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この想いも雪と共に溶けてしまえばいいのに――
sayonara no sonotoki made
獣人がいる世界観
舞台は雪深い狩猟の村
獣人のヴェルグと人間のリュカ
大怪我をして倒れていたヴェルグを拾ったリュカ。
元気になったヴェルグに番になって欲しいと迫られているが、身体は許すものの番になることは断り続けている。
物語の始まりの時点で二人の関係性はある程度出来上がっていて、回想でそこに至るまでを振り返り、そこからさらに進展する…という構成だった。
番になりたいとヴェルグが言って、身体の関係になるまでにもハードルがあったろうと思うけれどもそこは描かれてなかった。ちょっと残念。(リュカとしては、ひとときでも辛いことを忘れたい気持ちで流されただけなのかな?)
ヴェルグの過去話、獣人の捉え方や扱いが地域や文化によって大分差があるのが見てとれて面白い。
(リュカの村では「吉兆」、ヴェルグの故郷では「呪い」、普通に家庭内で愛される例も、商人に売買される例もある様子)
ただ、この違いはどのような分布なのか…ヴェルグ一人が見てきたバリエーションにしては多いような気もする。
リュカの過去は悲しかった。
ヴェルグの番の誘いに応じられない理由も、その考え改めたをきっかけも、納得感があって良かった。
ただ、最終的に奇跡が起こったわけだけれど、そうなる前になんとかなったら良かったのにな~とはちょっと思った。
(命尽きかけないと前に進めないというのは、家族を喪った者へのアンサーとしては希望も救いもないな…と思う)
ラスト、二人ともがお互いの存在に救われているのが感じられて良かった。
切ない過去を抱えた孤独な2人が出会い
お互いがお互いの希望となる救済ファンタジー
紅先生の美麗な絵で描かれる雪国の世界が
とても美しい!
リュカはヴァルク(獣人)と同居していて
身体も許しているが
ヴァルクからの気持ちには
応えられるずにいる
リュカは長髪美人で
みんなの前では明るく振る舞っているが、
何年経っても乗り越えられない過去を抱えている…
自分だけが幸せになることへの
罪悪感、後ろめたさみたいなのも感じて
ぎゅっと胸が締め付けられる
一方のヴァルクも同じように
辛い過去を抱えているが、
リュカに命を救われて一緒に過ごすうち
一途にリュカを想うようになる…
時に心地よい強引さで
リュカを救うような愛の伝え方がかっこいい!
やっと乗り越えて幸せなった2人が
もっと見たかったなぁ
想像していたよりも切ないファンタジーでした。
ケモ耳シッポ好きとしても、もふもふ成分を摂取できたので良かったです。
物語はしっかりとしていて読み応えがあったのですが、恋愛面的には少し薄かったかなと思います。
身体先行の関係だったので、とくにそう思ったのかもしれません。
受けの過去があったからこそ、攻めからの番という関係性を拒んでいたのも理解できるのですが...
この過去を塗り替えるための過程に、攻めが関わっていたらもっと違った印象だったのかなと思っています。
ただ、受けの心の切り替えの問題なので、仕方がないのかもしれません。
最後に番という関係性を許された攻めの、その喜ぶ顔の可愛いこと。
ずっと待てをされていた状態だったので、報われて良かったなと思いました。
ケモ耳、ファンタジー大好きなので
増量1話分を試し読みもして、
これはいい!と期待していたんですけど、
思った以上に内容がライトな気がしました。
具体的には、リュカの番を拒む理由が弱いかな…
体を許してる訳を自分の中に問いもう少し葛藤するかと
少し読みにくかった箇所が残念
リュカが夢の中で回想するシーン
それまで、チラッと見えた女の子は恋人かな、ぐらい
思ってたので、多少の説明が入った方が良かったかな…と。
ここは大きくなくてもという場面でコマが大きかったり、
このモノローグは横からのアングルで表情見たかったな
と、違和感で一瞬冷めてしまう場面が出てきて
なんとも残念でした。
絵は背景や、動物の描写、とても丁寧に描かれていて
綺麗でした。エチも恋人になってからの変化とかも
可愛くて良かったです。(その後をもう少し見たいくらい)
もっとシリアスで複雑なものを想像していたので、
そこは違っていたというだけなのでしょうが、
導入部が良かっただけに、という気持ちです。
タイトルに戻りますが、辛口ですみません。
電子化を待っていた、こちらの作品。やっと読めた〜♪
もふもふ獣人大好き、”受けの事大好き!な攻め”大好き、なので刺さりました。
尻尾でリュカ(受)をもふもふしてくれるの、嬉しい!
ワンコ系獣人攻め・ヴェルクの「番になって!」攻撃と、「絶対離れないぞ」宣言ににやにや( ̄∀ ̄)
受け君をひたすら追いかけ溺愛してくれるの、たまらん…
お話的には、二人が初めて体を重ねた日のこととか、そこまでの経緯が知りたかったな、、とちょっと物足りなく思う点も。
ただそんな点を補ってくれる、もふもふ萌え・溺愛攻め萌えがあったので、「萌2」で◎
一途な攻めの愛に心解きほぐされてゆく・・・
雪深い村の青年・リュカはある日、行き倒れていた獣人・ヴェルクを助け、
二人で暮らすように。
はじめは警戒していたけれど看病するうち絆されていったヴェルクから
求愛され身体を重ねるようになるもリュカは消えない傷を抱えており…。
ヴェルクの一途な想いに惹かれながらも過去のトラウマから
臆病で素直になれないリュカがもどかしくてたまりません!
何度断られても無償の愛を捧げ続けるヴェルクに心癒されます。
彼自身もまた不幸な生い立ちではあるものの、それを乗り越えて
リュカに注ぐ大きな愛情はまさに包容力…。
想いが通じ合ったとしても種族の違いから寿命差の問題もありましたが、
ラストは思わぬ展開を迎え、末永く添い遂げるであろう二人にほっとしました。
紅先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
ファンタジー 3
しんみり 2
エロ 1
な感じだと思います。
獣人のヴェルクさん×リュカさんのカプです。
雪深い森の奥の村で同居して暮らしているヴェルクさんとリュカさん。一途にリュカさんのことを想っているヴェルクさん。そのヴェルクさんに少なからず愛着を抱いているリュカさんだが、番にはなれない理由があるようで…。
今作は、先祖返りや生まれた時から獣耳の姿をしている獣人が存在する世界観で、攻めのヴェルクさんは後者の黒曜虎という獣人です。他にも植物や動物の名前がオリジナルのもので、ほんのりとしたファンタジー物です。
ある日、怪我していたヴェルクさんを助け、そのまま一緒に過ごすようになったリュカさん。そんなリュカさんに最初は警戒していたヴェルクさんだったけど、徐々に惹かれていくようになり「番になってくれ」と言い出します。それからはずっとリュカさん一途なヴェルクさんが、一見クールっぽいけど、嬉しい時は尻尾を振ったりするので、ワンコっぽい一面もあって可愛いです。
過去に家族を亡くしてしまったリュカさん。その為、人間よりも寿命が長い獣人のヴェルクさんと番になってもいつかリュカさんの方が先にいなくなってしまう。一度残される側を知ってしまったリュカさんは、今度はヴェルクさんにその寂しさを味あわせてしまうと、なかなか想いを受け入れられないでいます。悲しい過去とリュカさんの健気さと不憫さに少ししんみりします。
でもある事がきっかけで、自分の隣でヴェルクさんが幸せになってほしいと願うようになるので、勿論最後はハッピーエンドになります。
しんみりする描写もありますが、健気なリュカさんと一途なヴェルクさんが織り成すほんのりファンタジーが雪溶けのようにゆっくりと心温まるので、是非とも読んでほしいです。
今回は森で行き倒れていた獣人と天涯孤独の青年のお話です。
天災で家族を亡くした受様が
獣人故に家族に疎外された攻様と番になるまでと
その後を描いた短編を収録。
昔々、獣の姿を借りた神に愛された娘がいました。
彼女の子孫は獣の加護を持って生まれる事があるらしく
生れた時から獣の姿をもったり
大怪我などの極限状態で先祖返りする者もいる
と言われていますが
雪深い森の奥の小さな村で暮らす受様は
それはおばばの夢物語で作り話と思っていたのですが
1年前に森で生き倒れていた攻様は黒曜虎の獣人でした。
受様の看病で一命をとりとめた攻様は
帰る故郷がないと言い、受様の同居人となります。
攻様は吉兆として村全体に歓迎され
本人ものんびりと馴染んでいて大きな問題はありませんが
攻様に身体を望まれて差し出せても
番になりたいという気持ちには応えられませんでした。
それは4年前に村を襲った惨事に起因していて・・・
雑誌連載作をまとめての単行本化で
家族を失った受様と家族に受け入れられなかった攻様の
もふもふファンタジーになります♪
攻様の生まれた村では
先祖の業が呪いとして子供に現れるとされ
耳付きの攻様は家の汚点とされて隠されて育ち
村を出てからは各地を転々としていたのです。
受様は助けてくれた受様を唯一の存在として愛しますが
受様は4年前に村人を襲った土砂崩れで家族を失っており
残される寂しさや悲しさを拭えないでいたのです。
受様の哀しみの深さも攻様の過去の寂しさも
とても切なくて胸を打つし
受様を思う攻様の気持ちも
攻様に惹かれながらも受け入れられない受様の気持ちも
わかるだけにどうやったらハピエンになれるんだ!?
とハラハラ&ドキドキ、
死に瀕した受様が家族よりも攻様を選び
攻様の番となるまで楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ
現代もののほのぼのラブコメもとても良かったですが
本作もとても素敵な物語でした♪
セフレ、やっぱなしでの作者様の同月刊行の2冊目です。セフレの方が明るく元気なラブコメな作品なのに対してこちらは美しいファンタジーBLで幅の広さに驚かされました。
まず全体的に本当に美しいなと。雪山の背景はもちろん、民族衣装のような服装や家の中の描写も細かい。何よりリュカの民族が白髪で男女ともに髪が長いのが特徴なのですが、リュカがあまりにも美しい!そしてそんな中1人黒い毛をもつヴェルクが村の人間ではないことを引き立てていてよかったです。
幸せに溢れていた普通の日常が一瞬にして壊れ、また同じような温もりを手にすることを恐れているリュカ。だからこそ強引で意志が固いヴェルクがずっとそばにいてくれて本当に良かったなと。そして前に説明のあった「瀕死」という伏線を回収し、寿命とかの問題も全て解決する形での結末。お見事でした。
最後に素直になったリュカを見ることもできて良かったです!平穏な日常がいつまでも続きますように。
雪深い森の奥で、リュカは獣人のヴェルクと暮らしていた。
ヴェルクは一年前、森でいき倒れているのをリュカが拾って甲斐甲斐しく面倒をみたのだ。
それ以来、ヴェルクに番になってほしい、と体当たりでお願いされるようになって、、、
耳付きと呼ばれる獣人のヴェルクは、その特性から親に捨てられ、愛されることを知らずに成長しました。
対して、リュカも大切な家族を土砂崩れで亡くしています。
2人のこのエピソードは、どちらも涙なしでは読めません。
ううう...切ないんよ。・゚・(ノД`)・゚・。
そんな天涯孤独な2人が出逢ったのは必然と思うし、2人寄り添うことで(ヴェルクの好き好き攻撃割合のほうが大きいのが最高ですが♡)、最終的にお互いが生きる希望みたいになっていたのは、とても良きでした。
が!そんな2人に、とくきリュカに命の危機が訪れます。
ウソ?!
ウソ?!! というヒヤヒヤ展開から、さらに驚愕な結末が!!
正直びっくりしましたが、ヴェルクの溺愛がより強強に。
それから一度タヒにかけたリュカが自分の気持ちに素直になり、結果2人の絆と愛は「さよならの、その時まで」永遠に続くのだろうと考えると、感慨深い結末でした。
一度タヒにかけたリュカのシーンのときに、タイトルの意味はもしや...ここ...です...か?? と不安を覚えましたが、ラストのラストにあるモノローグでタイトル回収がされたのですね(両手を合わせながら)!
紅先生の今月2冊目の新刊は、泣ける獣人攻めBLが読みたい方にオススメのお話でした。
あと、個人的にリュカのビジュアルが好みでした。