人間不信の既婚者α×天涯孤独な不憫Ω

不幸せな嚙み痕

fushiawasena kamiato

不幸せな嚙み痕
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神16
  • 萌×213
  • 萌6
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
7
得点
152
評価数
37
平均
4.2 / 5
神率
43.2%
著者
隈世アキ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
&.Emo comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784796416924

あらすじ

施設育ちで天涯孤独なΩの男子高校生・足立優真はその生い立ちから常に後ろ指をさされながら生きてきた。それでもいつかは家族を持って幸せな生活をすることを夢見ていた優真は、ある日高校に赴任してきた教師・藤宮と出逢う。
お互いに直感で運命の番だと気づいた二人は惹かれ合うが、藤宮の結婚指輪に気づいた優真は寸前で理性を取り戻し逃げだした。しかし、強制的にヒート状態になったままの優真は、Ωを蔑視する不良α・大崎に襲われ項を噛まれてしまう。絶望の中、献身的に支えてくれる藤宮が唯一の心の支えになるも、この関係が辛くなった優真は関係を断つことを決めるがーー?

表題作不幸せな嚙み痕

藤宮、α、高校教師
足立優真、Ω、高校生→無職

同時収録作品不幸せな嚙み痕

大崎、α、高校生→?、優真の番
足立優真、Ω、高校生→無職

その他の収録作品

  • 描き下ろし(4P)

レビュー投稿数7

救済有り、だが闇深め。こういうのが好きなんです!!!

久しぶりにゾクッとしたオメガバを読んだ気がします。
ハピエンですが、後を引く感じで含みがあります。
&.Emoさんの作品なので期待していましたが、
私好みで面白い作品でした。

番になれなかったってそういうことだったの?!
と読み始めてビックリ。
運命の番とめぐり逢ったのに、不運なことに他の‪α‬に
噛まれてしまうという何とも衝撃な展開でした。

今回ほんとにオメガの子が不幸すぎる……
いやいや、こんなに不憫なことある?!と思いなが
ページをめくる手が止まらない…
そして先生が何を思いついたか是が非でも
自分の匂いを感じさせようと自分のアルファという
特質を上手く使ったのでしょうね…
匂いを感じるようになった彼を見て、あっあの
最低なアルファは先生にやられたのね…と。
まさかの違う手による犯行でしたが、
先生の執着にはゾクッときました。
首の嚙み痕がそれを物語ってますよね。


メリバではないですが、そうとも読めるような
シリアスな展開が面白かったです。

初読みの作家さんでしたが、今後も読んでみたいなと
思うストーリーだったので続編とかあれば嬉しいな。
最近読んだ本の中で1番印象に残りました。

2

No Title

すごく丁寧なレビューを書いてくださってる方がいて…そちらを皆様是非参照して頂いて地雷じゃない方はガッツリとハマれると思います。。。!と思わず他力本願の事を書いてしまうくらい、このご丁寧な方のレビューを先に読んでおきたかった。。。!

はい、光属性、甘々ハピエン系が大好きな私には辛すぎるダークな内容で(T_T)
いや、表紙も絵柄もとても美しく、内容もしっかりとされているので好きな方にはとても良いです。
私の個人的な主観、勝手な好みでは、辛いシーンが多かったです。

2

わぁ~…ダークオメガバだぁ~…すごく新鮮だぁ~…(๑ºдº๑) 刺さる人、絶対居ると思う!!!

きっと読み手は選ぶと思います…!
間違いなく「光」属性さんには耐え難いダークネスな世界だと思います
夜明けタイプでもどうだろう…やや光寄りだとダメかも知れない…

私はベースは夜明けだけど、黄昏でも闇でも世界観があったり自分の体調如何では気になる作品には挑んでいくタイプの足腰強めな夜明けタイプです
そんな雑食な私には今作の傾向はだいぶ刺さりました…っ!

とにかく受けがどこまでもどこまでも不幸体質、、、ギャグめな不幸体質とかじゃなくってTHE不憫、、、その上努力も実らないタイプで決して1人では生きていけなさそうな弱々しく儚く健気なΩです

正直私は受け身一辺倒な受けはあんまり好まないのですが、今回の受けの足立くんの不幸っぷりには他の追随を許さぬ徹底ぶりを感じてしまい、、、
好む・好まないじゃない域に達してしまいました
庇護欲を掻き立てられるタイプでしたね!

そんな足立くんの相手となるのが何と先生です♪
こちらはαでございます
藤宮先生
この攻めのまた見せるいくつもの顔が必見なんですよ~(ΦωΦ)フフフ…

物語の特徴は作品タイトルにもある「不幸せ」
そうなんです、、、足立くんは突発的に搾取されるように首を嚙まれ望まぬまま同級生に番にされてしまいます、、、
しかもその直前には「運命の番」の存在を確信したはずなのに、、、

いやぁーー。。。このドラマティック展開は楽しかった…!
作品の中の足立くんと藤宮先生には申し訳ないとは思いながらもこういうフィクションじゃないと困る不幸なお話しをオメガバース作品で読んだ事がなかったので、すっごく私には新鮮に映りました!!

藤宮先生の奪還劇もお見事ですし、自分たち以外の事などもぉお構いなし!な利己的に幸せを求める2人にも歪みを感じてドキドキしました
欲しいのはあなただけ、、、それを実行し切る2人の執着と依存
あぁーー。。。好きかも、、、♡こういうゾクゾク(〃ω〃)
本来なら善良な人達の見せる闇、、、まさに闇堕ち!!
でも堕ちるのは1人じゃないの、2人で一緒に堕ちていくのがPOINT高かったです
あ~読んで良かった~~~ლ(´ڡ`ლ)


地雷要素はそこそこありますよ~
お話しの根幹にも関わるのでコメントに残しておきますね
必要な方はご参照下さいませ~

修正|性器を強調した描写はないですが見え隠れする絡みの時には白短冊修正だったので邪魔にはなってなかったです(シーモア)

3

チル76

地雷かもPOINT

女性との絡みはありませんが女性を利用するような表現はあります
受けが無理矢理不本意な性交を強いられます
倫理的にはアウトな犯罪描写、示唆、あります

1度番になった場合相手が居なくならなければその番の解消をする事は難しい世界線です
そんな中で受けが攻めと番う事が出来る理由、、、お察しください

尚、私の苦手要素である〇ネタ含めて上記の地雷かも?Point、全て私的にはNoダメージでした!!

ダークですが特に読後の気分も引き摺らず、良き作品に出会えたな♡って思えました~!!

こんなハピエンもまた良き♡

運命の番同士だというのに、出逢ってしまったその場では番になれず、結果、不憫な生い立ちの受けがさらに不憫な結果となってしまったが、、、
という切ないオメガバースのお話。

ちなみに攻めと受けが出逢ったのは、攻めが教師として復職した高校で。
攻めがアルファで、受けはオメガ。

受けは施設育ち故に、天涯孤独。
学校でも虐められていて、学校を卒業したら、番と幸せになれる未来が訪れるのではと夢を見ていた節があった。

しかしある日、校内で運命の番である攻めと出逢ってしまう。
本能がお互いを欲し、受けは項を噛んでほしいと願った瞬間、攻めの左薬指には指輪が。
反射的になんとか逃げた受け。
けれど、その先に待っていた受けの受難はあまりにも辛い現実として、項に残っていて、、、

読みながらあまにも受けが可哀想すぎて、いったいどうなっちゃうの?!!
と、悲鳴にも似た焦りが口から飛び出しそうでした。

だからこその、再会してからの攻めの受けへの後悔をやり直そうとする運命の番としての本気の覚悟。
狂気(含みあり)という名の本気の愛は、とても素晴らしかったです。

純愛ハピエンとは違いますが、こういった少しダーク要素が背後に垣間見えるハピエンもお好きな方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか??




2

運命同士の間にモブαはお呼びじゃないようです。

【君はもう十分苦しんだ・・・これ以上傷ついていいはずがない・・・(藤宮)】

エロス度★★★★

おやおや、おやおやおやおや。
運命の番でありながら番えなかった双翼のその後のストーリーというのが興味深い。

人間不信の既婚者で教師のα・藤宮と天涯孤独で他のαの番になってしまった優真が紡ぐ恋物語で、優真の境遇の不憫度の高さに胸が苦しくなりました。

優真を優しく包み込む藤宮の想いとは反対に、優真から全てを奪っていくゲス外道なαの存在が目の上のたん瘤ではありますが、運命の番に頼ってもらえなかったり、頸に他のαの噛み痕があることへの藤宮の苦しみや優真を自分のモノにしたい運命の強烈な本能が刺さりました。

4

痛々しくて、ゾクッとして・・・でも温かい

藤宮(α)×優真(Ω)


Ωの不幸にさらに追い打ちをかける痛々しい不幸!

お互いに好きなのに、
状況に翻弄されてしまう
結ばれない2人の運命が切ない。

オメガバース特有の重厚感と、
少しダークな展開と相まって、
儚く見えてしまう2人の幸せの中、
藤宮の静かな執着から滲み出す不穏さ!そして 
優真を守るために、
独占欲へと繋がっていく・・・その手段!
ラストには思わずゾクッとした。でも温かい。 


暗い過去を背負う孤独な高校生・優真が、
先生・藤宮と「運命の番」という希望の光を感じた瞬間、
事故で腹黒な同級生と番にされ、全てが暗転・・・という始まり。

優真が藤宮に先生として支えられる関係に、
手を伸ばせば届く距離にいるのに、
あと一歩踏み出せない関係を見て胸に重くのしかかる。
そのまま卒業して、2人は会わなくなる。

逃げない腹黒な番との強い関係(金と体)に囚われ、
痛苦に苛まれる優真。

再会した優真と藤宮、
助けを求めたいのにそ、必死に押し殺す優真の気持ちと、
手を差し伸べたかったのに、できなっか藤宮の罪悪感での、
見え隠れする恋のような関係に、
優真の健気さと不憫さが深く刺さって、
藤宮が先生であり年上にもかかわらず、
ずっと優真に敬語を使う姿や、
最初はヘタレっぽかったが、
どんどん男前化していく姿が鋭い。

暗く絶望の中にいる優真に、
微かな光を照らし出しれくれる藤宮。
2人が幸せになれて本当に良かった。

エッチがエモい。

2人の恋への臆病さが鮮烈に描かれているからこそ、
隠せなくなる優真の愛情と藤宮の欲望が、
運命の番の強さを感じさせる。
2人が結ばれるまでの過程が苦しくても、
依存のような愛情が、
ひやりとさせながらも、
確かなぬくもりが伝わって、
深い余韻を残す救済愛でした。

3

とにかく受けのΩが不憫すぎる…。゚(゚´Д`゚)゚。

初読み作家様。オメガバースは好きですが、不憫すぎるΩは苦手。しかし試し読みして、このとことん不憫なΩがどんな結末を迎えるのか、興味を持ったので読んでみました。

特に後半の展開はネタバレ抜きで読んだ方が面白いと思います。その辺はネタバレ少なめでレビューします。

Ωはαやβに虐げられている最下層という世界観。
Ωの高校生優真は、施設育ちの天涯孤独で外見も地味でいじめにあっている。
ようやく運命の番である男前なα教師藤宮と出会えたと思ったら、別のαに無理やり噛まれて番にされてしまう…。と、とことん不憫な始まりです(汗)

一度番になると、αから番解除されると一生苦しむらしく、解除することもできないという設定。ひーー!鬼か!!

藤宮の支えもあってなんとか就職できたけど、Ωは体も貧弱で、仕事も上手くできずクビになる。嘘でしょ、どこまで不憫にするの…(;´Д`A

ちなみに番になったαの大崎(なぜか黒目がないモブ顔で怖すぎ)は、発情期の時だけやってきてひどい抱き方をする上、金を巻き上げるクソクズ…(ため息)

とにかく前半、優真が不幸すぎて、ちょっと笑ってしまうくらいでした。こんな不憫なΩ初めて読んだ…。゚(゚´Д`゚)゚。
中盤、卒業から2年後に藤宮と再会、ようやく優真の運気が少し上がってきます、ふぅ。
二人がいい雰囲気になってきたと思ったら、また大崎が現れて優真が酷い目に…。もう優真が不憫すぎて、OMG!!

後半、攻め視点に。
藤宮の気持ちがよくわかっていいですね。
大崎にキレた藤宮が変貌するのも、凄みがあって良きでした。
終盤の展開はネタバレするとつまらないので割愛します。

ストーリーは、少しひねりのある展開だったので、最後まで面白く読めました。
ただ指輪の真相とか、最後藤宮が何をしようとしていたかとか、読みながら想像のつく内容ではありました。

メリバかハピエンか、人によって判断が分かれるラストですかね。とにかくあれだけ不幸だった優真が報われたことだけは、本当に良かったです。(そのうち優真も真相に気づきそうな気はするけど…。)
ラストの噛み痕に、藤宮の重ーい執着を感じて、ちょっとゾクリとしました。

超不憫なΩが、紆余曲折あって幸福をつかむ展開がお好きな方には、とても刺さりそうな内容かと思います。ただ少しダークな展開もあります。
しばらく電子の立ち読み増量中なので、気になった方はぜひ読んでみてください。

電子 細めの白短冊修正(「電子のみで楽しめるスペシャル修正仕様」で緩い修正。濡れ場や修正箇所は少なめ。局部の描き方はあっさりめ)

10

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