獣の王と狼面の番 上

kemono no ou to roumen no tsugai

獣の王と狼面の番 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神116
  • 萌×223
  • 萌9
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
12
得点
699
評価数
149
平均
4.7 / 5
神率
77.9%
著者
奥田枠 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784403668760

あらすじ

狼族に拾われて仲間として育った人間のシーア。彼は、もっとも神に近い存在と崇められる獣たちの王・ゼンに秘かに想いを寄せていた。獣たち全てを従えていてもどこかさびしげなゼンのそばに居たいと願うシーアだったが、ゼンに嫁取りの話が出て……!? 奥田 枠が描く、ドラマティックなビースティック・ラブ、上巻!!

表題作獣の王と狼面の番 上

ゼン,獣たちの王
シーア,狼族に拾われ育てられた人間,17歳

その他の収録作品

  • 王さまは一枚上手

レビュー投稿数12

タイトル通りのカップル

神性が強くなればなるほど人間の体を持つという獣の世界。その王は、獣になれないヒトの子を好いていて、というお話。
恋が何かも分かっていないシーア。その名を呼ぶことも憚られるような王、ゼン。だけれど二人は身分を離れて生き物同士として向き合っている。

さて、そんな王が妻を娶ることになるのですが、二人の運命はいかに、というのが上巻です。

シーアを獣に見せようとお面を被せ、花嫁候補に紛れ込ませると、シーアを求めてやまない王、ゼンはすぐに気づいて、王宮に呼び寄せるのだが。。

二人の前途はなかなか多難そうです。

0

美しく描き出された世界に没入

この作品の世界観といったら、すごく壮大。そして絵がものすごく美しい…。ライオンキングみたい!って思ったのが第一印象です。
その中で育まれるゼンとシーアの恋……キラキラで可愛くて、獣世界の中でのオアシスのようです♪( ´▽`)

獣世界を統べる王・ゼンと、人間のシーアの禁断の恋に、最初から少し切なくなっちゃうんですけど、与えられたハードルを、シーアの健気なゼンへの恋と、ゼンのシーアへの深い愛で乗り越えていくところに胸がドキドキ騒ぎました(*´︶`*)
オオカミ族に扮して素性を偽ってまでゼンの番になりたいシーアの度胸に、初見一発でシーアだと見抜くゼンが応えます。しかも甘く甘く甘く…

ゼンはシーアだと知っていて、シーアはバレてないと思ってるチグハグに、焦ったいってよりもキュンとなる。この感情の収まりどころは難しく、2人のトロあまな、そしてちょっとエッチな営みに更にドキドキが爆走しちゃいました。
シーアだと分かっているから気持ちがはやるゼン、良いですね〜♪だって表向きは番ですからね、抑えなくていいんですよね。
ゼンの甘さに恥ずかしがるシーアも可愛いくて、焦れていてもずっと見てられます。なのにこの2人、自分たちが両想いだってまだ知らないのが、嘘みたいです。

ゼンは番候補に手を挙げたシーアの思惑を知らないし、シーアはオオカミ族の娘に扮した自分を好きだと思ってる。このすれ違いの落ち着く結末がどんなものか気になって仕方ありません!

この2人なら絶対にハピエンだと確信めいた気持ちがあるので、そんなに心配せずに見届ける安心感は嬉しい^ ^
番を大事にする王・ゼンのシーアを想う気持ちに酔いしれながら、これから下巻を読むのが楽しみです。

2

作画が神ってます

動物図鑑?植物図鑑?と見紛うばかりの圧巻の作画‼
これだけでこの世界観の説得力が上がります

「絵の持つ力」「漫画で読む意味」を感じる作品です
そしてキャラが魅力的

長髪スパダリ攻めが好きな私にはゼンというキャラだけでも大変ありがたい
その上脇キャラにも美人な長髪さんも居ますし♡
そして1番はシーアの家族がとっても好きです(*´▽`*)
シーアがあんなに真っすぐなのはやっぱりあの父がいて、兄の大きな愛があって、そしてそして何と言っても弟のウルがキャワワの権化!
ペットがしゃべったらなぁ~っていうBLとは全く関係ない視点での萌がありましたwww

先ずは上巻はストーリー萌えよりキャラ萌え、
キャラ萌えより作画萌え、といった印象が強い出だしです
でも、お話しも難しくないので読み易いですし、しつこいですが…作画の力が本当にスゴイ!!

独創的な神秘の世界での幼馴染・両片想い・拗らせ身分差BLにご興味あれば!
先ずは絵を見てみて下さ~い←しつこいですが…この絵は絶対に多くの人に見てもらうべき絵だと思いますので是非とも♡

お話しは萌2かな?ですがこの作画には「神」です!
上巻はそこを思いっ切り評価したいです

2

素晴らしいのひとこと

「午前2時まで君のもの」から突き抜けた印象がある奥田枠先生ですが、今作ではこんなに絵が上手かったのかと驚愕さえしました。

先生の作品はだいたい読んでいるのですが、今回は世界観が凄く好みでした。特に獣たちの王・ゼンの神々しいまでの美しさと、唯一の人であるシーアの愛らしさに気が付けば紙面を舐めるように眺めてました。www
カバー表紙の美しさがそのまま本編でも堪能出来て、作画がどれだけ大変だったのかと思う同時に画集を出して欲しいと思ってしまいました。

もちろんストーリーも面白くて、獣たちの王であるゼンの孤独と、どうしてシーアを求めるのかとか、またそんなゼンをシーアが慕い、やがて独占欲を覚えて番になりたいと泣く姿が無垢で愛らしいんです。

そして魅力的だったのがシーアの狼族である家族でした。生真面目な兄と大らかな父親、そしてシーアに寄り添い励ましてくれる四つ足の弟、何より赤ん坊だったシーアを拾って狼族に託したのがゼンだったと知りかなり滾りました。

上巻では兄にバレてゼンの元からシーアが連れ戻されるところで終わってました。上下巻同時発売でなければ下巻発売まで苦しい時を過ごさなければなりませんでした。
同時に発売していただきありがとうございます。

7

装束が豪華

 神性によって獣の部位が人間の姿に近づいていく、というちょっと不思議な世界観。奥田先生のタッチは線がはっきりしているのでこういうファンタジー作品でも、幻想的というより地に足ついた雰囲気があります。雌の番として王の隣に紛れ込んだシーアと、その正体に気付かないふりをしながら喜ぶゼン。最初はトントン拍子で進んでいくので世界観に反して随分軽いなぁと思いましたが、後半になるにつれ少しずつシリアスさも増していきます。2人がどう穏やかな生活を手に入れるのか気になります。

1

世界観に魅了

作家買いです
Dear+さん本誌でも拝読済み

連載の1話を読んだ時からとても気になり、単行本を待っていました。

獣の王国で、捨てられみオオカミの家族として暮らすただ一人の人間のシーアは、獣の王・ゼンと身分の壁なく接していました。しかしゼンが番を迎えると聞き、変身し紛れ込み、王の番に選ばれます。
雄であること、人間であることを隠しながら、王の傍に居ようとします。

ゼンはもちろん気づいていますが、シーアの真意を計れず、欲を抑えてシーアと共にいます。
ゼンからシーアへの寵愛では、我慢と欲の揺れが感じられ、ギュッとさせられました。

神性の高いゼンの"目"は怖れられますが、その"目"の表現が豊かで、威圧と愛しさと欲と"目"から伝わる感情に惹き込まれました。
そして獣の王国の自然や他の獣など作画も美しい。

舞台も、登場するキャラクターも魅力的で、作品の世界にのめり込んでしまいました。

2

映像化を…!

鳥肌が止まらない…………

ファンタジーは得意じゃありません…
でも嫌いではないですし読みます
そして奥田先生、大っ好きです!
ノーカラーベイビーを読んだ時の衝撃、センセーショナルな作品との出会いは鮮明に覚えていますしそこからずーーーっと敬愛して止みません
そんな先生のド直球ファンタジー!

エッセンスとかじゃない、ファンタジーど真ん中
新刊情報を得てからも結構購入は悩みました
いつもは読了するまでレビューを読まないで読了後にレビューを読む事が多いのですが、こんな感じに悩んだ時には先にレビューを参考にします

ありがとう!
レビューと評価でこの作品の素晴らしさを教えて下さった皆さん!
本当に参考になりましたし背中を押してもらいました
背中を押され試し読みをしてみて即決でした

ここまで創り込まれた世界観に感動です!
言い過ぎではありません
本当に感動します
設定に綻びも矛盾も無い徹底した創り込み、BLでは初めて目にするこの世界
獣と神の住む神聖な空気感に一気に魅了されます
この吸引力を支えているのは間違いなく奥田先生の画力!
正直先生の画力、見くびっていました。。。
決して下手だなんて微塵も思った事はないです!
ただ、画力=先生というよりストーリー=先生、の印象が勝っていた為こんなに「画」で惹き付けられるとは……!
元から好きな絵柄でしたが今作は好きとかのレベルを超えて「見るべき画」という作品性が突き抜けています
そこに徹底したストーリー。。。

もぉ、コレ、最高以外言う言葉なくないですか???

ファンタジーも得意じゃないし映像化もそこまで積極的ではない私ですがこの麗しくも力強い世界をそのまま再現出来るなら是非とも【アニメで】観たい!!!と心から願います

全くお話しに触れられていませんが下巻のレビューでお話しについては触れようかと。。。
とにかくこの作品の購入を迷われている方が居たら是非、試し読みをして下さい!
きっと後戻りが出来なくなりますよ(ΦωΦ)フフフ

6

美しい絵に魅了される素晴らしきファンタジー

奥田先生の作品はほとんど拝読しています。先生の初ファンタジー、試し読みがすごく面白くて購入しました。
(少々ネタバレですので未読の方はご注意ください。)

まずはとにかく絵がとても美しくてときめきます。先生の細すぎない線の美しい絵柄が、ファンタジーとすごくマッチしています。動物、植物、風景、建物など全てが美しくて、その世界観に引き込まれました。

攻めは獣の王ゼン、黒髪長髪の美丈夫です。受けは狼族に育てられた人間のシーア、健気で可愛らしい褐色の美人さんです。
ゼンはシーアに密かに好意を持っている様子。シーアも自覚が薄いけど実はゼンが好き。
でも王であるゼンは雌の番を持たなければいけなくて…というストーリー。

色々あって、シーアは正体を隠して番としてゼンに輿入れし、王宮で暮らすことになります。
ゼンはシーアだと気づきながら、知らないふりをします。シーアは正体がバレないよう必死です。

番なので夜の営みも求められますが、シーアは男とバレないために拒もうとします。でも欲望には抗えず、二人は真っ暗な中行為をするようになります。
この濡れ場が大変官能的です!特にゼンの、本能と理性の間で葛藤しつつ、欲望を抑えきれない雄みをおびた目線や表情に、ゾクゾクッとさせられます。
シーアはゼンにトロトロにさせられて、涙をこぼして気持ち良くなる様子が、大変可愛いらしいです♡

上巻の終盤、狼族の長でシーアの兄アクロに、王を騙して輿入れしたことがバレてしまいます。
アクロはシーアを連れ戻そうとしますが、シーアはあと一晩だけと懇願。その夜、二人は真に結ばれるのですが、これが最後と思っているシーアの笑顔が切なかった…。
そしてシーアは密かに王宮を去っていきます。
上巻はここまで。

先生初のファンタジー、素晴らしかったです!
下巻では二人がどうなるのか、とても楽しみです♪

電子(ebookjapan)購入 ライトセーバー修正(真っ白に発光、残念!)

10

美しい作画で眼福

上下とも読みましたが、濃密で美しい作画、両片思いのすれ違い、最高すぎましたⵈ!!攻めも受けもどちらもお互いが大好きすぎるの、良いです!
動物たちの作画も素敵です。
下巻のもう一組のカップルの方も良かったので本当におすすめです。

5

獣の王!イケメン!

獣の王と人間のお話です。
人間の国と獣の国に分かれている世界。
すべての獣を統べる王は神格化が高いほど人間の姿に近くゼンは見た目人間なのですごいんだぞ、という設定です。
獣はゼンにみな恐れ慄きますが人間であるシーアだけは普通に接してくれる唯一。
あーもうこの時点で両片思い確定ですよね。
好きにならないわけがないんです。

シーアは人間で捨て子。子供のときに拾ったゼンがオオカミの家族に預けているんです。
そこもっと、詳しくお願いしたい!
絶対にベイビーシーアにかわいいって思って通いつめたのではないかと!勝手に補完したので読みたいです(笑)

ゼンは獣は獣なので発情期と獣化を抑えるために番が必要なようで、ゼンを諦められないシーアが番候補の場に並びます。
はいもう、そらそう!という展開で、シーアが選ばれて、変装も意味なくて、そこからバレてるのにバレてない、バレてるのに隠してるとかの攻防です。

奥田先生の別作品のときは身体つきの絵柄がどうしたのだろうと思ったときもありましたが、こちらの作品は最高でした。なによりかっこよくあるべき獣の王がかっこ良いです。顔、髪型、身体、装飾品すべてかっこ良いです。

展開的にはあるあるですが、設定がオリジナリティあって面白かったです。
もちろん下巻も購入しました。

4

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