2072

2072

2072
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
69
評価数
14
平均
4.9 / 5
神率
92.9%
著者
三月えみ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
オーバーラップ
レーベル
リキューレコミックス
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

2072年、人間はAIの作った「ニューオーダーAI」に保護され平和に暮らしていた。
ニューオーダーAI・イズの元で管理されながら働くスルガとサガミ。
二人はかつて人間が作った、人間の記憶が搭載された「オールドAI」を破棄する仕事を行なっている。
ある日スルガはサガミに告白されるが、恋に疎い彼は、かつて一人の男性が亡くなった恋人を模して作ったオールドAIの記憶のコアを持ちだし、意思疎通を試みようとする――。
“人間らしさ”とは何か。未来に問いかけるSFラブロマンス

表題作2072

記憶を消す「掃除屋」
記憶を消す「掃除屋」

レビュー投稿数3

号泣必須の名作!

「2055」のスピンオフ。アオイと弥凪の衝撃的なエンドから次の世代のサガミとスルガの物語。
サガミとスルガの謎を解く鍵として、アオイが蘇り弥凪の思い出を語ります。
今作も涙涙なくては読み終われません。

「人間」とは「人間らしさ」とはなにかと考えさせられました。
これからAIが進化して世界や人間はどうなっていくのだろうか。人間はどこまでやってしまうんだろう。そのエゴは人間の幸せになるのか?
昭和のSF漫画のような世界観もありつつ、近未来の予言でもありそうな物語でした。

表紙の3人の表情とプラス1人分の4人の腕とその絡み。
サガミが失った両腕を再生しない理由。
スルガの頭痛の意味。
気持ちとは、愛とは、身体とは、人間とは、AIとは。
記憶を失っても愛せるのか。愛を覚えているのは脳だけじゃないのか。それぞれの愛し方が切なく美しかったです。
読み切り84ページでしたが、まるで映画を観ているような素晴らしさでした。
何度も「2055」と「2072」を読み返してしまいそうです。

2

No Title

単話『2055』の続編です。切ない。泣きました。短編ですが1本の映画になりそうな世界観と奥深さ。すごい。作画も素晴らしい。単話なのに90ページというボリュームにも驚き。こんな価格で読めちゃって良いのですか?!という気持ち。欲を言えば、もっと各キャラ各シーン深掘りして頂いてコミックス上下巻くらいで読みたかった。少しもったいない気がする。一気に読んだからこその感動もあるのですが。
2055もとても良かったので、その後のストーリーが読めて嬉しかった。前作と合わせて単行本になってくれー!と強く期待。絶対買います。

1

愛はとこしえ

近未来モノの良作「2055」の続編的作品。
あれから17年後?の「2072」です。

17年のうちにまた更に人間とAIの関係性は激変しているよう。
今の世界は、AIが自ら一から進化した「ニューオーダーAI」が「オリジン」(←人間のこと)を保護している。
そんな世界での、オリジン2人サガミとスルガの物語。
ですが、そこには「2055」の葵と弥凪の顛末も関連している…という感じでしょうか。

これは色々考えさせられる…
「2055」のレビューでも書いたけど、ペットロスに関してこの作品のような状況はすぐに起こりそう。
本作ではすでに一巡して、ロスの果てに彷徨うオールドAIを「弔う」世界になっているけれど、新しいニューオーダーAIはもはやオリジンの抱く寂しさや涙や記憶や矛盾、すなわち「人間らしさ」すら保護してくれている。
サガミの想い、サガミの切なさ、サガミの希望、すべて認識済み。そして「幸せ」を願って、スルガが「過去を知る」ところまでサポートしてくれて…
これからまた始まるサガミとスルガ。
サガミは一度絶望を知っちゃったからね…サガミだって元のサガミじゃないと思うの。
それぞれのいちから。
いくら未来になっても、そこは永遠に変わらないのかも。

0

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