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ikusen no yoru
幼馴染みとしての関係が恋に
さらには性愛に変わっていくことによって
その変化についていけない二人の不器用さが切ないです。
哲弥と宙は、お隣同士で
哲弥は、厳しいだけで愛情の感じられない父親に殴られる宙を
甘やかしてやろう、そして守ってやろうと思うんだけど
その気持ちがいつの間にか恋愛感情へと変わっていって戸惑うんですよね。
一方の宙は
幼い頃と変わらない憧れで哲弥と接していたものの
哲弥の態度がよそよそしくなった事や
親友に指摘されたり、バイト先の先輩にちょっかい出されて初めて
自分の気持ちに気づくんですが
その時には既に哲弥には彼女がいて。。。
お互いがお互いのことをこんなに大事に思っているのに
不器用すぎてすれ違い続ける二人が見ていてもどかしくて切ないです。
この第一夜では
宙はやっとの思いで自分の気持ちをさらけ出そうとしてるのに
哲弥は相変わらず本心を隠したまま第二夜へと続いてしまうんですよ。。。
まだまだ、二人がちゃんと向かい合うには
さまざまな障害やすれ違いが待ち受けていそうですが
だからこそ、なんとしてもこの二人の行く末を見守りたいです。
はやく第二夜を出して下さい!w
何と言えばいいんでしょう。切ないのかもどかしいのか、上手い言葉が見つかりません。
手を伸ばしたいのに、自分の感情に名前が付けられないから、どう伸ばしていいのかわからない。
助けてって言えばいいのか、好きだって言えばいいのか。
そして、先に気が付いた方は逃げ出しちゃって。
勉強は苦手ですが、優しくて人のことを思いやれて、真っ直ぐな宙。お隣さんのお兄ちゃん・哲弥の部屋にこっそりと遊びに行くのが楽しくてなりません。
が、厳しい父には、哲弥のところへ遊びに行くのを止められています。ばれて叱られていると、哲弥が庇いに駆けつけますが、宙の父はそれすらも気に入らない。仕事人間で、子どものことは二の次。一番に庇ってくれるはずの母は、家庭を顧みない父に愛想を尽かし、もう出て行っており、父子家庭なんです。
ぐれちゃっても良さそうなのに、哲弥を心の拠り所にして何とか踏ん張っているって感じで、何かあればポキッと折れそうな宙の心。
哲弥はそのことがわかっているから、甘やかさない父の代わりに宙を甘やかそうとしているんですよねぇ。
でも、まだ高校生だから何の力にもなれないんです。
ここですよ、まだ高校生だからどうにも出来ないんですよね。
守ってやりたいと思っても、父がいるからそれもままならないし、かといって本当に出来ることはなくて。
想いだけが募っていく辛さ、切なさ、もどかしさ。
若者ゆえの悩みが、目一杯詰まっていました。
え~~~、こんなところで終わりですかっ! というところで終わってます。
早く続きが読みたいです。
読み始めて何度涙が出そうになったか、切ないです。
こういった気持ちを呑みこんだ主人公達のお話って木下さんはうまい!
両親が離婚して、仕事人間の父親に顧みられなくて愛情に飢えている宙の唯一甘えられる相手が隣に住むてっちゃん。
てっちゃんが宙のそばにずっといてやりたいと思った時、それは夢精という形で現れ、宙に欲情する自分を抑える為に宙と疎遠になっていく。
その喪失を"床がなくなって、そのまま下に落っこちそう”と感じ、親の喧嘩に孤独を感じた時にカーテンの閉まったてっちゃんの部屋を見上げる宙に最初の涙腺がやられました。
再会した時、思わず宙を押し倒してキスするてっちゃんは"もう側にはいられない、ごめん"って別れを告げ、宙は"何をされてもいい"というのですが、それじゃぁダメだとさよならを告げて、大学進学の為出ていくてっちゃん。
まだ宙は恋というものの自覚もないから、てっちゃんは離れていったのですよね。
友人に、てっちゃんがそいういう意味で好きだったんじゃないか?って言われて宙も考えるようになるんです。
てっちゃんに似ているバイト先の大塚の登場で、とうとうてっちゃんに会いたい気持ちが爆発して電話をかけます。
再会した二人、、
宙はてっちゃんと対等になるにはまだ余りにも子供で、恋愛というものがよくわかっていない、てっちゃんに対する気持ちもまだあいまいです。
唯一の人であることはたしかなのですが、そのあいまいさが、この幼馴染二人を切ないもどかしさへと導く原因になっているように思います。
宙はいつ脱皮するのか、てっちゃんは一体どうするのか。
各話のエンディング毎に盛り上げて涙腺を刺激するこの話、目が離せません。
こっ、これは! 続編を私にくれーーーーーーーー。
はぁはぁ……。
ここまでで、2年ですか。続きまで2年待たなきゃなんないんですか! 木下けい子さんの作品は、ほのぼの系も大好きですが、切ないのもたまりませんね。
お隣同士とはいえ、家族ぐるみで仲の良い幼なじみ……というわけではなく、宙は父親に暴力を振るわれて、唯一の逃げ場所として年上のてっちゃんがいます。
子供ゆえのどうしようもない感じとか、切ないです。
大人になれば、二人は恋愛できるのでしょうか。お互い好きなのに、くっつけない。今のままくっついても、宙は大人になれてないのでうまく行くはずもなく。それが分かっているてっちゃんは自分の心を押し殺して、冷たくしたり。
二人がくっつくには、好きだという以外に乗り越えないといけない山があると思います。
さて、どうなるのか。続編、とっても期待しています。
木下けい子さんの切ない系には100%泣かされてますが、今回も例外ではありませんでした(ノд<。)
線の細い絵柄とストーリーがハマるんですよね。。。
宙君は罪な子だなぁと、泣きながら呟きました(笑)
てっちゃんと宙、どちらにも感情移入出来て、だからこそお互いの気持ちを私がそれぞれに伝えてあげたくてしょうがなかった…
て、そんな第三者出てきたら私が一番キレるの確実ですが。
でもてっちゃんはちょっとずるいと思ってしまった。「守る」て誓ったなら、自分の気持ちを抑えて側にいることを選んで欲しかった。
「守られる存在じゃない」て思ったのかもしんないけど、自分が辛いからって逃げないでほしいな…
何となく読まないままでいたのですが、いきなりシリアスな木下さんが読みたくなって三巻まとめて購入しました。迷わず全巻購入した自分、GJ!
これは気になるので一気に読みたい話です。リアルタイムで追ってた方は、待ち遠しかったでしょうねえ。
幼馴染の二人が両想いなのに、すれ違うとてつもなくもどかしい話です。
友達以上に相手を好きになってしまったら、好きなのに一緒にいても辛いから離れていくてっちゃんが切ないです。
ここまでだと凪良さんの「恋愛前夜」も似た感じかもしれません。
あの小説がお好きな方には、お勧め出来るかも。
私はあの話も、この話も大好きです。
しかし、宙は勉強できない意味でアホの子なんですね(笑)
多分、宙の親友君はかなりそっちの意味で宙の事好きだったんじゃないかなあ。自覚しないようにしてたけど。
これが親友君視点の話だったら、切ないなんてもんじゃないですね。
木下けい子先生のシリーズ、再読です。
2009年の作品とあって、描かれている携帯がガラケーだったりはしますが、先生の作品に流れる「切なさ」はずっと変わらないなあ…とあらためて思いながら読みました。
この1巻は最初から最後までずっと切なかった、、
歳の差のある幼馴染×別れ×再会もの。
受けのことを思って無精してしまった攻めが受けを避け始め…というお話です。
別れ際に電話番号をもらったものの、ずっと電話はかけられなくて、どうにもならなくなった時に宙(そら、受)が公衆電話から電話をかけるシーン。
久しぶりの再会に感じる、ドキドキと緊張感。そして彼女がいることを知り心を痛めるシーンが胸に刺さり、最高に切なかった。。
両片想いではあるものの、うまく噛み合わない2人がもどかしくて( ; ; )
一度最終巻まで読んではいるんですが、うろ覚えのところもあるので、この切なさを引きずったまま2、3巻も読んでこようと思います。
幼馴染同士の心が結ばれるまでの、幾千もの夜が描かれた第1巻です。
母親には捨てられ、厳しいだけの父親と一緒に暮らす宙。時には、厳しさから殴られることもあって。
そんな宙が弟のように可愛くて、いつも一緒にいた幼馴染で年上のてっちゃん。父親から殴られて家を飛び出すと、決まっててっちゃんが助けていたけど、その想いがいつしか弟以上になってしまって…。
このままでは宙を傷つけると、離れることを決めたてっちゃんが切ないです。そのくせ、離れても忘れられないくせに。
もちろん、ずっと一緒にいると思っていた宙の心も傷付けます。勇気を出して抱かれてもいいとてっちゃんに歩み寄っても、てっちゃんの想いと宙の想いは微妙に違っていて…。
てっちゃんの気持ちも宙の気持ちも、痛いほど伝わってきて、重ならない想いにキュンキュンします。その後の宙のSOSに、彼女よりも優先したてっちゃんの、変わらない熱い想いが胸に痛かったです。
読んでいると、続きがとても気になるので、3巻全部揃えて読むことをおススメします。
ずっと気になっていた作品。第一夜〜最終章の全三巻。
一気に読んだんですけど、何度も泣きました。
本当に木下先生は心情を扱うお話が旨すぎます。
すれ違いばかりで、もどかしくて、傷つきあってばかりで、なんて不器用な恋なんだろう…第一夜は幼い純愛が胸にグッときます。
その中で、時折見せる甘いシーンが余計せつない気持にさせられて泣けました!
内容は、隣のうちに住む幼馴染みの年上の高校生〜大学生•哲弥×厳しい父に育てられた幼馴染み中学生〜高校生•宙のお話。
宙が健気で可愛いんです。
父親に甘えられない分、優しい哲弥に甘えて育ってきた宙。
哲弥もそんな宙の気持を理解しているから、いつも優しく見守ってきたんです。
でも、成長するにつれ穏やかだった幸せな時間が狂っていきます。
宙が哲弥を…哲弥も宙を意識し始めるんです。
宙は俺が守る…守りたいと誓った日、哲弥は宙を犯す夢をみてしまいます。
守りたいのに、欲望をどんどん抑えられないなくなる哲弥は思い悩み距離をおくように…
宙も悩みます。哲弥に対する気持が恋なのかどうかと、まだ幼い宙には分からない…
想いを断ち切ろうと、家から離れた大学に行くことを決めた哲弥。どうしてなのか…考えても考えても哲弥の気持が分からなくて不安になります。
そして、哲弥の精一杯の行動‼
手を伸ばしたら良かったのか、でもどう伸ばしたら良かったのか、助けてっていいたいのに言えない…好きだって言いたいのに言えない…そして哲弥は携帯番号だけ残し宙前から居なくなります。逃げてしまった感じなんですけどね。
この2人のグルグル感が凄くせつなくて、泣けます。
そして、色々あってどうしようもなくなった宙は、公衆電話から哲弥に電話を…久しぶりの「てっちゃん・・会いたいよ」と宙に泣きながら訴えられ、哲弥もほっとけないです…。そして、再会して2人で一緒に暮し始めようという所で終わります。
傷つけたいわけじゃないのに、傷つきたいわけじゃないのに、人を好きになるとどうしようもないくらい抑えられない気持がもどかし過ぎる恋。
夜空にうかべられた幾千の星、そして宙…壮大な2人の恋から目が離せません。
焦れったいせつない恋物語…本当にオススメです。
宙は、お隣のお兄さん、哲弥と仲良し。しかし、宙の家庭は、父があまり家庭を顧みず、離婚などの複雑な環境下のためか、いつも父は宙に冷たく当たってしまいます。
哲弥は宙のことを守ってあげたいと持っているのに、夢の中では宙の体を求めるあまり、いつも泣かせてばかり。いつか「ひどいこと」をしないように、いったんは宙から離れようとするのですが、この二人の時間はまた動き出します。
必死に心の中に重りをして、もう思い出さないように閉じ込めたつもりなのに、繰り返し夢で見てしまう。決して成就することのない恋愛だと分かっているのに、あきらめられない。なぜこんなにも繰り返し思ってしまうのか。第一夜は一度離れた二人が再開するところまでを収録しています。