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bi no isu
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
長らく抗争を続けてきた梅崎組と相賀組の手打ち直前、相賀組の男が刺された。犯人を匿ってると思われる韮沢を梅崎組の若頭加賦は拷問するが、絶対に口を割らない。韮沢はかつて加賦に命を救われずっと彼の下で学んできたけれど、ある時から外へ出されていた。韮沢の真意は…?
生まれたての雛鳥が初めて見たものを親と思うように、加賦に憧れ執着する韮沢。そんな彼にどうしようもなく心揺らいでしまう加賦。極道の男たちの熱くヒリヒリした関係がたまらない!
媚の凶刃シリーズの始まりの1巻。血に塗れた激情の物語は全てここから。表題作以外の短編2作も読み応えがあった。
盲目ワンコ韮沢が狂信的な一途さで加賦への愛のためだけに生きている。
そんな韮沢を可愛いと思いながらも上に立つ者の責任があり、ずっとは手元に置いておけないと悩む加賦。
大人な男はセクシーフェロモン出過ぎてます。
若頭の髪型と携帯に2008年臭を感じましたがそれ以外は、目元、体つき、からみ具合、全てパーフェクト!
「ストーリー×絵」で面白さが何倍にもアップしています。
暴力シーンが多くハラハラしますが、同じくらいセクシーな裸ん坊シーンもあり期待を裏切らないです。
媚の凶刃①を先に読んじゃって
こちらに戻ってきました。
このお話を短編として描いたら思いの外連載になっちゃったんですね、あとがきによると。
だって魅力的なキャラなんだもん、担当さんも続きを!ってなるよ、そしてその催促してくださってありがとうございます。
めちゃ大好きが詰まったシリーズです。
こちら、拷問シーンから始まります。ラブホのSMルームで目隠しで首枷に手足縛られて左手甲にタバコの火を押し付ける根性焼きが複数個……。
痛みでは自供しないと判断した加賦は部下に命じて
性的な辱めにあわせます。
お尻にバイブとアナルパール、乳首にローター、ちんにもおもちゃの三点責め。
興奮した部下が思わずぶちこみそうになるとそれにはブチギレる加賦さんがオモロい。
結局、韮沢は庇う為に口を割らなかったんではなく加賦に目を合わせて欲しかっただけだと〜!
マヂコイツはイカれてるぜ。
そんで、そんな愛の告白されて速攻濃厚なキッスのお見舞いをする加賦もイカれてる、韮沢に。
はぁ、デロンデロンに愛し愛されな加賦と韮沢の話がこの一冊まるまるだと思ってたら半分しかなかったのでガッカリしてしまいました。
幼馴染再会モノとリーマン再会モノの2作品。
コッテリの後だったので、物足りなく感じてしまいました。
それよりも、あとがきページに描かれていた4コマ漫画の方が面白かったです。
お友達と電話中に「今ヤクザの話描いてる」って言ったら「パンチパーマ×パンチパーマ⁈」って言われて「それはパンチ効いてるね!」ってオチの話。
その一コマにほんとにパンチヤクザ2人の絡みが描かれていて面白かったです。
紙本とシーモアとW持ち
どちらも同じ修正。細い白線修正でほぼ見えてます。
3作品ともかなり前の作品なので古臭さはありますが、味があって良かったです。
1作目極道物。
試し読みの時点では痛い系かと思っていたのですが、ガッツリ甘々でした。予想外。最後のオチも凄く良かったです。
2作目幼馴染再開。
EDになってしまった主人公が病院にいくと、医者になった幼馴染に診察されてしまう話。
こちらも話のはじまり方は暗めなのですが、終わる頃にはラブラブ甘々でした。
3作目リーマン。
隠れゲイのリーマンが飲み会で恋人ができる話。短いですがエロくて良かったです。
私のように媚の凶刃〜Xside〜から読み始めちゃった方へ
このシリーズは①媚の椅子→②媚の凶刃1巻2巻→③媚の凶刃Xside ( ‘ が付いてるのが全年齢版)→④SMOKE媚の凶刃3 の順番の様です。
こちらの①媚の椅子(びのいす)は、読切と前後編の加賦さんと韮沢さんが読めます(1冊の半分強)。
時間軸はXsideより少し前で、女のキスマークから「媚びた様な目付きが…」のシーンも少しあります。
読切なのでいきなり拷問椅子から始まったりと急です。
私は極道やヤクザのテーマに全く興味が無いのですが、男を中心とした世界の闘争で忠誠心や盾になることを明確に提示されるので、加賦さんと韮沢がいるからこの世界観は重く魅力的で面白いなぁと思いました。
加賦だけに見せる韮沢の顔がもう可愛くて甘くて。顔も体つきも性格も男らしいなか、犬の様に夢中で女の様に求め慕うギャップがすごい。加賦相手だから敏感になるのが可愛い。台詞もシンプルでいて強い。そんな韮沢に絆される加賦も男前。池先生の爆高な画力とコメディや甘さの匙加減が最高です。
他の短編も読み応えありますがやっぱりこの二人の余韻が凄まじくて、とても楽しめました。
凶刃の1巻読んでもしかして椅子が先かな?と読みました。
読んだけどやっぱりよくわからなくて。
もともと韮沢は若頭加賦の手下で愛人?
加賦の部屋を出ていずれ組を作れと言ったら、事件起こして拷問に?
見つめてほしくて?
韮沢は加賦が好きで好きで愛してて、命を賭けてて。
加賦はそれが信じ難くて怖くてでも韮沢をやっぱり好きで特別で?
トカゲと蝶番
好きだから離れてあげたの?調教済にして?
執着攻めは好きですが体に影響を残すのはやりすぎかなあ。
池さんというと私にはこのヤクザのシリーズのイメージでした。
シリーズ5冊揃えて、その1作目として読みました。
冒頭の拷問シーンから、どんなハードな展開がやってくるんだろうと思ったら、めっちゃ純愛でしたね。
しかも、あなたのためなら命をかける…重いやつ。
それでこその極道モノ、という感じです。
韮沢が美形で、加賦を命がけで思っていていいですね。
エロいし。
加賦は立場上、葛藤があるのはわかる。
でも、韮沢を手放せなかったし、韮沢がかわいくてしょうがない。
告白の場面は、不器用すぎて、笑ってしまいましたw
今までそんな恋愛してこなかったんでしょうね。
自分の生き方や立場があるのに、韮沢の気持ちに応えてあげるなんて韮沢が言うようにやさしいところがあるんだなと思いました。
が、加賦の髪型には最後まで慣れなかったw
ま、ずいぶん以前の作品ですしね。
◆媚の椅子(表題作)
極道ものをそこそこ読んできた感覚からすると、若頭のような幹部に就いているキャラって最初から相当腹が据わっているキャラが多い気がするんです。余程のことがなければ、周りに対して一分の隙も見せないような。でも、加賦の場合はちょっと違う。もちろん幹部として上に立つ素質は十分備えていながらも、韮沢を前にした時彼は割と呆気なく感情を乱すんですよね。そこが面白いなぁと。こんなに厳つい顔立ち、体格、喰えない雰囲気をしておきながら、韮沢のこととなると簡単に崩折れてしまう脆さ。まったく隙を見せないキャラもいいけれど、たまにはこんな風に人間臭い若頭がいたっていい。韮沢の色気や一途さも魅力的だけど、加賦のギャップもたまらないなぁと思いました。続きが楽しみです。
◆成立しない朝
濡れ場はあるけれど一番爽やかな雰囲気の作品でした。ゲイで自分の幸せを否定しがちなネガティヴ受け・菊川の表情が良かった。卑屈なゲイ受けはありがちな設定ではありますが、それでも彼が初めて誰かとご飯を共にする温かい朝を迎えられた時、流した涙がとても印象に残りました。短編でもしっかり魅せてくれる池先生の技量が光っていました。
2008年発表か…
この「媚の椅子」という短編が、加賦と韮沢の物語の始まり。
いきなりの拷問椅子で、ヤクザの抗争で口を割るの割らないの、のリンチシーン。
だが、責めている加賦と、リンチされている韮沢は…
死ぬことなど何も恐れていない韮沢の恋心に恐れを抱きながらも、もう手放すことなど考えられないほど自分も執着してしまっている加賦。この2人の閉じた関係性がこの短編の短さで描き尽くされている。
この後「媚の凶刃」として展開されていくのは必然。
とにかく絵が素晴らしすぎてもう何も言えません…
「トカゲと蝶番」
タイトルからは耽美的な話かと思いきや、同級生との過去の戯れのせいで今EDになってしまったおぼこい男性が、その張本人とtnk病院(?)で再会して…という実はギャグなお話。と言っても相手の方は呪いにも似た執着愛だけど。
絵が美麗だから内容とのギャップが面白いんです。
「成立しない朝」
ノンケに恋していたゲイ。はじめから諦めていたのに、相手の方から…
なぜなのかとか何もわからないままに、ただ甘い泣けるほど幸せな朝が来る。
元々「媚の椅子」は読んでて、その後は単発でポツポツ読んでいたから「媚」シリーズを知っていたつもりになっていたけど、はじめから通して読むとこんなんだったっけ?みたいな驚きがありますね。何度読んでもいつ読んでもいい!
『媚の椅子』という、この何とも言えないSMプレイ風味のショートストーリーが、この後『媚の凶刃』シリーズと続いていくことになるとは…。この時は池先生も予想だにしていなかったと言う。
そうして、今、この物語の全体を振り返ってみると。驚くべき事に、加賦さんは既に韮沢の執着愛に囚われていて。思わず知らず、夢中にもなっているのだ。舞い上がってもいるし、韮沢が身を挺して護ろうとする事に憤り、部屋に閉じ込めておこうとさえする。韮沢の執着を怖いと思うと同時に、もう既に韮沢を失うことを恐れてもいる。この愛執と恐れは『媚』シリーズを貫くテーマにもなっているかと思う。そして、加賦さんの前ではただの女になってしまう韮沢だが、(しかもそれが組員にバレている。)仕事をしている時は男だ。すごいギャップ。韮沢の左手にタバコで焼かれた跡がずっと付いてるけれど、これはこの時に付けられたものだったんだなぁ、とか。初期の設定をずっと崩して無かった事にも驚かされる。『媚』シリーズの発端として、重要なストーリーとなっている。
同時収録は幼馴染の再開と執着を描いた「トカゲと蝶番」臆病な性格で、恋人と朝を迎えたことのなかったリーマンの初めて迎える朝を描いた「成立しない朝」。どちらも描き下ろし付きで膨らみを持たせていて、ショートながらきちんと読み応えあります。
加賦さんと韮沢編の描き下ろしも付いて、こんな最初からイチャ甘してたっけ⁈ と、今読むとやっぱり可笑しみも感じられます。
極道モノが好きなので、表紙につられて購入。
ヤクザらしいハードなエロ、拷問、上下関係……良かったです。
カバーのところに作者の一言として、「『怖い』をキーワードに描いた一冊です」と書かれてありましたが、まさにその通り。
拷問などの痛々しい描写や加賦の行動もさることながら、韮澤の愛の重さが怖い…。加賦の前では従順な忠犬なのに、加賦のためなら命も顧みない荒々しい狂犬へと変わる。でもそこが良い!
主従萌えとしては、従者は主人のためにやっぱりどこか狂っていてほしい。その私の想いにぴったりな一作でした。
「俺は加賦さんのためなら死ねます」と言い放った韮澤に、「俺はお前にどう応えれば良い…?」と頭を抱えて震える加賦さんのシーンが一番好きです。
決死の告白をしたっていうのに韮澤さんの反応に笑ったw
ギャグで締めるのかw
同時収録の「成立しない朝」もエロくて良かったです。
ただせっかくの眼鏡受けなのに、エッチのとき眼鏡外すのはどうかなーと。してた方が絶対エロいですよ!
池先生の作品はほぼ全作読んでますが、中でもこのシリーズが一番好きです。
拷問シーンなんかもあるので、そういうのが苦手な方にはお勧めしませんが、とにかく、受けの韮沢の、文字通り命をかけた加賦(攻め)への愛が、重い。重くて深い。きっと韮沢は、加賦に人を殺せと言われれば躊躇なく殺すし、俺のために死ねと言われれば笑って死ねる人間なのだと思います。親愛を超えた深愛。そんな風にしか生きられない韮沢が可愛いそうでもあり羨ましくもあります。組を背負っていく立場の加賦も、同じような気持ちなのではないでしょうか。
覚悟を決めた韮沢の心の晴れやかさが、池先生の美麗な絵で表現されています。私にとっては文句なしの神作品です!
最近加賦が可愛いくて、こちらの本を再読したらやっぱり可愛く思えて...。『媚の凶刃~X side~』が電子配信され、ますますファンが多くなった媚シリーズではないでしょうか。極道なので拳銃やナイフを向けたり、うぁ…それは本格的に痛そう、みたいなのも。でもそれがしっかりあるのがいいと思うんですよね。ふたりだけのシーンになると雰囲気がガラッと変わって思え、そこには不思議なほど甘さ漂うロマンスを感じてしまう。
表紙でこちらに背を向けている韮沢。
この男は、エッチの最中もし放っておいたら「加賦さん、好きです」を100回ぐらい言いそう(笑)。
彼のセリフに、
………俺が重いですか?
(中略)
でもどうしても好きで―――…
というのがあるのですが、このシーンが自分にとっては今も最強なんですよね。こんなふうに、今この瞬間しか見ずまっすぐに加賦を愛する韮沢がときどき怖くもあるのですが、この偏った執着LOVEがぶっ通しで読みたい気持ちを煽ってくるから大変。加賦は加賦で、自分(加賦のこと)しか見えていない韮沢をよく感じ取っていますが、韮沢はそれを上回ってくるのですよねぇ。韮沢をそんなふうにさせてしまう、彼にとっての加賦の魅力がよくわかる・・・ようになるのは、この続きの『媚の凶刃1』から。
今作には表題作(とその続きのお話)以外に短編が二つ収録されています。
そちらも忘れられない作品ですね。
初めて読んだ時の感想は、正直、イマイチ。
そんなこの作品を、最近ふと読み返してみたのですが…。
なんだこれ!すっごい面白い‼︎
ヤクザの若頭・加賦(カブ)×加賦に心酔する部下・韮沢(ニラサワ)のお話。
私は性格男前な受けが大好きで、だから、加賦に心酔してる韮沢が女々しく見えてしまって、当時この作品を好きになれなかったのかもしれません…。
けど、今さらになって、気付かされました…!
韮沢の素晴らしさにっ!!!
可愛すぎます!!
敵対していた組の男を刺したのは、韮沢の部下の男。
その男を匿っているとして、居場所を吐かせるために、加賦は韮沢を拷問する。けれど韮沢は決して痛みに屈しない。
そんな韮沢を、加賦はやり方を変えて更に痛めつける。
極太バイブを突っ込まれ、強引に奥まで押し込まれる。
ガクガクと身体を震わせながらも、歯をくいしばり声を押し殺す韮沢。
加賦は部下の多田に、こいつをイかせろ、と指示して、自分はその様を見つめる。
様々な道具で責め立てられ、思わず声をあげそうになりながら、韮沢はそれでも耐え抜く。
「なんであの男を庇う?俺に振られた腹いせか?あの男と寝てたのか?」
頑なに口を開かない韮沢の顔に、加賦が触れる。
すると、強張っていた表情が少しだけ柔んで、固く食いしばられていた歯が緩み、加賦の指を舐めて…。
かなり痛々しいのですが、この拷問シーンは個人的には読めば読むほどエロ味が増して、さらに、2人の間の心情を読み取ると、切なさやもどかしさも相まって…!
かなり好きです。
結局、部下の男はとっくに韮沢から切られていて、韮沢は男を庇っていた訳ではなかったと判明。
解放された韮沢に、どうして言わなかった…!と詰め寄る加賦。
「もう少しでお前を殺すとこだった…!」
そんな加賦に、韮沢が言った言葉がまた素晴らしい…!
彼の、命懸けの執着愛、とでもいうのでしょうか。
韮沢は絶対に、どこか狂っている部分があると思うのに、どうしてこんなに美しいと思うんでしょう。
韮沢は、とにかく健気で従順。どんな扱いを受けても、加賦の傍にいられるだけでいい。
こんな風に愛されているうちに、加賦は韮沢のこと、可愛いって思っちゃったんですね。大切に思い始めちゃったんですね。
「加賦さんが撃たれるようなことがあれば、身体で弾止めるつもりです」って言う韮沢に、加賦が短刀を突き立てるシーンがあるんです。
加賦はそんなこと望んでない。韮沢にもっと自分を大事にしてほしいのに、その思いは韮沢には伝わらなくて。
韮沢の唇に突き立てられた刃が、プツリと肉を裂き血が流れる。
韮沢は、静かに目を閉じる。
加賦のすることなら、全て受け入れられる。
たとえ殺されても構わない。それが加賦の刃なら…
初読みの時、あまりの従順さに、男らしさが感じられずに女々しい印象を持ってしまって、好きになれなかった韮沢。
けど、全然そんなことはなかった!
とろとろになっちゃうのは、ただ一人、加賦の前でだけ。
加賦の前ではまるで純な少年みたいで。
狂気を持っているけど、それ以上に誰よりも純粋で一途な気持ちを持ってる。
そんな韮沢が可愛くてたまらないです…。
◆◆◆
『トカゲと蝶番』
トラウマの元凶・芙佑(ふゆ)×芙佑のせいでEDになった永美里(えみり)のお話。
子供時代に色々やっちゃってた(芙佑が一方的に)2人が、大人になって再会して…!って感じのアレですね!
本当は両思いなのに、相手が自分を好きなわけないって思っちゃってグルグル悩み続けちゃってる2人です。
永美里みたいな可愛い系もきゅんきゅんします(♡ˊ艸ˋ)
『成立しない朝』
ずっとゲイを隠して、恋をするのを恐れて生きてきた菊川が、
唯一恋をした相手、大学時代の後輩・杉坂。
そんな杉坂と、偶然再会して…。
再会したことで再び恋心を自覚してしまった菊川。叶わない恋を、期待するのは恐い。だから早々に杉坂から離れようとします。
けれど杉坂は追いかけてきて、「俺は好みじゃないですか?」なんて言うんです。「俺、努力しますから!」って。
突然の告白に、冗談?興味本位?と戸惑いながらも、それでも構わない位の胸の高鳴り。
そのまま2人で菊川の家に行き、体を重ね合います。
菊川を優しく抱いていた杉坂が、以前の男の影を感じて嫉妬して、少し乱暴になるのが萌えました…。
「俺が…ずっと好きだったのにーーー…っ」、って…。
朝目覚めると、杉坂の姿はない。
そうだ、分かってたことなんだ…。後悔しかできないなら、せめて告白すれば良かったのに…!
涙が溢れ出した時、買い物袋を抱えた杉坂が部屋に入ってきます。
「朝、ガッツリ食べないとダメなんで、買ってきました!」って、笑って。
キッチンに充満する、いい匂い。料理をする、杉坂の背中。
「好きな人に手料理食べてもらうの夢だったんです」
杉坂の言葉に、「まるで恋人だ…」と菊川が呟く。
すると杉坂は、キッと菊川を見つめ、言うんです。
「俺は…好きな人としか寝ません。菊川さんは違うんですか…?」
今まで、いつもどこか困ったような表情だった菊川は、その言葉に、ハッと目を見開きます。
そして、凛とした表情で、言うんです。
「僕も 好きな人としか寝ません!」と。
よかった…って微笑む杉坂。菊川のおでこにチューして。
顔がぽーって赤くなって、目の前に並べられた美味しそうな朝食が、なんだかだんだん滲んできて、思わず目を覆った菊川。
僕は 地味で取り柄がなくて臆病で だからこんな幸せな朝 成立するはずないのにーーー…
そんなことは、なかったんだよ、良かったね…。
なんだか、凄く心が洗われた気持ちになりました。
”好きな人としか、寝ません。”
この言葉に、胸が熱くなって、込み上げてくるものがありました。
…しかし…。
やはりBLは、奥が深いです。
1度読んだだけでは測れません。適当に読んでいては分かりません。
そんなことに改めて気付かせてくれる1冊でした。
池さんの人気作品「媚」シリーズの1冊目ですが、正直こちらを読んだ時点では全く自分の趣味じゃなくて、せいぜいここに出てくる組長のオンナがくそカッコいいな!くらいの感想でした。
韮沢が好きじゃなかった。
でも「媚の凶刃」を読んでから改めて読み直すと韮沢に対する印象が初読時とはまるで変わっていて、1話目のラストで韮沢が加賦を真っ直ぐ見るあの「目」に心を掻っ攫われ、あの瞬間の加賦にすんなり同調している自分がいました。
シリーズ3冊読んだ今では、ヨネダコウさんの「囀る鳥は羽ばたかない」と並んで大好きなヤクザBLです。
血を見せるシーンに遠慮はなく、その一方で恋愛サイドはどこまでも熱く甘く、そんなヤクザいねーだろ!ってツッコミ不可避の腐女子的妄想全開でとことん腐女子の萌えツボをついてきてくれるのが私の中でのヤクザBLの理想なんですけど、これはまさにそんな作品。
カッコいい攻め(加賦)の韮沢への好きがダダ漏れの可愛らしさと、健気な受け(韮沢)の受け身なだけじゃない男らしさにダブルでギャップ萌えさせられた挙句、キュンが止まらなくなるくらいの純愛っぷりを見せつけてくる2人に悶えます。
あと、冒頭にも書いた通り、組長のオンナが「極道の女!」って感じでモロタイプなんで、彼女と組長の番外編も描いてほしいくらいだけど、それじゃあBLには収録出来ないから無理か…
池さんのキャラって男女がしっかりと書き分けられるから好きです。(見た目ではなく内面がね)
表題作の他にあと2カプ入っています。
「トカゲと蝶番」
幼馴染の再会モノ。
よくある設定も池さんが描くとなんでこうもツボをつかれるお話になるのだろう!
初読時はこのお話が一番好きでした。
「銀閣博士とモルモット」の銀閣博士といい、「ひんやり廊下、万華鏡」の永井先生といい、池さんの知的攻め達の、受けを前にするとアタフタして可愛くなる姿がどうにもこうにも好きです。
こちらの芙佑くん(お医者さん)の可愛さも先の2人に負けず劣らずで、超悶えました。
でもって同じくらい受けがこれまた可愛いんですよね。
池作品のこのテッパンカップリング(知的攻め×健気受け)最高です♡
「成立しない朝」
こちらも再会モノ(大学の先輩後輩)で、リーマン同士。後輩攻めです。
安心の王道モノです。
どっからどう見てもデキる男風リーマンの後輩くんがスーツにバッグ斜め掛けで走ってくるのは反則だろう(萌)
もうすぐ『媚の凶刃』の新刊が発売です。より楽しむために読み返してレビューします。
ヤクザな男二人のイラストに、帯には「死んでもかまわない。貴方が手に入るなら。」、そして始まって数ページの展開に、痛々しくて恐ろしい極道モノしか想像出来なかった私。いい意味で完全に裏切られました!
韮沢の加賦への思いは命がけ。自分には加賦しかいない、加賦の為になら命も捨てられるという韮沢。恐ろしいほどの執着なんですが、読み進めると、加賦がそれ以上に韮沢に本気で、メロメロじゃないですかっ!!!THE極道っで顔した加賦が可愛くていいっヾ(≧∇≦)ノ"
誰も信用せずに極道として生きてきた加賦が、初めての感情に戸惑う姿が好きだなぁ。大切なものが出来ると失うのが怖くなるなんて、極道としてはものすごい弱点ですからね、戸惑いも相当のものでしょう。その中で組長を守って撃たれた女のエピソードが効いていました。愛の形は様々、それを加賦は実感したのではないでしょうか?
そして特筆すべきはHシーン!池先生の描く裸体が逞しくてエロくて大好きなんですが、今回は加賦の体はもちろん、韮沢の根性焼きのある左手に注目していたら、加賦との絡みで自分を支える手指が淫靡ですごかった~\(//∇//)。修正もかなり薄めです!
・『トカゲと蝶番 』
美容外科医の芙佑が好みでした!池先生が描く容姿端麗な変わり者が大好きです。永美里のことが好きだったのに、自分から離れたなんて芙佑もヘタレですよね。永美里が治療にこなかったら再会すら出来ないじゃないですか。それともそこを見越しての「いじめられないとイケない条件付け」だったのかな!?だとしたら恐ろしい高校生ですね(笑)今度は永美里に振り回される芙佑が見たいな。
・『成立しない朝』
攻めの杉坂が好みだなぁ。すごいイケメンで男らしくて、グイグイ来るんです。冷静で余裕のある攻め風情なのに、菊川の言葉に見せる必死な嫉妬の顔にやたらとグッときちゃいます。菊川の戸惑いも見た目を裏切る杉坂の一途さにもホロリと泣けて心に沁みます。池先生は純な大人を描くのが上手いなぁ~。
私は多くの場合、BLにおいては「受け」を愛でて読むことが多いのですが、池作品においてはそれ以上に「攻め」に惹かれることが多いのです。池先生の描く攻めは男らしくて格好いいのに、みんなどこか可愛いくて魅せられてしまいます。それもすべて愛すべき「受け」の存在があるからですよね。受けが魅力的だから攻めのキャラクターがより映えてくる。そして「ああ、この二人いいなぁ。好きだなぁ。」と萌えまくってしまうのです。
最初に読んだ時の評価は萌2ぐらいでしたが、続編の『媚の凶刃』を読んだ今は『神』になってしまいます。両方読むことをお勧めします!
先に続編の「媚の凶刃」を読みました。
前編であるこちらは電子のサンプルを見て尻込み( ;´Д`)
でも凶刃がとっても良かったので萎え覚悟で購入。
痛い・ツライ・愛が無いの三拍子揃ってると勝手に思い込んでビクビクしてたせいか「いやいや全く違うよ!メチャメチャ甘いお話じゃん!!」と変に興奮しました。
サンプルでも読める冒頭の拷問もその後に続く拷問も、加賦さんは身を切る思いでやってるのが伝わって痛いというより切ない(ノ_<)
もちろん極道なので顔にも態度にも出さず痛めつけるけど、先に凶刃の方を読んでたせいかどのシーンも加賦さんの愛に溢れてるようにしか見えなくて。韮沢の事が大切で失うのが怖くて、韮沢自身にも自分を大切にして欲しいのに上手く伝わらない加賦さんのジレンマが見ていてツライ。・゜・(ノД`)・゜・。
そんなジレンマがゆえにセックスの最中も普段も手酷く扱うんだけど
時々交わされるキスが
「韮沢が大切で愛しくて愛しくて、もー辛抱たまらんっっっ!!!」
って感じがヒシヒシ伝わってきて萌えるーーー!!!
愛情の出し方も受け取り方も知らない2人がキスだけは甘いってキュンキュンしますね(^///^)
そして媚の椅子を読んだ後に媚の凶刃を読み直すと萌え度と糖度が増してる!!!やはりシリーズ物はキチンと読まなきゃなーと再確認しました(反省)
同時収録作も良かったです!
表題作のハードな世界とは真逆のお話が入ってますが、こちらも攻めが受けのことを好きで好きで好きでというのが感じられます。
特に 成立しない朝 が好きです。
同じ人に2度恋に落ちるものの端から全てを諦めてる受けと、遠回しにアピールして手繰り寄せようとする攻めの両片思いに萌える(^///^)
攻めが自信満々の俺様なビジュアルだったので強引な攻めかと思いきや、一途健気ワンコだったのもギャップがあってキュン♡
想像以上の甘さが味わえて萌えにゴロゴロしながら楽しめた大満足の1冊でした。凶刃読んだけど椅子は未読という方は是非是非読んでもらいたいです!
ヤクザ、モロにヤクザでSMというより拷問プレイ。
去年、最初に読んだときには引きました。blを読み出して間もない頃だったので、脳が刺激を処理できなかったのでしょう。
それから数ヶ月経ち、ふと手にして自分の変化が分かりました。
韮沢の命がけのカブ(ぶの変換が難しくて)への愛、激し過ぎるその思いに慄くカブ。何これ、萌える‼︎
また「媚の椅子」のラストがいいんですよね、手錠が掛けられたままの韮沢がカブに抱きしめられる場面が、立場は絶対的に強いカブの心をしっかりと繋ぎ止めたことが分かります。
そこからの話、韮沢がヤクザになった経緯もかなりヘビーなのですが、今なら素直に読めます。
媚の椅子は媚の凶刃へと続いてますよね、早く2巻出ないかな。
詩雪 さま
コメントありがとうございます!もうめーっちゃ嬉しいです。
知的で素敵なレビューを書くお方だと思っていました、「ちいさな島のやさしい恋」を私も買ったのですが、詩雪さまのレビューが効きました(*^^*)
「媚」シリーズは韮沢の色気がもう、大変なことになってますよねー。本当、初読の去年の自分と現在では大いに見方が変わりました。
この頃、超ハードで「ちいさな〜」はまだ読めてないのです。大事に落ち着いて読もうと思ってます。
ありがとうございました、これからも素敵レビューを楽しみにしております。(*^^*)
ヤクザものや痛い系は、苦手です。この作品も最初拷問シーンがあって、痛い痛いと思うんだけど、その後で二人の愛情が伝わってくるので、何度も読み返してしまう作品です。
若頭の加賦が拷問してるのは、加賦が拾った韮沢です。韮澤が組を裏切ったという疑いがあったからです。
それは誤解だったんだけど、拷問を受け入れてた韮澤に、加賦への怖い程の真剣な想いが伝わってきてゾクゾクします。目隠しを外して、加賦を見つめる韮澤の視線や表情に、強い決意が見えて好きです。
加賦も、どんどん韮沢にハマっていって弱くなっていく様子に萌えます。意を決して韮沢に愛の言葉を言えば、シャブだと誤解される不器用さも好きです。
最後のおまけマンガでの、起きてるのに寝たふりをしてる加賦が笑えます。
他は短編が二つ収録されています。どちらも、昔から相手が好きだったというお話で、可愛くて幸せな気持ちになれて好きです。
あとがきのパンチパーマ×パンチパーマの1コマは…最強です。
「うおー兄貴の昇り竜超あばれ馬っス!!」「そうやろそうやろ」
…1コマなのに印象残り度が半端無い
■媚の椅子/暗夜の礫■
加賦(梅崎組若頭)×韮沢(加賦に拾われた部下)
長く抗争を続けてきた梅崎組と相賀組の手打ち直前に、相賀組の男が刺された。
梅崎組若頭・加賦は、犯人を匿っているであろう韮沢を拘束し、苦痛と快楽をその体に施すが一向に口を割る気配がない。
決して痛みに媚びない韮沢の真意とは?
しょっぱなからハードでどうしようかと思った。
このままハードかつドシリアスで突き進むのかとハラハラしていたら意外にも「好き」と言えずにどもりまくる加賦さんに対して「シャブはやめてください」と泣きつく韮沢の姿など笑える描き下ろしがありました。
一生懸命言ったのにねーw
巻末おまけでは寝顔を待受けにしたくてウズウズする韮沢とそれに怯える加賦さんとかwww
…韮沢は本当にヤンデレ美人受けですね。
健気受けと評されているレビューもいくつか拝見しましたが、私は“怖い”という思いの方が強いです。
加賦さんに向ける盲目的な想いが怖いと感じました。
でも目隠しを外された時、真っ直ぐに加賦さんを見つめる韮沢にはドキリとします。
■トカゲと蝶番■
頼地 芙佑(美容外科医)×山東 永美里(ED患者)
EDに悩む永美里が受診した美容外科…そこには原因となった芙佑くんが医師として座っていて…orz
何か可愛いお話でしたw
始まりはドキリとしたんですけどね~w
某所丸出しで自分の気持ちを主張する受けと冷静にツッコミ入れる攻め、しかもその後、押されて机にガツーンと頭を強打した挙句に受けに逃げられるとかねwww
セクシー看護師さんも良いキャラしていますw
口止め料はしっかり取らなくちゃねwww
■成立しない朝■
杉坂(派遣・ゼミ後輩)×菊川(サラリーマン・ゼミ先輩)
ゲイの菊川は傷つきたくないから恋もしない。
だけど一度だけ…学生時代にゼミの後輩を好きになった。
その相手が派遣社員としてやってきて…何の冗談か一夜を共にすることになり…。
これまた好きです。
華やかグループの子だから経験豊富そうなのに、飲み会で手を握ってみたり~と実は一生懸命アプローチしていたのね。
単に酔い癖だと思われていたけどw
私、どうやら攻めが受けに他の男(女)がいると思ってヤキモチをやく場面が好きなようでして…ニマニマさせて頂きました。
翌朝の二人のやりとりが本当に大好きです。
ほんわか温かい気持ちになります~。
どうぞお幸せにΣd(´∀`*)
腐女子歴は人生の半分を超えたというのに、商業BLには一切手を出してこなかった私。
その理由の一つが、自分のツボと合う作品を見つけるのは容易ではないだろうなというものでした。が!出会ってしまいました~!
こちらのレビューを参考に池先生の「たつのおとしご」を読んだ所、自分の萌えポイントとピッタリ一致!
こんなに自分好みのお話もあったのね!もう少し早く出会っておきたかった~!と思いました。
もっと先生の話が読みたくて、迷いながらも次に選択したのがこちらのシリーズ(媚の凶刃含む)。
…もう最高でした。
エロはもちろん、個人的にはちょっぴりバイオレンスなシーンとかも好きなのですが、BLではあまりなさそうな思い切りの良さ。
攻めに思い切り張り倒される受けが健気で健気で、でもよくよく考えれば実際あんなに重い人いたら結構怖いな、という絶妙な線で成功させているのはひとえに先生の画力によるものなのかなと。
本当に絵の上手い作家さんです。
昔から少年・少女・青年漫画と色々読んできましたが、どちらかといえばストーリー重視できたので、絵に関してはそこまで求めてきませんでした。
しかしこの方の描かれる人物というのがものすごく綺麗で(もちろん裸体も!)、特に中年のオッサンの色気がもう堪りません。
少女漫画っ子ゆえ、ピチピチの若者カップルしか受けいれられないだろうと思っていたのに、すっかり加賦の魅力に取りつかれてしまいました。
ほぼ全編通して顰め面なのに、とにかく格好良い!
これなら韮沢も惚れちゃうわけだよな!と納得の攻め様です。
もちろん、韮沢も可愛いですよ!
黒髪綺麗な男の子、でも身体は成熟してて…みたいなこれまた最高の受け様。
瞳がまた綺麗で、仕事中はクールな感じなのに、加賦の前ではくるくる変わる表情が愛おしくて。
手駒の一つと考えていた加賦だって、そりゃあ情も移るだろうなと思います。
そういう心情などは、特に「媚の凶刃」と合わせて読むと分かりやすいかもしれません。
はぁ~、本当に何度読み返しても溜め息が出るほど好き☆
池さんは映画好きなのかと予想してしまうくらいいつもお話の設定や世界観に落ち着きと我流が盛り込まれていると感じます。
表題はまさかの拷問始め。
うわああアッて感じです。あのお付き?の人何しようとしてくれてるの…。
もっとえろがみたいってほど美麗な絵なのに、がっつり893もの。他2作も良かった、中々ああいう攻は珍しいし後の方は受がより緩くなっていったらいいですね〜。
好きな人としか…に対し、私もです!と元気よく答えるのがよかった。そうだよね、よくよく考えてみたらそれって一番当然のことで大事なことだよね。
その後のSSもよかった。
ストーカー癖抜けないのも黙って眠った振りするかぶさんもかわいい!笑
韮沢が苦悶の声を一つも発しないせいで、拷問のはずがどうしてもプレイにしか見えません。
尚且笑っているような口角の上がり具合に喜んでいる節さえあり、何をされてもイかないくせに加賦の指を味わうだけで達してしまう。
怖い程純粋で真っ直ぐな視線に、想いの強さをさらりと言い切る潔さ。
加賦が「お前が怖い」と抱きしめる姿が既にメロメロにされていると告白しているようにしか見えませんでした。
「暗夜の礫」でその後の溺愛ぶりが。
デレるにはプライドが許さない加賦が女を囲うようにしても、加賦を守りたい韮沢にとってはまったく必要のない優しさでしかない。
気持ちの重さに耐え切れなくなる加賦が覚える怖さに、これからいい意味に向かって行ければと思います。
「トカゲと蝶番」
トカゲの尻尾きりを初めて見たときの薄気味悪さを思い出し、なんとも言えない気持ちのまま読み切り、数ページのオープニングがちょっと苦手です。
蝶番という音の響きにエロスは感じられるのですが、ほのぼの感ただよう流れにだんだん遠ざかってしまいました。
「成立しない朝」
菊川の臆病な恋心が理解しやすく、ちょと卑屈だけど性癖を自覚しての覚悟が悲しく感じられます。
何故ゲイバレしているのか杉坂の必死さが可愛くて可笑しい。
たった一度の関係でもせめて一言伝えれば良かった。
そんな後悔に切なくなります。
設定や世界観の秀逸さに目を奪われがちですが、こんな静かなお話しもまた飽きさせない。
実力を感じるところです。
梅崎組・若頭の加賦(カブ)と、カブが拾ってきた男・韮沢(ニラサワ)の任侠ラブ。
カブが韮沢を殺しそうになるほどのシリアス展開を見せながらも、全体に甘々な雰囲気が漂っています。
どんな痛みにも屈しない韮沢が「好きだ」を連発し、いつも怖い顔をしているカブまでもがあっさり「好き」という言葉を口にしてしまう、これはもうバカップル認定で良いと思います。振り回される組員さん達が不憫ですが、ラブラブ路線を支持します。
カブに拾われた韮沢はその素質を買われて組の一部を任され、事務所を構えます。が、韮沢の手下が犯した過失により組は大ピンチ。拷問を受ける韮沢。拷問シーンは過激ですが、言い訳どころかうめき声ひとつあげない韮沢の美しさが際立って、痛みを感じる隙がありませんでした。屈しない受け、大好きです。
「もう少しでお前を殺すとこだった…!」
「貴方がもう一度俺を目を合わせてくれるなら 死んでもいいと――」
韮沢の疑惑は晴れますが、事務所はたたんでカブの家に戻ることに。再び2人のイチャラブ同居生活が始まります。
カブへの気持ちが自分の全てだというような韮沢の迷いの無さが、ひたすら美しいです。脆くも強くもある紙一重な感じがたまりません。
そんな韮沢に振り回されちゃうカブが見ていて可愛いです。組長になった頃には完全に尻に敷かれてそうです。
おまけ漫画では2人の可愛い一面も見られたりして、死と隣り合わせの世界ですが重苦しくなく読めました。
池先生の作品は、これが初めてでした。
イラストが受け入れられるかが心配だったのですが、私は大丈夫でした。
表紙より中のイラストの方が好きでした☆
表題作のシリーズよりは、最後の短編の「成立しない朝」の方がリアルっぽくて個人的には好きです。
昔気になっていた大学時代の後輩と主人公が仕事で出くわして…という内容です。
ただ、短すぎて展開が早いのが玉に瑕なのですが(;^_^A
最終pの表題作のおまけまんが(描き下ろし)は愛が溢れてて可愛かったですね(○´ω`○)
「バンフォード侯爵家の執事」で池さんの世界にウットリして、
他の作品もと手を出してみました。
一言で言えば、絵は確かに奇麗。エロも充実、色気もあります。
話は、ヤクザの若頭の加賦が、韮沢を拷問するシーンから始まる。
これがなかなか凄い。SMじゃあなくて、拷問。
韮沢が加賊に抱く恋心…
双方十分承知のそれさえもえぐり出されて、体も心も痛めつけられても微笑む韮沢。
目隠しを取られた韮沢は言う、
「あなたがもう一度目を合わせてくれるなら、死んでもいいと思っていた」と。
健気というよりは、狂気のような一途な恋だ。
事件が一段落して、加賊は再び自分の手元に韮沢を置くが、
命じればいつでも加賊の為に命を投げ出すような韮沢が恐くてたまらない。
一途さを向けられる怖さ、いいなぁ。
そして絡めとられていく、加賊。
ただ、個人的には10巻目くらいでデレて欲しかったのに、加賊が途中でデレちゃったのが残念。
つまり、もっと長編で書いて欲しかったということですが。
「シャブ(覚醒剤)だけはやめて下さい!!(涙)」って(笑)
カブとニラとかもねぇ、面白いんですけれど、分量的に案配が難しいよね?
ひたすら好きで好きで。
追い掛けても掴まえられなくて、でも好きで。
掴まえられないなら、じっと好きだと心の中で説く。
それが相手に伝われば、隠さなくていい。
そしていつの間にかその気持ちが、相手にも感染してくれれば。
私の中で、韮沢の感情は静かでドス黒く、いつまでもまとわりつくねっとりとした感じがします。
ただひたすら加賦を好きで、「女に成り下がりやがって」と罵られても構わなくて。
じっとりと、ひっそりと、じわじわと愛情を垂れ流している男。
それがいつの間にか加賦を捕え、加賦自身が知らぬ間に韮沢を欲するようになる。
そして加賦はそんな自分が怖くなる。
他人に対しての愛情なんて持ったことが無かったから。
私は特別、ヤクザの世界が好きな訳じゃないです。
でも、こちらの表題作と【暗夜の礫 前・後編】を読んで、ゾワリと自分の中での好きな物スイッチを押された感じがしています。
好きな物が拡がるってスバラシイですね(笑)
真っ直ぐにぶつけてくる愛情から目を逸らす事が一番怖い。
逸らしたら最後、頭の中はそればかりに支配されるからです。
加賦はまんまと韮沢の心に捕えられてしまった。それは抗えない事実だと思います。
【トカゲの蝶番】も可愛く、程よくヘンタイ入ってて楽しめました♪
いやー…ちょっとあの医師のヘンタイくささが伝わり過ぎて何故だか笑ってしまった(笑)
そして純粋すぎるでしょうよあの子(笑)
【成立しない朝】も、少し切なくなるような。
平々凡々の自分。昔から憧れて居る彼が、まさか目の前で料理を作って笑顔で居てくれるだなんて、そんなリアル有り得ない、と思う主人公。
きっと2人とも元々ゲイだったのかしら。
何かすべりのいいものを欲した時、主人公が棚にジェルとゴム入ってるって伝えると凄いヤキモチ妬いてましたね。
いいですよ、そういうヤキモチはどんどん妬いていきましょう(笑)
こちらの作品の全体を通して、「じっとりと追い掛ける愛情」という物が真っ先に浮かびました。
純真無垢と言うより、少し歪んでいるようなそれでいて純潔な愛情。
そういう愛情、観ているのは嫌いではありません。
加賦×韮沢のヤクザものです。
今まで、ヤクザものを読んだことはありますが、よくよく考えたら
拷問のシーンとか見たことないなぁ~。と思ってびっくりしました。
さすがに拷問シーンなので苦手な方は苦手かもしれませんが・・・
私は嫌いではありませんでした((´∀`*))
ただ、あれだけ拷問されても全然声を出さなかったのに、加賦とHする時は
声出るんだーww
と思いつつ、この2人には早い所ラブラブに慣れていただきたいですね!
韮沢は可愛いし、加賦は韮沢を重いと感じつつ韮沢の事が好きって言うのが
よかったです!韮沢は本当にヤクザとは思えないくらい可愛い顔をしていました!
[トカゲと蝶番]
医者・頼地芙祐×永美里の幼なじみものです。
芙祐のせいでEDになってしまって,病院に行ったら、そのトラウマの原因に
診察(?)してもらったけど、ちゃんと勃ったというよくある話の
短編でしたが、これマジで続きが読みたいです!!
ちゃんと結ばれる話が読みたいですっ!!
[成立しない朝]
杉坂×菊川のリーマンものです。
大学の先輩(菊川)・後輩(杉坂)で再会ものなんですが、短編だったんで
色々と疑問の残る作品でした。←私の理解力がないだけなのかもしれませんが・・・
今まで「SUPER・BBC」に対して苦手意識があったのですが、全然平気だったので、
また腐女子レベルがUPしたかなぁ~と思っちゃいました( *´艸`)
媚の椅子を読む直前に、コミックスの表紙の折り返し?のところに、池さんのコメントで「怖い」がテーマ、とあります。私はそれを目に入れてから、そうか、と覚悟して読み始めたためか、本来なら苦手なはずの痛いだけの拷問シーンがつづくお話でも、そんなに苦手意識を刺激されずに楽しむことができました。
やってることは相当直結のえろ?ですが、そちらのボルテージはまったく上がらずゼロのまま、静かに、ふたりのそれぞれの気持ちがにじんでくる空気を読む、というか…。
なのでむしろ、一度すべて読み切った後に、もう一度、何度でも、この拷問シーンに戻ってくるのが好きです。
読破後、何度も読み返している本でもあります。
媚の椅子(1作目)でも、韮沢の瞳はすごく効果的に描かれますが、
暗夜の礫(2作目)の、唇をナイフで切られるシーンでの、すっと瞳を閉ざした韮沢の瞳(…閉じているから、瞼かな)もとても綺麗で、見惚れます。
韮沢さんは目をひらいても、閉じても、どちらも綺麗。
あと、加賦さんはほんとに、存在してるだけで色気あふれてて、どうしようかな…!
韮沢さんが健気受けなのはゆるぎないですが、
加賦さんもけっこうな不器用攻めな気がします。
タイトルと表紙絵に惹かれて購入しましたが、
世界がちょっと苦手な部類でした。
ヤクザものって、そこまで好きになれないんですよね(><)
組の若頭である加賦は、部下である韮沢に
盲目的に愛されている。
デキる男である韮沢は、加賦のためであれば何でもしようと
します。弾が飛んでこれば、自分が加賦の盾にもなろうという。
そんな韮沢の愛が、重いようで、愛おしくなってくる加賦の
気持ちが分かります。
韮沢に心が動いてしまうし、でも、それでは駄目だという
加賦のあがきが読んでいて、たまりませんね。
池玲文さんは絵もストーリーも大好きな作家さんの一人なんですが、私がBLの任侠物を好きになったきっかけの本です(表題作です)。
任侠物でもBLは結構あまあまな作品が多いと思うのですが、これは危機感が溢れていて、刹那に生きる主人公達の愛情表現が一筋縄ではいかないところが切なかったですね。
常に気を張っていなければならない、ギリギリの状況というハラハラするようなシチュが好きな方にはお勧めできます。
私もこの二人をもっとたくさん見たかったです。
「成立しない朝」も大好きな作品で、もう何度も読み返しています。
先輩後輩で再会モノで、攻めも受けもどちらも大好き。
切なさがもうたまりません。
拷問シーンの割合が非常に多いせいか、大人っぽいというより痛々しくて・・・orz
表題作以外の二つにも「催眠術」が含まれてたりと細かく地雷がつまっていて踏み抜いてみたらいいような悪いような。
総じて言うと「何度読み直しても手放すかどうか迷う」本という印象が取れません。「痛い系」「催眠術による好き弄り」が地雷なのがなんともこれが・・・
本当にこれでもすきなの?と小一時間問い詰めたくなるような感覚があります。
トカゲがいいよ、と進められて購入。
発売から結構たつけどレビューします。
結構絵が好みで、どのページを開いても満足いく作品でした。
媚の椅子はラブも強めで女っぽくない受けがいい。カブとニラ、野菜のコンビがまたグッド。
年齢不詳な感じがまたいい。組をまかせられるのに、あんた達はいったいいくつなの? っと疑問を持ったことは心のなかにしまっておきます。
やくざものなんですが、随所にどきっとする萌えがあって、なんども読み返したくなる作品です。
受けの忠実ぶりがたまらなく好み。横暴ながらも優しい攻め。
二人が最後にちょっとラブラブになるのですが、そのドギマギとした不自然さがまたいい。
続きを読みたくなるような、一冊。お気に入りの一冊となりました。
後半のトカゲの話ですが、EDに悩んで病院にいくと、先生が幼馴染。で、治療中にあんなことやこんなことを・・・。っとありがちな話です・
攻めの受けへの気持ちの強さは評かできます。
表題作は、ヤクザ物。
細密な絵が素晴らしいです。
何というか、毛筋の一本、傷の引きつれ、にじんで指先に流れていく血、薄くひきのばされてめくれた肛門の皮膚、鈴口から、、、etc,etc
細い線で、これでもかと書き込まれているアレコレが、執着愛の物語を、いやが上にも盛り上げています。
「トカゲの~」の二人も、なかなかいい取り合わせです。
オマケ編で、背景に書き込まれているのが公園のトイレっていうのも、この後に続く、アレコレが想像できて楽しい。
オマケの書き下ろしといえば、どれも、絵の密度は落とさずに、それでもクスッとなるように仕上がっているのがポイント高いです。
なんといっても見せ方がウマイヽ(*´Д`*)ノ
のっけからの拷問プレイ。スラックスを穴のところだけ引き裂いて~のぬるぬるシーンが好きです。
ぬるいエロじゃ足りないのだよwwww
お話は、愛した男のそばにいるために~な受と、一度は突き放したものの、結局~な攻の食い違いラブ~なお話。
極道様なので、暴力とか摂関とかちょっと痛いシーンも大目なのですが、甘やかしエロエロするシーンはガッツリエロエロ。
なんだかんだ言って、自分のために命をもいとわない受がいとしくて、大事で~な攻さんに思わずホッコリしてしまう。
どちらかといえば、危険なのは受のほうなの矢も知れません。
ほら、なんていうの?攻はまだ人間くさい。
「好き」の使い方がそしてウマイ。
言った事ねぇんだよ・・・と言いながらのギクシャクならぶらぶっぷりがとてつもなく甘ったるいw
■トカゲとちょうつがい
ほら、可愛い子ほどっていう言葉があるじゃないですか。
可愛いからこそ、好きだからこそしたことが~な結果がこれ。
なお話。
結論うまい具合に結局丸め込まれてしまった受ではありますが、攻の想い勝ちということでw
■せいりつしない朝
濡れ場のアングルがエロい。
これはいいw
追伸。
個人的には、なんだかんだでアトガキでガツガツやってる一こまのカップルがどうしようもなく好みでした。
この手の漫画でコミックスでないのかな。
需要がない?・・そんなバナナ
池玲文さんvv 腕がキレイ!腹筋がキレイ!背筋がキレイ!鎖骨がキレイ!
全てにおいてキレイなんですが、ナヨナヨではなく色気あるキレイな男の身体vvv 設定がヤクザというだけあって、表情にもどこか鋭さが含まった そして 受けといえども意思のはっきりした男らしい受けの韮澤 その韮澤が命も身体も投げ打ってでも・・と崇拝に近いくらい慕われるがそれを平気で捨てられる攻めの加賦 冷徹・鋭さ・ワイルド をイイ感じに描いた作品です
のっけから目隠し&SMの椅子に拘束です。手の甲をタバコでジュッ…とやられるのは痛そうです。
梅崎組若頭・加錻×美貌のヤクザ・韮沢。韮沢は死にかかっていた所を加錻に拾われたみたいです。
それから韮沢は加錻に惚れ慕い、心身共に加錻のオンナに。しかし加錻はそんな韮沢を手放し韮沢は独立。再会した時は加錻が韮沢を拷問にかけるという状況に追い込まれていました。
極道ものは痛いよ。いきなり拷問から始まるなんて…。しかし韮沢はなかなか加錻が聞き出したいことを吐かないので、別の手段で責められます。バイブ突っ込まれるなんて…。おまけに加錻の側近・多田に色んな道具で責められてしまいます。
この多田という部下、脇役なんですが私はなんか好きでした。インテリメガネって感じで優秀なんでしょうが、加錻に韮沢を淫具で責めるよう命じられた時の「え、俺?」みたいな気まずい表情がうけました(笑)重いシーンなのになんか救われます。
拷問シーンの心理描写は凄いです。韮沢は何もしゃべらないんですが、加錻の指を銜えて舐めた時の嬉しそうな気配が絵でも伝わってきて凄い。
韮沢の媚態を見ている内に我慢ならなくなった多田は、ズボンの前をくつろげて韮沢に挿れようとします。しかし加錻から「誰がそこまでやれと言った!!」と銃を向けられて喉を鳴らすシーンも見所。
加錻の独占欲が現れていると思います。淫具で拷問するのは許したが韮沢を抱くのは許さない。他の組に渡して殺させるくらいなら自分が殺す。韮沢の頭に銃を突きつける場面は緊迫。
部下が新事実を報告しに飛び込んで来た時、銃弾は韮沢の座る椅子に。加錻の手は震えていて息を荒げていました。
最終的に韮沢は自分の事務所をたたみ、加錻のもとへ戻ります。続編では二人のセックスシーンから始まりますが、迫力があって素晴らしいです。韮沢は加錻に惚れきっていて、加錻にメロメロという感じ。
復帰して加錻の事務所でテキパキと部下に指示を出して働く韮沢が素敵でした。仕事ができる優秀な男なんですね。
加錻は加錻で表面には絶対に出しませんが、韮沢に溺れている様子。韮沢が自分を守るために盾になったことに対して大激怒。韮沢が死ぬと思ったら怖くて仕方がないと実感したようです。
番外編では少し甘い二人です。いつものように自分の足元に擦り寄る韮沢の頭を撫でながら「お前がいなくなったら……」と「もしも」の喪失感に言葉を無くす加錻がたまりません。
欲を言えば二人の過去をもう少し描いて欲しかったです。推測するしかないけど、そこが萌えポイントかも。ぜひ読んでみてください。
大好きですっ
●媚の椅子
●媚の椅子前編
●媚の椅子後編
●媚の椅子EXTRA
唐突ですが、本当に韮沢は、健気で、可愛いんですっ
加賦さんは、かっこよすぎますっ
健気すぎるんです。
韮沢は、本当に本当に加賦さんを好きで、
本当に何度も言いますが、健気なんですっっ。
本気で幸せになって欲しい二人です。
●トカゲと蝶番
芙佑君と永美里の話。
トラウマの元凶の幼なじみに、再会する話です。
●トカゲと蝶番EXTRA
続きです。
この話があって本当によかったです。
本当に気になってしかたがなかったので、
●成立しない朝
杉坂君と菊川さんのお話です。
切なすぎる…
本当に泣きそうになります。
●おまけまんが
やっぱり健気です。
可愛いです。
自分は結構好きな話ばっかりだったので、神゛にしましたっ
健気好きな方には、是非読んでいただきたいっ
健気好きじゃなくてもよんでみてくださいっ
私は昔から健気受けというのが好物なのですが、
こんなに健気なのは見たことがない……!!!
と涙しました。(本当です。)
逆に受け・韮沢の顔も見えないままストーリーがはじまり、最初っから愛を疑うようなひどい拷問シーンということで引き気味だったのですが…
韮沢の目隠しが取れた後の強い瞳、怖いくらいの一途さに惹かれました。
攻・加賦がシャワーに行ってしまい、ひとりベッドの上で自分の情事の後始末を余韻の残った顔でしているシーンや、加賦の弾除けになりに飛び出す男前さには、もうきゅんきゅん…!!
自分も強いのに、加賦の前だけでは瞳が揺らいだりするのも、とっても好み。
極めつけは、「お前といるとダメになりそうだ」という加賦のセリフに「すみません」と本気で謝ってる姿…
健気すぎ……!!!(涙)
このいつまでもラブラブになれない二人の様子も、可愛らしいけど、よく考えればとても痛くて悲しい。
こういう恋愛を描いたBLというのは、あんまりないのですよね。
ヤクザものなどに全く興味のない私でしたが、とても楽しめました。
「トカゲと蝶番」は、童顔のさえない男の子が受で自分的に美味しくもなかったのですが、題材と題名が面白い。そして終わり方も。
次の読みきり「成立しない朝」の終わり方もすきです。
遥々アルクさんの作品に似ている気がする、この不幸度…。でも優しく、とても好きです。
絵もとても細かく綺麗です。
表紙だけでも、韮沢の背中から尻のラインがめちゃくちゃ綺麗(笑)
エロシーン重視の人は満足できるくらいに多いし濃いと思うし、「中立」評価の方も多いけど、健気受けスキーさんにはぜひとも読んでいただきたい一品です!
なんか…こう…もうちょっと長く書いてほしかった。
おまけでちょっと面白いのが載ってたんですがそっちの方が雰囲気としては良かったかも。
受けの愛情がだんだんこわーく思えてくる(-_-;)
感情移入するには短いかも。
もっとシリーズで楽しませてくれてもよかったなぁ…。
拷問シーンはそこそこでした。
愛情ある拷問とかじゃなくって普通に拷問。
だけど、愛情がある…って見せるために若干生ぬるくなってて…もやもや。
のっけから拷問シーンなので、それも不適な笑みを浮かべるMときたもんで、期待が高まりすぎまして、息切れしちゃった感があります。
どんだけ加賦さんのことが好きなんだ、韮沢!です。「こういう理由でこんなに好きなんです」っていうお話が描かれていると、もっと説得力のあるものになったかなと思うんですが、ただひたすら、加賦さん大好きだから何でもできる韮沢っていうお話になっちゃっているので、ちょっと消化不良気味。