失恋相手の同級生×傷心のイケメンビッチーーバレてはいけないリベンジラブ

お前が俺にオチるまで

ore ga omae ni ochiru made

お前が俺にオチるまで
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×27
  • 萌8
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
83
評価数
23
平均
3.7 / 5
神率
26.1%
著者
いさき李果 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784041155394

あらすじ

昼間会社勤めをする春道は、
知り合いに気付かれないため、
変装して偽名を使い夜遊びをしている。

高校の時に経験した大失恋が原因で、
人肌が恋しくて仕方なくなってしまい、
今夜も一夜限りの相手を探しにいつものゲイバーへ。

店に入ると見知らぬ客の姿が――
なんとそれは、かつて自分が失恋した相手・広鷹だった!
久しぶりの再会に心がざわめく春道だったが、
広鷹はこちらに全く気付いていないようで…?


失恋相手の同級生×傷心のイケメンビッチーーバレてはいけないリベンジラブ
ラブラブな描きおろし後日談11P収録★


■収録内容
・「お前が俺にオチるまで」第1話~第5話…電子版CIEL掲載作を加筆修正
・「後日談」…描きおろし11P

表題作お前が俺にオチるまで

春道の失恋相手、(高校3年生→)サラリーマン
(高校3年生→)サラリーマン、夜は遊び人

その他の収録作品

  • お前が俺にオチた後(描きおろし11P)
  • カバー下:CPラフ

レビュー投稿数5

置いてきた恋を回収

特定の恋人を作らずワンナイトでの遊びを繰り返している春道が、行きつけのゲイバーで出会った広鷹と遊びの関係を越えていくまでのお話でした。

仕事中はかっちり真面目スタイルなのに
夜になったら変装をして偽名まで使って
徹底的に「夜の顔」を演じている春道ですが、根っからの遊び人というわけではなく。
いつまでも癒えない高校時代の失恋の傷から目を背けるため違う自分になりきっている、そんな彼の姿はすごく痛々しく映りました。

バーで出会った広鷹は例の失恋相手なので、真っ直ぐに向き合う強さがあれば遠回りせずにいられたかもしれないのに…
身体の関係を持ったあと自分に惚れさせてフッてやろうだなんて歪んだ道を進んでしまったものだから、どこまでも春道だけが苦しい思いをすることになり。
もう見てられないよ…という気持ちになってしまったのでした。

でもたくさんのすれ違いの末に彼らの気持ちはきちんと交わるし、なんだかんだいいところに落ち着いたのは良かったな、と。

ただ、ふたりは見た目は30歳オーバーっぽいのに、結末に辿り着くまでのやり取りが浅いというか幼い?感じだったのはかなり気になりました。
年齢がわからないのでなんとも言えませんが…
もう少し大人な攻防が見てみたかったです。

1

”復讐”という名の、受けの執着

美麗な表紙に惹かれ、購入。こちらを見つめる二人の挑戦的な目線がいいー…!!

誤解とすれ違いから疎遠になった、高校同級生同士の再会愛ストーリーです。

高校時代、お互い確実に両思いだと思っていたのに間接的にフラれる形となり、
思いを燻らせてきた内匠(たくみ・受け)。

社会人になってからも広鷹(ひろたか・攻め)のことが忘れられず、決まった相手を作らず(作れず)変装しては一夜限りの関係を繰り返しているのですが…
ある夜、ゲイバーで偶然広鷹と再会し、自分の正体に気付いていない彼に対し
ある「復讐計画」を思いついた内匠はー

と続きます。

もう、こんな”復讐”なんて手間のかかる計画を立ててる時点で自分の方が執着しちゃってる、忘れられないんじゃん…!と
読んでるこちらにはバレバレなのですが、いたって真剣に広鷹を翻弄しようとする(けど結局自分がズブズブになってる)内匠、素直じゃないところが可愛い◎

体を重ねる時はどうしても気持ちが隠せず、思いきり顔に出ているところ。
そして自分だと気付いてもらえない切なさを浮かべる表情がセクシーで、内匠の気持ちに寄り添いたくなります。

これ、てっきり「本当は広鷹、最初から気付いてた」ってオチなのだと思っていたのですが、違いました;

最初は本当に気付いてなくて、徐々に徐々に気付いていき、確信に変わった、と。

この広鷹、絵柄も綺麗で美麗な男前でとても好きな見た目なんだけれど、
受けの内匠に比べて表情が全く変わらない(印象ですが;)のが、ちょっと気になったかな。。?心情が若干、掴みづらいところがあったかも…

クール・硬派なキャラだから仕方ないよね、とは思いつつ。
せっかくの男前なので、いろんな表情(くしゃっと笑う顔とか)が見てみたかったな。

自分の正体がバレたことを知り、動揺して関係を切ろうと提案する内匠。
復讐はこういう形で失敗に終わったかー…と思ったら、ここでもちょっと「おっ!?」という展開がありました。

きっぱり「好きだ」と告げる広鷹、男気溢れてて痺れます。いい…!

長い長いすれ違いを経て、やっと想いを確認し合えた二人。
これから広鷹にはがっちり内匠をホールドして、愛で包んであげて欲しい〜!

少々(?)こじれてはいるけど、
「(セッ中に)お前の顔を見つめると 仕事中にも思い出しちゃいそうで顔が見られない」なんて呟いちゃう健気な内匠の想いに、ちゃんと応えてあげてよね〜!
と、そんなことを思ってしまいました笑
(で、その後ちゃんと”ある提案”により応えてくれる広鷹、スパダリ攻めの予感です✨)

誤解と執着の行き着いた先の、甘くて幸せな愛。二人に思う存分堪能してほしいです・:*+.

0

遠回りにも意味があったのかも

高校時代の片思い(???)相手に弄ばれたような、勝手に振られたような、そんはトラウマを抱えたまま、それを誤魔化すように遊んでいた受・春道。
そんな春道の前に突然あわられた、高校の頃と変わらない様子を見せる攻・広鷹。

すれ違い片思い再会ハッピーエンド、でした(拍手)

再開した二人は、春道が偽名で関わっていくことにするのですが、めちゃくちゃ上手くいきます。
いや、これ、広鷹気付いてない!?
と思いましたが、春道のミスで、社会社のネームプレート見られて、答え合わせという感じ。
そこから、広鷹が春道を抱く感じが変わったようで、広隆かわいいな〜と思ってました。
その抱かれてる最中の自分の表情を心配しちゃう春道もかわいい。

くっついた後、普段のかっちり会社スタイルで会いにこようか?と春道がきくのですが、広鷹はどちらの姿も春道には変わらないから〜、とサラッと返すのですが。
どちらの姿も受け入れてくれてよかったね、とうんうん頷いてました。
が!!!!私は普段のかっちりスタイルで広鷹に乱されていく春道が見たいので!!
是非!!!続編お願いします!!!

2

かつて好きだった相手に仕返しするつもりだったが、、、

DK時代、趣味などが合う同級生の広鷹を好きになった春道。
案外、広鷹も自分のことを好きなのでは??
と思っていた矢先のこと。

広鷹が自分ではなく先生を好きだという事実を、本人の口から聞いてしまう。
ショックを受けた春道。
それ以来、卒業まで広鷹とは話すこともなく、その後も会うことはないと思っていた。

が、リーマンとなった現在もその事実を引きずるほど大きなトラウマとなっていて、、、

そのトラウマから名前も変えて、一夜限りの相手と遊ぶくらいがちょうどいい。
そんなスタンスでいつものゲイバーへ行ったら、なんとその初恋相手だった広鷹がいた。
もし、ここで春道が広鷹を誘い乗ってきたら、かつて自分がされたように好きになったところで振ってやろう、、、
という仕返しを企む冒頭。



再会BLなのですが、攻めの一途愛が最高だったです///!

でも、この攻めが受けのことをDK時代も大好きなのは明らかだというのに、周囲にバレることで春道との関係を壊したくないばかりにペロっと嘘ついたのを当人に聞かれ、疎遠となってしまう、、
という種明かしが、予想通りと言えば予想通りだったんですけど、それでも萌えまくりました。

最高です。

こういうすれ違い、大・好・物・デスッッ!!

至急、両片想いの成就を願います!! と、何度も心の中で願いながら、すれ違いを楽しみました。


しかも、離れていた間、お互いがお互いのことを忘れられなかったわけで、、、


夜遊び時に春道が名乗っている「タイチ」が春道と分かったあとの、えちに愛がこもってるのも愛を感じて最高でした。



2

復讐心は健気な想いに勝てない受けが見どころ

広鷹×春道

高校時代の失恋が原因で遊び人になった春道が、
再会してしまうのはその失恋相手・広鷹。

失恋はただの誤解であることが、
読まなくてもほぼ予想がつく展開。
とにかく単に不器用な2人。

「自分のことを好きにさせて振ってやる」というリベンジの目的で、
広鷹との関係を始める春道だけど、
広鷹とエッチできるという喜びや、
広鷹が恋人がいないことへの安堵に、
復讐心は本心の健気な想いに勝てず、
過去の傷に葛藤しつつも、
広鷹に対する未練がダダ漏れで、
同じ人に二度目の初恋をしているかのような流れが見どころ。

広鷹が春道に対して一途だと思っていたが、実は少し違うところも。
好きなのは春道そのものなのか、
それとも春道のような人が好きなのか、
春道がどんな見た目でも受け入れるその微妙なラインがある意味で尊い。


いさき李果先生のクール攻めが最高で、
感情が静かに伝わってきて痺れる!

エッチシーンも、
派手なエロが少ないのに、息遣いや表情の変化で、
アツさがビシビシ感じられる独特の繊細な描写が大好き!

今回は少しストーリー性が薄めかな。
春道の変装も、メガネを外して髪型を少し変えるだけで見破られないのがちょっと現実味に欠ける。
だが、
先生のファンである私、やっぱりこの作品にも自然と好感を抱いてしまいました。

1

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