辱められて、疼く体を抑えられない――!

いぢめて下さいΩ様

ijimetekudasai omegasama

いぢめて下さいΩ様
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神20
  • 萌×27
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
137
評価数
30
平均
4.6 / 5
神率
66.7%
著者
相音きう 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
道玄坂書房
レーベル
MIKE+comics
発売日
電子発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784846210236

あらすじ

αで社長を務めるアデルは、長年仕えてきた女王様からパートナーの解消を告げられたことによって、次の女王様を見つけなければいけないと悩んでいた。元・女王様から勧められたお店で、新しい女王様を探す彼の目に飛び込んできたのは、男の娘女王様のユウ。彼は、アデルの求める「本当の意味で女王様と一つになりたい」という理想にピッタリな人物で…!?

表題作いぢめて下さいΩ様

ユウ,Ω,,25歳,「男の娘」女王様
アデル・ベア,α,ドM社長

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:あとがき、イラスト

レビュー投稿数3

これはツボった!

失礼ながら相音先生を存じ上げず初読みでした。ちるちるさんでの今作のインタビューを拝見し、面白そうだな~と読んでみたいリストへ。
偶々こちらを手にする前に、こちらともリンクしているという「渇望アニマジェメラ」を読む機会が有り、「面白かった!余計に読みたくなった!」と余計ワクワク。拝読したところ、久々に私的性癖に刺さりまくりました!

まずこちら、オメガバースの設定を踏襲しながらも、オメガ×アルファという設定。加えて、受にあたるアルファさんはSMでいうところの思いっきりエロマゾなM。ガチムチ。外国人さん。社長。ついでにヒゲ。でもって攻にあたるオメガさんはSMクラブで女王様として働く男の娘。当然S。
とまあ、設定だけでもやたら盛り沢山なのに、だけど全然過不足無いから凄い。設定を盛り沢山にすると、「それ必要だった?」というのとか大体出てきますが、きちんとこの2人が惹かれ合うに必要なだけの要素として盛り込まれている事にまず感動。

先に私自身の個人的好みを申し上げますと、SMものはそんなに好きじゃないんです。受さんが攻さんの事を苦手と思ってて、こんなはずじゃなかったのに的なのも嫌。要するに、「いやよいやよも好きのうち」みたいなのが苦手なんです。受さんも攻さんとのセックスに積極的なのが好きなんです!
さて、このベアさん(淫乱な雄ブタかと思いきや、お名前的にクマさん…)ですが、自分の欲求を満たす為に商売女王様を買ってプレイをしていただくほどのドMさん。ですが、最近長年仕えていた女王様に暇を告げられてしまう。やっぱりSMは気持ちと気持ちのやり取りなんですね…物足りなさを感じていた事を見抜かれてしまって振られてしまった、という事だそうです。
何故物足りなさを感じていたか?というのははっきり書かれていませんでしたが、「女王様と一つになる事はM奴隷にとって至上の喜び」とあるので、そこで察する事にしましょう。ベアさんについては作中の中で、同性愛者・もしくはバイという表記は一切ありませんし、男性でアルファな彼なら当然抱く側だろう、と思いきや、ベアさんは「挿入していただく」方で一つになる事の方を選ぶ側だったようです。だって女王様相手に挿入したっていいんですもんね、男性ですから。今までの女王様(勿論女性)にはペニバンを使用してもらい、アナル調教済みのベアさんはもう潜在的に抱かれる側になっていたようです。
「アルファなのに抱かれる側なんて…」というオメガ×アルファにありがちな本人の葛藤みたいなものは微塵もございません。その辺いっそ清々しい。この人は自分から「受」を選んだんだな、とこちらもスムーズに理解出来ます。紹介されたSMクラブの紹介の中で見つけ指名した、オメガで、そして男の娘なユウ様の「本物」を挿入してほしいとそわそわしちゃうほど。待ってるベアさん可愛いぞ…。

SMは概念でもありプレイでもあるので、やって来た男の娘女王様・ユウ様とプレイを楽しむベアさん。わざと怒らせてみたり、仕える事で興奮したりと、楽しみながらセックスをしているのが伝わって来てニヨニヨします。やっぱりお互い楽しみながらセックスしているっていうシーンの方がこちらも読んでて楽しい。

SMクラブに所属するユウ様をベアさんが指名してお付き合いいただく、という形なので当然2人の間には金銭が発生しているものの(その辺のいやらしい部分は描かれてませんが)、SMはやはり気持ちと気持ちのやり取り。何故ベアさんはアルファでありながらエロマゾさんになったのか。何故ユウ様は男の娘女王様になったのか。それをお互いに理解し合う事で、2人の仲や信頼度も深まっていきます。
この2人がそれぞれ何故こうなったか、というのも、さらっと描かれていますが、こちら側も「ああ、だからなのね」ときちんと納得出来ます。前述した通り、盛り沢山な設定であるにも関わらず、過不足なく収まるんです。凄い。
そして、忘れちゃいけないオメガとアルファという設定。相手を愛しく思ってしまうのは、惹かれ合う性だからなのか…。起きないようにしている筈の発情期が突如訪れてしまった事で余計に自分の性と感情で揺れたり、女王様とそれに仕えるものというプレイ上の関係で揺れたりもありますが、よきところに収まります。それは皆様読んでくださいませ。

とまあ、あんまりネタバレしたくないのでこれくらいまでしか書けませんが、盛り沢山な設定の2人の出会いからくっついて生涯のパートナーになるというところまでが1冊にきちんと収まっているというところに凄い!ってなったのと、個人的に性癖に刺さりまくったので神評価を。
受であるベアさんがガチムチだイケオジなのにとにかく可愛い。アルファなのに、自分はあくまで奴隷だから…と耐えるのとか、はー、これは女王様も惚れちゃうわ!健気…。

SMもの、逆転オメガバース、でありながらも、とても可愛いラブロマンスです。勿論、どれかに特化して!と深堀してほしかった…という方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的にはいい塩梅になっている作品だなあと思いました。

4

淫らなα

「渇望アニマジェメラ」で体格のよいΩを描かれていて、今回は女王様なΩ攻めとドMなα受け。
相音先生のオメガバースはいい意味でらしくない規格外のキャラが魅力的だな、と思います。

個人的にα受けを拝読するのが初めてだったので、まずΩが攻めで、αが受けで、女王様と奴隷で…?、といろいろと盛り盛りで今まで読んできたオメガバースの情報や感覚と違うのでちょっと腐脳が混乱したのですが、それがまたすごい新鮮な感じでした。

M奴隷として言葉で責められうしろを攻められたい願望を持つαのアデルが『男の娘』女王様でΩのユウにいぢめられる、というオメガバース+SMが絡んだお話し。
「ぢ」がポイントですね。

アデルの言葉遣いがとっても丁寧で、物腰も柔らかで、プレイの時はもちろんMっ気が出るのですがそれが淫らではあるんですけど決して下品ではなくて、昼の完璧な顔とのギャップがはしたなくてそそるかんじでした。
ユウもプロとしてしっかりと弁えてプレイに及んでいて、ベアの期待にしっかりと応えています。
女王様姿のユウも綺麗ですが、ご主人様姿もかっこよかったですし、笑うと少し幼い感じになってかわいい。

女王様とM奴隷としてのいぢめていぢめられる関係性と、αとΩとしてのパートナー、番としてとの関係性も加わり、お互いの性癖と存在がベストマッチなふたりでした。
インタビューで「渇望〜」のキャラに繋がるふたりと知ってなるほど、となりましたし、謎の多いマナさんと駄犬と言われてきゅんとしちゃうジョンがご夫婦ということにはびっくりしました。

3

スッキリしたかった。

綺麗な攻め、大きくて男らしい受け大好きなので、連載中からずっと楽しみにしていた作品です。
ムチムチボディを如何なく発揮したアデルの肉体美は必見。電子は白抜きですが、紙は白線なのでぜひご覧いただきたいです。

Ω×αであることのリスクを抱えながらも、アデルの求める姿であろうとするユウは私の好みなのもありますが、Ωだけど大変攻めらしい攻め。
女装+言葉遣いもオネエの場面が多く、受けの要素濃いめなのにちゃんと攻めとして決まってます。最後にドイツ語とかかっこいいなー!
本編ラストから描き下ろしまでSM路線でやや不穏な空気さえ漂っているのがこの2人らしい。でもちゃんとハッピーエンドです。

そんな感じで大満足に読み終えたのですが、ちょっと気になっていたのがインタビューで先生が仰っていた、ユウとアデルは「渇望アニマジェメラ」のキャラクターのパパさんたちだということ。
結局ユウが産むの…?と悶々としていたのですが、カバー下(紙のみです)で言及されていました。
結論としては、どちらが産んだのかはご想像にお任せということで…。
リバは苦手ではありますが、Ω攻めということで想定はしていますし、ユウが産んだならそれはそれで納得するしすっきりするのですが、「わからない」というのは非常にもやもやします。萌えも吹き飛んでしまいました…。ここだけちょっと残念です。

この作品ではαも産める設定としてあるそうなので、どこかしらで明らかにならない限りはアデルさんママで想像しておきます。
せっかくのΩ×αカップル、そっちの方が断然萌えるではないですか!αも産めるのなら尚の事。
ちなみにカバー下には赤ちゃんも載ってます。赤ちゃんは何にしてもかわいいですね。髪色から龍治のパパたちかなと思います。

あと、天ヶ崎さんはイケオジになった頃に年下のαくんと出会う未来があるそうなので、ぜひスピンオフが欲しいー!!

6

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