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タテヨミを試し読みで読んでいたのですが絶対紙で読みたいと思っていたところ、本屋でこちらを見つけました。
最高~~!!これこれ!
タテヨミではなくコミック形式のコマ割りになっているので読みやすいです。
1巻はオシリスが溶け、イシスに傷だらけのアヌビスを託すところまでです。続が気になる!
この話はセトと、セトを取り巻く複数の攻めの話。
もうキャラが魅力的です。
表紙にいるキャラがセトで、受けです。
セトもホルス(攻め)もメカクレなので、メカクレ好きには多分ヒットすると思います。
個人的に、イシス好きですね~~。気丈な女、好き。
2巻からさらに面白くなるので、絶対2巻、3巻と一気に買った方がいいです!1巻はよくもわるくも登場人物が多く謎は謎のままなので、絶対に気になってしまうと思います。
1巻はBL要素が薄く、シリアスな一般漫画な感じですが、それはそれで面白い。でも
セトとオシリスの過去や因縁、ホルスがどう動いていくか…本当にわくわくします。濃厚重厚なエジプト神話BL。巡り合えて良かった。
縦読み版を途中まで読んでいて、これはいつか紙で読みたいと熱望していた1冊。
影絵のようなプロローグのデザインセンスの良さと、確かな画力が光るすっきりとした作画もさることながら、内容がとにかく面白い。
全ページフルカラーで楽しめてこのお値段はお買い得すぎますね。セトの身体のラインが好みすぎる。
エジプト神話に限ったことではないのですが、世界各国で語られる神話というのはなんというか、うーん。
残酷な描写や近親相姦当たり前の、言葉を選ばずに言うのならカオスなものが多く、どんなお話なのかを理解すれば面白く読めるのだけれど、その内容を理解するまでがちょっと難しいかなと思うところがありまして。
そんな中、こちらの作品はというと…そんなカオスにさらにBL要素が加わっているんですね。なんてこったです。でもこれが面白いんですよ。
なにせこの作品の神たちといったら、姉や弟その他距離が近いところで大小さまざまな物事を起こすものですから、1巻時点では全体像を把握出来ずややとっつきにくさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、よくよく読んでみると登場する神々が非常に人間くさくて、少しずつ物語の世界に入り込みやすくなっていく。
思うがままに生きていたり、どろどろとしていたりと、神なのにまるで人間のようで読んでいて飽きません。
まだBL要素は欠片がうっすら見えるか見えないかなので、こちらは導入編といったところでしょうか。
ストーリーも関係性も、これからどんどん面白くなっていきます。
地雷が多い方にはおすすめできませんが、まずは1巻で世界観と大体の相関図を把握してみて、波に乗っていけそうなら次もぜひチャレンジしてみてください!
愛と欲望が渦巻く壮大な物語が夢中にさせてくれます。
「エネアド」と呼ばれる九柱神のうちの一人、戦争と砂漠の神である最強神のセトは、厄災により実兄を手にかけるなど、嫉妬にかられる。
エジプトの地はセトの暴政に疲弊。
そのなかで、実兄の子どもホルスが王権を取り戻すために、叔父のセトへ戦いを挑むが、、、
元々はタテヨミということもあって、オールフルカラー。
ページレイアウトも元来のマンガとは違い、自由な感じです。
冒頭は世界観の説明。
まりあげはは、世界観やキャラの関係性を掴むために、何度もこの冒頭部を読み返しました。
そして、途中記載されていた神々の相関図? も何度も読み返し、物語の把握に努めました。
(そう。とにかく登場人物が多いので、名前と顔と、関係性を一致させるのが大変でした...)
途中まで、
で、これは結局どこのどなたとセトがBでLになるのかしら?? と、必死に腐女センサーを巡らせていたら!
実兄のオシリスとその子どもであるホルスが怪しいんですね?!!(歓喜乱舞!)
その予感に気づいたまりあげはは、途端にテンションダダ上がりました。
うん。
これは人気なのが納得ですね。(ニヤニヤ)
1、2同時刊行+すでに3巻の発売も決定しているので、これはテンポよく楽しめそう! ということで、まだお話としてはほんのさわり程度の展開ではありますが、今後の期待もこめて☆5で!!
少し前に大きな話題をさらった今作品。
単話で電子書籍さんで取り扱いがありましたが、ワタクシ、婆なせいなのか?縦読みの漫画があまり好きではなくて食指が動くことがなかったのですが、本屋さんに行ったらコミックが販売されていまして。
表紙も綺麗だし、人気もあるようだし、と思ってお買い上げ。1、2巻同日発売です。
単話で読まれていた方は内容をご存じだと思いますが、私のように初見の方に向けて内容をざっくりと。
今作品は古代エジプトの神話を軸に描いた作品です。
混沌の川の丘から自らを誕生させた太陽神・ラー(今作品ではラーは女性として描かれています)は6人の神を生み出しますが、その中のテフヌトとシューが愛し合いヌトとゲブを生み出します。
ヌトとゲブは愛し合い子を孕むが、その二人の間に生まれてきた子がエジプトの支配者となると聞いたラーはヌトに子を産めない呪いをかけてしまいます。困り果てたヌトは知識の神・トトに救いを求め、無事4人の子を産み落とします。
この4人の子が、生命の神・オシリス、魔法の神・イシス、戦争の神・セト、そして調和の神・ネフティス。人々から敬愛を尊敬を受けるオリシスはイシスと愛し合いますが、そこに横やりを入れたのがセト。セトはオリシスを殺め身体を9つに切断しナイル川に流してしまいます。
が、イシスはオリシスの身体を集め復活させることに成功。イシスはオリシスとの間に子をなし、生まれてきた子がホルス。
というですね、えー、相関図必須な複雑な人間関係を孕む作品であります。何度も行きつ戻りつしながら、ちょっと待って、この神って誰だっけ?を繰り返しつつ読み進めました。1巻の中盤に相関図があるので、ぜひともそれをフル活用していただきたく思うところなのであります。
で。
ヤバいです。
めちゃめちゃ面白いです。
現段階で2巻まで刊行されていますが、これってBLなん?と思うドシリアスさ。しかも濡れ場も甘さも無い作品であります。これってどこがどうやってBLになるんです?と思ってしまうのですが。
まず「古代エジプト」「エジプト神話」をバックボーンにしたところが斬新で面白い。あくまで個人的な意見ですが、神さまってめっちゃわがままだし図々しいし態度がでかい。今作品もそのイメージを損なうことのない神がいっぱい出てきて、あまりの解釈の一致さに一気に引き込まれてしまいました。
彼らはすべからく「自分」中心なんですよ。
「自分」がどうしたいか。
「自分」のいうことが世界のすべて。
全世界は「自分」にひれ伏すべし。
そのくらいの勢いで存在しています。だからこそ軋轢を生むしトラブルも発生する。武力だけではなく心理戦なところも面白い。相手の裏をかくために、相手を倒すために、「神」の力をも使いながら闘うシーンはめちゃめちゃ面白くどうなってしまうのか気になってページをめくる手が止められませんでした。
セトは「戦争の神」で、とにかく武力ですべてを制圧しようとする人物です。オリシスを滅したときも、イシスに迫る時も。そして、彼自身の息子に対しても。まさに「血を血で洗う」を地で行く人物です。が、彼が「そう」なってしまったのには理由がありそうで、それが何なのかめっちゃ気になるところ。
1巻の終盤に描かれているのですが、セトはオリシスの身体を分断してしまいますが、この二人の間にも何かあったのでは…?BL的な意味で。そんな風に読み取れるシーンがあってヤバいくらいに萌えてしまった…。
1巻はまだまだ序盤に過ぎず、何ならセトたち神々の関係性や今現在の状況を読者に読ませる巻、くらいの立ち位置にいますが、とにかくストーリーが面白くって強制的に沼に引きずり込まれる感じ。まさに「沼」。
ストーリーも面白いですが、絵柄も綺麗でめっちゃ良い。セトがめちゃめちゃ嫌な奴なんですが、ビジュが良すぎる予感しかしない。ご尊顔ははっきり見えないのにイケメンなんです。ヤバいです。とはいえ、息子のアヌビスに対する態度が胸糞で。アヌビス、ええ子や…。なので余計に。
オールカラーページ、韓国BL漫画、ということもあるんでしょうか。1冊1200円(税抜き)という強気なお値段設定ではありますが、これはもう続巻を買っちゃうなー、という感じ。人気があると聞いてはいましたが、いやー、言うてそうでもないんじゃない?と思っていた自分を殴りたいです。
ただ、先述しましたように流血、人を殺める、暴力シーン、などの描写もしっかりありますのでもしかしたら苦手な方もいらっしゃるかも。苦手な方は自衛してくださいね。
というところで2巻へ続きます。