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互いの存在だけが運命を変えることができる── 上下巻 同時発売
anomaly life
晶、蛍、現在、過去、未来…2人が見える色々なものがヒントとなって、ハラハラしながら読んだ!昔見た映画️「(タイトルは控えるけどこれだけでわかる人はわかるはず)」も私大好きだったのでとっても好きなお話だった。曽我部さんもいてくれて良かった…
こちらの作品は時系列とか世界線を整理しないと途中でちょっと迷子になりそうになります。
他の方のレビューを読んでるとA、A‘、B、B‘などに分けて読んでいらっしゃったりして参考になりました。
まず最初は普通に読んで、二度目は整理しながら読むとこの作品をより楽しめるような気がします。
コミックスで一気に読む方がストーリー理解しやすいかと。
晶には「未来を見る力」があり、従兄弟の蛍には「過去を見る力」があります。
そんな二人は子供時代はともに過ごしていたけれど途中で距離を置くことになったまま現在に至るのですが、あることがきっかけで別々の道を進んでいた二人に接点ができてまた交わりあいそうになるのになかなか出会えない。
お互いの持つ不思議な能力のせいで事件に巻き込まれていく二人。
命の危機もあってハラハラドキドキの展開で、最初から最後までジェットコースターに乗ったように止められません。
恋愛要素は少な目ですがストーリーに惹きこまれて物語の世界に没頭できました。
続けて2回読むとよりお話の理解度が上がります。
日高ショーコ先生の描くサスペンス良かったです。
映画『テネ⚪︎ト』(クリストファ○・ノーラン監督)のような、過去と未来を繋ぎ合わせていく系の時空間SFものがお好きな方にはかなり刺さる作品だと思います
備忘録も兼ねて自分なりにまとめてみました
かなりネタバレなのでご注意ください
まず前提として
・人には魂が宿っている
・死ぬと肉体から魂が離れ、魂状態では物理、時間の制限なしに色々なところにアクセスできる
ということを認知している必要があります
本作はAとBという2つのパラレルワールドが存在し、それらが同時に進行していきます
パラレルA→晶が拉致され、蛍が刺されるルート
パラレルB→2人とも無事なルート
(2人の過去や幼少期のいろいろも絡んできますが、よりややこしくなってしまうのでそこは一旦置いておきます)
超ざっくりですがまずパラレルBの大筋としては
晶、血まみれの蛍を視る(※)
↓
晶、曽我部さん(元上司)に相談
↓
曽我部さん、蛍に接触
事情を聞いた蛍は「寧ろ晶に問題が起きたのではないか?」と考える
↓
曽我部さんと蛍、晶のいるホテルへ
↓
晶、拉致されず
蛍、刺されず
何も起きず!
という感じです
これとは別にパラレルAがあります
蛍、晶が拉致されようとしている計画を視る
↓
視た情報から曽我部さんを特定、曽我部さんの事務所へ
蛍の証言を元に警察を動かす
↓
蛍、ひいじいちゃんらの導きで秩父へ
↓
蛍、晶を庇って刺され一時意識を失うも(※冒頭で晶に接触したのはこの蛍の魂)一命を取り留める
という感じです
これさえわかっていればお話の途中で迷子になることはないかと思います
◆蛍が晶の通信をジャミングしている件について…
晶を助けるためには、晶が拉致され、自分が刺される必要があります
晶に自分以外の身内や警察に連絡を取られ、何も起こらないままだと刺されて死にかけてる自分は存在しないことになってしまうので、それらの矛盾を防ぐためです
時空間ものによくあるパラドックス的なアレだと思います
◆ひいじいちゃんについて…
前提の通り、人は死ぬと魂が肉体から離れ…とすると、恐らく未来で死んだひいじいちゃんは自分の過去にアクセスし、敬人くんの死を知らせ彼が死ぬのを防いだんだと思われます
(刺された蛍が晶の前に霊体で現れたりできたのもこのためです)
ひいじいちゃんはこれを1人で実行したため帰らぬ人となりましたが…
蛍には晶がいたので、晶が視た蛍が病院に行って助かる未来にも、蛍が知らせ、晶と2人で行動することで事件自体が起こらない未来にも行けたんですね◎
長くなってしまいましたが、総じて最高でした!
みなさんぜひ読んでください〜!
のっけからうっわってなって、一気に読まずにはいられない作品です。上下巻、作家様買いしたんですが、連載を追ってた方、ものすごい忍耐必要でしたよね、きっと。
これまでの作品とはストーリー展開のスピードが違うというか、ミステリー仕立てというか。でも、回想部分も含めて晶、蛍、それぞれの想い、すれちがい、も丁寧に描かれてて、ああ、日高ショーコ先生、今回もありがとうございますって感謝。
同性であるが故に離れていった二人の人生がまた重なって一緒になっていく…。それぞれが関与した世界とそうでない世界、どちらになっても、二人にしか分からない事柄、というか事象、感覚を共有しながら、穏やかで幸せな日々を過ごしていくんだろうなあ。
リアルな犯罪、サスペンス要素が濃い物語ですが、読後感は清々しく温かい、何度も読みたい、てか読んでる作品です。
史上最速で読了してしまいました。
だって、上巻から全く展開が読めなかったんです。
先が気になってそりゃページを捲る手も俄然早まるというもの。
さて、上巻では蛍の死のビジョンを見てしまった晶が
蛍を助けるべく奔走するところからスタートしましたが、
後半では蛍のみならず晶にも身の危険が押し寄せて…。
物語は蛍を救うために奔走する晶の“未来”の世界と、
晶を助けるために奔走する蛍の“過去”の世界の、
二つの世界線に分かれて展開してゆきます。
曾我部という第三者の視点を利用しながら
わかりやすく“Aの蛍”と“Bの蛍”として描かれてはいるものの、
正直一度読んだだけじゃ難しいかもしれません。
理解した上でもう一度読むことで馴染んでくるので、
二往復は必須かもしれません。
ただ、難解だった分、バラバラに散らばっていたピースが
一つ一つ嵌り物語が一つに繋がってゆくラストは圧巻でした。
一見何気ない思い出すらも無駄はなく、あれもこれも伏線だったのか…と。
誰よりも理解し合っていた二人なのに、
ほんの小さな祖語からすれ違ってしまい、10年も離ればなれだった二人。
だけど、その間も片時も忘れなかった蛍の純愛にぐっときてしまいます。
未来と過去が交錯し、なかなか再会できなくて焦らされっぱなしでしたが、
長い空白を乗り越えて再び繋がる二人の絆は尊さが溢れていました。。。
どちらかというとラブよりもストーリーに比重が置かれているので、
BL要素は薄めですが不足分の糖分は描き下ろしで補充できるようになっています。
しかも、“Aの蛍”ルート版と“Bの蛍”ルート版と
2つの世界線の後日談が読めてしまう豪華っぷり!
やはり事件を経験した二人の方は若干しんみり&熱量があって、
それに比べると事件を回避した二人の方はほのぼの感があって、
どちらも雰囲気は異なりますがどちらもよかったです。
もう先が気になって気になって、上下巻ぶっ続けで読んでも全然あっという間でした。
下巻。
上手いなーと思ったのが、上巻では晶が未来を見て蛍を案じて曽我部さんを訪ねるのに対して、下巻では蛍が過去を見て晶を案じ曽我部さんを訪れる。この対比と、それぞれのイケメン見た事務員さんの反応が同じっていう面白さ。改めて日高ショーコ先生作品の素晴らしさを実感しました。
下巻ではハラハラする展開と同時に謎が解明されていくわけですが、100%理解できてるか?っていうとそうではない。9割理解できてるかなって感じではあるけれど、それでも十分に面白かったです。
AとBだけでなくいくつもの世界線が存在し、未来と過去が繋がる瞬間がある。蛍にはその力がある。
詳細な回答を示してくれるわけではないので、自分の中で感じて理解できる範囲で堪能できました。
晶が蛍を救う展開で始まり、しかし実は蛍が晶を救う話だったんですね。素晴らしい。
AとBそれぞれの描き下ろし、関係性の微妙な違いも面白かったです。
正直言うと「BLでなくても成り立つ話だな」と当初思ってたんですが、BLであったからこそ蛍と晶はその想いに戸惑い10年離れてしまっていたのだろうし、BLであったからこそお互いを救いたいという想いの強さが物語を動かしたのだろうと感じました。
凄い面白かったです。真夜中に夢中になって読みました。横になって読むはずが起き上がっての一気読みでした。謎は解けたけど私の頭の中はまだ?と理解出来ない事も多くて、何度か読み返さないと無理だと思います。
それくらい蛍の起こした事象は特別で複雑でした。なるほどそうなってたのネと納得した部分が多いのですが、もうひとつの世界線の事まで考えると頭がこんがらがってしまって…。
ひいじいちゃんの存在感が光る下巻だったと思いました。蛍が何もしなかった世界線での死者たちの導きがもたらした意味は深く、蛍Aと蛍Bが交わった時に漸くひいじいちゃんの言葉の意味が分かりました。
離れていた期間が長いので肉体的な恋愛的要素が少ないところも凄く好みな作品でした。蛍と晶の心の繋がりに萌える作品なのです。
個人的にはこの作品がこれで終わるのがとてももったいないと思います。2人の能力で事件解決とか読んでみたいです。
うお〜…おもしろかった…!
あと少しで会えそうで会えず、かと思えば事件に巻き込まれたりと手に汗握る展開ばかりで読み応えがありました。
このハラハラ感、たまらないですね。
…が、きちんと内容を正しく理解して読めたかどうかと考えると微妙なところなんですよ。
お話は文句なしにおもしろいのです。
蛍の部屋にいた彼らの正体が判明した瞬間は「ああ、そういうことか!」と興奮しましたし、2人の能力によって事件が解決し、再会を果たす流れも良かった。
しかしながら、時系列と設定のごちゃつきと、2人の恋愛面の駆け足さは否めなかったかなと、星4と迷い今回はこちらの評価になりました。
じっくり読んだはずなのだけれど、やはり入り組んだ時系列と特殊設定がいまいち頭に入って来ず、なんだかすごいことになっているぞと圧倒されながら一気に読みきった感じといいますか…
下巻の頭に相関図と時系列をまとめたページが少しでもあれば、もっと楽しめたのかもしれません。
そして、1番気になったのは2人の恋愛面について。
良い終わりだっただけに、これでは過去のエピソードが足りなさすぎてもったいなく感じます。
盛り上がるに盛り上がれませんでした。
お互いがお互いを支え合える素敵な2人ですから、少しずつ蓄積されていった想いの強さや、拗らせた感情、特別感のある関係性が見えるような学生時代のエピソードももっと見たかったです。
上巻での謎を回収していくような展開の下巻。
ただただすごかった…!という一言に尽きます。
謎が、疑問が、感情が。
繋がっていくたびにどんどん引き込まれました。
上巻に比べてだいぶ複雑さは増していますが、
その複雑さこそが醍醐味。みたいな設定が
めちゃくちゃ面白かったです。
お互いに探していて共通の人物ともかなり接触しているはずなのに、どうして蛍と晶は会うことができないんだろう…?というのが一番の謎でしたが。
集められていく手掛かりとふたりを繋ぐための鍵、それが存在している世界軸が明かされたときのゾワゾワ感ヤバすぎました…!
曽我部さんがたてた仮説や蛍や晶がお互いを助けるために動いていた時系列、それぞれの服装など。
すべて遡って一つひとつ繋ぎ合わせていくのが本当に面白くて、何度も読み返してはゾワゾワ…!
というのを繰り返してしまいました(笑)
どちらに進んでもどちらかが危ない目に遭うし、
ハラハラ手に汗握る展開にはなりますが
どの分岐からでも『ふたりが一緒に生きる』という
結末に辿り着くのが素敵で、
不思議な導きだけではない想いの強さを感じられたのがすごく良かったです。
入り組んだ設定でサラリと読めるお話ではないけれど、読みながら考察をしたり読み込んだあとに噛み砕きながら振り返って余韻に浸れたりと、
作品を楽しめる時間が長くて満たされ感が半端なかったです…!
久しぶりに読んだ日高先生作品だったのですが、やっぱり好きだなぁと改めて思いました。
何度も読み返します。