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日々を彩るこの恋が、未来へ向けて背中を押す。
skip shitaina
うわー、すごく良かった…!
春を迎える前の少し肌寒い今の時期にぴったりな、じわじわ〜っと沁みるあたたかさが広がるお話でした。
この柔らかな雰囲気はきっとお好きな方も少なくないはず。
もっと多くの方に読んでほしいなあ。
昔はあれをしたいこれもやりたいと思うこともあったけれど、ふと大人になって社会に出てみると、どうしても日々生活する中で心と体が疲れてしまうことって誰しも1度はあることなんじゃないかなと思うんですよね。
疲れた状態が続くと、娯楽だったり、趣味だったり…日常の中にある何気ないものへの興味が後回しになったりしませんか?
大きな変化がなく、ぼやりとうっすら灰色がかったままだった世界が、ちょっとした出逢いをきっかけにして彩りにあふれた素敵な世界に変わっていく。
とびきり優しくて柔らかな日々が描かれている作品です。
永田と来栖の交流はごく普通のものなのだけれど、その普通さが極上の日常に変わっていくのが気持ち良くって。
読み終えた時には、ぽかぽかとした春の陽だまりに包まれながら、ああなんだか良い気分だなと小さくスキップをしたくなる。
肩の力を抜いて自然とあたたかい気持ちにさせてくれる、読み心地の良い1冊かなと思います。
会って食事をして、なんでもない会話を楽しんで、その人から帰り際に楽しかったなんて言われたらうれしいですよね。
自分の好みを覚えていてくれたり、自分に向けて笑顔を見せてくれたのならもっとうれしい。
自分も相手が好きなものを知りたいな、また会いたいなと思ったのなら、それはもうすごく良い関係性だと思うのです。
彼と出逢ってから、金木犀が咲いていることを知った。
一緒に夜空を見上げてみたら星が大きかった。
そんな、素朴な幸せが積み重なって自然に始まる恋が心地良い素敵な作品でした。
やさしい絵柄と作風が魅力的な作家さんですね。
次回作も追いかけたいです。
mimosa本誌でこちらの作品の連載が始まった時に「あ、絶対好きだ...」と感じたので、とても楽しみにしていました。
そして、想像を超えて素晴らしかったです。
読み終わると優しい気持ちになります。
タイトルが回収された時の気持ちはもう...
こちらまでスキップしたくなります。
丁寧で慈愛に満ちた絵柄とストーリーが完璧にマッチした素敵な作品でした。
BLの単行本は初とのことで、これからも全力で推させていただきたい作家様です。
なんて可愛い2人
来栖くんの柔らかくて優しいところが、永田くんにすーっと馴染んだんやろうなぁ
2人で居ることに違和感が無くて、読んでいて気持ちよく引き込まれた
頑張りすぎる永田くんと癒し系の来栖くん
これからも2人は穏やかにずっといっしょに過ごすのだろうと思って、こちらまで幸せになれる
題名のように、心の中でスキップしてしまう
うれしくて、優しくて温かく良いお話
作家さんも優しいのだろうな
これからの作品も楽しみにしよう
タイトル、表紙から受ける印象まんまの作品でした。
すごく心が温かくなってほっこりした。
可愛らしいほっこり作品と言っても展開やストーリーのテンポは中々スピーディーで、社畜極めて体調が悪くなったところを助けてくれた駅員さんと医療機器営業のお話ですが、出会ってから仲良くなるまでは結構トントンと進み2人がすごく楽しそうで幸せそうな姿をたくさん見ることができます。
一方でどうなったら恋愛に進むのかなぁと思いながら見守ってましたがひょんなことから来栖くんがゲイであることが発覚しギクシャクしてしまい、、という展開から最後にはまた無事ほっこりエンドで読後はとても幸せな気持ちになれました。
基本ニコニコしてて朗らかなシーンからゲイ発覚で一気に壁ができたシーンがとても印象的でした。
この2人は好きとか恋愛とかそういう気持ち以前に2人でいたら生活が彩り豊かになり楽しい時を過ごすことができる唯一無二な存在なんだということが何よりも大事だなぁとしみじみと感じることができる作品でした。
激務がたたって駅のホームで倒れた医療機器メーカーの営業の攻め×介抱してくれた駅員のスキップしたくなるようなほっこりBL。
攻めも受けもそれぞれ様々な事情を抱えて今日まで生きてきているのですが、2人が出会ったことですべてがプラスに舵を切り始めていきます。
個人的には、攻めが受けの家族と逢い、受けが苦手としていた受けの父と攻めが仲良くなり、それがきっかけで営業先でとっつきにくいドクターとも打ち解けていくエピソードがとても好きでした。
攻めは人たらしすぎる!!
そして絵柄も柔らかくほのぼのとしていて、お話にぴったりなとても読みやすい1冊でした。
なんだなんだ、この作家様。
読後の心の保温力がすごいぞ。
ふんわりとかわいらしい画風はもちろんのこと、
登場人物たちの人を思いやる優しさや笑顔、
疲弊した心を優しく解きほぐしてくれるような
“あたたかい”が詰まった1冊でした。
ー出会いは駅のホーム。
仕事に忙殺されるだけの日々を送る会社員の永田は
ある日、体調を崩したところを駅員の来栖に助けられます。
後日、“お礼”のご飯をきっかけに親しくなってゆき…。
初っ端からBL視点からかけ離れちゃうんですが、
永田の会社の上司が結構なブラック野郎でしんどくて
辞めてしまえばいいのに!と何度思ったことでしょう。
だけど、だからこそ、来栖の癒し力が沁みるというもの!
笑顔に温かい言葉、そして、柔らかな方言も相まって
もはや癒しの権化でしかありませんでした。
はじのうちは二人の間に流れるふわふわとした空気感が
優しくて健全すぎてラブというよりは友情の方がしっくりで、
こんな二人が恋にまでたどり着けるの?とちょっと想像がつきませんでした。
だけど、一緒に過ごすうちにちゃんと時間をかけて、
ゆっくりと芽生えてゆく二人の恋が心地よかったです。
いつもニコニコと穏やかな来栖ですが、
自分の性的指向を家族に言えなかったり、
過去の恋人とのことで恋に臆病になってしまっていたり、と
リアルな人間みも描かれていたことで魅力もましましになってゆきました。