貴方のそばにいたい。運命じゃなくても。

憐れなβは恋を知らない 3

aware na β ha koi wo shiranai

憐れなβは恋を知らない 3
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神225
  • 萌×235
  • 萌5
  • 中立5
  • しゅみじゃない3

38

レビュー数
37
得点
1285
評価数
273
平均
4.7 / 5
神率
82.4%
著者
屋敷シマ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ブライト出版
レーベル
Tulle Comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784867870280

あらすじ

主人である伊勢崎 凌介と恋人になることを拒み、執事として傍にいることを選んだ瀬乃 凉晴。
凌介の取り巻き・佐野に騙され、怪しげなクスリを嗅がされ擬似発情期に陥ってしまう。
そんな瀬乃を救い出した凌介だが、酩酊した瀬乃から本音が飛び出しーー。

愛が重いハイスペ主人α × 一途なストイック執事β
こじらせ両片想いの主従関係オメガバース、堂々完結!

表題作憐れなβは恋を知らない 3

伊勢崎 凌介、α、名家の嫡男
瀬乃 凉晴、β、凌介の専属執事

同時収録作品憐れなβは恋を知らない 3

複数の男
瀬乃 涼晴、凌介の執事

その他の収録作品

  • 未来のとある日の話

レビュー投稿数37

いろいろな恋愛があった

待望の3巻!そして完結!
個人的にオメガバースの世界観でのβの切ない恋が大好きで、しかも主従関係というダブルの切なさで1、2巻から待っていました。

策略を巡らしてなんとか相手にも周りにもふたりの関係を認めさせようとするαの凌介と、大切だからこそ執事としてずっと側にいたいと健気に相手の将来を守ろうとするβの凉晴。
執着する攻めと攻めの為に逃げたい受け。好き合っているのに付き合えないふたりがどうハッピーエンドになるのか。
2巻の終わりで攫われた凉晴がどうなるのか、助けはいつくるのかとドキドキしました。挿入まではいっていませんが、指は入れられちゃってます。苦手な人がいたらちょっと注意です。

3巻では、凉晴の過去が語られます。凉晴がどうして執事に拘るのか、愛されているのにどうして離れようとするのか、βであることについて、凉晴にとっての運命など知ることが出来ます。
そして、周りの人と凌介によって本当に相手を思う気持ちを知り、父親への恐怖と葛藤を乗り越え戦います。たくさん泣きます、でも凉晴は3巻でとても成長します。

また凌介は、ありのままの凉晴を受け入れるため、執事でいたい凉晴の気持ちを大事にするために敵を味方につけ、圧倒的な力を発揮します。信じられますか?まだ10代、大学生なんて!すごすぎる!
それでも「嘆かない人は傷つかない人」ではないんですよね。愛する人のために、その世界を変えるために、よくぞがんばった!って褒めてあげたいです。
浅井君が凉晴へ語るセリフすごくよかったです。βの浅井君とΩの律との恋の切なさや凌介の婚約者の関係など、ありきたりのα×Ωではない恋愛をたくさん見せてくれて嬉しかったです。

ふたりがα×βの主従関係のままでいられることが凉晴にとっての一番の幸せだと思います。ヘタにβからΩになったりしないでよかったです。

ふたりの名前が「さんずい」ではなくて「にすい」で、流れる「水」ではなくて硬くて冷たい「氷」を表しているのですが、ぶつかり合っていたふたりの「氷」がちゃんと溶けて混ざり合った素敵なハッピーエンドでした。

しかし!新章決定と発表があったので、ふたりの続きがまた読めますね。個人的にはふたりより周りの人たちの恋愛の方が気になりますが、どうなるのか今から楽しみにしています。

10

2人の運命を見守り続けられる幸せ♡

1巻「私たちは運命になれない。」
2巻「俺(α)がお前(β)を運命にする」
3巻「貴方のそばにいたい。運命じゃなくても」

帯を並べるとストーリーの大切な部分が何かって伝わってきます。3巻は瀬野がなぜ執事でいることに執着するのか明かされる巻です。もう帯見ただけで泣ける…!

父親からあんな扱いを受けたら、心を殺すしか自分を守る方法がないですよね…。そんな中、凌介と出会って目をキラキラさせるチビ瀬野が可愛くていじらしくて涙腺崩壊です。
αの跡取りとして育った凌介にとっては、とてもピュアでキレイな存在だったんだなぁと思います。

とはいえ凌介の執着が凄すぎる…凌介には私の中で「キング・オブ・α」の称号を差し上げます…!
自分のモノにすると決めてからの執着、毎晩せっせと開発する様子はヤベーαがいたもんだと驚きました(大好物)。が、しかし、瀬野の事を常に最優先に考えて動き、瀬野に語りかける様子はとても優しく、心から愛しているというのが伝わってきます。
たくさんの障害を乗り越えて、瀬野を運命の相手にした凌介は有言実行のスパダリですね…!!

最後に執事服に着替えて、屋敷の温室で素直な気持ちを伝え合うシーン大好きです♡
とても温かく幸せな気持ちで読み終えました。

シマ先生のコメントに「いったん完結」とありましたが、もしかして続編あるかな…?恋人ごっこじゃなくて、今度は本物の恋人になった2人を見てみたいです♡

しばらくは憐βロスですが、たくさんの特典とCD聞いて乗り切りたいです。

【3月27日追記】
続編決定おめでとうございます(大歓喜)ーーー!!!

2人にまた会えるなんて世界の憐βファンが歓喜にわきにわきまくってると思います…。みんなの想いが届いてよかったですね♡
シマ先生、編集部の方も熱い想いを受け取ってくださり本当にありがとうございます♡

瀬野には存分に恋を知ってもらい、「恋を知らない」→「恋を知り尽くしている」までずっーと見ていたい…!とても楽しみにしていまーす♪

9

全細胞が喜ぶ大最高傑作

これはマジもんの大最高傑作!
うわー…ヤバイ。鳥肌たったよ〜…

読み終わったあとは言葉を失って、ただただその余韻に浸りました。私が想像していた2人の景色があまりにもドラマチックで美しくて……その背景にどれだけの苦しみや切なさがあったのかを思うと、余計に想いが込み上げてきました。

愛おしさや慈しみに包まれた2人の幸せそうな姿がなんと神々しいことか…。モノクロの絵に色がついたようにそこだけが光って見える錯覚まで起こしてしまいましたよ。
素晴らしい結末に、私の身体中の全細胞が喜んでいます!( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾


3巻はこれまでの集大成。これで見納めだという完結巻にふさわしい内容でした。

もぉー…すごいんです!見せ場しかないんです!
フィナーレに向かうための気合いがえげつなくて、驚きの展開がいっぱい。めちゃ震えました。
2人の未来への期待感と喜びはもちろん、やっと覚醒した瀬乃の凌介への想いと行動には最大の拍手を送りました。♪( ´▽`)

凌介のことが好きなのに、素直になれない瀬乃の言動にこれまで何度溜め息をついたことか分かりません。ハッキリ言うとイライラしてました。
目の前に好きな人がいて、相手からも好意を向けられているのに手を取らないその理由は何なんだろうと不思議でした。
凌介は名家の息子でαだし、立場的に理解できますがそれでも引っかかるものがあったんですよね。その理由が今巻で明らかになります。

瀬乃の過去が衝撃的で、それを読んで瀬乃の苦しみがどれだけのものだったのか…瀬乃にイライラしてごめんって謝りたい気持ちでした。
それでこれだけは言わせて。
やっぱり、瀬乃父はクソ最低ジジイだった。

読んでて気分悪くなりました。…あんなん虐待よ。
親から心身ともにボロボロにされ続けて、凌介の存在だけが生きる希望だったんだろうなと思うと…。
幼い頃から洗脳という見えない鎖でよくも瀬乃を縛ってくれやがったな、瀬乃父ー!

凌介と瀬乃を取り巻く一番の敵は、瀬乃父だと思う。2人が結ばれるのを邪魔するのはバース性でもなく、主人と執事という立場的なものでもなく、瀬乃の父親です。瀬乃を精神崩壊に追いやった罪で、間違いなく戦犯でしょう。

瀬乃父のことを含め、2人の障壁となる不安因子を取り除いていく寮介の姿に、αの本気をみました。
凌介様の規格外の愛情にシ…シビレたぁぁぁ〜…
瀬乃を守るため、家とか会社組織も全部巻き込むなんて狂ってる(笑)瀬乃への愛に狂う凌介最高です!


凌介と瀬乃が結ばれるまでの最高のシナリオに、最高の演出に、最高の救済に、感動と涙が溢れて止まりませんでした。涙腺ガバガバです。

最悪の状況から始まった3巻冒頭から、最高のシチュエーションで迎えるエンディングまで、流れが最高。凌介のカッコ良さに酔いしれました。
αとΩの組み合わせが最高の相性なんじゃない、どの性であっても、自分たちの気持ちが大事なんだって思わせてくれるストーリーが素晴らしかったです。

運命を自分たちの手で切り拓いて獲得した彼らの幸せな姿は、間違いなく神評価です。

8

読後は至福です。。

配信前から単話を何度も読み返してしまうくらい
コミックスを楽しみにしていたんですけど

なんでしょう、
主従モノならではの
障害物が多すぎて
拗れまくってる2人の想いが重なる
尊くて深いとしか言えないプロセスに

甘美な欲情とエロと狂気まで孕んで
ゾクゾクが止まらない
この主従オメガバ。最高かな❤︎
出会えたことに感謝しかない

最終巻は凌介様の本気の本気が炸裂で
それは、凉晴くんの本音が明かされたから
なんですけど

分かっているよ、とどこまでも包み込む
凌介様の愛の表し方が尊すぎて…

愛情を受ける暇もなく、執事として
主に従うことを徹底的に叩き込まれたが故に
自分の気持ちを押し殺すことでしか
居場所を得られないと思い込んできた
凉晴くんにとって

相手の気持ちを考える余裕、ましてや
自分が誰かの拠り所になっているなんて
思いもよらなくて
凌介様を愛している気持ちを出せるように
なっても、
自分のことを愛してあげることができない
んですけど

そんな凉晴くんを腕に抱いて
凌介様が胸に刻むように誓いを立てる
場面は本当にしおりを挟んでいつでも
読み直したいくらい尊くて泣けちゃいました。

あぁこう書いていて、改めて
立場も完全に身内のヒエラルキーに
組み込まれている2人が結ばれるなんて
難しすぎるでしょ
と思ってしまうんですけど、
こちらの気持ちが削がれることなく
こんなドラマチックなストーリーで
みせてくれるなんてw

史上稀にみる最高峰な溺愛攻めが
みせてくれた極上のラブストーリー❤︎

主従モノならではの…と上記にエンドレス
するだけなのでここで筆を置きますが。
程よく肉感を感じる美しい身体も露わに
(ほんと身体のラインw)
睦み合う2人もめちゃくちゃ良いです❤︎
ぜひ堪能して欲しいですw

その後の2人も、もっと読みたい
願わくば、凉晴くんが愛されることに
幸せを感じられるところまで
見届けさせてもらいたいです~



8

大号泣

大大大好きな作品が完結しました…。長年BL読んでるけどここまで好きになった作品初めてです。二人の困難も試練も乗り越え大ハッピーエンドを見届けでき、幸せです。そしてこれから先の未来も是非見届けさせて欲しいです( т т )恋人編の続編をお願いします…!!!!!!!!!

6

一生読んでいたい二人

とにかくハイパーイケメンスパダリの凌介さまと、真面目天然無自覚の瀬乃ちゃんのカップルが大好きすぎて一生二人を読んでいたくなる作品です!
瀬乃ちゃん自分が思う1億倍は凌介さまに愛されてるのに、天然無自覚なのが本当に良すぎです…
執着攻めと身分差ものが好きな人は絶対にハマる…

3巻では二人の想いが通じるまでを丁寧に描いてくださっているので、最後二人が致すところは、そりゃもうエロい!もあるんだけど、それ以上によかったね…で感動して泣きました…
場所もラストに相応しい場所で、美しかったです。
そして、凌介さまは一生瀬乃ちゃんに執着し続けるんだろうなというところも垣間見えて悶えました。

紆余曲折があったからこそイチャイチャが本当に尊かったです。

瀬乃ちゃんの過去話を読んでから、1・2巻を読み返すと、瀬乃ちゃんがどうして凌介さまと恋人になるこを拒否したのかってところが心身とわかり、凌介さまが瀬野ちゃん愛おしくて抱きしめてしまうのも本当わかりみでしかないし、、、

凌介さまの執着愛が深すぎて、それを理解して1〜3巻まで読み返すと、あらゆるシーンで深読みができてしまうし、、、

本当に何度読んでも発見がある沼作品だと思います!
(凌介さまが瀬乃ちゃんが行動原理になってるということがわかる部分を読み返しては見つけて悶えて、その凌介さまの執着を自意識の低さから拒んでしまって瀬乃ちゃんに対して、ひたすら執着する凌介さまを見てはまた悶えてます。)

お互いが本当にお互い好きなんだな〜〜〜という、大好きすぎる二人なので、幼少期から未来までずっと読んでいたいです…

続編も楽しみにしてます!
私の生きがいの一つでもある作品です!!
らぶ。

6

これぞ完全無欠のハッピーエンド

読み始めた頃とこの3巻まで長かった…。
けれど、いざ完結してしまえば短かったような気もしないでもない。

互いに想い合いながらも身体を重ねるのは互い以外の誰か。
そんな純愛とは程遠く、不純に始まった二人の物語も
最高の純愛に辿り着き、終えてしまいました。

αとβではどんなに愛し合っていても、決して番にはなれないという悲哀。
加えて両者の家柄などさらに二人を隔てる壁は高く…
けれど、だからこそハッピーエンドをいざ目の前にしての感動は一入でした。

倫理観の欠片もないように見えていた凌介が瀬乃のために
まさかここまでやってのけるとは…。

自分勝手に見えてその全てが瀬乃のため。
当初は優しさなんて持ち合わせていないかに見えていた凌介ですが、
瀬乃が笑顔でいられるように、と必死に立ち回るその重く深い愛情に
ぐっとくるものがありました。

そして、最初は可愛さの欠片もなかった瀬乃もこの最終巻においては
すっかりヒロインが板につき、凌介を想い、想われる姿は
愛おしさに溢れておりました♡

無事ハッピーエンドを迎えた二人ではありますが、
その後の二人ももう少し見てみたかったなという願望も。
いつか番外編でもいいのでアフターエピソードが読みたいな。

6

良い完結過ぎて震えます

この最後を読めて本当に良かった…!
凉晴の抑圧されていた本音が凌介様と共に読者も知る事となる3巻
もぉどんだけ凉晴は拗らせてるんだよ、、、位にしか思ってなくて、凌介様の執着度合いをとにかく楽しんでいた2巻までの自分を引っ叩きに行きたくなる位に3巻で魅せる凉晴と凌介様が尊すぎました

もぉ、、、そんな涼晴を知ってしまったら凌介様だって黙っちゃいない!!
今迄はきっと涼晴が堕ちてくるのを待っていた部分もあったと思うのですが、涼晴の本音を知った凌介様の圧倒的な行動力には頼もしさ以上の神々しささえ感じます
もぉ、涼晴を待っている場合じゃないのです
涼晴を囲い込みにいきます
これ位強く引っ張ってくれるからこそ涼晴の主なんですよね、凌介様♡
もぉ最高だった。。。

そして薄っすら残りそうなβ故の子供問題もサラッと義弟、律と浅井君が居る訳なので伊勢崎の血は絶やさずに済む訳ですしね!?
いやぁ。。。この2人の存在の大きさを今になってしみじみ感じます
浅井君は単なる監視位に思っていたからまさか過ぎてこの流れには唸っちゃいました(≧▽≦)‼
このキャラの動かし方というか設定の上手さにはプロの創造力の広さに感心するしかありませんね
一体ドコからこの着地を描いていたのでしょうか、、、考えるだけでもその奥深さに震えちゃいますね

ところで、先生の「いったん完結」コメはこの2人に繋がっていったりするのでしょうか???
わぁ。。。気になるなぁ~~~♡

でも、、、当分は凌介様と涼晴の2人のラブラブ時間を妄想しまくって楽しみたいな♡あの温室での時間が良すぎたので、是非少し落ち着いた後の日常の中でこなれた2人の熟年夫婦のようでもあり新婚さんでもあるようなただただ甘い時間の中で愛し合う2人が見たいものです
いつか見れたらいいな~(*´▽`*)~♡

5

オメガバース作品でいちばん好き。

元のお話があることを知らずに2巻辺りで試し読みで知って慌てて購入した覚えが。
まずは電子で買ったけれども、紙で手元にお迎えするべき御本と思い直ぐ様ポチった。早目の行動のおかげで2巻小冊子付きを買えたのは、私を褒めたいと思う。

共依存でありながらも、高スペックαの攻めが執事であるβへ向ける想いは執着では足りないもの。ど癖でした。
主従もので、主の愛が計り知れないでかさで従者へ求めてるとか…たまらなすぎる。手に入らないものなどない程の地位の人がβである執事を手放さないよう、ちゃんと自分の元へ自分の意思を提示して転がり込めるよう策をたてる姿は悶えずに見てることはできない。
執事である受けのβもまた主以外には仕える人も愛することもできないのに親との関係により拗れて拗れて拗れてそれでも一途で健気で…はやく!!!誰か!!!涼晴(執事β)に安堵を涙
と何度叫んだかわからない…
3巻かけてじっくりとふたりがきちんと手を取り合い進んでいけるようフラグを回収しながらもふたりそれぞれの愛のでかさに読んでて満たされと、とても丁寧に描かれた3冊。

一旦終わりの文字に嘘だぁぁぁぁと暴れたが、続編が決まったとのことで歓喜歓喜歓喜。
楽しみにしてます。素敵な作品をありがとうございます。

初めてこのサイトに星とレビューしてみました。

5

憐れなβは恋を知らない 3

凌介がめちゃくちゃ強い‪α‬で執事の瀬乃を助けるのがめちゃめちゃかっこいい。
瀬乃の父親からの厳しい教育で自由になかなかならないけど、凌介がそれ以上の事を考えて瀬乃と一緒に居ようとするのがいい。
あと浅井くんね。なるほどとなった

4

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