想いが、好きが、あふれてしまう

望田くんは恋をしている 2

mochidakun ha koi wo shiteiru

望田くんは恋をしている 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神41
  • 萌×28
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

256

レビュー数
15
得点
243
評価数
52
平均
4.7 / 5
神率
78.8%
著者
木下けい子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784813034520

あらすじ

俺だって所長が好きだから

桐生税理士事務所の新人所員の望田斗亜は、
事務所の所長である桐生に憧れを抱いていた。
いつも穏やかで、心配りができて優しい彼を、
ついつい目で追いかけてしまうし、
気づけば探して意識している。
ある日、桐生の友人の弟・足立侑未が現れ、
ライバル宣言をされる。
桐生が優しいのは自分にだけじゃない…
それでも、どんどん桐生への想いが募っていき!?

相手の言動に一喜一憂してしまう、好きだから。
恋のときめきがつまった待望の2巻、登場!

表題作望田くんは恋をしている 2

税理士、桐生税理士事務所の所長
桐生税理士事務所の新卒所員、23歳

その他の収録作品

  • 昼下がりの桐生税理士事務所

レビュー投稿数15

恋する切なさを丁寧に丁寧に魅せてくれる

木下先生の、真骨頂とも言うべき、心理描写と表情での表現力が、素晴らしく発揮されていて、読む程に悶絶してしまう。
一巻から、切なさとキュンで忘れかけていた甘酸っぱい感覚を疑似体験させて頂いた。
その上この二巻、切ない!!そして胸の奥が熱くなるやり取りと主人公の心情をモノローグで、これでもか、と畳み掛けてくる。
苦しい、でも、何度も読んでしまう。
続きも待ち遠しくてたまりません。

0

望田くんを応援しています!!

先生買いです。
カバーの望田くんが、ふんわり優しい雰囲気を纏っていてとても好きです❤︎
伺うような視線で振り向く姿に、庇護欲を掻き立てられるような、この望田くんの佇まいに惹かれました。

今回は当て馬の足立くんが登場。
桐生さんはことあるごとに、足立くんと望田くんに「いい子」を連発する。
大人が言ういい子。大人と子供、なんとなく線引きされているように、距離をかんじてしまう。

足立くんは、桐生さんに甘え全開で迫る。
この足立くんが、なかなか強烈だった。
自分の方が桐生さんを好きだと、望田くんのことを牽制する。
これがきっかけで、望田くんは桐生さんへの気持ちをはっきりと自覚して、子供の言いがかり同然の足立くんに対して、桐生さんが好きだと伝える。望田くんがとても大人に見えた。


桐生さんと望田くんの関係も動きがありました。
普通のやり取りでは見過ごされてしまうような些細な言葉も、きれいに掬い取ってくれる桐生さんの気遣いが素晴らしい。
そして、望田くんにきちんと伝えることの大切さを説き、自分もきちんと受け止めて、そしてはっきりと伝える。
望田くんの気持ちに真摯に向き合う桐生さんは誠実だし、大人。
桐生さんは望田くんを傷つけたことを心配し、望田くんは優しさがかえって辛い。このやり取りはとても切ないし、同じ職場の上司と部下はきついだろうなと。
そんな中でも平静に振る舞う望田くんは健気で、一生懸命でとてもイイ。

幸せになってもらいたい2人です。

0

恋っていいなぁ

木下先生のファンで、全作好きなのですが
今作は中でも1番好きかもしれないです。


遠い記憶の彼方にあったキラキラの片想いの気持ちを呼び起こしてくれるような最高の作品でした。

人たらしのモテ男、優しい所長に恋するピュアな望田くんを全力で応援しながらあっという間に読み終わってしまい
悲しい。続きが気になって読みたいけど、読み終わりたくない…みたいな複雑な気持ち続きが気になってしまうー

好きだったシーンは望田くんの こんなに好きなのに届かない…と言うシーンはホント泣けました

2巻は望田くんのライバルも登場するけど、
気持ちを後押ししてくれたりするような絶妙な当て馬くんで楽しく読めました!

はぁあ…続きをください

3

No Title

前作がとてもよかったので、2巻もよみました。

桐生税理士事務所の所長の税理士、桐生と、23歳で、桐生税理士事務所の新卒所員、望田斗亜とのお話です。

話のすすむペースがゆっくりで、全体的に、ほのぼのとしている作品で、よんでいて、こころがあたたかくなるような作品だとおもいます。

とりたてて、大きな出来事も怒らないのですが、日々のささいな日常を、丁寧に描いていて、たのしくよむことができました。

3巻もたのしみにしています。

0

「恋」してるからこそ・・・!

キラキラとすんなりいくばかりが「恋」ではない
「恋をしている」からこその切なさ、痛み、もどかしさもしっかり描かれてるからこそ、この恋の行方を見守りたくなってしまうのです
まさに【望田くんは恋をしている】んですよね

1巻とはまた違った意味合いでこの恋が動きます
新キャラが登場した事で刺激になっていたとは思いますが、あくまでもこの恋は桐生所長と望田くんの2人の恋のお話しになっているのがブレていない所に強く引き込まれて目が離せません

桐生所長の関西弁も絶好調です
憎めないけれど狡いな~と思わずに居られぬ大人過ぎる大人の対応

子供じゃないです、と望田くんは言うけれどこの大人を前にしてしまうと「子供じゃないけど大人です!」とは言えないのもまた事実
だけど・・・
大人だから恋が上手くいく訳でもないし、子供だから恋が出来ない訳でもない筈
さぁ!全力で私は望田くんの恋を応援していきますよ!!

桐生所長!ボールは今、所長の元にありますよ
1アウトでは試合は終了しませんからね!!(少し前まで野球界隈が賑わっていましたので、ちょっと乗っかってみました♪ヘヘ)

2巻も大満足ですが3巻、早く読みたいです
楽しみに待っています(ӦvӦ。)♡

2

健気で可愛い

望田くんが健気で可愛い…!

前作に引き続き所長の桐生さんと望田くん
ライバルも登場します
桐生さんの地元の知り合い…幼い頃から知ってるアイドルみたいに可愛い青年。顧客として登場します。めちゃくちゃ可愛い彼ですが、実際は毒吐きなあざと可愛い腹黒青年でした笑 でも、不思議と嫌な感じはなく、毒で望田くんを刺激してくれました

ただの上司と部下だった関係に、少しのスパイスが入るのですが…いやぁ望田くんが健気で可愛くて応援したくなりました!桐生さん優しさも罪なのですが…、全くの脈なしでもなさそうで、モダモダしちゃいます!少し動いた2人の関係がどうなるのか?次巻も楽しみです!

0

淡白なのに濃いぃぃぃぃんです

あの たぶんあたしの性格や読解力で読むには難しい作家さまなのはわかっているんですが
ふうわり というのか ぼんやり? 違うな
こう 輪郭のはっきりしない キモチだったり想いだったりを素直に読んでみたくなるというか

なんかね ひねた読み方はさせないぞッ!っていう 強い念を感じる作家さまなんです あたしの中で
なので 読んで理解できるかはさておき つい手をだしてしまっているわけです

よし なんかの言い訳 完了ゞ


そこにある気持ちを自覚すると同時に受け入れがたい事実と向き合うはめに
挙げ句は 気づかれたくないのに知ってほしい想いに板挟みになって 誰がぐらぐらしたかって あたしが1番ぐらんぐらんしちゃった あの続き

ではあったんですが 続編あるあるの当て馬登場に無駄ににムキーーーーッ♯

いやもぉほんと無駄にムキっちゃって 若干の疲れがあったんでしょうね だんだん所長が望田くんを転がしてるワルい大人にみえてきちゃって
Σ だって望田くんダダモレじゃん なのに所長ってばいっっっっくら恋だ愛だに疎くても モォォォオオオ≡3

ちが そこじゃないッ!

曖昧だった輪郭が鮮明になって 表面張力だけで踏んばってる留めておけないものとか
傷つかないようにすればするほど されればされるほど痛むものとか とにかく罪作りな男とか
ふたりの会話に特別なものがある訳じゃないのに描かれたところに溢れてて

やーーーーぁ 参った Orz
前のめりで読んでしまった Orz

熱を帯びるほどのドキドキも 興奮するようなハラハラもないのに こうね ←ガンバれ語彙力((怒))


正直 いい意味で裏切られた感はあります
当て馬が出てきてかき混ぜて あれよあれよとほだされくっつくのかと思っていたので ここまで丁寧に『恋』で変わっていくものを読ませられたら ねぇ  


今回思いました BLに汁だくセックスやエロごとは必要不可欠ではない ほんとここに尽きた
恋をする苦しさとか バカバカしさとか 情けなさ 汚い感情や嬉しい楽しだけじゃないが読めるならドぎついエロなんてなくていい 

あ あたしがそぉいうお年頃なだけ?


さぁ 次は所長のターン ってところで終わってるのでかなりモヤモヤしてるんだけど
お話しに難しいところもめんどくさいところもない ので 次が出るまでに何十周でも楽しんじゃお と 思うくらい面白かったんだよな

1

大人と子供といい子

桐生所長のナチュラルなタラシ発言がズルイですね~
ズルイけれど本人に全く他意が無いのでこちらも責める気持ちにもならない!
そこがまたズルイんですけれどもね~。。。w

2巻では分かり易い望田くんのライバルが登場します
足立くんです
関係性としては望田くんよりも長いお付き合いです
(足立くんのお兄さんは桐生さんと地元友達)

桐生さんは足立くんにも望田くんにも「かわいい」と感じてます
(尚「かわいい」発言までは許容出来たけど「キラキラ」発言は真意をちょっとお聞きしたい所ではありますが…!!)

足立くんへの「かわいい」は愛玩動物を可愛く思ったり、成長過程含めて親愛の情で感じるものに近い発言なのかな?と勝手に思ってます
足立くん自身もそんな可愛らしさを自覚してアピるタイプのあざと男子です

対して望田くんは無自覚な可愛さ!まさに天然物って感じです
そしてメンタル的にもお仕事的にも成長をしたいし、桐生さんに子ども扱いされたくない、と頑張ってます

大人で人タラシな桐生さんに若さに臆さない足立くん、そして今の自分ではまだまだ…と頑張ってる望田くん
本当にいい子!足立くんは嫌味も込めて言ったと思うけれど、残念!本当の事なので嫌味にならないんですwそして桐生さんにはちゃんと本当の意味でいい子に見えている

けど、いい子のままではなかなか恋には発展しないから。。。
大人の桐生さんの望田くんへのお返事がスマート過ぎて辛かった
あぁ結構これは難しいのかな…と先を心配し始めた所での本編終わりと描き下ろし最後のW攻撃(≧▽≦)‼

はぁ~これは早く続きが読みたい終わりですね!

大人の自覚のある桐生さんが大人では居られなくなる時が見たいですね♡
3巻、待っています!!

4

望田くんは本当に健気で可愛くて応援したくなります

ゆっくり進む恋を丁寧に描く本作。2巻待ってました♪全187ページ。以下ネタバレありますのでご注意ください。

1巻は望田くんが上司の桐生に恋に落ちていく様を、ちょっと切なくほんわかと描いていました。その続き。

まずは表紙の望田くんがとっても可愛らしい♪キラキラした綺麗な目がチャームポイントなんですよね♡

冒頭から新キャラ登場。桐生の旧知の動画クリエイターの足立(24歳)。可愛い顔で外面もいいけど「チワワの皮を被った狼」ww

桐生が足立に「キラキラした目」とか「いい子」とか、望田にも言ったのと同じセリフを言うので、望田はちょっとモヤっちゃう。確かに桐生には二人ともまだ若くてかわいい男の子って感じなのかな〜。
(桐生30代、望田23歳で歳の差CPですね)

足立は初め性格悪そ!とか思ったけど、「かわいいって時々疲れんだよね」なんて言って、望田と腹を割って話すのを見てたら、今はライバルだけど今後いい友達になれそうかも?とか思ったw

1巻では男性に恋した望田の葛藤がちょっと切なかったけど、2巻ではライバル足立も登場して、桐生への気持ちを受け入れて、キラキラとまっすぐな気持ちで恋してる望田くんにキュンとします。

出張した桐生に忘れ物を届けて、ドライブして一緒に富士山を見に行く。これは確かにデートだw 楽しそうな二人にほっこり。
「恋とか愛とか当分いらんのよ」と言う桐生に、「恋はした方がいいと思います」なんて真っ赤になって言う望田くん、ほんと可愛いな。

そしてなんと、桐生のある言葉をきっかけに、望田が衝動的に告白してしまった!!
きっとこんなふうに告白するつもりなかったんだろうに、突き動かされちゃったのかなぁ。
桐生の返事の後の望田くんの表情とか、「月曜日には元通り」って言う笑顔とか、一人になって泣いちゃうとか…切なくて私もちょっと泣けてしまった〜…(゚´ω`゚)゚。

先生も本の袖に「応援しながら描いている」って書かれてたけど、望田くんてほんとに健気で可愛くて、応援したくなるんだよなぁ…。

終盤には、そんな望田くんの健気さに少し心が揺れてしまう桐生。次巻は進展があるかも?!と期待させられるようなラストでした♡

2巻も恋をしている望田くんがキラキラしていてとても可愛かったです!
ゆっくりだけど、ちょっとずつ進展している恋。
次巻はさらなる進展を期待して、楽しみに待っています♪

4

応援しかできない

望田くんは恋をしている2がついに出ました。
つ、つらい。
まだ、つらいのか…

所長、そりゃないぜ。
思わせぶりじゃない?
ああいう人たらしの人いるよね。
所長は、他人に興味がないのではなく、
愛されることが怖いのか。
その理由の詳細をもっと知りたい。

もう、恋のサイコパスですよ。
恐ろしすぎる。
私も所長好きだもの(関係ないか)

つ、つらいよなぁ、望田くん。
でも、恋っていいよね。
ギューーーとなる。
ただ、望田くんの恋を全力応援したくなる。
あーーーーーーーーー!
早く2人で幸せになってくれ。
こちらの心臓がもちません。


3

「目が綺麗」の意味…

連載も追っている大好きな木下先生の作品の続巻!

2巻でも望田くんがすごく健気で可愛くて応援したくなります!
足立くんという新キャラで恋のライバルが登場し、桐生所長をめぐりマウント取ったりと、ちょっとだけバチバチになるんですがこの子も憎めない子で、兄を通して所長とは10年以上の付き合いとなるとポッと出の望田くんが目の上のたんこぶに思うのも仕方ない(笑)
でも、望田くんは何を言われても所長が好きで、諦めない芯の強さが推せる!

所長とのツーショが多い2巻、帰り道でついに望田くんが告白します。
ある日突然死んだら後悔すると言うようなことを言っておいてあっさり告白を断る所長も若干エグいのですが(笑)所長も三浦さんとの会話でわかる通り、これまでの恋愛経験から考えるものがあって…。

でも望田くんの「目が綺麗だ」という言葉がよく所長から出てくるんですよ。
目が綺麗だと思う心理について調べてみると、「恋愛感情」「信頼の証」「興味、好意、親近感」の現れらしく!そして描き下ろしを拝読しましたら明らかに所長の感情に進捗がありました。これは…!3巻がますます楽しみです(連載も追います)!

2

応援せずには居られない…ヽ(>ㅅ<)ノ‼‼‼

待って待って、、、((꜆꜄`•ω•)꜆꜄꜆‼‼‼
ナンテ所で終わってまうねん、、、2巻さん…Σ(゚Д゚;)アワワワワ---…

何かめっちゃ進んでるようで進んでない…⁈
進みそうで止まってる、、、⁉
止まってるようで動いてる。。。‼

もぉ、私の感情がアチコチ動いて忙しないったらありゃしない(>ω<)クゥーー…!木下先生の手腕がエゲツねぇっす…!!(最高です…✧)

特に9話から10話の桐生さんと望田くんですよ、、、
9話の望田くんのあの表情、、、。゚(゚´Д`゚)゚。
先生の画力が恨めしくなってしまう程に望田くんの心情がこれでもか…‼って位に私の胸を締め付けます、、、切な過ぎて…く…苦しい

画力で語るあの表情、、、桐生さんを困らせてしまった後悔や後先考えられない位に感情に押されて行動してしまった動揺や気恥ずかしさ、、、色んな想いが綯い交ぜになってしまった結果のあの居ても立っても居られないような所在無さの中、力を振り絞って作ったぎこちない望田くんの笑顔…l||li(っω`-。)il||l
木下先生、巧過ぎる、、、

健気さに胸を詰まらせた後、望田くんがどうするかドキドキしてましたが望田くん、とても頑張ってます
悲劇のヒロイン的な感じではなく、本当にただただ真っ直ぐに頑張ってるのです
もぉあんな姿見てたら応援せずには居られないのですヽ(>ㅅ<)ノ
先生のカバー袖の気持ち、共感でしかございません…!!
そして私がそんな先生も全力で応援しています*。٩(´ᗜ`*)و*。

はぁ~。。。それにしても、、、
桐生さんの「かわいい」は本当に厄介なんだよなぁ(*´д`)⁼³₌₃w
だけど、、、この桐生さんの気持ちも、、、ワカルんだよなぁ~~~…!
そんな桐生さんに僭越ながら私から一言…٩(๑´3`๑)۶
桐生さん!!もぉ〝それ、恋〟ですょ!!
(と、描き下ろし最後の先生のモノローグに対して叫びたいッw)

新キャラ足立くんの登場は良い意味で年下を可愛く思う気持ちと、年齢関係なく人としての愛おしさの違いを桐生さんの気付きのきっかけになるのかな…(◔д◔)⁇
足立くんに取っては不本意かも知れないけれど、、、
どうしても望田くんを応援したい気持ちが消えないので、、、どうか、、、良い当て馬としてお過ごし下さいませ~~~~~(>︿<。)と願ってます(ヒドイ事言ってる、私…)

3巻、、、as soon as possibleでクダサイ!!!!!
お待ちしております(`・ω・´)ゞ

5

あふれだした気持ち 抱きしめたい!

泣いちゃいました。
帯にあるようにあふれだす気持ち。
以下ネタバレ含みます


あざとかわいいニューフェイス登場!
年収二千万は税理士雇った方が良いですね。
望田君「か⋯かわいー」←君がね
うう、桐生さん、目キラキラって望田君に言った言葉じゃないかあ。
望田君が恋に落ちたすごく大事にしていた言葉なのに
(っ◞‸◟c)そういうとこだぞ⋯

もし魔法がつかえたら
俺のこと好きになる魔法がかけたい
いじらしい⋯。

望田君、あざと、イヤあだち君に拉致られますが
ちゃんと言うんです!
「俺だって所長が好きだから」って。感動しました。
好きという気持ちを大事にできて偉い⋯。

桐生さんが身の上話をします。
足立君の気持ちも全然気づいてない様子。
望田君にも「いっぱい恋しいや」と言う桐生さん。
うう⋯全く気づいてないのか。

ググりました。
・夏目漱石が英語の「I love you」を「月が綺麗ですねとでも訳しておけばいい」といったとか

・「死んでもいいわ」は、「月が綺麗ですね」という告白に対する、ロマンチックに応える意味合いの返答。二葉亭四迷がロシア文学を翻訳した際、女性が「yours(私はあなたのものよ)」と返した言葉を「死んでもいいわ」と訳したことが由来とされています

こ、小粋な会話や⋯。ロマンチック!
「桐生さんも恋したほうがいいです」と伝える望田くん。頑張った⋯。
けれど伝わらず、月は遠い、と感じてしまう。

足立君に臆病者と言われ
桐生さんに「気持ちは伝えたほうがいい」「明日死ぬかもしれないし」と言われ
望田君、勢いで桐生さんに告白します。
1巻から見守ってきた自分は胸熱です。
勇気というより、熱が溢れ出したような告白。
桐生さんの返事に精一杯明るくつとめて別れる望田くん。
桐生さんの表情、今までの望田君を回想してるんだろうなあ。
泣きながら走る望田くんの背中、抱きしめたい(泣)

桐生さんが悩んでいるのがわかります。
「これからもっと素敵な恋をしてほしい」
二度ふるようなセリフがつらかった。
桐生さんもそういうつもりはなかったのかもしれないけれど傷つきますよね。

けど望田くん、翌朝は愛想笑いしなくなるんです。頑張ってる⋯。
その目を見て綺麗だと思う桐生さん
心が動き出すか⋯?予感を残して次巻へ。
描き下ろしで、桐生さんはやはり恋する気持ちに鈍いのかもしれないと気付かされます。

いや頑張ったよ望田君⋯!(泣)
1巻ではあんなに臆病だったのに。
好きだという気持ちを肯定できて、きちんと伝えて、しっかり職場にもこれて。抱きしめたい!(2回目)

まえがきに先生も「ここまで応援しながら描いてるの初めて」とあって
ハーイハイハイ私もです!と声を大にして言いたい。
頑張ろうね望田君、みんな君を応援してるよ!


2巻のちるちるの情報欄、攻め受けの顔が二人可愛くておかしいです

3

甘くて苦くて、近くて遠い”キラキラ”

木下けい子先生が大好きで、雑誌連載でも追いかけているシリーズです。
待望の2巻、美しくて、切なくて、途中涙が出てきてしまいました( ; ; )
色々込み上げてくるものがあり、以下感情のままに
つらつらと書くレビューになってしまいますが、、

30代、年上の税理士事務所所長・桐生×新入社員・望田くん。
電車の中で、皆が迷う中さらっと人助けができてしまう(カッコいい...)、
”天然人たらし”な上司に恋する部下が主人公のお話です。

まず表紙が良い!
こちらを見て、少し微笑む望田くんの表情が印象的です。
作中で所長こと桐生(攻)に何度も「目が綺麗だなあ」と言われたり
思われたりしている望田くんですが、本当にこの表紙のグリーンの瞳に
吸い込まれそうになります。

表紙をめくって折り返し、袖の部分にあった先生の言葉に100%共感・同意。
先生ご自身も応援している望田くんの恋、私も「どうか叶って....!」と
願いながら祈るような気持ちで拝読しました。

この2巻は桐生の友人の弟だという新キャラ・足立の登場を機に勃発する三角関係、
優しい桐生の言動に一喜一憂する望田くんの心の内、
そして決意と決行の末の......という大きな流れが描かれています。

1巻から読み返してみて、とても強く心に響き残ったのが、
”キラキラ”という言葉。

この”キラキラ”が、なんとも甘やかで優しくて、
その一方切なさに満ちて残酷でもある...

「目がキラキラしてる」と言われた時の、望田くんのときめき。
1巻に出てきた”恋の音”である「キラキラ」が、
思わぬ所長との静岡デート(ではない)で望田くんの心の中に積もり積もっていく音...

"キラキラ”という表現に音などないはずなのに、
読んでいて確かに望田くんの恋の音が聞こえてくるような描かれ方が
本当に素敵でした

望田くんの独白の中の、
”所長のなにげない話も キラキラした宝物みたいに思えて集めてしまう”ー

この言葉!分かる、分かるよー...
自分が昔していた片想いを自然と思い出し、今でも覚えている会話を
頭の中で反芻してしまった...

望田くんにとって特別な言葉で、特別な感覚でもあるそんな「キラキラ」が
所長の口から足立くんへの評価として出てきた時、、
ハッと時が止まったような表情をする望田くんの姿に、
切なさが込み上げてきました(まだ序盤なのに...)

そして、所長の言葉に背中を押される形で思わず飛び出た、
望田くんの精一杯の想い。

夜道を駆けてゆく望田くんの後ろ姿が、
ページをめくって涙流れる顔になり...

下半分だけ見える涙の表情に、私の涙腺も崩壊しました...
誠実で大人の気遣いのできる所長の優しさがまた、辛く残酷で。。


ちょっとしたことで喜びが湧き、跳ね上がるようなときめき、
抱く期待の”甘さ”。

そして手を伸ばしてみても手の届かぬ絶望、”切なさ”の描き方が
本当に素晴らしく、胸が締め付けられました
夜道で月を見上げ、「遠い」と思う望田くんの姿が心に強く残ります。


ただ…!

所長の中で、確実に何かが動き出してる...!!!
望田くんを「かわいい」と思う気持ちが、
足立へのそれとはまた違うものだよね、ということが伝わってくるのです。

もちろん、まだ「恋」とは言えない芽だけれど。
望田くんの気持ちを知り”恋”を意識するようになった今、
所長の気持ちがどんなふうに変化してゆくのか...

この2巻で、これ以上ないほど頑張った望田くん。
続く3巻以降で、同じくらい、いや望田くん以上に頑張る年上男の姿も見たいぞ...!

と、涙を拭いて期待に燃えて続きを待ってます!!

=======
★修正:なし(そういった描写は一切なし、キスもなし)紙本

★コミコミ特典4Pリーフレット↓
所長がたくさんの資格を持っていることを知り
望田くんが"俺も資格取らねば...!”と燃えるー
という可愛い小話でした☺︎

1

終わりと始まりは表裏一体だったりする

はぁぁ〜〜……切ない…!切な過ぎて泣ける……。゚(゚´Д`゚)゚。

勇気を出した、望田くん。
ちゃんと自分の気持ちに向き合った彼を最後まで応援したい気持ちでいっぱいになりました。

挑発的な恋のライバルも登場し、桐生への恋心がいっそう掻き乱された2巻ですが、いい意味でも悪い意味でも秘めた想いに対するいい刺激になったと思います。
桐生を狙う恋敵は、おっとり癒し系の望田とは対照的な毒舌系挑発キャラ。桐生にはブリッ子、望田には塩対応の分かりやすい態度は清々しく感じるほどでした。望田に牽制かけるシーンはイラッとするけど、あっちからしたら急に現れた恋のライバルに焦った故の行動だと思えば、そこまで嫌悪感も湧きませんでした。
やってることは子どもじみてるんでね、小動物がキャンキャン吠えてら(笑)くらいでスルーしとくといいでしょう^ ^

しかし、2巻の本線はそのキャラつよライバルの登場ではないんですよ。
桐生と望田の関係に少し…いや、かなり動きがあり、そこが大きな見どころとなります。
望田が自分の気持ちを伝える大事なシーン……こちらまで緊張感が伝わる場面でした。結果は結果として受け入れなきゃならない桐生の返事でしたが、一番切なかったのは微妙に離れてしまった2人の距離感。もうあんな風にたわいもない会話を交わすことがなくなると思うとやるせませんでした。

ただ。ここから新たに始まる展開への足掛かりになったような雰囲気もあり、桐生サイドの心の変化が以後重要局面となりそうです。
望田の中では終わろうとしている恋が、桐生の中では始まろうとしている恋の布石となるのかならないのか。ぜひ桐生に"キラキラ"した恋をもう一度味わわせて欲しいものです。
終わりと始まりが錯綜する恋模様が今後2人をどう結びつけていくのかハチャメチャに期待しています♪

1

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