条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
kawaii ha itoshii

幸運体質の尭良は売り出し中の俳優で大学生。同じ大学に通う司は不幸体質で生傷が絶えず、周囲から敬遠されていつも一人。大学の喫煙所で少し話したのをきっかけに打ち解けて仲良くなる、というところから始まるお話。
読むのにとても苦労しました。ちょこちょこ後戻りしていたのですが5話まで読んだところでもう一度一番初めに戻って読み直すほどでした。
辞書で「かわいい」の意味を調べる場面があって、これがこのタイトルに繋がります。作中では、調べた内容の「かわいい=かわいそう」に捕らわれていましたが最終的に(唐突に)「かわいい=いとしい」と結論づきました。
序盤では正反対の二人(幸運体質で友達多い尭良、不幸体質で一人の司)が、一緒にいるうちに尭良の方が変わっていきます。尭良は元々繊細で心の弱いところがあるのにそれを見せないように虚勢を張っているのですが、不幸体質で天涯孤独の司は実際には強気で芯がしっかりしていて、そうしたところに惹かれ憧れて依存している節があります。
この、見た目はこうだけど、実際の心の中は、という場面が多く、それがキャラの最初の印象と違っていたこともあって読むのに苦労したり、途中でとても混乱したのでした。(私だけかもです)
絵柄はきれいなのですが、どういうわけか二人のどちらが話しているのか分からなくなることが時々あって、何度か前に戻りました。顔立ちも髪の色も髪型も異なるので、顔が似ているわけではなくて、尭良の科白なのかと思うと司が話していて、あれ?と前に戻る感じです。普通の時でそうだったので、髪が乱れてメガネがない終盤のいいところは更にでした。
尭良が司を求める気持ちは理解できたのですが、司の方はどうだったのか少しわかりづらかったです。帯に共依存BLとありますが、共依存とは思えなかったです。
人気急上昇中の若手俳優の尭良は大学でいつも友人に囲まれている人気者。でも物足りなさを感じていたある日喫煙所で出会ったのは、生傷が絶えず危ない噂がある不幸体質の司。
運がいい尭良は不幸を呼び込む司に、自分が求めていたものを感じて⋯。
一緒にいて守りたい気持ちから、触れたい近づきたい、自分だけのものにしたいという独占欲が爆発していく尭良がたまらん〜。
悪びれて見えた司は親の借金のために働く健気で優しい人で、尭良の抱える闇を受け止めて癒してくれる尻で抱く最高の受け!
本音を押し殺して生きてきた尭良がやっと本心で向き合え甘えられる存在が司で、出会えて本当に良かった〜(泣)
可愛くて可哀想で愛しくて⋯こちらの琴線をギュッと掴んで震わせる、そんな作品でした〜♡
たからのメンタル面の不安定さと、司の芯の通った強さ。司も抱えるものはあるんだけど、たからのほうが根が深いというか。司のキャラクターがすごく良かったなぁ。
そして2人の身体がとてもかっこよくて素敵でした迫力…!!?
簡単に言うと「運が良い男(尭良)」と「運が悪い男(司)」のお話。
二人とも辛い過去があって今がある。
お互いの利害が一致してそこから関係が始まるんですけど、相性も良いしどんどんお互いに依存していく…。
こんなん書くと暗い話のように思われるかもですけど、読み終わった後はめちゃくちゃ幸せな気持ちになります。
結局「好き」なんです。お互いに。
こんなにシンプルな事なのに、何かあると色々考え過ぎて上手く伝わらない…。
本の帯に共依存BLとは書いてあるけど、最終的には共依存よりもっとポジティブなイメージ?
とにかく最終的にはお互いに溺愛してます♡
購入して良かった。おもい央先生ありがとうございます!
修正 太め短冊 (紙書籍)
絡みは多いし、シチュエーションも様々。司の「肉体労働」の格好は最高にエロくてカッコよかった…
とにかく二人ともビジュアル最高なのでどのシーンもエロくて美しいです♡♡
(おもい先生の描く男性はいつも色気があってカッコイイので最高)
コミコミさんの有償小冊子もエロくてカッコよくて…二人の幸せを見せつけられてる感じ(最高でした♡)
大変、骨太な作品でした。不憫萌えがお好きな方はどうぞ。不幸体質の司の生きる強さ、不屈の精神が、もう「漢」で。知れば知るほど惹かれる尭良の気持ちに共感しながらぞわぞわしながら読みました。ところどころで胸に刺さるセリフと場面。漫画の醍醐味が味わえるので、帯買いして下さい。司のバ先のバーのママの弟がオラついているバリネコちゃんなので、これはスピンオフありそう、と言うかスピンオフ下さい。この気持ちがどうか、おもい央先生に届きますように!
「他の人にナカ許したら、俺――
殺しちゃうかも」
って帯が怖すぎる・・・!!!
もう初っ端から不穏すぎて若干びくつきながら読み始めました。
運が良くて、容姿にも恵まれ、人生イージーモードな尭良は
運が悪くて、いつも生傷の絶えない不幸体質な司に出会うと
急速に惹かれ、やがて身体の関係ももつように。
周囲からは人気で悩みごとなんてなさそうな尭良ですが、
子供の頃に両親を失ってしまった生い立ちから
誰かに求められたいという承認欲求が人一倍強く、
司への執着をじわじわと強めてゆきます。
はじめは純粋に傷つく司が“かわいそう”で
自分だけが彼を守ってあげられるという同情心からでしたが、
次第にそれは“かわいい”、“いとおしい“という想いに変化してゆきます。
そして、司への想いは徐々に闇を纏い始め、独占欲に塗れてゆく尭良。
想いが強くなってゆくにつれて司への独占欲も隠し切れなくなり、
少しずつ瞳孔が開いてゆく尭良の目がめちゃくちゃ怖かったです…!
けれど、そんな尭良に引くどころか、
彼との身体の関係を受け容れてしまう司。
というのも彼もまた子供の頃に実の父親を失い、
さらに母親の恋人から犯されるという壮絶な過去がありました。
それが原因で母親からは捨てられ孤独に過ごしてきたゆえに
誰かから愛されたい欲求を内に抱えていたのでした。
ただ、実は司が尭良を受け容れたのには別の理由がありました。
母に捨てられてからも一人で懸命に生きてきた司ですが、
いつも彼には災厄が降り注ぎ…そんな彼の不幸のループを
止めてくれたのが尭良だったのです。
ただ、当の尭良は覚えていないのがちょっぴり残念でしたが、
この過去と再会がなんとも運命的で、そのことを忘れられずに
大切に胸に抱えてきた司が可愛く思えました。
学校やバイト先などではどちらかというと男前でかっこいい司が、
尭良に組み敷かれるときだけはかわいそうでかわいくて、
その根底にはきっと司の尭良への秘めた想いがあったんだなぁ、と。
そして、彼のそんなギャップが尭良を惑わしてしまったのでしょうね。
互いに複雑な過去があったり、欲求をこじらせてしまってはいるものの、
相手に求めるものは合致していて、まさに破れ鍋に綴じ蓋な二人でした。
途中、事故に巻き込まれた司を救うために尭良がケガを負ってしまい、
そのことに負い目を感じた司が尭良に別れを告げたことで、
執着&闇化がヒートアップしすぎて闇墜ちエンドかと思われましたが、
最後は司の踏ん張りによって何とかハピエンに辿りつきました。
自分の言葉一つで簡単に傷ついてしまう司を前に嬉しくなっちゃったり、
一度執着スイッチが入ると理性がぶっ飛んじゃったり、
作中のヤバ台詞の数々と言い、尭良って実はヤンデレ寄りなんだと思います。
だからこそ、ちゃんとストップかけてくれる相手が司でよかったし、
そんな尭良を理解して受け止めてくれる司じゃないと
この幸せな結末に行き着かなかったのだろうなと思います。
ほんと、司と出会えてよかった…。
えちは多めでした。
尭良も司も互いに体格が逞しく、体躯がぶつかり合うような
激しめセックスは最高にエロエロでした。
生まれた時から人より運がいい人気上昇中の若手俳優の尭良と、生傷の絶えない不幸体質の司。ふたりが大学で出会うことから物語ははじまります。
自分と一緒にいれば怪我もしなくなる、自分は今までにない刺激が手に入るという互いの体質による利害関係によってふたりは友だちになります。でもずっと一緒にいるわけにはいかないので、もっと近くなるためにセックスをする仲になっていきます。
「俺のものになれ」と言う尭良に勘違いしたくないと思うものの、司はドキドキします。尭良はバイト先で周りの大人にかわいがられている司を見て、自分から離れてしまうのではないかと不安になります。
もうそれって互いに恋をしているんだろうと読んでいて思いますが、ふたりともまともに恋愛をしてこなかった感じがするし男同士だから恋愛感情を認めたり口にしたりするのができなそうです。不器用なふたりだなと思いました。
タイトルの「かわいいはいとしい」は「かわいい、かわいそう、いとおしい、いとしい」でもあるんじゃないかと思います。
不幸体質の司は子どもの頃から親から見捨てられたり、母親の彼氏に慰み者にされたり、自分の近くにいる人がきずついたり、幸せは一瞬にしてなくなると幼い頃から知っています。でもきっと誰かに愛されたいし愛したいってずっと思っていたはず。
人生イージーモードと思われながらも生き辛い尭良も、誰かに本当の自分を見つけて欲しい自分だけを求める相手がほしいと思っていたはずです。
ふたりの体質だけでなく、求め求められたい共依存の関係は上手くいっていたかのようですが、尭良が司を庇い怪我をしたことによって司は尭良から離れようとします。でも尭良はぜったいに離すつもりはありません。
実は尭良と司は高校時代に出会っていました。司の人生の悪いループを止めたのは尭良でした。
最後のセックスシーンはすごいです。長い。そしてふたりのいろいろな感情が描かれています。裸のふたりがすべてをさらけ出して身体で、言葉で語り合っています。
おもい央先生の絵柄は美しいので妖艶なふたりのキャラもとてもよかったです。
複雑なふたりの人生と体質は正反対のようだけど、根本的にふたりはそっくりだったようです。
最後にふたりの体質はちょっとずつ中和されていきます。自然に自分らしく生きていく、そんなふたりの未来が見える終わり方でした。
おもい央先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
エロ 3
共依存 2
血表現 1
な感じだと思います。
尭良さん×司さんのカプです。
人生イージーモードと言われてしまうくらい、幸運体質の尭良さん。しかしどこか物足りなさを感じていたある日、危ない噂と生傷が絶えない司さんの存在を知り…。
攻めの尭良さんは幸運体質で、不幸体質の司さんに、初めは興味本位で近付きます。しかし一緒に居ることで、司さんの傷が減り、離れている間にまた怪我をするのも目の当たりにし、徐々に独占欲が強まり、関係を深める為にと身体を重ねるようになります。
受けの司さんは、自分と一緒にいることで尭良さんも怪我をするかもしれない、身体を重ねたことで勘違いしそうになる、と司さんを一度は遠ざけようとするので、共依存要素は、少なめかなと思いました。
共依存や帯の「殺しちゃうかも」のセリフから仄暗い雰囲気なのかと思ったのですが、そんなことはなかったですね。
でも個人的には、司さんへの独占欲から、尭良さんがヤンデレっぽい言動が一瞬あったので、そのままメリバっぽい終わり方になっても良かったかなと思いました。
怪我をしたり、2人の過去が重いものだったりしますが、最後は自身も相手も、幸福も不幸と受け入れた、ハッピーエンドになるので、是非とも読んでほしいです。
受けの司の体質が不幸体質と言うんでしょうか?
とにかく厄災に見舞われまくって年中ケガが絶えません
この設定の中ですごい良いな!って思ったのが、司が不幸体質だからと言って決してビクビクしたり悲観したりしてなくって基本姿勢が「強気な所」がとても良い!
そして強気ではいるけれど、やっぱり可愛そうな事からは逃れられないので目が離せない
そんな気持ちを称したのだろうか?「かわいいはいとしい」という作品タイトルには完全同意です( *´艸`)
司から目が離せないのは当然私だけではない訳で♪
攻めとなる尭良がまたとても良い♡
目が離せないだけではなく手放す事も出来ない、しない位の執着ぶりを発揮します
しかも司以外にはその感情は一切湧かない位の完璧なまでの特別感
しつこめに尭良に絡む女子に対しても辛辣な態度を取っていてただの優男じゃないところが表れていてドキっとしました
最初はお互い多少憎からず思ってない仲で、居心地の良さと体の相性の良さから一緒に居だした位なのに、どんどんお互いにハマっていくのが彼らの内面を掘り下げるモノローグや、過去のお話しを挟む事で変わっていく心境変化をすごく理解出来る
とても物語に入り易いし2人の関係性に納得していけます
お互いが一緒に居る理由、居たい理由に萌える
奪い合うのではなく与え合って補い合って自分の存在もやっと認められる
この2人は出会うべくして出会った2人
究極の相性だなって思えてCPでずっと見ていたくなります
程良い重さのあるストーリー軸が良かったです
エロも多めなのですがこの軸があるから単にエロいだけという印象から完全に切り離してくれます
その上でやっぱり濡れ場のエロさは特筆しておきたい位にドキドキ出来る色気でした///
表情は勿論、足先の張りで感じるお互いの体を堪能し満たされてる様は本当にエロかった・・・!
司の女王様モードもかなり似合っていましたし、尭良のチソを握り自らの乳首に擦り付けてるシーンや描き下ろしの「おっぱい吸うかぁ?」というお誘いにも私の中の新しい扉が開かれてしまった気がしましたw
あと、作画面でもキャラ2人ともがおしゃれ眼鏡を結構かけたりしてくれるので眼鏡でのイメチェンイケメン具合も楽しめた所も好きでした(*´▽`*)
ほんとに色んな角度で楽しめる1冊でかなり満足感が高かったです!!
司周りのサブキャラ達が個性的で楽しかったです
彼らにもまた会いたいし、司の夢が叶う所も見たいです
是非とも続編が見たいお話しでした!
先生の『濡れた王は千夜一夜の夢をみる』は既読です。こちら試し読みで興味を惹かれ、また高評価に後押しされて読んでみました。以下少々ネタバレあります。全185ページ。
執着攻めが好きで、試し読みからも尭良(たから)の執着が漂ってきたので、ワクワクしてたのですが、読み進むほどに尭良の執着だけでないヤンデレみがどんどん出てきて良い誤算でした。
よくよく帯を見れば『他の人にナカ許したら、殺しちゃうかも』『共依存BL』とありましたね!尭良、ヤンデレ執着攻めだった♪あと普段は年下ワンコみもあって可愛いです。
そして受けの司は、筋肉バキバキな受けさんでそこまで好みではないですが、よく見ると美人顔で、濡れ場ではトロトロに色っぽくて可愛くなるギャップがいい!強気な性格もかっこいい!たまにかける眼鏡も色気があります♡
帯の『共依存』ですが、私は本作は共依存とは違う印象を受けました。尭良はトラウマがあり司に依存してると思いますが、司は不憫な生い立ちながらも良い人間関係に恵まれ、精神的な強さがあり、しっかり自分の足で立って生きている。司は尭良に依存はしていないと思いました。
共依存ではないと感じましたが、冒頭では運が良くイケメンで交友関係も良好の陽キャのように登場した尭良が、実は司を上回るような不憫な過去を背負っており、心に闇みたいなものを抱えている、というのは大変好みのキャラでした。
最後には救われる展開なので、共依存というより救済BLかなと感じました。
美麗な作画の作家様で、濡れ場が大変エロティックなのに、がっつり白抜きで残念!!白短冊も見えるので、紙本は短冊修正かな。美しい濡れ場を良修正で読みたかった…。
あと脇役も大変魅力的ですね!
特に世話焼きオネェのママ、その弟の若頭がよかった〜。巻末の「サブキャラ小話」を呼んだら、若頭のスピンオフ読みたくなりました♪
(出てきたSMクラブは『暁の鳥は濡れた月に跪く』と同じなのかな?)
そういえば司が若頭に拉致され、よもや大勢の男に襲われるのか?!と思ったら…という中盤の展開、すごく面白かったですww
不憫な生い立ちの2人だけど、全体的にストーリーが重すぎず、こんなコミカルなシーンもある、ストーリーの緩急もよかったです。
大変読み応えと救いのあるお話で、ヤンデレ好きな自分にかなり刺さりました!面白かったです!
若頭のスピンオフも期待しておりますw
電子 白抜き修正+時々白短冊(上記の通り、真っ白で残念すぎる修正(泣)。紙本は短冊修正かも?)
初めましての先生です。
絵が綺麗でした。
カッコいい×美人の組み合わせ。
共依存というよりも救済系に感じた。
わたし、攻めが救済されるお話大好物なんです。
不幸体質な司と何かと運がいい尭良。
自分と居たら周りも巻き込まれるからと友達を作らない司に自分だったら大丈夫だから仲良く出来ると積極的にアピールする尭良くん。
自分の見た目、スペックで近寄ってくる男女にうんざりしてた尭良くん、いつも怪我だらけで、不幸があっちからやってくる司に興味持ちまくり。
自分だけが司を不幸から回避させられるんじゃないか?という庇護欲が掻き立てられて構わずにいられなくなっちゃってんの。
これね、司を救いたいんじゃなくて、自分が救われたいの。尭良くんは。
自分だけが司を不幸から救える、だから司からも特別視されたいって事なの。
でも、不幸な自分といない方が尭良の為だと離れようとする司。
司の不幸体質は自己暗示みたいなもんで、自分が人の為になりたいと思う事で変化が起こるんじゃないかとバイト先のゲイバーのママと常連占い師に心配されてんの。
司も尭良も人を惹きつける魅力があってお世話したくなる子たちなんよね。
大人達が2人の幸せを願ってくれてる。夜の世界にも良い大人がいるのね。よかったよ、あんた達。
顔のいい男達がたくさん出てきます。
尭良と司のちびっ子時代、可愛いです。
綺麗な絵は見てて、はああぁ〜♡ってなる。
年上で背が大きい方が受けなのポイント高いです。
好き。
電子では白抜き修正。
この先生どんなちんを描くのか見てみたかった。
残念
エロス度★★★★★★★★
おやおや。幸運な若手俳優と不運な苦学生が紡ぐ恋・・・かわいいですね。
尭良も司も腹筋バキバキで垂涎な肉体美を有し、ツンツンとした司の快楽に蕩けた表情やデレたときのギャップの破壊力・作中での女王様な姿が最高でした。
司に対する尭良の歪んだド執着や本来なら与えてもらうはずであった無償の愛の欠落を補うかのように司を求めたり周囲が求める理想を演じ続ける苦しみの切なさも刺さり、尭良が司に執着する理由に無自覚な所や尭良に向ける司の想い・共依存がもたらす相互の救済がたまらなかったです。
帯に「殺しちゃうかも」や「共依存BL」のワードが連なっていたので、ダークっ気がある作品なのかなと思ったけど、全然物騒な感じではなかったです。
コミカルなやりとりもちょいちょい見られ、オンモードとオフモードの緩急がうまくついていたおかげか、最後まで面白く読むことができました^ ^
この作品のキーワードは、「存在価値」。
相手は自分のことをどれだけ必要としているのか、そして自分は相手をどれだけ求めているのか。自分の存在する理由を自分にも相手にも求めていく尭良の感情が歪んだ執着心を生んでいていて、ちょいコワなんですよねー……( ̄▽ ̄;)
"共依存"が謳われているけど、私にはあまりそうは見えせんでした。司が極度の不幸体質で、超幸福体質の尭良といることで司の不幸現象が緩和するから…ってことなんでしょうけど、司は別にそこまで自分の不幸体質を悲観してないし、ケガが減ることも有り難がってもいない。尭良だけが、"オレがいないとお前はだめなんだろう?"と、ドヤァしてる感じなので、共依存とカテるには攻め側の感情移入が強すぎてちょっと違うかなと思いました。
この感情のベースにあるものが何であるかを気付かない尭良が司を振り回しているようにも見え、結局尭良の心の闇に付き合わされているだけな気がしなくもないです。
"オレがいないとお前はだめなんだろう?"じゃなくて、お前が司がいないとダメなんじゃん、なんですよ。……つまり、好き感情の裏返しです。
俳優やってて、人当たりも良くて、これまでラッキーばかりの人生を歩んできた陽の男が、自分の存在価値を求めて彷徨ってるわけです。
ね、ヤミー(闇・病み)でしょ?
司は尭良を好きだから尭良と一緒にいるのに、尭良の方はあくまでも一緒にいる意味を司に委ねてるところが不器用だなーともうそれだけ。時おりドス黒い感情剥き出しにしないで、素直に自分の中にある好きの気持ちにはよ向き合いなさいよって感じでした(笑)
素敵なオネエ様や、893の取り立てお兄さん、美人占い師といった個性豊かな脇キャラたちに温かく見守られながら、あるべき場所に自分たちの感情を落ち着かせていくことがてきて安堵の思いでいっぱいでした。
絵がめっちゃキレイで、2人ともあんまタッパが変わらない筋肉美が何とも麗しや^ ^ 甘いシーンもたっぷりで素敵な読後感でした。
私の視界はすでにヤクザの兄貴のスピンオフにロックオン。続編ぜひともお待ちしております♪
完全に「帯買い」です⸜⸜٩( 'ω' )و //
しかもインパクトある「殺しちゃうかも」というセンセーショナルな方よりも右下の『共依存BL』に吸い寄せられましたლ(´ڡ`ლ)
定期的にこの歪な愛のカタチが描かれた作品を欲するので、こうして分かり易く訴求してくるといとも簡単にホイホイされてしまいます♪
結果、、、♡
ホイホイされてホンっっっト良かった、、、‼‼‼
今まで読んで来た『共依存BL』の中でもトップクラスに好き!
というか、、、歴代好きだーーーー٩(๑´3`๑)۶って狂喜乱舞してきた「癖に刺さる」タイプとは一味違って、肚にズドンとブッ刺さるタイプの心に共鳴するタイプで、すごい感覚的に言えば開眼するような興奮と、その昂ぶりに感動を覚える読了感を得られる『Newタイプの共依存作品』でした
今まで個人的に好んでいた共依存BLって「歪さ」とか「背徳感」とかの、どちらかと言うと〝行き詰まり感〟とか〝閉塞的〟な中でドロドロに溶け合うような、2人で沈んでいく事を受け入れていく感じにゾクゾクしたり、この2人だから…!という絶対的な関係に特別感を見出してハマっている事が多いのですが、、、
今回の尭良(タカラ)と司の場合は今までのソレとは違っていて、ストーリーが進んで行けば行く程道が見えて来るような〝その先〟を感じる存在になっていたように感じます!!
詳しくどんな感じなのか?は絶対に本編で見てもらった方がいいので詳細は省きますが、、、
とにかく息詰まったり行き詰ったりする感じとは全く違っていました
寧ろ吸い込んだ空気は高純度な酸素として身体を巡る活力になり呼吸は楽に、踏み出す足は軽やかになるような♪そんなパワーを感じるようなのですっ٩( ・ิω・ิ)و
この格別な読み心地をもたらしてくれたものがこの1冊には幾つもあったのですが、、、
先ずは展開の工夫が凄く良かったと思います!!
初めて拝読する先生だったので、どんな作風なのか?を手探りで読む感覚がありました
特に好きな「共依存」というテーマに期待値上げて読んでるので、若干その期待を裏切られないように少しビビりながら読み始めてた所もあります
そんな心持ちで読んでいるので、、、
”アレ?結構エロ特化なのかな?”
とか
”ん?スピリチュアル系なの?”
とか
”見た事あるかも、、、?”
とか、、、
色んな自分の中に生まれる予防線のような考えが過ったり、、、
実はしました、、、(´◔з◔)
でも、、、何度かそんな予防線を張ってはブチッブチっとちぎって進んでくれる展開に、いつしか雑念などが湧いてくる余裕も隙間もなくなってました(๑ºдº๑)‼
そして気付けば2人の目まぐるしく動く隠して来た感情に引き摺られるように、私の感情を支配されて読み耽っているのです!!!
シーソーのようにアッチコッチに動く感情ですが、2人ともその席を離れる事がないからずっと眺めていられます
その支点にあるのは「芯のあるラブストーリー」
力点になるのは「丁寧なメンタル描写」と「適度な登場人物で生み出すコミカルさとシリアスさ」
それらが作用して「極上の共依存BL」を生み出しています
展開の巧さの中に感じるキャラの映し出し方、動かし方、エピソードの豊富さをまとめ上げる構成力、感情に伴った濡れ場の臨場感、、、
これら全てが本当に良く混ざり合っていました!!
これらについてホントはもっともっと掘り下げて如何に興奮したか⁉を熱く…暑苦しくw語り倒したい .゚(→ε←*)゚ .゚‼
だけど、、、絶対に文字数足りないのは明らかなので、、、泣く泣くこの辺で本筋へのレビューは終えたいと思います、、、
私的には2人は【対等な共依存CP】という位置づけ!!
対等なCPも共依存も大好きな私にはもうこれは絶対に好きに決まってる2人でした٩(๛ ˘ ³˘)۶♡٩(´ ˘ `*)۶
高リピ作品に出会いましたので気になってる方にはすごくオススメしたいと思います!!
そして、、、巻末にある魅惑的なサブキャラ小話は必見、、、‼
ママの弟さんwwwソッチなんかーーーーいwwwってなったし、、、こんなん絶対スピオフ待っちゃうでしょ?!っていう魅力過ぎる人達の小ネタがいっぱい♡
最後の最後まで手を抜かない感じと言うか、そもそもの下地がしっかりしてるからこその世界観だったな、と改めて納得の巻末ページでした!!
修正|枠線なしの白抜き、、、すごい美しBodyが絡み合う濡れ場なので修正は煩わしいのは確かなのですが、、、多分敢えて多くの修正を施さなくていいようなカットや体位などの工夫をしているように感じます!
彼らの体躯も素敵ですが、エピソードの中ではエッチなお衣装もあって、、、それもまたエロカッタ♡
濡れ場もすごい好みまっしぐらでした⁄(⁄ ⁄>⁄-⁄<⁄ ⁄)
⚠苦手な人、いるかも?描写⚠
・義理の親子での絡み一瞬あります
・一瞬♀とキス描写あります
・総じて♀キャラはあんまり素敵な感じでは描かれてませんw
・鼻血程度ですが流血、あと怪我する描写あります(あんまり痛々しさ、グロさはない)
・名前と顔が出るキャラじゃないですか亡くなってるエピあります
人より運がいい人気急上昇中の若手俳優タカラと、浪人していてタカラよりも年上の、生傷絶えない不幸体質な同級生、司の利害の一致から始まった、共依存BLです。
構内で危険な噂しかなく、いつも単独行動している司と出逢い、その不幸体質に興味を持つ。
司の不幸体質には、自分がいなければ、、
と、タカラのなかで司を守りたい気持ちから距離を縮め、身体を重ね、独占欲が生まれていく。
周囲から、司がタカラの傍にいることで不満が出たり、タカラ自身も司なしではいられない身となってしまい、周囲に対して塩対応になったり、、、
やがて、ふたりが今のふたりになってしまった、呪いのような生い立ちなどがそれぞれ明かされていきます。
これが、わりとどちらもヘビィな過去でした。
このお話の良き点は、なんといってもおもい央先生の美しかない、タカラと司の肉体美!!
それから共依存ではあるけれど、よりどっぷり相手がいないとダメなのは、攻めのタカラだという事実。
守ってあげなきゃといいつつ、司に別離を切り出されるとダメになっていったり、司が女性といるだけで様子おかしくなり、ヤバしな言葉を口にするタカラの異常さは、絶対好きな人には刺さる、様子おかしい攻めだと思いました。
意外と自立しているのは司のほうで、年上美形ガタイ良き受けが舵取りしてくれる共依存なので、攻めのあやしさがそこまで浮き彫りにならず、
安心して最後まで読める共依存モノだと感じました。
個人的に、司のバイト先のママや、ママの弟の若頭などがキャラ濃すぎて、そちらのスピンオフが読んでみたいと思いました♡
とくに、カバー下に書いてあった情報で、若頭受けって…///♡!!
屈強な男が受けという可能性、大好きなのでぜひに、スピンオフ求むです!!
美しい絵と物騒な帯にぶっ刺さり。
可愛がりたい攻め×不幸美人勝ち気受け
ガチムチ共依存、鼻血も出るよ!
癖が詰まりすぎてて大渋滞♡
司の過去が悲しい。
母のヒモに襲われ母に罵られる地獄。
重なる不幸に向き合う司は強くていじらしい。
この司の強さがそこまで悲壮感を生み出さず、救いです。
逆にタカラは努力なく何でもできると思われている
自分の体質で司を救えると思い込んで、
最初から執着強め。
可愛がって可愛がって、自分がいなきゃと思い込みたい
「俺といればダイジョウブ」という言葉で囲う。
けれど実はタカラの過去も大概不幸だった・・
司がいることで自分でいることができると盲信している。
「かわいそうでかわいい」過去のヒモも同じ言葉で呪いをかけた。
司はその憐憫を逃げ場にしたくないと思い身を引く。
追うタカラ。ド執着の見せ場。
自分の不幸のループは過去にタカラが止めてくれたと告白。
幸、不幸、共依存ではなく、対等の愛で結ばれたい二人
「ただ好きだから一緒にいたい」それだけのことに気づいた時の笑顔が
可愛かった~~ピュア~~~!涙
共依存、といってもサイコな狂気ではなかったです。
お互いでなければ駄目なんだ、というかけがえのなさ。
物々しいけどダークではない優しい世界です。
書き下ろしでおっぱい吸うかあ?の司がエロすぎぃ!
タカラのコンプレックスも優しく説き伏せて泣かせる
美人年上女房爆誕~~!
作画がとにかく優しく美麗でうっとり。
最高に眼福でした。
帯の「殺しちゃうかも」「共依存」というワードが
強烈なインパクトを放っている、こちら!
その不穏なワードと美麗絵に惹かれて手に取りました。
おもい央先生、初読みです。
こちら”ガチムチ雄っぱい受け”大好きな方には、
特に刺さるのではないかと…!
途中、モブレ描写…というのか(自分の意思でもありそうなんだけれど)
受けが幼い頃母親の愛人と致してしまう描写があります。
苦手な方、ご注意ください。
ラッキー体質の若手俳優が、不運すぎる苦学生に会い
執着していく共依存BL。
”共依存”とありますが、個人的には読んでいて
攻め→受けへの依存度がダントツ高い!!と感じました。(好き)
体質のせいで生傷が絶えず、遠巻きにされている
苦学生・司(受け)。
その過去も上述のようにシリアスで痛々しいものなんですが、
そんな司に尋常じゃない執着っぷりを見せる尭良(たから・攻め)の
内面、ヤンデレっぷりに何よりゾクゾクしたー…!
「尭良だけ」と言いながら
他の男と腕を組んで歩いていたりする女性たち。
幼い頃、学校帰りに懸命に面倒を見ていたけれど
結局は知らない人間の飼い犬となっていた捨て犬。
どんな存在も結局は自分だけのものとなることなく、
自分を素通りしていくー
そんな鬱屈とした思いを抱えた尭良の口から時折飛び出す、
”執着溢れるセリフ”の数々に震えました(←喜び)。
幸運体質の尭良がそばにいることで、
明らかに怪我する回数が減ってきた司。
そんな司に
「もっと近い関係になったら もっとダイジョウブになるかもよ...?」と
企み顔で囁く尭良の顔が良い…!(。-∀-)
そこからのなし崩しの不思議な”友達”関係、
からの!絆され合い…絆され愛。
関係性の変化、その過程にたまらなくゾクっとくるお話でした。
二人のバックグラウンドのお話やすれ違いの場面は
切なかったりシリアスだったりするのですが、
時折挟まれる小話やラストには甘さやコミカルな雰囲気もあり、
バランスが心地よかったです(*´˘`*)
司の”裏の(?)”お仕事が、まさかのー!?
というところ、びっくり&ニヤニヤでした。
同級生だけど3歳差(受けが年上)、
さらに司が浪人生である事情にも
実は尭良が絡んでいることなど、
後半明かされる事実にも「おお!」と驚き&萌えが広がります・:*+.
初読みの作家様でしたが、既刊もぜひこれから
拝読したいなあ!と思う一冊でした。
★修正:tn白抜き+短冊(紙本の修正の残りかなと思います)
anl白短冊
(電子シーモア)