「媚」シリーズ。
本編最終章となる今作を読んで、揺るぎない神シリーズになりました。
恋愛サイドもヤクザサイドも気持ちいいくらいに美しい終わり方です!
ヤクザBLの一つの様式美を見た気がします。
発売されて2ヶ月の間、時間さえあればこればっかり読んでました。
ハマり過ぎた…

これから始まる二人の未来に思いを馳せられるラストシーンは何度読んでもジーンときます(T_T)
そこに至る過程にあるのは、韮沢の変化と加賦の覚悟。
特に1巻から2巻にかけて描かれる韮沢の変化には涙しました。
このシリーズにおける私にとってのキーはどうしても韮沢なようです。

「“命懸け”なんて元々生きてる価値の無い人間には簡単なことだ
死ぬ事に躊躇いがない奴は強い」
韮沢の生き方を象徴するモノローグ。
加賦の為に簡単に命を捨てようとする韮沢の愛は一見病的な依存のように見えてしまうけど、実際は違うのですよね。
韮沢にとって自分の命は重くないのです。
天秤にかけるに値しないもの。
簡単に捨てられるものだった。
それが加賦に愛されていると実感してから少しずつ変わり出して…
だけどその一方で、加賦の手駒として加賦に命を預けたいという想いも変わらずあって…
以前の韮沢ならそんな儀式は必要なかっただろうと思う“死を覚悟して”加賦に抱かれに行くシーン。
韮沢の葛藤を想像するだけで胸を抉られます。
そして、その韮沢の強い想いが今度は加賦に覚悟を決めさせます。
「お前を殺させてたまるか───」と。

お互いがお互いを守り抜かんとする加賦も韮沢もカッコ良すぎです!
この男同士感が堪らない。
なのにベッドシーンはドロドロに甘くて悶えるような萌えセリフの連発で!
これってBLでしか読めないバランスだと思うのですよね。
こういう作品に出会えると、あぁ私腐ってて良かった‼︎とつくづく思います笑

作家様曰くまだ番外編が残っているとのことですが、番外編と言わず、新章、スピンオフなどもっともっと描いていただきたい思いでいっぱいです!
コウキと韮沢の過去については是非とも知りたい。
欲は色々と出ますが、まずは番外編ですね。
加賦さんが喘がされるそうで…♡楽しみ過ぎます(//∇//)♡♡

5

命がけの執着愛から、命がけの両思いへ

"媚"シリーズとしては3冊目、
媚の凶刃2巻です!

いや〜…表紙からしてやられます。
そしてカラーページの美しいこと!(T ^ T)
韮沢には刀がとても似合います…

凶刃1巻では、加賦のもとから引き離され心身ともにやつれてしまった韮沢ですが、再会を経てその愛情を感じ、理解し、
加賦が潰さんとする跡目争いの相手である佐川のもとで、加賦のためスパイとして暗躍します。

加賦と佐川の跡目争い、さらに中国系マフィアも絡んできて、ハードな展開が続きます。
BLだと、ヤクザというのはかなりファンタジーに脚色されてますが、この作品に関しては比較的シリアスにこの題材を扱っていると思います。
すごくエグイとかではないですけど、かなりしっかりヤクザ感があるので(本物のヤクザ感は知らないけども)、ハラハラドキドキで少し怖いながらも楽しめます。

その中でも見所は何と言っても加賦と韮沢の絆。
ここまでくると、かつて韮沢を拷問した加賦さんはどこへやら、命を賭けてでも守りたい存在になっています。
けれども韮沢に襲いかかる、佐川、そして中国マフィアのボス・邵堅(シャオチェン)の魔の手…。

佐川もなかなかですが、邵壁、この人が本当に怖くてヤバイ。
最悪の結末さえ覚悟しましたよ…。

そしてやっぱり韮沢がすごく良いんです…。
凶刃1ではまだ加賦からの愛を信じられず、韮沢の一方通行で色々と乱心状態な時もありましたが、今は本気で加賦からの愛を感じ、信じられるようになったんですよね…
それが韮沢を強くもするし、弱くもする。
自分が愛するだけじゃなくて、愛する相手からも同じように愛される。
そんな、本当の愛を知ったことで、韮沢が前よりずっと人間らしくなって、命なんて惜しくなかったのに、痛くて怖くて…。
でもどんな状況でも、状態でも、加賦のことを思ってるんですよ…
もう…すき…( i _ i )…♡

それからですね、コウキです。
韮沢のかつての仲間で、佐川のもとで薬物を捌くようになった韮沢と再び組むことになり再会を果たした彼なのですが、
普段は掴みどころがなくて飄々としているけどすごく良いキャラクターで個人的に好きなんですよね…。

彼の、韮沢に対しての感情はなにか捉えきれないものがありそうですが、
ラスト、横たわる韮沢を抱き抱えて言ったセリフにはもうなんというか心臓を撃ち抜かれた気持ちになりました…。

ちなみにコウキはその後のシリーズ、
「X side」と「SMOKE」にもちょっとだけ登場するので気になった方はぜひ…!
特に「X side」の方は、コウキファン必読ですよ!!笑

それにしてもこの"媚"シリーズは、昔より断然好き度が増してるシリーズです。
韮沢がカッコよくて可愛くて美しくて堪りません…。
ちょっとエロすぎるけど…。

この先、凶刃のシリーズはまだ 2冊続きますが、またしても怒涛の展開が待っているので、気になった方はぜひ、「媚の椅子」含め読んでみてくださいね!

2

まだまだ続いてほしい

韮沢の愛がやっぱり重い。
一巻も痛々しかったですが、今回も涙でました。ちゃんと食事を摂るようになったらしく、2巻では健康的な見た目になった韮沢。
加賦に抱いてもらい、キスをした後の「ありがとうございました」という彼は、これが最後かもしれないと覚悟して敵の元へ向かったんですよね。韮沢は、加賦の為なら笑顔で死んでしまいそうな気がします。簡単に死なないだろう、と思ってはいてもやっぱり辛い。
最後の襲名儀式は、私フィルターでは加賦と韮沢の結婚式にしか見えない。だって、紋付袴に着替える前にプロポーズしてたし。韮沢もスーツじゃなく白無垢姿なら完璧だったのになぁ。

今回は結構ハードな内容だったので、続編では甘々な展開を期待します。

1

熱い〜〜〜胸熱で濃密な任侠劇

圧巻過ぎて暫く言葉が出ませんでした。
青年誌風と言えるようなダンディさとBLらしい甘さや気障っぽさ、エロスが暴力的な程溢れ出ててしかもデッサンとポージングが美し過ぎて…!しかもあの加賦さんが韮沢のものになるとか。 夢か…?と。

裏切りと生死が交錯する抗争は面白かったです。特に以前から韮沢と一緒に薬売買していたコウキ、彼はスピンオフの望めない(BLにはならない)性格と生立ちで、誰にも懐柔されないのが格好良い。

加賦さんと韮沢の刹那的な逢瀬も、熱量ある台詞の数々も、本当に胸熱でした。
特に「覚えてるか?俺をやるって約束を」という加賦の言葉に、韮沢の返す言葉が「もう…貰ってます たくさん……」というのが、彼にとって加賦が、大切だとか一部だとかでなく形成する全てなんだなぁとグッときました。

1

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う