こまどりは今際の目醒め 下

komadori ha imawa no mezame

こまどりは今際の目醒め 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神45
  • 萌×25
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

267

レビュー数
13
得点
254
評価数
53
平均
4.8 / 5
神率
84.9%
著者
露久ふみ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784403680328

あらすじ

行方不明となった双子の弟・三輪を探すため尼爾村に向かった慶臣。その村には霊能者が行方不明となっている事件の捜査に来ていた紀人の姿があった。洞窟に何かがあると考えた慶臣だが……!? “追う男”たちの命を懸けた恋愛譚、完結篇!!

レビュー投稿数13

この笑顔を見たかった・・・!

上巻レビューで下巻を読んでみないと・・・という感想を残したのですが、その想いをしっかり吸い上げて満たして下さる素晴らしい下巻内容でした!!

ミステリー部分は正直哀しい身勝手な事件ではありましたが、救いも感じる所もあって(旅館のおじいさんとか)解決出来て良かったなと思いました

宗像兄弟のそれぞれが見せる笑顔にすごく満たされた下巻でした
あぁ、私はこの笑顔が見たかったんだな~って気付けたような気持ちになれました
その笑顔になれる迄の辛い日々があったからこそ響く笑顔、じっくり思いを馳せる事が出来る作画も本当に素晴らしかったです

橘家のご両親も素敵な人で、彼らの側に居る人々が温かくて良かったと心底思える終わりですし、出来る事なら終わらないで欲しい!!と思えるシリーズでした
折角動けるようになった三輪くんをもっと動かしてあげて欲しい~!という気持ちやそんな三輪君に振り回され気味な慎二を見てみたい!という願いもあったりします
もっと言うなら紀人と慶臣だってまだまだ見たいです♡

良き作品を読み終わった後に感じる欲張りな感情を刺激される素敵なシリーズ作品でした

2

4人の未来が明るいものでありますように

明かされる事件の動機、慶臣が主犯に突きつけられる言葉に、前巻から漂っていた逃れられないものの気配をヒリヒリと感じます。

前作に続き、人としての一線を越えてしまった主犯の確信犯的な描写が上手くて一種のホラー…
ここぞと言うときの橘兄弟の阿吽の呼吸も健在です。

慶臣、慎仁と三輪、紀人がそれぞれに見せた覚悟に胸がいっぱいになりました。
終盤にかけて慶臣が紀人に見せる返応に、紀人に注がれた愛情が見事に花開いたような印象を覚えます。
描き下ろしや特典ではさらに年齢相応の色々な表情を見せてくれて、慶臣の精神的な回復を感じました。

身勝手な大人たちに宗像兄弟が背負わされたものの大きさを思うと複雑ですが、4人のこれからの日々に幸多からんことを祈ります。

1

素敵な作品です

ストーリが本当に良くて、こまどりは今際の目醒めの完結がどうなるか想像出来ずに読んでいて、おわり方が本当に素敵で、毎回先生達の話を読む度に読み終わった感情は先生達の作品だけにしか感じなくて、何度も作品を読み返してます。読んでいて作品の世界観に入りながら読むことが出来て、夢中になりながら読んでいました。ストーリー重視してるのが好みの方に是非読んで見て欲しい作品です。どのページの絵も綺麗でページをめくる度に次のページはとなりながら読んでいました。

1

なんて素敵な終わり方

この上ない物語をありがとうと、作者様に言いたい。
このお話が始まった一巻から、怪しい雰囲気と、美しい線で描かれた美しく魅力的な主人公達に魅力されてました。
そして素晴らしいストーリー。
ミステリーの中で色んな愛憎に巻き込み巻き込みながら、なんとも言えないエロティックさを持つ兄カップルと、清い程に可愛い弟カップルを成就させてくれて、、とにかく面白かった。

1

No Title

ずっとずっと楽しみにしていた、こまどりシリーズ。
最初から慎二と三輪ちゃんが大好きだから、慎二がずっと一緒にいると三輪ちゃんに伝えたシーンが1番胸にきました。
兄カップルは試練を乗り越えてくたびにラブラブなんだけど、個人的には慎二と三輪ちゃんのいちゃラブラブシーンも見たかったなぁ。
ぜひ、三輪と慎二サイドのお話も読みたいです♡
とにかく、三輪ちゃんが最後にピカピカの笑顔でいてくれて、それが一番読んでて幸せ!

2

サクサク進んでいった印象で

こまどりシリーズ、サスペンス要素が強くて楽しく読めました~。
でも上下巻まとめて読むのが良かったかも…と個人的にちょっぴり後悔。

せっかくの上下巻なのに間を空けてしまったものだから、ちょっぴり入り込めない部分があったり…

というのも、
下巻なんとなく、全体的にサクサクっと進んで終わってしまった印象を持ってしまいました。
重要なところは押さえてるけど、ダイジェスト版のような。
特に洞窟の辺りのシーンなど、ちょっと状況がどうなっているのか分かりにくかったかなぁ。

生け贄のエピソードや事件の真相などは前作とも絡んでいて面白かったし、
紀人&慎二家族と仲良くなったり、
三輪の幸せそうな姿、
紀人×慶臣のラブラブ…など楽しい面もありましたが、
少し物足りなさを感じてしまったのが残念でした。

あと、紀人がいつもここぞって所で助けに来たり、
慌てる側に「しっ、俺だ」的な立ち位置にいたり、
その万能ぶりに若干モヤりましたが、
慶臣の、紀人が助けに来るのを信じたから…という発言で「じゃぁ、しゃーなし」という気持ちになりました。受けがそう望むなら仕方ない。

蛇足ですが、個人的推しポイントは、
傷ついた紀人と、
後ろからコツンといくのが好きな2人。

2

続編望む!

イヤー本当に美しい。表紙から(古い言い回しですが)ノックアウトですね。
慶臣の美しさが本当に際立ってます。
この下巻が出るまで上巻は読まずに温めておきました。早速読み始めようと思い立ってはみたけど、夜の帳(上)からすべていっきに読み通しました。4巻分は全て繋がっていて、伏せん回収もあり、紀人両親も総出演で色々と盛りだくさんでした。
警視総監のお父さんがキワモノかと思いきや、家族思いの情に厚い人で、弁護士母も気さくで、上流階級なのに嫌みな所が全くなく素晴らしいご家族でしたね。読んでいてこっちまで嬉しい気持ちになりました。

5

上下巻まとめてのレビューです。

す…………っごい良かった………。
「夜の帳」の方では、兄たちカップルがうまく纏まって、幸せに歩き出せたのを見られて嬉しかった一方、弟たちは…???と気になって仕方がなかったので、弟たちのその後…慎仁の覚悟と三輪の笑顔まで見届けられて本当に良かったです。
4人それぞれの関係性が好きです。蟠りが溶け、素直にお互いの幸せを願えるようになった慶臣と三輪。確実に愛と信頼を深めている紀人と慶臣。なんだかんだお互いの事を一番分かっている紀人と慎仁。
そして慎仁と三輪に関しては…。もっとラブに発展して欲しい気持ちと、今まで当たり前の事を経験出来ずにきた三輪に、まず子ども時代と青春のやり直しをさせてやって欲しいと願う気持ちがせめぎ合っております…。
三輪にはお祭りもそうだし、その他色々な季節のイベントや家族の団欒なんかを沢山経験して欲しい。生きてる幸せを実感して欲しい。そしていつか、愛する、愛し合う(慎二と)というところまで行き着いたらイイな……。そうなって欲しいな…と思います。

続編でも番外編でも……!何らかの形で、彼等のその後が見られる事を願っています。

7

極上のミステリー映画を観たような

消えてしまった三輪の行方を追う3人の前に、明らかになっていく尼爾村の隠されていた秘密⋯。

昔から人身御供の話ってあるけれど実際に犠牲になってきた人たちがいて、現代でも密かに行われているところがあるのではないかと戦慄しながら思ってしまう。
昔はすがるものがそれしか無かったのだろうけど、そこにあるのは人の業の深さだ。
三輪は慶臣に対して自責の念を持ち続けていて自分の存在を否定しようとするけれど、慶臣もまた己より三輪を重んじようとする気持ちがある。2人はこれからも過去の重荷を背負っていくのだろうけど、きっと紀人と慎仁が守り支えていってくれると思う。4人共に幸せに過ごして欲しい。

ミステリー映画(金田一シリーズ!)を1本観たような読後感。描き下ろしの実家訪問のお話にはほっこりした〜。

1

下巻が出てから一気読み

絶対続きが気になってしまう、と思って下巻出るまで我慢しましたー。

前作読んだ時も思ったんですが、エロがなくてもミステリーとして雰囲気すごくいいなぁと思います。

三輪の能力なんて、前作のときでさえも、これほんまもんなんだ…とか半信半疑だったんですが、こうも長い間目覚めないとなると、えー…という。

◯見光◯シリーズとか好きな方、おすすめしたいです。
とにかくでてくるゲストたち(勝手にゲストと呼んでいるだけですが)が、まー揃いも揃って怪しいし狂ってるしで、ミステリしまくってます。


個人的には紀人が慶臣を溺愛しまくってるきっかけが掴みきれてなくてずっと怪しんでいるんですが、ただ好きなだけなのか…と思えてきました。

人魚伝説、面白かったです。
三輪の目がさめて、生きていくことに前向きになってくれてよかったです。
双子同士で付き合ってることを容認している紀人両親は理解ありまくるなーと思います。

0

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