光が死んだ夏 6

hikaru ga shinda natsu

光が死んだ夏 6
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
21
評価数
5
平均
4.2 / 5
神率
40%
著者
モクモクれん 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
MB Comics
発売日
価格
ISBN
9784041156087

あらすじ

ある集落で共に育った少年、よしきと光。

光にすり変わった「ナニカ」と共に歩み出したよしきの前に
突如として現れたタナカ。
彼から告げられたのは、ヒカルの正体についてだった。
二人の決意が問われた時、それぞれが見つけた本当の気持ちとは――。
一方、二人の成長を待つことなく、あの世と繋がる「穴」は拡大を続けていた。
「穴」の調査を行うため、巻の住むアシドリへ向かうことになるが――。

巻末には、友人である巻との出会いが語られる
描き下ろし短編も収録。

表題作光が死んだ夏 6

光の中に入った「ナニカ」、高校生
高校生、光の幼馴染

その他の収録作品

  • 特別篇
  • よしきが回避したバッドエンドルート
  • 質問コーナー
  • クビタチの歴史
  • あとがき

レビュー投稿数3

間の取り方の絶妙さ

新刊が出るたびに手に取るのが楽しみな作品のひとつです。
今巻も目が離せない展開ばかりで、夢中になって読みふけり今にいたります。
毎巻毎巻どうしようもなく惹きつけられるといいますか…
ゾッとするようなホラー要素に加えて、謎解き要素やヒカルとよしきの関係性など、本当に読み応えのある作品だと思うんですよね。

前巻から引き続き、物語が大きく動き出した6巻目。
すごかった。なんておもしろいのか。
ヒカルの正体や、各地に古くから伝わる風習、そして穴閉じへ。
もう、見どころしかなかったです。
謎めいていた点と点が繋がりそうで、あとちょっとのところで繋がらない焦らしにうなってしまう。
続きが気になる状態で次巻を待てるのもうれしいですね。

そして、画面全体の間の取り方が絶妙で素晴らしかったです。
ストーリーといい、読み手を惹きつけてやまない画面構成といい、モクモクれん先生の頭の中はいったいどうなっているのでしょう。
「今本から目を離したら自分の目の前にもなにかがあるのではないか?」と思えてしまうほど、少しの違和感や不気味さの魅せ方が秀逸でゾクゾクしました。
ホラー・因習もの好きにはたまらなかったです。

新章突入と共に、だんだんと彼らの夏の終わりが近づいてきている気がしてちょっぴり寂しく思いつつ…
「ヒカル」とよしきのひと夏がどんな結末を迎えるのかを最後まで見届けたいです。
次巻は7月発売とのことで、先の楽しみがまたひとつ増えました。

0

巻みたいな子が大好きだから、どうか

 ホラー色が大分濃くなってきました。ホラー映画を1人で観れるほど肝が据わっていないので、巻の部屋はかなり怖かったです。ただ、主軸によしきと光(ヒカル)の関係があるので、やはりそこがただのホラー作品とは違って魅力を感じ続ける理由になっています。読者もよしきもヒカルへの畏れはほぼなくなってきていると思いますが、物語が終わりに近づくにつれ、彼が向かう先に不安も感じているはずです。この世ではないどこかへ行ってしまうなら、よしきには何も残されないということになるのでしょうか。光もヒカルもいなくなってしまったら、光の生きた証は消え、よしきの深い想いは行き場を失くす。緻密に練られた土着信仰の不気味さに期待すると同時に、彼らがもっと子供らしく爽やかに青春を楽しめたらいいのにと思う自分もいます。

0

混じりもののヒカルの中の、混じり気の無い真っ直ぐさが神々しくもさえ映る

ヒカル=ノウヌキ様説がまさかの違った、、、!?という驚き!!
田中による解説?解釈?によるとヒカルの中のモノは”ノウヌキ様として扱われ出した「異常な存在」”って事らしい。。。⁉⁉⁉
神や悪魔、地獄など、、、解明できない不可解なものを人間が理解する為に型に嵌めたのが”ノウヌキ様”という事らしいのだが。。。

土着信仰や偶像崇拝何かの解釈の仕方なんかな。。。?
と、自分なりに分かろうとしてハッとする、、、

理解できない事を自分が知っている事に嵌めて理解しようとする、、、今、まさに私がやってる事だゎ、、、と、、、(¯―¯٥)…‼

こういう事が「ナニカの始まり」になったりしたって事なのかな、、、?と。。。

うん、、、違うかも知れない
この話しの中ではそんな事は言ってないのかも、、、

でも、今回の冒頭の田中の話を聞き、その帰りの電車の中のよしきの葛藤の自問自答とヒカルの混じり気の無い答えを聞きながらなんかぽやぁ~っと如何に自分が自分の都合の良いように生きてるか?を考えたりしてしまったなぁ~。。。

混じりもののヒカルの中の混じり気の無い真っ直ぐな考え
真っ直ぐすぎる故の危うさを孕んでいるのは変わらないけれど、やっぱりすごく神々しく見える
あんなに何度もグロテスクな状態を見てるのに、よしきなんて殺されかけてるのにね、、、w
それでもヒカルにどうにか自己犠牲の上で山に帰ったりして欲しくない!!って思ってる自分、、、
そんな自分にビックリするけど、そうさせてしまうだけの引力があるんだな、、、ヒカルには、、、!!

今回は薄っすらですがよしきが抱えていた「光」ではない「ヒカル」への強い煩雑な想いに当惑している描写が印象的でした
ヒカルがよしきに特別な感情を抱いているのは分かり易かったですし、よしきの光への想いは始まりで示唆されていたので、今回は光ではないヒカルへの想いが垣間見れたのは切なさを感じました

そんな2人の繊細な胸の内をブッタ切るように彼らの日常を脅かし続ける怪異な現象、、、

光の死を知る人がまた1人身近に増え、また彼女も田中と接触します
朝子と田中の接触も気になるし、今回は巻くんの住む「アシドリ」でのお祭や巻くん自身への異変などもドキドキ展開過ぎて通常運転で怖い、、、( º言º)‼

ーー穴閉じ編のスタートーー

「穴」を閉じられるのはヒカルだけ、、、?
山に1人戻らなくて良いかも知れない!って思ったのも束の間、、、やっぱりヒカルは自分を犠牲にするしかないのだろうか、、、

そもそもヒカルはどういう着地をしたら「正解」なんだろうか、、、

多くの謎がうごめいていて、この話しの終着点がドコにあって、私自身はヒカルとよしきに何を求めているのか、、、
段々分からなくなって来てしまった感はあるwww

それでも、今はこの行く末を途中放棄など勿論出来ないので7巻も待ちたいと思います( ・ิω・ิ)ゞ

そして依然気になる「ワシャワシャ…音」、、、
何の音なのーーーー!!!!!?????

あ!あと♡
巻くんのお兄ちゃん!!イケメンさんっぽいけど、何で歯がないの???w
めちゃ気になるーーーー‼

最後に、、、
ノウヌキ様の「ノウヌキ」、、、もしや「脳抜き」って事?!って思っていたんだけど、、、結局何かそういう憑依系のホラーではないっぽいみたいだな、、、ってこの巻で思いました
5巻読み終わって暫くしてふと「ノウヌキ=脳抜きでは⁉説」という解釈が浮かんで来て、”どうかな?!”って思って6巻読んだので、、、ただただ自分の凡庸な想像力の現実を知りガッカリしただけでしたwww

やっぱりクリエイティブな思考はプロ足る所以だな~~~~と、、、敬服の至りでゴザイマシタ(ღ˘͈︶˘͈ღ)

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