今宵おまえと 最終章

koyoi omaeto saishuushou

今宵おまえと 最終章
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神46
  • 萌×250
  • 萌18
  • 中立4
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
25
得点
488
評価数
123
平均
4 / 5
神率
37.4%
著者
木下けい子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
今宵おまえと
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784813030188

あらすじ

H&C Comics/ihr HertZシリーズ

十年間の片想いを乗り越えて、保孝の親友から恋人になった陸郎。
だけど、恋をするのは難しくて、友達のままなら我慢できたことも、
一度気持ちが溢れてしまうと、嫉妬も独占欲も止められなくなる。
好きなのに、好きだからこそ、相手を傷つけてしまう。
保孝は泣いて友達でいたいって言っていたのに……
親友で、恋人で──想いに揺れ続けるふたりが出した結論は!?

表題作今宵おまえと 最終章

営業職会社員
百貨店販促部勤務 10年来の親友

その他の収録作品

  • あの日からおまえを

レビュー投稿数25

ノンケへの片想いと、想いを寄せられる側の辛さのリアル

木下けい子先生の作品の中でも、トップ3に入るぐらい大好きな作品です。

全三作の最終章であるこちら。本当に文句なくの神評価。

最初に読んだ時は、攻めの陸郎目線で保孝の無神経さにイラッとしたり陸郎を応援する気持ちが強かったのですが。

久々に読み返してみて、いやこれ、同性で、長年親友だと思っていた相手に突然好きだと言われた方もめちゃめちゃ混乱するし大変だよな!?と。

想いをぶつけられた方の戸惑い、怒り、なんで「友達」じゃだめなんだ??という疑問や願い、そんな保孝の心の動きがリアルに丁寧に描かれています。

陸郎と保孝、どちらの気持ちにも理解できる部分と、自分勝手だな〜と憤りを感じる部分があって。

作中の保孝の「男同士の恋愛は異性との恋愛とは違って、覚悟が必要だ。」という独白が、全てを語っている気がします。

2

私的不朽の名作!

もうもう!!何度読み返したことか!
リクローの切なさが…ああああぁぁ泣ける~!

後輩当て馬くんはめんどくっさい奴なんです。
でも彼がいなきゃリクローは踏み出せなかったかもしれなくて。
だからうざ!ってなるんだけどそれなりに愛しく思ってますw
元は期待を持たせたヤスタカのせいでもあるしね。

はっきり言って最初っから最後まで地味です。
ただのリーマンで、モテモテとかキラキラとかありませんし。
でもそこがたまんないの!
木下けい子先生の作り上げた雰囲気が素晴らしい~。

彼らはそろそろ老眼鏡の相談とか始めるのかしら~なんてたまに思っちゃいますね。

3

同情と好意は紙一重なこともある

 今まで読んだ木下先生の作品の中で一番好きかも。本当に安直なシーンがまったくなくて、ノンケで親友だった同性に一方が告白した後、2人の関係性がどんな風に変化していくか、3巻に亘って丁寧に描き出されていました。どちらかがより悪く見える描き方でもなく、どちらの心情にも共感できるようになっていて、質の良いBLを読んだなぁと非常に満足です。

 保孝の隙を突いて積極的に攻めることを決めた陸郎。でも、保孝を悩ませたいわけじゃなくて。負の感情を昂らせる彼の姿を見て迷いが生じ、やはり自分は恋人にはなれないと身を引こうとする。一方で保孝は、関係が進むにつれて自分の鈍い所がより相手を傷付けていることに気付く。鈍いのは性質だから悪いことじゃないけれど、気付いた時は弁解したり、相手をフォローしたりすることも必要かもしれませんね。それはそれ、だけど、保孝が自分の好意をまったく信じないところも問題。最後は保孝の方から動き、10年分の片想いとの垣根を超える。彼の台詞が真っ直ぐで、とても印象的なシーンでした。一番の親友でありながら恋人。2人なら上手くやっていけると思います。

1

重くない名作

時々無性に読みたくなってしまう大好きな作品です。
全体的に甘さ控えめな2人の会話に、 ”いかにも男同士の友情の延長線上の恋愛” な感じがめちゃめちゃ見て取れてむずむず萌えます。いざ恋愛対象となったときのぎこちない言動や、さ~ヤるか!っていうムードのないところや、ヤッっちゃった後の照れくさい雰囲気や、どっちがどっち(攻受)問題とか!!全部大好物です。

冒頭、ヤスが今までの自分の恋愛遍歴を顧みて、、最初のセッススは正直”疲れた”(←オイ!)、その後の彼女たちとのことも、どうして始まってどうして終わったのかあんまり覚えてない、揚げ句に”自分は恋愛運がない”と結論付けるところが、もう、ダメじゃん!って感じでした。正直、この人、リクローが10年を捧げる価値はない人なんですけど、、でも10年捧げたからこそ、このダメな人がやっと、いかに自分が今までの人生で”調子こいてたか”って気づくんですよね。正直、リクローの執着愛が、ヤスを更生させたと言っても過言じゃないような気がしました。本当におめでとう!

ダメダメなヤスが、10年来の親友の本心を初めて知り、改めて自分の過去を振り返りながら、男が男を恋する気持ちは覚悟が違うと悩む場面が印象的でした。あと、リクローの上司・片瀬さんの大恋愛の教訓、押してダメなら引くは嘘!引いたら駄目、とか、リアルに心に響く名言が随所にちりばめられてるのに、肩の力を抜いて楽しめる、圧が少なくて読みやすい、名作だと思います。

3

ハラハラさせられました

最終巻です。
ついに想いが通じての…だったのに、仕事が忙しくなるタイミングや、嫉妬や言葉がキツくなったりしちゃった事によるすれ違いが生じて辛い展開でした。

保孝が自分のダメな部分に気づいて、自分から行動した時も陸郎が持ち前のヘタレさ全開だし、当て馬くんはいい感じに絡んでくるしでもうハラハラしっぱなしでした。
なんでそうなるんだよーーーって内心叫びたい気分でしたね。
結局は保孝の頑張りで、どうにかなった感じでした。
ヒヤヒヤさせやがって…。
マンションもベッドも保孝のために選んだようなものだったんだから、また友達に戻るなんて選択はしないで欲しかったな。

何はともあれ上手くいって良かったです。
10年間の友人関係がなければ上手くいってなかったと思うので、陸郎の10年間の片想いも無駄じゃなかったんだろうなって思いました。

1

3巻まとめての感想です

最初はドン引きしていたヤスも紆余曲折ありながら陸郎の気持ちに応えようとがんばった。

女上司の片瀬さんがサバサバしていて好き。

加藤(ヤスの後輩)はしつこいわ!と思ったり君もちょっと気の毒やねとなったりw 立派に当て馬くんの役目を果たしてくれました

ずっともだもだだけど最後まで楽しく読めるのすごい。

0

最終章

隙を見せることも友達だったらむしろ隙を見せられるくらいの間柄って思うのに、恋に変わると途端にいいとこ見せたくなって、許される少しの隙も見せず溜め込んじゃったりして余計こじれたり。
キスブルーとかもそうだけど、木下さんはある意味当人にとっては世界が変わっちゃうくらいの変化も何気ない日常に溶け混ませて描くのが上手いなぁ、と思う。
恋する人間はバカだなぁ( ´ ▽ ` )

(2013.4.2)

0

ハッピーエンド?

「最終章」までの全3巻分のレビューと致します。
木下けい子さんは、ほのぼのとした胸キュンものの大家ですが、同時にノンケへのすれ違った片想い物語も多いように思えます。
こちらの「今宵おまえと」も、攻めが心に秘めていた10年愛の物語。
秘めていた想いを動かすのが、恋の相手の信じられない無神経な行動。
もうこの冒頭から、西島とヤスの温度差というか、埋めきれない溝のようなものを感じます。
同性でなくても、実際の異性カップルでも恋の初めからぴったり添えるような場合は少ないわけで、二人の間の価値観の溝なんてモノは大なり小なりいくらでもあるわけで、だからこの二人の不穏さは、いわば普遍的な他者との距離を描いていると思えます。
西島は、他の同性と寝れるなら自分とも恋人になれるはず、と思って猛烈にアプローチをはじめます。
そこからして西島はすでにずれてると私は思う。誰かとは寝られても、親友とはすんなりと寝られるわけがない。
ヤスの方も「やれるよSEXだって」は告白でも覚悟でも何でもない。やれるとやりたいとは全然違うのに。
形の上ではヤスが西島の想いを受け入れてハッピーエンドだけど、この二人はこれからどうなるのかな。いつまで続くかな。二人の好きは違いすぎる…
でも良かった良かったのハッピーエンドの裏に微かに存在している影を感じさせるこの作品、作者の木下けい子さんは素晴らしいと感じます。

最終章で「よかったね!」って安堵した方にはごめんなさい…

2

健気な十年愛もついに完結!

心から応援してしまうドヘタレ攻め陸郎の十年愛もついに完結!

押しの一手でどうにか体は結ばれた二人。

でも、保孝(受け様)が今一つ煮えきらなくて・・・。
私的にはもう保孝にはいちいちイライラさせられます。陸郎が可愛そうすぎて・・・

結局保孝の酷い一言(本当にひどい!!!)で、とても傷ついた陸郎、そして更にはその後の誤解もあって二人はどんどんすれ違ってしまいます。

一連の出来事からさすがに怒って保孝を避けるようになった陸郎・・・

でも、この事によって、保孝が陸郎への思いを深めることになるし、自分の無神経さにも気が付き・・・・と、結果オーライではあるのですが、やはり読んでいてやきもきします。

色々辛さに耐えられなくて「別れよう」という陸郎と、それに対して、煮えきらない態度から脱皮してきちんと思いと、好きという気持ちを陸郎にぶつけた保孝!

ここでようやく二人がやっと両想いになったんだ~!!!と、こちらもほっと一息・・・
そして、本当に良かったね~!!!と心から思いました。

巻末の短編でも、陸郎乃ムッツリヘタレぶり炸裂で!二人が無事両思いになったからこそ、笑えるエピソードになっています。



1

やっとか~

受けがノンケということで3冊目でやっと落とせるという
ゆっくりな展開でした
でもこのぐらいのペースがハイペースよりは、
納得いく結果なのかな?と思いました

攻め様がヘタレ気味なので、
ノンケではありますが受け様の方が業を煮やして
後半はけっこう受け様が積極的でしたw
確かにあれだけ好き好きオーラなのに
いざという時にグイグイきてくれないとイラッとしちゃいますよね

ですがいちようのハッピーホモエンドでしたが
これからの2人はいろんなことが起こりそうです

あて馬の後輩君もどうなるやら・・・

0

あの二人の行方は?

 もう単純に、陸朗と保孝のその恋の行方が気になって気になってという作品でした。(笑)

 保孝は自分の勤める百貨店で大きな仕事を任されることになります。これは、おそらく保孝にとっては出世のチャンスなのに、なぜか彼は浮かなさそうな顔をするのです。

 一方、「覚悟」という言葉の下で、二人の関係はさらに進展します。

 「ずっと友人として居られれば本当は楽だったかも」という保孝ですが、この彼の迷いは、ちょっと分かるような気がしました。
 恋人になってしまえば、どちらかが甘える、甘えさせる関係、そういう場面が出てきそうです。それ以前に、初めて男性同士の恋愛をするのだから、そんな今の関係ですらどうしてよいのか分からないっていうのが本音なのかも知れません。その上、二人の間で「同情」でやったのかという言葉まで飛び交ってしまったら、恋人よりも友情さえ消えてなくなってしまいそうです。


 そして、全巻振り返ってみると、手作り餃子や替えの下着、そして保孝の会社に近いところに借りた家等々、陸朗の計画的犯行(笑)が笑えました。そんなにしてまで保孝のことを思っていたなって、本当にハッピーエンドでよかったと思うばかりです。(笑)

 さて、物語の中身以外にも、このシリーズには萌えつぼが多かったような気がします。

 ネクタイピンをつけないで、ネクタイを肩から後ろに回してしまう姿、一夜後の無精ひげ、保孝が陸朗を冗談で跳び蹴りする姿…。本当に男性のちょっとした仕草の観察眼が鋭くて、萌えつぼがいっぱいだったな思う作品でした。

3

ヘタレなのかな?

りくろーはヘタレなのかな?ってちょっと思ってしまいます。
10年もずっと好きだった人に、しかも相手はノンケに告白して、がんばってがんばって。
10年親友だった分、ポッと出の後輩くんなんかとは告白の勇気というか重みが全然違うように感じます。
10年リアクション起こせなかったのも、怖さもあるだろうけど、優しさも多分にあると思います。ヘタレの中に優しさの成分がたくさんあると思うのでりくろーのヘタレを文字通りには感じませんでした。

りくろーの好きとヤスの好きの種類が最後まで重ならなかった気がします、だから読後モヤモヤしたままで、なんとか晴らしたくて、この巻を何度も読んでいます。
でも何度読んでも2人の好きが重なりません。

ヤスの好きはやはり人として、親友としての好きのままだったように思います。
後輩君にりくろーとやっちゃったのがバレた時も、りくろーを好きだと言わずに、好きになる
という所が読んでて腹立たしかった、まだ好きじゃないならやるなよ!覚悟の意味がよくわからなくなりました。
りくろーの女上司に嫉妬めいた感情を持つところでも、あぁこれ別に親友の好きでも起こりうる感情だよなって思うし、
極めつけは最後のヤスのりくろーへのたんか切るシーンでも「やれるよ!セックスだって」って言った時は、
やれるかぁ~;;やっぱ「したい!」とは言わないんだよな、って諦め入りました。

べつにそれでもいいんです、親友の好きでもしょうがないんです、ヤスの気持ちはヤスのものだから。
でも、そんな好きの種類のくせに、りくろーと正面から向き合ってるみたいな、俺も好きって言ってるし!みたいなヤスの向き合い方が好きじゃなくて腹立たしかったです。

りくろーの好きとちゃんと向き合ってたら、親友のりくろーを諦めて、自分では同じ好きは与えられないのだから、ちゃんと振って!りくろーを次に前進させてあげるべきだと思いました。
結局自分からはキスひとつしたいと思わない、りくろーに触れたいと思わないヤスの好きは、いつかりくろーを深く傷つけそうで怖いなと思いました。

ヤスがりくろーに自分から愛しくて触れる場面があれば、救われたのになと。
親友の好きでもキスやセックスは男同士なら案外できるとわたしは思ってるので、ヤスがりくろーとしてるのも、まぁできるだろうなと思いました。

希望としては、ヤスの好きがリクローの好きと重なって、リクローラブなヤスが見れたら、ほんとに泣いて喜びます。
でも、こんだけ好き勝手感想を書きましたが、ここまでのめり込むほどこの作品が好きだからです。
木下けい子さんのお話も絵も大好きで!!いつも心を乱させていただいてます。
お話に惹かれるがゆえに、いらつくこともあると思いますがw読んでそんはないと思います。

5

親友から恋人へ…今宵おまえと…ふたりで

最終章です。
まだふたりのお話を読み続けていたい様な余韻にひたれる作品でした。

やっと保孝が覚悟を決めて一線を越えれたのに、達郎は卑屈に考えたりと再びヘタレさんに逆戻り。まあ10年越しの妄想だったから分からなくもないけれど、読みながら、終始頑張れと応援モードでした(笑)結局、最後までヘタレてた達郎の尻ををたたいたのは男前な保孝でした。やっぱりといった感じでしたけど(笑)今回は保孝視点が多かったかもしれません。『恋をする気持ちは同じでも覚悟が違う』…そうですよね。男女の恋愛と違って男同士の恋愛なら尚更です。特にノンケ同志、しかも受け側なのだから、自分の人生を180度変える覚悟が入りますよね。だからこそ、最後の保孝の度胸には感動でした。流され易いタイプかもしれなくても、保孝なりに達郎との事を一緒懸命考えて葛藤する様子は、可愛くもあり、やっぱり陸郎のこと大好きなんじゃんと好感でした。この2人のすれ違い行き場のない感情を絵全体の雰囲気で見せてしまえる木下先生マジックにも萌でした。

ポツポツ髭が生えてたり、すね毛があったりリアルに描かれてたのも反対に良かったかも。
それにしても、本編&帯のパンツのお話といい、ベットとマンションの事といい、達郎の変態度MAX状態なのに大笑いさせて頂きました。そこまでの保孝バカっぷりなのに、やっぱりヘタレって…最後はバレても開き直ってましたけどね(笑)そんな達郎にやや引き気味ながらも、照れて嬉しそうな保孝をみて、ほのぼの幸せっていいなあと思わさせて頂きました。

脇役の女性上司さんと、結構一途でいい男だった当て馬の加藤くんも大活躍でした。ヘタレ&無神経2人?には必要な脇役さんだったと思います。

派手さないですけど、木下先生らしいじわりとした読み応えのある作品でした。働く男性達の日常の本音を垣間見れた感じでした。幼馴染みもの、スーツ&リーマンもの、ヘタレ攻好き、ゆっくりじわじわな恋愛話が好きな方にはオススメです。

2

気持ちの変化がみどころ

丸ごと一冊、全部がひとつのストーリーでした。

まず・・・面白かった!面白かったです!!

攻めのリクローも、受けのヤスも、
とってもちゃ~んとオトコっぽくて良かった~。

お互いがお互いを大事にしていて
傷付けたくないがために・・・失いたくないがために、
なかなかお互いの気持ちをうまく表せないんですね。
不安とか嫉妬とか・・・てんこ盛りですw
その辺りの心模様がとっても細かく描かれていて
ガッツリ入り込んで読んでしまいました^^

あれだけ焦れていた関係が、急激に進んだアノくだりは
あららっ!?と言う印象も無くはなかったですが・・・。
でも、とっても面白かったです。

1

リクローもヤスもリアルで人間臭くて愛おしい

リクローとヤス、ふたりの一筋縄ではいかない最終章、文句なしの神評価です。
とにかくネームの勝利だと思います。木下センセーさすがです。
リクロー目線で終わった二章ラスト、リクローとヤスの関係はリクローの願い通りになり、このままうまくいくんじゃないかと思わせておいて、そうは問屋が卸さない。
初っ端、ヤス目線で話が進んでいくのが大きな鍵となってます。

ヤスのやらかしっぷりがよくわかる最終章最初のモノローグ。
結婚まで考えてた相手を怒らせて別れてもその理由がわからず、果ては「恋愛運がないらしい」。
後輩・加藤の泣き脅しに同情して「1回だけだ」と身体を許して、「正直、流された。まあやってみたら案外気持ちもよかった」。
リクローに対しても、友だち同士から恋人同士になった途端、いろんなことが「めんどくせーな!!」。
まさに『THE オトコノコ』ですよね。すっごくリアル。

逆にリクローは、ヤスを大事にしたくて堪らない感じです。優しくしたいし気持ちよくしてあげたい。
その純粋な恋する気持ちとは相反する形で存在する男のプライド「ヤスの初めての男よりもイイって思って欲しい」これが曲者。
なんせ、加藤と致した時のヤスの感想が「気持ちよかった」ですから、リクローが「負けてられない」と思うのも致し方ない。
ちぐはぐなふたつの思いを抱えながらも、なんとかヤスに自分を恋愛対象として見て欲しいとがんばるリクロー。
そんなリクローの切羽詰った想いに対して、ヤスのモノローグが
「俺、殺されんじゃねーかな」
「なにクセエことしてんだバカ」
「どんだけ恥ずかしい奴だよおまえ!!」
てな感じで、微妙に伝わってない。
『THE オトコノコ』なヤスは、恋する男(リクロー)の一生懸命を容赦なくぶち壊してくれてます。
まあ、10年間友だちやってたら、急に甘くされたり大切に扱われたりされると「キモっ」と思ってしまうのもわかる気がします。

それでもやっぱり、ヤスにはリクローから注がれる溢れんばかりの想いは十二分に伝わっていて、ヤスもまたその想いを受け止めたいって思ってる。
ヤスがリクローを好きだから、単純に大好きだから応えてあげたいっていうのは読んでてすっごく伝わってきます。
でも、リクローにしてみれば、とにかくヤスには自分に恋して欲しい、恋愛の対象として好きになって欲しい、その想いが強いんです。
なんといっても10年分ですから。
この【好き】の捉え方の違いが生み出す様々な問題こそが、友だちでもあり恋人でもあるふたりをラブラブモードにはしてくれない。
好きだって言ってんのに、何で信じられないかなあ、とか。
どうしてこの場面で地雷踏むようなセリフ言っちゃうかなあ、とか。
めんどくさがらずにもうちょっとちゃんと向き合えばいいのに、とか。
地団駄を踏みたくなるようなこのもどかしさ。
友だちだから「好き」という言葉を手放しで信じることが難しいし、酷いことも平気で言っちゃうし、面倒臭いからまあいいかと思ってしまう。
そういうところがすごく上手く描かれてて、長年の友だち同士から恋人同士になるのって、実はすごく厄介なのかもと思わせる説得力。
だからこそ、この強靭な「友だち」の壁を乗り越えることができたふたりは、普通の恋人同士以上の素敵な関係が築けるんじゃないかと思います。

そしてゆくゆくはヤスにも、リクローが味わったような「嫉妬や独占欲でぐるぐる悩む」を経験して欲しいです。
(その片鱗らしきものは少々描かれてましたが、リクローのぐるぐるに比べたら生温いですよね)
いや、実に人間臭くて愛おしいふたりでした。
もうー、ふたりまとめてぎゅっとしたいくらい愛おしい。

あと、どうか加藤くんを救済してあげて欲しいです!あいつすげえいいヤツだから!

18

良かったよかった

3冊目で完結。
なかなかめんどくさい2人でしたが、
ちゃんと2人のあるべきところにおさまったようで、
めでたいでした。

ヘタレだし、もどかしい気持ちにもなりましたが、
そこが自然にも思え、素敵な木下さんワールドでした。
最後まで、その空気を感じさせてくれる作品というのも、
貴重だと思います。

また、リクローの上司、が好きでした。
BLに出てくる女性というと、
妙にゲイに理解があったり、癖ものだったりするのですが、
人間的な面を感じることができ、素敵な女性と感じました。

この2人、今までの親友でありながらも、
徐々に恋人としてなくてはならない存在になるんだろうなと思うと
温かい気持ちになります。

1

面倒くさいヘタレなリクロー

ジレジレと第三章でいよいよ終わりを迎えたこの作品。
ここまできてもまだ焦れさせるのか!
おい、リクロー!前の巻までの変態はどこへ行った?
せっかく和久井が覚悟を決めて友達のボーダーラインを超える事を決めてくれたのに、
どうしても、後輩・加藤と寝たのが気にかかってそれで独占欲と嫉妬にまみれてヘタレてしまう。
お前、一体和久井の何を見てるんだ。
和久井の代わりにヘタレてグルグルするリクローのケツを蹴っ飛ばしてやりたくなるほどに(笑)恋する男のヘタレを見せつけてくれるよ。
覚悟を決めたノンケは強いよ、そんな和久井を見せてくれました。

じれったいけどこれがイイ。
これがこの作品の魅力でした。

きっと二人の関係というのは友人で会った時と何も変わるものはないかもしれない。
だけど、相手を思うからこそのきっとここからが本当の恋人としての感情が育つステップの始まりかもしれない。
リクローは先にそういう感情を持ったから、だから先に独占欲や嫉妬が表に出て。
好きが長かった分、和久井が信用できないのではなくて、不安で仕方ないのだ。
ラストの河原の和久井は男前だったな~♪
あのタンカが本気の証明だなんて。
描き下ろしで、エッチで思わず先いっちゃって文句言われるリクローが・・・かわいかった(笑)

最初に一読した時、あまりのリクローのヘタレぶりにあきれかえるやら、腹立つやらで複雑な気分に。
思い起こして1章から続けて読んだら、すんなりストンと入ってきた。
和久井さまさま、リクローは惚れた弱みだ。

1

爆走ヘタレ神!

そんなサブタイつけたくなるような、

10年以上にわたって友達やっていた、超ヘタレで後ろ向きな攻めと、超鈍感でがさつな受け。
こんな二人が恋愛を成就させるのには、コミックス3冊分たっぷり必要だったのね。

個人的にはこの手のジレジレ話は好物。
二人のうち一方は、自分の感情が恋愛だと認識していても、相手はノンケだからせめて親友としてずっと傍にいるだけでもって思っていて、
もう一方は、お互いの間に、恋愛なんて言う物が存在することを想像したことすらない。
こんな前提で始まるお話は、たいていの場合、好かれていた方の覚悟と決断で恋愛が成就するわけだけど。
リクローのヘタレぶりと来たら、爆走、迷走、逃走と、
まあ、好いた相手が、ヤスみたいにがさつな上に鈍感な男だったからしかたがないとは言えるけど、
この3冊目は、長いよ。

3

じれったいじれったいもうあなたに抱かれ…抱けよもう!!

そんなじれったい二人にもついに終止符が?の最終巻。
表紙タイトルの字がピンク色になってます。中身を予感させる表紙の雰囲気です。

  
  
  
  
  
  
(マジバレ注意)
陸郎と保孝は一応結ばれるのですが、
陸郎にしてみれば、保孝は同情で男とでも寝てしまえる人間だと思っているので、
どうしても保孝を信じきることができません。
そして結局保孝に皮肉をぶつけて、保孝との友情をもぶち壊しにしてしまいます。

ここは何とも噛み合わない二人にじれます。
陸郎にしてみれば元々ノンケなのに男とも寝てしまえる保孝は信用ならないだろうし、
保孝は保孝でノンケの一線を飛び越えて大切な友達の陸郎の思いに答えたのに、
お互いに思い合うがゆえのすれ違いが起きてしまいます。

なんだかんだで陸郎は最後まで本当にヘタレでしたね~!(笑)
究極のヘタレだ。
終いには保孝のほうから動きましたからね。俺が好きなら抱けよ!くらいの勢いでした。

保孝が動くのに一役買ったのは陸郎の上司。
彼女にしてみれば保孝にちょっと意地悪してやろうという感じでしょうけれど(笑)
そんな可愛い嫌がらせをしてしまう上司は実はいい人だと思います。
結果的にああなることを見越して発破を掛けたんだろうし。

この作品はじれったさが尋常じゃないです。
じりじりするような話や当て馬登場がお好きな方にはお勧めのシリーズです。

8

恋人は友だちの延長ではない件(今さら)

両想いになってからの残酷さがスパイシーに描かれている今巻がいちばん好きです。

片想いだと相手との距離感が都合のいい状態にねつ造できるし期待も裏切られない。

むしろ両想いになって相手を知るに至ってから『なんで?』という一方通行だったりします(笑)

どちらにも言い分がある。
リクローにはリクローなりの、ヤスにはヤスなりの事情があってどっちも間違っていない。
ただタイミングがズレただけ。

そんなしっくりしない小競り合いを見てハラハラすると同時に安心しました。
やっと恋愛の入り口に立ったかー!
長かったなー!と。

木下けい子さんの繊細で丁寧な心理描写が好きなんですが、今作はリアルな焦燥感をキッチリ拾い上げてましたね。

ちょっとした仕草のひとつひとつ。
可愛いけれど無自覚であっけらかんとしたヤスの態度や言葉のいちいちに揺れ動くリクロー。

巨乳上司じゃないけど、ちょっと引いた目で見て『わかるけどやめときな』ってリクローに言いたい(笑)

自分の気持ちに手いっぱいなヤスは、リクローの決壊した寂しさや独占欲までは頭が追いつかない。
加藤との関係がリクローを深く傷つけてしまっていることにも自分が巨乳上司の存在に引っかかってることにも気がつかない。

…何かあっても続いてきたこれまでが残ってるから、という逃げ道が見え隠れするんですよね。
でもそれは友だちの時の話ですから!
今とは違うから!

リクローにしても加藤のことが頭にあるからヤスの気楽さが透けてみえて信じきれない。

積み重ねてきた気持ちと、うまくいっていた友だち期間の10年が反作用しちゃってるんですよね、コレ。

海斗くんじゃなくとも『おとなはたいへんだなー。』ですよ。

そんなヤスが自分をやっと自覚して、最後に男気を見せてくれてよかったです。
むちゅ!って(爆)

並んでひげ剃りはいいですよね…これから続いていく朝を思わせます。

でも、脇役スキーの私はちょっとだけ『やっぱそっちでくっつくんだ。』と加藤の気持ちを代弁したかった(笑)
あぁ…加藤を救済してあげてください。

帯の買い置きパンツネタに爆笑。
最近、BLでパンツ祭り開催してます?


8

二人の覚悟が重なるまで

3巻かけてようやく収まるところに収まった感のある最終章。

これからも喧嘩とか倦怠期とか色々いざこざはありそうで、
そういう長いスパンでの話を同じだけの巻数使って読んでみたい気もするけど
とりあえず「恋人」という新しい関係が二人の間に定着するまでを見届けられて良かった。

前巻までで既に身体関係を持ち、親友から恋人になった二人。

親友だった頃は許せていたことが恋人になった途端ガマンできなかったり、
自分と同じだけの覚悟や気持ちを返してくれない相手に苛立ったり、
謝るつもりだったのに嫉妬の感情が先に立って酷いことを言ってしまったり……
どちらが悪いというわけでもなくすれ違う感じが絶妙で、好きだという気持ちだけでは上手くいかない人間関係が真に迫ってます。

やっぱり親友に戻ろう…と例によってヘタレな本領をいかんなく発揮する陸郎と、食い下がる保孝。
ここぞというときには陸郎を引っ張る姿には親友だった頃(1章)の名残があり、
これまでの10年を失うことなく新たな関係を築いていけそうな二人の様子に安堵。
河原の階段に並ぶ学生時代の二人と、キスを交わす現在の二人とが交錯するいいシーンでした。

何が問題で、どうなったら解決という話でもないけど(むしろこれからの方が大変?)
陸郎の真剣さに押され気味だった保孝がここへきて覚悟を見せ、その覚悟を陸郎が信じたことで恋人という関係が二人の中で咀嚼されたんじゃないかと。

ヒゲの生えた顔で昨夜のことを思い出す朝のシーンや、スネ毛の生えた脚、
二人並んで歯磨きするシーンなど、等身大の成人男子の描かれ方がリアルで良かったです。
恋愛で悩みすぎて仕事にミスが出るのはどうかと思ったけど、
そういう煮え切らなさのある二人だから恋愛でもこれだけグルグルして、
しかし関係を切る踏ん切りもつかずに結果的にくっついたのかなと。
そう思うと、そんな完璧でないところもまた等身大だなと感じます。

女性上司や後輩加藤も魅力的。
片想いの割を食ってるだけじゃなく、意地悪なことも言っちゃう人間味がいい。
押して押して押した方がいいよ、引いたらダメ絶対負ける…という女性上司の言葉が
含蓄あって印象的でした。

加藤は押し引きとかじゃなく陸郎にちょっかい出しすぎたのが敗因な気がしますが…w
彼もいつか救済してやってくれないだろうか。

5

思いが交錯する最終章、駆け引きの先へ!

幼馴染、リーマン、ノンケへの片思い、と個人的に好きなテイストが三拍子揃った萌え萌えな作品。
ついに出た、最終章でしたーー(*^o^*)

じれったい2人の関係は、すれ違いながらクライマックスへ。
陸郎のヘタレっぷりは相変わらずで、ヤスの同僚への嫉妬心はますます増えていて可愛かったですね。

我慢した分、ヤスへの片思いがようやく報われ結ばれる2人がみれて感無量!10年越しの思いが実った陸郎の必死なHシーンの表情はキュンとしました。
また陸郎の変態的妄想が10年越しの片思いの重さを実感できてよかったですねwもっとSっ気の強い変態プレイも見てみたいなー。

また回想に出てくる高校生のヤスが小悪魔すぎて( ´Д`)
彼は根っからの天然受け体質だなー、とw

また、脇キャラでヤスに思いを寄せる加藤くんがカッコ良くかなりときめきました。彼のスーツ姿はなんだかエロい気がする。加藤くんのサイドストーリーが読みたい!と欲がでます。

木下けい子先生の淡い感じの絵とじっくり進んでいくストーリーが好きです!
スローな分、自然な流れで進む心理描写が3巻にわたって読めて楽しかったです(=´∀`)人(´∀`=)




4

あばたもえくぼ、なのかな…

じれじれを楽しむ感じでした

攻めのリクローは押したと思えばキレたり引いたり拗ねちゃったり…
ヤスがめんどくさい人になってますが、めんどくさいのはリクローの方です。
そういうところもキュンとなるんですが…

そして、ヤスを好きな間男加藤君がいい男だった。
リクローよりむしろ、カンも鋭く押し方も上手、やっちゃった後でも自然な接し方、一番いい男は加藤君じゃないの!?と…
加藤君と同級生なら大学生くらいでヤスは落とされてるよ!!
と思います(笑)

そして1巻で出てきてた大ちゃんが再登場で可愛かった。
君も仕事してたんだね…

2

二人の選んだ未来

親友から恋人になる難しさ。
という、ある意味ベタなテーマを、これでもか…という位丁寧に描いた秀作。

一章 10年間親友の保孝に片思いをしていた陸郎が、告白するまで。
二章 しかし、親友と恋人の壁は簡単に越えられず、グルグルする二人。

そしていよいよ最終章、諦めずに押すと決めた陸郎、
陸郎が大事だから覚悟を決めようと思う保孝。
ようやく身体を繋ぐが、嫉妬や独占欲、仕事や他の人との関わりやタイミングもあって
それぞれが不安になったり傷ついたり、
戸惑って言わなくてもいい事を言ったり喧嘩になったり……
注意力が散漫になって仕事でミスしたり、そう簡単にはメデタシメデタシとはいかない。

読み手ににとっては焦れったいけれど、実際に大人が生きているってこういうことだよなぁ。
10年の安定した関係から、それを大事にしながら新しい関係に踏み出す、
しかも男同士が、そんなに簡単な訳がない。
そういう等身大のリアルさが、すごくいい。

臑毛や描かれていたり、並んでひげ剃りしていたり、
泊まった翌日のパンツが新品(◯ニクロ?笑)だったり、
定食食べていたりラーメン食べていたり、
そういう細部のリアルさも、またとても好き。

陸郎の上司の巨乳の片瀬さんや、間男加藤くんも、完全ないい人じゃあないし
都合のいいことばかりはしてくれないんだけれど、
でもそれでもそれぞれに暖かみがあって、話にふくらみを添えている。

             ; 

「男が男を好きになるのも 男女の恋愛と変わらないなんて、嘘だ
恋する気持ちは同じでも 覚悟が違う」
と、戸惑い迷いながら考える保孝が愛おしい。

「昔よく思ってたよ、おまえがいつか結婚すんだろ?子供できるだろ?
そうなったらしゃーねーからお前の子供、こうやって肩車でもしてやんのかなって」
そんな陸郎の思いが、健気で(健気でしょ?と自分で言ったりしちゃうけどw)切なく、
その後の二人の言葉少ないやり取りにキュンとする。

なんでナチュラルに押し倒されるのが俺なんだ?という保孝に、
「ああ……じゃあどうぞ」と答える陸郎。
そう答える陸郎の想いも、それにああいう反応しかできない保孝の想いも、
それぞれの気持ちが痛い程伝わってくる。

他にも、一つ一つの日常的な言葉のやりとりや、エピソードや、モノローグ、
コミカルなものもシリアスなものも、どれもとても心に響く。



最後のSSもコミカルだけれど、すごく可愛いです。
高校時代から陸郎は保孝が大好きで、顔に出ちゃっていたんだなぁ!
それを思い出して笑い転げる保孝、ああ、幸せそうな二人!

カラーの口絵がまたすごくいい。
買い物に来たのか私服の二人、向かって左の陸郎は文庫本片手に真っすぐ顔を上げて左向き、
向かって右の保孝は、ピンクとブルーのネクタイ二本を手に迷い顔?というか困り顔……です。


   天国にいるみたいだよ おおげさな奴だって笑うけど
   ずっと夢見てたんだよ こんな風におまえと




*作品とは関係ない余談。
 どうでもいいんですが、このレーベルHertZっていうのかな?って思っていたら、
 正確にはihr HertZだったんですね。(注意力がないので、初めて気がついた。)
 ドイツ語なのか……貴方の心?ん?t が余分?
 それとも貴方のヘルツ?ああ、それもカッコいいですね!

10

なぜかっこいいのだろう

ついに最終章
とはいっても、連載読んでたので
結果はしっているのですが
コミックとなると、又違った高揚感があります

木下さんはとにかく大好きで
間違いなく作家買いです

発売日にむけて一章から何度読み返したことか

10年来の想いをついに伝え
覚悟しろと言われた後の話になります

ついに身体の関係を持ちますが
そのあとからこじれます

仕事で忙しいすれ違いはまだしも
素直な陸郎に対して
ヤスはまだ慣れておらず
陸郎に対して「おまえキモイついていけねー」
と言ってしまいます

ヤスのバカ!と何度思ったことでしょう
詳細はじっくり読んでいただきたいため省きますが

このお話の好きな所は
くっついたからといって
甘々ではなく、普通の会話があることです
恋愛感情があったにせよ
親友でい続けられた10年は深い

個人的にヤスには好感が持てないのですが
陸郎自分でいってますが健気です

ヤスの姉の子供を肩車しているシーンは
ツーンときました

ヤスが結婚して子供ができたら・・・
それでも近くにいようと思っているわけですから

にしても、二人とも仕事に支障きたすのは
弱すぎでは?
仕事とプライベートの切り分けができていない
所が好きじゃないため
神にしませんでした

それがなければ間違いなく神





5

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