泡にもなれない恋ならば

awanimonarenai koi naraba

泡にもなれない恋ならば
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神151
  • 萌×264
  • 萌43
  • 中立12
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
36
得点
1152
評価数
276
平均
4.2 / 5
神率
54.7%
著者
三月えみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784801957350

あらすじ

「女じゃないし優しくとかしなくていい」

勝ち気でこだわりの強い小林は、仕事で上司と衝突。
元同僚で自分とは正反対の冷静さを持つ石原に
その鬱屈した気持ちを吐露する。
さらに、石原に対しある思惑を持っていた小林は、
石原の恋心を利用して自分を抱くようにしむけるが——?

綺麗なだけじゃない大人の恋愛を描いた表題作の他、
不思議な力も持つ「神様」を軸に繰り広げられる
温かくて少し切ない恋模様を綴った「神」シリーズや
叔父と甥っ子のセックスの主導権をかけた攻防LOVEを収録!!


【収録作品】
泡にもなれない恋ならば
その神は、役場にいる。
今日も神は、役場にいる。(前後編)
僕の神は、役場にいる。
いい子でごめんね!

表題作泡にもなれない恋ならば

石原 前職場の同僚
小林 大手映画配給会社に転職したサラリーマン

同時収録作品その神は役場にいる

立山 営業
鳥海 作業員

同時収録作品今日も神は、役場にいる

旭 専門学校の生徒で、役場の作業員
穂高 専門学校の教師

同時収録作品僕の神は、役場にいる

赤石 役場職員で霊能力者
荒島 赤石の同僚で元同級生

同時収録作品いい子でごめんね!

本田 世良 高校生
川崎 翠 世良の叔父

その他の収録作品

  • 赤石と荒島【電子限定特典】
  • カバー下 あとがき

レビュー投稿数36

大好きなオムニバス集

表紙買いした作品です。
他の方も書かれていますが、キス直前の表紙に、口絵でキスしてる二人がもう超絶美しい…!!!

表題作のほか4篇が入っている、村役場が舞台のオムニバス集。一つ一つの話が切なく儚い雰囲気を持っていて、ぎゅっと胸が締め付けられます。

どのお話も三月えみ先生の綺麗な絵柄と、独特の雰囲気にうっとりなんですが、特に好きなのは「その神は、役場にいる。」と、グイグイ健気一途な年下攻め様を堪能できる「今日も神は、役場にいる。」の二つです。

「その神は〜」の方は亡くなった蓼科の想いが切なくて、、本当は絶対タカに鳥海を渡したくなかっただろうなあ。好きな人の幸せを願いつつも、無念だろうなあ…と泣きたくなっちゃうやつ。

「今日も神は〜」の方はですね、個人的に大好きな「攻めがとにかく受けを追っかける!」というもの。専門学校の生徒(攻)と先生(受)のお話です。

別れを切り出した先生をどこまでも追いかけて、「どこかが好きだから好きなんじゃなくて 好きになったから全部好きなんだよ!」って叫ぶ年下攻め様…こんなふうに言われたら誰でも落ちるよ!!! 若さと青さと情熱が眩しい✨

短編集っていまいちこう、「最高…!」ってなることが少ないんですが、こちらは本当に一つ一つの満足度が高くて何度も読み返したくなる作品でした。

0

男前リーマン✕ノンケ元同僚

短編が5作品入った短編集です。

石原✕小林
初体験が店での見世物だったので残念ながら萌えられなかったです。

立山✕鳥海
鳥海に片想いしていた蓼科が亡くなり、あちら側に行きかけた鳥海を立山が引き戻すお話です。
一話だけなのに心に残る優しいお話でした。

旭✕穂高
昔の恋に囚われてる穂高が旭の真っ直ぐな愛によって絆されていくお話です。
素直になった穂高が可愛いです。

赤石✕荒島
お互いにお互いを神だと思ってるところが楽しかったです。
キス止まりだったのが残念で、えっちしてるところが見たかったです。

世良✕翠
世良が大学生になってからのお話も読みたかったです。

DMMは白抜き修正でした。

0

間違いなく、神!

んんんん〜、とても良かった。
三月えみ先生〜短編でこれだけ面白いって、やばいなぁ〜。
実力がありますね。
これから、読む方はネタバレ無しでおすすめしたい。
サラッと、感想だけ。

「泡にもなれない恋ならば」
電子書籍、短編35ページに、萌の塊が詰まってる。
石原の趣味がこれだったのは以外。
まさか、あの場に赤木さんが居たとは・・・www

「今日も神は、役場にいる」
これは、続編欲しいわ〜。
3カップルからなるストーリー。
しかし、手を振って笑顔の、蓼科さんには泣けた・・・

どの作品も、丸々1冊で読みたかった。

1

自己犠牲は美しい?

表題作は32ページですが引き込まれました。
表紙から3枚繋がっていて素敵。
先が読めず、面白くて充実感は有りましたが、まだ本質の気付きが足りないような気がして何度もよみかえしました。
行間を読む感じでしょうか。
拒まない男でも三月えみ先生はストーリーが一筋縄でない印象なので私の語彙力と解読力が足らないのが悔しい。
大手配給会社勤務、勝ち気で強気プライドも拘りも強く仕事で行き詰まりを感じている小林。正反対の性格、優しく冷静な元同僚の石原。
仕事で人魚姫のオマージュのコンセプトと現実がリンクしてるのが良い。
小林は転職先で今まで全て上手く出来ていたのは石原の自己犠牲のお陰だと知ってショックを受けてしまう。
自己犠牲とは一方的な自己満足。
自己犠牲までされる程、石原に好かれている気持ちを利用して小林は贖罪をするが、手の震えながらの覚悟は本当の贖罪だけではないよね?
エロシーン鬼 畜な石原にゾクゾクした。
帰り道
石原は自分が好きとは伝えない所が上手い。
「お前、俺の事すきだもんな」で全てが計算だったのかもしれない。
途中、あぁこれはバッドエンドだと予測したがまさかのハッピーエンド。現実は映画より美しい。

三月えみ先生に一コマずつ解説してほしい。
取り敢えず読んで感じてみて下さい(*^^*)
他作品も面白かったです。

1

語り継ぎたい名作

超好みのお話でした。この単行本の構成はよく考えられていて裏テーマが深い!と、うならされました。最初の短編だけあとの村役場ストーリー3編と趣きが違い、映画配信会社のお話ですが、この話がテーマのプロローグになってるみたいなのです。

テーマは人魚姫=自己犠牲。この作品群は表題作を含め見返りを求めず、相手に愛を返してもらえないとしても自分は相手を愛し続けるという人物が全てに登場します。自分の幸せより相手の幸せを願う人。泣ける。ロマンチック。

そうはいいつつ最後は報われるハッピーエンドの話が多いですが、唯一2つめのお話だけ自分の恋は報われなかったけど幸せを感じてる本物の人魚姫が。人魚姫おじさんというべきか…泣けました。

村役場ストーリーの方はオカルトチックな所もすごく自分好みで、ストーリーテラーのようなロン毛の神と呼ばれる男・赤石さんの存在が面白かった。彼は霊感が強く死者の意思がわかる人。最後のストーリーでは彼もBL当事者に。

どの話も素晴らしいけど私が1番好きなカプは村役場シリーズのトリを務める赤石×荒島。柔らかくて飄々としたキャラ×堅くて真面目でストイックに自分を抑えてるキャラのカップルは大好物です。荒島可愛い。同級生って所も良い。欲をいえば20代じゃなく30代前半くらいのキャラ設定でも良かった。もっと長い期間こじらせてる感じで(笑)。

追記…最後の男子高校生のお話は人魚姫的な要素はありませんでしたが、面白かったです。

1

大満足

短編集は読みやすいけれどやっぱりどこか物足りなさを感じてしまう作品が多いなか
どのお話もその一話ですっかり引き込まれて満足できてしまうという…
なかなか出会うことが出来ない短編集だなと思います。

表題作のふたりも違う切り取り方をしてしまうとチープな内容になってしまいそうな関係性なのだけど。
そこはさすが三月先生、という感じで"ストーリーテラー"と云われるだけある絶妙な描写で
切なさと葛藤と言葉にしていない部分で揺れるふたりの恋を表していました。
普段強がりでちょっとキツめな小林の涙にはグッとくるものがあるなと感じました。

他のお話たちも素敵な作品ばかりだし、サクッと読めて満足できる、本当におすすめな短編集だなと思います。

2

ロマンちっくな短編集

短編集。

泡にもなれない恋ならば
  「人魚姫の愛は自己犠牲か?」
   制作スタッフの二人。ずっと秘めていた想い。小林の為に譲った大手入社試験、石原の自己犠牲。

◆死者の送り人、神さんシリーズ。
その神は、役場にいる。
  好きだと告る先輩が作業中死亡。霊が想い人を連れていこうとするのを止める神さん。

今日も神は、役場にいる。(前後編)
  神さんの名前は、「土木課の赤石さん」。
  旭君の好きな人は、担任教師穂高さん。穂高は異国で死んだ恋人を忘れられない。
  穂高は、恋人の嘘にずっと騙されていた。

僕の神は、役場にいる。
  神さんが言う、「付き合おう、荒島」・・荒島さんは、ノイズキャンセラー体質。
 「荒島は、僕の神様だ」 
  
いい子でごめんね!
  〆はコメディだった。本田世良くんは、叔父の川崎翆にずっと秘めた恋をして藻掻いていた。

・・が収録されてます。
どれも、抒情的詩的な展開で、綺麗な描写、大人の恋。
独特な構成で、読後の余韻が深い。

このシリーズ、続編出ないかな。出たら絶対に購入して読む。

2

短編集です

三月えみさんのコミックは面白いなあ。短編だとどうしてもストーリー展開が駆け足になりがちで物足りないものが多い印象ですが、三月さんは短編もいいですね。

最初の作品が一番心に残りました。
仕事仲間、同期かな?熱い小林は職場でやや煙たがられがちだが、石原は彼を支え、彼が活躍できるようなポストを斡旋してあげた。新しい職場の上司も、彼の熱さにやや引きがちだが、嫌いではない様子。
そんな二人が飲むシーンから始まります。石原が自分のことを好きだと感じている小林は、彼を挑発する。石原の趣味はハプバー。そこにつきあってやると覚悟する小林。
しかし、いざ関係してバーを出ると、小林は泣き崩れて。。

たぶん、ずっと石原のことを好きだった小林。「知ってたよ」という台詞がキザですがにくいですね。
短い中にもしっかり展開があり、切なくも、また心温かくもなる作品。

他に、役場の「神」が活躍するオムニバス形式の短編があり、こちらも面白かったです。

0

どのお話も面白い

大好きな三月えみ先生の短編集です。
どのお話も読み応えがあり、とても面白くて、胸キュンがたくさん詰まった1冊です。
私は神シリーズの旭と先生のお話が1番好きです。先生のようなズルい感じの大人は結構タイプです。そんなズルい大人に翻弄される年下の可愛いワンコ攻め…最高に好きです!旭はとにかく可愛いし、本当にいい奴!!
無事に2人がハピエンになってとっても満足です。

あと最後の「いい子でごめんね!」も良かった!翠さんの色気がヤバかった…。
欲を言えば、世良と翠さんが結ばれるところしっかり見たいです…。
あっ、神と荒島の結ばれるところも是非ぜひお願いしたいです!
どうか何卒!!続編期待しています!

4

タイトルが神!!

いまさらなんですけどほんと
これは神作品ですね、、素晴らしかったです。。
なんで今まで読んでなかったの、、
三月先生色々読んでたんだけどなぜ?
読んでからはもうこれが一番好きです。
短編で読ます力がある方がやっぱり上手な作家さま
だと思うんですが
やあこんな短編で読ませてくる先生だったとは、、
ごめんなさい。
素敵な表紙で2017当時も流行っていたのに読み逃していました。
神シリーズさるものながら
タイトルが!表題作が最高っでした。はあ。
読んですぐさま読み返しました。
せつなくってぐっときた。
「泡にもなれない恋ならば」
短い中にこじらせリーマンが詰まってます。
最高の男前攻めだし
はあ素敵です。何回も読み返します。
神シリーズもせつない珠玉揃いでした。
尊い一冊です。ほんと好き。
読んでよかったです。


5

この作品が収納されている本棚

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