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konyaku hakisareta akuratsu omega ha gikeikoushaku ni shuuchaku sareru
4月に発売された「転生悪役令息は英雄の義弟アルファに溺愛されています」が好きだった人ならば、きっとこちらの作品も好みだと思います。かくいう私の好みにピッタリで最後まで楽しく読むことが出来ました。
義弟と義兄の違いはあるものの設定的には両作品はとても似通ったお話だと思います。違いは仔ジャガー獣人のティモの存在でしょうか?このティモと3人で擬似家族のような様相を見せてるのが微笑ましかったです。
そして今回は前世の知識を活かしてユリウスが事件を解決する活躍をしてました。帳簿から隠された犯罪に気が付いて行くというのが凄く面白かったです。また、愚弟と罵りながらもユリウスが理不尽な目に会った時は相手を許さないというラファエルの公爵としての矜持にも痺れました。
読んでて何となく犯罪の匂いがすると思ってた事にユリウスが気が付いて行く過程とか、あの人物が黒幕だろうと思ってたらその通りで、匂わせの答え合わせをして行くのが楽しい作品でもありました。
そして嫌ってた割にはラファエルのユリウスに対する執着とか甘い態度に、過去の行き違いが明らかになった途端に物凄くキュンとしたんです。知らぬはユリウス1人だけなので、最初にラファエルに言われた事を守ろうと空回りする姿が可哀想でした。
私の大好物のザマァも一応あったし(少し甘いけど)、仔ジャガーのティモを挟んでの夫夫のような2人にホッコリし、ユリウスの変貌とラファエルの溺愛に混乱する領地の侍従たちの姿にクスッとして楽しい作品でした。滝沢晴先生の作品にハズレは無いので多くの方に読んで欲しいです!
それと奈良千春先生の描くラファエルが凄く素敵でした♡
滝沢先生の執着攻めにハズレなしですね!
今作も面白かったです!
最初は攻めが受けを嫌ってるんだけど、最後には受けを溺愛&執着するのが大好きでして…。序盤、受けが攻めに冷たくされればされるほどテンションがあがるのですが、今作はもう私の好みどストライクでした。攻めから、どうしようもない愚弟だと罵られ、一年以内に婚約者を作れ、じゃないと変態貴族の妾にするぞと脅され…
もちろん後から攻めがこんな事言った理由はわかるのですが、それまで度々この発言を思い出しては傷つく受けに、可哀想ながら萌えてしまいました…
あと滝沢先生作品に出てくるちびっ子は本当に可愛いですね。あざとすぎないといいますか、子供らしい可愛さで癒されました(成長した姿が電子限定おまけで読めますが、どうですか、彼主役でスピンオフ…!)
挿絵も素晴らしいですね。奈良先生のイラストは物語を読む手を止めて、じっくり見てしまいます…
執着攻めが好きなら買って損はないと思います!
超おすすめ!
異世界系をいろいろ読んでいる内に、自分が駄目なものが分かってきました。
一応主人公の記憶が蘇ったという体を取ってはいるんですが、ほぼ憑依型・人格乗っ取りです。元のユリウスの意識は出てきません。記憶や知識として利用されるだけです。
理由があって自分から引きこもったとか、消えてしまったといった説明は一切ありません。まじりあって納得し合って落ち着いた、というような雰囲気も感じ取れませんでした。根底にユリウスの人格が根差しているというような事でもないようです。周りの人間が「人が変わったようだ」と評しますが、”よう”ではなく人が変わっています。
いくら悪役だろうが、性格が極悪だろうが、人間のクズだろうが、人ひとり消滅しているのに全く頓着しないタイプのお話にすごくモヤモヤするようになりました。過去の所業で窮地になると、「ユリウスめ~!」とか憎まれ口叩くんです。オイオイと。あなたユリウス押しやって消してしまっているじゃないですかと。それについて何も思わないんですかと。
全く読めない訳ではなく、例えば攻めに萌えたりする場面もあるんですが、どうしてもモヤモヤが消えないままに読了する、という体たらくです。
もしかして乗っ取り系かもと読むのを迷い、でも評価も良いしランキングも入っているしすごく気になるので、読まなきゃ判断も出来ない!自己責任!と覚悟を決めて読んだため、私自身はモヤモヤレベルで済んだのですが、どうやらこの設定は地雷の人がいるようなので、書こうかどうか迷ったのですが、注意喚起として記しておきます。
あらすじも何も見ずに作家様買いして読む。
読み始めて、すぐに経理マン時代の記憶が蘇る受け…え?これ、転生ものだったの?と驚く。
最近の本は、大抵、タイトルに"転生"って書いてあるよね、などと思いつつ。
記憶が蘇る前は、浪費家で傍若無人、顔と家柄が良い(養子だけど)オメガ。
経理マンの記憶が蘇った矢先、婚約中の第二王子に捨てられて…から始まる。
経理マン人格の新生・受けが、非常に冷静に自分を客観視できる人で、卑下するわけでもなく、過去の行いを反省し、今できることを考え、真摯に取り組む、素晴らしい人になるんですね。挽回しよう、よく見せよう、と気負うわけでもなく。ある意味、淡々と。
サラリーマン根性が若干滲んでる感じ。
そして、この受け、前世はやたらうるさい経理さん。いるよね〜、とお局経理を思い出す。
そんな受けを見て、諦め、抑えていた初恋心がムクムクする攻め様。
これが、何というか。不器用さんなのか?とツッコミたくなる。
「私の顔のどこが良いか、言ってみなさい」だって(笑)
パーティーのエスコート用に、受けの瞳に合わせた服、誂えちゃうし。やる気満々なんだけど、受けには全然伝わってないのね。
先回りして周到に入念に…みたいな粘着感は、あとから出てくるけど、いまいちスマート感がないのが、すっごく良い!
執着攻めの義兄にしては可愛いんですね。
そんなにあっさり、セッッしちゃって良いの?義理とはいえ兄弟なんだよね?と思うけど、そこは無問題なのが、後々わかります。
そうそう。首噛み防止に、攻め様のクラバット・タイを受けの首に結ぶのが良かった。
タイがゆらゆら揺れるの良い!
滝沢先生作品は、サブキャラ達が毎回素晴らしいのだが、今作も然り、で。
子獣人ティモ。好きにならない人、いる?ってくらい愛らしい。
侍女パウラ。発情期の受けのお相手を初めて攻めがした翌日。「説明せよ〜!」な顔で受けに近寄る。親近感しか無い(笑)自分がこの世界に転生したら、間違いなく一番なりたいポジションだわ。
受けを捨てた第二王子。浮気して捨てたくせに、縋りついてこなかった受けに、絡んでくるのよ。側室にしてやる、的な。
こういう男、いるよね〜。
第二王子の新たな婚約者。女。
またまた、やたらと絡んでくる。いるよね〜。
悪役キャラ好きだから、マリア、もっとやれ、と思う。
しっかり滝沢ワールドで、面白かったです!
こちらでの高評価を見て、どれどれと手に取りました。
受様のユリウスは、パーティの真っ最中に鬼経理のサラリーマンだった頃の記憶が蘇った。
悪辣貴族だったユリウスとしての記憶もあり、混乱の中で婚約者の第二王子から"真実の愛に目覚めたから"と婚約破棄される。
よく見る転生モノかと思ってましたけど、ゲームとか物語の中の悪役令息に転生した訳じゃない。
なので、これから先に起こることは分からないまま、自分に出来る最善を目指すユリウス。
攻様は、ユリウスが今まで散々手を焼かせてしりぬぐいをさせてきた義兄ラファエル。
ユリウスが婚約破棄された事でも、公爵家の体面だけの為に怒っていて、ユリウスには1年以内には次の嫁ぎ先を見つけろ、なんて言っちゃっう。
暴君だったユリウスがすっかり常識人になり、経理関係では有能さを見せ始め。
ジャガーの子供獣人ティモを可愛がるようになってからは、周囲の人からのユリウスを見る目が変わり始める。
なんといっても、ユリウスを愛しく思い始めてるのに、「兄上が嫁ぎ先を見つけろと言ったじゃないですか」と言われるラファエルの気持ちを思うと、うふふ( *´艸`)
後悔してるしてる~とにやにやですよ(✧∪✧)
婚活に勤しむユリウスの邪魔をさりげなく、しっかりやっていらっしゃるラファエルの執着や溺愛ぶりに、萌えですわ(*°∀°)=3
次から次へとユリウスを貶めようとする出来事が起こって、ハラハラでしたけど、無事ハピエンを迎えられてよかったよかった。
時々、ん~?と思う場面もありましたけど、ファンタジーだし、こんな世界線のお話だと思えばスルーできる楽しい溺愛ぶりでした(≧▽≦)
奈良先生のイラストが本当に美しくて素晴らしかったなあ。
お話を文字で追いながら「ここはきっとこんな感じのシーンかな」と頭で想像していたものの解像度を何倍にも底上げしてくれるというか、これ!これです!と大正解の絵を見せてもらえる感じがすごく好き。
どちらかというと受けよりも攻めに萌えた1冊でした。
時折垣間見える色ぼけした勘違いをする姿と、そんな姿とは異なるギャップ大な通常モードのしかめっ面。
そして、義弟への執着がページをめくるたびにじわじわと漏れ出て止まらないラファエルったら、なんて愉快でかわいらしい人なんだろうか。
前半と後半で徐々に色が変化する非常におもしろい人でしたね。
それは普通の病じゃないんだよ…と、教えてあげたい気持ちになりながらにやりとした方は少なくないはず。
そう、攻めはとっても好みだったのです。
後半の展開もなるほどそうきたかと思えるもので、受けのキャラクターも悪くはなかったのですが…
決しておもしろくなかったわけではない。
ただ、前半から中盤までの流れが読んでいてあまり気持ち良くはなかったんですよね。
元日本人男性が突然ユリウスに転生したことを思い出した。
ここまでは最近流行りの設定かと思いますし、同著者作品でも似通ったものがあったかなと記憶しています。
うーん…描きたい題材は理解ができても、少々サクサクいきすぎなのではないかと、状況説明があまりにもあっさりとしすぎていて首を傾げること多々なところありな作品でした。
悪評ばかりだったユリウスが活躍していく姿も、ラファエルがユリウスへの想いをだだ漏れにさせていく姿も、本来であればもっとアツい展開になったと思うんですね。
でも、なぜ日本人がユリウスに転生したのかもわからずサラッと流したままでしたし、奔放だった姿から大きな変化を見せるユリウスに対しての周囲の反応もなんだか当たり前のようにサラッと受け入れてしまっていて、ちょっとこれは物語に入り込みにくかったです。
ユリウスの意識はいったいどこへ…?というくらい中身が秀一すぎるので、ラファエルも疑問を持たなかったのか…?なんて思ったりも。
攻めの塩からの急カーブな溺愛モードには萌え。
しかしながら、お話としてはせめて導入部分はもっと詳しく描いてほしかったなと物足りなさを感じ、こちらの評価になりました。
悪役令息的に悪どい子だったユリウスは、現代日本人だった記憶が蘇った時、婚約者だった第二王子に婚約破棄を言い渡された。言動から周りはもちろん身内である義兄ラファエルからも嫌われていたが、心を入れ替えて獣人の子どもを世話したり前世で得意だった経理を頑張ったり…そうする中で辛辣だったラファエルの態度は軟化していって… というお話。
受のユリウスがあっさりした性格で周囲からの嫌われ具合とかにそこまで落ち込みすぎず、曲がった事が大嫌いという潔い性格なのが良い!
攻のラファエル兄上の徐々に変わっていく態度にキュンでした。生真面目で元々優しい人だなぁという印象。あと生真面目そうにみえてなかなかの執着な人です笑
獣人の子のティモもめちゃくちゃ可愛い。
ちびっこ好き、執着攻が好きな人にオススメです!
滝沢晴先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
エロ 3
執着 3
子育て 2
ツンデレ 2
な感じだと思います。
ラファエルさん×ユリウスさんのカプです。
今作はオメガバース、前世の記憶、獣人、義兄弟など、色々な要素が盛り沢山です。
公爵家次男でオメガのユリウスさん。我が儘で、人を罵倒したり手を上げたりと、なかなかにやりたい放題な悪辣っぷりです。だけど、物語り冒頭では既に、前世の記憶である日本人の伊勢崎さんの記憶が蘇っています。
転生ではなく、記憶が蘇っているので、今までの悪辣なユリウスさんの記憶も残ったままです。でもどちらかと言うと、伊勢崎さんの人格が主になっているので、元々のユリウスさんを少し他人事の様な認識になっています。
しかし、伊勢崎さんの記憶が蘇る前のユリウスさんの義兄であるラファエルさんは色々と苦労を強いられていたので、物語り中盤くらいまではユリウスさんのことを「愚弟」呼びして、辛辣な言動をしています。
伊勢崎さん人格のユリウスさんも、そりゃ兄弟仲悪いよな、と思っていて、ラファエルさんの言動を素直に受け止めています。
でもそんな辛辣なラファエルさんだけど、時折垣間見える、ユリウスさんへの執着めいた言動やほんのりとしたツンデレが読み取れるので、めちゃくちゃ萌えます。ラファエルさんのツンデレがユリウスさんへの嫌味も含まれているので、ツンツンツンデレくらいの割合ですが、逆にそれくらいレアなデレが拝める時が堪らなく胸キュンで最高です。
オメガバース要素だけでなく、親を亡くしてしまった子ジャガー獣人のティモくんを家族として育てる、子育て要素もあり、ティモくんが登場する度にめちゃくちゃ可愛くて癒されます。勿論、獣のジャガーの姿にもなるので、モフモフ要素も味わえます。
様々な要素が盛り沢山だけど、そのどれもが絶妙なバランスで、過不足なく楽しめるので、是非とも読んでほしいです。
めちゃくちゃ萌えました!
滝沢先生の作品の中でも、1番好きな一冊かもしれません!
やっぱり悪役令息の〝嫌われ→愛され〟展開は萌え過ぎて堪らんわ〜〜〜!!と再確認できるお話でした。
性悪なユリウスが、堅物経理マンだった前世を思い出して過去の自分に「ユリウス〜!」と嘆く姿が面白く、そんな真面目に更生したユリウスを不審に思いながらも、惹かれていくラファエルの無自覚な恋心にキュンとしました。
何より、婚約破棄されたユリウスに「さっさと新しい嫁ぎ先を見つけて出ていけ!」と言った事を、めちゃくちゃ後悔してるのが良いですよね……!
ラファエルとの約束を守る為に、婚活に励もうとするユリウスの邪魔をするし、何やらモゴモゴと言い淀むし、何故だか体調悪そうだし(主に胸部)……
自分の発言をめちゃくちゃ後悔していて、ニヤニヤが止まりません‼︎
「もう、早く素直になれよ〜」と、焦れったい恋路にニヤけつつ、領地での不正取引の謎を暴いたり、元婚約者のギュンターがユリウスに未練タラタラだったり…と、他の要素でも目が離せない展開が多くて一気読み。
そして、溺愛へと変化した兄上の執着度合いに悶絶です♡
幼少期のから執着体質だった事が明らかとなり、大人になったラファエルは立派な〝最強執着攻め〟へと成長(拍手)
独占欲や嫉妬心を剥き出してユリウスを溺愛する姿に、読者は幸せでいっぱいです……!
先生があとがきでも仰るとおり、正に
【大嫌いからの溺愛、なんならド執着します】
な最高の攻めでした◎
コミコミ限定SSペーパーでも、兄上の執着が天元突破していて最高でしたので、紙書籍派さんはコミコミスタジオで是非!
奈良先生なのでマストバイ。かなり好き。いや、めっちゃ良かった!攻め受けとも、まあ好き♡ぐらいだったんですが、サブキャラが良くて♡いつまでも覚えている自信がちょっとないんですが萌2にしました。何度読んでも可愛い。笑えるしきゅんするし可愛いし良かった~本編270P+超ラブリーな短編8P+あとがき。ちびっこ好きな方でしたらおススメしたい!やっぱこれ電子で買いなおして永久保存しよう~
モルゲンレーテ王国の第二王子が開いたパーティの会場で、前世の日本人(経理マン)の記憶を取り戻したユリウスでしたが、そのパーティで婚約者である第二王子から婚約破棄を言い渡され・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ティモ(攻め受け宅で保護するジャガーの獣人3才、最高!可愛い!!)、パウラ(受け侍女)、ギュンター(受けの元婚約者、第二王子)、ヴァルター(受けの発情期のための要員)、悪党少々。
++好きだったところ
受けは、どうしようもない「愚弟」だったのに、ある日突然記憶がよみがえり?、それまでの悪行を恥じ、経理マンだった記憶を生かして、なんとか領地経営に、兄に貢献しようとする、「王国のオニキス」という名を持つオメガさん。弱っちくないです、生真面目日本人さんなので、ちゃんと兄に「1年以内に嫁ぎ先を見つけろ」と言われたので愚直に頑張ろうとされるし、ティモを「かか」として可愛がるし、好感度しかないです。
受けよりだーーい好きだったのが攻め!最高!いっつも眉間にしわ寄せて、冷酷そうな様子なんですけど、ティモに「とと?」と聞かれると「・・・まあ、そういうものだ」と答えてしまったり、つい受けのことを引き留めようと手首をつかんでしまったら、それに気づいて自分の手を不思議そうにみたり、なんとまあ不器用なこと!ああ可愛い!!後半自分の気持ちを理解したら全力まっすぐ溺愛どろどろ、ああ甘いーっ冷静沈着な超ド級イケメンが溺愛ビームを浴びせるのって最高~
とどめがティモ!なんて可愛いちびっこ!近年まれにみる気に入り度合★
ジャガー姿の時は「ぎゃみぎゃみ」鳴き、風呂で洗われたら「ぴぎゃー」と鳴き、賑やか元気玉な男の子!攻めによって少しずつあれこれ教えてもらったら「いいぞっおれ、まなーするっ」と嬉しそう~起しに来たときは「いいかげんおきなさい?」といってみたり。可愛いなあ~ティモが土の中のとと、かかのところでぽろぽろ泣くシーンはこっちも涙。そこで攻めがこれまた極上のセリフを言うんですよう~たまらん!ティモは一番最後に超可愛い悶絶物のセリフ言ってますよ!
キャラは好きですが、奈良先生の挿絵がより一層の深みを、キラキラ萌えを与えてくれていると思うんです。挿絵の無いご本も増えてきたこのご時世になんとモノクロ10枚。奈良先生の描かれるイケメン、ほんとに好きな私にはたまりませーん。
どうか続編をお願いします!この夫夫とティモ、そして新しい家族なんか出来てもよろしいのでは?先生、出版社様なにとぞ読ませてください!
長くなってすいません。ほんと良かったので是非。電子特典あるかな?と期待してます!
今回は公爵家の義兄と義弟のお話です。
悪役令息だった受様が前世の記憶にて更生し
攻様の番となるまでと受様の侍女視点での後日談を収録。
この世界にはアルファ、ベータ、オメガという
第二の性があります。
人口の9割を占めるベータは第二の性としては
何の影響もない層ですが
人口の5%程ながら支配階級に多いアルファは
優性遺伝子の塊といわれ、
オメガはアルファの対となる性とされます。
男でも子をなす性器を持ち
発情期を迎えるとアルファにだけ効果のある
フェロモンを放つオメガは
アルファとなら男同士、女同士でも婚姻可能です。
受様は公爵家の養子ながら実子同様に育てられますが
養子と知った事から粗暴な言動をするようになります。
それでも公爵家と結びつきを強めたい
王家からの申し出で第二王子の婚約者となります。
しかし受様は
日本の経理マンだった前世の記憶を思い出してしまい
22の悪役令息よりも25の日本人としての人格が
強くなってしまうのです。
そんな状態で
攻様と出席した第二王子の主催パーティにて
受様は真実の愛に目覚めたから伯爵令嬢と婚約すると
第二王子に婚約破棄されるのです。
攻様は勝手過ぎる振る舞いと猛抗議しますが
今の受様には婚約者がいながら他の相手と
付き合うような男に未練などありません。
果たして婚約破棄された受様の未来とは!?
公爵家の養子と知ってから悪役令息となった受様と
受様の義兄で公爵家当主の攻様の
異世界転生オメガバースになります♪
攻様は公爵家を蔑ろにした第二王子への報復とともに
受様には新しい嫁ぎ先を見つけろと厳命し
受様もそうしようと思うのですが
前世で経理マンをしていた受様は
受様の贅沢三昧な生活も傍若無人な言動ができず
攻様にも公爵家の使用人にも前世の態度をとるのですが
今までが今までだけに何か裏があると思われます。
そんな時に公爵家が管理する"獣人の森"に
棲んでいたというジャガーの子獣人を保護し
公爵家の経費管理の手伝いを始めたことで
少しづつ攻様と使用人たちの印象が変わっていくのです。
特に攻様の態度の変化がとっても楽しいです♪
攻様自身が無自覚というか、無意識に発する
受様への執着と葛藤にジレジレ&ワクワク
受様への独占欲が強まっていく様に
もしやあのシーンは伏線!? とドキドキましまし♪
婚約破棄した受様への未練がありすぎる第二王子と
公爵子息の受様を露骨に見下す伯爵令嬢と父伯爵の
裏の顔が見えてきて受様が冤罪までかけられ手絶体絶命!?
攻様が受様の義兄から番になるまで
とても楽しく読ませていただきました (^-^)/
奈良先生の華やかなイラストも
物語世界にベストマッチですごくよかったです。
この小説の一番の見どころは子獣人のティモです!!
もう健気で可愛いくてタマラン(,, > < ,,)
次点の見どころは、ユリウス(受)がメイドを通して「後で寝室に行く」とラファエル(攻)に伝えて、実際にユリウスが訪れた時のラファエルの反応。1人で勘違いして恥ずかしがってるの可愛いな( ´艸`)
番外編にあった、この時のメイド視点も面白かった。
前世を思い出す前のユリウスが本当に愚かだし、ラファエルもかなり拗らせていたので、この2人の衝突が心苦しくなるものの、癒し成分ティモが緩衝材になり、2人の雰囲気が和らぐ瞬間が良かった。
冒頭から「公爵家の恥」「愚弟め」と事ある毎に侮蔑の感情をぶつけてくる攻めにゾクゾクしましたwww「嫌い、不仲からの溺愛」いいですね!大好物です。
まずは本を開いた直後の口絵の衝撃が強くて…外で本を開く際はどうぞお気を付けください。そして攻めのおしりが好きな方は必見ですww奈良先生のイラストとキャラデザは今回も神でした!
お話は滝沢先生らしい明るさと軽やかさがあり全体的に楽しく読めました。
クールで愚直な攻めラファエルの態度が変わっていく様やデレに可愛げが詰まってて好きでした~。男らしくてかっこいい攻めの可愛げ最高です!受けのユリウスもオニキスと称されるだけあって華奢な黒髪美人ぷりが良かったです。ゴテゴテよりシンプルな衣装の方が絶対映えそう。
受けの発情期のお相手登場には驚きましたが、個人的には新鮮な設定で必要以上には絡んでこなかったので良かったです。心ない相手より攻めの上着が良いと言われたらねえ!もう!!
好きなキャラでしたし、物語としては一冊十分楽しめたのですが…執着溺愛の攻め×素直で鈍感な受けという構図がややワンパターン?
攻めの一言を受けがひたすら真面目に実行しようとして、攻めが訂正もできず周りを牽制しながらあからさまな好意を向けているのに受けが鈍感で何も気がつかずもだもだする感じ。(前にも読んだことがあるような~~)
そのもどかしさを楽しめるかどうか…ですね。
攻めの噂の件や幼少期の2人の関係性も匂わせた時点で大体予想がついてしまうので、物語の意外性が少なかったかなと思います。
あと受けがキャラ変してからの侍女の態度がさすがに距離近すぎる気がして…。
作中時々でる現代的であえて崩した反応や言動に親しみを覚えつつ違和感が。公爵や伯爵、それに仕える者というならもう少し世界観を徹底してほしいように思います。ラノベはこんな感じなのかな。
獣人の事件に関しては想像以上に卑劣な真相で純粋に怒りが…。解き明かされる様が爽快でした。
ティモも可愛く、子育てBLはあまり得意でないので程よい出番だったかなと思います。この2人に愛情たっぷりに育てられて、かっこいい獣人に育ちそうですね^^
なんだかんだ言いつつ、滝沢作品で1,2を争うくらい好きなキャラクターたちでしたし良作だと思います!
滝沢先生の新作、すごく楽しみにしてました。
社畜経理マンから悪名高いオメガへの転生。そこから心を入れ替え奮闘していくのですが何しろかなりの性悪だったためそう簡単にはいかないですね。兄であるラファエルの態度にも気持ちが見え隠れするのですが本人は至って気付かず。そのもどかしさがたまらなく絶妙でした。ある意味無自覚両片思いだったかな。ティモの話し方も可愛くて愛らしい。切ない所もありましたが二人に愛され育てられればきっとこの先も幸せなことでしょう。もっと登場してほしかったなあ。滝沢先生の描かれる子供表現、表情も大好きなのですがパウラのような待女も大好きです!
今作もめっちゃ面白かったです。
まずは奈良先生のイラストが神です!
相変わらず細部まで描き込まれ美しく麗しく。一枚のイラストでその世界に引き込まれるような魅力。
そして体格のいい攻めとの描写の通り、ちゃんとマッチョな攻めなイラスト!ここ大事ですよ!
お話は面白いのです。
最初の方でユリウスの前世の記憶が蘇り別人格になったところからの、ユリウスとラファエルの変化がなあ…。
もともと子供時代の下地はあったとしても、急で唐突な感じがどうしても後々まで引きずってしまい。
蛇蝎のごとくユリウスを嫌っていたのに、あっさりユリウスを束縛しだすラファエルに、美味しい変化なはずなのに、もうちょっとゆっくりしてくれてたらなあと。
ユリウスの前世の経理マンの能力も帳簿の不正や金の流れを暴く痛快ものですが、なんかあっさりなんですよね。なんか物足りない。
ティモもとんでもなく可愛いのですが、懐くのが早すぎな気が…。
なんだろう、本当に何様?なんですがエピソードの繋がりや進みがもう少し違ったら、すっごく良くなったんじゃないかなあと思います。
滝沢晴先生の作品が大好きで、今回の新刊も楽しみにしていました。新作は異世界転生×血の繋がらない義兄弟同士のお話。
奈良千春先生の美麗イラストが最高です。イラストページになるたびに、うっとり見つめてしまいました。
以下あらすじなしで、感想のみを。
クーデレ執着公爵の攻め・ラファエルがとにかく可愛い!!前半と後半で別人のようになってるのが最高。
特に、ユリアスが真面目な話をしに部屋を訪問してきたのを、”夜のお誘い”だと勘違いしてドギマギしているところが可愛すぎて身悶えました。
塩公爵の耳が赤くなる姿…想像するだけでご飯が何杯も食べられそう…( ̄∀ ̄)
お話の方は、正直なところ前半部分を読んでいる時はちょっと盛り上がりに欠けるかな…?と思っていたのですが、中盤以降、グッと面白さが増したと感じました。
特に獣人誘拐の陰謀が暴かれていく過程に、ミステリー好きの自分はワクワクと興奮。
獣人の子・ティモはめちゃくちゃ可愛いけれど、主役二人の恋愛メインで読みたいのになあ〜なんてぼんやり思ってましたが、ティモくん、キーパーソンだった…!
欲を言えば、自分は主人公の成長を見るのが好きなので、何かもっとユリウスの成長が見られればよりグッときたかなあ、と。
乱暴で悪辣な公爵家の令息・ユリウスが変化したのはあくまでも社畜経理マン・伊勢崎がその体を乗っ取ったから。
一人の人物としての大きな変化・成長が見られたわけではないのが、少し物足りなく感じたポイントでした。
ユリウスの変わり具合に周囲の人は確かにびっくりしていたけれど、もっと怪しまれ探られるべきことなんじゃないかなあ〜という気も。
とはいえ、塩公爵の実は幼少期からの愛と執着が徐々に明らかにされていく過程、終盤のデレには萌えに萌えた…!
先生があとがきでおっしゃっているように、最初から溺愛してくる攻めも大大大好きですが、「嫌い・不仲→大好きー!」への急カーブも最高でした✨
電子限定のおまけSSは、二人の結婚後、生まれた息子視点のお話で新たな執着愛の予感が…!世代を超えて受け継がれてしまう?ラファエルの執着にニヤニヤしてしまうお話でした◎
悪名高い麗しきオメガであるユリウスが前世の記憶を思い出し改心したところ義兄からはちゃめちゃに溺愛ド執着される今作。
まず義兄であるラファエルの執着がわかりやすすぎて読んでるこちらとしてはユリウスがことあるごとに主張する「嫌われてる」とか何の冗談?と言いたくなるのですが本人は至って大真面目。一生懸命番相手を探そうとしたりして、義兄に物理的にも妨害されるという。
こんなにわかりやすいのに中々想いを言葉にできない義兄と鈍感すぎるユリウスのせいで驚くほど同じところをぐるぐるしてて(一応ほんの少しずつ進展はしている…)もどかしいんだけど楽しいし、もどかしそうにしているラファエルが可愛い。
そしてそんな焦ったさと同時進行でかなり下劣な悪意の真相を紐解いていくストーリー。こちらは2人の関係性とは真逆に停滞からぐわっと進展を見せ、爽快なほどの反撃を見せてくれるので目が離さず読む手が止まりませんでした!!
ちょいちょい登場するキーキャラクターのティモも大変可愛い!!ぜひもっと登場してほしかったです!!
さらっと読める分量でありながらきゅんきゅんもワクワクも詰まった大満足な1冊でした!
好きな作家さん2人が奏でる最強で最高タッグ、キターーーー( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
わたし。滝沢晴先生の愛され子パンダのお話が大大大好きでして、そのときの再来かと思しき御二方の神タッグに新刊情報を聞いたときから胸をときめかせておりました。((〃ω〃) グフフ)
やはりのやはりで、めちゃくちゃ最高で最高でした!
元経理マンが転生してからの評価爆上げルートが超おんもっしろい。
あ。こちらの作品はオメガバース世界への転生もので、悪役令息ものになります。
"悪辣"として悪評を垂れ流していたユリウスに真面目経理マンが転生してからというもの、持ち前の経理手腕で領地問題……ひいては国内を揺るがす問題に立ち向かっていくストーリー展開。
物語の始まりから主人公の評価がダダ下がってるのが、悪役令息ものシリーズのあるあるですよね。こちらの主人公・ユリウスは王子に婚約破棄されちゃって、何とも手痛いスタートを切ることになります。
誰もが"アイツ、終わったな……"と思ったでしょうが、ノンノン。ユリウスにとっての終わりは始まりです^ ^
ここからがユリウスの人生取り戻しの本番で、悪辣だった頃のユリウスにとっても、転生前の"伊勢崎秀一"にとってもやり直しのターンへと突入。するとこれまで気付かなかったこと、見えていなかったことにユリウスは気付いていくのです。
その最たるものが、義兄であるラファエルの想いと態度でしょう。
この男、なかなかのクーーーーーデレです。
表向きは"愚弟め"と冷酷に言い放ち、早くどこかのαと番になって家を出て行けとばかりのツンツンぶり。こうは言ってますが、内心はどこぞの馬の骨αにもやらねぇよと、ユリウスの婚活をことごとく邪魔します。
転生前ならいざしらず。今のユリウスは真面目で品行方正なので、周りのαたちから目をつけられて当然。見た目の美しさと相まって好物件なのです。
こうなってくると、ユリウスが悪役令息のままでいた方がラファエルにとっては良かったんじゃ……はっ。もしかして素行が悪い方がラファエル的には好都合だったとか……?などと思うとか思わないとか(笑)
口ではユリウスに冷たいけど、やってることは溺愛と囲い込みそのもの。
社交界の憧れの公爵サマの表と裏の顔に、萌えキュンまっしぐらでした(´∀`*)
ユリウスの発情期には、「俺が」と買って出るセックスチャンスに浮き足立つラファエルの激しい抱き潰しに大興奮……っっ!!中盤以降は溺愛と独占欲にまみれたラファエルの姿がいっぱいなので楽し嬉しの絶対領域でした。
私のオススメは、ユリウスの"兄上、部屋行ってもいいですか?"を、セックスのお誘いだと期待してたところ。実は真面目な仕事の話でしたよーの完オチにショボーンしてるラファエルがクソかわでした。
あのシーンいいよ。このシーンもいいよ。と、オススメしたいラファエルのデレがいっぱいで、ああ…語り尽くせない…!
ユリウスの視点のお話なんですけどね、何故こんなにもラファエルのユリウス好きの存在感が強いのか(笑)隠しきれているようで隠しきれてない義兄の恋が最高です。
ちょっとコミカルなとこもありつつ、でもシリアスに寄せるところは緊張感を持たせてと、緊張と緩和のバランスが完璧。BLの部分でも事件の部分でも目いっぱい楽しむことができた一冊でした♪( ´▽`)