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yuri sensei wa kyou mojokigen
雰囲気がすごくほのぼのしてて楽しかったです!ちょっと昔の話らしく、風景や建物のレトロ感が絵柄と合ってて好き。ページ数表記が漢数字になってる細かなこだわりも良かったです!
振り回されタイプの六車はもう辞める辞める詐欺ですね笑。あまり簡単に辞める決意をしちゃうのはどうかと思いますが、二回目からはただの売り言葉に買い言葉ってだけかな。由利先生のデレを引き出してくれるなら何でも良いかも。
由利先生は「僕より枝豆の方が好きなの?」なんて子供みたいなことを真剣に言っちゃうツンデレ不器用なとこ最高です。風邪をひいたという六車を心配する「――…悪いの?具合」はめっちゃ萌え!無表情装ってる訊き方が可愛くて!平蔵に猫パンチされてる由利先生も好きです。
あの売り家は結局何だったのかとか、ちょこちょこ曖昧に残ったままの謎はありますが、めでたくくっついたのでまあいっかってなります。六車は適度に受け流しつつ振り回され続けて欲しい笑。愉快で良いカプでした。
まず、読んでの感想、タイトル、六車くんがいての「由利先生は今日も上機嫌」かとw
六車くんがかわいくてしかたないからって、からかって遊びすぎ〜由利先生!
あの無垢で生真面目な反応はからかいたくなるのわかるけど。
六車くんはちょろいしw
執筆の参考のために六車くんにセリフと名前を言わせるとこ「京一郎だよ」とちゃっかり自分の名前を呼ばせようとする由利先生に笑った。
六車くんは真面目に登場人物の名前を叫ぶので先生の企みは実らなかったのがまたおもしろいw
あれより可愛い玩具があるか?
君 僕より枝豆の方が好きなの?
な由利先生、子どもか〜ww
君が淹れてくれないと茶も飲まないし
飯も食わないぞ 私は
どんだけ〜ww
駄々っ子やん!
まだたたみかけて、それにほだされる六車くんww
六車くんの見合い相手にヤキモチやいて、女性のことを大福女とか白いまん丸の女とか言いたい放題。
六車くんのこともこきおろして、丸め込んで今度から黙って見合いをしないように、て笑える〜ww
出版社の上司たちも、六車くんは由利先生のとこへ嫁に出したとか、2人のことをわかっていておもしろい。
怪談話をして、怖がった六車くんに抱きつかれて「楽しいと思う由利先生かわいい。
怖くて泣いちゃう六車くんももちろんかわいい。
なんだこのかわいい2人は。
六車くんが料理上手なのも惚れられるわね。
日本昔ばなしみたいな、お茶碗にこんもりなごはんがキラキラしてる!
由利先生はこういうのにも平和やしあわせん感じるんだろうな。
由利先生が風邪をひいて
「具合の悪い時にあれこれ世話を焼かれるのも嫌いだ うっとうしくてかなわん」
これめっちゃわかる!
不調の時、心細いから誰かにいてほしいて人の方が多いかもだけど私は由利先生と同じ。
で、
「桃、甘いんなら剥いて」
「病気の時に桃を食べるのは好きなんだ」
は子どもみたいでかわいい。
それに心配して来てくれた六車くんに報いてあげる言葉でもあると思う。
で!
甘いかどうか桃を食べる由利先生を心配そうに見る六車くんもかわいいし
この時の口移しの桃甘いだろう?が萌え〜〜ですよ!
で、今のは何だっちゃ⁉︎の六車くん!
ラムちゃんか〜ww(どこの方言かわからない)
由利先生が六車くんが来なくて拗ねて彼のことをアレ呼びするのもおもしろい。
キ、キッス、て言う六車くんかわいい。
事後?泣いちゃう六車くんも、それを見て戸惑う由利先生も萌え〜。
由利先生が六車くんに強引に好きと言わせるのもおもしろいし萌え〜。
ボロボロで誰にももらわれないちび平蔵を拾ってあげる由利先生やさしいね。
由利先生の、〜〜かね、〜〜したまえ、よろしい、等の口調好き。
当時の言葉遣いがおもしろい。
すっとこどっこいとかw
由利先生の着流しがかっこいい。
ノンブルが漢数字なの雰囲気あって好き。
好きなとこが多すぎて脈絡なく長くなってしまいました。
木下先生らしさが詰まった、ほのぼのと可愛らしさが存分に楽しめる作品でした。昭和の時代設定なので、街並みや建物、登場人物の着こなしなどにレトロさが垣間見れ、古き良き時代が大好きな私にはたまりませんでした。特に六車の、スーツに帽子やサスペンダーを合わせる装いがとっても紳士的で素敵で、また可愛さもあってすごく好きですね。作家である由利の性格は、まさに木下先生作品の攻めの十八番という感じ。少々俺様気質で傲慢さがあって。けれど由利は、序盤の方から既に六車という存在が可愛くて仕方ないといった態度だったので、そんな彼自身にも隙というか可愛らしさがあって、これも萌えポイントでした。
由利が愛でたくて仕方ない、編集担当の六車。彼も木下先生作品王道の受け、と言いたいところですが、少なくとも私が今まで読んできた受けとは少し違っていたかな、という印象です。健気だし、絆されやすいけれど、意外に芯は強く、ネガティヴさは感じさせない爽やかで非常に素直な青年。あまり悲観的な受けはタイプでない私にとって、彼のそんな性格のバランスも、さらに萌える理由の1つとなりました。この素直さは、由利も可愛がりたくなって当然だろうなぁと。時折すれ違うこともありますが、お互い離れ難いのかすぐに打ち解けてくれるので、テンポの良いラブコメを読みたいという気分の方にはオススメです。
モテるおじさん×可愛がられる若者
表情にあまりバリエーションがない、ずっと頬に線が入っている。
絵があまり好みではなかったです。
意地悪で好きな受けをいじめたいおじさんとみんなに可愛いと言われている若者の話です。
絵が好みではないのであまりのめり込まなかったです。絵が好きな人は楽しめると思います。
お気に入りの作品です。10年前に出版されたんですね。BLにはまった頃に買い何度も読み返しています。
実はこの頃の木下さんの絵はちょっと苦手なのですがそれ以上にお話に引き込まれました。
嫁ですね!由利先生のどんな我が儘も理不尽も聞いてお世話を焼いて。先生は六車くんをオモチャだと言いますが勝手に見合いをした六車にヘソを曲げてます。由利先生も可愛いですね。
先生に手をだされた時の六車の反応がなんとも初々しいというか純朴というか。そうくるか!という考え方をして。身を引こうとして。
由利先生も好きだと言ってくれて童貞なのに本当に嫁入りに?
他社には遅れずに作品を渡すのに六車くんには遅れるのは可愛い六車くんを困らせて面白がってるんですかね。
由利先生も暗い過去を持っていそうですが唐変木で純朴な六車くんと平和な日々を過ごしていくのでしょう。
最後はもうイチャイチャでしたね。
これ、物凄くイイです!
時代は戦後、偏屈でわがままな作家由利先生x弱小出版社勤務で由利先生担当の編集者六車のCP。
由利先生は原稿を盾に、スイカが食べたいだの何だのとわがまま三昧。六車は振り回されつつも、由利先生の要求を満たすべく健気に頑張るのです。
そんな六車が可愛くて、独占したくて、時々はウブな六車が気付かないようなちょっかいを出してくる。
大人で、醒めてて、余裕で。そんな由利先生が、年下で、真面目で、一生懸命な六車に惹かれているんですね!由利→→→六車です。
仮病を使う六車に焦る由利先生がニブチン六車に迫っていくシーン!
由利先生が優位に立って、まるでからかうように戯れているように見えるけれど、実は……
攻めが受けに愛が欲しい、愛して欲しいと心で乞う展開、最高です。
「由利先生のお気に入り」
由利先生の飼い猫、平蔵視点。捨てられた子猫を拾う若き日の由利先生。
猫って栄養状態が悪いと、目がクチャクチャになるんですよね。リアル。
由利先生が六車にイタズラを仕掛け、イチャイチャになだれ込む。知らんがなの平蔵です。
可愛い!!
これはとてつもなく可愛らしい!
先ほど、片付けていた本の群れから未読のものを見つけ、その中に入っていました。
何故、これを積んでいたのか?自分よ!
元々筋金入りのシャーロキアンで、某御手洗シリーズにズッポリはまっていたものとしましては、こういう関係性萌え作品はたまらないのであります。加えて、作家と編集ものは大好きなので、転ばぬ訳がない。
木下さんの同じレトロものでも、海軍軍人さんの話はそこまで好きではなかったのですがこれはいい!!
意地悪な先生と純朴で鈍感な六車くん。
たまらないですね!
本当、この受けくん相手じゃ一生伝わらないんじゃないかと思う鈍感さですが、まとまって良かった!
黒猫の平蔵さんも可愛いです!
もう少し、先生が意地悪というよりも変人なだけのがいいかなと思いましたが、愛ある意地悪だからいいか!
他の作家さんの作品ですが意地悪な先生に翻弄される編集の話がとても合わなかったので、同じ関係性でも由利先生のは大好きだだ漏れな意地悪だからいいんだろうなあ。
あ、幽霊話のオチ、こういうの大好きです!(笑)
人気ホラー作家の由利先生の担当編集を任された、出版社の六車君。由利先生は六車君が可愛くて可愛くて、無謀な頼み事をしたりと我儘放題だが、それも愛情の裏返し、そんな気持ちにも気付かず、六車君は由利先生の機嫌取りに必死なのです。
昭和という時代が醸し出す雰囲気もとっても素敵で、実際今まで読んできた近代の作家さん達の随筆などを彷彿とさせるようなやりとりだったり、二人の駆け引きがとにかく楽しいい。
純粋すぎるが故ちょっぴり鈍感な六車君に想いを馳せる由利先生の苦悩する表情は絶品です。
受けである六車くんが可愛いですよね(*´∀`*)
とにかく攻め様が受け様をいじめ(ちょっかい)まくっている感じいいですね!
でも攻め様が主導力をもっているようで
受け様がいじめられながらも、最後にはニコニコして
攻め様の心をわしづかみという・・・w
最後の描き下ろしの、足の裏をえんぴつでちくちくには
ちょっと萌えちゃいましたw 六車くんのあの声あの顔w
そりゃあそうなりますよねw
おちょくりがいのある受け様でそりゃあ攻め様が楽しくないわけない!
由利先生じゃなくても、
六車くんには萌えざるをえない。
とにかく健気でかわいい。
こんなにかわいい成年男子って…!
この戦後しばらくくらい?の時代を
とてもノスタルジックに描き出している
木下けい子さんの絵がとてもすてき。
優しくて、癒しパワーのある絵柄なんだよねぇ。
そして癒しの塊みたいな六車(むぐるま)くん。
恋愛経験が乏しくて、ウブでまーかわいい。
天性のかわいらしい顔立ちに
由利先生の我儘を一生懸命叶えようとする健気さ。
由利先生のこと作家としても尊敬していて、
しかも家事能力まで標準装備とくれば
これはもう無敵の嫁じゃないか(笑)。
キッスに戸惑いどうしたらいいか
わからない六車くんを、
いつもの上から目線で口説く由利先生…
このシーンはじったんばったんします。
迫り来る萌えと照れで!!!
健気受けと言っても女々しいわけではなく、
ちゃんといい年の男の子な感じがするのがとてもいい。
由利先生も俺様キャラだけど、
嫌な感じがない。
あ、この人天性なんだな、このキャラは…みたいな。
時代背景が伝わるので、
着物姿も自然で先生に合ってます。
俺様×健気、性格にギャップあるCPが
萌えツボの人にはオススメ。
決して主従関係ではないとこがまたよし。
和装好きにもオススメです。
そして時代モノだけど、
そういうの普段は読まない人でも入りやすい。
エロは直接的にはあまり描かれてないですが、
致すシーンには愛が溢れてます。
ぜひ読んで萌え転がっちゃってください!
『由利先生〜』シリーズは、木下先生の作品の中で1番好きです。先生の魅力が存分に発揮された作品だと思います。華奢な線で描かれたやわらかな色気ある絵柄が、戦後のお話という今回の作品にとてもあっています。着物っていうのも萌です。このレトロな雰囲気の世界観がいいんです。透明感もあり、うまく心理描写が表現されていてさすがだなあと思いました。カバーイラストも綺麗で大好きです。
内容は、作家の由利先生×担当者六車君のお話です。
ひねくれてて意地悪な由利先生と由利先生を尊敬してやまない、素直で鈍感で唐変木六車君。純粋で奥手な六車君には駆け引きが通用せず、噛み合わない掛け合いが楽しいんです。由利先生に振り回されているようで、実は由利先生が六車君に引っ張られてるあたりもいいです。可愛くて仕方がなくて、側におきたいと思うのに六車君相手打と上手くいかない…かと思えば他人に手玉に取られていたりと、面白くなくなった先生のふてくされた子供みたいな所が可愛くて仕方ありませんでした。直球勝負を掛けて、思い通り懐に収まったときの満足げな慈愛に満ちた表情は萌で美味しかったです。
六車君は時代背景にあった本当に健気さんなお嫁さんタイプでした。キッスの後(この表現にも萌ます)生真面目さゆえに自分を責めてしまい、深く後悔してしまう所が愛らしいんです。でも、意外としっかり者で、料理もできて仕事熱心で頑張り屋さんな面もあって、さらに好感UPでした。
コメディ系も入っているんですけど、軽いノリのシーンと引き締めるシーンのメリハリが絶妙で絵柄の表情でも、ほのぼの感と緊張感できちんと表されていて良かったです。
猫ちゃんのお話も、第三者が冷静に二人の様子を見ているので新鮮で面白かったです。
全体的に木下ワールド全開でほんわか心地のよい作品でした。何回でも読み返したくなるお話だと思います。オススメです。
木下けい子さんの『由利先生』シリーズ1冊目。
実は何かの手違いで先にもう1冊の方を買ってしまっていて、早くこちらを買わねばと思って居ました。
(先にもう1冊の方を読んでもそこまでは困らないけれど、やはり順は追った方がいいかな、と)
私、どうやら木下さんが描く、六車君のような男の子が大好きみたいです♪
少し天然、けれど一生懸命。とにかく頑張るのに弄られてしまったり、それでも負けず奮闘する姿に純真さを感じるような。
六車君と、別作品の『王子』は特にそう感じます♡
有名小説家・由利先生と、創幻堂出版の担当編集者・六車(むぐるま)君のお話。
先生の求めるものなら、真夏の焼き芋であろうと真冬の西瓜であろうと手に入れる為に必死になる六車君。
そうじゃなくちゃ、由利先生は原稿を仕上げてくれない!
ところが先生は、六車君を玩具として楽しんでいて――と進んでいきます。
こちらは、
・六車君が出版社を辞め故郷に帰る事を、我儘を言って繋ぎ止める『由利先生は今日も上機嫌』
・姉の勧めで嫌々お見合いをする六車君と、そこで鉢合わせてしまう先生のお話『由利先生は今日は不機嫌』
・怪奇小説を書いて欲しいけれど中々言い出せずに居ると、苦手な怪談を先生が始めてしまう『由利先生と真夏の夜の夢』
・先生が締め切り前に原稿を!?不自然さに気付いた六車君が見たものとは…『由利先生は桃がお好き』
・自身の気持ちを否定する六車君、そしてその理由を許さない由利先生。二人の距離がぐんと縮まる『由利先生と戀のお話 前後編』
そしてラストに、由利先生と一緒に暮らす黒猫・平蔵目線の描き下ろし漫画『由利先生のお気に入り』が収録されています。
ゆっくりと、特別大きな出来事が起きる訳でもなく。
我儘作家に、思う存分振り回される担当編集という真新しさがあるわけでもないこちらですが、何がいいかって、時代背景が凄くいい。
詳しく細々と書かれてはいませんが、戦後幾年か経った時期なのかな、とか。
由利先生の和装が素敵過ぎるとか、六車君のハットが可愛いとか、電話がダイヤル黒電話だったりと、新鮮のようで懐かしさが拡がる雰囲気が魅力的。
由利先生は、手のひらで転がすかのように六車君で遊びます。
けれど、六車君の素直なところや純粋なところに随分と惹かれていく先生。
そして、元々先生に憧れの念は抱いていた六車君。
それが先生とキッス(小さい「ッ」がいい♡)して、ハッキリと自覚していく感情に戸惑ってしまう。
けど悩んでいる暇もない。
だって由利先生はいつだって由利先生なんですもん。
少し逃げても逃がしてくれないし、真っ向から「私を好きだと言いたまえ」なんて言ってくるし、捕らわれてしまうのなんて目に見えていたこと。
ならば無駄なことはせず、由利先生の腕に抱かれなさい…と♪
由利先生が発する「そら」「さあ」「どれ」という言葉が大好きです。
「どれ 貸したまえ」
「そら抵抗してみたまえ」
等々…格好良くてメロッとなります、いくら我儘で意地悪な先生でも(笑)
六車君を喜ばせるツボをしっかり分かってらっしゃる由利先生は、今日も少しいいことを言っては、ふすまをしめながら舌をベロリと出しています。
けれど、そんな事とはつゆ知らず、六車君は今日も先生の為に奮闘中。
時折出て来る六車君の方言にもきゅんと来ますよ♪
由利先生の機嫌がどうなのかは
気にならないのですが
猫はかわいい
六車くんはもっとかわいい
先生の前だからこそ可愛さが溢れ出るのか
天然のものなのか、バランスがあると思いますが
由利先生によって引き出されたのかなと
思いたい
昔の日本って美しいなと思いました
日本家屋、着物、綺麗です
スーツにハットおしゃれです
口づけが初めてというくだり
大好きです
全くもうです
そんな六車さんに好かれているのですから
上機嫌にきまっているっw
木下先生の絵と、戦後のノスタルジックな雰囲気がとても合っていて、
独特の世界観を作り上げていています。とても好き。
小説家の由利先生と、担当編集者の六車くん。
先生にからかわれても、素直で真っすぐ一生懸命な六車くん、
先生の無茶な我が儘に困る六車くん、とそれを見て上機嫌な由利先生。
先生は次第にそんな六車くんに心惹かれていきます…
軽いコメディタッチで、笑いながら読み進むと、
時折心に沁みる表情やセリフがあって、キュンと胸が切なくなります。
書き下ろしの「由利先生のお気に入り」は飼い猫の視点。
これまたいい味わいの暖かな雰囲気の話でした。
木下先生の作品、初読みがこちらでした。
ほんわかとした絵柄が大好きです。
体の関係が先行するような内容が多いBL作品の中で、
こちらの作品は読んでいてとても穏やかな気持ちになる作品でした。
Hの描写がなくても十分萌えることができるんだと、
再確認した作品でした。
本作品のワガママ作家先生と、健気な編集担当さんという組み合わせも素敵でした。
また、時代も戦後の日本というレトロな設定が良かったです。
私の好きが詰まった一冊でした。
戦後の昭和を舞台に、夏に焼き芋、甘栗を食べたいと言う由利先生。作家を怒らすことができない六車君は今日も由利先生のために、きっとどこかを走っていることでしょう。(笑)
作品のために、食べ物を所望したり、描写のために六車を押し倒す先生。実家の父が倒れ、農業を継ぐために実家に帰らなくてはいけない六車ですが、先生は、飯を食べない、風呂にも入らないなど言い、子ども並みの抵抗をします。そんな先生のわがままに、一緒に頑張るという六車君。「だから原稿を返してください。」とは、もう、どっちが受けでどっちが攻めでって分からないけど、この下りが一番萌えます。そう、大切なのは枝豆よりも先生です。(笑)先生は六車君のお見合い相手に嫉妬もしますが、そこは六車君。気がつけば先生に原稿を書かせているではないですか!言葉にしても、行動にしても二人の間に流れる空気があまりにも自然で、一体何十年寄り添った夫婦なのかと萌えます。
桃よりも甘かったであろうキスの次に待っていたのは、由利先生の何でもおいしくいただける発言。それは六車君だってびっくりしますよ。
戦後の昭和ということで、この物語も着物と洋服が混在していています。建物も煉瓦造りだったり日本家屋だったりが混在していて、レトロな雰囲気があります。時代物がお好きな人には是非おすすめです。
ちょっと偏屈な小説家由利先生と一所懸命な編集者六車君のラブストーリーです。
まず、装丁にやられました・・・。
美しい!
もともと木下先生の絵柄は大好きで、装丁も綺麗なのですが、この作品の装丁は先生の作品の中でも最も美しいと思います!
ストーリーも面白かったです。
ちょっといじめっこ気質(←好きな子をいじめてしまうタイプです)のある由利先生が六車君を振りまわしているかと思ったら、恋の駆け引きを知らない純粋な六車君も由利先生を振りまわしていました(笑)
お互いに全く違うタイプの2人ですが、お互いを大事に想う気持ちは同じというのが伝わってきて、とても幸せな気分になれる1冊です。
木下けい子先生の絵は上品でかわいいです。
表紙の絵で買いました。
小説家の男先生って 実際変わり者が多いって聞きますから
由利先生は普通なのでしょう。
バイの方もめずらしくないしね。
六車君は 清純でまっさらですね。
いかにも!先生のドS魂がたぎったのがわかります。
かわいこちゃんをおもいっきりアンアン言わすのは
おじさん大好きやもんなあ。
ネチネチといびるも良し!
わざわざはずかしい事をさせるも良し!
いいな。いいな。先生 六車君 嫁 もらいなさい!
私はBLの真髄は「関係性萌え」にこそあるって思ってるんですが、これはまさにそういう作品でした。
つまり、このお話から恋愛要素やエロ要素を抜いたとして、二人の関係性に萌えるか?って聞かれたとき、確実に「萌える!」と言える作品なのですよ。
恋愛先行エロ先行の作品が多いなか、なかなかこういう「関係性そのものに萌える!」という作品には巡りあえず、巡りあえたことが非常に嬉しく、さすが木下けい子さんだなと思いました。
変人で偏屈な小説家攻めと、
真面目だけどどっか抜けてる編集者受け。
この二人の珍妙なやりとりがとにかく楽しい。可愛い。面白い。萌える。
口の悪い由利先生のセリフのはしばしに、あからさまではないながら、編集者受けへの愛情が滲んでるんですよね。この「あからさまではない」っていう部分がいいんですよねぇ。
また編集者受けのほうはかなりのニブチンで、由利先生にイヤミ言われていちいちオロオロアタフタしてるんですが、実は根っこの部分で由利先生の手綱を握ってるぽいのが仄見えて良かったです。
関係性絶妙ー!と思いました。
絵もいいなー。
木下けい子さんの繊細な線は、本当に魅力的です。
和装も素敵でした。
癒されます(笑)
この作品は、ドキドキハラハラ系とはほど遠く、癒しほのぼの系。
攻めの由利先生はもちろん“ソッチ”系の人ですが
受けの六車君が“ソッチ"側の扉をいつ押し開けるのか??と
興味津々で読みましたw
本人全然自覚なく、先生が楽しく遊ぶばかりで
その先のイイ関係にこのままなれないんじゃ?と
ちょっと思いながら~~~。
でももちろん大丈夫でした。
先生のからかうセリフ・それに気付かず真面目に
すっとぼけ系で答える六車君のセリフ、
共に物凄く微笑むことできる作品です。
ミステリ作家×編集者
ほんわかとした雰囲気でどこか癒される感じのお話でした。
最初の方は特に、単なる作家と編集者のほほえましいやりとりというか。
いや、根っこには作家が編集者のこと好きでいじって遊んでるっていうのはわかるのですが。
BLBLしてないというかラブらしい場面がないんですよね。
見てる側からは作家の気持ちははっきりとわかるのですが。
後半になってようやく2人の距離が動き始めるんですが。
そこで編集者の方がある意味襲われたにもかかわらず、 作家の言葉によって自分が仕向けたように感じさせられて。
それで分不相応とか思っちゃうあたりがなんというかかわいい。
けど、なんだかんだと気を引いたり、強がってみせたりする作家の方がもっとかわいいような気がしてならない。
この雰囲気いいなぁ。
神に近い萌えです。もーキャラクターが魅力的です!
才能はあるけど我が儘で変わり者な小説家由利先生に振り回される編集者の六車君。
先生は本当に気まぐれなんだけど、どこか自分の世界だけで生きているとこがあるんですよね。そんな先生に気に入られた六車君は先生のちょっと理不尽な要求にも、必死に答えようとするんですよね。
彼は擦れてないといいますか、純情でとっても可愛い!現代物ではなく、一昔前というこの時代背景だからこそ、この純さがより自然に感じられたのかなと思います。
先生と行為におよんんでしまったのを、自分が女学生のように焦がれた瞳で先生を見ていたせいだと罪悪感にかられたりと、とにかくどこまでも純粋。
全体の空気感がとっても素敵で本当萌えさせていただきました!
こういう関係性すごい好き。先生みたいなタイプが嫉妬する姿たまらん。
実は、この手の短調なお話はあまり得意ではないのですが
癒されましたねぇ~。
ミステリー作家の由利先生は、Sっ気のある変わり者。
六車くんは、ばかがつくほどのおひとよしで純粋に由利先生を敬愛しています。
由利先生は、最初っから六車くんを“そういう対象”としてみていて
手の平で転がしながら間合いを詰めているのですが
六車くんは、由利先生の想像を超えるおひとよしで
ふたりの気持ちがちぐはぐとすれ違うのが、ほほえましくて仕方ありません。
ゆったりとした時間の流れは、私の知らない昔の日本ですが
どこかなつかしさなどを感じてしまいます。
きっと六車くんのような、おばかさんがいても
この時間の流れなら暮らしていけたのかもw
名わき役として黒猫の平蔵がいて
最後に平蔵と由利先生の出会いを平蔵が語り部となって話す漫画が入っていて
それも、どうってことのないお話なんだけど・・・ほっこりする。
推測するに、昭和20年代頃のお話でしょうか。
人気ミステリー作家の由利先生と
由利先生担当の編集者・六車(むぐるま)くんの
ほのぼのストーリー。
由利先生は、「小説家は変人が多い」という例に漏れず
編集の六車くんに、毎回無理難題を吹っかけて
その反応を楽しんでる、という趣味の悪さw
一方六車くんは
編集だから、という以前に由利先生の作品のファンで
(そうはっきりと書いているわけではないのですが)
由利先生の突拍子もないワガママに付き合って振り回されつつも
なんだか楽しそうに見えますw
でも、由利先生のこの行動は
子供が好きな子の事をついいじめちゃう心理と一緒で
なんだかみてて微笑ましいんですよ~。
と言いつつ
いきなりキスして六車くんを戸惑わせちゃったりもするんですけどね^^;
お話は六車くんの視点で描かれているので
由利先生の心の動きは実はほとんど描かれていないのですが
すごくわかりやすいストレートな言動の由利先生を見てれば
どれだけ六車くんを気に入ってるのか一目瞭然w
描き下ろしの「由利先生のお気に入り」は
由利先生の飼い猫・平蔵視点で描かれているのですが
ここに、由利先生の真実がぎゅっと詰まってて切なかったです。
だからこそ
六車くんに出会えてよかったね、先生!って改めて思いました。
由利先生の着流しとか、六車くんのストローハットとか
ちょっとした描写も粋な昭和の雰囲気があって良かったし
肩の力を抜いて、でもちょっと切なさも感じられる良作でした。
疲れた時に引っ張り出して読み返したい1冊です。
ミステリー作家の由利先生と、出版社から「嫁に出した」と言われて、由利先生に翻弄されまくる青年編集者六車くん。
時代が終戦後というまだアナログな時代の設定。
六車くんの出身が宮城県(枝豆を作る実家&言葉尻の”だっちゃ”)
なところが六車くんが純情なゆえんなんですね~
新幹線もまだなくて、「つばめ」ですよ。
六車くんの初心さもかわいければ、その純真さを面白がるようにおもちゃにする由利先生もかわいらしい。
初めてキスされてとまどう六車くん。
意識して先生を敬遠しているのかと思えば、自分如きが尊敬する先生に恋心を抱くなんて恐れ多いと、自分が悪いと罪悪感を抱く六車くん。
ああ~身もだえするほどかわいい!!!
六車くんがいつまでも鈍感で、いや先生を敬い続ける限り、由利先生の意地悪や六車くんのおもちゃ化はやめられないでしょうね☆
「由利先生のお気に入り」は猫の平蔵目線ですが、作家の猫だけあって「吾輩は平蔵である」が書けそうです。
かわいいを連発しましたが、そのくらいハート鷲掴みでした。
俺様でワガママな作家・由利先生×一生懸命で健気な六車くん
表着物を着ている作家先生、更に膝枕をさせている…。表紙に一目惚れして買いました。
昭和のレトロな世界観で繰り広げられる2人の恋は、じっくりとじんわりと進んでいきます。
俺様な由利先生が、六車くんが可愛くてしょうがないということが第1話で既に分かります。自覚の良さは大人としての経験値があるからでしょうか。一方の六車くんは純情そのもの、恋愛の経験も乏しいのだろうなと感じさせるほどの鈍感さを持っています。くっ付くための試練は六車くんの自覚と恋を受け入れるまでの時間だったのではないでしょうか。
好きな子ほどいじめたくなる心理というのが、六車くんを見ていると分かります。これはからかいたくなるし、お気に入りにもなるだろうなぁと。さらりと一番のお気に入りの玩具と比喩する由利先生には恐れ入りますが。
雰囲気も含めて絵柄はほのぼのなのですが、ふと見せる由利先生の艶っぽさがいいです。慣れているようなキスの仕草や、六車くんを見下ろす表情など。昭和のレトロな世界観の中で見事に映えています。
猫好きな者からすれば、飼い猫の平蔵くんのエピソードもお気に入りです。最後の書き下ろしですが、じんわりとしました。
攻めは我が儘で捻くれ者、でも可愛くてどんな発言も許せちゃう魔性の作家・由利先生。受けはそんな先生の男嫁、健気でちょっと天然な担当編集者・六車くん。
この作品の最たる萌えポイントは、“昭和”。
昭和ならではのレトロな雰囲気が、線が細く淡い絵柄の木下さんによって見事に表現されています。何より二人の服装がたまりません。由利先生の着物姿の色気大放出具合ったら……!
そして六車くんが初々しいあまり、由利先生が若干悪者に見えます(笑)
そんな主従関係(?)の二人ですが、所々にお互いの愛情(差はあれど)が感じられ、読み進めながら焦れったくてうずうずしてしまいました。由利先生はツンデレなんですよ! 典型的な好きな子いじめ、でも根本にある優しさを隠しきれていない……そんな部分を見せられたら、全力で応援したくなるに決まってるじゃありませんか。
仄めかされる過去は最後まで明確に語られる事はなく、終始ほのぼのほのぼのほのぼのしています。そのほのぼの感が木下さんらしく、読了後の後味の良さは表紙から受ける印象を裏切りません。
恋する由利先生と鈍感な六車くんとそんな二人を見守る飼い猫、どれを取っても可愛くて優しくてほっとする、おすすめのお話です。
昭和のいい雰囲気が漂うすばらしい作品です。
六車くんの帽子・サスペンダー…本当にかわいい。あぁかわいい。
いわゆるBLにありがちな攻めが受けを翻弄する話か…と思いきや、受け(六車)が鈍感すぎて翻弄できない!面白い!でも、後半はしっかり翻弄されてます。
それにしても木下さんはネクタイのはずし方が上手い…、畳だし…、そして服をできるだけ着たままコトをいたす姿勢にエロスを感じます。せっかく変わった服をきているのだから、脱ぐともったいないですよね(笑)
からかってあそんでいるつもりだったのに、いつのまにか惹かれていた…っていうながれも大好きです!
「神」にしようかな…と思ったんですけど、最後のほうの六車が化粧して着物着ているシーンで心が萎えてしまい……(汗)なので「萌」とさせていただきました。
匿名さん
確かに私もちと萎えた(笑)
ネクタイのはずし方がうまいというのは、いいとこ見てますね!
ほのぼのと笑えて楽しい作品。由利先生大好きな六車君がとっても可愛いです^^
舞台は昭和。レトロな感じがいい味だしてます。癒されました
六車君を困らせて遊ぼうとする由利先生の無茶なお願いを健気にきいて、目をきらきらさせて「役に立てた!」と喜ぶ六車君がなんとも可愛らしい。
六車君のお見合いに不機嫌になったり、家の都合で実家に帰ると言い出した六車君に
「君 僕より枝豆の方が好きなの?」と詰め寄る由利先生も個性的なキャラですごく面白い。
和装と無造作な髪が色っぽくてカゲのあるところも素敵。男の色気を感じます。
描き方も上手くて由利先生に表情や仕草にドキっとさせられました。
六車君は犬の仔のように目をきらきらさせているところや、先生に誉められて“求婚された小娘のように赤くなる”ところにきゅんとします^^
由利先生が食べている桃が甘いかどうかを心配する六車君に口移しをして「甘いだろう?」と言うシーンがお気に入り。雰囲気がとても艶っぽい。
タイトルからしてシリアスものではなさそうな雰囲気のマンガですが、実際その通りでした。
小説家X担当編集者のお話です。
おかしい~可愛いといってもいいのかも知れない編集の六車(むぐるま)くんが!
からかった時の反応がいちいち可愛いので六車くん担当の小説家、由利先生はついつい六車くんをからかってしまう。
真冬にスイカが食べたいと言ってみたり、夏の暑いさなか、焼き芋が食べたいと言ってみたり、京都のくず餅が食べたいと言ってわざと困らせる。今でこそ技術や電化製品の発達で少し値は張るが真夏でなくてもスイカが食べられるし、焼き芋を作るのもさほど大変ではない、京都のくず餅だって東京にいても手に入れるのはそれほど時間もかからないだろう。
でも、彼らの住むのは太平洋戦争直後のおそらく昭和20年代。当時の技術ではかなり大変だろう事を分かっていて由利先生は六車くんに頼むのだ。
そんな由利先生の我がままを六車くんはいやだとは言わずやり遂げる、真冬にスイカを買いに走り回り、夏の暑いさなかに焼き芋を汗をかきかき焼いてせっせと由利先生の元へと届けるのだ。届けたときには由利先生の気持ちが変わっていることなどしょっちゅうで、そのたびに六車くんは無駄足を踏むのだけれど、頼まれるとやはりいやとは言えない。
たとえ原稿のためだとしても、かいがいしく由利先生の世話を焼く六車くんのことを、同じ会社の人たち影で「由利先生の男嫁」と呼んでいることなど六車くん本人は知る芳も無い(笑)
由利先生は軍医上がりの作家らしい、どうして医者を辞めて作家になったのか詳しい経緯はわからないが、軍医というからには戦場で瀕死の怪我人や無念の戦死を遂げた人間をたくさん見て来たのだろう。それは私たちには計り知れない壮絶な経験だったに違いない。その時心に出来た傷を由利先生は六車くんと関わることで癒しているのかもしれないなぁ。。。なんて勝手に解釈してみたのは読み終わってしばらく経ってからのことなんだけれど。
ひねくれものの由利先生のわかりづらい愛情表現はにぶちんの六車くんには中々通じなくて、ちょっとしたいざこざも生まれてしまう、でも、そこがまた笑いを誘うのだからおかしな物だ。
この二人かなりの名コンビ、やはり今回の木下さんの作品も、ほのぼのとした癒しの作品でした。
実は発売当初に読んでいたんですが、感想を書き忘れ、さらに内容もはっきり覚えていなかったという体たらく・・・あまりにほのぼのとしていて、記憶に残らないのも問題かなと思い、萌評価に留めましたが、良作であることは間違いありません。
「2009年度このBL」にランクインしているので、引っ張り出してきて読み直しました。
昭和な感じがいい作品です。六車くんのように純朴な青年って実は現代もいると思うんですが、どこに隠れちゃっているんでしょう。
由利先生の遠まわしな嫉妬や独占欲といい、六車くんの恋愛音痴っぷりといい、往年の文学作品の“大根役者の棒読み”状態にもみえる会話とあいまってほんわかとあったかい空気に包まれている気分になれました。
帯のアオリが大変いいので、古本とかで読めない人の為に書き写します。
「由利先生の男嫁・六車くんの 幸せとはいかに?」
裏表紙の帯には先生の飼い猫の平蔵より
【由利京一郎という男は変人というわけではない。
「君 僕より枝豆の方が好きなの?」などと
担当編集者である六車某に迫ってみたり、
怪談で脅してほのかに楽しんだりしているものの、
多分に気まぐれで意地悪なところもある、要するに
作家なのである。付け加えるならば、
恋をしている平凡な男なのである…。】という談が載っています。そのとおり。
ミステリー作家の由利先生は、編集の六車くんをいたぶるのが大好き。
毎回毎回、くだらないわがままばかり言って、困らせます。
真夏に焼き芋、真冬にスイカ辺りは当然のように要求し、時々はちょっとエッチないたずらもするんですが、天然で健気で純真な六車君は全然気づかず、むしろそんなわがままを先生に言ってもらえるなんて!という雰囲気があります。
六車君的にそれは、「尊敬する先生の手助けが出来てる」と思ってるところが何ともかわいらしい。
由利先生もそれが分かってるから、かなり、相当なわがままも言い出します。束縛系の事も言ってるのに、六車君、気づかず。
由利先生のほうは完全に六車君のことが気に入ってて、分かっててやってるから性質が悪い。
大人のズルさと駆け引き・・・というとかっこいいけど、なんだかどれも全て、好きな子を苛めて遊ぶ小学生のようです。
日々の生活そのもののお話で、ちょっと由利先生がむっとしたり、六車君がおたおたしたりしてますけど、割と単調です。
単調だけど、ちょこちょこネタがはさんであるので、飽きるって事はないです。少しづつ二人の仲も進んでいきますし。
もしかして、全編そんな感じで終わっちゃうのかしら~? ま、それはそれでも面白いかもしれないけどと思ってたら、ちゃんとやることはやってました。通常より薄めですが。
その状態になった時の六車君が、初心すぎてどうしよう!ってこっちが恥ずかしくなるほどかわいいです。
変なぶりっこじゃなくて、ちゃんと男性なのにかわいいんですよね。
そういうの好きなんで由利先生視点な気分になっちゃいました。
というわけで、少なめのエロでも、なんかこうエロスを感じるので別に不満はありませんでしたね。
むしろ、この世界観には合ってました。
時代が現代でなく、昭和20年代後半~30年代前半くらいなのも風情があってよかったですね。
本当に古きよきって感じで。
由利先生が戦争にも行った軍医上がりだとか、旧制学校で性体験は全部同性が先だったとかってのも萌えましたね。
なんだか、いい気分にさせてくれる、優しいお話でした。
ワガママで気まぐれで、ちょっとイケズなミステリ小説家の由利先生と、先生と先生の作品のためならどんなワガママもがんばって叶えようとガンバる、健気な青年編集・六車くんの、ほんわかラブコメです。
一冊全部、このカップルのお話ですが、読みきり短編連作集といった感じです。
一話目を読んだ時、由利先生が着物なのは作家だから…と特に疑問をもたなかったのですが、二話目で、六車くんがスーツに帽子を被っているコマを見て、ようやく、時代が現代ではない事に気付きました(遅ッ)
まだサラリーマンが、スーツに帽子を被っていた頃、戦後(昭和20年代あたり)の物語です。
ちょっとレトロな雰囲気がお好きな方にもお薦めですよ!
ところで、何時頃からリーマンはスーツに帽子を被らなくなってしまったんでしょうね。
六車君の、スーツに帽子姿は可愛かったですよv
先生と気まずくなって、先生宅に入るのをためらっているシーンで、帽子を握り締めてる六車くんのコマがお気に入りです。
帽子って、素敵アイテムだなあ、と再認識です。
おひとよしで一生懸命な六車君と、そんな六車君をからかうのが楽しくて仕方ない、という困った先生の微笑ましいラブコメですv
意外と、先生が恋愛に対してちょっと不器用だったりするところも萌えでした!
六車君が鈍いのはお約束と言う事で(笑)
先生の飼っている猫のエピソードも良かったです。