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「欲望を、吐き出して下さいませ」
syosyo no amareguresu
まず、退役した兵士が現役兵士の欲を鎮める「寵士」という習わしがある。
という設定がよかったです。
相音先生の作品なので、あらすじを読まなくとも受けはガチムチじゃん! って分かっていたけれど、この設定はさすがです。
受けは、怪我によって兵士を退役し、寵士となって今度は未来ある若者を支えようと決意するのです。
そしてその気になるガチムチ寵士のお相手は、最近戦いでも名を上げているまさかの第4王子。
ちなみにこの王子が幼い頃、受けは剣を教えていたことが。
もうこの関係からしてラブになる予感しかしないのですが、とにかくこの王子がいい人すぎて、優しい。
好きな人は、とにかく大切にしたいタイプ。
なので、寵士として受けが王子の部屋に訪れたものの、兵士として受けには復帰してほしいと言ってしまうのです。
けれど受けには、すでにその気がなくて、、、
剣を交えるシーンの受けは屈強すぎて、普段とのギャップが最高でした。
えちえちかなあとお表紙から抱いた印象とは違って、ストーリーがしっかりしてて面白かったです。
雄っぱい受けと、誠実な優しい攻めが好きな方にはとてもオススメな1冊です。
まずはタイトルに導かれましたね。
相音きう先生といえば、雄っぱい。そう、雄っぱいなんですよ!
カバーからもう、けしからん。
え、読むしかないなぁとポチり。
今回はどんなストーリーなんだろううとわくわくしながら読みました。
このカバーは、めちゃくちゃ色気に満ちてますが、こちらの男性はアントン。
戦場で負傷した兵士ですが、退役後に選ばれて、同じく戦いで昂った兵士の心身を伽で納める寵士になるんです。
寵士とは神官や王族とも並ぶくらいの尊敬を集める尊き存在とされてるんですよね。
で、初めての伽に呼ばれた先が第4王子のユリウス。
実は幼き日のユリウスには、既に出会っていたアントンなんですよね。
ああ、あの幼くも聡明だったユリウス様が成長されて、初めての伽を務めるなんて、寵士として誉れ!
なんですが、抱かな~い!
えーですよ。
だけど、ユリウスはアントンをとても大切に思っていて…
まあ詳しくは、お読みいただけばよろしいかと思います!
感想。しとやか?な元兵士のガチむちボディと雄っぱいを見て欲しい~!
神聖な寵士になったアントン自身のしなやかな強さのある性格と、しとやかなエロ(あれ、よくわかんない表現かもしれませんが)も、夜の伽の場面でとっても有効です。
ユリウスも、アントン大好きな良き青年に成長してくのたいへんよろしいのです!
エロなだけじゃない、アントンとユリウスの精神的な結び付きも良きです。
相音きう先生の描く、美しい伽に至るお話を堪能出来ました。
退役した逞しい戦士が現役の兵士を慰める寵士…
な、なんてえっちな設定なんだ…?!と、カバーイラストのアントンに吸い寄せられ、気が付けば手に取っていました。
ナイス雄っぱい。ナイス筋肉。ナイス戦士。
あのですね、設定はこれ以上ないほどえっちなものなのですが、想像していたストーリーとはちょっと違ったんですよ。
第4王子のユリウスの伽を務めることになったというのに、これがなかなか抱いてはくれないんですね。
そう、なかなか抱かないのです。
この辺りはこちらの作品にどんなものを求めているかによって評価が分かれるかなと思います。
ただ、その抱かない理由というのが良くって!
アントンのことを戦士として本当に尊敬しているからこその展開がもどかしくも、なんだかとっても良い流れだったんだなあ。
寵士というのは神聖で誉ある役割と立場なのだけれど、本音を言えばアントンだって怪我がなければ戦士のままでいたかったはず。
すぐに抱く・抱かれるの関係になるのではなくて、ユリウスからアントンへの想いの強さと、剣を交えての心の繋がりが強まる様が丁寧に描かれていて好感度大でした。
初めは戸惑っていたアントンがユリウスからの申し出を受けてからというもの、うれしそうな表情が増えていったのが良かったのかもしれません。
強い受けがツボなので、アントンの戦士としての強さが見られたのもうれしいポイントのひとつでした。
ストーリーもしっかりめの肉体も味わえる素敵な1冊です。
表紙は褐色肌にガチムチな攻めに目を奪われて…
と見せかけて、彼は「受け」なのです…!!!
逞しいその容姿に、逆体格差の攻め、と
読む者の性癖をくすぐりまくりの1冊でした。
怪我が原因で退役し「寵士」になったアントン。
寵士とは…現役戦士の昂った性欲を鎮める役目を担う者。
そして、彼、アントンの寵士としての
「初めて」を指名したのは第4王子のユリウスでした。
けれど、久々に再会を果たしたユリウスは
アントンをベッドに誘うも一向に抱く様子はなく…。
アントンのことを「愛する男」と呼び、
そのまっすぐな愛情を隠すこともしないくせに、
愛ゆえにアントンを抱こうとしないユリウスに焦らされまくりです!
その一方で、「寵士」を抱くという名目でアントンを抱けるにもかかわらず、
自身の欲望そっちのけでアントンを戦士として復帰させようと奔走する
男前ぶりにぐっときてしまいます。
一国の王子という高貴な立場なのにこんなにも健気で、一途で、
こんなの落とされずにいられる方が無理!!!
普段はクールなのに時折にじみでてしまう年下男子の可愛らしさという
ギャップにもキュンとさせられてしまいました(* ´艸`)
一方のアントンも自ら「寵士」を志すというだけあって、
品ある立ち振る舞いの合間にチラつかせる色気が堪らないのでした///
個人的に気に入ったのはその斬新な言葉選び。
淫らなことを下品にならないように表現し、
エロいことを上品に伝えることで余計エロエロしいというか…。
例えば“先走り”のことを“先遣隊”なんて初めての表現だったし、
その独特すぎるチョイスに思わず吹き出してしまったけれど、
いざベッドの上でそんな遠回しな言い方をされると逆にエロく
響いてしまうんですよね…(笑)
ファーザーズミルクガーデンをチラ見して
バインバインのエロエロなイメージが先行していたのですが、ストーリーが良かった!
国一の武将アントンが足にケがおをい、
軍の足手まといになるくらいならと、
性欲を引き受ける職種(実は位は高い)に転身するのですが、
彼を武将から退かせたくない第四王子が彼を囲い、
アントンの体を気遣い大事に過ごします。
アントンは職務を全うできず苦悩しますが、王子の、アントンより強くなるまで抱かない宣言を受入れ、彼に稽古をつけます。
そんな二人は半年後。。。
王子と武将の話なので、言葉遣いがキレイです。罵るシーンはありません。それが良かった!
BLでは稀有な、攻めより受けのものの方が大きいパターンです。新鮮で良かった!
とはいえ攻めの王子もアントンに鍛えられて、バキバキになります。
クールビューティ王子のバキバキ変身が良かった!
今後も読み返す1冊になりそうです。
世界観に惹かれました!
退役した戦士が現役の戦士の相手をする。
その心持ちについての描写も冒頭からしっかりとあるので、決して「やらされている」ものではないのだと納得でき、反発などを感じずに読むことができました。
ずっと憧れていたアントンを囲いながらも、伽の相手をさせようとしないユリウスの意思の強さや理由に心がぎゅっとなります。
そんなユリウスの態度が次第にアントンの気持ちを変化させ、伽の相手としてではなく、一人の人として、関係を考えていくようになる。
時間がかかっても、勝てるまでしないという約束が果たされるところがいい!
戦う場面は迫力もすごくて、かっこよかったです!
その国には退役戦士が現役戦士の性欲を鎮める寵子(ちょうし)となる習わしが。戦場での負傷で寵子となったアントンの初夜伽の相手は王子ユリウス。しかしユリウスはアントンへの愛を語るもその肌に触れようとはしない。幼い頃からアントンに憧れていたユリウスはその愛と尊敬からアントンを特別に扱うのだけれど、寵子として訓練を積んできたアントンはその熱のやり場に困り…。
強く逞しく美しいアントン、その処女をユリウスに捧げたいのに受け取って貰えない〜。戦ってアントンに勝つ事を条件とするユリウス。2人の勝負と愛の行方は…!
アントンのマッチョないやらしボディが最高で、ユリウスに蕾を散らして欲しい…と願うそのいじらしさ。ユリウスのプリンスぶりも眩いし、マッチョとイケオジ好きな方はぜひ読んで〜。やっと結ばれる夜伽のシーンは興奮です!
作家さんの作風とタイトルや表紙から、これは絶対エロいやつ…!と思って購入しました。あらすじには「肌に触れることはなく…抱かない理由とは…」と書いてます。でも絶対すぐ突入するよね!?と思っていました。
が。
結果、最終話まで合体ありません!あらすじに偽りなし!!(笑)まぁここは注意点として冒頭に書いておきましょう…。
【退役戦士であるアントンは、寵士という、現役戦士の昂りを鎮める(つまり受け手としてエッチする)役目につく。アントンの初めての相手は第4王子であるユリウス。ユリウスから夜伽に呼ばれたアントンだが、抱かれることなく日々を過ごし…】
序盤で分かりますが、ユリウスはアントンを愛しているので、愛するがゆえに再び戦士に戻ってほしいという気持ちがあります。一方のアントンは、戦地では足手まといになることを自覚し、第二の人生を寵士として歩む決意をしているのです。この感情のすれ違いが最終話まで致せなかった理由となります。この辺りがですね、もどかしくもユリウスの信念が通っていてかっこいいところです。気品に溢れるユリウスの王子ぶりに惚れます。
さて、私のエロ目的は達成できなかったのですが、それでもアントンの雄っぱいバインバインをずっと見ることはできたので、それはそれで満足しました(笑)できるならウフのときみたいに毎回揉みしだいてほしかったですが…ユリウスが王子で理性が鋼のように強いので仕方ありません!
寵士の設定としては、位は最上位であり、神や王と等しく敬われるべき存在です。ただ、今回のアントンは別として、他の寵士はおそらく複数人を相手にしなければならないはずなので、一棒一穴主義の私としてはモヤッとするところではありましたね。
最後に、アマレグルスとはどういう意味なのでしょうか?調べたけど分かりませんでした…。
ガチムチ雄っぱいの元剣士が現役戦士の性欲を鎮める!!
なんとも魅惑的~~~これはエッチなやつ!!!
と読んでみたら、むっちりボディが報われない!!!
待ってるアントンも我慢してるユリウスも大変だったかと思いますが
あんな魅惑的な姿を見せられておきながら
なかなかエロくならずに、読んでる方も我慢が大変!!!
なぜ据え膳を食わん~~~~なんですが、
ユリウスはどうして抱かないか、どうしたら抱くようになるか、
その心の内ははグッとくるものがありました。
強き者がより精進してく姿、それを見守る姿は胸が熱くなる!!
この人がいたから!この人の言葉で!強くなれるに弱いので…
いちゃこらは少なめですが、お互いを想ってる様子はチラチラ垣間見えて
そのもどかしさにキュンです。
アントンの短髪姿はめちゃくちゃ雄臭くてカッコよかったので
この姿でももっと読んでみたい。