ENNEAD 5

ennead

ENNEAD 5
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×23
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
33
評価数
8
平均
4.1 / 5
神率
37.5%
著者
MOJITO 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799768037

あらすじ

最愛の息子アヌビスは、オシリスの子どもだった――。
オシリスの狂気と家族の裏切りに対する怒りから暴君と化したセト。
しかしその裏には、父親としての深い想いがあった…。

少しずつ明らかになる真実の一方、セトとホルスの戦いは最終局面を迎える。
一命をとりとめたアヌビスは、対決に協力する代価としてホルスに呪いを解く方法を尋ねるが、同時に驚愕の事実を聞かされる。
アヌビスの決断…そしてホルスが戦う本当の目的とは?

玉座を争う最後の対決が始まる、第5巻!

表題作ENNEAD 5

レビュー投稿数3

深読みしてしまう!

ヤバい、タイトル通りなんですけど
登場人物の胸の内が次々と明かされ
複雑な人間関係が披露されてきたんですけど、
もぅこの展開は深読みしたくなる勢い。

ひとりの狂気が新たに誰かを狂わせ
そして先の見えない不穏さが漂って…
少なくとも、何か犠牲を払わなければ
その先に進めないくらいの
切羽詰まった展開が見事に描かれて
哀しいのと興奮するのとで
心臓バクバクしながら読みました。

そのなかで語られる、人間と神の共生する世界。
全知全能で独りでも生きていけるのが本来の神であるなら、
なぜ、人間のように家族を持ち、
特別なひとりを愛して憎むのだろう。
謎が深まるばかりなんですが、

思考を止めるな、と。
現実から目を逸らさず覚悟を決めろ
そして戦えと。
周りの神々はそれを放棄してるようにも
見えます。
自分を保ち永遠の生命に浸かりながら
快楽のみを貪る神のカルマに抗っている
セトたちが生き生きと見えるのは気のせいなのか。

BL展開は今回あまりありませんが、
人間と神のこの対比、
また人間に憧れるように振る舞う
セトという存在感
そこに恋の感情とはまた別の意志を
伝えようとされているような感じがして
テンションが一気に上がってしまいました。

とにかく予想外の読み応えが半端ないです。
どうなるんだろう。
最後まで見届けたいです!

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ホルスの狂気が良き!!(褒め言葉)

セトとホルスの試合もいよいよ3回目。

今回は、「狩り」。
しかも狩りは、セトに有利なもの。
けれどそうなった思惑がなにかしらありそうで、、、


また、アヌビスにかけられていた呪いのこと。
セトがアヌビスを溺愛しすぎてかけたものだと判明。
その呪いを解くには、2つの方法があるが、、、

そして、その呪いをかけられたアヌビスを羨ましく思うホルス。

今回、アヌビスの前で語ったホルスのセトへの本音がちらりと。
なるほどですね。
セトとは、ホルスがそんなにも幼き頃から出逢っており、しかもそのときから並々ならぬ異質な感情をセトへ抱いていたわけで。
そして、その息子であるアヌビスが羨ましかったわけで、、、


くーーー!!!
なんとも言えない、この屈折した闇深そうなホルスにニヤニヤしてきますね。
毎月刊行で本当によかった! と、毎回思いますが、今回は本当にソレ。

ホルス、怖いわ~(超絶褒め言葉)
その先を楽しみにしてます♡!

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歪んだ感情にグッとくる

コミックス版エネアドも5巻目。
毎巻読み応えありな骨太さを持ったこちらの作品。
5巻目もなかなかに複雑で難解なお話となっていて、パッと読んですぐに理解はできませんでした。
これはまとめて一気に読んだ方がわかりやすいのかなと思いつつも、1巻ずつじっくりと咀嚼したくなる不思議な魅力がある作品ですね。

エジプトの神々の愛憎劇なのだと思いきや、なんだかすべての矢印がセトを中心にぐるぐると渦巻いているように見えてきました。
女性陣の動きも非常に気になるところなのですけれど、5巻はやはりホルスでしょう。
叔父のセトに対してなにか大きな感情を抱いていそうな気はしていたものの、ここまで大きかったとは。
血溜まりの中で顔を歪ませ、美しく涙を流す人。
仇であったはずの神に触れ、彼に愛されたいと願ってしまったホルスの不安定な心の歪みにグッときます。
これをBL要素としてカウントして良いのか悩むところですが、過去よりもさらにホルスの中でその感情が大きくなっていることを期待せざるを得ません。

次巻ではついにエアネド裁判の判決が下されるとのことで、そちらにも注目しつつ…
それぞれの思惑を胸に暗躍する神々からも目が離せない展開になりそうな6巻が待ち遠しいです。

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