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ibitsuna suger monster
溺愛淫魔攻♡
椿先生の作品のキャラクターは仄暗背景多めですね。今作は淫魔一族の中で落ちこぼれの攻くんと、毒親に育てられ他人と深い関係になるのを避けてしまう受ちゃんの話。繊細な作画によって描かれる幸薄美人がツボです。
ストーリーの入りこそ無理矢理感がありますが、その後は攻くんの甘いこと！自分も摂取しなければ辛いのに、とにかく受ちゃんの気持ちを優先してくれます。その結果、身体が持たずに・・・。
基本線はあまあま溺愛なのですが、イギリスから来た友人？に悪戯されたり、変形してしまった攻くんと強めのセックスがあったり、刺激的な部分もあってとてもバランスの取れた作品です。
スイート・ペインのマキセたちが出てきたのも嬉しくて、あちらも読み返したら種類は違いますが仄暗背景でした笑。
溺愛がすぎる淫魔攻めがカワイイ♡
性に奔放なシングルマザー家庭に育ったリーマンの七緒。
同じ会社の営業部エース御影が座り込んでいるところを助け(ちょっぴりえちぃ救護含む)、後日会社で再会。
そして偶然は重なり、七緒の住む社宅の隣に御影が引っ越してくる。
そして先日、御影は七緒に助けてもらったとき、勃ってたことを指摘され、そこから自分は淫魔で淫魔の贄として契約してほしいと舌にマーキングされ、、、?!!
という、溺愛年下ワケあり淫魔×情事などにトラウマのある年上リーマンのちょっとファンタジーなお話。
「スウィート・ペイン」の牧瀬が、同僚として登場。中盤で、牧瀬と和臣CPとダブルデートシーンもあったりしますので、こちらの作品のCPがお好きな方にも楽しめる内容です！
序盤で、比較的強引に淫魔の贄の契約を結んだかと思いきや、読み進めていくと御影はかなり七緒を大切にしていることが、とある行動から判明します。
自己犠牲っぽい展開ですが、そこまで重くはなく、ですがとても七緒のことが大好きだったんだなあと、七緒同様読者も気付かされます。
真摯な溺愛攻め、良きですね///！
結果、2人ともお互いに抱えていたトラウマもお互いの存在のおかげで克服することができ、心温まるハピエンとなります。
淫魔が題材なので、椿先生の描かれるキュートな画のえちがたっぷり(とくに七緒の赤面がどえろでカワイイです♡)で、眼福でした。
絶妙な「程好さ」で読ませる1冊！！BLで味わう過程がお好きな方におススメです♡
私的にですがお久しぶり٩(♡ε♡ )۶な椿先生です！
キャラの抱えている「ナニカ」を上手く絡ませたり、潜めたり、時には浮き立たせたりして魅力を惹き出すのがお上手！！そこに濡れ場を分量良く乗せて下さるドキドキ感を上手くコントロールされながら読める♡という印象のある先生です
あ！あとイラストが見やすい♪
今まで拝読した先生の作品は全てNotファンタジーだったので今作が私にとっては先生の初ファンタジーです
帯・あらすじ共に描かれてますが攻めが「実は淫魔」という設定
”実は”という設定らしく全面ファンタジーな訳ではなく、淫魔が当たり前な世界観ではありません
なので攻めの御影（みかげ）くんは普段は営業マンとして受けと同じ会社に勤務しているリーマンです
尚、受けの七緒くんは総務です
更に、七緒くんのキャラ紹介が「潔癖アラサー」となっていますが強迫性障害のような潔癖症設定ではありません
一見2人ともつつがなく会社でお仕事をしているように見えますが、それぞれ抱えているものがあります
勿論、御影くんには「淫魔である」という事実
更にその淫魔である事への彼自身、彼の体質などにも「ナニカ」が潜んでいます
そして七緒くん、、、彼は幼少期に育った環境が良くなくて（簡単に言ってしまえば毒親なお母さん…）そのせいでいわゆる性嫌悪を抱いているというトラウマ持ち
この性嫌悪の部分を”潔癖”と紹介している感じかな？と思います
やっぱり私の中での椿先生印象は変わらず！な大変奥深いキャラ2人がお話しを進めてくれる世界です
どちらか一方にだけ「ナニカ」がある訳ではなくて、お話しが進むに連れて見えてくるキャラの心の澱のようなわだかまり、、、
ずっと1人で抱えて来たその想いを互いの存在が刺激する
この過程をすごく繊細に丁寧に、でも重過ぎずに読ませて下さいます
私のすごい一方的なイメージですが「淫魔」が出てくる＝（イコール）エロい♡という印象を程好く、ほんといい具合にこのストーリーの上手さで裏切ってくれます！！
「程好く」なので、、、♡
淫魔ならでは！な濡れ場も、淫魔だからなだけではない御影くんとして♡の欲情もしっかり描かれています(〃ω〃)
キャラが「ナニカ」を抱えている、、、というシリアスな部分はありながらも全体的な空気感は重過ぎません
だからと言ってコミカルなコメディ、という訳でもないのです
それでもクスっと出来たりほっこり出来たり、時には情熱的な濡れ場にドキドキ出来たりと、、、そんな作品トーンの程好さもあり1冊で十二分にじっくり「BLで味わえる過程の良さ」にどんどん浸かっていける作品でした
あと、程好い対格差萌えある人にもいいんじゃないでしょうか？そんなに対格差萌えある方じゃないのにドキっと出来てニマっとしちゃいます♪
久々の椿先生作品でしたがやっぱりすごく「読ませてくれる」先生だな！と再会が嬉しくなる1冊でした (ღˇ◡ˇ*)♡
七緒くんの毒親なお母さん描写は苦手な方には地雷になるかも知れないので、、、その辺は気を付けて下さいね。。。
あ、あと未遂ではありますがまぁまぁ七緒くんが襲われる描写もございますので、、、そちらも併せてご注意くださいませ_(._.)_
修正｜白抜き、、、（シーモア）
