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hatsukoi no atosaki
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「嵐のあと」の榊の前カレ・美山のお話。
とは言え、視点は仁科という会社員。
ある日打ち合わせで偶然入ったコーヒー店。
出会ってしまった美山と仁科は…高校時代の恋人だった…
ずっと忘れていた仁科。
ずっと忘れられなかった美山。
忘れられなかっただけじゃなくて、恨みにも近いナニカ。
美山はずっと「恋愛に冷めた」男で通してきたけど、実際はものすごく情が濃い人間なんだろうなぁと思う。
一方、仁科が捉え所が無いと言うか。
マトモに生きるイコール大きな企業に就職、なんとなく勧められて結婚、このまま行くと思いきやの離婚、心の穴。
そんな時に美山に再会して…なわけだけど。
まだやっぱり美山の情の方が深い気がして、なんだか美山が可哀想?
いや、ここは美山も一皮剥けて「恋愛に熱い」男になってどんどん仁科を巻き込んでいってくれたらいいな、と思う。
「double line」
「嵐のあと」その二年後。
同居してる榊と岡田だけどなんかギクシャクしてて…という展開。
やけにリアルですよね。
結局榊は本気だし、そこを岡田がやっと深く汲み取った、という話なのかな。
巻末は美山と仁科に戻って、2人のリバセックスのシーン。
これは…非常に良い。
溶けて泥みたいになって……
溶け合う愛の形、それがリバだと思う。
美山の、仁科を好きだという気持ちははっきり伝わってきます。でも、仁科の美山に対する気持ちが私には感じ取れなくてモヤっとしてしまう。
読めば、仁科もちゃんと美山を好きだというのはわかる。わかるけど。
もう少し美山が報われてほしかったなぁ。甘々が好きな私としては。
モヤっとするのに、読みたくなっちゃう。そんな作品です。
〘時々気持ちよさそうに俺を入れる〙
このモノローグに電撃走りました。
先日別の作品でリバになりそうでならなかったのを「残念」と感じた事がありましたが、この作品で分かりました。その先にリバが有る!見たいな感じ。
とはいうもののリバが嫌な人でも流せる程度です。逆説的に言うと、これ程さらりとリバっちゃうシーンは珍しい(モノローグだけで絵面はありません)。
スピンオフではありますが、他の作品読んで無くても問題無く入り込めます。私もまだこれしか読んでいません。
「シグナル」「嵐のあと」「初恋のあとさき」の3部作の最終話。
高校時代の苦い思い出となってしまった恋の救済BL的な物語です。
一度離れてしまって、復縁は絶望的だろうなというところからの再会は運命的。
若かりし日の仁科が美山に言った言葉が結構酷くて、でも高校生の頃の別れなんてものはこんな自分勝手なのがリアルなのかも知れないですね。
美山が人気者で目立つ存在で、そんな美山が自分に夢中なのが気分が良かったから自分から仕掛けたというのも青臭いDKの自己中な部分で、振り返ると黒歴史なんだろうなぁ。
美山は再会の時に気づかないフリをします。
忘れるはずがない初恋の人の顔を。
「俺の初めての男」というモノローグが物凄くグッときました。
高校時代の美山が今と全然違って、天真爛漫な感じだったのにそれを変えてしまったのも仁科なんだろうと思うと切ない。
本当に罪な男やで。
「嵐のあと」の2人の2年後のお話が短編として同録されていました。
一緒に住むようになったけど、あまり上手くいってないらしい。
榊はまだこの関係を間違いだったんじゃないかと思ってるんですね。
岡田が目先の事しか考えないのを知っているから。
岡田の方が年上なのに年上っぽくないんですが
「間違いだったと言われたくない」ってキッパリ言ってくれてスッキリしました。
描き下ろしの仁科と美山のHが非常に良かった。
サラッとリバで、作者さんにしてはエロがエロかった。
「どっちがどっちか分からなくなって 溶けて泥みたいになってー」という仁科のモノローグも良かった。
3部作の中で1番好きでした。
「嵐のあと」の美山が表題作、榊と岡田の話がもう一編。
最初あの美山だとわからなかった(すみません)
十年愛こじらせたけど実るとこ最高ね。
翌朝、仁科が窓のサイズ計ってたの(仕事)笑ったw
デレる美山かわいい。
美山が攻めながら「(攻受)どっちでもイケるよ?」と言うのエロいですね。
後日談、セの時、自然な流れでそのままリバるのえちいですね(そういうのもアリなのかと発見)
「嵐のあと」の時の美山がああいうキャラな理由がよくわかった。
で、報われて本来の彼に戻ってよかったよかった。お相手の仁科も。
榊×岡田の2年後も見られて充実した1冊でした。
今更読む三部作。
気になっていた美山の過去が切なすぎて泣けた〜
仁科よ、どのツラ下げてって感じだよ。
高校の時に大好きだった仁科に拒絶され、「マトモになれ」とまで言われ、以後人とまともな関係を築けなくなってしまった美山。
完全なるトラウマですよ。
それでも未だに仁科が好きだっていうのが切ない。
結婚してバツイチになった仁科は、今なら美山を受け入れられるって思うんだけど、それって信用ならないと私は感じました。
でも、美山にとっては仁科が全てなんだよ。
ここがとても切ないけど、美山にとっては仁科が向き合ってくれたことはこの上ない喜びなんだよね。
二人の未来が、とっても気になります。
同時収録作の榊と岡田の続編は、最高に良かった!
やっと岡田の覚悟が見えた気がした。
ここまで読んでの「嵐のあと」だよ!!
「嵐のあと」から気になっていた美山に視点が当たった今回、もう内容が充実し過ぎている。
美山にとって仁科は初恋で唯一の恋だったんだね。2人の葛藤とそれでも諦められない思いの深さに私の心は満たされました。
どうぞ末長くお幸せに。
個人的には「嵐のあと」に出てきた榊×岡田コンビのその先を見れたことがとても嬉しかったです。
「嵐のあと」を読んだ時、絶対この2人にはもう一波乱あるぞと思っていたので、「After」を読んだ時は少し物足りなく感じていました。
それを今回見事に回収してくれて、私は大満足です。ありがとうございました。
なんかもう、みんな可愛いね。尊い。
きっと色々あると思うけど、みんなの幸せを信じずにはいられない最後でした。
読み終わったあと幸せになります。
◆初恋のあとさき(表題作)
受けの仁科の冷めている感じが、絶妙にリアルだなぁと思いました。本人が元々冷めているというよりは、周りの反応や将来のことを考え過ぎた結果、やむを得ずそうなってしまったんでしょうけれど。最初は仁科が冷た過ぎる気がしたのだけど、攻めの美山目線で回想を読むと、どちらが悪いとも言えないんですよね。美山は美山で、いろんな柵から逃れられない仁科を置いてきぼりにした上、それを自覚しているという非があった。気付いていたなら話し合うこともできたはずだけど、美山は無視し続けたわけです。
美山は自分がもしそこに突っ込んでしまったら、関係がダメになってしまうかもしれないという怖れがあったのかもしれませんね。怖いものに蓋をして向こう見ずに走り続けた美山も、空気が読めるあまりいろんな不安に襲われて一方的に関係を絶った仁科も、共に理解の余地があるし、片方だけが悪いわけではない。高校生なんてこんなものだと思います。再び関係を始める時、仁科が今の自分を冷静に分析して前置きしたのが、彼の精一杯の誠実さ。美山は今度こそ、仁科のありのままの気持ちを受け止めながら、恋人になる。こうやって晒け出し合った今だからこそ、高校時代よりずっと強い関係になれると信じたいですね。
シグナル、嵐のあと、初恋のあとさき…の順で主役交代型のシリーズです。
中森さん結婚おめでとう!笑
仁科(メガネ)がとても人間らしいです。すごく卑怯に見えるかもしれないですが、その嫌なところをしっかり描くところがいい。一つの物事に対しても一言では表せない色んな感情が混ざる、人間的なところが伝わる。
美山のセフレの安東いい男だったな…
終盤の美山の「おまえって仕事好きね」のセリフが、序盤の仁科の葛藤をさり気なく拾っていて、この漫画好きだなぁと思います。
後半50ページに「嵐のあと」の続編が収録されています。「嵐のあと」のレビューに2人は長続きしなさそうって書いたのですが、そのままの2人なら長続きしなかったとしても、人は変わりますよね。
メインは元同級生コンビですが、思わぬところで「嵐のあと」コンビの続編を読めましたwラッキーw
好きですw「嵐のあと」
今回の続編も大変素晴らしかったです。
でも2人の顔がなんだか変わりましたね。
そしてメインの2人も素晴らしかったです。
私はグジグジ鬱々暗い話は好きではないのですが、日高さんはそういうの本当に得意ですよね。
嫌いなジャンルなのに日高さんのだけは素晴らしい!と思えてしまう。
多分グジグジ悩んでるけどキャラクター自体が強いというか芯が通っているからだと思う。
それと読んでいて「美山」ってどーーーーーーーーーーーーーーーも名前に憶えがあるよなぁ…と思いながら読み続け、考えて考えて昔読んだ「嵐のあと」を読み返したら、、あぁ、あの青年でしたか!
やっぱり顔が違うwww
あの人間不信の美山くんにも幸せが訪れてよかったです。