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3 gatsu 22 nichi hanataba wo sasageyo
上巻での海路くんの鬱屈した思いが昇華され、報われていくようで涙が溢れる。このターンの3人の関係性にすごく癒されるし、希望が満ちていくのを読者も一緒に味わえる。変化しながら何度となく繰り返される出来事が、実は変化しないことで引き起こされていたり、次々と難関をクリアしていっていると思いきや!?最後の最後まで目が離せない、最高のサスペンスドラマが展開される。こんなにあちこちにばら撒かれたキーワードを全て回収していく手腕はすごい!作家買いして間違いがない。
小中大豆先生×笠井あゆみ先生。
上下巻出揃ってから読み始めました。
いやぁ、、、
ご褒美(エロ)が少なすぎやしませんかw
蓮はずーっと冷たいし(なんか隠しているんだが)、海路は蓮が好きだけど、
ループの最中で気持ちを見失っちゃうし、
もうこの終着点はどこなのー!!?と。
最後のループでホワイト蓮がようやくちょっとキュンな態度を出してくれたから頑張って読めたけど、
なかなかつらい(甘々エロエロBLを期待していたらの場合)展開でございました。
が!上下巻の表紙を見比べて、花束の違いの意味を知ったら涙が出ましたよ…!
何度も言いますが甘々エロエロではございませんw
設定、小中先生の文章はおもしろく、
笠井先生の絵は言わずもがな最高です♡
ドキドキで読み始めた下巻。
高校三年生の蓮と光一とタイムリープしてきた海路。
これが最後、と光一を助けるため協力し合う蓮と海路。
上巻での海路の苦しさを知るだけに、そんな2人の姿を見守れるだけでもよかった(>^<。)
タイムリープの悲壮感や使命感よりも、高校生活を送る楽しさや友人とのやりとり。
そんな青春のきらめきを感じて眩しかった(*ˊᵕˋ*)
上巻の不足分を補うくらい甘さやきゅんも>ᴗ<✧
これで本当に助かっておくれよ、と私も海路達と一緒に願いながら読み進め、残りのページを確認しては、まだなんかあるよな、とドキドキし。
最後、ラブホに向かった2人に、おーい、門限は8時だぞー、といらん心配ができる幸せ。
最終的には小中先生、凄い!天才!ありがとうございます!につきます(≧▽≦)
辛い事が多かった前編の、少し希望が見えたかもしれない最後。そこからの後編。
前後編一気読みでした…最後までハラハラどうなるのかわからない展開だったので非常に楽しく読めました!ストーリー重視の方に、前情報なしで是非読んでほしいオススメの前後編2冊です。
一度どん底まで落ちた後の、憑き物が落ちて腹を括った海路が良かった。ホワイト蓮の若者らしい不器用さとか若さが愛おしい。そして光一の優しさや生真面目さに支えてあげたくなる2人の気持ちがよくわかった。何度もタイムリープを繰り返す海路の、これが最後だと決意して挑む高校三年生の生活が、これまでにないほど海路にとって充実して楽しい友情に恵まれた一年になったこと、そして明るい未来を思い描ける事がなにより読んでいて嬉しかった。
恋愛面も、蓮の海路への気持ちの変化がわかりやすくてキュンとします!前編が辛かったからこその海路と読者へのご褒美ですよね!
今一番勢いのある作家様の新作。
最近のものは欠かすことなく読んでいますが、少し出遅れて今作も読了しました。
ストーリーが完璧に面白い。
苦しいばかりのタイムリープだったけど、だんだんと距離感が変わっていく蓮と海路と、怒涛の展開。1ミリも目が離せなくて夜も眠れませんでした。
上下巻も読者からすればありがたい限り。
色んなフラグが立ちまくって最後の最後までどうなっちゃうの?とワクワクドキドキしながら読ませていただきました。
小話でもいいから大学生になった三人の物語も読みたいものです。
何はともあれ今回も期待以上の作品をありがとうございました。
また次の作品を読むのが今から楽しみです。
謎解きの要素にシリアスな展開でページをめくる手が止められなかった上巻を受け、下巻ではこんなにもハートウォーミングな眩しい青春が待ち受けていようとは。
これだけ高校生を繰り返し、ようやく今までになくDK生活を満喫しているようにも見える海路。自分の気持ちや他者の行動にモダモダしたり、ちょっとしたスキンシップでぎごちなくなってしまったりするさまが可愛らしいです。
何回も高校生を繰り返したお陰で周囲の人間のことが少しずつ見えるようになったり、また地獄を味わったことでどこか吹っ切れたような部分もあったり。下巻では端々から海路の成長がうかがえます。
それと同時に、“今回が最後” ということ、やり直しが効かずもう後がない、腹をくくらざるを得ないという状況も、今を精一杯に生きることへと彼を促しているように感じます。
海路が青春しているおかげで、行動を共にしている蓮や光一もめちゃくちゃに青春しています。
上下巻で登場人物はまったく同じなのに、異なった空気を味わえるという。スワンプマン的な同一人物の入れ替わりはありますが、すべてが結末に向けてあるべき場所へと収束していきます。
上巻で散りばめられた数々の不穏さや伏線にひたすらドキドキしておりましたが、それらの伏線も下巻でしっかりと回収されていきます。
下巻の中盤、11月1日の謎が明らかになる瞬間は本当に震えました。
上下巻合わせ、最後の最後まで息もつかせぬ展開に虜になりました。このような素晴らしい作品を世に出してくださったことに、心から感謝をお伝えしたいです。
待望の 3月22日、花束を捧げよの下巻、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
青春 5
しんみり 3
恋愛 3
エロ 1
な感じだと思います。
上下巻作品で、高校生達による現代タイムリープ物。下巻だけで450ページ程あります。
上巻の結末から、1人だけタイムリープしてしまった海路くん。もしかしたらこれが最後のタイムリープになるかもしれない。そう覚悟を決めて、タイムリープをしていない蓮くん、そして光一くん本人までも仲間にして死の呪いを回避しようとします。
海路くん視点で物語りが進んでいくので、タイムリープをしていたブラック蓮くんが、海路くんに投げ掛けていた言葉の真意を、タイムリープをしていないホワイト蓮くんが予想して打ち明けていきます。
なので、上巻で抱いていたブラック蓮くんへの印象が下巻で少しずつ変わっていきます。
下巻では主に、ブラック蓮くんに協力をさせてもらえなかった海路くんが、タイムリープで戻った日々を蓮くん、光一くん達と過ごし、青春を味わい、友情を築き、そしてタイムリープをし続けた時の苦悩や各々の葛藤などをイチから読み解くことが出来ます。
そのお陰で、登場人物それぞれへの愛着や感情移入が凄まじくて、物語り終盤はある意味生きた心地がしなくてハラハラドキドキしながら読み進めました。
ここに書いてしまいますが、結末はハッピーエンドになります。
でも読んでいる時は「勿論ハッピーエンドになるよね?」と思いながらも死の呪いの正体やハイブリッド蓮くんの吐露や海路くんへの想いを告げたシーンには、切なさや感動が合わさって思わず涙が溢れました。
上巻と下巻で、物語りの雰囲気や登場人物達それぞれに抱く印象が読み進める度にどんどん変わっていくので、物語りに惹き込まれること間違い無しなので、是非とも読んでほしいです。
今回はクラスの中心的な高校生とごく普通の高校生のお話です。
攻様に巻き込まれたタイムリープから逸脱した受様が
その世界の攻様と最後のタイムリープに挑む顛末を収録。
受様は顔も知性も運動神経も
芸術的なセンスもないごく普通な高校生です。
高校の入学式で同じ新入生の中でも目立つ存在だった攻に
強いあこがれを抱き、ある出来事で攻様に助けてもらった事で
淡い恋心を抱くようになります。
3年に進級した年、
受様は攻様と幼馴染と同じクラスになりますが
受様が近寄る隙間などありません。
攻様の幼馴染は攻様より1つ年上ですが
去年一緒に事故に遭って重傷を負い1年留年していました。
いつも幼馴染の隣にいる攻様を見て
攻様が幼馴染を特別に思っている事に気づきますが
幼馴染は卒業を間近にして事故で亡くなってしまいます。
お別れ会の日、
攻様が橋の上から身を投げるかと勘違いした事から
受様は攻様が幼馴染の死を食い止めようと
何度もしているタイムリープに巻き込まれます。
しかしながら攻様は受様と幼馴染を関わらせようとせず
受様は何もできないままに巻き込まれる
タイムリープに疲れて川に飛び込むのですが
それによってタイムリーパーである攻様のいない
0回目の世界にリープしてしまうのです!!
受様以外は攻様の幼馴染の死を知らない世界で
受様はまずこの世界の攻様に自らの体験を語り
攻様の幼馴染の死を止められなくても
コレを最後のタイムリープとするために
尽力する道を選びます。
果たしてこの世界の攻様は幼馴染の失わずに済むのか!?
幼馴染の死を防ごうタイムリープを繰り返す攻様と
そんな攻様のタイムリープに巻き込まれた受様の
タイムリープミステリーの完結巻になります♪
前巻にて受様は何度タイムリープしても
攻様の幼馴染との接触を許されませんでしたが
今回は攻様が何も知らないために
今までの攻様には訊ねられずにいた事や
攻様とともに幼馴染を護る行動をとる事ができます。
幼馴染は医大を目指すほどに頭が良い上に
今までの体験を推理小説の土台として聞かせる事で
幼馴染の推理力も借りることができるようになり
幼馴染の分岐点等が固まっていきます。
呪いと化した幼馴染の事故を回避する方法とは?
死を回避すれば呪いは解けるのか?
受様の恋が実る可能性とは!?
そして今回タイムリープできなかった攻様は
どうなったのか?
すこしづつ解けていく謎とともに
受様は今までにない充実した学生生活を送るのですが
最後の通過点と思っていた日に思いがけない
逆転劇が起こってしまい、ハラハラMAX!!
誰の上からも死の恐怖が払拭される終着点に辿り着くまで
たいへん楽しく読ませて頂きました。
まさか、まさかな連続なのに
読了すると細やかに張られていた伏線も見えてきました。
小中先生、すごすぎる!! ヾ(≧▽≦)ノ
どひゃーなところで終わった上巻の続き。読み応えたっぷり450P+あとがき。爽やか前を向いて歩いていける、将来は明るい★という気持ちになれるお話で良かったし、あああのお話ね、といつまでも覚えているとは思うものの、高校生キャラにシンクロするほど若くないので、すいません萌にしました。もう一回高校生に戻れたらなあ。
自分だけ戻ってきたのに気付いた海路は、なんとか蓮にタイムリープのことを信じてもらおうと、手始めに覚えていたテスト問題を教えて・・と続きます。
攻め受け以外で下巻で目新しく感じた登場人物は
攻め家族、光一の両親ぐらいでは?今までのタイムリープとはちょっとずつ違うんです。当然か。
++好きだったところ
若い高校生の攻め受けが、お互い出来ることをして、何回も繰り返して、何とか未来を変えようと考えて足掻いて、ついに未来を手繰り寄せるってところが良かったでした。後味がとても爽やか。若い二人だからかな。当の光一も巻き込んで三人で頑張るからかな。
そこに二人の恋心がいい按配で絡んできて、甘酸っぱい、でも生死が絡んでくるのでセツナイ、必死。想いが通じても、その相手が明日無事でいるって保証がないっていうハラハラ感が盛り上げてくれました。
うっかりするとせつなく重くなってしまいかねないお話なんですけど、挟まれる楽しそうな高校生活の様子が懐かしく楽しく甘酸っぱい気持ちも味合わせてくれる一冊でした。
上巻があまりにもおもしろかったものですから、下巻への期待値がドカンと上がった状態で手に取った今作。
発売までのひと月をこんなにも長く感じたのはいつぶりでしょうか。
450P超の厚みがある文庫だというのに、ひとたびページをめくればあっという間にあとがきまで読み終えてしまうんですね。
それくらい没入して読める小中先生の確かな文章力に圧巻です。
上巻の終わりが終わりだっただけに、上巻と下巻でこれほどまでにガラリと雰囲気が変化するとは思っていなかったのです。
ところがですよ。海路の行動によって、少しずつなにかが確実に変化していくではありませんか。
何度も死を迎える光一と、懸命に光一の死を阻止しようとするも、何度も何度も親友の死を味わわなければならなかった蓮の苦悩が印象的だった上巻。
本来であればこの負のループに巻き込まれることはなかったはずの海路視点で、蓮と共に呪いめいたミステリアスな現象を追いかけ、時に淡く複雑な想いを抱き、やがて疲弊し…
と、上巻時点では話運びの上手さと心理描写の繊細さに夢中になっていて気が付かなかったのだけれど、下巻を読み終えた今にして思えば、あちこちにヒントと少しの違和感が隠されていたように思います。
上巻で何度も繰り返されていた、1人の少年の死と共にループし続ける高校3年生の1年間は、ある意味地獄とも言えるものだったのではないでしょうか。
そんな中で、海路というイレギュラーな存在が思い切ってとった行動が負の1年間を最後で最高の高校生活に塗り替えていく。
正しくは「海路と蓮と光一の3人で」ですね。
上巻のミステリアスさも確かに香るのですが、より甘酸っぱさを感じる青春ものになっているという味付けが本当におもしろく、読み応えがありました。
3人で知恵を絞る姿を見ては一緒になってうんうん唸り、キーとなる日付が近付くたびにハラハラし、今までの1年にはなかった蓮と海路の間で静かに芽生えるなにかにじわじわ萌えがつのる。
登場人物たちと同じ歩幅で、一生忘れられそうにない青春の日々を追いかけられた下巻でした。
「3人で呪われていた運命を変えた」のではなく「イレギュラーだった呪いを、3人の高校生が力を合わせてあるべき形の運命と一生ものの青春に戻した」のかもしれないななんて。
落語をかじったことがある方ならば、作中のキーとなる演目を見て、そうきたか!ときっとにやりとしてしまうはず。
お話のいわゆるサゲの部分に関しては、それまでの盛り上がりが素晴らしかっただけに、もう少しだけグッと掴まれるようなものがほしかったかなと感じるところも。
しかしながら、上巻下巻共に味わいが絶妙に異なるおもしろさに最後まで虜になれました。
忘れられない最高の1年間でした!