上手にできたね、渡瀬さん

jouzu ni dekita ne watasesan

上手にできたね、渡瀬さん
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神43
  • 萌×222
  • 萌2
  • 中立4
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
18
得点
313
評価数
75
平均
4.3 / 5
神率
57.3%
著者
野萩あき 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人uno!
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784801981720

あらすじ

人類の進化と共に発現したDom/Subという第二の性。
DomはSubを支配し、SubはそんなDomに従属する。

“Subだけどタチ”である渡瀬は、
昔、Domの恋人に強制的に支配され抱かれそうになったトラウマで
Playを伴うセックスから距離を置いていた。
ある日、手っ取り早くSub欲を満たすために専門の風俗店へ。
そこで出会ったDomのトウマは朗らかな性格でPlayも上手、
こんな子を抱けたら…と自分がSubのタチだとトウマに告白すると
「俺 Domのネコだよ」と思ってもみない返答が…!?

【収録作品】
上手にできたね、渡瀬さん order.1~5
あとがき(描き下ろし)

表題作上手にできたね、渡瀬さん

会社員,Sub
Sub専門風俗店キャスト,Dom

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下(2P漫画)

レビュー投稿数18

野萩先生作品で読めて良かったです

作家様買いしてしまう大好きな先生です!

先生の作品では珍しく(私が知っている限りではありますが…)非現実なお話し設定のバースものです
バースものではありますが2人の属性はリーマンと風俗店キャストなので大人の男性2人が主役なのは安心感があります

お話しの内容に触れる前に書くのもアレ…ですが。。。
書いちゃいます!
大人の男性らしい絡みはやっぱり良いですね♡
誇張し過ぎた感じでもない程よい肉感が妙にリアルでドキっと出来ます
プレイの効果もあるのか色んな体位も描かれていてそこも楽しかったです
楽しかったっていうより・・・すっごく良かったです( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )堪能しました///


…肝心のお話しは。。。‼
多分私は初めて読んだ設定だと思います
確かちるちるサイト内のDom/Sub作品の特集記事とかでこのタイプがあるっていうのは読んでいて知ってはいたけれど作品として読んだのは恐らく今回が初めて!

初めての感じでしたが、そこに至るまでの過程でお互いがお互いに共鳴したからこそ「本能的に自然で居られる形」になった事が読み取れるのがすごくドラマティックに思えて…♡萌えが詰まっていて最高シチュエーションでした

現実世界に生きてる私達も多面性ってありますもんね~
色んな顔を使い分ける訳ではなくて(そういう時もあるけれど…)そういう気分の時ってあるし、そのどんな顔も結局自分自身だったりして、、、
他人に求められてる顔だけじゃない自分も居るのにな~なんて思う事もあったりします
そんな自分もひっくるめて「素」でいられる相手ってやっぱりとても貴重だし、それがこのバース世界では欲求にも直結してしまうので。。。
全てを曝け出して、受け入れられて、しかもどちらかが一方的に耐えたり努力するのではなく、お互いが同じで対等な関係なんて・・・!!
【奇跡】ですし【運命】だなって思えます

このタイプのDom/Subはこれから増えていきそうですね~
最初に読んだ作品が大好きな野萩先生だったのはとっても幸運だったなって思いました

10

なるほど、ドムサブの世界観を突き詰めるとこうなる…!

先日別の作品で逆転ドムサブについて触れたところでしたが、作家さん買いしている野萩先生の新刊がそうなら、そりゃ読まねばでしょう!
そして、なるほど、流石皆様、ネタバレ防止処置が凄い!確かにネタバレなしで読んでいただきたいです。

風俗がきっかけで出会った2人は、心が求めていることと、身体が求めていることが逆が故に、なかなかパートナーを作れずに居た。そして、プレイ込みでセックスしてみると、もの凄く相性がよくて…!と始まります。
バース系のお話の中でもドムサブって、より一層心の機微が描かれていないといけないと思うのです。ドムだから、サブだからこの人に惹かれた、だけじゃ何か足りない。もう一つ、この人じゃなきゃ!というのがお話的に欲しいのですが、今回のお話の2人は、互いの欲が一致しており、そして更にそこから心の距離もつめていく…と、読み応えがあります。
その心の距離をつめていった結果、あることが起こる、というのが、この話の特異点。まあ正直評価が分かれるところではあると思います。せっかくそういう設定にしたのに、とも思う。が。そもそもドムサブという世界観の中にそれは存在しており、今まで触れられていなかっただけなのである。それがこの話においては上手く填まってて、ああなるほどね、この2人ならそうなってもいいよね、と納得できるのであります。

プレイ込みのセックスをしてみる、というところから始まったのと、レーベル的なのもあるかな?野萩先生作品の中でもエロ度高めです。
先生が精神的リバ、と書いてるのですが、確かにその通り。単純に役割をひっくり返してるだけじゃなく、互いの心と身体が納得している上でのひっくり返りなので、うんうん、素敵。

ですが、これはあくまで私の個人的意見でして。
これは地雷、という方や、否定的意見が出るだろうなあとも思うのです。なので評価は分かれるとは思いますが、「納得できる」という部分に重きをおいて、私は神評価としたいと思います!

8

レビュー泣かせ~(>ω<)‼

ぅわぁぁーーー…
めっちゃおもしろいっ…!!
この作品、すっごいすっごいおもしろいデス!
「笑える面白さ」ではなくってDom/Subのバース作品としての世界観を活かし切った「お話しの面白さ」が突き抜けてますっ ((*♡д♡*))

すっごい読後の興奮と満足感がハンパないっ
したこと無いけれどコマンドプレイをした後のような多幸感溢れる感覚になっちゃいます♪
作中でも多様なコマンドプレイがあるからその影響もあるのかな?←ココも見所ですよ~

お話しはあらすじにある通り逆転Dom/Sub系なんです
ちょうど最近もおもしろい逆転ものを読んだのですが、今作はも少しだけシリアスな雰囲気で真正面からダイナミクスとプレイへの欲求のズレに悩む感じが両視点で上手く描写されています

とは言え、ギャグ味が無いという感じなだけなので重過ぎない、すごくDom/Subを深く作者さまが理解されてお話しを創り上げているのが伝わります
なので重々しくってツライ…(´Д⊂グスン って感じでは無いです
だからこそDom/Subの刺激を求めている人にはきっと読み応えがあると思います

そ・し・て・・・
最大のおススメPOINTがあるんです!
このお話しならではの面白さが中盤辺りから見え隠れしており、終盤にかけて素晴らしい回収をしてくれるのですっ
もぉ~めっちゃ最高なお話し展開!
「ネタバレ」でお伝えしてこの興奮の訳を書いてしまいたい!
・・・とは思うのですが!
ここを書いてしまう事で楽しみを奪う気もすっごくする仕掛けなので…今回はグッと堪えて……是非、皆さんもこの展開の巧さに酔いしれて欲しいっ!

※ここから1段はギリギリラインでのレビューなので限りなくネタバレ少な目希望の方は飛ばして下さい
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どうにかお伝え出来る言葉で敢えておススメPOINTを濁して言うなら
精神的なリバを楽しめるっていう所です!もぉ…最高の体験でした!!
Dom/Subの新しい楽しみを満喫させてもらいました~♡
読んでいる時にこの「精神的リバ」は私の頭の中に浮かんでましたがあとがきを拝見したら先生もお描きになりたかったのがソコだったようなのですごく先生の想いが伝わる作品なんだな~と実感しました♪
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

という訳ですっごくおススメしたいけど多くを語ってしまうのがもったいない!そんな魅力溢れる作品です٩(๑´3`๑)۶

野萩先生らしい大人のエロスも溢れている上にバースならではのエロスとLOVEもあるのでその辺りも楽しんで下さいませ~♡♡♡

おススメPOINTがありまくりなとっても読んで欲しいDom/Sub作品です
障害を乗り越えて行く系のお話しが好きな人には強火でおススメです!

はぁ~言いたい…wでも言えない…
”こんな世の中じゃ…”な隆史状態です笑←何言ってるか分かってくれる方居ますか?www

言いたいのに言えない、でも伝えたい!
そんなレビュー泣かせな最高に魅力的でおもしろいDom/Subの愛あるお話しです♡

7

新たな出会いを待っていた…!あります、ココに新感覚‼

Dom/Sub作品のパターンのひとつとして耳にしたことはあったけれど実際”その作品”にはまだ巡り合った事がなかったのでこの作品は私にとって【読んでみたかった!が読めた作品】として大変大興奮な1冊です

”その作品”の全容は是非、ネタバレは少なく読んだ方がきっと満喫できると思うので控えておきます
今回はネタバレなしレビューでいってみますが結構2人の関係性の変化などに敏感だったり地雷持ちの方には気軽にすすめていいのか?は迷い所です。。。
私自身は地雷がほぼないので手放しで楽しめますが人によってはこの辺は微妙なラインなのかも知れない可能性はありそうです

逆に割と色んな角度からBLを楽しみたい、Dom/Subの新たな刺激もウェルカム!な感じの方ならこの刺激はきっと楽しめるんじゃないかな~とワクワクしておすすめしてみたいです((o(´∀`)o))

私は電子で購入したのですが6ページの電子限定特典の内容もすっごく充実していて、この世界ではこういうスタンダードがあるんだ~!と勉強にもなりました
書店別特典とかも気になってしまうクオリティでした!

ほぼお話しの根幹には触れてませんが出会いたかった作品に出会えた喜びを分かち合いたくなってしまうような、とにかく素敵な作品に出会えましたよ~ってお知らせしたくなる作品ですヾ(〃∀〃)ノ
良い出会いからの今週末スタートは最高模様♪♪♪

7

またまたニュータイプのDomSubが出てきた

最近、DomSub作品の勢いはすごいですね。
DomSub設定を最初に読んだとき、私の趣味の粋じゃないなと敬遠していた日々はどこ行ったのかなって思うくらい、読む頻度が格段に増えました(笑)
DomSubの基本設定を生かした解釈や独自性は今のところ底なしですね。それと同時にこの世界観の奥深さや裾野の広さを強く感じている今日この頃です。


この作品もですね、DomSub設定を違う角度から描いたオリジナリティ溢れたストーリーになっています。作者さんがあとがきにて"精神的リバ"と言及していましたが、ホントそれ。
話はちょっと複雑ですが、このややこしさが他にないストーリーとなっていて、話の流れも結末も予想が出来ず惹きつけられました。

Subなのに抱きたい欲が強い渡瀬。
Domなのに抱かれたい欲が強い冬馬。

彼らの欲望はDomSubの世界における同性愛者の中でマイノリティな存在で、そのためにプレイが出来ず欲が発散できない状態に陥っています。Domは支配する欲、Subは従属欲に帰属するので、彼らの心と身体に"ねじれ"が生じている感じですね。

ひょんなことから彼らが同じ悩みを抱えていること、プレイもセックスもWin-Winな関係であることから2人の距離が近くなっていきます。これまで理解されなかった性と心の不一致を満たすことができる、まさに運命の相手と思える相手に出会うことが叶いました。

Domの冬馬はコマンドを繰り出し、ベッド上での支配権を持つのですが、これがなかなか興味深くそそられるシーンです。挿入されている側が司令塔なんて、初めて見ましたよ(//∇//)
まー…とにかくエロ味が濃いです。
受け側がDomでコマンド発令ってなると、"命令"より強気なおねだりの雰囲気になるのが良いですね。。DomSubの支配強めの痛いプレイがあまり好きじゃないので、こういうのは嬉しいな。


ここまでの話の流れでも一冊を十分に満たすくらいのストーリーなのに、この話はここで終わりじゃないんです。もうひとひねり衝撃展開が用意されてます。
どんどん話が深くなっていくにつれて複雑性も増していく怒涛の展開に、主人公2人も戸惑いの嵐でしょうが読者も同様です。前半の恋人になるまでは渡瀬の不安感、後半の恋人になってからは冬馬の不安感をメインに描かれています。
過去のトラウマと、今手にしている幸せを手離したくたくない不安や焦りをリンクさせながら、丁寧にストーリーが進むので見応えがあります。


この作品に関しては後半の展開が大きな見どころとなっていくので、ここではネタバレを伏せますが、ストーリーの流れを考えるとかなりドラマティック。主人公2人にとって、最善で最高の、まさにこれしかないっていう落とし所なエンディングです。
オメガバース的に言えば"運命の番"的な感じかな。渡瀬にしても冬馬にしても、これ以上のパートナーいないでしょって断定できるほどの好相性。美味しいところどりのプレイができるのも2人のならではの魅力ですね♪


プレイ込みのセックスシーンが多いけど、どちらかと言うと心理描写の方が引き立つ作品かなと思います。
DomSubの世界におけるマイノリティにスポットを当てたストーリーは多幸感に満ちた最高の結末でした^ ^

6

ただのDom/Subと思うことなかれ

他の方も書いていらっしゃるのですが、
ここ数年一気にバースやらどむさぶが流行し、いつの間にか読み手も一つのジャンルとして認識しはじめたタイミングでスイッチを取り入れた作品がぽつりぽつりと出始め...

で受け攻めは固定!!(ここ重要)
もともと溺愛が好きなので、Domに愛し方を教わり自身がDomにスイッチしたときに恋人に教わった事をママやる攻め...
ご褒美がすぎるなぁ....

愛し愛されて二人の関係が築きあげられていく過程にキュン!
コマンドの流れも自然でこっちまで優しい気持ちにさせてくれます~

終始ドキドキできるお話です!

6

もしも、  だったなら、

「Subだけどセックスではタチ希望」の、会社員の渡瀬(攻め)と、「Domだけどセックスではネコ希望」の、DomSub風俗店のNo.1Domキャストのトウマ(冬馬・受け)の、出会うべくして出会った2人のドラマティック進化系DomSubユニバースラブストーリーです。

「Domがタチ、Subがネコ」という世間の風潮と、自身の抱える性質の不一致でねじれてこじれて、いびつだと思っていたそれぞれの形が、お互いの空白を補い合えたようにぴったり合わさった様子がとても好きでした。

二人のセックスにおけるイニシアチブのやり取りがDomSubならではの設定と物凄い融合していて、この二人だからできるセックスというものが見れたと思います。

終始、2人のプレイもセックスも、お互いに思いやりがあって、やさしくて、相手の欲しい所に的確に手が届いてる感じがいいなと思いました。


とにかくドンピシャで私の好みに刺さって何回も読んでしまいました。楽しかったです!

5

新たな扉~~~~!!!

Dom/Subには一時期ハマりましたが、大体落ち着いて数あるジャンルの一つとして認識するようになったこの頃ですが、かねてから面白いだろうなーと思っていた「攻めがSub、受けがDomのお話」が出たようではありませんか!!しかも野萩あき先生!!!
野萩先生のお話はいくつか既読でして、ストーリーがしっかりしている印象があったので見つけて即購入リストへ……。
単行本は発売されてまだ間もなかったのですね、あとからびっくり。

前置きが長くなりましたが、お話すごい良かった!!あと絵がよかった!!!
ネタバレありますのでご注意ください。

抱きたいSubと抱かれたいDomの情事ってどんな感じ?と思っていたのですが、なるほどなるほど……これはおいしい。。。。
攻めフェが苦手な方とかはちょっと大変かもしれないですが、雑食で大概のものはオッケーな方オススメですよ、、、二人が愛と快楽むさぼって夢中になっているところが見れます!!!!Dom/Subでありがちな、攻め様が命じてヤッて褒めて大忙し!!って感じが少ないのでいいですよ!!!(普段Dom/Sub読みながら何を思ってんだ私は)
Subが抱くのは仕事量的にもバランス取れてていいんじゃないか……?

性欲二種類がマジョリティと一致しないマイノリティオブマイノリティの二人が奇跡的に出会い、幸せな関係を築いていくお話です。で、Dom/Subだけど逆にリアリティあるなと思ったのが、最終二人ともが両方Switch性で、精神状態によって切り替わったりするところですよね。
男女性(自認の方)ですら、どっちがどっちなんて決められない感じになりつつあるので、大きな出来事でもう一方が発現したりしなかったり。人間のあいまいな部分がたくさん出ていて、通り一遍に決められないところが逆に人間ぽいな、なんて思いながら読んでました。

いやーちゃんとハピエンに収まってよかった!!渡瀬さんも変化があったからよかったけど、そのまま渡瀬さんがSubだったらトウマさんサブドロップで大変なことになってそうでしたもんね……予兆はあったとはいえハラハラしてしまいました。

あとがきにも書いてらっしゃいましたが、まさしく精神系〇〇ということでね。こんな探すの難しそうなジャンルの扉、開けない方がよかったのか!?!?いやそれじゃあ本作が読めない!!それは嫌だ!!!という感じです。。。

あと最初にもちょっと書いたけど絵!!絵がね!!!雄雄しい感じでめちゃよかった!!!!線が細くないメンズが!!!イチャイチャと!!!!!おぅよもっとやってくれ!!!!
(もちろんモデル体型細男子のイラストも好きなのでそれはそれで楽しむのですが)
細くない太もも、ええですよなぁ……

4

上手にできたね、渡瀬さん

DomSubの真骨頂のようなお話
抱かれたいDomと抱きたいSubが新鮮でしたが、プレイがとてもセクシー
抱かれながらコマンド出すなんて、とても官能的でした
耐える攻めが大好きなので、表情や行為にときめきます

二人の仲が進展していくのも可愛いし、そこからそれぞれのダイナミクスに変化が出てくるのも良かった
精神的リバ!なるほどな、表現です

求めていた人だったのに、求められていた自分でいられなくなることの恐怖は堪らないなと、その切な切なさに胸を痛めます
だからこそ、それを乗り越えての変化が素敵でした

描き下ろしのその後の二人が幸せに満ちていて本当に素敵
モブになりたい

3

心が伴う優しいお話

これまた面白い設定のDom/Sub作品が出て来たぞ…?!と、なるほどこう来たか〜!な作品でした。
◯◯バース系は描き手によって異なる独自設定が楽しめるのが魅力的だなあと思います。
今作を読んで、そういえばそうだ。Domが攻めでSubが受けが絶対なわけないじゃないか。中には抱きたいSubだっているし、抱かれたいDomだっているよね。…なんて、勝手にDomが攻めでSubが受けが当たり前だと思ってしまっていた自分にガツンと来るものがありました。

レーベル的にも絡みのシーンは濃厚めなのですが、どれもこちらの作品においてなくてはならない重要なものなのです。受けが攻めにコマンドを出す、萌えるシチュエーションにぐいぐいと掴まれるものがありつつ、決してエロではないというか…
設定的にも「この人だからこそ」が詰まっていて、本能と心が伴っている交わりだなと感じたからなのかもしれません。
2人とも落ち着いた大人で、相手のことを考えられる穏やかな性格なのも好みでした。

高相性の2人を見て、ああいいなあ〜と思っているとまだ半分以上ページが残っているんですよ。
ここからの展開と心理描写が丁寧ですごく良かったです。
おいしいコース料理を食べ納めた気でいたら、最後に素敵なデザートが出て来たみたいな感覚。
対等な関係性がお好きな方にはピンと来るものがあるかもしれません。

個人的には、作家さんが1番描きたかった精神的なものは万歳したくなるほどとても好みだったのですが、そのために追加されたものに関してはうーん?となる部分もあったり…
しかしながら、やはり心理描写と優しい読後感が良かったので萌萌寄りのこちらの評価になりました。

2

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