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kono te wo hanasanaide
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
待望のこの手を離さないでの3巻目、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
甘々 3
しんみり 2
エロ 1
オメガバース 0
な感じだと思います。
前作に引き続き、晴斗くん×雅くんのカプです。
番同士となった晴斗くんと雅くん。晴斗くんは雅くんとの結婚という未来を思い浮かべているが、雅くんは家族というものが未だに分からず、晴斗くんからの想いになかなか応えられず…。
今作で最終巻です。既に番同士になっているので、今作ではオメガバース要素は殆ど無かったですね。アルファやオメガの確執だと、雅くんの弟でアルファの大和くんが、雅くんを訪ねて登場します。
雅くんに対して色々な言動をしていた大和くんですが、そこまで憎み切れないキャラだなと思っていたので、ほんのりとした和解が出来てて良かったです。個人的にはもっと大和くんとのやり取りが読みたかったですね。
しかし、大和くんとは和解しましたが、雅くんの両親、特に父親は相変わらずでしたね。別に和解のような描写は望んでいなかったので、最初から最後まで嫌な親ってことが揺るがなかったですね。読者によってはモヤモヤするかもしれませんが。
過去や家庭事情から、家族というものがよく分からない雅くん。それでも晴斗くんとの未来や想いに応えようとする姿やそれを受け止め包み込む晴斗くんの言動や2人が幸せになっていく描写に心が温まるので、是非とも読んでほしいです。
3巻で最終巻を迎えました。
温かい理想的な家庭で育った晴斗は早く結婚したいって願望があるのですが、それとは真逆で親の愛を全く受けずに育った雅は結婚という発想自体が起きてなくて、雅の心はどんな風に変化していくのか?っていうのが、3巻のポイントなんですね。
一度さっと読んだ時には、雅が二人の将来の事(いくつかの決断ポイントがあります)をハッキリと決められずにいる事を少し残念だな、、と思ったんです。苦しい生活を経験したなら、これからの幸せを早く掴んで欲しいって思ってしまったんです。
しかし、二度三度と読んでいくと、あくまでも雅と歩調を合わせて二人の家庭を築こうとしている晴斗の男っぷりがとても際立ってきました。
雅がなんの迷いも無く、晴斗が幸せな家族を作っていこうとする気持ちとか、やっていきたいこととかを受け入れるにはまだちょっと時間がかかるのかな?っておもいました。人生の大半を人の愛を知らずに育って来た雅なんだから、時間かかっても仕方ないですよね。雅は本来とっても真面目で努力家だったのだから、その辺の力が将来発揮されて欲しいなぁと思いながら読み終えました。
三巻で好きな場面は二人でプロポーズのイベントを考えた事です。気合いが入り過ぎてプロポーズ作戦を決められないでいる晴斗にじゃあ、二人で決めようって。二人で決めるの可愛くないですか?本当にここのエピソードは二人のお顔が幸せに溢れていてそして美しかったです。
こうやってどちらかが悩んだ時は、一緒に立ち止まって二人で道を決めて行くんだろうなぁという二人の将来の様子を垣間見た感じが良かったです。
雅の父親に関しては、本当に縁切りになったんでしょうかね?切っても良い父親でしたが、何かしら彼が自分の子供達にやっていた態度は間違いだったと後悔や反省する場面を見た方が胸のモヤモヤが残らなかったかな…と思いました。
そしてあと一点気になったのは、迷子の子供の場面。これから結婚して子供や子供連れの家庭を見る度に、子供を産まなきゃかな?と悩むと思うんです。そういうので悩まないで欲しいというか、雅は子供が産める身体だからあえて描いたのでしょうが。ちょっと不穏な気持ちがありました。二人が将来子供を授かる伏線だったのかもしれませんが。私にはあまりにも晴斗の笑顔が雅にとっては酷なんでは?思ってしまったのですよね。
なにはともあれ、まだ全然若い二人なんだから何かしらの困難は付きまとうでしょうが、二人の絆の深さで幸せに暮らせる未来を祈りながら読み終えました。
ラストで雅は学校の先生になっていましたが、Ωの目線で子供を救ったり、良い方向に導ける様な先生になって欲しいなぁと思いました。2巻以降オメガバース要素をあまり感じなかったのですが、生徒会長で頑張っていた雅が好きだったので。
雅の弟である大和と燻っていた仲を解消するところから始まります。αとして両親から期待をかけられていた彼には、また雅とは異なるプレッシャーや悩みがあって。晴斗の両親のような元で育っていればきっとこんな歪な関係にはならなかったであろうこの兄弟が、本当に不憫だと感じました。本来はもっと素直にお兄ちゃんに甘えたかっただろうなと。雅が大和を遠ざけずに、ちゃんと彼の本質を分かっていてどんな時でも大切な弟として接しているのが救いでした。
晴斗との間では結婚や家族になること、子供をつくるか否かなどの問題で葛藤する雅ですが。損得勘定ない愛を子に注げない親、それによって心を壊される子をよく知る彼だからこそ、恋人しか見えなくなってトントン拍子にことを進めるよりも、何の保証もない未来に対して慎重すぎるくらいになる方が当然だろうと思いました。今すぐ答えを出さなくていい。時間はあるからゆっくり2人で考えよう。今隣にいる人を大切にしながら、これからのことに少しずつ目を向けていく。そういう歩み方が2人らしいなと。雅の両親にも毅然とした態度で臨んだ晴斗。こういう決着のつけ方を選んだ2人の勇気を称えたいです。心底安心できる相手と、穏やかな日常を紡いでいってくれることを祈ります。
この巻で、いよいよ完結とのことで、改めて1巻から読み返しました。
そう言えば、雅…冒頭では、骨と皮なガリガリ体型だったんだ、と。
そして、晴斗を敵対視して、反発していて。
でもそれが番となって。
3巻では、とうとう結婚だとかいう話になっていて。
けれど、そこで家庭環境がよろしくなかった雅のなかでは、家族を作るということが大きなネックとなっていて、、、
順番に続けて読んでいくと、少しずつ2人の心の距離が近付いていくのが分かって、そして悩みもそれぞれランクアップしてきていて、雅の心境の変化と成長を感じられました。
晴斗から雅の両親へ挨拶に行くシーン。
雅父の頑なさになんとも言えない感情が沸き起りましたが、結果、決別できて。
幸せになる一歩が踏み出せたこと。
金輪際、この先雅の人生には関わらないでほしいと告げられたこと。
本当に良かったと思います。
晴斗があの日転校してきて、雅と出逢って本当に良かったです。(二度言う、本当に良かった)
それから敢えて、本編の最後で子どもが増えるなどなく、あの写真で終わったこと。
かえって、とんでもなく2人が幸せなんだということが伝わってきて、胸に熱いものが込み上げてきました。
タイトルが、1巻では悲愴な懇願に聞こえましたが、3巻の完結巻では、未来まで続く永遠の幸せを2人で手に手を取って進んでいく。
そんなふうに、勝手に思えてしまうほど、ラスト良かったです。
シリーズ完結、おめでとうございます✨
池袋駅の巨大広告、すごいですね!アニメイトのポップアップストアも。
あらためて、ものすごい人気作品なのだなあ…と圧倒されました。
内容を思い出すため2巻を読み返してから、こちらの最新刊をいざ!読みました。
…先に正直に言うと、実は絵柄はあまり自分のどストライクではなく、、
綺麗だなと思うのですが、笑顔や一つ一つの表情が少し硬いような印象で、
最新刊も雅の弟・大和の表情をちょっと怖いと感じた部分もありました(お好きな方、すみません。。)
とは言いつつも…!最終巻のこちら、番になった二人の門出・新たな出発にはやはり
胸がじんわり温かくなり、心を揺り動かされました。
ゆっくりと静かに、感動が込み上げてくる…
雅のツンツン弟・大和との確執は意外とあっさり大和が懐柔された感じかな?
「弟ざまぁ」的な展開をちょっと期待していた意地悪な自分は、万々歳!の展開なんだけれど
ちょっと拍子抜けがした感もありました;
そこらへんはきっと、大和の成長ということなのかな。
電子のおまけページで晴斗と大和が言い合いになり、拗ねた雅を一緒になって
宥めすかそうとしてるのがほのぼのしていて、笑えました(*´艸`)
個人的に迷いがリアルですごく良かったなあ、と思ったのは、
最終的に婚約するものの「子供を持つかどうか」については雅の中で結論がまだ出ていないこと。
自分の知らない、温かな家族の形。
悩みながらも晴斗と共に模索しようとする姿に胸打たれました。
将来的に家族が増えていても、そうでなくても。
この二人なら手に手を取り合い、深い愛で結びいていけるんだろうな・:*+.
一人きりで雅の実家に挨拶に行くスーツ姿の晴斗、髪型のせいで見違えていて
一瞬「誰!?」とびっくりした。。
その気概と覚悟が素晴らしいスパダリっぷり、あっぱれ!と言いたくなりました。
なのにプロポーズは可愛くちょっと間の抜けた感じだったり(最後はビシッと決めてましたが)、
雅の顔色を伺う可愛いワンコなところが魅力的 (ᐡ• ﻌ • ᐡ )。
頑なに変わらない父親もいるけれど、変わった弟・大和、そしてより深く深くなっていく晴斗との絆。
雅(もちろん晴斗も!)にはこれからの人生、ずっとずっと笑顔でいて欲しいと強く思える、眩しい二人の門出の物語でした✨
巻末の数年後の二人の姿がまた♡
二人ともお仕事は違いつつも「先生」と呼ばれる職に就いたんだな〜、とニヤニヤほのぼのできました(*´˘`*)♡
完結ターン!
2巻でもそこそこに温まっていた2人でしたし、そろそろかなと思ってました。
番となり、同棲もして……となると、次に目指すステージはこれっきゃない。
ズバリ、結婚!
2巻では雅に独占欲剥き出しにしていた晴斗でしたから、いずれ結婚の話が飛び出すのは容易に想像できました。番のΩだからっていうのもあるでしょうけど、ただただ雅のことが大好きだから独占したい、囲い込みたい、閉じ込めたい、甘やかしたいっていう晴斗の気持ちがフルオープンになって、ムフフ( ̄∀ ̄)…となったことは記憶に新しいです。
結婚への道すじにあたって最も大きな障害は、雅の家族……とりわけ父親でしょう。弟の悪態もなかなかのものでしたけど、弟もまた父親の被害者の1人であることを目の当たりにすると、この家族の病み(闇)の問題を理解することができると思います。
最初にこの作品を読んだとき、雅の父の鬼畜行動は、この作品の世界観の中で許容されているもの…つまりΩを蔑む態度は普通なのかなと思ってました。でもそれは違ってたんですね、雅の家族はやっぱり普通じゃなかった。
血縁関係があるというだけの繋がりしかない雅の両親と雅の関係は、雅にとって晴斗と"家族"になることを意識する上で不安や恐怖を抱かせるもの。親にあんな仕打ちをされてきたのですから、雅の不安は当然でしょう。
そして、あの鬼畜な父親。最後まで雅を自分の子とも思わない態度に、怒り通り越してむしろ清々しさを覚えました。最悪すぎ……やってきたことは虐待だし、犯罪者も同然なんだよ。と声を大にしてブン殴りたかったです。
雅にも弟にも相当なこと言ってるけど、この父親自体どんな高スペックなんだか。態度だけデカくて実は大したことなさそう…と勝手に想像しています。
いつか自分のしたことに後悔する日がくればいい。夫に従うしかない母親も同罪で。
…とまあ、こんな感じで雅の家族に切り込んでいく見せ場のある今巻。あんな目に遭わされてきたのですから、なあなあにして2人が未来を進む道もあっただろうに、ちゃんと家族のけじめをつけるところはさすがは雅大好きの晴斗だなと思いました。
意外とあっさりめな対峙シーンだったので、もう少し盛り上がりがあっても良かったかな。雅も怒りくらいぶつけてやれば良かったのに。
こんな風に完全に親と縁が切れるって切ないなぁ……だってね。"雅"って名前を付けるような親だったんですよ、美しい名前じゃないですか。Ωと分かるまで大切に育ててきただろうに、この父親には父親としての情は少しでもなかったのかと思いました。(ないからあの態度なんだろうけど)
2人の門出のストーリーというのに、雅家族のことで頭がいっぱいで、スッキリともモヤモヤとも言えない後味に少し引っかかりましたが、弟との関係は良好に向いて良かった。
父親が弟から兄を奪った罪も大きい。この兄弟には幸せになって欲しいです。
この大きい問題をクリアしたら、あとはもうドロドロのあまあまの2人の世界にようこそです(笑)ひたすらに2人のイチャつきを堪能して下さい。
これからも互いの手を離さないでいる晴斗と雅の時間がずっと続くことを願っています^ ^
最終巻、完結です。
終わりと言われると少々淋しく感じますが、
この作品は《ジュブナイル・オメガバース》。
過酷な幼少期、多感な少年期、α生とΩ性ーー。
沢山の苦しみや悩みを抱えながら出会って、
彼等が求める答え<未来>を摺り合わせて、
少しずつ大人になっていく姿を見届けることが出来ました。
2巻でちょっと不穏に感じた弟の存在でしたが、
特に大きな嵐を巻き起こすことはなかったです。
他にも問題が起こるけど長引かせずサクッとした印象はありました。
なのでラストに向かうに連れて
甘々を通り越したバカップルっぷりがすごい…!笑
少し萌え2評価と悩む部分はありますが、
全体でみるとやはり完結にふさわしい巻でした。
私は1巻の雅にショックを受けたんですね。
箸の持ち方、リンゴの食べ方、食卓へのトラウマetc.
幸せを感じられる象徴であるべき場所が雅には無く。
晴斗の家へ招かれた時も、
自分の場違いさにただ萎縮しているのも切なかった。
けれど3巻ではそんな雅はもういません。
晴斗と食事を楽しむ姿はやっぱり感無量…!!!
美味しそうに食べてる雅がすごく好きです!!!
弟と対面した時も、
昔に比べたらすごく強くなったな~と思いました。
誠実に兄として弟を受けとめようとする姿ですよ。
個人的に"頑張るお兄ちゃん"に弱いのでグッときました。
そこはやはり晴斗の存在が大きくて、
"恋人として"なら非常に上手くいっていました。
しかし"家族になる"と別の話になってしまう(;ω;)
雅は雅の家族関係でしか家庭を知りません。
北原家の関係は正常でないのも理解してます。
一条家とは対極にあるような腐った家庭です。
だから
恋人にはなれるけど家族になる自信はなくて。
1巻に比べてたくさん変わった雅だけど、
まだまだ家族の呪縛が解けていないんですよ…!!
(ホントあの親のやったこと罪深すぎて胸クソ)
そんな時に導いていくのが晴斗なんですよね。
(めちゃくちゃ頼もしかった!!!)
家族の呪縛から未来へーーー。
どこまでも光のオメガバースでした!!(;///;)
多幸感いっぱいの大団円でとても良かったです♡
晴斗(α)×雅(Ω)
1巻では、Ωとして生まれた自分と恋に向き合う雅の葛藤。
2巻では、番となった晴斗との関係に向き合う雅の葛藤。
そして3巻、
晴斗との人生を共に歩む覚悟を決める雅の葛藤。
晴斗といることで幸せを知ったからこそ、
家族を築くことでその幸せが変わってしまうのではないかと不安を抱く雅、
悩みながらも、自分の気持ちを伝える姿に涙腺崩壊・・・、
異常な家庭に傷つけられた雅を、
終始包み込み守り続ける晴斗の無限の愛情が、最後まで胸を打ってやまない。
これまでの葛藤を愛で救っていくこの作品、愛おしくてたまらない!
晴斗とは離れないと思いながらも、
雅にとって家庭は傷つけられた場所だから。
晴斗への愛情と自信と自分の家族の間で揺れ動く雅の姿に、
愛を進むことの苦悩が痛感させられる。でも
これまでの道のりも含まれて、
これからの道筋も共に支え合えると確信させてくれる晴斗の想いで、
2人ならどんな難しさも乗り越えられるという尊さが魂に響く!
過去のトラウマによる心の傷が、
晴斗の優しさによって癒されていく過程の中、
雅の繊細な一面が垣間見える。また、
弟を大切に思うその優しさから、
彼ならきっと素敵な家庭を築ける人だと断言できる。
出会ってから、ずっと雅の苦しみが溶けていく晴斗、
大学生ながらも、生涯を共にするという真剣な意志を持ち、
プロポーズに至るまでのロマンス。
陽気でイケメンで誠実で一途で、家庭背景まで完璧。
雅の難しい弟や厄介な父にも的確に対応し、
巻を重ねるたびに、現実離れしていく理想の男としての完成度に圧倒されっぱなし!
2人の一緒にいたい気持ちや、
さりげない笑顔が一つ一つに愛が詰まって、
積み重ねられた日々の中で、
晴斗が雅にとってかけがえのない居場所になっていく様子が眩しい。
完結だけど、2人の恋がまぶたに焼きついて、
これからの2人の共同の人生を自然と想像してしまう。
感動を通り越して、読後も幸せな気持ちが続く作品でした。
完結巻です。
とくに大きな事件があるというわけではないです。
雅の両親に挨拶したり。雅の父親はふたりの障害になるのではと思ったけど、全然そんなことなくて(本当に雅に興味ないみたいで、勝手にどうぞという感じ)
終始平和なイチャイチャ巻。ふたりでプロポーズを考えたり、このまま幸せがつづいていくのでしょうね、と思える巻でした。
雅の弟についてもう少し出てくるのかな、と思ったのですが、そちらはそれほど出て来なかった。
弟くんも憎めないので、救われて欲しいし、弟くんのスピンオフも読みたいなと思いました。