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usotsuki gizumo
初めましての作家さんでした。
非常に雰囲気のある装丁にビビっと惹かれて手に取りました。
カバーデザインはエドワード・ホッパーのオマージュなのかな。
カバー下もパキッとした黒に白が映える素敵さでした。
80-90sのアメリカ映画がお好きで、好きなものを詰め込んだとのことなので、もしかしたら映画好きの方はにやりとできるところがあるのかも?
万人受けするかはわかりませんが、好きな人はきっと好き。
絵柄もストーリーも個性的な1冊です。
BL成分はやや薄め。
舞台となるのは、ごく普通に月や宇宙への旅行が可能になっている近未来世界。
クリスマスを前にしたホリデーシーズンに、主人公のジョンへ祖父からとあるプレゼントが…と、始まりからわくわくしてしまう設定が続きます。
「ギズモ」と名付けられた自称人型家政婦ロボットとジョンによる、ひと夏ならぬひと冬の忘れられないお留守番劇が繰り広げられていくわけなのですけれど、ちょっとどう解釈をして良いものかと困り果てました。
キャラクター設定もストーリーも、大胆な線で描かれる味のある絵柄もすごく好み。
何が起こっているんだ?と彼らのスリルあふれる冬休みに引き込まれる展開も面白いのです。
ただ、先述の通り非常に個性的・独創的な作品でして、一度読んだだけでは理解が難しかったというのが正直なところ。
数回読んでみても、果たしてこの解釈で合っているのだろうか?もしかして実はこうなのだろうか?と答えが出そうで出ません。
私の読解力が追いついていないだけの可能性大ではありますが…読み手によって何通りの解釈もできそうな、スルメのようなお話かなと思います。
萌えかと言うとどうかなと3.5寄りのこちらの評価になりましたが、作風も余韻のある映画的な結びも好みでした。
同時収録作は、あと7日で終末を迎えると噂される地球で生きる、浮気をした男と浮気をされた男のお話。
こちらもまた不思議なあと味で良いです。
作家さんの別作品があれば読んでみたいなと思っていたら、同時発売作があるんですね!
そちらも読んでみたいと思います。
同時発売された「マジックアワーの恋人たち」がとても良くて、迷わずこちらもカートへゴー。
表題作のほか、もう1作入っています。
あらすじはなしで、表題作の方の感想を。
「マジックアワー〜」とはまた全く違う近未来?のアメリカ(だと思われる)のお話なんですが、、
クリスマスに突然祖父が拾ってきた家政婦(?)ロボット×宇宙への恐怖を感じている教師の青年。エッチなシーンはなし。
ロードムービー的なストーリー展開に、序盤はよく分からないながらもワクワクしながら読んでいたんですが、、
正直ちょっと自分には難解すぎて、どう解釈すればいいのか分からなかった・・・!
最後まで読んでも、「結局ギズモは何だったのか?」「なんで博士は死を選んだの?」と疑問は増すばかり。(誰か正解教えて…)
1回読んで、「???」だったのでもう一度最初のページから読み返したんですが、やっぱり分からなかった。。
内容が、というより自分の解釈能力の問題なのだと思います、、