貴方のそばにいたい。運命じゃなくても。

憐れなβは恋を知らない 3

aware na β ha koi wo shiranai

憐れなβは恋を知らない 3
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神202
  • 萌×229
  • 萌4
  • 中立5
  • しゅみじゃない3

12

レビュー数
35
得点
1143
評価数
243
平均
4.7 / 5
神率
83.1%
著者
屋敷シマ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ブライト出版
レーベル
Tulle Comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784867870280

あらすじ

主人である伊勢崎 凌介と恋人になることを拒み、執事として傍にいることを選んだ瀬乃 凉晴。
凌介の取り巻き・佐野に騙され、怪しげなクスリを嗅がされ擬似発情期に陥ってしまう。
そんな瀬乃を救い出した凌介だが、酩酊した瀬乃から本音が飛び出しーー。

愛が重いハイスペ主人α × 一途なストイック執事β
こじらせ両片想いの主従関係オメガバース、堂々完結!

表題作憐れなβは恋を知らない 3

伊勢崎 凌介、α、名家の嫡男
瀬乃 凉晴、β、凌介の専属執事

同時収録作品憐れなβは恋を知らない 3

複数の男
瀬乃 涼晴、凌介の執事

その他の収録作品

  • 未来のとある日の話

レビュー投稿数35

多くの苦難を乗り越えてのハッピーエンド

幸せな完結をしたので1巻から読み返してのレビューです。
1巻、2巻、読後がきつかった・・・。
でも幸せな最後を信じて追いかけました。

ご主人αのこれまでの悪行のとばっちりを受けてしまった執事β。
襲われているときに危機一髪、駆け付け救ったご主人α。
薬をもられてひどい状態になっているのに駆け付けたご主人αをさらに守ろうとする執事βがいじらしくて切ないです。
ほぼ意識を保てていないのに、ずっとずっとりょうすけさま、とご主人αの名前を繰り返し呼ぶ様子に涙が出ました。
でも薬でぶっとんでるからこそ、本音が言えたのかな。
いずれにせよ、ひどい目に遭いすぎ、かわいそうすぎました。

周りの助けもあり、ようやくご主人αと向かい合い、父親に立ち向かう決意をしてからの執事βは、涼晴個人として背筋を伸ばしていて、かっこよかったです。

ご主人αも全力で2人の愛のためにがんばっていて、かっこいい。

2人が愛のために闘い始めてからの流れはあっという間、胸をすく思いでわくわくどきどきしながら読みました。

素敵な素敵なハッピーエンドでした。

1

ボリューム凄いけど

アルファとベータだけどオメガバ作品なのでエロは多いだろうと納得はしてても、この厚さならばやはりこれだけエロは多くなるよね…トホホって感じです。ストーリーが凄く良くて読ませて来るだけに、もうちょっとだけ減らして欲しかったと思いました。

前作から気になってた凉晴の父親をぶっ飛ばしてやりたかった〜。自分だけがまともだと信じ切ってるダメ親父の典型で天罰を喰らわしてやりたいし、あんな人物を重要視してる芦屋家なんて乗っ取られてしまえ!と腹が立ちました。

だけど今回も中盤まで凉晴にイライラですよ。抑圧されて育って来たとはいえ、チャンスは何度でもあったのに…凌介がここまで折れなかったのは凉晴への気持ちの強さですよね。

今巻でひとまず完結らしいですが、あの弟の婚約者が社会的に抹殺されたシーンとか読みたかったなあ。個人的には凉晴を助けに行くカウントダウンのシーン好きでした。

オメガバらしくロクデモナイ奴ばっかし登場してて、胸糞悪かったので続編はその辺りを綺麗に掃除して欲しいです。だって描き下ろし凄く良かったですから!

2

互いを理解し合う完結巻

凉晴の頑なさの理由がついに明かされました。
両親...特に父親の厳格な執事教育と威圧によるもので...小さい凉晴が私欲を殺していくだけでなく父に心を折られ諦め癖まで備えてしまったことに胸が傷みました...。
そんな中出会った光(運命)が凌介様!
いやまって、なんですかあの出会い。
神々し……!!!
凉晴も可愛くて天使なのだけど、凌介様...あなたは上位天使か???
執事になるために捨てたものや費やした努力と将来執事になることが凉晴の中で折り合ってなくて希望をなくしていたけれど、全てはこのためだったのだと未来が開けて報われる。
「1番のアルファになってくださいっ」って、もう告白みたいなものでは…?
やった!って高くジャンプして喜んでいたシーンは可愛かったし、びっくりしました。
これが本来の凉晴なんでしょう...ありのままの感情が考えるより先に出てしまうくらい嬉しかったのが伝わってきました。
凌介様に出会えて、見つけてもらえて本当によかった!!
執事でいたい理由、凌介様のことを愛している気持ち、全部まとめて受け止めて居場所を作ってくれた凌介様がとっても素敵。
溺愛執着スパダリ堪能しました。

ここで終わりなのは寂しいと思ってしまったけど、続編が決まったんですね。
蜜月が拝見できるのを楽しみにしています。(浅井×律も幸せになってほしいな。)

あと、電子特典が性癖でした。
陰毛と剃毛フェチの方はおいしいかと。

2

これぞ完全無欠のハッピーエンド

読み始めた頃とこの3巻まで長かった…。
けれど、いざ完結してしまえば短かったような気もしないでもない。

互いに想い合いながらも身体を重ねるのは互い以外の誰か。
そんな純愛とは程遠く、不純に始まった二人の物語も
最高の純愛に辿り着き、終えてしまいました。

αとβではどんなに愛し合っていても、決して番にはなれないという悲哀。
加えて両者の家柄などさらに二人を隔てる壁は高く…
けれど、だからこそハッピーエンドをいざ目の前にしての感動は一入でした。

倫理観の欠片もないように見えていた凌介が瀬乃のために
まさかここまでやってのけるとは…。

自分勝手に見えてその全てが瀬乃のため。
当初は優しさなんて持ち合わせていないかに見えていた凌介ですが、
瀬乃が笑顔でいられるように、と必死に立ち回るその重く深い愛情に
ぐっとくるものがありました。

そして、最初は可愛さの欠片もなかった瀬乃もこの最終巻においては
すっかりヒロインが板につき、凌介を想い、想われる姿は
愛おしさに溢れておりました♡

無事ハッピーエンドを迎えた二人ではありますが、
その後の二人ももう少し見てみたかったなという願望も。
いつか番外編でもいいのでアフターエピソードが読みたいな。

6

いろいろな恋愛があった

待望の3巻!そして完結!
個人的にオメガバースの世界観でのβの切ない恋が大好きで、しかも主従関係というダブルの切なさで1、2巻から待っていました。

策略を巡らしてなんとか相手にも周りにもふたりの関係を認めさせようとするαの凌介と、大切だからこそ執事としてずっと側にいたいと健気に相手の将来を守ろうとするβの凉晴。
執着する攻めと攻めの為に逃げたい受け。好き合っているのに付き合えないふたりがどうハッピーエンドになるのか。
2巻の終わりで攫われた凉晴がどうなるのか、助けはいつくるのかとドキドキしました。挿入まではいっていませんが、指は入れられちゃってます。苦手な人がいたらちょっと注意です。

3巻では、凉晴の過去が語られます。凉晴がどうして執事に拘るのか、愛されているのにどうして離れようとするのか、βであることについて、凉晴にとっての運命など知ることが出来ます。
そして、周りの人と凌介によって本当に相手を思う気持ちを知り、父親への恐怖と葛藤を乗り越え戦います。たくさん泣きます、でも凉晴は3巻でとても成長します。

また凌介は、ありのままの凉晴を受け入れるため、執事でいたい凉晴の気持ちを大事にするために敵を味方につけ、圧倒的な力を発揮します。信じられますか?まだ10代、大学生なんて!すごすぎる!
それでも「嘆かない人は傷つかない人」ではないんですよね。愛する人のために、その世界を変えるために、よくぞがんばった!って褒めてあげたいです。
浅井君が凉晴へ語るセリフすごくよかったです。βの浅井君とΩの律との恋の切なさや凌介の婚約者の関係など、ありきたりのα×Ωではない恋愛をたくさん見せてくれて嬉しかったです。

ふたりがα×βの主従関係のままでいられることが凉晴にとっての一番の幸せだと思います。ヘタにβからΩになったりしないでよかったです。

ふたりの名前が「さんずい」ではなくて「にすい」で、流れる「水」ではなくて硬くて冷たい「氷」を表しているのですが、ぶつかり合っていたふたりの「氷」がちゃんと溶けて混ざり合った素敵なハッピーエンドでした。

しかし!新章決定と発表があったので、ふたりの続きがまた読めますね。個人的にはふたりより周りの人たちの恋愛の方が気になりますが、どうなるのか今から楽しみにしています。

10

運命をも凌駕する執着

待望の憐れなβは恋を知らないの3巻目、楽しみにしてました。

個人的、各項目5段階で
健気 5
執着 5
エロ 3
痛々しい 2
な感じだと思います。

前作に引き続き、アルファで主人の凌介さん×ベータで執事の瀬乃さんのカプです。

一週間の恋人ごっこが終わり、瀬乃さんの望む執事と主人の関係に戻った2人。そんな中、凌介さんの取り巻きの佐野さんに騙され、ベータ用のセックスドラッグを嗅がされ襲われそうになり…。

憐れなβは恋を知らない3巻にして最終巻です。2巻で危うい状況になってしまった瀬乃さん。でもやっぱり救い出せるのが凌介さんですね。でも相手を思いっきりボコボコにしているので、痛い血表現があります。そして自分のことより凌介さんの手の心配をする瀬乃さん。健気ですね。

強迫観念の様に執事でいようとする瀬乃さん。その原因や真意が何なのか、瀬乃さんの幼少期で明かされますが、その姿が健気で痛々しいですね。思いっきり抱き締めたくなりました。

しかし、その後の浅井さんの家での瀬乃さんの言動には、ちょっとイラッとしてしまいましたね。だから瀬乃さんに対しての浅井さんの言葉にめっちゃ頷きました。貴方の為に突き放す。凌介さん視点からしたら、物凄く残酷なことですよね。

そして、浅井さんと律さん。この2人も試練や困難がありそうで、でも浅井くんの言葉から、きっと大丈夫だと思うので、いつかスピンオフとして見守りたいですね。
あと個人的には佐野さんも嫌いではないキャラだったので、良い相手が見付かるといいね。

最後の最後まで、凌介さんの執着と瀬乃さんの健気が堪能出来て、待ちに待った2人の想いが通じ合った姿には感動もひとしおなので、是非とも読んでほしいです。

2

良かったねえ…

1巻2巻と苦しい展開が続いたからこそ最終巻の幸せが輝いて見えるんですよね!
読んだあとは胸がいっぱいでしばらくボーっとしてました。

涼晴の執事であることに異常とも思えるぐらいに固執している理由は今までも随所にちりばめられていて察するものがあったのですが今回しっかり描かれていてつらかった。
子どものころの涼晴がかわいそうでしょうがなかったです。

凌介も愛が深すぎて執着攻めのジャンルの中でもレベル高く、涼晴のためなら何でもする、薄暗さもまたとても良くって!
涼晴の大切にしている執事ごと居場所を作っちゃうスパダリ。
エロ度が標準的なのは?個人的にはとってもエロかったですけど!?
正直エロ苦手期だったのですが愛があるエロなのでもうそんなの関係なし良かったです!

2

一生読んでいたい二人

とにかくハイパーイケメンスパダリの凌介さまと、真面目天然無自覚の瀬乃ちゃんのカップルが大好きすぎて一生二人を読んでいたくなる作品です!
瀬乃ちゃん自分が思う1億倍は凌介さまに愛されてるのに、天然無自覚なのが本当に良すぎです…
執着攻めと身分差ものが好きな人は絶対にハマる…

3巻では二人の想いが通じるまでを丁寧に描いてくださっているので、最後二人が致すところは、そりゃもうエロい!もあるんだけど、それ以上によかったね…で感動して泣きました…
場所もラストに相応しい場所で、美しかったです。
そして、凌介さまは一生瀬乃ちゃんに執着し続けるんだろうなというところも垣間見えて悶えました。

紆余曲折があったからこそイチャイチャが本当に尊かったです。

瀬乃ちゃんの過去話を読んでから、1・2巻を読み返すと、瀬乃ちゃんがどうして凌介さまと恋人になるこを拒否したのかってところが心身とわかり、凌介さまが瀬野ちゃん愛おしくて抱きしめてしまうのも本当わかりみでしかないし、、、

凌介さまの執着愛が深すぎて、それを理解して1〜3巻まで読み返すと、あらゆるシーンで深読みができてしまうし、、、

本当に何度読んでも発見がある沼作品だと思います!
(凌介さまが瀬乃ちゃんが行動原理になってるということがわかる部分を読み返しては見つけて悶えて、その凌介さまの執着を自意識の低さから拒んでしまって瀬乃ちゃんに対して、ひたすら執着する凌介さまを見てはまた悶えてます。)

お互いが本当にお互い好きなんだな〜〜〜という、大好きすぎる二人なので、幼少期から未来までずっと読んでいたいです…

続編も楽しみにしてます!
私の生きがいの一つでもある作品です!!
らぶ。

6

BL作品の中で一番大好きです

完結おめでとうございます!!
2巻までを購入した後、気になりすぎて単話でも追っていました。
凌介と瀬乃ちゃんが大好きすぎて3巻発売後毎日読み返しています!
3巻であかされた瀬乃ちゃんの幼少期がとても辛く、執事に頑なにこだわっていた理由も納得だなと思いました。あんなに可愛い幼い瀬乃ちゃんの笑顔を失わせる父親ひどすぎます。
瀬乃ちゃんを手に入れるためにあらゆる手段で頑張る凌介が最高だし、執事のまま自分を愛せるようにと動きまわった凌介が瀬乃愛に溢れてて大好きです。
最後の温室でいたす時の凌介の心の声が良かったー!瀬乃ちゃんが凌介に愛してると言えて本当に良かった!
瀬乃ちゃんが黒髪健気美人受けとして自分の中でトップオブトップです!凌介と瀬乃ちゃんカップルをずっと推していきます!!

完結を迎えおめでたい気持ちももちろんありましたが、終わってしまい寂しい気持ちが大きく、楽しみがなくなってしまったと思っていたら、新章決定という事で大歓喜しています!!凌介と瀬乃ちゃんカップルを永遠にみていきたいのでいつまでもいつまでも作品が続く事を願っています。

数々のBL作品を読んできましたが、良かったと思える作品でも心の中にとどめ、レビューは一度もした事ありませんでしたが、自分史上一番大好きな作品なので初レビューしました。

4

やっと、ついに♡

昨日1巻から読み返していたんですが、2巻でより展開が面白くなり、いよいよ3巻!
スピン元を読んでいないので、実はちょっとよく分からない人物関係もあったんですが、全体の流れとしては問題なく読めました。

攻め様の執愛はそのままに、しかしスパダリ化は大加速!!!

「今までもこれからも 俺が全部奪ってあげる」…このセリフ、1巻読了時に聞いていたら全く違った感じに聞こえたはず!!!
も〜、最終巻の終盤のこのシーン、凌介の表情とセリフに蕩けそうになった。。溺愛は続くよどこまでも〜〜って感じです(?)

瀬乃が凌介に初めて出会った時の思い出シーンもあり、瀬乃の今までの心の動きがじっくり描かれてるのも良かった・:*+.
ちびっこ瀬乃ちゃん、可愛すぎ。。

そうそう、メインカプの動向にもハラハラしたんですが、何よりもシロくん×律にびっくり!!(°_°)
まさかそこが繋がっていたとは…

そして巻末の描き下ろし、あおくんと大人の凌介が真剣に瀬乃を取り合ってるのに笑った〜〜
凌介、子供相手に大人げない、容赦しない。執着スパダリ、いいじゃないか…( ̄∀ ̄)

電子限定おまけも、なんとこれからまさかの◯◯プレイが習慣化される!?という期待に胸膨らむものでした✨

1

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