おねがいヒーロー涙をみせて

onegai hero namida wo misete

おねがいヒーロー涙をみせて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神92
  • 萌×248
  • 萌18
  • 中立5
  • しゅみじゃない3

101

レビュー数
27
得点
711
評価数
166
平均
4.3 / 5
神率
55.4%
著者
早寝電灯 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784834265484

あらすじ

シノとユキは幼馴染でありながら、顔を合わせると些細な言い合いをする仲。
大学進学を機に会うこともなくなる──と思っていたのに、親の提案でルームシェアをすることに。
ふたりきりの同居生活が始まるが、喧嘩相手だったシノにどう接するべきかわからず、複雑な感情を抱くユキ。
少しずつ関係性が変わっていく中、ユキはシノから「俺のこと意識してよ」と言われ……?
そしてユキが抱える、誰にも言えなかった過去の出来事とは──。
イケメンで一途な幼馴染×生物学科の苦学生、腐れ縁の幼馴染ふたりが新しい関係を模索する同居ラブストーリー。

表題作おねがいヒーロー涙をみせて

大学生
大学生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数27

なんで?

何周か読むと違う感想かもしれません。

描写というか時間軸の順番がこの手のは自分にとって効果的な時と、わからないまま話が進んじゃう〜待って〜な時とあって。今回は後者です。

距離感にこだわってましたね。なに?なんで?と疑問だらけで。
だんだん、あ〜家庭環境や高一の体験やあっての?と出てくるのですが…。

うーん、良いお話です。なんでそんなに距離感にこだわって悲観的なのか?
裕福な名家と母子家庭の余裕がない家だから?そのことを知られたくないから?
長い長い片想い?

あと母よ、ゆとりがないならタバコやめなされ。

0

ストーリー重視

読んでてすぐにこちらの作品の世界観に惹きこまれました。
あたたかな感じがずっと続いていくような感覚の二人の展開。
せつなさやら涙やらが混雑しておりもどかしさもあって次のページでどんな展開になるのかがとても楽しみで夢中になって読んでいました。
ストーリー重視ということもあり、えちは最後の方に二人が想いあったあとに。
受け側の過去に少し胸のいたい出来事があり同じく攻めも初めてそれを耳にして悔しそう?そんな感情をあらわにしており、二人が幸せになって本当に良かっです。

0

せつない

最初は、表紙買いで買ったのですがもぉ感動の嵐でした!、
最初は険悪?とはいかないんですがぎごちない関係から徐々に仲良くなってそれから恋人になるまでの過程が完璧でした。これは、メディアミックス化の価値があると思う作品だと思っております。受けが自分の辛い境遇を話してるときは笑顔なのがとても辛かったです。それは、攻めがきいてるときの表情も凄く辛すぎました。でも、最終的には2人が笑ってくれて嬉しかったです。

0

今作も素晴らしいけど過去イチ難しい

大好きな早寝電灯先生の作品。
既刊は全部読んで大事に保管しております。

でも、今回は今まで1番難しく感じました。
初読みの前に、こちらのサイトのレビューを読んで、それからこの作品を読んで、
一読では理解出来ない深い作品だーーーと感じ、
またこちらのサイトのレビューを読みあさりました。
そして、あらためて、早寝電灯先生の凄さに感動しました。

今回のコミックに『あとがき』というか、先生のお言葉は無かったので、
私自身が感じたことの答え合わせをしたいという一心で、こちらのたくさんのレビューを読むことで自分の頭の中と感情を整理することが出来ました。

多くのレビューアーさんからから賛否両論ある
『受けのユキくんの辛い経験』(犯罪レベル)
私は、今回の作品にとってとても大事なエピソードだと感じました。

この作品。今後も何度も読んで、その度に新たな解釈をしたり、ハッと気付かされたりしていくと思います。
その様に思える作品を創る早寝先生の凄さに感動した作品です。

0

また清らかになってしまった

早寝電灯先生
「52ヘルツの共振」でもう、泣いて泣いて大変だったので
KIAI入れて拝読せんといかん。と、KIAI入れすぎてちょっと出遅レビュー。

今回気づいたのですが、見開きのコマの流れがとにかく美しいですね。
その間の登場人物たちの表情の美しさは言わずもがな。
本作品も振り切った清らかさでした…。

ネタバレしちゃうともったいないので、
あまり内容に触れずオススメしたいな~。
(してないつもりなんですが、してたらごめんなさい…!)

幼馴染拗らせ、両片思い(片方後から気づく系)
性的な描写は品が良くストーリーを邪魔しない感じ。
肉体は非常に美しいです。

みなさまご存知かと思いますが、
早寝先生の作品は極極繊細なので、土足厳禁です。
心情を少しづつすくって、拾い上げて、
落としこんでいく読み方を、オススメしたいです…。

なんなら1話からすれ違う想いにギュンッ!となります。
(以降ギュンッ!が倍増していく感じギュンギュンッ!!!)

脆さを必死で隠しながら生きているユキ。
その脆さを理解して愛し続けているシノ。

ほんと、幼い2人が出会って、いろんなことがありながらも
ずーっとシノがユキを好きでいてくれてよかった…。
ユキもシノの想いを(自分の気持ちも)
ちゃんと受け止められてよかった…。
ラスト、涙で全てほどけて浄化された感じ、最高でした(無論号泣)

描き下ろしの、ユキがシノのベッドで寝ているところ。
かわいすぎて相当萌えました…ッ笑
本編はあまり思考ゼロのイチャはないので、
描き下ろしのイチャ感、とてもありがたかったです…。

は~。表情だけで泣かされちゃうシーンが多くて、大変でした!笑
ワタシはすごくこの2人の世界を楽しませて頂きました。
またまたまたの神作品をありがとうございました…!!!

0

ハッピーエンドのその先がまだまだ読みたくなる作品

幼馴染だけど仲良しなわけではなく、会うたびに小競り合いを繰り返す関係の2人。
高校も一緒で、大学生になっても一緒で、さらに親の提案でルームシェアをすることになります。
幼馴染の2人がルームシェア、という設定にまず萌えます。

ルームシェアを始めるときに、もうこういう関係やめねえ?と提案する高里志乃也(攻)
幼いときの経験、記憶から、高里志乃也にはヒーロー的な存在であり続けたい、鹿角雪次(受)はその提案を拒否します。
それぞれ思惑が違うことがうかがえるやりとりが数ページ続くのに萌えます。

第三者に尋ねられたときに、お互いのことを説明する表現がいちいち違うのも、萌える点でした。

お互いにアプローチしあって歩み寄って恋が高まり深まっていくのではなくて、お互いに同じ家にいつつ、違う生活をしていくなかで、相手への感情がゆっくりゆっくり高まっていく感じが、きれいで素敵でした。

がんばって一歩踏み出した志乃也が、雪次に、俺のこと意識して、お願い、と手を取って頬に触れさせて言うところは、ようやく言えた、がんばって言ったね、と拍手したい気持ちになりました。

雪次が自分の気持ちと志乃也の気持ちに向き合って考えて、理解するのにかなり時間がかかるのも、高校時代に本人はたいしたことなかったと言い聞かせているけれどひどい体験をしていたのも、それらを経ての告白をするのも、静かに、しかし強く高まっていく感じがしてとてもとても素敵でした。

2人のその後の生活もまだまだ見たいので続編を待望します。

1

ユキの笑顔を守りたい

シノとユキ、適度な距離のある幼馴染みだったけど、気付くと同じ大学に合格していて、同居をすることになって。

特別仲がいいというわけではないけど、ずっとお互いのことを気にしていた。でもそれだけではなく、実はお互いに好きだったのですね…!
特にシノは滅茶苦茶こじらせてるようで可愛かった!
ユキもシノのことが好きだったけど、シノが勇気を出して告白してくれたお陰で自分の気持ちに正直になることができたのでしょうね。

ユキがずっと自分の胸に仕舞い込んでいた事をシノにだけ打ち明けて、そのことに対してシノが怒って泣いてくれたことでユキは本当に救われたと思います。

ユキが寮の抽選に落ちて、シノと同居することになって本当に良かった…!

ユキの心許した人だけに見せるくしゃっとした笑顔がちょっと幼くなって凄く可愛かったです!!

3

幼馴染の初心で綺麗なラブストーリー

好きな作家様。「52ヘルツの共振」「See you later,Mermaid」が特に好きです。
本作も試し読みが面白かったので読んでみました。

十年来のくされ縁の幼馴染、シノとユキ。現在はそこまで親しいわけでもない二人が、同じ大学に進み同居することとなり…というお話。

キャラデザは攻めのシノが好きなお顔です。ユキよりちょっと男らしくてかっこいい。少し体格差あるのもいいです。
ユキは三白眼気味のお顔ですが、たまにニコってしたり、目を伏せて照れたりして、可愛い表情を見せてくれます。

先生の作品は、心情を少し遠回しに表現するモノローグが多いのが特徴かなと思っていて、本作でもそれを感じました。
そこがちょっと難しいな、と感じつつ、それを読み解いていくところに、面白さを感じます。

中盤で片方の想いがはっきり語られます。「ふ〜ん、やっぱりそうなんだ、うふふ」とニヨニヨしてしまいました。ウブな恋が可愛いな。

ユキやシノがニコって笑う顔とか、シノがユキに向ける真摯な眼差しとか、ユキのちょっと照れたような顔とか…本作では、二人の表情が魅力的だな〜って感じる場面がたくさんありました。
特に「意識してよ」と言う時の表情(どちらかは伏せますが)、とっても可愛くてキューーン!てなりました♡

後半、ユキがある告白をするシーン。
シノの涙に、読んでいるこちらも胸が締め付けられて泣けてしまった。好きな人の辛い時に側にいられなかった悔しさが、痛いほど伝わってきて…。辛いけれど美しい素敵なシーンでした。

ラストに二人の初夜。
すごく美しく描かれていて、二人の愛に胸が締め付けられる、素晴らしいベッドシーンでした。

タイトル通り、二人の涙が綺麗で印象的な、美しいラブストーリーでした。
先生の作品、やっぱり好きです。今後の作品も楽しみにしています。


シーモア 濡れ場は修正不要な描き方でした

4

大切な人に胸を張れる存在でいたいのに

今回は幼馴染の同級生同士のお話です。

受様が腐れ縁だと思っていた攻様と新たな関係を築くまで
恋人になってからの小話を収録。

受様には小学校低学年で知合った
攻様という幼馴染がいます。

当時の攻様は亡き虫で小さくて
その日受様はヒーローよろしく攻様を囲む
いじめっこの輪に飛び込み成敗します。

とは言えそれがきっかけに
親友というほどの仲になった訳でもなく
母子家庭余裕のなかった受様はバイトに明け暮れて
放課後の友人付き合いをした訳でもなく
つかず離れずな関係でした。

大学合格を高校の担任に報告しに行って
受様は攻様と鉢合わせしても進学先すら聞かず
もう会う事もないだろうと思っていたのに

なんと攻様の進学先は受様の大学で
母親同士の話合により大学の寮の抽選に漏れた受様は
親戚の物件の2LDKに入居が決まっていた攻様と
同居する事になるのです。

受様は攻様の方で断るだろうと思っていましたが
話はトントンと進み、引越し当日に攻様を問質すと
「いやではないからオッケーした」と言われます。

しかも互いに干渉せずに暮らしたいと思っていたのに
攻様には一緒に暮らすならもっと近づきたいと
関係改善を提案されてしまうのです。

果たしてこんな2人の同居生活は上手くいくのか!?

WEB配信作をまとめての単行本化で
受様に恋する攻様と攻様とは腐れ縁と思っている受様の
恋物語になります♪

受視点で始まりますが
母子家庭で一人っ子の受様は
自分のテリトリーに誰かを入れる事に不慣れで
攻様ともつかず離れずな付き合いとして
攻様の趣味や好きなことを知りたいとすら思いませんでした。

でも攻様を救えたヒーローだった事は
ずーと受様の心の支えになっていて
受様にとって攻様が大切な存在である事は確かです。

中盤で視点者が攻様に変わると攻様側の事情が見えるとともに
2人が共有する過去から攻様が恋を育てていた事が
見えてくるのですが

2人の立ち位置にかなり開きがあって
なかなか難儀な展開だろうと予想したのですが
読み進めていくと私が思っていた意味とはまた違う
難儀さまで構えていて切なさMAX!!

最初絡まりすらしなかった2本の糸が
こすれ合い、寄り添ってもつれあいながら
綺麗な蝶結びとなるまでとても楽しく読ませて頂きました。

相手を想い、相手にも同じように思って欲しいと願い
大切な人の為に誠実でありたいと思い
共にいたいの望む存在に巡り会えた2人の未来に
幸多からんことを願ってやみません。

2

あと一歩がもどかしい

こんなにも切ない“腐れ縁”、初めてかもしれない。

幼馴染だけど、親友というわけでもなく、
近づぎず、遠くもない曖昧な距離間のままに過ごしてきた高里と鹿角。

大学進学を機にここまで続いてきた腐れ縁も遂に切れてしまう。
感慨に耽る鹿角でしたが、親同士の提案で高里とルームシェアを
することになり…。

腐れ縁以上、親友未満。
互いに意識はしていても、両片想いというには少し足らない。

そんな一途に想い続けるも伝えることができなかった高里と、
ある過去の出来事から恋に踏み出すことができなかった鹿角の
切なく、もどかしい恋のお話でした。

子供の頃に救われて以来、鹿角だけを見つめ続けてきた高里。
これまで秘めてきた想いが鹿角との同居によって爆発し、
「俺のこと意識して」と口をついて出てしまうシーンはキュン不可避でした///
一途な攻めってやっぱりいい…!!

一方の鹿角は恋に興味のもてない天然なのかと思いきや、
誰にも言うこともできず、一人抱えてきた過去があまりにもしんどい…。
「男だし」とか「自分が思わせぶりなことを」とかそんなのは関係ない。
ただ、鹿角が心と体を傷つけられたという事実がそこにあるだけ。
悲しいのと同時にこんなひどいことをした相手に腹が立ち、許せないと思った。

だからこそ、高里の存在に救われました…。
高里がそばにいてくれて、想ってくれて、本当によかった。
高里と恋に落ちたことで灰色だった鹿角の人生も
色づいていくように感じられました。

4

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