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himitsu no mori no majutsushi ha nodoka wo negau
ファンタジーは画力がものいう、と個人的には思っています。どんなに設定がすぐれていても、それを表現する画力で描かれていなければ想像の下は萎えます。
つた子先生の流石の画力がいかんなく発揮されております。素晴らしい…!!
あと三角関係最高です。
ピュアとヤンキー の攻めふたり。どちらもいい。
ピュアはピュアそのもの、
王族だけど魔力がない、でも魔法使いとしては天賦の才がある、魔力を受けのシャガールから搾り取る。搾り取り方もピュアさを武器にしてます。
ヤンキーは粗雑で暴力的でありながらも、ほんとはほんとに大好き。みたいなところがたまりませんでした。見た目にほれたのか同情なのか、助けてやる精神でやってみたものの、はまっちゃったんですねぇ…
魔法とか竜とか、王子とか王様とか、魔法使いとかファンタジーが好きならおすすめです。
最後まで読んでみて、本作には目立った悪役がおらず、みんないいキャラだったなぁ〜、という感想でした。
私は主人公カプよりも、脇役ルソーに惹かれてしまったので、ルソーのことを応援しながら読み進めていました。
ルソー、本当に口が悪い。
ただ、口が悪いだけで、他はパーフェクトなんじゃないかと言うほどのポテンシャルの持ち主。
シャガールへの未練タラタラなルソー、可愛いですねぇ。
自分が拾って、ルソーなりに大事にしていたところを、フィオに掠め取られた形です。
そりゃあ、未練タラタラにもなりますよね。
ただ、王国の方にもシャガールのことを報告していたようなので、何か指示は出ていそうですけど。
シャガールも中々に憎めないというか、いい性格をしているので、王の前でフィオだけではなく、ルソーのことにも触れて感謝を述べたり、二人きりになったときに、ルソーに感謝を改めて述べたり。
ルソーは本当に口が悪いというか、素直になれない性格なのか。終始憎まれ口を叩いていましたが。
フィオが気づいてない、疲れてしまったシャガールのところに現れて、スマートに助けてしまうところなんて、流石すぎてスタンディングオベーションでした。
どうか、報われてほしい。
ルソーに幸せがきますように。
そう願ってやまない読了感でした。
下巻も勢い衰えずで、超絶面白かったです。
ファンタジー作品としての見応え、構築、ストーリー構成、完遂度、キャラの魅力……どれをとってもすごかった。そしてQpaレーベルさんの代名詞とも言える甘エロも文句なしの糖度数。魔力を分け与えるための行為にも関わらず、熱を帯びた感情が身体中を駆け巡って、ただの生命維持活動の行為に収まっていないところが非常にエキサイトです( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
シャガールの豊富な魔力を溜め込んでおけるほどのフィオの貯蓄率が、濃厚な交わりと比例して行く様は圧巻のベッドシーン。シャガールがフィオに翻弄されゆく様、余裕をなくした恍惚の表情はなんとも言えぬ絶景です。
お互いを激しく求める師弟2人のセックスはこの作品1番の見どころで、画面映えもすんごい。必要に駆られて交わっているのに、抱き方や抱かれ方を見ると、もう恋人同士のそれにしか見えず……いやはやニヤりました。
そんな感じでシャガールからエネルギーチャージしたフィオですから、巨竜討伐の際の活躍はもう無双状態。王族の中で魔力が少ないと引け目を感じていた彼の自信を取り戻すことに繋がっていくのです。
世界のピンチを救うだけじゃなく、フィオ自身の救済にも関わっていく巨竜討伐は、フィオとシャガールが師弟を超えた関係になることにも一役買い、最後の最後まで加速していく2人のイチャイチャに酔いしれていきました♪
そんな彼らの裏でルソーの時折見せる物言いたげな言動に多少の切なさを感じることもありましたが、結局はっきりと意思表示を示さなかった彼のシャガールに対する想いは結局なんだったのか。予想の域を出ませんでした。私としてはきっとそういうことなんだろうな…と勝手に解釈。好きな子をいじめるタイプのルソーの不器用さが、ちょっとだけ可愛いく見えました^ ^
上下巻の総括としましては。
ワンコ弟子のフィオと黒髪美人師匠のシャガールとの師弟カップル、めちゃくちゃ最高でした!
彼らの個性的なキャラクター性と、作り込まれたストーリーとが見事に合わさって、オリジナリティ溢れる世界観を演出。ファンタジーならではのダイナミックな作画も繊細な心理描写も、どれもが素晴らしかったです。
小説の読後感にも近い見応えある作品の精度に引き込まれ、高評価も大大大納得の逸品作でした。
イケメン、人たらし、王子、年下攻めでスパダリ設定なフィオ。黒髪、チート、ビッチな受け。出会うべくして出会い、恋に堕ちるべくして堕ちる。最高でした。上巻でも言いましたが、おセッセはハードにえちちで大変よろしいんです。大変滾ります。本当にオススメ。
あと、他の登場人物もイヤミなキャラ設定の人物はありましたが、嫌な行動をする人が居なくて愛に溢れた世界でした。ハッピーがいいです。辛いのは要りません。続編で立派に成長したフィオが読みたいです。
上下巻だと下巻で失速してしまう作品もありますが、そんな事はなく上巻の勢い以上のものがありました。
フィオ、ルソー、シャガールの三角関係の結末ですが、カバー表紙のイラストを見れば誰と誰がくっ付くか一目瞭然なわけです。そして、上巻に比べてフィオが下巻で気品溢れた凛々しい姿になってる事が分かると思います。
上巻では問題児の第二王子のフィオでしたが、下巻ではシャガールの為に天才的な魔術の腕前を見せるまでに成長してました。この辺りが凄く美しくて魔術式の発動シーンが素晴らしかったです。
下巻では新たなキャラが登場するんですが、これがまた可愛くてフィオとのコンビをずっと見てたかったです。
一旦は隠居という形で山奥でひっそりと暮らしていたシャガールが、第二王子であるフィオと一緒にいる為に必要だったのが下巻の出来事と掴んだ結果だったんです。
凄く読後感が良かったのはフィオの父親である国王や異母兄である王太子や、その子どもたち王族がフィオを愛して大事にしていたからだと思いました。そして若い頃は魔力を封じる事を選び山奥でひっそり暮らしていたシャガールでしたが、フィオと出会った事でその時に選ばなかったもう一つの選択を選んで幸せを掴み取るところが凄く良いのです。
個人的にルソーのその後が気になってしまいました。彼にも幸せになって欲しいです。
蔓沢つた子先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作は上巻併せて作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
ファンタジー 5
ワンコ 3
エロ 3
師弟 2
な感じだと思います。
上巻に続き、魔力不足な家出中の青年×かつて英雄と呼ばれた魔術師のカプです。家出中のフィオが実は王子だと判明し、更には居場所もバレてしまい、フィオはシャガールと共に城へ連れ戻されてしまう。そこで、フィオの兄や父親が同席する会議でシャガール達は周辺諸国で起こっている災害の報せを聞かされる。
上巻の時から物腰柔らかな、それでいて魔術師時代に受けた周囲の言動から憎悪や自虐や諦念を抱いたシャガールが、王族達を前に物騒にも生き生きしています。そして様々な思惑が絡み、災害の報せに対してシャガールはある提案を言い出します。
その提案も相俟って、上巻では少なかったフィオとの絡みが下巻では多く描かれています。因みに脇役キャラのルソーとはキスをする描写はあります。少し喰えないシャガールなので、フィオのことを弟子以上に想っているのか少し分かり辛かったのですが、ちゃんと師弟以上の関係を望んでいることに安心しました。全体的にワンコ攻めなフィオですが、男前な一面も見せるので格好良いです。
個人的に凄く好きな脇役キャラのルソー。シャガールに対しての言動が棘があってツンツンしていて、デレっぽいのは余りありません。シャガールに対しての恋愛感情と言うよりも今まで面倒を見てきた相手が後から登場した人物に取られてしまうことが気に食わないと言った感じかなと思うのですが、やっぱり何だかんだほんのちょっとは好きだったのかな?若干拗らせているルソー。でも勿論メインカプはフィオとシャガールなので…。ルソーも幸せになってほしいですね。是非ともスピンオフを期待しております!
王子ではあるが生成される魔力が少ないことで逃げてしまったフィオ。フィオの葛藤を払拭するシャガールの思惑。2人の想いが大いなる力となる。最後まで目が離せない展開、読み応え充分なファンタジー作品、是非とも読んでほしいです。
いいもの見たわー…と、読後の満足感がすごかった。上下巻だし物理的にも充実。
つた子さんの作品で一番よかった(と毎作品で思ってるな)
一コマ一コマ丁寧に描かれてるので、一コマ一コマ舐めるように読みました。
すべてのコマが綺麗で色っぽいんですよね、最高だわー。
シャガールの美人の眼鏡お姉さん感がすごくて(ちょっと傾げてて気だるげな感じたまらん)
なんでまだ神評価すくないんだろ、迷ってる人いたら今すぐ読んだほうがいいですよ。
幸せになれるから!