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atsukutemo iiyo
眩くあたたかな青春
「熱くてもいいよ」なんて情熱的なタイトルに似合わず、
ほっこり、あまあまなアオハル作品でした。
真面目で大人しい高校生の凪はある日、自分とは正反対で
クラスの人気者の夕輝に反省文指導をしたことをきっかけに
交流するようになります。
お互い誰にも言えない“夢”を共有することで二人の親密度は増してゆき…。
一見やんちゃな夕輝ですが、彼の印象からはちょっと意外な夢を持っていて
その夢に邁進する情熱的な青年でした。
そして、それは恋も同じようで。
はじめはどちらともなく惹かれあっていった二人でしたが、
途中からは控えめな凪にワンコのごとくまっしぐらに甘々アプローチ
してゆく夕輝にキュンキュンさせられっぱなしでした。
そんな夕輝に引きずられるように恋に落ちてゆく凪でしたが、
夕輝と一緒にいることで諦めかけていた夢をもう一度目指したり、
逆に夕輝の夢を叶えるために背中を押してあげたり、
二人の関係性が素敵でした。
あまり抵抗もなくするすると惹かれあってゆくので、
若干の物足りなさは感じてしまうかもしれませんが、
個人的にはそんな二人の甘くてキラキラなアオハルに癒され、
萌えて、大満足でした。
アオハルぅ〜〜〜〜〜！
なんて尊いアオハルBL！
進路や夢に揺れ動き、お互いの秘密を共有し、励まし合ったり惹かれたり…。
青春、詰まってました。
まず表紙がよい！
鮮やかな赤髪に、こちらを射抜く視線。めちゃくちゃ存在感あって、もうこれだけでどこかのCMかポスターみたい！
めちゃくちゃ好きです、この表紙。
そんな攻めの夕輝ですが、ヤンキーでも何でもなく人気者の明るい性格。髪は真っ赤だけど真っすぐないい子。
受けは黒髪マッシュ？な真面目タイプ。ちょっと控えめで、世先生のカムトゥハンドの受けくんともちょっとタイプが似てるかな。
お互いに夢を語り合ったり秘密を共有したり、等身大で自然と惹かれ合っていく様子が良かったです！
ついでに、DK同士のHはぎこちなくて、これくらいが可愛い～。
世先生作品のほのぼの柔らかい空気感がDKにとても合ってました◎
目を引く赤い髪の男の子
目を引く赤い髪の男の子の書影が目を引きました。
世先生のイメージがほんわかして優しい作風だったのでどんな作品なのか楽しみにしていました。
内容は
赤髪のクラスの人気者と真面目な文学少年が、赤髪にしたことを怒られる反省文を書く手助けをするところから始まります。
そこから仲良くなり、お互いの夢を追いかけて行くお話です。
付き合うまでは少しあっさりな感じでしたが、
世先生のイメージ通り優しくスッと入ってくる作品でした。
可愛いらしいDKのお話が読みたい方おすすめです。
夢のそばに、
力強い眼差しと鮮やかな赤が印象的な表紙がとっても素敵。
世先生の作品は表紙からも『ほんわかほのぼの』が伝わる物が多かったので
鋭さすら感じるのがすごく新鮮で、読む前からわくわくが止まりませんでした。
同じクラスだけれど特に仲良しというわけではなかった夕輝と凪ですが。
教室に偶然居合わせたのがキッカケで話すようになり、それぞれ自分だけの胸に秘めた"夢"を明かしたことでグッと近い関係になっていって
やがてお互いに特別な感情を抱いていくことになるというこの一連のやり取りが…もう…尊すぎて…!!
こんなに尊みを摂取していいのか？みたいな気持ちになりました(笑)
一緒に居ると感じる胸の高鳴りの正体を探るドキドキと、進路に悩む焦燥感と。
様々な感情が重なり混じり合って進んでいく彼らの日々がとても眩しくて、楽しいことばかりではなくてもそれこそが『青春』なのだろうなと感じさせてくれます。
励ましあって目標に近づくために努力をして、夢を追うことを諦めないふたりを全力で応援したい！と強く思いました。
恋の始まりも両想いになるのもすごく緩やかですが、自然と惹かれ合っていく様子がすごく彼ららしかったので
むしろハラハラするエピソードなどがなくて良かったな、と。
告白シーンも爆萌えでした…！
ふんわりとあたたかな想いに包まれながら、これからも一緒に成長していくんだろうなぁ。
幸せそうなふたりの姿にこちらまで笑顔になってしまうような、ものすごく素敵なカップルのお話でした。
有難うアオハルBL(^o^)
世先生のDKもの(/･ω･)/ってだけで有り難い。
同じクラスでも交わる事のなかった2人がどんどん距離を縮めていく過程がゆっくりと丁寧に描かれています。
凪くんのホクロもとても魅力的なんですが、赤髪の夕輝くん見た目も最強！きっとこれからも2人で支え高めあって行くのだろうなぁと思える終わりでした☆
ぎこちないやり取りのエロ描写がほんの少しありましたが、この2人ならこのぐらいで充分、ご馳走様でした（・∀・）
新年一発目にこれ読めて、今年は縁起が良さそうだ
2025年の幕開け、今年初のBLに選んだのが世先生の新作「熱くてもいいよ」。
まず表紙がいい。目線がセクシーじゃん。
…と思って読んだらそういうんじゃなかった。
すごーーーーく尊い高校生ものでした！
何が尊いって、惹かれ合う心がそのままそれぞれの上へ向かう成長の糧になっていくところ。
いいよ〜これは！
同じクラスでも全然接点が無かったような子達が偶然口きいて、楽しくて、仲良くなって、好きになって、好きになったら良いことが回り始めて。
演劇に進もうとしている夕輝はけっこうストレート。スキンシップ多し。
一方大人しい凪の方だって。
「じゃああげるね僕の秘密」の時の可愛いこと！
もう100%応援しかないね。
一点言えば…Hはしなくても良かったかもしれない。
この先の2人が楽しみ。20年後くらい、イケメン舞台俳優の夕輝と翻訳劇作家の凪の姿なんて見てみたいです。神寄り「萌x2」。
軽やかで心地良い青春の日々
すごく素敵なお話だったなあ。
高校生の瑞々しくて爽やかな青春ものなのだけれど、そこに世先生らしい柔らかさが溶け込んでいて心地が良かったです。
世先生の作品って、全体的にとてもやさしくて穏やかなトーンなんですよね。
登場人物たちの職業や生い立ち、ストーリー展開は異なっていても、根底にある作家さんならではの味は変わらないというか…
ぽっと上から柔らかな暖色を灯して、何気ない日常を極上の日常に仕上げて魅せてくれるところが非常に魅力的。
悪意や悪人が登場しないので、最後まで安心して読めるのもうれしいポイントかなと思います。
高校生2人の、柔らかく軽やかであたたかな希望に満ちた青春の日々を描いた1冊でした。
燃えるような赤い髪色が目立つ、クラスの中心にいそうな同級生と、控えめな優等生の組み合わせはそこまで珍しくはないかなと。
何もかもが真逆に見える、動と静な2人がどう交流を深めていくのか？
やはりこの辺りが見どころでしょう。
これがとっても良かったんですよ。
お互いに馴染みのない人物だったはずが、ひょんなことから言葉を交わし、言葉をきっかけにしてごく自然に近付いていく。
好きなことややりたいこと、夢や将来について2人だけの秘密のように語り合う姿が本当に素敵で、高校生らしい青さとあたたかみがふわりと広がります。
派手な展開はありませんが、なんだかいいものを見させてもらった気持ちでいっぱいになるやさしいお話でした。
2人とも好感が持てる人柄だったのもすごく良かった。
と、神評価にしたいところなのですが、後半はやや駆け足気味に感じてしまうこともあり…
ここまで丁寧に極上の青春を見せてくれたのなら、恋愛面のステップアップと卒業までの期間もじっくり読みたかったなと星5寄りのこちらの評価になりました。
心穏やかなまま安心して読める作品や、心地良い青春ものがお好きな方にはもしかするかもしれません。
彼らのその後が素敵な結末になることを願います。
ぎゅっと心掴まれる、青春のきらめき
表紙の攻めの、こちらを射抜くような視線がとても印象的･:*+
キュンとして眩しくて、最っ高に胸ときめくお話でしたー…！
世先生の「カム トゥ ハンド」が大好きです。
新刊のこちらは、それぞれ密かに夢を追っているけれど、
それを人の前で口にするのは恥ずかしいー
そんな気持ちを抱えた高校の同級生同士のアオハル。
表紙の真っ赤な髪の男子は、クラスの人気者・夕輝（ゆうき・攻）。
主人公は控えめ文系男子・凪（なぎ・受）です。
ある日、髪を赤く染めた夕輝が教師に反省文を書け、と言われているところに
鉢合わせてしまった凪。
タイミング悪く”お前が反省文指導をしてやってくれ”と頼まれ
仕方なく面倒を見るも、それがきっかけで少しずつ学校で会話をするようになり、
関係が変化していきます。
そして夕輝の”とある秘密”を知ってしまった日から、
二人の心はぐっと近づいていきー
と続きます。
とにかく、攻めの夕輝のワンコ的可愛さ一生懸命さに、
凪と一緒に自分もするする絆されてしまったー…！
表紙の印象で「無愛想ヤンキー攻め」だと勝手に思い込んで
読み始めたのですが、全然違いました。
自分が大っっ好きなタイプの、素直ワンコ溺愛系攻め。
将来スパダリになる感満載で、この先のお話もずっとずっと追って読んでみたい、と
思っちゃいました。
一方で、受け・凪の控えめながらも夢を貫き通そうとする芯の強さもまた、魅力的。
凪が目指している将来のお仕事が、偶然にも昔自分も志した（けれど挫折した…；）
ものだったこともあり、グッと感情移入して、没入。
とても優しくて柔らかい雰囲気を持っている子なのに、しなやかな強さもある。
素敵男子…✨
こんな二人、好きにならずにはいられないです。。
大きな誤解やすれ違いは起こらず、二人の友人たちも理解のある態度を
見せてくれ、ヒール役や当て馬もいない。
と、そんなふうに書くとなんだか波がなく単調なように思えてしまうかも
しれないのですが、決してそんなことはなく！！
穏やかに、でも確実に変わっていく二人の気持ちと関係性、
育つ恋心がじんわり沁みる、優しく甘いお話でした。
これぞ、世先生ならでは。
特に夕輝の見せる色々な表情ー
切羽詰まった顔や、凪のことが愛おしくてたまらないという視線。
そんなところに、とてつもなくキュンとして
ときめき止まらぬ一冊でした･:*+.
物語最後には高校卒業を迎えた二人。
夢を追う二人のこの先は、どうなっていくのかな。
続編、希望いたします…！
そのタイトルどおり、「熱くてもいい！」、むしろ、「熱いのが、いい！」
気恥ずかしさや障害はありながらも、夢に向かってひた走る高校生二人の熱、
受け止めたこちらまで熱くなりました☺︎
★修正について：tn..の描写なし
えち描写少なめですが、正常位の二人の全体像はちらっとあります（紙本）
火傷しそうなほどのその赤い髪の意味は、、、?!!
こちらを射抜くような強烈な視線と真っ赤な髪。
このお話の攻めで、ヤンキー、、、
ではなく、クラスで人気者の夕輝です。
対して受けは、それまで夕輝と接点のなかったどちらかというとクラスで控えめな生徒の凪でした。
そんな正反対な2人が仲良くなったのは、夕輝が髪を赤くしたことで反省文を書くことになり、居合わせた凪が教えることになったからです。
そこから距離が縮まり、夕輝が将来やりたいことや、そのせいで髪を赤くしていたことなど、誰にも話していなかったことを凪は知ることに、、、
また、凪も将来やりたいことがあるが、母親に反対されていて、、、
進路に揺らぐDK2年の心模様が、秘密の共犯者からやがて恋心へと進化していき、共犯者から同士になっていくアオハル感に、十二月だというのに初夏の爽やかさを覚えたまりあげはでした。(眩しい！ ですがイイ！！)
ちなみに夕輝が最初、見た目あんなだけど中身いい奴的に言われた理由もすぐ判明するのですが、とくに終盤の致すシーンでは、凪を気遣う姿勢へ如実に現れていたように思います。
というか、キミたちは「熱くて」、も、じゃなく、「熱くて」いいんです！！(まりあげはのお墨付き)
夢に向かって前向きに頑張りたい人や、正反対のDK同士のお話が好きな方にはとてもオススメな1冊です！！
