互いの存在だけが運命を変えることができる── 上下巻 同時発売

アノマリーライフ 下

anomaly life

アノマリーライフ 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神40
  • 萌×24
  • 萌1
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
8
得点
221
評価数
47
平均
4.7 / 5
神率
85.1%
著者
日高ショーコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784832292857

あらすじ

蛍の行方を追い続ける晶は、『未来』の蛍が血塗れで倒れていたこと、そして『現在』の彼はまだ無事なことを掴む。
幼かったあの頃、蛍の感情から逃げずに向き合っていたら、彼を独りにせずに済んだのだろうか?

一方『現在』の蛍は、晶が犯罪集団に狙われていると知り、彼を救うために動くのだが──!?
後悔を胸に互いを捜し求める、過去と未来を繋ぐ再会ラブストーリー完結。
大幅加筆60P!!

表題作アノマリーライフ 下

晶の従兄弟、27歳
蛍の従兄弟、28歳

その他の収録作品

  • After ❝B❞
  • After"A"
  • Afterword
  • どこかの世界線の二人

レビュー投稿数8

時をかける

日高先生の新刊✨
もう楽しみすぎて何ヶ月も前からウキウキが止まりませんでした。
花音では『初恋のあとさき』以来の新刊とのこと。

今作はやや(?)特殊設定モノで、日高先生のストーリーテリングが光ったお話でした。

時系列の把握が難しく(『君◯名は。』より難しい)、ところどころハテナも浮かびつつ、その都度しっかり立ち止まって整理しながら読み進めるのが楽しかったです。

ふたりがお互いを想う気持ちのみならず、色々な人達に背中を押されながら掴み取るハッピーエンドが胸熱でした。

0

読み手への信頼感を感じるよね❤︎


上下巻まとめてのレビューになります〜❤︎

パラレルワールド全開の
この展開、どうなることかと思われましたが
見事にお話を締め括られました。
ほんと、さすが。
描きたいものを描かせてもらえた、と
先生のコメントがありましたが、
本当に遊び心すら感じられる仕掛けを
随所に施して、鮮やかにラストを迎えた感。

読んでいて、楽しかったです。
正直、すぐこの場で解説しようとか
そんな気分にはなれないくらい
カロリー消費して、今。って感じなんですけど

楽しいくらいに翻弄されて
清々しい程のヤラレタ感❤︎
是非、体験されてください笑

BL要素は少なめとも言われてましたが、
これは妄想してみて下さい。
ひた隠しにするどころか、本人でさえ
ほの見えてる位の淡い恋心ともいえる
特別な感情を、
未来が視えてしまうばかりに
先に知ってしまい、多分それがなければ、
始まることのなかったかもしれない恋。
なんですよね〜萌える❤︎

幼馴染同士の恋は
めちゃめちゃ遠回りをして
彼らにしかできないプロセスで
想いをカタチにしたわけですな。

そのことを自然に引き寄せるようにして
2つのパラレルワールドと
お祖父様というメンターによって導かれるように辿り着いた果てで
晶の気持ちが追いついて
蛍の気持ちが形になって
その2人の姿に、読んでる方も
いつのまにか迎え入れている幸せなラスト。

描き下ろしでは、2人のifな世界線で
それぞれ、その後のストーリーを
描かれています。
でも、ちゃんとそこもきっと2人は大丈夫。
って思える強い気持ちが宿っていて
読んでいて、とても素敵な気分になりました。

説明調になりすぎず、(特にBLの部分で)
読み手に託すようにプロセスをみせ
投げかけるように語るストーリー。
改めて、先生の骨太な作風といいましょうか
好きだなぁと思わずにいられない体験となりました。

ぜひ、上下巻で最後まで読まれてみて下さい。
おすすめです。

1

当分ややっこしそうなものに手は出さん!

晶になんの理由も語らず出たり入ったりする蛍に ひとりよがり を感じた上巻
『助けてほしい』とは言えるのに何があってその状況にいるのか語れないのは蛍が「未来の蛍」だったとしても 何があってその状況に陥ったかだけは語れるんじゃないかと

そう あたしがこのお話をすんなり飲み込めないのは出だしで躓いてるってのも原因なんだと思うんです

いやわかりますッ!

最初から理由をいってしまったらお話にならないですもんね わかりますとも
でも 実際の蛍に曽我部が接触し晶を心配しているのにその理由を語らない

そうですよね!そんなこと言っても誰も信じてはくれない それが前提にあるとしましょう
でも 晶の危機を察知したあの夢 晶を理解してくれる存在があることは承知してるはずなんですが

みんなね肝心なことを隠してるからややこしい


んんん 何かが引っ掛かるのにどこで歪みができているのか余計にわからなくなる展開でした

晶からの依頼で行脚する曽我部の目の前に現れた蛍は実家を経由して京都・晶宅に現れた蛍のはずなんだけど 晶の父からの電話で会いに行った曽我部は蛍を知らない

もうこれ『24h』みたいにいつの何時にこの会話をしてるか時間表示してくんないかしら! と叫ぶくらいに大混乱w


正直 1ヶ月っていう時間差と彼らが見た 未来と過去 ここに囚われすぎて見落としちゃってたんですよね

世界はひとつじゃない

ここに気づくまでどれだけかったか
そう 関わることで変わってしまう未来があって+平行世界がある
その間に挟まって橋渡ししてるのが《A》っていう

読ませるなぁ ほんっっっとわかりづらかったけどッ!
これがわかれば後味スッキリ ただひ孫思いの曾祖父がなぜ部屋をそこにするよう導いたかが浮いちゃってるのと ずぶ濡れの足の人達がなんで召集されたのか
曾祖父の思いが霊をも突き動かした! てのではなんたか軽すぎるような お粗末なような

こここそ読解力の出番なんでしょうね 
なんですが 残念ながら備わってないんですあたしには ←今後備わる予定もないw


あの 面白かったです オカルト風なのかと思いきやミステリー仕立てに仕上がっていて どこか(個人的に)ミスリードされながら最後の山場で種明かし&恋愛成就
ただ 恋だ愛を楽しむより ひとの情ってところを読みたくなったらいっちゃうかな

あ そのときは何十回も行ったり来たりした今回より上手く読めると思います きっと

2

複雑すぎて萌えきれず…

日高ショーコ先生の作品は腰を据えてじっくりと読み込むもののイメージがあり、電子で読んでいるはずなのにハ○ーポッターの単行本並に重くてぶ厚い本を持っている気分になるのですが。

今作品も世界観やお話の作り込みが緻密な作品でした!ただ、自分にとっては複雑すぎるな…というのが1番大きく残った読後感となってしまい…

タイムパラドックスとかパラレルワールドとかそう言った設定とオカルトが組み合わさるという非常におもしろいテーマですが、正直上下巻で説明しつつ物語を展開させるには駆け足感が否めないと思いました。

メインの蛍と晶がどういう人なのかを掴めそうで掴みきれず、2人のラブな展開も感情移入して大盛り上がりはしきれず(キャラを掴みきれない2人がずっとすれ違ってるので…)、そして初見でつますがずに設定を完全理解するのはかなり至難の業で…私は時系列を紙に書きました ; _ ; 笑

でもやっぱり日高先生の作品力でよくわからなくても続きが気になって先へ先へと読み進めたくなる物語展開で、最後の描き下ろしがそれぞれの世界線での2人の様子の違いが見えてすごく好きだなぁ〜〜と思いました!

お互いを生きていくために必要としあう姿は本当に素敵でたまらん関係性の2人ダ〜〜!となったからこそ5巻ぐらいかけて読みたかったとわがままな気持ちになりました…もっと焦らされて幼少期とか思春期の2人を堪能して大人になってようやくラブになった2人からカタルシス接種したかったです> <

3

圧巻すぎて鳥肌

うおぉぉぉぉ。……( ;∀;)

なんてスリリングな展開なんだ。
怖いしドキドキするしで、鳥肌イボイボ……ものすごい読み応えでした。

ああ……全てが繋がっていく。
点と点が線となって事件の真相がクリアになると、不思議な現象でしかなかった様々なことに理由が生まれます。
あのときの蛍の血まみれの状況はそういうわけかと。
晶の枕元に現れて助けを求めた理由はそんな状況だったのかと。

晶が蛍を救っていく物語だと思っていたけど、逆だった。
蛍が晶を救い出す物語だったのですね。

下巻から始まる蛍Aの動きが晶救出のメイン。服装から未来の蛍なんだなと分かるので、蛍Bとの違いが分かると思います。
すごいのが表情の描き分け。蛍Aと蛍Bはもちろん同じ人物だけど、晶のピンチを知ってるだけで、蛍の雰囲気が随分と違います。蛍Aは緊迫感があるけど、蛍Bは戸惑いって感じ。これだけでもストーリーの十分なアクセントになっているので、2人の蛍から目が離せません。

長く会っていないはずなのに、お互いの能力を信頼し合っているところに、彼らの底知れない絆の深さを感じました。2人のことを心配し見守ってくれていたひいジーチャンの力も大きかったと思います。
晶救出には"過去の出来事"や"過去に生きた人たち"の存在が大きく驚きの連続でした。
未来は変わるし、変えられる、色んな分岐があって色んなルートがある未来に希望を感じた読後感でした。


ちゃんと2人のイチャイチャもあるし、はぁ〜…良き眺め(*´∀`*)
10年の時間を取り戻す2人の仲睦まじさに酔いしれました。

0

MVPは曾お祖父ちゃん

1周目読んだだけでもとても楽しめますが、2周するとより細部がカッチリ嵌ってスッキリしました。
流石ベテラン作家なだけあってお話の構成が非常によくできていて、ごちゃごちゃしがちなタイムリープ物ですが分かりやすかったです。
BLとしては薄めで最後にやっと少しイチャイチャが見れる程度ですが、一つのサスペンス漫画としてもとても面白かったです。
また、お話のキモがそもそも「一緒にいるべき二人が未来視によるフライングのせいで戸惑ったり照れちゃった」という可愛いもので、BLならではなのかもしれません。

最初はチームAの方で、結局蛍が助かるならわざわざ過去へ行かずさっさと病院へ行けば良いのではと思ってしまったのですが、
恐らく本来蛍は昌を助けることで彼の死の運命を引き継いでしまい病院に行っても助からなかったけど、
一旦アパート(多分霊的な力が強まるスポット?)に寄ることで蛍の意識が過去と接触でき、
過去が分岐して誘拐事件が無くなり死の運命も消えたことで、誘拐事件が起きた方の時系列でも、蛍の命は助かったのではないかと解釈しました。

過去では曾お祖父ちゃんには未来は見えていたのかもしれないけど過去に戻る力は無かったので敬人の身代わりになるしかなかったのかもしれません。

一応昌と蛍の時系列のメモを載せておきます(日付は多少ズレているかもしれません)

11月15日
・昌B
★蛍A(コート)が接触
蛍の実家に電話
蛍のアパートで未来視(☆血濡れの蛍)
ホテルに戻り、蛍Aに電波をジャミングされ「蛍の実家にも警察にも電話するな」
(まだ蛍Bとの接触は早いと判断?)

・蛍B(パーカー)
曾祖父の夢を見る

11月16日
・昌B
曾我部Bに接触

・蛍B
実家に帰省後、敬人のいる京都へ

11月17日
・昌B
曾我部Bから蛍の逮捕歴について聞く

・蛍B
昌Bに電話するも蛍Aのジャミングで繋がらず

11月18日
・昌B
曾我部Bと近況報告(蛍AとBの存在を仮定し蛍Bの捜索へ)

11月20日
・昌A
反社に拉致られる

・昌B
蛍Bと曾我部が来るまで蛍Aにホテルから出るのを妨害される

・蛍B
アパートに来た曾我部Bと接触
曾我部Bと昌Bのホテルへ
蛍Aの記憶を引き継ぐ
→ここで分岐し反社の情報は曾我部経由で警察に伝えられる

12月15日朝
・蛍A
過去を見る(反社による昌Aの誘拐計画)
昌の父と義妹に接触
昌Aに電話するも繋がらず

12月15日夜
・蛍A
昌父から昌が音信不通と連絡を受け、捜索願を出すよう指示
曾我部Aの事務所へ
昌Aが拉致られる過去を見る
曾祖父(幽霊)の誘導で昌Aの救出へ
★アパートで意識が11月15日へ

・昌A
蛍の夢を見て風呂場の窓を壊し、反社に命乞い交渉
下っ端を煽って刺されそうになり、風呂場から入ってきた蛍Aに庇われる

2

圧巻。ひいじいちゃんの愛に涙

ただただ、圧巻。

本気で感動すると言葉が出てこないものなんだな…と、
2周目読後の今、感じています。

特殊能力を持つ従兄弟×複数の時間軸の壮大なミステリー、
一本の映画を見たような満足感に包まれました。

何を書いてもネタバレになってしまうなあと思うのですが、
最高に良かった点をできるだけ簡潔に書いてみます。

◆愛!愛!愛…!

いろんな「愛」を感じ、最高に胸がきゅっとなる物語でした。

上巻で物語の始まりとなった晶(受)が蛍(攻)の未来を見、
救うために動き出した晶→蛍への愛。
そしてまたその逆の、蛍→晶への愛。

でも何より印象に残ったのは、ひいじいちゃんの大きすぎる「愛」…( ; ; )

自分が代わりに海に沈むことで、幼い頃の敬人(二人の再従兄弟)を救い、
10年後は晶と蛍の命を守ってくれたひいじいちゃん。

敬人の枕元にひいじいちゃんが立ち始めた、というエピソードと
ひいじいちゃんの力だよね?と思える数々の出来事に、涙しました。
感情が堪えきれなかった。。


◆2つの交差する世界線の、"After story"

下巻最後の、 After”B”(事件を防いだ未来の後)と、After”A”(事件が起きた未来の後)。

この描き分け、圧巻でした…!

事件が起きていないBでは、二人の仲は緩やかに進んでいるように見えること
(ショーコ先生のあとがき曰く”探るようにゆっくり”)、
そして事件後のAの世界では、やはり強烈な体験後とあって二人の仲が急速に進み、
激しく求め合うような関係になっていること。

さらにさらに、、

10年前にすれ違ってしまった”あの時”、もしも晶が蛍の手をとっていたら…?
という、”C”の世界線までをも予感させてくださるという描き方!!!

こんなのもう、ため息(感嘆の)しか出ないよーーー( ; ; )
本当に、本当に、痺れました。体が、心が、震えました。。


特殊能力に、血の繋がった関係(従兄弟同士)、事件、絡まる複数の世界線…と
一見複雑で難しいと思える要素ばかりなのに。

それをここまで分かりやすく、胸打つ物語として読ませてくださる
日高ショーコ先生に、感謝しかありません。

きっとこの先何度も何度も読み返すだろうな…
そんな予感を胸に抱きながら、本を閉じました。

3

AチームとBチームと曽我部さんヾ(〃∀〃)ノ‼

手に汗握る展開でした、、、‼
凄かった、、、!!!

所謂パラレルワールドを上手く組み込んでの事件解決に向かう、2人と曽我部さん
この手法がホントに上手すぎて、、、!!!!!

なるほど…Σ(゚Д゚)!!!!!と、点と点がピーーーンと1本の線で繋がった時の胸の内で沸き起こる昂りは、自分の身に起こっている事なのにすごい迫力で、、、コントロール不能の興奮に驚きが隠せませんでした(;゚∀゚)=3‼

あ!曽我部さんは晶が唯一身内以外で信頼してる重要な人物で、簡単に言ってしまえば晶の元上司です
この人のフラットでありながらも人間臭い情が感じられる所がすごく好きです!

蛍と晶を再会させた事件も、その事件との関わりの発端も、全ては彼らの能力故だけれど、もっともっと辿ればひいおじいちゃまのあの日の想いが起こした事で、、、
きっとひいおじいちゃまは「分かっていた」から「2人で居れば大丈夫」って伝えたんだろうな~。。。
深い愛だなぁ。。。( ;∀;)

下巻はストレートに蛍の逃げて来た感情が明かされます
そして、それは晶も同じこと
10年という時間はかかったけれど、必要な時間だったのかも知れないと、大人になった2人を見て思います

巻末の「After ❝B❞」と「After ❝A❞」の2人を見れて本当に良かった (ღˇ◡ˇ*)♡
大人になった2人の安心したような、そして慈しむ様なあの表情が見れてページを閉じられて本当に良かった、、、!!!
更にその後の先生のあとがきでの「Aチーム」と「Bチーム」への見解も知る事が出来て最高の読後を味わえました!!!

人惚れ出来る素晴らしいストーリーを味わえる上下巻作品でした!!
そして、もう今更なので書く必要も毛頭ないのですが、、、
それでも言わずには居られないので言わせて下さい、、、 (>ㅅ<)
<<<日高ショーコ先生‼本当に作画が最高ーーーーー‼>>>
ほんと、、、画が上手い、、、‼
ずっとずっと大好きです(*˘︶˘*).。.:*♡

修正|濡れ場は流れるような描写のみなのですがあります 性器描写があるようなガッツリ系ではないので修正は不要です

4

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