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hakumei ni michiru
中華のような、どことなくアジアの香りが漂うファンタジー作品。
同作者の「星を掴まえる」が好みだったので、いったいどんなファンタジー作になるのだろうと期待値大の状態で手に取りました。
今後面白くなりそうな予感は確かにするのだけれど、こちらだけではまだなんとも…というのが読後の印象です。
過去に親しい間柄だった幼馴染2人が、家同士のいざこざに巻き込まれて離れ、胸に複雑な想いを抱きながら長い月日を経て再会をする。
てっきり恋愛面メインの切ない再会ものになるのかと思いきや、年下から年上への淡い気持ちあり、謎解き要素ありの先が気になるお話でしたね。
ただ、なんというのだろうか。
読み進めながら、なるほどそういうことなのかと把握をするタイプのお話は決して嫌いではないのです。
しかしながら、2人の年の差や世界設定の基本の部分の説明があまりされておらず、ちょっとこれは初見では入り込みにくいかもしれないなと惜しいです。
なんとなく世界観と家同士の関係性を把握するまで、読んでいて少しつっかえるところがありました。
とはいえ、主人公・申鳳の父の死に関わったのは誰なのか?
調べれば調べるほどきな臭そうな事件の謎を解明すべく、まだぎこちなさが残る中で共に行動する2人の姿と共に、断片的に過去が語られていく構成はおもしろかったです。
思っていたよりも関わっている人間が多く、複雑さを増していく事件の真実も、申鳳と宵星の一筋縄ではいかなさそうな恋の行方も楽しみ。このまま最後まで追いかけたいです。
師弟×幼馴染×年齢差と紙コミックスの帯に描かれた中華ファンタジーBL。
かつて師匠のように慕っていた憧れの幼馴染みの宵星を、お家騒動により申家の末っ子である申鳳は、手を下さなくてはならくなってしまう。
が、そんなことはできない申鳳は、宵星を逃がし、、、
もう二度と会うことはないと思っていた二人だったが、申鳳の父親が暗殺されたのを機に、50年の月日を経て再会し、、、
誰が申鳳の父を殺したのか。
毒殺の疑いがあるが、果たして、、、
その秘密を探るため、2人は行動を共にします。
バディ風でもある今作は、えちな展開はございまけん。
攻めの申鳳が、憧れだった宵星と同じ部屋、同じ寝所でドキドキしている程度です。
お話自体は、次巻以降からいよいよ父親殺しの謎が明かされていく感じでしょうか。
すでに、申鳳の長兄がビジュアルからして、あやしさしか纏っておりませんが、、、
また、5人兄弟である申鳳のまだ姿を現していない双子の兄たちの存在や、毒針を渡されて騙された薬屋の息子など、気になる脇役も多しで、今後の展開が楽しみにしかありません。
中華風のバディっぽいお話が好きな方には、とてもオススメのシリーズとなりそうな予感です!
作者さんのファンで、キャラデザや設定が好みすぎてずっと発売を待ってました。
絵はサンプル等の通り、線ひとつひとつが洗練されていて、最初から最後までずっと安定して美麗です。髪の長い男がたくさん出てきて嬉しいです…
内容は、まだまだ始まったばかりですが、ひとつの事件の謎を追うかたちで、続きが気になります。二人で事件を調べていく中で、昔の関係もあり、なにか起きそうで…起きなくて…起きそうで…なかんじです。いきなりドンとくっつくよりも、もだもだ駆け引きしているのが好きなひとにすごくオススメです。カワイイです;;
気になるところは、世界観の説明があまりされないところくらいです(あえてしてないのかもしれません)。少なくとも主人公の二人や申家の縁者はみな長命のようですが、それが至極当然かのようにお話が進みます。それから、申家にとっての宵家がどんな立ち位置の家柄だったのかも不透明です(ご近所さんのようですが、位は申家のほうが上っぽく感じました)。
ともあれ、申鳳と宵星の行く末が楽しみです;;申鳳がんばれ…!
初読み作家様。こちら連載中から気になっていた作品。1巻が発売されたので読んでみました。1巻はまだまだお話の途中です。完結して読む方はご注意ください。
中華風な世界観のファンタジーです。
申鳳(しんほう)は幼い頃から、兄の様な宵星(しょうせい)を慕っていたが、成長してから両家の争いに巻き込まれ、道を違えることに。50年後、申鳳の父の死をきっかけに再会し、二人でその死の真相を探っていくことになり…というお話。
とても好きなタイプの絵柄です。少し素朴さがありながらも美しいです。この世界観にぴったりな感じ。服装も素敵。
申鳳は子供時代は宵星よりちびっこだったのに、成長したら長身になって長髪男前でかっこいい!宵星はキリッとした強気なおかっぱ美人でこちらも素敵。
50年後の再会なんですが、容姿は変わらないままです。50年くらいじゃ歳をとらない設定なんですね。なので二人は年齢があまり違わないように見えますが、宵星の方が結構年上みたいです。
因縁のある二人が再会し、タッグを組んで申鳳の父の死の真相を探っていくので、ミステリー風で面白いです。
父親の死については、一名怪しい感じの人物がいるのですが、1巻ではまだまだわかりません。犯人は誰なのか、なぜ殺されたのか…。この先の展開が楽しみです。
終盤には、過去に起きた申家と宵家の争いや、申鳳が何をしたかについても語られます。かなり重い内容で驚きました。50年経ったとはいえ赦せる宵星すごい…。
BL部分については、今のところ申鳳の片想い中。宵星も申鳳を可愛く思っていて(まだ弟みたいにだけど)、こちらも今後の展開が楽しみです。
まだまだこれからという内容ですが、シリアスな面もありつつ、ほのぼのする雰囲気で、とても楽しく拝読しました。2巻も楽しみにしています!
濡れ場なし