不意打ちの春雷 上

fuiuchi no syunrai

不意打ちの春雷 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神76
  • 萌×226
  • 萌14
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
15
得点
528
評価数
119
平均
4.5 / 5
神率
63.9%
著者
黒井つむじ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784866696546

あらすじ

梅山蓮と八鳥椿は小学生の頃から高校に上がった今までずっと一緒だった。

椿の隣は蓮の特等席で、特別好ましい存在で
可愛いと噂に聞くだけの顔も知らない女の子よりずっと。
だからといって、だからこそ、この距離感を失いたくなかったから、
椿からの告白を受け入れられることはなかった。

「だって、お前は俺の友達だろう」

それなのに蓮はあろうことか椿に恋をしてしまった。
そして、ようやく気付くことになる。
自分が椿に求めた“友達”という関係が
椿の諦観と覚悟で成り立っていたということに。

表題作不意打ちの春雷 上

高校2年生
高校2年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数15

さすがつむじ先生の学生もの、両片思いの遠回りの末に

もともと単話配信を拝読しており、上下巻も読了した上でのレビューです。

まず、下巻描き下ろしありがとうございます....
これを待ってました...つむじ先生の描く受けが大好きなんですが、今回も可愛さ全開でした...
上巻の描き下ろしもまさかの続きで感無量でした...
この作品が好みの方はぜひ『僕たちはまだ青く』も読んでみてください...!!!何卒...!!!


蓮よりよっぽど椿の方がひねくれてるのでは!?と上下巻通して思っちゃったりなんかしましたが、きっと友達以上の振る舞いを椿に対してしてきてしまった理由に蓮自身が自覚して戸惑ったからなんだろうなぁと、椿がそれがどういうことなのかを導いてくれたんだろうなぁと、一生一緒にいるために必要な遠回りを2人で一緒にできたんだろうなと思いました。そんな中での学生らしい両片思いだからこそのピュアさも全開で、『んぁぁあかわいぃぃぃぃ!!!』とことあるごとに叫んでました。。

蓮が椿のこと大好きなのはもう十分過ぎるくらい伝わってくるのですが、それ以上に椿が蓮のこと大好きなのが表情や素直じゃない言葉から伝わってくるのも最高に愛しかったです。上下巻一気に読めたことで完全消化できて幸せでした。同時発売ありがとうございました....

5

恋人の手前で拗れている関係がもどかしいキュン

蓮×椿


ふとした「告白」が、幼馴染の2人を振り回してしまう。
友だちを超える一歩を踏み出した途端、
どんどん変化していくもう普通に戻れない関係性が、
恋人の手前で止まって、拗れている
2人の間の空気感や距離感がじれったくて、うずうずさせて、
もどかしい胸キュン感が幼馴染ものの真髄!


主人公の高校生の蓮が、
幼馴染の親友の椿からの告白を受けて、
「友だちだろ」と振ってしまった。という始まりで、
→2人が友だちのまま(つもり)
→蓮が椿への恋心の自覚
→蓮から椿へ告白し、椿が蓮を振る
→2人が友だちのまま(つもり)
という上巻の大まかなの流れ。

蓮、
椿の告白を断って、
そのまま何もなかったように友だち関係でいたかったり・・・ずる〜い〜よ!
でも、それで椿への友だち以上の感情を引きずり出されるのだ。
椿からの「好き」を意識しながら、拗れてきた発言が刺さる!
友だちでいたいのに、
友達じゃ嫌な感じで戸惑いまくって、
恋心を自覚する姿が愛おしくて
膨大化した気持ちが天然で可愛い! 

椿、
蓮に一途だけど、
超強気で、感情が正直な反面に不器用で、
言うつもりじゃなかった「告白」を言ってしまって、
その結果、「友だちでいたい」という蓮の気持ちに、
受けたダメージがかなり大きいと私が思う。
そのせいで、自分が長い間抱えてきた恋心と、
蓮の「告白されたから好きになった」恋心が、
どうしても天秤にかけられない。
そんな強がりや意地っ張りに、
ハラハラしながらも可愛らしく感じる!

告白られてから恋に覚悟して、
モヤモヤ焦りに行き詰まっている蓮。
好きなに、受け入れることできない
モダモダ悩みに追い詰められている椿。

2人が近すぎた距離感から、
友だちと「好き」の境界線上で揺れ動くドキドキと焦りが交錯して、
友だちとして振る舞う上手くいかないというもどかしさがたまらない!

等身大の高校生2人の
友だちを超えてしまう焦燥感や、
恋愛に届かない乱れた気持ちが、
胸キュンを超えてズキュンと伝わってきました!

3

取り急ぎ上巻だけを読んでの感想を。

作者様買いです!
前々から思っていましたがやはり黒井つむじ先生の描く学生もの大好きだ〜
メインの2人と友達とのゆるいやりとりとか学生生活が気を張ってないみんな仲良しな雰囲気がすごく感じられてそれだけでこの学校という世界観にすごく入り込める。

上巻を一言で表すなら怒涛の展開、という印象です。
幼馴染のような家族ぐるみで仲の良い2人の両片想いのすれ違いBLなのですが、互いに告白し合っていながら付き合わないで拗れる、という一風変わった両片想い。
一度付き合ってみてうまくいかなかったわけでもない、自分の気持ちをぶつけてないわけでもない、行動から好きはかなり伝わってくる(特に蓮)、でも恋人にならず友達としての正しい在り方を模索して、うまくいかずに悩みまくる、という。
側から見たら、え、何してんの?とツッコミたくて仕方がありませんが、本人たちはいたって真剣だし、この恋路の終着点は一体どこにあるのか、下巻がものすごく楽しみです。強いて言うなら椿が蓮の気持ちを信用できたら一件落着なのかなぁ…

0

萌が止まらないアオハル

あ〜これこれ、DKのこのモダモダ最高!基本エッチなのが好きなんですがこの感じの萌もたまらないものがありますよね・・・黒井つむじ先生のDKモノはほんと神です、悦。

図体おっきめのDKが膝抱えてウダウダしてるのとても可愛い。お互い好きなのにへんなとこで意地になってくっつかない若さがまぶしい・・・。

友だちだとどこまでいけるかのラインを探ってスマホにメモしてるのとかたまらないずっと可愛いずっと悶えてる_(:3 」∠)_

あとから自覚したワンコの方が我慢弱くって、許さないムーブ取ってるけど絶対許しちゃう未来が見えてて、安心しながらモヤモヤできるの最高。爆発しちゃうのも時間の問題だよなあ。さっそく下巻読んできます!

0

幼馴染、距離感0

幼馴染、両片思い、距離感0、無自独占欲、私の幼馴染カプで萌えてしまう要素がてんこもりでした。
攻めの蓮くんが椿のこと特別すぎて同級生にも付き合ってるのかと思われるレベルでイチャイチャ。
でも、それを友達って言う。
梅山蓮、なんて罪深いんやーー。
しかも、告白してきた受けの椿に友達だろって言っときながら距離置こうとする椿に一緒にいないとさみしいってなったり、感情のままに椿を独占したがったり。振り回されてる椿可哀想よ!って思ってた矢先に不意に椿に向ける恋心自覚して椿に振られる蓮くん。そして、泣く蓮。
ここで蓮がんばれ!って気持ちにさせてくらるこのストーリー展開。両思いなのになかなか引っ付かない。早く引っ付いてーって気持ちとザマァという気持ちと折り重なって面白い。
上下巻同時発売してくださっているので上巻の両片思いで終わっちゃうモダモダをすぐに解決してくださるのもありがたいです。

0

無自覚ってこわい

こんなニブチンなキャラ見たことないぞってくらい空回ってて苦笑いしかできない上巻でした。
上下巻構成ですが、上巻は親友をフッた蓮の悪手と後悔が際立つストーリーになっていて、フッたあとになって気付かされる親友への情欲がどんどん露わになっていく、少し切ないテイストです。

こんなハズじゃなかった……。
そんな嘆きの声が盛大に聞こえてくる上巻は、フッた側である蓮の苦しい心の叫びそのものです。親友のままでいることがずっとこの居心地のいい関係を維持できる最善の選択だと思っていたのに、そうはならなかったことに焦り後悔し、そして自分の本心を遅くも自覚してしまった蓮の胸の内がメインです。
高校生のBLといえば甘酸っぱい青春!ってイメージありますが、この上巻は蓮の恋への向き合い方が未熟過ぎて青臭いって感じ。高校生らしい甘酸っぱいストーリーは後半の下巻にて期待することにして、上巻は蓮の心理描写を中心に、2人の恋愛が始動するそのときを静かに見守るだけです。非常に焦ったい時間が流れはしますが、蓮がちゃんと心の整理をつける大事な巻でもありますので、最後まで見届けてあげて欲しいかなと思います。
そして、すぐさま下巻へ移りましょう^ ^


親友から告白されるもフッてしまうことから始まるストーリーはあまり見ない展開が新鮮で、終わりがスタートになるっていうのが面白かったです。蓮の苦しみは切ないですが、そもそもが自業自得ってなワケで、自分で招き入れた攻めザマァ展開との見方も出来ると思います。
友だちならずっとこの関係が続くから、とか。恋人になったら終わりがくる、だとか。変化を恐れる自分のヘタレを理由に諦めんなよって思う。
明らかに好意のベクトルをブンブン向けてるくせに、無自覚さゆえの失態に呆れましたが、でもこのバカっぽさが蓮らしくて、椿のことしか考えていない愚直さが彼の良さでもあるのかなと思ったりもするんですよね。

蓮の気持ちの変化がすごく丁寧に描かれているので、感情がグチャグチャになりながらも、椿の好きをどんどん実感していく蓮の心の揺れ動きに注目して読んで下さい。そして下巻で彼らの恋愛の結末をしっかりと見届けましょう!

1

遠回りな恋

小学生の頃から一番仲の良い友達として付き合ってきた蓮と椿。
ずっと変わらないと思っていた関係が、少しずつ変わっていくその過程を描いた上巻でした。

椿からの告白を何も考えずに断った蓮のほうが、椿よりもぐるぐる悩んでひとり空回って…という、かなり焦れったい展開でしたが。
彼の性格上、良くも悪くも目の前にあるモノだけしか見えていなかったので、ふたりの間に「友達」以外の選択肢があると思わなかったのだろうな、と。
なので椿からの告白から時間が経って少し冷静になったとき、自分の気持ちに気付いただけだと思うのだけど…
椿にはそれが「錯乱している」ように写って、いつか目が覚めることを考えると蓮からの好きは受け取れない、となってしまうわけですね。

どこからどう見ても両想いで間違いない!と客観的には思うけれど、ふたりとも尋常ではない拗らせ方をしているので、これはもうそれぞれ納得いくまで拗らせたほうがいいのだなと感じました。
他の誰彼の意見より、自分が信じた道を進むしか解決法はなさそう。
でもそんなめちゃくちゃ面倒くさくて遠回りしているところにこそ青春が感じられて、青くて眩しくてキュンとしました。

同じ気持ちでいるのにまだまだ交わらないところにいるふたりが今後どう変わっていくのか下巻が楽しみです。

0

アオハルのモダモダがなんとも切なくキュンとするお話。

幼なじみの2人。

ある日、受けから攻めは告白され、攻めは友達のままでと告白をフってしまう。

その後、攻めは受けへの恋心に改めて気が付き、受けにアタックしていくという展開。


たしかに受けに告白され無ければ気が付かなった想い。
でも下巻まで読了した読者としては、本当に攻めよ、頑張ったね!! と労いの言葉をかけたくなるようなお話でした。

そして、1度告ったからってフった相手がまだ自分を好きなままなのか?? という驕り。


相手の気持ちがよく分からない不安定さに振り回される攻め。

DKにしかないドキドキ感がとても瑞々しく、ピュアで面白かったです。


また、上下巻並べるとタイトルのロゴが完成される、ドアップな受けと攻め(この2人の表情が物語の関係性と展開をすべて物語っていると思う!!)のお表紙のデザインもかっこよくて良きと思いました。

今年からはなくなってしまったけれど、アワードにお表紙のデザイン部門がまだあれば、確実にノミネートされてほしい!! そんなお話でもありました。

0

メンタル赤ちゃん

梅山蓮は幼馴染みの八鳥椿から告白されるも、
「お前は俺の友達だろう」とフッてしまいます。

今まで通りの友人関係が続くと思い込む蓮ですが、
翌日から椿から避けられるようになってしまい…。

椿の告白を大して考えもせずに断っておきながら、
いざ椿から距離を置かれると寂しがる蓮。

椿の気持ちを考えるとすごく無神経だし、
そんなわけで椿から避けられてしょぼくれる姿は
ちょっとした攻めザマァでした(笑)

蓮にとって椿は女の子よりも優先すべき存在で、
椿から好意を寄せられることもむしろ喜んでいて…
これで友達未満っていうのはあまりにも鈍感すぎる。。。

そして、ちょっとしたきっかけから椿を恋愛対象として
意識するようになってゆき蓮から椿へ逆告白するも
今度は逆にフラれてしまうのです。

椿の告白を断ってしまったのも椿を失いたくなかったからゆえで。
だけど、それがわかったところで既にとき遅し。

見事なまでに拗れてしまっている二人にじれじれしてしまいます!
だけど、椿にフラれたことでその痛みを知った蓮。

メンタル赤ちゃんだった蓮が恋を知ることで
少しずつ人への思いやりを覚え、成長を感じられました。

あとは椿が蓮を受け容れてくれさえすれば…!!!

0

拗らせてモダモダしてるDKカプ❤︎


上下巻のレビューです。

初読みの作家さん。
一番惹かれたのは、
告白されて、一度は断ったものの
そこから自分の気持ちも同じだったと
気付いた時に、

その気持ちをどうにもできない
そのことがこんなにも辛い、
初めてそこで相手の気持ち…
諦観するようにしていたことに
気が付いた、というあらすじを読んで

めちゃめちゃシリアスなやつで
胸が締め付けられるような感じを
イメージして読んだんですけど

思っていたより、さらっと読めてしまいました。
両片想いでお互い、
正直に気持ちを伝えたのに
なぜ、そんなに話が長くなるのか
一時的なものだと信じられない
椿の心情は分かるのですが、

なんというか、語り方、演出?
字面では理解できてるものの
気持ちが引っ張られなかったです…
シチュエーションだったり
エピソードだったりが
物足らなかったような感じでしょうか。。

下巻も印象的なシーンがあるようでいて
胸に迫ってくるような濃いものがなくて、
優等生な展開で、こちらもサラッと
読めた感じです。

読み慣れてしまったからかもしれませんが、
正直に読後感をいうと、そんな感じです。
辛口ですみません。

4

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