Mの楽園

M no rakuen

Mの楽園
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神16
  • 萌×28
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
8
得点
124
評価数
28
平均
4.4 / 5
神率
57.1%
著者
風呂前有 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784863499881

あらすじ

欲求不満のサラリーマン、梯 真弓が
案内されたのはセレブの会員制SMクラブ《楽園》。
そこでは”ゆみ”と名を変えて
Mの欲望を満たしていた。
しかし、次第に心が疲弊していった梯は
出勤途中の電車内で倒れてしまう。
…目が覚めるとそこは眼鏡店で、介抱してくれた
店長の小野寺好意を抱くのだが━━…

おまけとカバー下の描きおろし付きで、
待望のコミックス化!

表題作Mの楽園

不動産ホールディングス勤務→眼鏡店店主
会社員

その他の収録作品

  • おまけ(描き下ろし)
  • カバー下漫画

レビュー投稿数8

好きかも!!すごく♡

初めての風呂前有先生作品です♡
気になる作品も多かったのですが、何となく独特なイラストな印象でエロよりもアートを感じるタイプなのかな?なんて勝手に思ってました。。。
・・・っが!!!
なんか全然そういうんじゃなくって、もっとこう~…、メンタル的なエロスを突いてくるエッジが効いた世界を味わい尽くすのにピッタリ!な作画効果を感じられたのです

これは感覚なのでしょうか。。。なので上手く文章でお伝え出来ない凡人の私には、とにかく人間の本能的なエロスに真摯な作品を読みたい人なら先ずは読んだ方がいいんじゃないだろうか?!という事をここで言うしかない!

もしかしたらあるのかも知れない?きっとあるんだろうけど、現実的に私には縁のない「秘密クラブ」の「楽園」
一部の人にしか許容されていない世界を読者として覗ける感覚
すごく興奮しました

社会的地位や地位はなくとも一社会人として真っ当な生活をしてる人の欲望に触れる
すごく間接的なドキドキを感じられる読後感でした
まるで「楽園」のギャラリーになれたような気さえしてしまいました

今後も先生の作品は要チェック決定ですね
読んでみて良かったです!!

2

ダブル眼鏡がありがたい

真弓は元々ゲイのSMに興味があって、でも勇気が出なくて願望だけ持っていたんだけど、喫茶店で出会った男の人に招待されて『楽園』というSMパーティに出ることになり。
願いが叶ったはずなのになんだか満たされない。
ある日倒れて、助けてくれたのが認定眼鏡士の匡臣。
実は匡臣とは一度電車で出会っていて、その時もいい香りだなぁと気になっていました。
香りであの時の人だと気づいて、素敵な人だなぁもっと一緒にいたいなと眼鏡を作ってもらいます。
表紙を見ての通り真弓が眼鏡さんなんだけど、眼鏡屋さんだからか匡臣も眼鏡さんで、受け攻めダブル眼鏡。
表紙に匡臣はいないので両方眼鏡さんだとは思っておらず、眼鏡好きには嬉しかったです。
匡臣は電車の時に真弓の首筋の歯型に気づいていて、楽園のことも知っていて。
S様か?!ギャラリーのひとりか?!と思っていたら実は……。

2人とも一目惚れというか直感でビビッときて惚れあったってことだったので、サラッとくっついた感がありました。
あと、時系列がいったりきたりする構成なので少し読みづらかった。
1話が短い作りなんですが、別にあそこで「おわり」と丁寧に書いて区切って収録せずに1つのお話として収録してしまった方が流れがスマートなんじゃないかなぁと思うんですが、私だけでしょうか。
淡々と進んでいくというか、前後編の読み切りを読んだような纏まり方というか…。
思っていたより軽く(?)サクサクっと進んだので、ここにすごく萌えたという盛り上がりは私の中ではなかったです。
なので萌え度でいうと中立に近いんだけど、SMモノも眼鏡も大好きなので取り上げてくだって嬉しい...の萌。

SMモノだけど激しくなくて、痛くないです。
初めて読ませていただいた作家さんだったのですが、絵柄が素敵です。
流行りのキラキラした可愛さではなくて、ほんわかした優しい丸みのある作家さんでした。
表紙のカラー絵より中のモノクロ絵の方が可愛らしい雰囲気だなぁと個人的には思います。
SM題材のお話を読んだのだけど、読み終わったあとも全体的に優しい印象が残っています。
可愛らしいSM(と言うと変な日本語ですが)作品でした。

匂いについて。
最初はいい匂いというのは匡臣の体臭なのかなと思ったけど、香りが違うってことは香水なのかな?
うーん、体臭がいい匂いな方が萌えるなぁ。
東雲さんのそばにいるゆみくん(真弓)のプレイ中もいる名前がない3人についても、ちょっと分かりにくくて。
プレイ中攻める側(?)だと思ったのでSの子達なのかなと思っていたんだけど、全員東雲さんに攻められるんです???(「今夜は寝かさないよ」)
ん?????
分からなくて皆さんのレビューを拝見したんですが、どなたも言及されてないので私の理解力が乏しいのかな...。

1

まさしくそこは「楽園」

読んでみてタイトルに納得です。

サラリーマンの真弓はある日、秘密の欲望を叶えてくれる
会員制SMクラブ「楽園」に誘われることに。

複数の男たちに愛され、それをギャラリーに見られ…
ずっと秘めてきた願いが叶えられ歓びを感じる真弓ですが、
眼鏡屋のオーナー・小野寺との出会いをきっかけに
彼の中にある感情が生まれ…

SMといえど、そこまでの過激さはありません。
特殊なのはせいぜい複数プレイくらいかな。
それも激しくいじめられるわけでもなく、
あくまで上質な空気の中で紳士的に意地悪されちゃう程度。

なので、SMが苦手な方でも抵抗などはなさそうです。
あと、はじめは複数プレイから始まりますが、
あくまで本番まで致すのはメイン攻めのみで、
恋が実ってからは「楽園」は解散いるので、
攻め以外との絡み無理!という方もギリギリセーフな気がします。

2

メガネ攻めと、メガネ受けのステキな恋の始まり!

毎週金曜日、会員制SMクラブでM側として複数の男に抱かれている、「ゆみ」こと真弓。
そこで欲を満たそうとしていたが、なんだか心が疲弊していく日々だった。
ある日、出勤途中の真弓は倒れてしまう。
目が覚めると介抱してくれていたのは、電車で一緒だったいい香りのする男性(メガネあり)、しかも気になっていたメガネ屋店長の小野寺で、、、
という冒頭でした。


究極のネタバレをしてしまうと、真弓は小野寺を好きになり、忘れるためにもクラブで最後まで致したいと案内人に願い出ます。

ちょうどその頃、真弓が通っていた会員制クラブのオーナーが顔を出し、真弓の処○をもらいます。
この男こそが、真弓の想い人――小野寺でした。

で、抱かれている間、真弓は小野寺の顔を目にしますが、目が覚めるとそこに小野寺の姿はなく、、、

結局最後には、勇気を出して小野寺のところへ告白をしに行くのですが、無事両想いとなります。


この作品のハイライトは、とにかく画が艶かしい。
とくに、肉体美など。
あとは、複数プレイや剃○プレイなど、さすがそこはOPERAさん掲載作品だなあという、ニッチ? な内容が盛り込まれているところでした。

個人的には、稀な性癖をお持ちっぽいクラブの案内人である東雲さんのキャラも、読み進めていくうちに好きになっていました。(すみません…最初は悪い人かと誤解していました汗)
後日、スピンオフなどあったりしたら読んでみたいような、、、


お表紙とタイトルと帯のキャッチフレーズが、なかなか個性的すぎて読む人を選びそうですが、読んでみたら意外と純愛っぽかったです。
もし読もうか悩んでいらっしゃる方には、そこまでハード(まりあげは比かな??)ではないですよとお伝えしたいです。


2

Mの欲望を満たせられるのは…

風呂前有先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
エロ 4
眼鏡 3
Mっ気 2
甘々 2
複数プレイ 1
な感じだと思います。

小野寺さん×梯さんのカプです。

勇気が無く、ゲイバーに入ることも出来ない欲求不満の梯さん。しかしある時、紹介された会員制SMクラブで、ゲストのMとして人前でのプレイを味わうのだが…。

学生の頃から責められたい、めちゃくちゃにされたいと思っていたMな梯さん。なので、紹介されたSMクラブでのプレイは梯さんが望んでいたことなので、可哀想とか仄暗い雰囲気とかはあまり無く、比較的読み易いプレイ内容だったと思います。

そのプレイ内容としては、カーテン越しではあるがギャラリーに見られた状態での複数のS役からの愛撫や玩具での責め、首輪や腕輪をされたまま口での奉仕を強いられたりします。因みに脇役キャラのS役達と最後まで繋がることはありません。

梯さんが出会った、眼鏡店の小野寺さん。物語りの展開上、どういった人物なのか何となく察することが出来、Sではあると分かるのですが、プレイでのSっ気はそこまで見られなかったです。やっぱりSMでのSはサービスと言われたりするので、どちらかと言うと、梯さんへの優しさや奉仕言動がよく描写されていたので、2人の仲は甘々な感じでした。

脇役キャラ達との複数プレイや拘束や玩具などのSMプレイなのが楽しめますが、どれも比較的要素としてはあっさりめなので、重苦しくなく読み易いので、是非とも読んでほしいです。

1

美しい

雑誌オペラの連載を読んでいました。すごく好きな絵柄ですぐ気に入ってしまい、内容もSM系で自分の好み!絶対単行本になったら買おうと思ってました。(風呂前先生の作品がすっかり好きになって他の作品も購入し読みました。)
紙本が好きなのですが、実際目にすると表紙も大変美しくてお薦めです。裏表紙もかわいいです。
メガネ姿と目の下のくまのマッチングが愛らしく、なんと言ってもゆみくんがかわいい!もちろん小野寺さんのイケメンっぷりも最高です。
脇のキャラがすっごく良くて、特に東雲の拗らせっぷりもグッときます。東雲さんの物語も読んでみたくなります。
独特の柔らかい雰囲気は作品全体を包んでいて、柔らかくエロティックな映画を鑑賞している様な感覚です。

4

日常の中の非日常…タイトル『M』の深さに大興奮‼癖にブッ刺さる1冊♡ .゚(→ε←*)゚ .゚♡

ハイ!キタ!!最高ーーーーー\\٩(ˊᗜˋ*)و//

大好きな風呂前先生作品でタイトル「Mの楽園」!
絶対読みたい…っ!と配信待ちしてやっと読めました

会員制の秘密クラブ「楽園」を舞台にしたお話し
何がイイって……
普段は普通に仕事をして、何なら派手さとは縁遠そうな生活をしているような人が、限られた場所でのみその性癖を解放し曝け出し乱れる時間を過ごしている、、、という倒錯的世界をバッチリ描き上げている所がモロに好み♡

ーー月ー金の日常と金曜の夜だけの非日常ーー
日常を感じさせる電車内の空気感、会社のちょっとした風景、そして本格的な技術職としてのお仕事描写の描き込み分量が完璧で…日常の雰囲気が表現されています
だからこそ「楽園」での時間がより際立ち非日常空間の特別感が高まっている効果が秀逸(-ω☆)キラリ‼

「楽園」という存在を軸にして楽園の外と中の世界を完璧に分断する事でのみ生まれる秘密のドキドキ感
その中に居る人だけが享受出来る甘美な時間
このエロスを主にキャラの表情と身体の反応を中心にして描き上げる官能描写がもたらすエロティシズムがバツグンだったデス(*˘︶˘*).。.:*♡ウットリ~

この作品では鞭や縄、蝋燭に拘束具などがワシャワシャ出て来る肉体的な刺激を軸にしたSMプレイは本質ではないので出て来ません

SMの世界って一言で表す事の出来ない色んな関係性が存在しています
今回のSMは精神的なSMに重きを置いていると思うのでサディスト×マゾヒストのSMというより、性癖にドミナント×サブミッシブ/主人×従者としての関係性、パートナーを持つ感じのSMに近いと思います

最初、作品を読む前は「Mの楽園」という作品タイトルやあらすじから「マゾのM」つまり受けの為のお話しかな?と思ったのですがどうやらそんな単純な事ではなかったようです♪(流石だぁ~~‼最高だった~~!!!)
以下、好き過ぎる読者による勝手な考察込みのレビューですので長くなると思いますが良ければお付き合い下さい(。-人-。)

先ずはメインキャラのお名前をご紹介!
攻めは小野寺正臣さん…Masaomiさんです
受けは梯真弓くん…Mayumiくんです
ココで既に2つの『M』

あらすじにある通り真弓くんは『M』気質
いたぶられたいというよりは支配されたい、他者の手に自身の身も心も委ねたいというタイプの性癖持ちのサブミッシブタイプの『M』さんかな?と推察

そんな真弓くんを嗅覚と審美眼で見抜き「楽園」へ招待したのが楽園の案内人、東雲さん

更にネタバレなのですが、、、
真弓くん、通称ゆみくんが通っている「楽園」のオーナーが実は正臣さん
そして正臣さんには現時点で眼鏡屋さんという社会的な顔と楽園のオーナーという2つの顔がありますが、彼の過去はもっとたくさんの顔があるようです
その中で『M』に繋がるのは多くの従者が居たという過去、、、つまり「マスターとしての『M』」です

ただ過去に色々あったようで絶対的なマスターとしての日々から離れ、傍観者という立場を取ってるのが現状の正臣さんの様です

そんな正臣さんの信奉者である件の東雲さん曰くこの「楽園」は正臣さんの為のもの
そう!つまり正臣さんの楽園=Mの楽園でもある訳です!!!

正臣さんの楽園でその興に溺れる真弓くん
そんな真弓くんの内と外を知る事でかつての熱を取り戻す正臣さん

凸と凹がピッタリ合わさるように惹かれ合う2人
その想いは楽園の中だけのものなのか?
楽園の存在とは???

というもどかしい2人の想いのすれ違いを官能的に映し出すエロティシズム溢れる1冊!!!!!

正直各キャラクターの心象心理や過去の背景などの細かい描写はありませんので、分かり易過ぎるタイプではないと思います
が、分かり難くもない、、、むしろ気持ちはそこまで秘めずに明かしてくれるし、サポートとしてそれこそ東雲さんがいい立ち回りをして”案内”してくれてます
結果的には官能性の高い作品はその分妄想捗る所もいい所(๑´ڡ`๑)

それでも、、、知りたい!!
正臣さんの多くのMを抱えていたマスターの(だったと思われる)日々や、正臣さんに妄信的に仕える東雲さんとの出会いや過去、更にはパーティーで真弓くんの身体を開く数人の楽園のS役スタッフと東雲さんのプライベートでの関係性、、、(>ω<)‼
魅惑的過ぎるわぁぁぁぁ~~~。。。彼らのベッド上プレイ、、、めちゃ見たい‼

そんな余韻も含めてとってもSMの中に於いての「パートナーとしての繋がり」を丁寧に描いた1冊だったと思います♡

修正|白抜き、薄いグレー枠線ある白抜き、ゴムある時はゴムがしっかり分かります anlは修正緩め
このページの作品情報でのエロ度、、、現状「変態」となってますが特殊なプレイって感じではないと思いますので必要以上に身構えたり、逆に期待し過ぎない方が良いかな?と個人的には思います
あと、この設定なのでお分かりかとは思いますが受けが挿入自体はないけれど攻め以外とプレイはしますので、、、あくまでも「楽園」の中のパーティーとしてのプレイですが念のため苦手な方はご注意を~

5

眼鏡萌え

ド直球なタイトルと激しい内容を思わせる帯の言葉たちから、SM耐性は強くないので少し身構えて読み始めました。

でもSM倶楽部は登場するけれど女王様がいる系のお店とかではないので、痛々しいガッツリなプレイ描写はなく。
複数に攻められるシーンはあってもガチセックスは本命とだけなので、一対一以外はどうしても無理!というのでなければハードル低く楽しめる作品かなと思いました。

主人公の真弓は欲求不満には違いないけれど、中身はすごく儚げで控えめな人。
あんなパーティーに参加しながらもゴリゴリに性欲丸出しな要求もしないし、恥ずかしそうな姿も背徳的な色っぽさとして映ります。
ずっと生きづらそうにしていたのが不憫に感じて、早く自分をさらけ出せる人と出会ってほしいなぁ。と応援したくもなりました。

偶然出会った小野寺への恋心は日常の中では成就せず、楽園繋がりで結ばれたのは運命的なような皮肉なような…
ちょっぴり何とも言えない気持ちにはなってしまったんですが。
ふたりとも強く求めあっているのは良く伝わったので、すごく素敵な結末になってくれて素直に良かったなと思えました。

小野寺のツラい過去も回想で明かされていますが
その過去をあえて深掘りしていないのもふたりの関係だけに目を向けさせてくれて良かったな、と。

個人的に東雲さんがすごく気になる存在だったので、他の登場人物たちのお話も読んでみたいなと思いました。

3

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