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「どこでもいいんだ、お前がいれば」アラフォー男二人の翻訳家BL!
smoke blue no ame nochi hare

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
このスモブルの新刊がどうしても読みたくて、
配信を正座待機していました。
ああ…沁み入る。。
切なさ・寂しさの滲む別れと、大切にしていた「あの絵本」にまつわる驚きの事実の発覚、そして久慈の思わぬ「新居」との出会い。
静謐な雰囲気の中、そんな怒涛の展開を迎える8巻でした。
もーーー、リアルで身につまされるお話に
切なさが込み上げてきて仕方なかった…
吾妻母の語る「シニア向けマンション」に入ろうと思う、というお話。
ひとり暮らしで、延命を希望していなかった吾妻伯父の突然死…
片付けのため吾妻が久慈を伴い伯父宅を訪れた際、
家に上がる前に黙って一礼する久慈の姿が印象的で、
じっと見入ってしまいました。
年をとってゆくということ、家族が老いてゆくということ、避けられない別れ。
寂しい気持ちにもなりますが、そんな現実を認識しているからこそ久慈と吾妻の二人は一緒にいられる「今」を大切にしているし、二人の「これから」、未来のことを真剣に考えているのですよね...
特に後半、久慈視点での「新居探し」についての語りに心揺さぶられました。
吾妻への愛と思いやり、共に暮らしていくことへの揺るぎない決意が感じられて…
家も人も、”人生を共にする存在”だから。
久慈には、吾妻との未来がしっかり見えているんだなあ…
泣く場面ではないと思うのに、なんだか泣けてきてしまった( ; ; )
そして編集者・貫田の言葉によって判明した、
吾妻の思い出の絵本『レックスのだいぼうけん』についての驚きの事実!!
皮肉屋で偏屈だと評される作者が…という執筆の背景と、貫田の結婚話に掛けられた38話ラスト、「愛は常に形を変える」という言葉が沁みます(ここまでで色々いっぱい沁みているけど…)
また、何よりもグッときたのが本編ラストです
二人で住むことになるであろう家で、共にタバコの煙を燻らせながら、紫煙の向こうに見えたもの。
久慈目線のアングルがたまらなく良くて、気持ちがダイレクトに伝わってくる1ページでした。。
早くも9巻が待ち遠しい。
新居のDIY、”浮かれる気持ちは隠しきれないー”との
予告編の文字に、心踊ります。
この8巻を繰り返し読み返して味わいながら、続刊を待ってます…!
あっ。最後に…この巻のお気に入りシーンは(いっぱいあるけど)序盤、吾妻のかかとに久慈がクリームを塗ってあげるところ。そしてそこからの、足先への優しいキス...
ああ、愛だなあ。愛が溢れてるなあ・:*+
★修正:tn発光系白抜き(電子シーモア)
→tnが見えるコマ、シーンはかなり少なめため、個人的にはそこまで気になりませんでした
※紙本はこれから同梱便でお迎え予定のため、修正を確認後追記します☺︎
★シーモア限定描き下ろし漫画「指先に白い月」10P
吾妻視点で見る、お気に入りの”久慈の指先”について。
「なんかかわいいな」と思いながら久慈の手指のお手入れをする吾妻こそ可愛い!
”愛”を感じるお話でした