条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
in the apartment
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
アマプラでドラマを見たあと、漫画も気になって買ってみました。
奥付見て驚き、モアザンワーズの方が後から出てるんですね。
あの話の構想が、これを書いた頃には既にはっきりあったということですよね、凄すぎる…
ドラマより漫画の方がポップでさらっと読めます。でも奥深い。
話の構想力が凄すぎる作家さんなのだなと思いました。
ここまではドラマで見たけど、この後の話は知らないので続編も楽しみながら読もうと思います。
いや本当に凄い作家さんだ…
絵津鼓先生の既刊を全部読もうと思い、こちらに辿り着きました。
こちらが初コミックとの事。
初コミックにしては登場人物の複雑な心境や抱えている問題の複雑さをサラッとなのに上手く表現されているな、と思いました。
目を逸らして蓋をしてきた問題に立ち向かうきっかけを受けに出会い関わる事で持てたという攻めの物語でした。
放っておけなくて愛おしい、という少し曖昧なような、それでいて最上の愛の告白のような言葉を事後に言う攻めがカッコよく、照れる受けが可愛かったです。
付き合うっていうところまで行ったのか、行ってないのかラストもやや曖昧でしたが、ここから2人はやっと始まるのかなっていう明るい予感のラストでした。
続編で付き合ってる甘々な2人が見れたらいいなぁ。
楽しみです♪
冒頭、横文字のおしゃれなタイトルと表紙からは想像もしていなかった神戸弁にちょいとビックリ。
(神戸と言えばおしゃれなイメージかもだけど地域としては広いのでw)
そして、燃えるゴミを燃えないゴミの日に捨てるのはあかんやろ!とまず思いますわね。
カップ麺を食べながら玄関口に出てきたり、妹尾は常識人ではないよという説明の描写なんですね。
そんなゴーイングマイウェイな妹尾とまじめな杉本のかけあいがテンポ良く、自然に脳内再生されるのが心地よい。
(神戸に地元が近いので2人が近所の人が話しているようなネイティブなのですんなり聞こえます)
他愛ない日常を過ごしながら距離が縮まっていくのがすう〜っと気持ちよく入ってきた。
そして、杉本の家族や仕事のこと、妹尾の過去のことがうまく織り交ぜられ、お互いがいるから、そこに向き合えたという描き方がいいですね。
特に劇的な言葉はなくとも、彼らなりの愛情表現がとても好み。
「甘え甘えられの関係もええんちゃう」
とか。
「好きっていうより いとしい」
の杉本のセリフもいい。
それに照れる妹尾がかわいい。
杉本の
「昔はなるべく面倒かけんようにすることで 兄ちゃんよりも俺ができることしてるつもりやった」
「やけど俺は気持ちがついていかん」
「家族やからってやさしくする気にはなれん」
にめっっっちゃ共感。
杉本兄の言葉もよかった。
「昔の事は清算して今のじいちゃんを受け入れることが 結果的に自分も救われるかもしれんって」
「恩を返すっていうより 恩を感じるだけでいいと思う」←特にコレ
この兄との会話があって、杉本は自分のことも妹尾の過去のことも考えるきっかけになったんだなとわかるし。
杉本の独白
「俺たちは若くて 未熟で 間違ってばかりだ」
「だから知っていくのだ 生きていく方法を」
もその通りだなと。
(どうでもいいかもですが、独白で急に標準語になるのちょと笑ってしまうw)
2人それぞれ前向きに自分の道を進むラストもいい。
続編があるのを知っているから言えますがw
カバー下
しょうもないことしてふざける妹尾と、妹尾の扱いに慣れてきた杉本に笑ったww
若い頃だったらもっと刺さっていた作品かもしれません。
ごめんなさいもうすっかりおばあちゃんなのですごく客観的に、たいへんねぇ〜若いわねぇ〜という気持ちで読ませて頂きましたw
モアザンワーズの1-2を読まないと、経緯が分からない作品です。
「高木美枝子と妹尾槙雄は高校の同級生。アルバイト先で妹尾君は、大学生のゲイ・福長永慈から交際を申し込まれる」この続きのお話。
同級生・杉本と妹尾の再会。
妹尾君は、辛い時ほど笑う人。
本当に悲しくて、笑うしかないときってあるある!。
笑うしかない体験をしたことがあるなら、共感して、この作品にのめり込んでしまうと思います。読後、複雑な気持ちになってしまった。
妹尾君は、お人よしが過ぎる。下敷きに自らなって、悲しみのはけ口がなかった。
でも良い方向に引っ張り上げてくれる杉本君と再会して、良かった。
「三人の問題を俺が放棄した」と妹尾君は自分が悪いと言うけれど、あれは、自分から身を引いて、高木達を親が認める「普通の夫婦」にしてあげただけ。
美枝子と永慈は、「子供のため」と言いながら、自分の立場を守る形で、妹尾君を邪魔な存在だと切り捨てる形で離れてしまった。
親の反対を受けて居る事情があるにしても、美枝子の身の振り様に、産める者の狡さをどうしても感じる、妊娠を保身の切り札にした見方が出来てしまう。
・・・作者は、読者にどのように読んでほしかったのか、気になる場面です。
そんな二人に再会して、「おまえら、夫婦やねんな」と赦した妹尾君は偉い。
時間がどんなに経っても赦せないことをされているのに。杉本君の台詞のように、ホントに「偉かった」と、讀みながら妹尾君に呟いてしまった。あの場面は、感動というより、哀しすぎるシーンです。
神。
絵津鼓さんのデビュー作、BL一般含め毎年様々な才能の作家が登場して感心しますがその中で群を抜いて上手く強い個性もあると思った覚えがあります。
コマ割りや登場人物の服装含め全てのセンスが良く現代アートの様に洗練されています。表紙のカラーもとても好きです。それでいて二人の抱えている問題はリアルでこういう人が隣に住んでても少しも違和感がありません。ちなみに妹尾が杉本にしてもらってた膝ソファのシーンが好きです、体格差萌えなので。
賛否両論の妹尾の悩みですが、別カップルが落とし前つけて三人も和解したので許容範囲でした。
絵津鼓先生の作品て、人間ドラマよね〜
完結!って終わり方ではないので、続が出てなかったらモヤモヤしてたと思います。レビュー書いてから続を読みます。
先生の作品の中で、現時点で一番得点が高いんですね。デビュー作だからかな?
◾︎杉本(美容師)×妹尾 小学校の同級生
人見知りなのに美容師になるって珍しいな〜と。そうでもないのかな?その理由もきっちり描いてくれてます。
序盤から妹尾の自由人ぶりに翻弄される杉本ですが、食費折半の件は案外きちんとしてるところも見せてくる妹尾。きっちりして世話焼きっぽい杉本とは絶妙な関係性かもしれない。ただ2人とも割と思い悩みそうな雰囲気があったので、どう昇華されていくのかな?と思ったら兄をきっかけに杉本からでした。
洗髪シーンの妹尾の涙が印象的。
杉本視点の割には杉本の人間性がイマイチ掴み辛いところがありました。妹尾を押し倒す「なめんな」といい、振り幅の大きい人…学生時代に色々と押し殺して得た自分だから、解放すると別人のようになるのか…?いや、でもやっぱ根が真面目そうだ。
兄との関係性にしても、祖父に対してと同じように反発してもいいところ、劣等感を抱いているところもなんでなんだろうな〜杉本もっと深堀求む。
最初にも書きましたが、完結らしくない!いとしいと言われて頬を染める妹尾がまさに愛しかったけれど、BL的な到達点には至っていません。続を読みます!
萌〜萌2
妹尾の語る過去の話があんまりに突飛だし、結果妹尾が逃げ隠れしているのかと思うと(なんだよその二人ぃ〜!)となってしまった
そのお話が別で描かれているとのことなので、読まねば!きっと高木さんだって6つも上でそんなんになった男だって(くらい今は憎らしい)憎めない筈なんだ
それにしても、朝人がまだ誰とも出会う前の小学校の同級生で良かった
名前も知らないくらいの仲だったのがまた良かった
きっと新しく出会うのでもダメで、朝人がこのときの妹尾には1番ピッタリだったんだ
こんな風に出会いや組み合わせの妙が描かれるお話がとても好き
朝人は気が利くし真面目だしカッコいいし、妹尾はまた朝人の隣にいたくなるんじゃないかな
帰って来ると良いな
可愛い絵なのに、何かがグサッと刺さる作品。
生い立ち、自分を育ててくれた人の老い、仕事など、主人公の杉本が抱えるものも重いのに、同じアパートで再会した妹尾は、過去のややこしい三角関係で、わだかまりが残ったまま。
こんなに暗い内容なのに、そう感じさせないカラッとした描き方は、絵津鼓先生の良さだなぁと改めて感じました。
BLっぽくないけれど、ちゃんとBLしています。
妹尾のぐうたらさにイライラしていた杉本が、だんだんほっとけなくなっていく様や、杉本に懐いていく妹尾が、どちらも愛おしい!
で、いきなりえっち?!事後に後悔する杉本が良い!ほぼ2ページを後悔に使ってます(笑)
でも、致したからといって、付き合うわけでもなく今までと変わらない。
もう、気になって気になってページをめくる手が止まらなくなります。
最後には2人とも胸のわだかまりが消えて、新たに進み出すのも読後感が良く、暗い内容でもすっきり読めました。
早く『続』を読みたいです。
絵津鼓先生のファンになったきっかけの本です。
以前から同棲もの、ルームシェアものが好きで、タイトルから同棲のお話と分かったので買ってみました!
絵はさっぱり系だと思います。でも可愛い!
関西弁の時々ギャグな感じがすごく好きです。
妹尾はのらりくらり?なあまり掴めない性格。実際に周りにいたら悩みなさそうでいいなぁって思ってしまいそうです。そんなわけはないっていうことが徐々にわかっていきますが…。
切ない!その合間にあるほのぼのパートが私はすごく好きです。これも続編コミックが出てるので嬉しいです。
絵津鼓先生が描く、関西弁男子の等身大な恋愛が改めて好きだと感じました。受けの妹尾の飄々としているけど生活能力のない感じと、攻めの杉本の世話焼きな性格がぴったりマッチしていましたね。妹尾が普段ずけずけとものを言う分、ふとした時に見せる憂いのある表情がより際立っていたように思います。
妹尾の過去は女性も絡むので、読む人を選びます。高校時代同級生だった美枝子とバイト先にいた6つ年上の永慈と、3人でつるむようになった妹尾。そして永慈と妹尾が付き合い始め、美枝子はそれに理解を示して3人の関係は続きます。しかし、会社を経営する永慈の父親に、後継ぎ問題などを理由に付き合いを反対される同性の2人。そこで、美枝子は自分が代わりに2人の子供を産んであげると提案します。結局3Pをして美枝子が出産。分析結果では永慈との子でしたが、実は妹尾のことが好きだった美枝子は妹尾との子だと主張。さらに、後になって事の重さを感じたことや自分の子だった事実から、徐々に永慈の情が美枝子に移ってしまうという泥沼の展開です。
美枝子にも永慈にも裏切られ、1人耐えきれず逃げた妹尾。まさか代理出産の問題をBLで突き付けられるとは。本来は6つ年上だった永慈が、もっと慎重に判断すべきだったのかもしれません。でも、当時は彼もせいぜい20代半ばで、学生を卒業して1、2年くらいですよね。妹尾と一緒にいたい気持ちが強過ぎて、美枝子から代理を申し出てくれるなら…と思ってしまうのも理解の余地はある。何せ、海外では経験豊富な大人同士でさえ、代理出産の契約をきちんと結んだにも関わらず、出産した本人が子供に情が湧いてしまい引き渡しを拒んだりして上手くいかないケースも多い。それだけ出産は理性では片付けられない大きな分岐点になりうるのに、いい大人だって安易に契約してしまうことがある。
それが、まだまだ青い年代の3人、しかもその内2人は恋は盲目状態であれば、そこまで重く考えられなかったのも無理はないのかもと思いました。妹尾を好きでいながら2人を近くで見守ってきた美枝子も、彼女を妊娠させてからきっと年上として一番罪の重さを感じただろう永慈も辛かったのでは。妹尾だって一旦は無茶な提案に合意しているのだから、1人被害者なわけじゃない。誰が一番悪いというわけではなく、3人とも判断が甘かったのだと思います。
一方攻めの杉本は、蒸発した両親に代わって厳格で横暴な祖父に育てられました。そんな祖父を許せていなくて仕事も中途半端な自分と、以前は不良だったのに今やしっかり稼いで認知症になった祖父の面倒も見てあげている兄とを比べてもやもやしています。妹尾と共通しているのは、誰かを「赦す」ことをしなければ次に進めないことです。そこで、妹尾が美枝子と永慈を赦し逃げ出した責任を感じている彼自身も赦されて踏ん切りをつけられるように、杉本は背中を押してあげます。美枝子と永慈と会って話し2人を見送った後、杉本の前でようやく涙を見せた妹尾の姿に泣いてしまいました。そして、そんな妹尾に後押しされ、杉本もまた祖父を赦すことができるのです。ひょんなことから一緒にいるようになった2人が、互いの影響を受けながら過去を清算し、新たに関係を始める過程にすっかり魅せられました。
受けがどう考えてるのかが攻め側だけでなく、読者にもぜんっぜん分からなかった、けど、そこがいい/////
人懐っこい感じだけど過去を抱えてる受けのことを攻めが理解して優しく包み込んでいく姿に胸を打たれました。
ラストでは結局2人はどういう関係なのかわからないので、お互いに惹かれあってることは間違いないよね……?どうなのよ?ととにかく続きが気になる(^_^;)
続編を読んだけどそこまで絶対読むべきですね!!いい感じでした!
絵津鼓先生のマンガは受けが可愛いのがなんと言ってもいいです。今回も然り、、、、!
何度も読み直してひたれるBLですね♡
なかなかスラスラとは読み進められませんでした。
BLらしさにはあまり萌えられず人間同士や家族にまつわるお話の点に凄く揺さぶられました。
妹尾は人との距離感が近いですね。
杉本は生真面目で。
杉本は妹尾をほっとけなくて世話を焼いてるうちに二人ともお互いの過去の傷や今の自分が自分的にダメなところを支えあったり背中を押したり。
好きっていうより いとしいなんて言われたらギュンですね。なんか自分を全部受け入れてもらった感じがしていいなあ。
自分も杉本と同じような家族の問題があって、許さなくて自分がいつまでも辛かったのかな。とか兄の語る色んな言葉に胸をつかれました。
もっと早く許して優しくして色々してあげたらと普段から後悔してたので余計刺さりました。
妹尾の過去のお話も複雑です。残る二人がちゃんと夫婦としてうまくやってて、その子供を見たいと思えるようになって良かった。
表紙はカラフルで素敵なアパートなのかと思ったら普通のアパートでしたね。
杉本が荷物を自分の部屋に置いてきな、それでここに帰ってこればいいって言うのもいいですね。
待っていて受け止めてくれる人がいる。
人間同士と家族間のこだわりをほどくお話に、杉本と妹尾の絆が結ばれたお話でしょうか。
カバー下を見逃してました!危なかった。
二人とも新しい道を進んだようでやりがいがあるようで良かったです。
小学生時代の同級生再会ものです。
絵柄はいつもの絵津鼓さん。
いわゆる画面白い系ですが、わたしは好きなので問題なしです。
攻め視点で進むのも好き。
攻めは美容師見習いの杉本。
受けの妹尾はコンビニ店員。
ゲイで過去ありの妹尾が表面上飄々としていて心中を隠しているのが読んでいて苦しく、初めてお風呂場で杉本にシャンプーしてもらうシーンではかなりじわじわきました。
そして杉本の、家を出たいだけの理由で選んだ今の道に悩み、家族のことに目をそらし、またその自分を心の底では情けなく思っている様がひじょうに良かったです。
偶然同じアパートに住んだことでの再会ですが、作中で見ると普通のいわゆる『アパート』なんですが、表紙だけ見るとすんごいスタイリッシュに感じるから、実は読むまでけっこうお洒落漫画かと勘違いしてました(苦笑
ちなみに桃色シーンは直接描写無しなので、電子でまったく問題ないと思います。
絵や作品全体のいい意味のユルさ、可愛さが大好きです。
そしてそんなユルい感じの作品でありながら、背景は結構シリアス。
大恋愛というわけではない。
けれど、二人は大人になって、小学生の頃には考えられなかったような色んな過去を抱えて、そうして再会して。
そうして始まる恋というか愛というかがあっても良い。
少なくとも二人は、互いに相手がいてくれたから、今を乗り越えられた。
そういうお互いに支えあっていく関係が、なんというか夫婦のそれに近いなって感じました。
「好きっていうよりいとしい」って言葉そのまんまだと思います。
最初は妹尾かわいいな〜すぎもんしっかりもんやなぁ〜ってほのぼのした気持ちで読んでいたのに、読み終える頃には妹尾〜〜すぎもん〜〜良かったねぇ〜〜〜って涙を拭かずにはいられないような作品でした。
二人の未来に幸あれ!
ちるちるさんには載っていないようですが、この作品の過去を描いた「モアザンワーズ」という作品があり、それを読んで、またこちらを再読してみました。(ここから、モアザン寄りのレビューになりそうです。) ゲイとしての葛藤や家族との関係など、他作品でも問題となって描かれる事はありますが、この作品(モアザン)の展開は「は?」と思ってしまいました。原因はモアザンに出てくる女の子(アパートでは妹尾の元彼の嫁)の存在でしょうか。ゲイの友達両方と子供を作る目的でやってって、ただのヤリマンじゃね?二人が幸せになるためには、て割りにはどっちかの子供しか産めない時点で誰か傷つくのわからんか?体外受精でってなら納得したかもしれませんがね。bl(要素のある)作品中一番女性の存在がウザかった作品でした。ズレたレビューになってしまいましたが、自分のモヤモヤは少し解消されました!(ごめんなさい)
初めて読んだ『SUPER NATURAL』にとてもドキドキした絵津鼓先生。繋がりのある人物が主人公と言うことで、こちらを2冊目に選びました。
私も住んでいたことがある様なごく普通のアパートも、絵津鼓先生のお洒落な配色で「アパルタメント」って感じに見える表紙はとても雰囲気がありますね。
小学生の時の同級生が再会してからのお話です。杉本にも妹尾にも辛い過去があり、それが今の彼らに影響を与えているのですが、私には妹尾の元彼への想いとか関係が、この作品ではあまり描かれていなかったので、ちょっと感情移入がしづらかったです。
その過去が描かれた作品が非BLの『モアザンワーズ』という作品らしいのですが、主人公の女性・美枝子は多分私の好みではないので読みたいと思えず…。先に読んでいたら良かったのかもしれません。
美枝子が再会した妹尾に答えた「子供が生まれてからそういう絆ができたと思う」って台詞がどうにも頂けなかったんですよね。子供が持てない同性愛は、やっぱり子供には勝てないのか~ってちょっと悔しい。好きな人のために3Pするってのも訳がわからん。あ、そうか!もしかしたら美枝子も何か暗い過去がある女性なのかもしれないですね。それだったらどうしてそうなったのか、ちょっと読んでみたい気もします。
妹尾の過去と違い杉本の過去はぐっと感情移入して読むことができました。横暴だった祖父を許せなかったり受け入れられない気持ちも、すっかりボケてしまった祖父に対する罪悪感も、兄に引け目を感じる気持ちも…。その兄は自分の会社の社長の話を聞いて、祖父を受け入れるようになったと言います。このシーンはすでに両親が若くない私には大変響きました。
二人が過去から逃れてきた小さなアパートで、寄り添いながら抱き合ったのがとても自然に思えるのが、絵津鼓先生の作品の魅力だと思います。だから雰囲気や作風は大好きなんですが、評価がとても難しいです。
妹尾の過去なくしては今の妹尾にあらず。うーん、やっぱり子供のことが引っかかり過ぎる!中立です。だけどこれからの二人が描かれた新刊がでたら絶対に買います!!
もともと、絵が好きで、初連載ということで購入。
内容は特に期待もしてなかったのですが、かなり好みでした。
妹尾のユルい感じ、というか作品全体に漂うユルさがすごい好み。
関西弁の話はあんまり好きではないのですが、これはそれがかえって良い味を出していると感じました。
私には美枝子が地雷ではなくて、かえって3人の関係が気になったので、3人の物語(しかも美枝子が主役)の『モアザンワーズ』も購入しちゃいました。
これも、かなりキュンキュンきて好み(一応、非BLみたいですが)。
3人の結末がわかっちゃっているので切ないです……。
『lN THE APARTMENT2』の連載も密かにチェック中。
こちらも、引き続き良い感じ。
登場人物全員が好きな感じ(はーと)という、私にしては珍しい作品です。
おしゃれな表紙と地味目な絵が好みだったので購入。
話も割と好みでしたが………正直なところ、一番大きなネタがかなり地雷で(ううう)
女と子供は無理でしたわ。
これがなくても、二人で暮らす淡々とした話でよかったんじゃないかしら。
妹尾に何かあっても、もう少し違う方がよかったんじゃないかなあ。
ラストも軽くかいてありますが、結局はバラバラなんですよね。
う、うーん。
絵と雰囲気は大好きなんですが、私には合わなかったようです。こればっかりは仕方ない。
絵はゆるふわだからきっと内容もゆるふわ!よっしゃ癒し系だからこれ読んで疲れ癒すぞ!と思ってたら途中でストーリーが重くドロドロになってびっくりしました。
何よりビビったのは妹尾の「女の子を交えた3P」ってそりゃダメでしょー!!いくらその描写がなくても!!男3人の3Pは平気なんですが、途中で挫けそうになりました。最後はいい感じにまとまって安心しましたが、そこだけ何だかモヤモヤ…
絵はとても好みでした。杉本の髪型がちょっとずつ変わってて可愛かったです。関西弁もいい塩梅で脱力?というか肩の力が抜ける感じでした。
表紙裏、めくってみるとふたりのその後が描かれていました。ふたりは遠距離になっちゃったのかな?う〜ん気になる…
オッシャレー!!デザインがイイ!
ふたりとも関西弁のゆるーい会話劇がイイ!
と、思っていました途中まで。
コレジャナイ感の正体はあとがきにありました。
【ナゼか「暗い話を描こう」として「不安に苛まれながら正直かなり苦しんで描いた】
とのこと。
読んでいてそれが透けて見えました。
家族問題や女性子供問題は「あえてぶっこんだ」けど、要らなかった。
本当に描きたかったものをメインふたりの関係に絞って描いたほうがよかったですね。
著者さんの初コミックスだそうです。
こういう雰囲気をふわゆるって言うんですかね?
全体的な雰囲気が、
ふわわわわー、としてて、ゆるーい感じです。
いい雰囲気です。
しかし、話の内容・展開はそうではありませんでした。
◆◆ ◆◆ ◆◆
ひょんなことから知り合った同じアパートに住む受けと攻め。
実は小学生の頃、知り合いでした。
明るい受けと物静かな攻め。相対する性格の二人。
受けは、コンビニで働いており、攻めは美容師でした。
攻めは生活もきちんとしているのですが、受けは大雑把。
私は、受けの性格が自分と似てるかもとか、思っちゃいました。
面倒で、コンビニ弁当食べたり、カップ麺食べたりしている
大雑把なトコロが似てるかも? ひえええ(><)
受けも攻めも、暗い過去を持ち、それぞれ悩んでしました。
攻めは、祖父の育て方が厳しすぎて、早く家を出たくて
手に職をつけて、美容師になりました。
しかし、祖父は痴呆症で養護老人施設で、前の厳しい趣は全くなく、
静かに暮らしていました。
それを見て、感慨深く考えます。
「何も祖父にしてやれない。声をかけることすら」
攻めの悩みがしんみり心に染みます。
そんな折、ゲイ(?)の受けに挑発され、流されてしまい、
ノンケの攻めは、受けとエッチをしてしまいます。
冷や汗をかきまくる攻め。
「男とエッチしてしまった………」
あはは、ここはおかしかったです。
余裕こいている受けと、うろたえまくる攻め。
でも、「これでいいんだろうか」と冷静に考えるノンケの攻めを見て、
受けのことをちょっとは考えてくれているのかな、と嬉しくなりました。
そんな折、偶然から攻めは、受けの過去の話を聞くことになります。
元カレ、そして仲の良かった女の子の話でした。
仕方なく追い詰められてしまった状況により、
「子供を作らないと」
とのことで、元カレ、女の子、受けで、3Pをし、
本当に女の子が妊娠してしまいます。
そして、子供は元カレの子と判明し、元カレと女の子は結婚……。
受けはひとり残りました。
しかし、攻めは受けに元カレと結婚した女の子の二人に会うよう
説得します。
屈託なく笑う受けが悲しく見えて仕方なかったのです。
それは、私も思いました。
受けが無理して笑っているように見えてしまって…。
受けの笑顔が悲しかったです。
受けは元カレ含む二人と合うことで、気持ちの一区切りをつけます。
そして、攻めも痴呆症の祖父に会うことで気持ちの整理をつけます。
何も言わない、この合間の雰囲気、とても良かったと思います。
最後にどちらともなく、エッチ。
いつも飄々としている受けが、今回は余裕なく照れていて、
ホント可愛かったです♪
◆◆ ◆◆ ◆◆
でもなー……。
表紙裏を見たのですが、なんとふたりは遠距離っぽくなってます!!
しかも、付き合ってるかどうかも分からないという
あやふやな状態。
えええええ、あそこまでいっといて!?
そりゃないよー。
表紙裏のふたりの将来の話については
ちょっと悲しかったです。
淡々としつつもしっとりとした展開はすごく好き。絵も派手じゃないけど見ていて癒される。だけど個人的には、ゲイのカップルに子供が必要だからといって、その片割れのことが好きな女と3人でやるっていうのがどうも受け入れられませんでした。そのくらい切羽詰ってた、といっても、子供ですよ??産まれたら親として大きな責任が覆いかぶさるのに、そんな簡単に?うーん、3人いて、誰一人もう少しまともな発想出来る人いなかったのかな。妹尾が姿を消して、残った二人がなんやかんや上手くいきました、幸せです、って……いやいやいやいや。なんか納得いかなかった。杉本と妹尾のやりとりは好きなだけに残念。
※過度なネタバレ注意
絵柄や、途中までの雰囲気はいいなぁ~
キたかこれは…!?
と思いながら読んでいたのですが、
杉本(受)の過去が意外とエグかったですね~。
事情があったとはいえ、
受けの過去にさまかの
「男×男×女」の3Pがあったとは~~~!!
えげつないわ~~~
男同士は恋人同士で、女の子は二人の友人というポジションですが。
でも、えげつないけど意外性があって面白かったですw
3人のその描写は描いていないので大丈夫だと思いますが、
ちょっとでも女性が絡んだ過去があるのが苦手、
と言う人は避けた方がいいかもしれないです。
それにしても攻めの妹尾は強くて優しいですね。
受けにそういう過去があっても、
「しっかりしろ!」と叱咤し、そして励まし支える。
本当に攻めはいいキャラでした。
攻めのおかげで、過去となんとか向き合えるようになった受けさん、
閉ざされた気持ちが開けて、ようやく時間が流れ出した瞬間が、
切なくて、でも良かった~~!と思いました。
受けのネコのようにふら~っと入り込んできていつの間にかあざとく懐いている感じと、
攻めさんの人の良いところとがマッチしたカップリングで、
カップリング的には良いカップリングだなぁと思いました。
淡々としたシーン運びと静かでシンプルな画面処理で、なんだか薄荷の匂いがしそうな世界だな、というのが第一印象でした。
読み始めてみると、登場人物たちがネイティブの関西弁でまずちょっぴり驚きがあります。
気兼ねのない男同士のカジュアルなやりとりにもくすっとしたりしつつ更に読み進めていくと、攻めの抱えている物も受けの抱えている物も、第一印象からは想像もつかないくらいずっしりとリアルな人生のしがらみでまた驚きました。
この筆致・導入で、なんて重いテーマを扱うのだろうと思いつつ、特に何かが浮いているというわけではなく、自然に物語に入り込んで読み進めることができました。
生きていくために、選んだ職業。だからどんなに真面目に努力をしてきていても、自分の中の情熱の欠如みたいなものへのコンプレックスを拭うことができない。
攻めのバックボーンも、カジュアルな導入からは想像がつかないくらい緻密でリアルだと思いました。
受けの抱えるしがらみも言わずもがなで…
妙に飄々として見える受けの根底にあるものが、自分の人生に対する諦観だと知った時の切なさはとても胸にきました。
こんな二人が出会って、惹かれていく。
自分の中だけにとどめて、うずくまってじっと耐えていたものが、一緒に過ごすうちにお互いにだけそっと漏れでてしまって綻んでいって、お互いを救いたいと思うようになる…というのが、
攻めと受けの出会いに、お互いを救えるのはお互いしかいない…という相互補助的な必然性があるというか…
とにかく萌えという一言では言い表せないのですが、二人が出会ったこと、深く互いを知り、繋がれたことへの感動がありました。
一つ一つの言葉選びもとてもよかったです。
「すきっていうより、いとしい」
攻めの台詞からは、身体も性も容姿もその他の何もかも飛び越えて、ただひとりの人間として君のことを好ましく想っている、という真摯な気持ちが伝わってきてぐっときました。
なんだかぜんぜんうまくこの読後感を説明できた気がしないのですが、
ただの雰囲気漫画ではない、確かな重みのある一冊だったと思います。読めてよかったです。
最初は軽いラブストーリーか、ラブには至らない日常が延々と続くような話かなと思ってたら、しっかり心情を描いた人間ドラマでびっくりしました。
登場人物もみな魅力的。一見普通なようでいて、どこかが欠けているような二人だから、
弱さもが見え隠れしているところがすごくよかった。
ノンスタイルのボケのような関西弁のやりとりも面白いし、意外にも重い荷を背負ってる二人が、それぞれ過去に向き合って前へ進む姿にじんわりとした感動が。
なんとなくTATSUKIさんの『八月の杜』を思い出して再読してしまいました。
他の方も書かれていますが、あまりBLを読んだ、という感覚になりませんでした。
結構ぶ厚い1冊で、日常描写をメインに、杉本(攻)と妹尾(受)がそれぞれ抱える問題を絡め、恋愛・エロ描写は少々、といったところです。しかし、読み終わってみて、何かとても満たされた気持ちになりました。
小学校ぶりに同じアパートの住人同士として再会した杉本と妹尾の2人が繰り広げる、関西弁での日常のゆるいかけ合いは、読んでいても心地よく笑えてきます。そんな2人は、辛い現実から逃げてしまったという負い目をそれぞれ抱えていますが、2人で過ごす時間の中、それぞれの問題に向き合っていくようになります。
作中の台詞(これだけならネタバレにならないかな...?)で、
「誰かを許せんことで 自分も許せんようになる」という言葉にハッとしました。
恋なのか、友情なのか、傷の舐め合いなのか、いずれにしても、お互いの存在を力に変えて現実に立ち向かうことができる。そこには確かに愛の存在を感じました。
また、エロ描写は少々、と描きましたが、逆にこのくらいあからさまじゃない方が個人的には好みです。妹尾の案外可愛げのあるところが見れます。
私の超絶好みが来た!って感じなのですが、BLとしての萌えは少ないのであえてこの評価です。ご了承くださいませ。
オサレ表紙に思わず手が伸びました。サラッとシンプルな絵で、一見表情とかよみ難いかなと思うが、嫌いじゃないです。そして、内容も◎。女子+子作りと地雷要素を含むのだが、面白かった・・・・・妹尾みたいなの本当ならイラッとくるのに、私も「いとし」かった。メイン2人が微妙な関係のまま終わるが、表紙下で補足。是非、脳内エアー連載を本にして~。
表紙買いでしたが、大正解。
まずこの表紙がいいですよねえ…派手すぎないけれど、
日常の一部を切り取ったような絵が、作品の良さを最大限に引き出していると思います。
内容は、杉本と妹尾が再会したところから始まります。
物語がアパートで動くところがいいなあ、と思いました。
日常感があって、好きなんですよね。
「部屋」って人それぞれにとって大事なテリトリー。
心を開いた人しか入れられないので、
そこが舞台だと、とても日常感があります。
このお話は、2人が出会ったことで成長し合うことがメインになっているな、
と個人的に感じました。
恋愛要素は薄いです。
これは恋愛ではなく、人間愛を楽しむお話ですね。
エッチも2回していますが、あっさりめ。
2人の距離が近づいていく様子も、
萌えるいうより、きゅ~んとする感じです。
なにより、「2人に幸せになって欲しい」と思いながら
読み進める自分がいました。
2人はそれぞれ過去や今になんらかのわだかまりをもって生きているわけですが、
それに対して目をつむって、我慢して生きてきているんです。
そういう「蓋をした過去」、「うまくいかない現実への鬱屈」というのは人それぞれ、
多かれ少なかれ抱えているものだと思うのですが、
2人は出会ったことによって、向き合わなくてはいけなくなる。
それと向き合うことで幸せになれる保証なんてどこにもないんですよ。
そこがまた胸をえぐります。
だからこそ、2人には支え合って、包み合って、
幸せになってほしいなと感じながら読んでいました。
ひとまずそれらと向き合った彼らは、
互いの存在のおかげで一歩前に進んだと思います。
素敵な出会いだなあ、良かったなあ…と、心がほっこり。
最後、なんとか「恋」にしてほしかったなと思ったので、
神…と言えない自分がいますが、
ここまで人間関係をしっかり描いて、きゅんきゅんさせてくれる作品は貴重かと。
今後、作家買い決定です。
BLだとか恋愛だとかというのとは別に
人間として生きる上での、人それぞれが抱えるいろいろな問題・・・
みたいなものが、テーマとしてあるようなストーリーでした。
小学校のころの友達、妹尾と偶然同じアパートに住み再会した杉本。
そんなに気が合うわけでもなく、どちらかと言ったら
杉本とはまるで性格が違う妹尾に振り回されながらも
なぜか気になって久しぶりに会った二人が最初は他人行儀にしていて、
やっぱり気になりながらも
踏み込みたくても踏み込めない何かがそこにある感じが
近づいたり離れたりする二人の距離から感じ取れました。
ふわふわとしていて、そんなことを、ちっとも感じさせないほど軽く見える。
すごくグッと来たのは、まだ最初の方で、重い悩みが何なのかはわからないときに
杉本にシャンプーしてもらってる妹尾が涙を浮かべて、何かを想っているところ。
その感じた何かは後になって、妹尾自身が杉本に明かしています。
杉本は杉本で、家族や仕事の悩みを抱えながら
それでも、精一杯自分なりに生きて行こうと考えてる真面目な学生。
誰でも、自分を正当化して自分の良いように理由をつけて生きて行こうとするけど
杉本も最初は、自分のしてきたことを正当化し嫌なことから逃げて来たけど
妹尾と再会し彼の抱えて来た悩みをきっかけに、自分も前に進もうと決意し
今まで目を背けてきたことに、正面から向き合う覚悟を持てたのかな。
妹尾もそんな杉本に少しづつでも心を開き、その過去について話すまでになるのは
もうお互いに、心を許しているようにしか見えなくて。
そんな杉本が妹尾の背中を押し、忘れたくても忘れられずに
諦めたくても記憶から消せないでいる、その悩みの主とけじめをつけようと動く妹尾。
妹尾もまた、杉本がいたから今の状況から抜け出すことができ・・・
最初会った時に、いくら小学校での同級生とはいえ
何も感じない相手にそこまでしないだろう・・・というくらい
杉本は妹尾が気になり、ほっとけない時点で
悩みもまるごと、引き受ける覚悟ができてた杉本って
自分では気づかないかもしれないけど、かなり妹尾のこと好きなんだなぁと思いました。
ストーリの内容な、少し暗めの重い感じもありますが
その想いテーマを、二人のやり取りと、ギャグで感じさせなくなってました。
多分大阪市北区か都島区辺りの下町で
展開されてそうな些細な日常時々恋模様。
いかにもBLと言う感じで押し付けてこない
絵柄の隙間からにじむのは言葉では伝え難いで
あろう気持ちの断片。
当世流の作品と一言で片づけるには、少し癖が
ある様な気がします。
…この子達、草食系の様で実はしっかり肉食な
感じだし。
うん。読んでてとても気が楽です。
色恋以外の重たい所も織り込まれていますが
その重たさを押し付けてくる感じじゃない。
無理矢理軽くするんでも無く、只そこにある様に
おいておく。
素材の味がばらばらだったポテトサラダが、
時間とともに馴染んでいって一つの味として
美味しくなる様な、そう言う味わいの作品です。
初読みですが、この作者の方の絵がすごく素敵です。
好みドストライクの絵です。こういうテイストの絵ってすごく好きです。
杉本くんが美容師さんらしくかっこよく描けててちょこちょこ髪型変わってるのもすごくおしゃれで素敵ですwwww表紙の色使いもオシャレ!!
内容はすごく人間性をリアルに描いた作品だと思います。故に、BL萌え要素は低め。
エッチシーンは飛ばしてあったり最後ちろりと描いてある程度です。
それぞれの抱える問題についてのお話になってくるのですが、杉本くんの問題は結構共感できる人多いような、割と身近な問題なのですが、妹尾くんの抱える問題というか過去が、ちょっと重すぎるというか・・・漫画として楽しむならその過去の部分を解決する前に描いて頂いた方がよかったんじゃないかなと思いました。最後再会して別れの時にだけ当時の楽しかった思い出が蘇るような構成だったので、ただ妹尾くんが可哀想に感じました。
杉本くんと妹尾くんのじゃれあいは萌えました。
今度は恋愛メインで描いてほしいです。
私が読んで個人的に感じたことなので
違うなと思われる方もいらっしゃると思いますが
これが私の感想です!
読んだ後の感想が「BL漫画にしてしまうのは勿体ない」でした。
BLというのは読む人が限られてしまいますが
この作品はもっと色んな人に読んでもらっても良いようなお話です。
キャラクター達は本当にかわいいです!!
会話にもテンポがあって妹尾くんの性格が本当かわいい(笑)
でもいつもまったりな彼らにもお互いに悩みがあります。
家族関係、仕事関係、過去の友人関係
それぞれとても重い話なのですが
なんというか、リアルだなと感じました。
妹尾くんのはびっくりするけど理由がわりと現実的で
「そんときはもう必死で」という妹尾くんの言葉がすごくリアルに感じます。
どうしようもない状態って冷静に考えたらあり得ないことでも、これしかない!ってなってしまう、思い込んでしまう、それが大きな間違いだって終わってから気づく
そういう事ってありますよね。
逃げても逃げられない現状であるのに逃げてしまう
その問題の大きさは違ってもこういう状況や感情は誰にでもあるんじゃないかと思いました。
彼らの悩みがリアルというより、彼らの感情と行動がとてもリアル。
人間の弱いところが出てます。
わりと自分と歳も近いので少し杉本くんの家族や仕事の話は少し考えさせられました。
甘々なBLが読みたい方にはあまりお薦めできません。
「好きっていうより いとおしい」ですから(*´`*)笑
お互いがお互いを必要としていてじゃれあっているに近いなと私は思います(*^^*)
そしてもしかすると好き嫌いというより苦手が分かれるかなと…
皆さん書かれていますが内容のわりには印象的に暗くありません!
妹尾くんのボケと杉本くんのつっこみはすっごくおもしろいので(笑)
シリアスな空気かと思ったら妹尾くんがボケたりします(笑)
元気でかわいくて憎めない妹尾くんいとおしい!
2人は偶然同じアパートのゴミ捨て場で再会します。それからご飯を一緒に食べたり、TVを見たり、杉本は美容師(修行中)なので妹尾にシャンプーをしてあげたりとまったりとほのぼのと毎日が過ぎていきます。
でも2人には現在もそれぞれ消化できていない過去があります。
仕事と家族の事で悩む杉本。ややこしい三角関係?の恋愛から逃げてしまった妹尾。
暗い話になりそうなんですがなぜか暗く感じない。これが関西のノリかなと思います。
2人が再会して少しずつお互いに前に進んでいく。大きい派手さはないですが、コマ割りもわかりやすくて、2人も可愛くてほのぼのしてて、会話のテンポもよく関西弁。
とても癒されました☆
それぞれの事情を抱え、1人で立ち止まっていた2人。偶然の再会をきっかけに一緒に過ごす時間が増え、それは充電期間となり―。
愛し愛されたい関係ではなくて、お互いの存在自体に癒されて力づけられ、未来へ向かって歩き出した2人。「ありのままの自分」を認められたから勇気と自信をもって変われる、理想的なソウルメイトの心と心の触れ合いにキュンキュンでした!
偶然再会し、一緒にご飯を食べるようになり、一緒にくっついてテレビを見たり、一緒に寝たりするようにもなる2人。穏やかで心癒される毎日。そんな中、少しずつ打ち明けられていく2人の過去や気持ち。
仕事に情熱が持てず、家族にも愛情を注げない事が負い目になっているスギモン。
3人で犯した過去の過ちから1人で逃げ出したという罪悪感に苛まれている妹尾。
「誰かをゆるせんことで
自分もゆるせんようになる」
「妹尾頑張れ
俺も頑張るから」
絵柄もコマ割りもシンプルで、派手な演出はなく淡々と進むストーリー。ですが後半の急展開から、2人が顔をあげて前を向いて歩き出していく姿がとっても鮮やかでした。優しく穏やかに見えて鮮やかな表紙のイメージそのままです。
「偉かったな」
今までの自分を褒めてもらいたい時にまた読み返したい、BLだけではない癒しの力を持った作品でした。
恋愛なんて、読み進むうちにそっちのけになってしまう。
二人の関係はたしかに重要なエッセンスではあるけれども、彼らが抱える問題のリアルさ、それに向き合う感情の流れ、一つ一つ逃さず、拾い集めて描きこまれていると感じます。
男性同士の恋愛模様の楽しみだけのBL作品からは一線を劃す、人間の弱さ、強さ、汚さ、健気さ、愛おしさが詰め込まれた名作です。
初コミックスとのことで、失礼ながら著者様の名前を聞いたことなかったのと、中の絵のサンプルが見つからなかったこともあり、購入を迷ったのですが、表紙と帯(攻めの膝に頭を乗せる受けのイラスト)に惹かれ思い切って購入しました。
買ってよかった!
中身も表紙を裏切らないイラストで安心(好みでした)しましたし、特に受けのキャラが可愛い!
表向きは軽いノリで人の懐にすんなり入るキャラクターなのですが、実は過去に秘密があり…。
秘密の内容は重いのに、天真爛漫なふるまいのちにたまに見せる表情……惚れます。
逆に攻めはあまり表と裏のギャップがないです。
流され純粋攻め×過去あり誘い受け
2人の相性のよさは会話のテンポや動きにも見られるのですが、なんといっても優しい空気感に癒されます。
内容のわりに、暗さはなく、ほのぼのと読めると思います。
アパートのゴミ出しで再開した、杉本と妹尾の物語。
個人的に、関西弁ならではの世界観があると感じました。
特に、独特なノリ。
杉本は、おかんキャラで、少し神経質。
妹尾は、とってもマイペースで、甘えた。
そうかと思えば、関西弁でないとたぶん表現できない、
独特な恐怖を感じさせる発言を唐突にしたりと、
カラフルなイメージを持つ明るいキャラです。
とにかくかわいい。なんか和むわ。でも、なにか不自然さも感じる明るさなんです。
二人は、ボケと突っ込みの漫才コンビをイメージさせる雰囲気の会話をします。
私は完全にはまりました。
まず、アパートのゴミ出しという、ありふれたシチュエーション。
二人の再開が、ここというのにまず拍手。
個人的に、”再開”という言葉は、
結構プラスのいいイメージがあるんですが、そこにゴミ出しwww
いいわこのギャップ。
関西弁好きです。しかも、今回は笑える。
コマ割りも、時間の流れの雰囲気がわかりやすく、読みやすいと思いました。
会話のテンポとうまく混ざり合っていて、とっても楽しめました。
ストーリーの方ですが、
この二人、それぞれに、過去の問題を抱えています。
が、つらい話もなぜか笑いに変えたり、
軽い感じにしてしまうのが、関西独特のノリの凄いところ。
結構暗い話よそれ と心で突っ込んでおりました。
つらい過去から逃げてきた妹尾。
その過去を、思い出さないようにするために、
明るいキャラを演じてきたのかなぁと思いました。
でも、杉本の応援もあり、一件落着後、彼の雰囲気が、落ち着いた感じがしました。
本来の妹尾が戻ってきたのかなぁと思いました。
杉本は、-思考に偏りがちだと思うんですが、
妹尾の謎のノリで、少し元気が出た所もあると思います。
妹尾ほど深い展開はありませんが、
ページが進むほど、前向きに進んでいる感じがしました。
最後まで読み、今までの、二人の面白いのやり取りには、
意味があったんだと感じました。
互いが支えあっている感じがして、いいカップルでした。
妹尾 黒髪受け 神になりました。