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だって、11年前よりもっとずっと好きになっちゃってるんですから
yozora no sumikko de
在夜空下相遇
数年前に読んでいたことをすっかり忘れていて購入し再読致しました。
以前読んだ時もいい話だとは思ったんですが、BLとしての萌えが薄く、あまり印象に残らなかったです。
子どもとその母親の話が強いなぁというのは同じです。
それぞれの人物の心情が丁寧に描かれています。
きれいです。
が、私としてはBLが読みたいので、ラブはいつ始まるんたろうか…とずっと待ちの状態で。
過去と現在の状況は描かれるので、ふむふむなるほど、と。
で、2人はどうなるの?というところがなかなか進まない。
子どもやその母親の話がたっぷりめで。
終盤ようやく気持ちが通じ合って、よかったよかったとなりました。
その場面はとても萌えがあったので、こういうところがメインのお話を読んでみたいと思いました。
作品の雰囲気やお話の進め方はとても穏やかにゆっくりで良かったのですが、キャラクターや関係性の設定が曖昧な所が多くてモヤモヤしてしまいました。
私の読み方が下手なのかもしれませんが、先輩の少なからず星野が好きな気持ちはあるはずなのに、星野への突き放し方が結構酷く?違和感を感じました。
え、そんな感じなの?って…
イメージしてた先輩の感情と行動がマッチしない…
ちょっと大人気ない…
あと先輩の大学時代の真実さん……………
この2人の関係性が非常にモヤモヤする…
いっそのこと当時は好きだったとか恋人(には見えなかったけど)だったとか何か言葉がはっきりついていたら、それはそれでスッキリするんですが…
この曖昧さ、妙な空気、匂わせ感、何度も言いますがモヤモヤです。
実際何だったんだろう…恋愛感情があったんだろうか…恋愛感情もないのに知り合いの子供の面倒見たり、2人と一緒にいて分かった気になって思い上がったりしないような…
やっぱ私は攻めが過去に身体だけの関係じゃなくて気持ち的にすごく大事な人がいたという事実がとても好みじゃないんだと思う!だからモヤモヤするんだわ!
この曖昧さが好みな人もいますものね…すみません。
正直主役より翔太くんがめちゃくちゃ可愛くて好きでした。
この主役の大人2人よりはっきりしてて、爽やかで、見てて楽しい気持ちになるキャラクターで良かったです。
(翔太くんがいなかったら評価はもっと下がったかなあと思います…)
あとは表紙のデザインがとても素敵です。
続編もあるとのことで、翔太くんが主役なのだったら読んでみようと思います。
「この商品を買った人はこんな商品も買っています」とか「 この商品をチェックした人はこちらの商品もチェックしています」ってやつによく引っ掛かります
どんな話かな~ なんて見たら最後 おぉッ!ってなって ついついターザンしちゃって 気づいたときにはけっこうポチってるっていうww
どこかでお気に入りの作家さんの新刊買った時に見つけたんですよね あッ読んでみたい って思ったときには購入ボタン押すくらいには前のめってました
で気づく スピンオフじゃんッ!
慌てて元ネタ買いました
はじめまして
はじめましてって言っても 何回か他作品を買うか否か迷った時期はあったんです でも あたしが読んでいい雰囲気じゃないような気がして
よんでよかったですッ!
びっくりするほど 読みやすかった
見ない振りをして蓋をしてきた自分のキモチ
その熱の理由を気づかぬ振りでねじ伏せた
激しいセックス描写を読むのが若干辛くなってきてたんです
最近ムダに激しめでしょ?
喘ぎ声とか 汁とか ←そんなんばっか自分で選んでるくせに(怒
叶えられなかった夢や 伝えられなかった言葉
突き放し 突き放されたことでより酷く燻り続ける想い
初恋に敗れた小学生と 初恋実らせた教師
ちょっとイジワルで ちょっとコミカルで ちょっとやかましくて
ちょっとせつなくて それでいてどっかほのぼの
うん 大人って 子どもより実は超絶めんどくさい生き物だよね
主役のふたりより 自分に素直すぎる息子の方が俄然男前に見えるし気になるもの
さぁ これで心置きなくあたしも本命へいけるわ
タブレットで読み返したらカバー下の昭弘に寝起きヒゲ生えてて萌えました。電子書籍をスマホで読んでたので気付いてなくて。素敵な家族。
ハヤカワノジコ先生の作品全然レビューしてませんけど、全部揃えていて大好きです。この作品は特にポエム感が強目で、タイトルもコマ割りもモノローグも作画もポエミー。みんな真剣に生きてて、もっと気を抜けばとすら思う。最初はどういう作品かな?と探り探り流れに乗って、最後の付近はもう先輩と星野のやりとりに萌え転がるしかない。先輩のたらしっぷりがセクシー。
翔太が主役の続編「夜明けにふる、」はそこをそうBLにしちゃうか〜と正直やや残念だったのが本音。
まず、表紙の頭上に広がる夜空のカーテンに見惚れてしまう。
そうしてページをひらくと学生服の2人の男の子が
散らばる夜空に囲まれて、図鑑を楽しそうに眺めている。
この2人、星野と一つ上の須藤は高校時代、同じ天文同好会だった。
星野にとって憧れだった須藤。
だけど、彼の卒業と共に星野はその感情を閉じ込めた。
それから11年。
小学校の教師となった星野の前に、生徒の保護者として須藤が現れる。
突然の再会に戸惑い、変わってしまった須藤に対して
複雑な思いを抱く星野は須藤から「もう昔とは違う」と
突き放されてしまう。
それは星野にとって11年前の痛みを追体験するようで、
残酷な仕打ちに思えた。
昔も再会した後も、須藤が星野を突き放そうとするのには理由があった。
けれど、その真意を知らない星野にすれば、その言動は大切にしてきた
思い出を拒まれ、嫌われているとしか受け取れない。
心を突き刺すような言葉を投げつけられながらも、
星野は11年前から抱いてきた須藤への想いが本当は
憧れよりもずっと深い、恋であったことに気がついてしまう。
近づくほどに恋を自覚していく星野と、
近づくほどに恋を怖れて遠ざかろうとする須藤。
高校時代、星野の好意に気づきながら、
星野へのキスを冗談にしてしまった須藤。
そして、また今も同じことを繰り返そうとしていた。
切り捨てることは出来ないくせに、受け容れることも出来ないで。
同性を好きになる、という事実が彼らにとって
どれほど重いことなのか、悲しいほどに思い知らされる。
そこにある感情を恋と認めてしまえばもう後戻りはできない。
だからこそ、たった一歩を踏み出すだけのことがこんなにも難しい。
息苦しいほどに切ない大人2人の恋愛とは正反対に
子どもたちは眩しいくらいまっすぐに恋をしている。
星野に恋する須藤の息子の翔太やその同級生たちの
恋の交錯っぷりは外側から見ていれば面白いけれど、
彼らは至って大真面目で、本気の恋なのだ。
まだまだ子供だと思っていたのに、自分の気持ちを受け容れて、
好きな人のために行動し、言葉を伝える強さを持っている彼らが羨ましい。
成長するうちに失われていく輝きが子供たちにはあって、
彼らのその姿が星野にもう一度須藤と向き合う勇気を与える。
父とは違い、積極的な攻めの姿勢をみせ、
「ほしの泣かすやつは許さねぇ」「オレがほしのをまもるから」
等数々の胸キュン名言を残し、小学生であることが惜しまれる
ほどのイケメン力を発揮してくれた翔太くん。
だけど、皮肉なことに彼は小さな当て馬役どころか、
図らずも父と想い人の恋のキューピッドになってしまうのだった(笑)
切ない…
描き下ろしでは想いが通じ合い、なんとなく以前よりも
甘みを漂わせる2人のやりとりが垣間見れた。
これまでは互いに自分にストップをかけていただけで、
そうでない星野と須藤はこんなに柔らかい雰囲気なんだな、
と恋人同士になった2人を実感し、嬉しくなってしまう。
ここで描かれるのはキスまでなのだけれど、
それでも2人から抑えきれない情欲みたいな
ものが溢れ出ていてドキっとさせられる。
眩暈がするような熱さに、
「興奮する」って台詞自体に、
こちらが興奮してしまいそう…うひゃぁ///
最後はカバー下の2年後エピソードを読み終えて、
家族のような3人に幸せを噛み締めた。
切なさも、美しさも、あたたかさも、
全部ひっくるめて大好きな1冊でした。
ストーリー展開はそれなりに練られていたとは思いますが、攻めの須藤の魅力を理解しきることができなかったので、中立評価に落ち着きました。高校時代、後輩だった星野から好意を向けられていることに気付いて自分も彼が気になりつつも、同性であることをすんなり受け入れられず、身勝手に突き放してしまった須藤。当時の彼の戸惑いは当然だと思うし、その衝動的な拒絶を責めたいわけではありません。
でも、大人になって息子の担任になっていた星野と再会してからも、自分の気持ちをコントロールできないからなのか、苛立ちを隠さず星野に接する須藤に納得がいきませんでした。星野の方から友情のラインを越えて告白してきたわけでもないし、自分は彼に同性は無理だとはっきり伝えたわけでもないのに、常に星野が悪いかのような態度をとるのはなぜなんでしょうか。回想ではちゃんと自分の気持ちと向き合えていたんだから、実際星野と対峙した時も、もう少し大人な振る舞いをして欲しかったなぁと思いました。彼の息子の翔太と、星野とのやり取りは可愛くて癒されたので、翔太メインのスピンオフは楽しみです。
表紙の星の色づかいに目をひかれて手に取った。絵が好き。小道具に手を抜かない画面が好き
鍵を掛けたってモノローグに星のシリンダーだよ?
告白のシーンでの坂の上からの街並み、モノクロなのに色つきで想像できるん
先生は天然乙女だし、先輩は見た目に反して煮え切らないし、それはいいんだけど他の登場人物に毒がなくてちょっと物足りない。コーヒー入れてくれるおじさん先生好きだけど!そんな感じで萌止まりなんだけどやけにきらきらしてて、とっておいときたい本
表紙を見て「好みかも」と思った方は買って損はないかと思います。
画面の美しさ、繊細さは さすがはハヤカワノジコさんといったところです。
1ページ1ページが一枚の絵として成り立っていて、ゆっくりじっくり読みたくなる作品です。
あと、ハヤカワさんの作品はいつも素敵な女性が登場しますね。今回登場した真美さんもとても魅力的な方でした。女性キャラをただの当て馬などではなく、物語を構成する立派な一員としてここまで描ける作家さんは意外と少ないかと思います。
ときどき読み返したくなる、そんな作品です。これは大切に本棚に収めておこうと思います。
私のこの作品との出会いは、電車で前に座っていた20代風の女子がこちらを堂々と読んでいたことでした。東京のど真ん中で、電車で堂々とBLを読むだと…!?と驚愕したのですが、表紙がとてもきれいで、一般の方には一見してBLとわからないものですね。
上記で興味をそそられ購入して正解でした。
全体通して描き方がとても綺麗で、それだけで心が洗われるようです。描き方は、ともすればわざとらしくなりそう?ですが、しっかり力がある作家さんなので全くそんなことはなく、全体から世界観が伝わるのだなと思いました。こんな素敵な作家さんを知れたことをうれしく思いました!
先輩と星野先生、そして翔太くんの今後ももっと見たいです!
ハヤカワ先生の他の作品も集めたいと思います☆☆
えんどうくんの観察日記を読んでハヤカワノジコさんの作風にはまったので購入。11年ぶりに再会した先輩後輩関係の二人のお話です。
二人の感情がそれぞれで描かれるので、見ている側は切なくて仕方が無い……好きだけど突き放して、突き放されて、でも想い合ってるのは見ていてすごく切なかった。
いきなり子連れでびっくりしたのですが、翔太くんは実の息子じゃないんですね。えんどうくん~に引き続き、今回も女性キャラが上手くたってると思います。異性ではなく同性を選ぶ、という段階に、魅力的な女性が障害?とまではいかなくてもワンクッション挟まると、二人の絆がより深く強く感じられるのかな。上手く説明できないけれど……。
全編通して、切ないシーンが沢山ありました。なんでそうなるの!!って叫びたくなるような。でもその切なさがこの作品の魅力です。
親子で同じ人好きになるとか、マジ親子ってなってましたwwwww
「えんどうくんの観察日記」から知っていて、
本屋さんで衝動買いしてしまいましたwww
私が姉、友達、先輩に布教しすぎて、
みんなハヤカワノジコさんの大ファンですwww
あの親子も、校長先生も友達もみんな可愛いですね。
幸せな気分になりながら読んでいました。
親子の嫉妬ぐあいとか似過ぎてて、
さっきも言ったけど、
親子、マジ親子ですねwwwww
大好きなのでおすすめです。
なんとなく、表紙に惹かれて買った。気がつけば何度も何度も繰り返し読んでいた。踊るようなコマ割り。心情を表す細かな表現。読む人を選ぶかもしれない。けれど、私は、このマンガから恋の焦燥を感じた。目が覚めるような思いだった。恋は甘いだけじゃなく、焦がれるものなのだと、忘れていたかもしれない。
この分厚い一冊に、ぎゅっと恋が詰まってる。
ハヤカワ先生の夜空のすみっこでがドラマCD化と昨日知りました!!
嬉しさのあまり、今レビューを書いております笑
高校から大人に変わり、子供から大人に変わってゆき、考え方も少しずつ変化していくけれど確かに変わらない物もある、そう思わせてくれるこの作品
高校時代先輩後輩だった須藤と星野は、偶然再び再会する
それも教師と親という関係で
少しずつ蘇る高校のときに抱いてた淡い恋心
高校のときは、それを言葉にするには幼すぎた、でも11年たった今は………??
近づくようで遠ざかる二人の距離
大人だからこそ進み出せない一歩があって、でも互いに強く惹かれ合う
もう読んでてうるっときました笑
この二人にはずっと幸せでいてほしいです
そしてまたほかの作者にはないハヤカワ先生独特の世界観を楽しんで欲しいかなーと思います
迷ってる方はぜひぜひ買ってみてくださーい
丸ごと一冊すべてがひとつのストーリー。
とても高い評価ですね。
その評価どおり、とてもいいお話でした。
独特な世界観だな~なんて思いながら読んでいたのですが、
途中から・・・割と王道?とw
それに、これはワタクシの好みの問題ですが
「センセ」がニガテだからですかね~、読んで行くと少々イライラしてきましたw
オドオドワシャワシャしすぎ。
ちょっとどころじゃぁないオドオド度。
小学生の方が、よっぽどシャキーンとしてるぞ!(笑)
と言いたくなる。
私の中では・・・静かな部分と激しい部分、そしてストーリーの流れが
少しだけアンバランスな気がして
普通に面白くはあったけど、あまり入り込めない作品でした~。
ホントにこのカバーとか、口絵のカラーイラストの、
カラーの使い方とか、画面構成とか、凄くいい。
カラーイラストだけじゃなく、もちろんコミック本体も、絵のバランスとか、画面構成にメリハリあって、センスあるなぁって感心するし、絵はとっても好き。
でも、これだけ評価が集まっているんだから、言っちゃっても構わないよね。
このお話、私はしゅみじゃない。
子ども時代の恋をこじらせたまま、年齢だけは大人になった二人が、子供じみた恋に、子どもを巻き込む話。
高校生時代の甘酸っぱい思い出の相手と、子どもの保護者と担任教師として再会するのって、まあ、誰しも一度は夢に見るシチュエーションだよね。
ここまではOK.
子ども達は素直で真っ直ぐで正直で、いつだって真剣。
それに引き換え自分は自分は、、、
って、子どもの素直さと対峙させて自分の本当の思いに気付くとか、お話の作りとしてはアリだよね、よくできてる。
ここも、まあなんとかOK.
自分のことを好きだという小学生の子どもの親が、自分が高校生の頃好きだと思いながらも、恋心に封印して忘れたつもりでいた先輩で、再会して封印していた恋心に気付く。
この展開それ自体はOK.
じゃあ、どの辺から「しゅみじゃない」になるのかっていうと、
とりあえず翔太の母の真美が地雷系のキャラで、萎えツボにクリティカルヒット。
須藤の言動も卑怯で好きじゃない。
星野も真面目な天然さんはいいとしても、これが子どもの担任だったらNG.
そして、結末がなぁ、、、
いい話っぽく二人がくっついて終わっているけど、翔太はどうするの?どうなるの?
翔太はちゃんと失恋を受け入れて、須藤の連れ合いとなった星野と共に3人で親子生活を円満に過ごしたりしちゃうの?
それとも、須藤と翔太は今まで通りの生活を維持しつつ、須藤が通い婚状態で星野とイチャエロするの?
それもなんだかなぁ、、、
と、まあ、いろいろ考えさせてくれるのは、それだけ作品に力があるって事だろうけど、
率直な読後感としては、しゅみじゃなかった。
この作家さんをこの作品で初めて知りました。
商業BLにハマって間もないのですが、立て続けに名作に出会っている気がします。
これもそんな一冊。
一冊丸々、二人の話です。いや、大人二人とお子様一人、実は三角関係の話です(笑)
この独特な雰囲気、いいですねえ。
読んだ友達と談議になったのですが、真実さんの存在。
私は翔太くんは実子でいいと思うし、実子じゃないと引き取るのは難しいんじゃないかと思うのですがどうなんでしょう。
友人は一度でも結婚したら駄目!派なんで、女性関係はカウントに入らない自分との温度差を感じました。
そうか、結婚は駄目か。
【追記】
文章が下手で申し訳ないのですが、このお話で翔太くんと先輩は血が繋がってません。
彼女とは恋愛感情はなかった気がします。あ、いや、先輩はあったかも。少なくとも、マミさんはそういう対象に見ていないですよね。
もしかして実子だったんじゃ!?という事はなく、ifの話で「それでも別に実子設定でも良かったんじゃ?」と思っただけの話です。
誤解を生む書き方してすみません。
snowblackさん
いえいえ、確かに私が間違って解釈してる様にしか読めないです(汗)
確かに年齢上がりますね。
おっさん好きなんで私は大喜びですが、これもまた違うような(笑)
引き取る経緯は、スピンオフで読めたらいいですよね。
とにかくとても素敵な作品でした。
キリヱさま、
早速に返信をありがとうございます。
なるほど、設定自体のことについての論議なのですね。
きちんと読み取れなくて申し訳ありませんでした。
実子……でもいいですけれど、そうすると年齢の設定を上げる必要がありますよね。
それと、血の繋がりもなく、しかも妻や恋人の忘れ形見でもない翔太を引き取る……
というのが、須藤親子のキャラクターの造形に一役買っていると思うので
いささか無理もありますし、経緯もよく分からないのですが、
ご友人とは違う理由で、この設定の方がよかった、と思っております。
キリヱさま、
早速に返信をありがとうございます。
なるほど、設定自体のことについての論議なのですね。
きちんと読み取れなくて申し訳ありませんでした。
実子……でもいいですけれど、そうすると年齢の設定を上げる必要がありますよね。
それと、血の繋がりもなく、しかも妻や恋人の忘れ形見でもない翔太を引き取る……
というのが、須藤親子のキャラクターの造形に一役買っていると思うので
いささか無理もありますし、経緯もよく分からないのですが、
ご友人とは違う理由でこの設定の方がよかった、と思っております。
snowblackさん、コメント有難うございます!
文章が下手で申し訳ないのですが、この話では真実さんは全く恋愛感情すらなかったと思って読みました。
この設定は必要だったのだろうかという談議なので、「別に赤の他人を引き取らなくても良かったんじゃないかな、一度そういう女性関係があってもいいんじゃないかな」という女性はカウントに含まれません派の私と、想いの方向がぶれるので女性関係があったら嫌派の友人で、先輩が過去にどの程度星野くんの事を思っていたか、そこらへんの受け取り方の違いなのかもしれません。多分、私が思ってる先輩から星野くんへのベクトルよりも友人の受け取り方の方がより太いベクトルな気がします。
スピンオフ連載中なのですよね。
コミックス派なので、刊行されるのを心待ちにしております。
キリヱさま、はじめまして。
snowblackと申します。
この作品は私も最近読んで、とても素敵だと思った作品です。
レビューの中でおっしゃっている翔太に関して。
私は以前に女性関係があろうが結婚していようが気にしないのですが、
この場合はまったく血の繋がりはない、と思います。
それ以前に、真美さんとは結婚どころか恋愛関係でもなかったのではないか?と
思っているのですが、如何でしょうか?
引き取った経緯に関しては、確かに本編だけではよくわからないのですが、
今息子を主人公にしたスピンオフが連載中なようですので、
もしかするとそちらで垣間見えるかもしれません。
独特のコマ割り、繊細に描かれた表情、どこかノスタルジックな空気など、
物語自体は特別に目新しいものではないのだが、個性のある作家さん。
これは、かなり分厚い一冊。
えんどうくんを読んで、嫌いじゃないが夢中になる程ではなかったが、
次に新刊のストロボを読んで、前作より随分強く気持ちに入ってきたので
厚さに敬遠していたこの作品も読んでみたのだが、これは良かった!!
高校時代に天文部の先輩後輩だった二人の、11年後。
小学校教師となった星野は、憧れていた須藤先輩と
受け持ちの問題児翔太(小5)の父として再会する。
かつてお互いに惹かれ合っていた二人……
思わず伸ばしてみたものの、その手が触れ合った時に臆してしまった過去。
淡い記憶が少しずつはっきりと想い出され、やがて浮かび上がる想い。
星野視点のモノローグで描かれる世界に、いつしか引き込まれる。
語らない須藤先輩の想いも、ひしひしと伝わってきて
胸がキュンキュンする。
高校生の頃のままの純粋で強い思い、
高校生の頃のままではいられない、大人として背負う物や思う事。
昔は分からなかったことできなかったことと、今わかることできること。
戸惑いながら、迷いながら、近づかずにはいられない二人。
星野のひたむきさにも、須藤先輩の臆病さにも、心揺すぶられる。
須藤の息子・翔太の真っすぐな強さは可愛く、
同僚の教師達や友達のお母さんの暖かく深いまなざしも、
物語を魅力的にしている。
リボンの表現や、陰影の付け方、表情やアングルなど
セリフと絵が一体となって、読み手に想いを伝えてくる。
時折挟まる4コマ漫画の存在も、緩急がついて面白いし、
最後にカバーを剥がすと読む事ができる、2年後のある朝の情景には
気持ちがほっこりとする。
美しい表紙、柔らかな絵柄、星空というファンタジックなイメージ、
雰囲気だけに留まらない、静かな熱を感じる物語でした。
前作よりキャラクターに感情移入できました。
雰囲気はあいかわらず透明感があって美しいです。
表紙が綺麗!
そして本が厚い!
じんわりと心に響くストーリーです。
主人公が担任するクラスの子供たちがかわいくてかわいくて。
この子たちのおかげでストーリーのテンポが良かった気がします。
大人たちだけなら「えんどうくん~」と同じ感想だったと思う。
BLではあるけど、その枠だけにとどまらずに多くのひとに読んでほしい作品です。
転任草々、暴れん坊の生徒に手を焼いている、小学校教師の星野。
ところがその児童は、高校時代の憧れの先輩だった須藤の息子だと判明。
11年ぶりの偶然の再会に、再び心揺れる星野ですが、
須藤は「二度と会いたくなかった」と、先輩として星野に関わる事を拒みます。
高校時代、須藤に対する気持ちを、必死に閉じ込めようとしていた星野。
一方須藤は、分かりやすい星野の気持ちに気付いていて、
でも自分も星野に惹かれていることを認められず、
「男同士でキスとか、バツゲームかよ」と突き放してしまいます。
そして気まずい雰囲気のまま卒業して・・・
大人になって再会してからも、須藤はやっぱり須藤でした(笑)
私はこの攻め様がどうしても好きになれず・・・
ゲイではない者同士、当然の戸惑いと反応かもしれませんが、
拒絶の仕方が中途半端というか大人げないというか。
受け様の星野の方が、優しげな性格に見えて実は男前ですね。
素直で真っ直ぐな子供たちに触れて、須藤に対する想いを恋だと認める星野。
この、翔太を初めとする子供たちが、本当に良い味出してます。
お父さんの須藤より、息子の翔太の方が絶対に男らしい(笑)
ただ、須藤が翔太を引き取ったいきさつは???ですね。
翔太のお母さんの真実も好きじゃないです・・・
雰囲気は凄く良かったです。結構私好みかも・・・
そして、何より絵が素晴らしい!これは絶賛です。
それだけに残念なのが、フリーハンドで書かれた文字が余りに多すぎたこと。
説明がくどすぎて、せっかくの美しい絵が台無しです・・・
これだけ画力があるんだから、もっと空気で読ませてもいい気がします。
特に、表紙、裏表紙、1ページ目のカラー絵はもう文句なし!
絵は間違いなく「神」でしょう。今後に期待な作家さんです。
また新作が出たら、読んでみたいです。
余談ですが、四コマ漫画が凄く面白かったです(笑)
先輩×後輩
メインカプより、生徒たちや先生がいいキャラで四コマが一番好きでした(=゚ω゚)ノ
2人距離はリアルですよね。
後輩が懐くのが嬉しいだけど自分の感情をもてあましさらには後輩の気持ちを受け止められる余裕さえなく拒絶してしまう。
互いにたしかな気持ちがあったはずなのに寂しい思い出。
何年たっても変わらないうえに前よりも好きな気持ち。
攻めの気持ちがイマイチわからずん〜になってしまいました。
息子くん可愛いし、ガキ大将がもっと可愛かった。
こいつらカプ有りなんじゃ、、、、と思わせてくれるくらいのガキ大将のツンぷりがたまりません。
息子くんに惚れてる女の子も可愛い〜。彼らのメインが読んでみたいなって思います。
評価の高さが気になり購入しました。
もう評価の高さも納得の素晴らしい作品。
えんどうくんの観察日記の作者の方なのですね!
あまり冊数出してらっしゃらない作家さんで名前より作品で覚えてしまっていたので読んでから気がつきました笑
えんどうくんの観察日記同様、この作者さん特有の透明感と言いますか、不思議で心地の良い世界観でした。
2人の関係と星空、高校生の時と大人になってから、目新しい設定や要素は無いのに今まで読んだことの無い心地よい作品でした。
翔太くんを初めとした小学生三人もとってもいい!可愛らしいですね〜普段BLに子供が出てくるとモヤモヤとしてしまうことが多いのですが、この作品ではそんなことが全くなかったです。これも作家さんの力量ですね。
表紙裏の二年後の三人がもう本当に愛しい。
私は漫画を描いたことはないので素人の意見ですが
すごく独特なコマ割りをする作家さんだなぁという印象です。
慣れない人にはすこし読みにくいかもしれません。
はまるとすごくはまるんじゃないかなぁ
お話はそんなに特別なものではないのですが、
この作家さんの描く画面が醸し出す空気でとても特別なものに感じます。
じわ~っと心に沁みて、何度も読み返したくなる感じ・・・
そしてエッチな展開は全然ないのになんだか色気を感じます////
翔太君がとってもかわいい!
頼りなげな小学校教師・星野は、高校時代に憧れていた須藤先輩と、教師と生徒の保護者という立場で再会した。
眩しかったあの頃の記憶と想いが甦る———
だが、「昔のままじゃねぇ」と須藤に拒絶の言葉を告げられてしまい…
という目新しい設定ではないんですが、心の宝石箱にしまっておきたいようなステキな読後感の作品になっております。
前作「えんどうくんの観察日記」でも感じたのですが、癖のある画面構成とデリケートな味わいのある描線、上手い絵に、まず目を惹かれました。
読んでいくと、印象に残る表情や切なさの漂う空気感、揺れ動く気持ちの丁寧な描写、あぁ…少女マンガのツボだなぁ。
憧れていた相手も自分を好きだった~ってのは、乙女の夢だよねぇ。
酸いも甘いも噛み分けたトシになってしまうと、現実はそんな都合良くできてないとわかってるし、そんなのはおとぎ話でしかないのだけれど、わかってても腐った乙女心をぐわしっ!と揺さぶられました(笑)
また、須藤の子・翔太が、いっちょまえに凛々しくて、可愛いんだよー。
パラレルストーリーで翔太×星野も、ちょっとだけ見てみたいという、禁断の妄想がチラリとよぎってしまいました……orz
厚さにちょっと驚いた。
買うのをなんどかためらった
ためらった理由はえんどうくんの観察日記を読んだことの記憶があるものの、その感想を思い出せないでいたからです。
でも、気になっていてやっと購入しました。
高校の先輩後輩、
先輩の事が大好きだった。
それから年月がすぎ、後輩は学校の先生になっていた。
自分が担任している生徒の父親として先輩と再会する・・
読み終えた感想としては、
子供がただただかわいいな。
というか、当の先輩後輩よりも
誰よりも輝いていた息子翔太くん
まっすぐで頑張りやさんで
優しくて。とってもかわいい。
星野先生の何がすきのだよ!と
怒りすら感じましたw
二人とも同じ気持をかかえていたのに、なぜ、これほどまでに
疎遠だったのかも伝わらないし、
翔太の母は登場してくれなくて良かったし、
そんな理由で引き取れるのも
無理あるし
あれやこれやが気になりまして・・・先輩後輩の恋に関しては勝手にしてくれという感じにしか
思えなかった
翔太くんのキャラがなかったら
嫌いな作品です
会えなかった時間の意味を知りたいとさえ思えなかった。
長らく合わなかったが
好きだった。という気持も伝わらない。
翔太のお母さんと先輩の関係せいが違和感。
翔太くんの気持もしかこの本からは読み取れませんでした
翔太くんが幸せになりますように!!
忘れていた
決して、忘れられない想い。
小学校の教師である星野
彼には高校時代、憧れていた人がいた。
天文部にいた、ひとつ年上の須藤先輩
彼と再会したのは、十一年ぶり、生徒の保護者と担任としてだった。
星野に対し、あくまでも「保護者」として接しようとする須藤
そんな彼への想いが「憧れ」ではなく「愛」であったと気づく星野
憧れていたはずの人を、再会するまで忘れていた星野
冷たく突き放しておきながら、それでもずっとずっと想いを捨て切れなかった須藤
僕は ずっと 好きだったんです
僕は 忘れません
だから あなたは 忘れてください
「須藤さん」
おまえが 俺のこと 忘れりゃいいんだよ
今まで そうだっただろーが
片思いしていたのは、
ほんとうは、
はじめて読んだ作家さん。
手にした時、表紙の絵がきれいだなって思った。
水彩の色合いや星がとてもきれい!
ほかのレビューされているかたが白がきれいって言われているのを読んで、
自分が感じたきれいってそういうことだったんだと思いました。
うまく言葉にできないけどそういう感動みたいなのがありました。
お話も昔の恋が花開いたような。
じんわりと熱が届くような。。。
星野のドキドキがこっちに伝染してきました。
すごいキュンとなった。
あと翔太くんかわいい!
子供が出てきたとき読めるかなって不安になったけど大丈夫だった。
そんな不安は必要ないくらいかわいいしオトコマエだった!
うまくレビューできないのでかわりに評価に気持ちをこめました。
ハヤカワさん、これからもチェックします。
『ハヤカワノジコ』の名前を見るやいなや速攻の作家買い。
この話、好きです。好きです。大好きです。まるまる1冊、大満足。分厚かった!
重苦しい気持ちを引きずったままの須藤と星野が互い互いに、過去と現在を行ったり来たりして感情の変化が急速に飛んでいったりする難しい内容の中、途中途中にぽわわ~んと繰り出すかわいらしい4コマに助けられた。
最後まで一気に読んで、何度も繰り返し読んだ。
高校時代の甘じょっぱい初恋トキメキ具合、淡く切なくノスタルジックな懐かしい風味がたまらない気持ちにさせる話だった。
涙が、涙が、止まらない。セツナサはずっと忘れなくていい…。
小学5年生の『須藤翔太くん』にトロフィ贈呈したいです。
2年後の家族の雰囲気、翔太くんありがとうだよぅ。うううっ。涙ほろり。
初読み時、キャラは素敵だと思いつつも
実はそんなに物語に入っていけてませんでした。
実は前作『えんどうくんの観察日記』にも
そんなに萌えなかったクチなので
予想はしていたのですが…。
先輩・須藤がどうにも好きになれなかった。
ただ、それが何度か繰り返して読み重ねたら、
やっと胸がきゅうっとしてきた。
私にとってはスルメ系な作品だったようです。
描き下ろしの二人、急激にかわいいです。
そしてカバー下の三人はもはや家族のようです。
そして全編通して、翔太くんの魅力は凄い。
普段子連れモノ避けてる私ですが、
子どもとして、ではなく一人のキャラとして
とても魅力的だったなと思います。
翔太くんが絡む、本編ラストも印象的。
失恋してなお、彼はいい男になるような予感がする。
ちょっと切ないほのぼの系が好きな方におすすめ。
ラブだけではなく、何気ない日常のシーンが
ちょこちょこ間に挟まれる。
それが物語に独特のあたたかい空気感を
与えています。
BLだけでなく家族愛だとか、
いい職場だなぁと思っちゃう感じとか。
そういうのがこの空気に繋がってるんだろうと思う。
とても丁寧で繊細な物語だと思うのですが、
私の好みとはずれていたため、
「中立」評価にしています。
ただ、他の作品とは一線を画すような
秀作であることに違いはないと思う。
前作の世界観が好きだった方なら
きっとより入り込み易いんだろうな。
えんどうくんの観察日記で絵柄やコマ割に惚れ込んでから、
ハヤカワ先生の次の本が出るのを待ちわびていました。
表紙の夜空と白の対比がとても綺麗で、表紙を見ただけで読む前からわくわくしました。
この一冊の分厚さも単純に嬉しいです。
ハヤカワ先生の作品は前作でも思いましたが、画面の構成が非常にデザイン的。
そして白の部分の空間の使い方が大胆かつ綺麗です。
ただ単に余白が多い画面の場合「手抜き感」が出て、
読んでいるほうはもっと何か書き込むべきでは・・・と思ってしまうのですが、
ハヤカワさんの白は意図を持って使われていることが十分に伝わる画面なので、
その白が美しいとさえ思えます。
視覚の認知には個人差があるし、もちろん好みもあるので、
それを美しいと感じるかどうかはそれぞれの人の認知次第になりますが。
セリフ・コマ割・コマの中の人物・背景、それらの全てが空間美を意識した配置になっていて、
一冊まるまるデザインアートのような印象の本です。
そして人物の描き方が絵コンテ風のところもあり、アニメーション的でうまい。
マニアックでアレですが、須藤の大学時代の、
真実さんと須藤が一緒に農学部の秘密基地にいる場面の背景、
木やトマトなどの野菜の描き方や木漏れ日の表現がとても好きでした。
内容は、越えられない一線の前で戸惑っている、
大人二人の気持が近づいていく過程も良かったです。
「星野が女だったら話は早かった」と思っていた高校時代の須藤先輩。
男同士の部分に対する引っかかりを感じて一線引いてしまった過去。
冗談めかしてキスしようとするけれど、やっぱりその先に踏み込めず、冗談で終わらせた。
そこが現実的であり、切なくもある描写でした。
そして星野は期待していたのに冗談だと言われて須藤から突き離されて、
その後それっきり。
言葉にはしていなかったけれど、好きという気持ちはその時すでに出来上がっていたというのに、
須藤も星野もその気持を互いに告げることのないまま、お互い別れてしまいます。
それが11年経って形になるなんて、不思議な運命だと思いました。
もし二人が再会しなければそれは一生「形」になることはなかったんだろうと思う一方で、
二人が再会したのは必然でもあったように思えて仕方がない。
11年経って再び動き出す二人の時間。
もうあの頃には戻れないという思いと、さらに積み上がる想い。
戸惑い、揺れ動く気持ちの切なさに、キュンとなりました。
須藤から星野へ仕掛けるようなキス、
二人の気持ちが重なりあった時の熱を帯びたキス、
その後の甘いキス、
その先の描写はありませんが、とても萌ました。
また、翔太くんがとっても可愛い!!彼はこの作品の中の助演男優賞ですね。
星野に対して一途で真っ直ぐに気持ちをぶつける所が男らしくて格好良かったです!
翔太くん、大きくなったらどんな子になるんだろうと、わくわくしますね♪
カバー裏の2年後の翔太くんも可愛い♪
喧嘩していたクラスメートの樋口君が翔太君に惚れていたみたいですが、
そのあたりもどうなるのか、スピンオフ楽しみです!!!(翔太くんと誰のお話になるんでしょうか?)
あと学年主任の安中先生や保健室の先生や保護者など、
どのキャラクターも人間味があって暖かくて魅力的なキャラクターばかりでした。
当の二人のグルグル加減が際立って、良いんだか悪いんだか、
というくらい素敵な脇役さんが大漁。
あとは四コマ漫画が良い味出してて。
作品の合間にあるので、箸休めのような役割があって、クスっと笑ったりほっこりしたり、癒されました。
内容自体は萌萌くらいの評価なんですが、
四コマ漫画の描き下ろし(結構な数です)やカバー裏の漫画などの作者さんのぬかりないサービス精神や、
また絵やコマ割等のアートセンスが素晴らしいので+神評価にしたいと思います。
あのぶ厚い本に一瞬怯みましたが、読んでみるとページが足りなく感じました。
嗚呼~、終わっちゃった~と。
ストーリーやキャラクター達はもちろん、相変わらず絵も構成も個性的で上手いなぁ~と唸るばかり。
人物や物に溶け込む夜空。
ステンドグラスのような背景。
台詞ではなく絵や画面構成で伝える心理状態。
これ、たしかBL漫画だよね…?と疑いたくなるほど。
そしてお話。
ハヤカワ先生は、何年も温めて練り上げたキャラクターを沢山お持ちな気がします。
星野や須藤先輩の静かに引き込むような魅力、翔太と同級生の子供たちの強烈な魅力。
彼等を見守る先生方、お母さん…皆、個性的で魅力的。
ほんと、時間をかけて熟成されたキャラクターなんだろうなぁ、と思いました。
星野の、あまりにも純粋で鈍感で健気で素直すぎるところ。
気持ちに蓋をして見ないふりする、無意識の防御。
それでも、昔須藤先輩に貰った言葉や物に固執して、忘れられない気持ちの強さ。
須藤先輩の息子、翔太の担任になってからも、「先輩」への気持ちは駄々もれですし。
大人しいけれど、中身は物凄く情熱的な人ですね。
須藤先輩は、星野との出会いで自分の夢に素直なれて。
だけど気持ちには素直になれなかった。
そこにはやはり、男同士という戸惑いも大きい。
私だって、もしも高校時代に同性を好きになって、素直に態度に出せるかって言ったら、絶対に無理ですもん。
二人の戸惑いや翔太の周りの子達の反応が当たり前で。
翔太の(あの母譲りの)自分に素直で正直なところ。
それは最大魅力である反面、周りの思いが見えない怖さでもある気がしました。
翔太のまっすぐさに引きずられ、いろんな人の言葉や行動に助けられてやっと素直になる二人。
この再会は偶然ではなくて、神様の悪戯というか策略な気がしてなりません。
最終的には、二人が幸せになって本当に良かった。
そして、翔太はどんな大人になるのだろう?
今月のCLAFT(季刊誌)には、高校生になった子供たちの話が載っています。
翔太のスピンオフではまだ続くようです。
大人になっていく翔太のお話も、とても楽しみです。
表紙もハヤカワ先生(傘と夜空がいっぱい)で素敵でした。
一番星と、満天の夜空が恋しくなりました。
このレーベルにしても分厚い本文【実際21mmありました】を
読み通すのにどれ程迷うだろうと最初はかなり不安でした。
が、杞憂は無用。物語に引き込まれると頁の進みが早い速い。
助長な伏線無しにこれなのですから凄いものです。
本文のさりげない緻密さも良いのですが、随所の空き頁相応部分に
挟み込まれる日常小ネタを拾い上げた4コマ漫画が良い味を
出しています。
やかましい薀蓄設定説明ではなく、「あ、そう言えばね」と言う
ノリの小さな囁き。それは時に緊迫の緩和剤であり、清涼剤の
役割を果たしています。
恋をする人は何歳でも真剣です。
その一言を諄々と繰り返し説いているのが、この一冊に
詰め込まれた物語です。
とても分厚い単行本で、そのボリュームがまず嬉しかった一冊です!!
それぞれのキャラクターにそれぞれに魅力があって、
主人公以外のひとたちもみんな暖かあったり、人間味があるというか、
とにかく私の大好きな雰囲気だったので、
読み終わったあと、しばらくじ~んとしていました。
エロの場面はありません。キスだけなんですけど、
それがまた私はすごくいいなと思ったんです。
エロ話も好きで読んでしまっちゃってますが(イヤン☆)
元々は過度な描写を好むほうではないので、
作品の雰囲気にも合っているし、こういうのいいなって思いました。
あとは翔太くんがかっこいー!
もしかして須藤超えちゃうかも!?
大樹くんが惚れてしまいますよ!
星野さんに必死な翔太くんがかわいい☆
私の中の何かがぐりぐりと押されました!
二人が出会ったことによって動き出す時間。
11年前の小さな違和感はなんだったのかという、
その部分が分かっちゃうその過程。
葛藤もありつつ、それを無理のない展開で描かれていて心に沁みました。
四コマ漫画もほのぼのとしていて、
とにかく作品全体の雰囲気がすごくすごく好きでした!
1作目から神評価の多い作家さんだと気になっていての初読みになります。
まず、本の厚さにびっくりしつつ、表紙イラストと言うか装丁が綺麗だと感心し、
内容は小学校の先生とその保護者で、高校時代に憧れていた先輩との再会もの。
それも高校時代は憧れてはいても、後輩として可愛がられいたものの
最後には突き放されるような感じでそのまま卒業していった先輩との再会で、
更に自分が担任をしているケンカばかりしている小学生の問題児の父親だったりと
いったいどんな展開になるのだろうと興味を覚える流れでした。
11年経ってからの再会、憧れていた先輩は昔とは違う雰囲気で戸惑う教師。
お前は変わらないと言われながら再び突き放されるような態度と言動。
そして問題児の先輩からのビックリするほどストレートな告白。
11年前の憧れから再会して気がつく先輩への好きの思い。
そして先輩の苦悩なども、次第に見えてくるような感じでしたね。
1話終わりのような感覚で四コマ漫画があるのですが、それも物語の緩急のアクセントに
なっている感じでほのぼのさを醸し出してました。
表紙を外すと2年後の様子も描かれていてその後も見える形になっていて楽しめます。
エロ要素は無いに等しいので、エロが苦手な方も繊細な心の動きを堪能出来る
作品になっているのではと思います。
ハヤカワノジコ先生、待望の二作目です。
本自体がとっても分厚くて、袋から取り出した時吃驚しました。
こんなにこの方のお話を堪能できるのか…!と、初っ端から期待に胸膨らみましたが。
ハヤカワ先生のコマ割りはまるで積み木や貼り絵のようで、ぽっとした間もあり独特ですが、不思議と違和感なく、自然に読み進めていけます。
背景などはほとんど描かれてませんが、決して真っ白ではないんですよね。
夜空や日暮れの街、風に揺れる木立など風景はそっと描かれて、ここがどんな場所なのかを自然に捉えることが出来ます。だからこそ細かい描写は必要ないのかもしれません。
人物がいるだけの白い背景。けれど何もないから、その人物や話に読み手が集中できるし、物語の中の些細な空気を感じることができるのではと思います。
お話は一言で言えば、星と恋とコーヒー。
主人公的な立場の小学校教師の星野先生と、星野いた高校の部活(天文学同好会)の先輩、須藤先輩。たまたま先輩の子供である翔太くんの担任だったという事で、高校卒業以来の11年ぶりの再会を果たします。かつて先輩への憧れと同時に自分でも気づかない淡い恋心を抱いていた星野は再会した須藤への想いを再び積もらせていきます。
須藤も同じく高校時代、後輩の星野に恋愛感情を抱いていましたが、その気持ちを上手く整理することができずに星野を突き放してしまいます。須藤にとっては自分の夢を笑い話ではなく、本当の笑顔で聞いてくれた星野が大切で、今持っている自分の気持ちが大切に繋がるのか不安だったのかもしれません。
再会後、須藤は昔とは違うと星野と距離を置こうとしていますが、星に手を伸ばすが如く日に日に星野への気持ちを明確にしていくのがいいですね。
星野も今と昔は違うと言い聞かせつつも、一度は蓋をした想いを再び解き、須藤を好きだという気持ちを新たに折り重ねていく過程がとても好きでした。暗い奥底に閉じ込めた星が、じんわりと熱を帯び、きらりと瞬いて、夜空に煌々と輝き出す。まさにそんな印象でした。
そしてこの物語には何度もコーヒーが出てきます。星野の小学校の先生方もよく淹れてますし、星野が須藤宅を訪問した時も出てきます。読んでいて飲みたくなる程でした。安中先生の淹れる美味しいコーヒーを飲んでみたいです。
須藤の息子である翔太くんですが、この子に萌えず何に萌えろというのか…ッ!なレベルでいい子でした。とにかく星野先生のことが気になって気になって、ついツンケンしてしまったり。しかしそれを恋と自覚した瞬間からは一気に男前になりましたね。所々で出てくる翔太くんの、おっとこまえ台詞で星野先生が落ないのは仕方ないですが実に悔しいです。
この物語で一番格好良いのは間違いなく彼でしょう。
一途と直球は子供が持ちうる特権のようなものですが、この翔太くんは素でそういうタイプの子なのではと。新連載で描かれるスピンオフでは、翔太くんとケンカ友達な大樹くんのお話みたいで今から楽しみです。とっても。
前作の「遠藤くんの観察日記」でも魅せられましたが、今回も素敵なシーンがいくつもあります。ほんの一瞬ではっとするような場面もありました。端々で読み手の感性に訴えかけているような、けれどもちゃんと地に足のついた物語です。
この本を読み終えた時は、思わずため息が出てしまいました。
満足や幸福感とは似ているけれど、どこか違った、達成感のような。
上手く言えませんがとても心地よい気分でした。
ハヤカワ先生の世界をたっぷり堪能したということでしょうか。
そして章の合間の四コマや、カバー裏まで、一冊丸々余すとこなく楽しめます。
ああ、BLだなぁ。とぽつりと呟きたくなる、素敵な作品でした。
変則的なコマ使いが、登場人物の心情とセリフを印象付る。
絵柄にもコマにも物語にも緩急があって、波が押し寄せては引いて、その波紋が何かラストに向けて形をつくっていくような物語でした。
手が早くちょっと問題児の翔太の父親が、高校時代の好きだった先輩だとわかった担任の星野。
11年ぶりの再会に星野を避けようとする先輩と、改めて先輩が好きだということを認識する星野と。
近づきたいのに近づけない、そんな焦れったい大人とは反対に素直を気持ちをぶつけてくる子供。
どのキャラクターもよかったのですが、何だか先輩の子供・翔太に萌えも全部自分は持って行かれちゃいました(汗)
やんちゃで喧嘩っ早くて、いつも傷が絶えない様な子供だったのに先生を好きと思った時から俺が先生をまもってやるからな!
と男前を見せ、合間に挟まれる4コマ漫画で先生に逐一キュンする姿を見せ(恋に落ちた時頭に矢が刺さる絵が~♪)、そのくせこどもらしく先生を返したくないと眠っていても星野の上着の裾を離さない姿。特別な百点の話。。。
かわいいじゃないかー!思わず、星野よ、翔太が大人になるまで待たないか?とか思っちゃったよw
それに、うっかり先生の学年主任・安中先生も、保健の先生も、皆ほのぼのするキャラクターで味わいがありましたv
さて、肝心の主人公達!
高校時代、先輩を好きだったのにうまくごまかされて先輩の卒業とともにその恋は終わったはずなのに。
11年目の再会で再燃する恋心。
だけど、先輩は星野を寄せ付けない、近寄らせないオーラを出しまくる。
お前は変わってなくてもお前以外は変わってる、昔のままじゃない。
何が彼をそんなに星野を拒否させる言動に向かわせるのか。
エピソードの合間に挟み込まれる過去の回想とともに、彼の複雑な心境が解ってきます。
先輩、星野が女の子だったらと思い、しかし男子だからありえないと星野を拒否することで、その発展しそうな気持ちに終止符を打った。
自分のパイロットになりたいという夢を喜んでくれた彼に、彼の恋心には応えれなくても夢は叶えるつもりでいたのに、ある出会いにより人の人生も自分の人生も変わってしまった。
もう昔のままの自分じゃないのだと、星野からにじみ出る彼の気持ちが先輩を苦しめるのだと思うのです。
大人なのに、大人だから、青春の苦い思い出も甘い思い出も全部受け止めてさらけ出して今更それをほじくりだすことは大変に勇気の必要なことでしょう。
子供の真っ直ぐな気持ちに、うやむやになった自分の気持ちをきちんと伝えようと思った星野、子供のまっすぐさと星野のまっすぐさに素直に自分の封印した心を解放した先輩。
本当に子供たちの存在が大きかったです。
変わったものもあるけれど、変わらないものもあるのですね。
翔太くんに助演男優賞をあげちゃいます☆
また、この本中身もすみからすみまで楽しめますが、カバー下にも2年後のおまけ漫画があって、作者さんのサービス精神に感謝☆
萌×2か迷い中なのです~
今度連載されるスピンオフはこの翔太くんと・・・樋口くんかな?
楽しみです♪
とても分厚い単行本で、中身もぎっしり詰まっております。
前作、えんどうくんの観察日記でもそうでしたが、描き下ろし以外にもカバー下やおまけの4コマ漫画もあり、一冊を十分に楽しめる点で読者としてとても満足しました。
今作もハヤカワ先生の世界【行間で読ませる】感じはそのままに、しかし心理描写はより濃厚になっていたように思います。
絵柄から ふんわり ほんわり 初見ではそんな印象を受けるのです(たしかにそれに間違いはないです)が、ハヤカワ先生が生むキャラクターたちは【求める欲】がすごく熱いと感じます。それが肉欲に直接繋がるわけではなくとも、欲する心というか、可愛らしくきれいな絵柄で少女漫画のような甘さもある詩的な展開のなかに、熱くふつふつとした抑えきれないほどの欲を孕んでいて、それが話が進むごとに垣間見えてくる、ちらっとのぞくソコにギャップを覚えます。これに、やられてしまいます。
たとえば星野と須藤、ふたりが高校生だったころの思い出のなか。
再会してしまった須藤が問題児の父親と知ったとき。
先輩じゃないと突き放され階段を降りるとき。
星を掴みながら、星野の過去と今を重ねた須藤。
様々な思い出と感情と現実と過去となにもかもを手繰り寄せながら困惑しつつも自分の気持ちを伝える星野。
そして、心を交わして口付けるふたり。
この口付けがまたとてもエロティックなんですよね、キスだけなのに。求めあいながらようやく得たお互いのことを離さないように深く深く欲望に従順に、ただキスをしているだけなのに。シャツははだけないし、ズボンの前も緩めないのに。
見た目のとおり、おっとりとしてアナログ人間で生徒にも「大丈夫?」なんて聞かれちゃう星野先生。草食系まっしぐらかと思いきや、彼の方が須藤に対し正直で、高校生時分に抱えていた感情は相当大きいものだったのでしょう。大人になって、須藤が自分の教え子の父と知って、抑え込むべきだと分かりながらも戸惑いながらも結局真っ直ぐだったのは彼でした。
須藤の方が、その点で言えばズルいのかなと思います。星野を遠ざけるようにしてみせて、でも彼もまた星野が欲しかったんですね。星野がかつて須藤から貰ったペンを落としてしまったのは偶然だとしても、ただ返すだけで良かったのに。それを引き寄せて星野を求めたのは須藤自身です。
須藤にとって、星野は自分の夢を認めてくれた大切な人。
屈託のない笑顔で、叶うと信じて応援してくれて、うらやましいと言ってくれた星野を裏切りたくなかったのもあるのですよね。もう連絡もとれず、関わりも持てない星野には本当にパイロットになったと思っていてほしかったんじゃないでしょうか。あの当時は少なくとも、星野が須藤のことを好いていた、それを確信していただけに。
高校生の頃は本心に向き合えず、不器用に、まるで子供がするいたずらのようにしか星野へ応えなかった須藤も、星野にだけはかっこいい先輩のまま記憶のなかのままでありたかっただろうと思います。
星野もまた自らの感情に蓋をして(須藤から身体的接触を持たれたのに、結局突き放されたわけですから、蓋をしなければ傷をえぐるだけですものね)過ごしてきたとき、まさか現れると思わなかった須藤との再会は実に運命的なものだったのでしょう。下の名前を忘れるのも無理はないと思います、【須藤先輩】として完成されていたはずですから。須藤先輩は、パイロットになったはずだ。憧れていた対象だからこそ、そう信じていてもおかしくないです。
ハヤカワ先生は脇キャラの描き方も非常に素敵だと思います。真実さんもそうですし、大もりさんも大樹くんも。ひとりひとりがきちんとお話に絡んで、それでいて嫌味がない。
なかでも個人的「夜空の~」MVPは 翔 太 く ん !! 主役ふたりを差し置いてでも、 翔 太 く ん !!
正直須藤よりもハイパーかっこよかったです。そりゃ大森さんも惚れてしまいます。
彼にしてみたら星野に構ってほしかっただけの、もう星野を困らせたいだけの、星野中心でしかないけれどこの星野への一直線さが大変…大変よろしかった…! まだ小学生なのに、かっこいいセリフだらけで カカカカ なんかじゃおさまりません、当方は【ほしのをまもるから】で口から「ンンンカッコイイイイ!!」と声に出ていました(笑) 翔太くんの良さが絶大で、この評価です。
星野がいくつもの糸やリボン、それらを束ねたものを握りしめる見せ方が印象的です。それと水、あと木漏れ日、細切れに考える吹き出しも。いつか3人で、南十字星が見える島に旅行に行くのかな。
11年前から(これは特に須藤の方が)止まっていた時間が動きはじめ、心のなかの葛藤をいくつも越えて想いを通わせるふたりの密なお話でした。
黒の濃淡や絶妙な空白が美しく、絵画的絵本の様な雰囲気がありながら、
可愛い小学生達や、味のある先生や保護者達が素敵な顔をたくさん見せてくれて、
ほのぼの感も満載。
そして、11年越しの想いを自覚し揺れ動く恋の話でもある。
なんだか、色んな面を楽しめる一冊だと思いました。
(厚い本で読み応えもありますよ!)
実は、恋は三角関係w
地味でメガネでドジっ子属性の小学校教師・星野先生と、
高校時代に同じ天文学同好会で、星野先生がその頃に憧れていた須藤先輩。
そして、須藤先輩の息子で星野先生のクラスの生徒、小学5年生の翔太くん。
この翔太くんが絡んでくることで、
過去として封印したままの方が…と互いに思っていた、大人2人の想いが動いていく。
夜空に光る星のように眩しい存在だった相手に思いがけず再会し、
蓋をしていた苦しくも愛しい想いが溢れ出してくる…
そして、
11年も経って大人になったからこその葛藤と、今だからこそ出来る決断……
個人的には、
メインのふたり(星野先生と須藤先輩)よりも、脇キャラの方が魅力的に思えましたw
星野先生に素直にまっすぐに想いを伝え、
怖いくらい真剣な顔で「ほしのを、まもるから」と言い切る翔太くんなんて、
もうもう素敵すぎて、可愛すぎる!!
他にも、
見た目はただの人のいいおじいちゃん?という、学年主任の安中先生とか、
(実は究極のバリスタとか、顔がそっくりのクマのカップを愛用とか、良すぎ!)
翔太くんに結構長く片思い中の、想いは雑巾のハートで伝えるwれなちゃんとか、
いじめっ子系かと思いきや、実は好きな子には~だったw樋口くんとか。
まだまだいっぱい、いいキャラが満載でした!
(ちょっと須藤先輩の良さが埋もれちゃうくらい?w)
とても素敵な本でしたが、
星野先生と須藤先輩が互いをあんまりよく知っているわけじゃない感じもして、
想いに蓋をしていた為に強く惹かれ合っているようにも見えて、
(読者は分かっているけれど、相手は知らないんだよなぁということも色々あるし)
好みとしてはそこがちょっと……。
もうちょっと、
過去のふたりのエピソードが重ねられていたり、
翔太くんも交えて3人で仲良くやっていけるようになる過程や予感が垣間見えたり、
この本が1巻で、次巻で今後が読める…という流れだったら、
もっと嬉しかったんだけどなぁ~というのが本音です。
でも、「えんどうくんの観察日記」よりも分り易くて楽しめましたし、
今後のノジコさんの作品もとても楽しみだなぁと感じました☆
二冊目のハヤカワノジコさんの作品。
前回の「えんどうくんの観察日記」が凄くツボで、今回をどれだけ待ちわびたことでしょう!
首を長ーくして待ってただけありましたっ!
今回は社会人モノで、「えんどうくん」よりも大人な作品です。
体の線もちゃんと大人!首も太くて華奢な子供じゃないんだなぁ、というのが現れていて良かったです。
ハヤカワノジコさん独特のコマ割り、吹き出し、モノローグ、背景。それらの全てに意味があり何度も読み返したくなる作品です。トーンの貼り方も大好きです。もちろんカラーも。
今回もエロはなくちゅーだけなのですが、それがいい!
見たいかと言えば見たいのですが!笑
ちゅーだけの関係が更にドキドキ感を煽られます。
11年も前の小さな違和感。恋と名付けるには怖くて。蓋をしていたのに再会してそれが開いてしまい違和感の正体にハッキリと気づく。
一方、攻めの方は気づいていたけどそれを言葉にするのが怖くて逃げてしまう。逃げて逃げて。でも、元から捕まっていて。だから相手に逃げて欲しかった。
子供じゃなくて大人だから。
今、認めてしまうということは、どういうことなのか。
お互い、受け入れた後の穏やかなラブラブ感はいいです!
胸がぎゅーってしちゃいました!
最後の攻めのセリフと顔はキュンです!
攻めの子供も可愛かったー!ストレート!スピンオフも楽しみですっ!!