初恋の人はダサくて冴えない俺が好き!? すれ違いだらけの初恋奮闘記♥

前髪のむこうがわ

maegami no mukougawa

前髪のむこうがわ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
24
評価数
7
平均
3.4 / 5
神率
0%
著者
牧コチコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784199610219

あらすじ

高校デビューに成功して、一軍男子になった日向(ひなた)に初恋の従兄・真昼(まひる)との再会のチャンスがやってきた!! 野暮ったい見た目で内気だった過去の自分にも優しかった、天使のように綺麗な人――振り向かせる気満々だったのに、真昼からはなぜか「昔はかわいかったのに、なんでチャラついた男になってるの?」と冷たい視線を向けられた…!? 地味な格好の時は昔みたいに溺愛してくれるから、真昼好みのダサコーデを極める日々が始まって!?

表題作前髪のむこうがわ

17歳、高校生
19歳、大学生、日向の従兄

同時収録作品波打ち際のおとぎばなし 前編

カメラ好きの観光客
八王子を助けた島の青年

同時収録作品波打ち際のおとぎばなし 後編

メレディスの親戚
治彦の親戚

その他の収録作品

  • 波打ち際のおとぎばなし 前編
  • 波打ち際のおとぎばなし 後編
  • 描き下ろし 番外編

レビュー投稿数3

めんどくせー男

子供の頃に引っ込み思案だった自分を可愛がってくれて、
初恋相手でもある従兄の真昼と再会することになった日向。

背も伸びて地味でモサい自分からワイルド系へとイメチェンし
充実した高校生活を送る日向でしたが、久々に会った真昼からは
「昔はあんなにかわいかったのに なんでこんなチャラチャラした男に」
と言われてしまい…。

地味ver.とチャラver.とで態度が変わる真昼の真意とは…?

真昼に気に入られようとイケメンから地味メンに逆戻りすることも
厭わない日向が健気すぎました…!!

最終話では真昼の真意が明かされますが、
結果から言ってしまうと一連の塩対応はあくまで真昼の問題であって、
日向自身には何一つ非はないだけになんだか日向が不憫になってしまいました。
真昼…めんどうくさい男!!

真昼に投げつけられた言葉に傷つき、大きな図体でボロボロ涙を流しながら
告白する姿に胸が締め付けられました。

両想いに幸せそうな笑みを浮かべる日向ですが、
傷つけてしまった分これまで以上に溺愛してあげてほしいな…。

本編他、同時収録は“人魚姫”を下敷きとした前後編が収録されています。
前・後編を通じてお話自体は1つではあるものの、
それぞれ登場人物の視点が変わり2組のカプが描かれているため、
どちらかというとシリーズ短編2編という感じでした。

0

好きな人は、ダサい俺がお好みだった?!!

幼い頃、家庭の事情で伯父の家に預けられた日向。

不安を感じていたときに寄り添ってくれた天使のような見た目の2歳年上の従兄、真昼をたちまち好きになり、そして数年後。

高校デビューを果たした日向は、上京してくることになった初恋相手・真昼の引っ越しを手伝うことになり、数年ぶりに再会するが、野暮ったい見た目から華麗に脱皮した日向の容姿に顔を顰めてしまい、、、
というお話。


大好きな人の好みに合わせるため、会うときは野暮ったい格好をする日向。

二重生活ならぬ、二重のファッション? に、次第にムリが生じてきてしまい、苦悩します。

で、真昼の双子の姉である真宵も同じタイミングで上京してきており再会。
そこで、真昼のしたたか? な性格を知らされる日向。

意を決して、真昼に自分の内面が好きかどうか尋ねますが、答えは、、、

うわーーって、一度はがっかりするんですけど、よくよく最後まで読むと、なぜあのとき真昼が好意的ではない返答したのかが判明し、なんだよ! 拗らせタイプじゃないですか!!
と、なります。


先生もあとがきで、この1冊は童話モチーフのお話が収録されていると触れていまして、今作は「みにくいアヒルの子」だそうで納得のお話でした。

ちなみにもう1作品、「人魚姫」をモチーフにした前後編の違うお話も収録されています。
そちらは、前編と後編でcpが違うのですが、同じ海のある田舎町を舞台にした物語で面白かったです。
個人的には、後編のcpが好きだったです。



ということで、みにくいアヒルの子攻めがお好きな方にはとてもオススメな1冊です!

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年下ワンコの初恋成就の軌跡をとくとご覧ください^ ^

初恋の年上のいとこ(因みに美人)に振り回されるワンコ男子。健気すぎて、いやはやなんとも……惚れた弱みっていうのは大変だ( ̄▽ ̄;)

好きな人の好みの格好に合わせようとアワワしてる姿が可愛くも見えるけど、ちょっぴり切なくちょっぴりほろ苦い。好きな人を目の前にしているのに、自分を偽りながら無理をしているようにも見えて胸がズキズキと痛みました。

外見が好きなのか中身が好きなのか。
そんなジレンマに陥っていく物語の核心に迫ると、日向を振り回しているように見える真昼の気持ちが露わになって、なんだそういうことかと……面倒くさめの年上美人の反発心がほんの少し理解できました。
真昼の態度はあまり良くなかったけど、確かに日向の初見ってちょっとイキってましたもんね。自信がついたのは良いことですが^ ^

真昼の胸の内が分からないうちは、そのあざとい感じが苦手だなって思うときもありましたが、真昼も真昼で不器用な性格しちゃってて、ホントにもう何やってんだかって感じで。2人とも好き同士なのにすれ違いを生んでいるのが、この作品の見どころの1つではあるのですが、2人の気まずい雰囲気感に当てられて非常に読み心地が悪かったです。
もちろん、それはいい意味でです。 作者さんのジクジクさせる心情描写やシーン演出が上手く、呑まれてしまいました。


2人がいとこ同士で、幼い頃に過ごした時間と素敵な思い出があってこそのストーリーなので、家族としての情も入り混じる複雑で特別な恋心を感じた作品でした。
イチャつきや甘さは描き下ろしのみで、本編が切な系だったこともあり、もっと糖度を上げても良かったかなと思います。好きな人とやっと思いを遂げて、ウキってる日向のデレをもっと供給させて欲しかったです^ ^


この作品の他に、短編が前後編もので収録されています。因みに、前後編はそれぞれ別カプです。物語の舞台は同じです。
人魚姫がモチーフとなっているストーリーなので、聡い方なら読めばピンとくると思います。短いぶんサラッと読めますがストーリーとしてはちょい浅め。本当に物語の導入の部分だけって感じでした。

正直なところ、表題作でまるまる1本見たかったです。
表題作の2人のストーリーでもまだまだ見たい景色はいっぱいありました。

エロは全くないので、BL初心者にはいいかもです。
ストーリー重視の方にもおすすめです( ´∀`)

1

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