毒にくちづけ 上

doku ni kuchizuke

毒にくちづけ 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×211
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

98

レビュー数
6
得点
106
評価数
26
平均
4.1 / 5
神率
38.5%
著者
doji 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784866538617

あらすじ

元警察官の真霜は、動物の特性を持つ《亜人》を相手に便利屋を営んでいた。
ある日仕事で亜人たちが暮らす街を訪れた帰り、昔の恩人であるヘビ亜人・クロウに再会する。
衰弱した様子でうずくまるクロウを介抱しようとする真霜。
ところが、ヘビの特性を持つクロウには、冷えた体を性行為によって温める習性があって!? 
クロウに組み敷かれ、一夜を共にした2人。体を重ねるのはこれきりだと思っていた真霜だけど、どうやらクロウは真霜を気に入ったようで…?

表題作毒にくちづけ 上

ヘビ亜人、マフィアのボス
元警察官の便利屋

その他の収録作品

  • 幕間

レビュー投稿数6

伝わってほしい熱と想い

doji先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
駆け引き 3
エロ 2
健気 2
恋愛 1
な感じだと思います。

クロウさん×真霜さんのカプです。

今作は人間とは別で、動物の特性を持った亜人が存在する世界観で、攻めのクロウさんは蛇の亜人です。

元警察官の真霜さんは、蛇の亜人のクロウさんに命を助けられた過去がある。その後、警察官を辞め亜人相手に便利屋を営んでいたある日、恩人であるクロウさんと再会するが…。

動物の特性を持っているので、咄嗟に獣の耳や尻尾が出てくる亜人もいますが、クロウさんは蛇の亜人なので、今のところ見た目の変化はあまりありません。でも絡み描写で真霜さんの足に蛇の尾が絡み付いているような描写があるので、獣姦とまではいきませんが、今後その傾向はあるかもしれないので、苦手な人はご用心を。

クロウさんは真霜さんのことを覚えていないが、命の恩人であるクロウさんに恩返し出来ればと、クロウさんと身体を重ねる真霜さん。真霜さん自身は照れなどもありますが、クロウさんは真霜さんを気に入っている程度で、まだ2人の仲や恋愛模様はあまり無いので、今後の展開でどんな恋愛模様を見せてくれるのか楽しみなので、次巻も買わせて頂きます。

0

No Title

蛇亜人×人間。

動物の特性をもつ亜人が住む亜人街を舞台にした裏世界なお話です。

元警察官で現在は亜人街で便利屋を営む真霜はある日、
ハイクラスの蛇亜人でマフィアのボスのクロウに出会います。
実は過去にクロウに助けられていた真霜は彼の窮地を助けようとするも
蛇の特性から低体温になり人肌を求めるクロウから抱かれてしまい…。

そして、身体の相性の良さを気に入ったクロウから半ば脅される形で
当面の間の体温を分け与える“パートナー”に指名されてしまう真霜。

昔受けた恩を返せるなら…と渋々承諾する真霜でしたが、
予想外に絶倫なクロウは暇さえあれば気のすむまで真霜を求めてくる始末。

お互いに感情無しのビジネスライクで始まった関係で、
最初こそ体温を保つためだけに真霜を抱くクロウでしたが、
少しずつ絆されてゆく過程にもどかしくてたまりません!

真霜もまだ恋愛感情とまではいかずとも、
クロウのためならばどんなに疲れていても
身体を差し出す健気さにぎゅんときちゃいます。

けれど、敵の銃口から真霜がクロウを庇った辺りから
二人の関係がじわじわと変化し始めます。
主にクロウの方が。
そして、遂にクロウが真霜と過去に出会っていたことを思い出し…
というところで上巻はおわりです。
ここから2人の関係がどう変わってゆくのか楽しみなままに下巻へ!

0

その攻めの特性、性格、すべてが愛おしすぎる♡

二年前のとある事件まで警察官だった、真霜。

その後、動物の特性を持つ「亜人」を相手に便利屋を営んでいたが、ある日、仕事で亜人たちが暮らす亜人街から帰る際、ヘビに導かれそこにいたのは――なんと、二年前のピンチ時に助けてくれたヘビのハイスペック亜人で、マフィアのクロウだった。

ヘビの特性を持つということで、クロウは身体を温めるために、真霜と交合うことを要求してくる。
そして、クロウは本気で真霜が女性だと思っていた様子。

そんな真霜は二年前のこともあり、クロウの役に立つのであればというお気持ちでいた。
一方で、クロウはそんな真霜の気持ちなど露知らず、ただヘビの特性として身体を温めるためだけに、えちを求めているだけのようで、、、

再会BLです。
なかなか攻めが受けを助けたことを思い出せない様子にヤキモキしましたが、クロウ自身がようやく真霜へつけた噛み跡に気がついた瞬間、物語が動きだし、
益々これから面白くなりそ! と、ワクワクが止まりませんでした。


また、弟に追われている(黒幕あり?)身のクロウ。
マフィアだというのに、人情味溢れる優しさを持つクロウが、下巻で弟とどう対峙するのか。

タイトルにある「毒」の意味も判明し、その毒をも怖気付くことなくキスをする真霜。


その辺の関係性もドラマティックで、下巻を読み終えるときにどんな印象となっているのかが、楽しみです!


それでは契約から始まった関係のその先――下巻へ、突入したいと思います!(←実況中継みたいになってしまった苦笑)



0

毒にくちづける意味

亜人と人間が隣り合わせで生きる世界。
最初は敵対する相手として出会った人間の真霜と、蛇のハイクラス亜人のクロウ。
心にクロウへの感謝と恩返しを秘めた真霜と、そうとは知らないクロウが「クロウの問題が解決するまでの間、クロウの体温を調節する」という依頼を通して、少しずつ歩み寄り、心を通わせていく様子に切なさと胸きゅんを感じました。
マフィアの内部抗争が軸にもかかわらず、胸きゅんです。
シャープでスタイリッシュな作風の中にある、真っ直ぐで温もりある感情に魅せられます。

巻き込まれた事件で、犯人側であるクロウの機転で命を救われた真霜は、クロウに恩返しする機会を窺いながら、亜人街で働いていた。
そのうち、偶然クロウと再会し、思わぬ形で恩返しする機会を得たわけですが、助けてもらった証であるクロウの噛み痕を隠し続ける真霜が愛おしい!健気!
肝が据わっていて、頭の回転も良くて、落ち着きがあり、行動力もある真霜が素敵です。

そんな真霜を最初は便利な体温調節役と認識していたクロウですが、惹かれていくのは必然ですよね。
クロウに命を救われた真霜は、クロウが不用意に命を奪わないことを知っているから、クロウの毒も怖がらない。
怖がられ続けてきたクロウにとって、それは特別なことで。
何より、真霜がクロウの毒を怖がらないのは、クロウ自身の行動によるもの。
どっしりと構えていて、判断力があり、マフィアのボスらしい厳しさもありながら、愛情深いクロウも本当に魅力的です。

描き下ろしでミヤビ視点を読めて嬉しかったです!
真霜がクロウの毒までも受け入れていることをまだ知らないミヤビ。
側近から見ても、稀有なことなのだと実感できました。

雑誌連載時から気に入っていた作品です。
2話からでも充分引き込まれましたが、こうしてコミックスで1話から読めて嬉しいです。

0

キャラクターがかっこいい!徐々に近づく関係性にもキュンとする

先生の『イヤしてオトす』は既読です。先生の描く男前キャラが好きで、人外ものも好きなので読んでみました。上巻は電子で187ページ。以下少々ネタバレあります。(こちらは上巻のみのレビューです)

動物の特性を持つ亜人と人間が共存する世界。
元SPで便利屋の真霜(ましも)(受)が、昔の恩人の蛇亜人クロウ(攻)と一夜を共にした後、しばらくの間体温調節する為のパートナーになってほしいと依頼されて…というお話。

まずは作画ですが、クロウも真霜もかっこいい!クロウはガタイのいい長髪男前。真霜もキリッとした強気美人。若干の体格差もいい。二人ともすごく好きなビジュアルで眼福です♡

あと亜人の衣装が独特で、民族衣装っぽくて素敵です。でもマフィアの仕事の時は、ビシッとスリーピースのスーツを着こなすクロウがめちゃくちゃかっこいい!スーツ好きにはたまりません♡

クロウは珍しいハイクラスの蛇亜人。能力の高い亜人で蛇を使役するのが面白い。
ハイクラスの代償として体温調節ができないので、性交渉することにより体を温める。真霜はそのパートナーになることに。

頻繁に体を繋げる二人。
初めは気持ちの伴わないビジネスライクな性交渉だったけど、初めてキスしたあたりから、少しずつ関係性に変化が。

クロウはその牙に毒を持つ特別な亜人。その為キスすることも恐れられてきた。真霜にも「キスできるか」とからかったつもりが、真霜が躊躇なくキス!驚くクロウがちょっと可愛い。ここから真霜への興味を強めたみたい。

そして終盤、クロウのピンチに真霜が駆けつけ、体を張って守ったことから、ますます真霜に気持ちが傾きつつある様子。描き下ろしにも、クロウが真霜に執着してきている描写が。

初めは全く気持ちはなかったのに、真霜がクロウにとって少しずつ手放せない存在になっていきつつある描写にキュンとする上巻でした。

最後はクロウが真霜の隠していたある秘密に気づいたところで終わり。続きが気になります。

マフィアの内部抗争みたいなことも起きていて、クロウは罠にはめられそうに。クロウの仲違いした弟の動きが不穏です。こちらも先の展開が気になります。

下巻も引き続きレビューします。

シーモア トーン+白短冊or白抜き修正(濡れ場数回。1回目の濡れ場だけトーン+白短冊で、おお〜と思ったら以降は白抜き…。形はわかる白抜きなので煩わしさは少ないです)

1

なんっっっっって愛おしい蛇………(の亜人)!!

doji先生、たぶん初読みだったのですが滾って滾って仕方なかった…!
まさか、蛇(※の亜人です)がこんなにも可愛く思えちゃう時が来るなんて。

以下、上巻のみ読み終えた時点での感想です。

人外(蛇亜人)×マフィア×再会もの。

この上巻では二人の間に恋愛感情が芽生えつつあるものの、
あくまでもまだ”契約”関係で恋人同士にはなっていません。
(もーーー下巻はどんなふうに甘くなってくれるの!?と楽しみでならない)

人と、動物の特性を持つ亜人とが共存している世界。
主人公は元警察官・現在は便利屋として働く
人間、真霜 柊(ましも しゅう・受)。

彼は警察官時代にマフィアに捕まり殺されそうになったところ、
そのマフィアメンバーであるヘビ亜人に、
すんでのところで命を救われたという経験が。

そんな真霜が警察官を辞め、便利屋として働いていたある日のこと…

亜人たちが暮らす街を訪れた際、偶然2年前自分の命を救ってくれた
ヘビ亜人・クロウ(攻)と再会します。
衰弱した状態でうずくまるクロウ。
ヘビ亜人でヘビの特性を持つ彼は寒さに弱く、
なんと冷えた体を性行為によって温める、という習性が。

そして気づけばクロウに組み敷かれ、その後ほぼ無理やり”契約”を
結ばされることとなってー

と続く、シリアス(だけど可愛かったりちょっとコミカルだったり)なお話です。

蛇…ってちょっと、いやだいぶ苦手な方ではあるのですが、
読んでいるうちに、なんかちょっと可愛く思えてきてしまって…

まず、二人を再会させる手助けをした蛇が可愛くって!!
序盤に登場するのですが、可愛いもの好きな自分のハートに刺さりまくりました。
おいでおいで、っていうような仕草が可愛すぎるんじゃーー…!

プラス、攻めの蛇亜人・クロウの魅力も大爆発しておりました。
2メートル近い大きくて屈強な体を持つのに、
体温めないと弱っちゃう…って、可愛すぎんか。

そして真霜の体は執拗に求め、ぬくぬくするくせに
キスしないなあ、と思っていたら。

ひと噛みで命を奪えるほどの強力な毒をその牙に持っている彼は、
(コントロールできるとはいえ)
今まで色々なパートナー達に怯えられてきたのですね。

真霜のことを試すように、「じゃあさ 毒蛇とキスできる?」と聞き、
真霜が言葉を失っていると「ごめんね からかっただけ」と言って
サラッと会話を終わらせようとする。

もーーーーここに、彼の抱えてる寂しさが見える気がして!!
可愛い!←

真霜じゃないけど、自分も読みながらどんどんどんどん
クロウに絆され愛おしくなっていって、”好き…!”って気持ちが溢れそうでした。

で、もどかしいのが
真霜はこれが”再会”だって初めからわかっているけれど、
クロウの方は当初は再会だと気付いていないこと。

そしてそこに関連して最高に萌えたのが、この上巻ラストです。

自分がつけた真霜の腕への噛み跡に
優しく口づけ、

「俺のだ」


…くーーーーーーーっ、この一言の破壊力たるや!!!


真霜の方は、自分の命の恩人だから…と体を差し出す決断・契約を
したわけですが。
こんなカッコよくてちょっと放っとけない蛇亜人さん、
そりゃあ一緒にいたら絆されてしまうわ…と納得です。

身内組織から狙われてしまったクロウ、
彼の願いである弟との再会は果たして叶うのか。
そしてクロウ×真霜、二人の恋路はどうなる!?

と、気になりすぎて即座に下巻もカートに入れました。

シリアスながら萌え転がってしまう場面もある人外×マフィアもの、
このワクワクドキドキした気持ちのまま、下巻に進みたいと思います…!

★修正:トーン+白短冊/白抜き(電子シーモア)

2

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