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ennead
エジプト神話を元に描かれた、ENNEADという非常に読み応えのある作品。
手元でフルカラーの美麗な絵が堪能できる紙本版の刊行を追えるのが楽しみのひとつになっていました。
どこを開いても美麗。良い筋肉。とにかく作画が素晴らしかったです。
今作で第一部完結とのことですが…
最後までタダでは終わらないといいますか、最終巻まで内容と人間…もとい神関係が濃い作品でしたね。
ホルスとセトによるエネアド裁判ついに決着がつくことになりますが、彼らの周囲を彩る神々が本当に一癖も二癖もある者ばかりなものですから、なかなかスッキリとは終わってくれません。
これは物語全体に言えることなのですけれど、あちこちから矢印が飛んでいて、時にぐるぐると入り組んで…
と、どこでどう繋がっているのかがわからないことも多く、初見では何がなにやら状態になることもしばしばありました。
ですが、今後が気になる結びで綺麗にまとめ上げられているのはさすが。
イシスの弟の美丈夫・アヌビス・死してなおまだまだ暗躍しそうなオシリス・人間界に堕とされたセト。
このワードだけで早く読みたくて仕方がありませんが、紙本での刊行はかなり先になってしまいそうなのがもどかしいところです。
またひとつ先の楽しみが出来ました。
BL的な萌えどころとしては…
第一部を通して読むとやはり、その深い執着でセトの内面にトラウマめいたものを刻んだオシリス×セトの愛憎劇と、前者とはまた違った執着を見せつけたホルス×セトの図でしょうか。
個人的にはオシリス×セトのオシリスのねっとりとした異常な執着の方が刺さりましたね。
なので、萌えのピークは4巻だったかもしれません。
セトという、かわいそうでかわいい気が強い美人を不憫に思うか、癖を刺激されるかで評価が分かれそうかなとも思います。
6巻後半に掲載されているパラレルワールドのお話ではホルス×セトもあり、MOJITO先生はもしかしたらやや辛口めな描写がお好きなのかもとも思ったり。
こちらのCPも二部で新たな展開があるのかが気になりますね。
6巻です。
しかも紙本、もともと分厚いのにさらに今回は分厚いような!!(興奮)
そして勝敗が決まり、セトの審判が始まります。
セトを消滅させようとする動きに、最後の弁論をさせてほしいとネフティスが現れます。
しかも連れてきたのは、ホルスです。
で、色々弁論あったり、謎のイケメンがやって来たりとワチャワチャしてましたが(ざっくり説明すみませぬ!)、とにかく分かったのはホルスの叔父セトへの愛が深いことです。
なんですか!
あの、最終的に叔父が望まないなら俺がそうさせないっていうセリフはッッッッ(萌え鼻血!!)
前からたびたびそんな予兆は見受けられましたが、第1部完結を前にして、目に見えての執着を神たちの前で見せましたね♡
しかもあのセトを一発で倒したホルス。
愛の力と思ってますけど、どうでしょうか///!!
というか、やっぱり被り物を脱ぐとセトがどちゃクソ美人さんなんですよね(ニマニマ)
ビジュアルもツンな性格も最強の受けなんですよ!
アヌビスもなんだかまた、実父のオシリスに利用されてそうな不穏な予感しかないですし、早く第2部読みたいのですが、しばらく紙ではお預けでしょうか。
そして外伝のちっちゃくなったセトのお話、かわいかったですね!
初期設定の2人のえちも良きでした!!
休みなくここまで描いてくださったMOJITO先生に感謝です。
第一部完結しちゃいましたね〜
今作で、今まで小出しにされて来た事実が繫がってスッキリ!といった感じですが、いやぁ面白いんですよね〜
ホルスのセトへの執着はセクメト絡みなのかと思ってたので、結構驚きました!
アヌビスが不憫で…泣
もうずっと痛みでガハッ!とかウウッ!とか言ってるので楽にしてあげて…と思ってましたよ
そしてやっぱりセトですよね、めちゃそそります…まさに総受!ラスト近く、仮面外したセトはやっぱり美しくて、あんなことやこんなことをもっと見たいわぁと続編にソワソワしてしまいました。
神様方みんなに幸せになってほしい!
BLカテゴリですが、イシスやラーなど魅力的な女神達のやり取りもいいんですよね〜腹の探り合いとか嫉妬とか
トトもキャラが立ってて好きです!凛とした神が多い中で気弱な感じがよい味を出してます。
セトは今後どうなっていくのか…
大好きな作品なので第二部が楽しみ!
今作は外伝がありまして、ちっちゃくなったセトの話にめっちゃ癒されます〜可愛い!欲しい!
もう一つの方は、セトには悪いですけど読みたかったやつでした…エッチです…
作者様がおっしゃるようにラブはないんですが、セトは似合うんですよこういうの…
出来ればラブありきで読みたいのですが、本編の物語も楽しみたいので、おまけとしてコミックスにこういうの入れていただけたら嬉しいです、なんせお高いので!
またはじめから読み返して伏線回収しつつ第二部を待ちたいと思います。