私たちは運命になれない。

憐れなβは恋を知らない 1

aware na β ha koi wo shiranai

憐れなβは恋を知らない 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神208
  • 萌×245
  • 萌8
  • 中立6
  • しゅみじゃない6

35

レビュー数
34
得点
1250
評価数
273
平均
4.6 / 5
神率
76.2%
著者
屋敷シマ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ブライト出版
レーベル
Tulle Comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784861239700

あらすじ

私たちは運命になれない。

名家の嫡男・伊勢崎 凌介(α)に専属執事として仕える瀬乃 凉晴(β)。
自由奔放な凌介はΩのセフレを寝室に連れ込むだけでは飽き足らず、瀬乃に性的なちょっかいをかけて来る。
本気でないと知りつつも、身体に疼きを溜め込む瀬乃だったが…。

『淫らなΩは恋をしない』待望のスピンオフ!
歪な愛の罠に絡めとられる、α×βの主従関係オメガバース。

表題作憐れなβは恋を知らない 1

伊勢崎 凌介、α、名家の嫡男
瀬乃 凉晴、β、凌介の専属執事

同時収録作品憐れなβは恋を知らない (1)

アルファ
瀬乃 凉晴、β、凌介の専属執事

同時収録作品憐れなβは恋を知らない (1)

伊勢崎 凌介、α、名家の嫡男
オメガ

レビュー投稿数34

もう両想いになどなれっこないと思わされるラスト

オメガバース執事もののあの名作が大好きで、似たような設定、表紙がきれい、帯の煽りに惹かれて購入したものの、1巻読了時は、うーん重たい話だなあとあまり好きになれず。
それでも続きは気になるので買い続け、完結したので1巻から再読しました。

αのご主人様とβの執事。両想いだけど、立場からも性別からも一緒になることはできないであろう関係。
いきなりβ執事の出会い系サイトでつながったらしい相手とのセックスから話は始まります。

名家の嫡男のαは、これぞα、という感じのオーラに言動、さらに性的に奔放で想いを寄せている執事βに行為を見せて聞かせています。

2人ともひねくれ、こじれている。
不器用すぎる2人の切ない恋。
現実が絡んだことで重たくて厄介でドロドロした愛情と執着になっています。

気持ちと性欲をそらすために、出会い系サイトで相手を探していた執事βには腹立ちと哀れさを感じましたが、薬をつかって意識不明にして好き放題、やり放題にしてたご主人様αには恐怖を感じました。

いろいろなことが判明してもう両想いになどなれっこない、そんな絶望的なラストでした。

書き下ろしのエピソードでちょっとほっこりするものの、読後のどろっと感、疲労感は拭い去れるものではありませんでした。

1

逃げられない凄まじい執着

待望の淫らなΩは恋をしないのスピンオフ、楽しみにしてました。

個人的、各項目5段階で
執着 5
エロ 4
健気 4
な感じだと思います。

アルファで主人の凌介さん×ベータで執事の瀬乃さんのカプです。

名家の嫡男、アルファの凌介さんに仕えているベータの瀬乃さん。主人の為、お見合いをさせようとしたりするが、奔放な性格の凌介さんは聞き入れず、それどころか瀬乃さんに性的なちょっかいをかけて来て…。

前作の淫らなΩは恋をしないでめちゃくちゃ気になっていた、凌介さんと瀬乃さんのスピンオフで、前作は高校生でしたが今作は大学生になっています。

凌介さんの為、執事として何でもする瀬乃さん。でも凌介さんの情事を見せ付けられたり、性的なちょっかいをかけられたり、そのことで身体が反応してしまうようになり、持て余した熱を、夜に屋敷を抜け出して名前も知らない相手と発散させるようになります。

前作から奔放さと色んな相手を翻弄する凌介さん。でも、瀬乃さんに対する言動があからさまなくらい分かり易い執着ですが、想像以上でしたね。執着具合もですが、何だかんだ瀬乃さんのことをめちゃくちゃ溺愛していることに好感が持てました。

因みに、絡み描写では凌介さんも瀬乃さんも相手以外のモブキャラとの絡み描写があります。それぞれお互いのことを想ってはいるけど、お互いの思惑から、なかなか歪なものになっています。
でもやっぱり2人の絡みは凄艶ですね。しかも凌介さんの凄まじい執着が徐々に明かされていくのが堪らなくゾクゾクしました。

タイトルに表記されているので、続き物です。瀬乃さんを絶対逃そうとしない凌介さんと、男だからベータだから執事だからと、一線を画している瀬乃さん。まだまだ上手くは行きそうにはない2人、今後の展開が気になるので、次巻も買わせて頂きます。

1

とんでもなく歪んだ執着愛

新刊が出たため、1巻からおさらい読みです。
スピン元は未読ですが問題なく読めました。

うおおお〜〜攻め様、びっくりするぐらい病んでらっしゃる!!

α×βの組み合わせに、主従関係。そして個人的には苦手な、ヤリチン攻め。
…なんですが、そこにもんのすごーーーーく闇の深い、歪んだ”愛”が確かにあるから許せちゃうんですよね。

執着ってこういうことだよね!!というレベルの病んでる執着、好きな方にはたまらないのでは。

受けの瀬乃が主人を思う気持ちが健気でそして不憫でうう…ってなるんですが、「精神的に強い受け」「攻めに張り合える受け」が好きなので、その部分で正直ちょっと物足りなさは感じてしまったかなあ。。

執事という立場がそもそも主人に対して「下」になってしまうので、対等な関係、張り合うってわけにいかないですもんね。

瀬乃の立場としては辛い展開が続く1巻ですが、巻末の攻めが贈っているシャンプーの話や凌介がピアスを開けてしまった時の瀬乃の反応のお話(電子限定おまけ)は凌介の愛が感じられてニヤニヤできました( ̄∀ ̄)

0

一旦は受けを外で遊ばせていた攻めに滾る

 煌びやかな上流階級の世界と広大な屋敷が舞台でかなり非日常的な雰囲気が漂いますが、メイン2人の関係性にとてもそそられ、オメガバースの中でも個人的にかなり上位に食い込んできた作品でした。α×βということで、もちろんΩ化もせずβはあくまでβらしく、Ωを羨みながら普段はまったく綻びのないお堅い執事を貫く瀬乃が、β受けとして素晴らしかったです。

 そしてそんな彼の、最近性的興奮に陥りやすく後ろが疼いてしまうという体の変化に、ちゃんと理由があったのが何より萌えるポイントでした。受けが快楽に弱いのはもはやデフォルトで装備された体質だ、生まれつきだ、攻めに触れられたら勝手に蕩けるもんだという作品が数多ある中、いやいや蕩けやすい体をつくるには手間暇かかるんだぞ、と示してくれるこの作品はすごく貴重ではないでしょうか。その理由である、伊勢崎が密かにうず高く積み上げてきた特大の執着心がまた最高の萌えを提供してくれました。好き嫌い分かれる所だと思いますが、2人とも不特定多数と性的関係があったのもファンタジーな世界とバランスをとる現実味となっていますし、本命との関係へのスパイスとなるので私は好きです。続きがとっても楽しみです。

1

こういうオメガバ読みたかった…!と気付きました(๑>◡<๑)♡

わぁぁぁーーー…すごく好き…♡
こちらがスピオフと知って「淫らなΩは恋をしない」から読みました
あの時の伊勢崎先輩にこんな激重感情が潜んでいようとは…‼
謎過ぎた瀬乃さんのキャラもまた想像を絶する激重さん…‼
激重がカンストし過ぎてもぉ「無」になっちゃってたんでしょうね。。。

激重×激重
こんなに結ばれたらいいのに…‼と思う2人なのにそう上手くいかないのがオメガバースの面白さなんですね~
あぁ、こういうドラマティックなオメガバース、めっちゃ楽しいーー٩(♡ε♡ )۶ ってストレートに思えます

α、Ω、β、、、翻弄されまくるからこそ生まれる感情、遠回り、、、
そんな想いにずっと前から気付き何手も先を読み行動をしていた凌介の囲い込み具合がえげつなさ過ぎて興奮します
とうとうお互いが自覚した事を知った終盤
2巻が楽しみ過ぎますね!!

2人の行方を阻む数々の障害をどう乗り越えていくのか?瀬乃さんは素直になれるのか?(絶対にすぐには陥落しないだろうけど。。。)早く読みたい!!
一気読み出来ちゃう幸せに感謝~(*˘︶˘*).。.:*♡

修正|白抜き~(ebj)

1

執着の度合いが違いすぎて鳥肌が立つ

オメガバースの話。
普段はただ淡々と執事の仕事をこなす瀬乃(β)
凌介(α主人)はそんな瀬乃(β執事)に性的なちょっかいをだして、というお話なんですが
初めてBLで鳥肌が立ちました。
瀬乃はαとΩの関係に憧れているが、自分はあくまで執事という立場でしかも選ばれることのないβで男という認識があるためそれを認めようとしない。伊勢崎家、凌介のために完璧な執事をやるよう育てられた壁は並大抵のことでは崩れません。だからこそ切ない…そしてオメガバースのミソでもあるαとβの関係。
凌介(攻め)は瀬乃を手に入れるためにありとあらゆる手段で自分への気持ちを認めさせようとしますがこれがもう!!執着の末のやり方が今までになかったものだったのでその愛の重さにゆえに最高に鳥肌がたったのと、それを超える切なさでこの本から抜け出せなくなりました。
生ぬるさは全然なく、ただ執着というだけでは言い表せないお話。内容も飽きさせないストーリーでただただ読んで欲しい。
えちも魅せてくれます!

2

攻めの執着がエグい♡♡♡

お互いのことをどれだけ愛していても、
αとβでは番にはなれなくて
ましてや、攻めは強大な権力をもっていて
自分には不相応だと思い、攻めへの気持ちを押し殺してる受けにグッとくる‪( ;ᯅ; )‬

2

最高

オメガバースは読まないのですが友達からすすめられて挑戦してみました。すっっっごい面白くて大好きな作品になりました。伊勢崎の執着が素晴らしい。こんなかっこいい攻め中々お目にかかれないし瀬乃がとてもかわいい。作者様の美麗な作画と世界観が綺麗にマッチしていて読むほどハマってゆきます。連載長く続いて欲しい。

2

暴きたくなるッ!堪らない執着❤︎

やっぱり間違いない、先生の作品…❤︎
最後にまた呟くかもしれないけど、最高です

ちゃんとレビューできるか自信がないくらい
読後感が良すぎて、まだ戻れてないです笑

スピンオフなんですよね、
本編…正直、個人的にキツい場面があって。
いたす場面が多いのは嫌いじゃないんですけど、退廃的な雰囲気がとても凹むので…(それくらい先生の描写がヤバいんですけど)
その元凶が今回の攻めなので、しばらく読むことを躊躇ってたんですよね。でも読んで良かった…今作、救済BLだとも思うんですけど。。私も救われました
というか、タイトルからして受の救済みたいになってるんですけど、個人的には攻様がとってもグッときました❤︎

冒頭は、流石って感じで
身体の疼きを抑えきれない受のとってもエッチな場面から始まり、え⁉︎あのお付きの子なの?と、掴まれます。心なしか、事後のパーンと張って充実した腰つきもエロくてヤバい❤︎
そして早い場面で両片想いだな、と壁達に気付かせてもらえます。
なんと言ってもポイントは、攻めも両片想いをしてると理解してるらしいとこなんですよね。でも、受が立場を弁えて表に出すことを自分に禁じているのも知っている。

そんな受のため、攻は分かりやすく、また壁らもびっくりな秘密裏なところで守り、求めるんですよ。
ここで堪らなくなるのは、ずっと受に焦らされ、すげなくかわされるだけじゃなく、問答無用で強引に攻めたり、正攻法で甘やかしたりするところ!!本当に本気なんだね、って感じがねw するわけですよ!

両片想いの片方は拗らせ無自覚の受け❤︎
自らも傷だらけなのに受をトラウマからをも解放させることだけを願って
包み込むように愛を与え続ける攻❤︎
ぐっと話が深くなってきて、ほんと楽しかったです〜❤︎

話は3巻に突入してますが、最後まで見守りたいと思います♪

2

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