天才肌の彫刻学科の大学生×繊細なグラフィック学科の大学生が鮮やかに彩る、青春ラブストーリー。

カラー・コレクション

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カラー・コレクション
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神232
  • 萌×250
  • 萌25
  • 中立5
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
31
得点
1440
評価数
314
平均
4.6 / 5
神率
73.9%
著者
芹澤知 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784834265347

あらすじ

森丘美術大学のグラフィック学科に在籍する彩輝(さいき)は、課題に対して思うような結果が出ない日々に焦りを感じていた。
そんな時、彫刻学科の先輩・天野(あまの)から突然「君、可愛いね」と声をかけられる。
その日から度々彩輝の前に現れる天野に戸惑いながらも、あるきっかけから彼に課題を手伝ってもらうことに。
共に過ごす時間が増えるにつれ、真っ直ぐに彩輝と向き合ってくれる天野を意識するようになり──?

天才肌の彫刻学科の大学生×繊細なグラフィック学科の大学生が鮮やかに彩る、青春ラブストーリー。
美術大学を舞台に繰り広げられる、様々な恋愛模様も収録。

表題作カラー・コレクション

彫刻学科4年,天才型
グラフィック学科2年,劣等感に悩む

同時収録作品目醒めのワルツ

彫刻学科3年
ロシア出身のヌードモデル

同時収録作品メメント・モリ

28歳,情報デザイン学科3年,脱サラ美大生
彫刻学科主任教授

その他の収録作品

  • 楽園
  • 描き下ろし「卒業旅行」

レビュー投稿数31

リアルダビデ像が拝める作品はこちらです(イケオジも!)

2023年11月に読んだ珠玉の群像劇。すごく良かった!
見てくださいこの美しい表紙…数あるBL作品の中で一番好きな表紙を挙げてと言われたら、真っ先に本作が浮かびます。
著作では「秘め婿」は文句なしの神作評価にしたのですが、「グレープ~」と「雪の妖精」がびっくりするほど私的にハマらなかったため、本作もずっと気にはなってたものの、読むのは躊躇していました。
ところが当時「ホワイトライアー」が大ヒットしてたので、そちらの表紙を眺めてたら急にこちらが読みたくなって(焼肉の話したら焼肉の口になる感じ)まずは本作を。
美大を舞台にした以下3組の話が収録されています。
①②③全部つながってて、続編「カラー・コレクション-PARADE-」も出てます。

①表紙の「天才陽キャx陰キャ」。
キスが唐突な感じがしたので、これだけはブロマンスでも良い気がしました。
前述の2著作がハマらなかった理由にも通ずるものがあります。
描き下ろしでえr有り。

②逆体格差で、これはいわゆるよくある「逆だったらなぁ…」。
でもリアルダビデ像、すごかった…!画力&ロシア人の肉体美!Siriが特にすごい。えrかった!
ちなみに白人さんの顔触ったことあるんですが、ほんっとーーーに作中の描写のとおりだったので、すごくリアルでした。

③これが一番好み…イケオジー!正装!しかもヒゲ剃ってくれてありがとう!
そして見事なタイトル回収。えrは朝チュン程度。

レビュー見ると、どの作品にも根強いファンがいて、ここまで好みの作品が割れるのも珍しいのでは?
つまり、3つのうちのどれかはあなたにハマるかもしれないし、そう願ってます。
(どれもハマらなかったらゴメンナサイ)

常時試し読みで(なんと46ページ)1話丸々読めるので、ぜひ試し読みだけでもしてみてください。すっごいオススメです。

<注意点>
・計3CPも入ってるので、感じ方によってはそれぞれが急ぎ足の展開と思えてしまうかも?
1CPをじっくり読みたい方には不向きです。
・ゴツめの(筋肉)受けや、おじ受けが苦手な方にはキツいかも?

0

芸術家たちの素晴らしき空気感

美大のグラフィック科に通う彩輝は思うように結果を出せず悩む中、彫刻学科の先輩天野に可愛いねと声をかけられる。天才肌で既に世間に認められているアーティストの天音は、独自の世界を持ってるマイペースな人。自由奔放な天音と繊細な彩輝の惹かれ合っていく様子が胸キュン。

他に彫刻科の後輩利人と元バレエダンサーでヌードモデルのミハイル、脱サラで再び美大を目指した大地と彫刻科の教授大竹カプの話が続くのだけど、それぞれが持つ芸術への想いと愛と人生がどれも素晴らしい!
3カプ別々で一作ずつにして貰いたい程の濃密感。どのカプも好きなんだけど、特に利人&ミハイルのダビデ様ミハイルの美しさが凄まじい〜。

芸術家同士の共鳴やライバル心、お互いを認め合えて安らぎにもなれる関係が良い。美大の空気感も憧れる。森美祭楽しい!

1

美大のリアルに彩られた恋のカラーを堪能し尽くしました

表紙のカプとは別に他2カプのストーリーが収録されているオムニバス作品。
どのカプも同じ美大生に通う学生という共通点があり、専攻は違うけど横の繋がりがあることによって話の広がりを楽しめるのも味な一冊でした。

表紙を飾っていた天野と彩輝のお話は1話、高木とミハイル、兼弘と大竹の話は2話ずつで構成されています。
彼らが学ぶ美術大学が舞台背景というのが実に面白いですね。出会いも違えば恋の始まり方も違う、色んなストーリーへの導きに酔いしれました。
芸術分野に秀でた彼らだからこその、理屈ではないビビビッときた感覚もちゃんと恋愛感情に落とし込まれていて、理屈というよりも本能でもって惹かれていく恋愛模様にドキドキが最高潮でした。
それに。
恋愛とは違うベクトルの部分も物語への引き込みに重要で、彼らの制作意欲だったり、作品への愛情のかけ方だったりの創作活動に対するアオハル感も恋愛ムーブをグッと盛り上げていたように感じました。

この一冊に3カプのお話というのは、なんだか勿体無いと感じてしまうくらいどのお話も素敵なものばかり。サラッと読めてしまう手軽さはいいけど、もっと掘り下げて読み込みたい物足りなさを同時に感じるところでした。
出会いから恋愛へと発展、恋人へとステップアップしていく流れとしては3ストーリーとも少々集約しすぎな印象だったかな。特に天野・彩輝は1話の短編ボリュームなので、最後の結びに行き着くまで展開が早かったように思いました。
実は前から気になってましたよの描写だけでは少々心許ないかなと思いましたし、これだけ魅力的なストーリーとキャラと舞台が揃っているのですから、あまりせかせかせずにじっくりと2人のストーリーに浸りたかったです。


美大出身ではない私には、この作品の世界観自体がすごく異世界のことのように思えてならなかったです。もちろん羨ましい意味で^ ^
作者さんは美大出身なのでしょうか。でなければ、取材力の賜物でしょうか。
実際の美大の現場を私は知らないですが、臨場感と躍動感、それに情熱がすごいなぁと興奮しきりで最後まで読み惚れました。

1

一瞬一瞬の密度の濃さ

表紙のふたり、蒼大と彩輝のお話は『プシュケの恋』ですが、私はこのオムニバスのお話の中で『目覚めのワルツ』が気になりました。
 彫刻科の高木は、実技モデルのダビデさんこと、ミハイルに目を奪われ、急に創作意欲がかき立てられます。高木は夏休みに先生のバイトで、ミハイルに個人的なデッサンの相手をしてもらいます。ミハイルとの交流の中で、ミハイルがかつてはバレエダンサーで、栄光の中にいたのに挫折を経験していたことを知ります。
 ミハイルの表現者としての生き方、美しさに妥協をしないストイックなところ、一瞬の美しさを彫刻にぶつけ、後世に残そうとする高木のその一瞬一瞬の濃さ、美しさに胸がいっぱいになります。

1

美術をテーマにしたオムニバス!全部いい!

芸大を舞台に、美術に関わる学生や教師達の恋愛模様が描かれる。
3CPとも芸術に対する悩みを持っていて、それを相手との関わりの中で消化し、解決していく。

どのCPの作品も良かったが、特に好きだったものを紹介したい。
3CP目にでてくる、かつてゲームを作る事を夢見ていたが諦めて普通のサラリーマンになった兼広と芸大教授の大竹。

かつての夢を実現するため、仕事をやめバイトして芸大に入り直す、というバイタリティに驚かされるが、好きな事をやろうとする姿が眩しい。
そして好きなものに対しては年齢や年の差など関係ないのだと思わせてくれる友人関係にも共感をおぼえる。
バイト時代に惹かれていた大竹との再会によって、恋心が再発するが、大竹には忘れられない人がいるようで……!?
という、切ない要素も盛り込まれている。
兼広の持ってうまれた何事にも前向きな姿勢が読んでいて心地よかった。

3CPともガッツリ絡むわけではないが、同じ芸大内で接点もあり、その関係を見るのも面白かった。
Hシーンは多くはないがそれぞれ描かれています。
ストーリーがどのCPも良く、CPごとに単独の話で読めるのが気楽に読めてよかったです。
続編もあるようなので楽しみにしています。

2

「美」と「愛」の世界にうっとり

美大を舞台につづられる群像劇です。芹澤先生の絵の美しさが存分に味わえる、美大という設定が目にうれしい!彫刻、絵画、モデルの肉体美、ゲームアプリ、屋外展示などなど、クラシック芸術からポップアートまで幅広い「美」が登場人物たちの恋と成長を彩ります。特に、一組目の主人公・彩輝がまぶしくてまっすぐで好きです。この先の進路に向けて、彩輝がどんな選択をするのか、天野先輩との関係がどうなるのか、お話の続きがとても楽しみです。2巻が待ち遠しい!

2

美大を舞台の優しい恋のおはなし

芹澤先生の作品を初めて読ませていただきすっかりハマりました。
ストーリー展開が凄く良いです。

美大を舞台にした3カップルの恋愛オムニバスのものがたりです。
気持ちの変化が丁寧に描写されていて、メインキャラはもちろんですがサブキャラたちもそれぞれの背景が見えてくるところがみんなを一層魅力的にさせます。
読了後の余韻がよくいい終わり方だと思いますが贅沢を言えばこの先の彼らの姿も見てみたいと思いました。
続編希望です。

4

素直な子が多め

 同じ美大を舞台に3カップルが登場する群像劇。表紙の2人の長編だろうと思い込んでいたので、彼らの話が序盤で終わった時は驚きましたが、高木や兼弘などビジュアルが私好みのキャラの話が続いたのは嬉しかったです。ただ、スランプなどの描写はあってもそこまで鬱屈してはおらず、やはり短編なので解決の糸口が見えるのが早い。魅力的な題材でしたが、恋愛面にしても芸術との向き合い方にしても、どこもあっさり綺麗にまとまり過ぎているかな?という物足りなさも感じました。絵が綺麗なので尚更そう感じたのかも。懐の広い芸術家達の感性は読んでいて楽しかったです。

1

納得と歓喜の続編決定!

なんで積んでしまって読まなかったのか不思議…
自分でもよく自分が分からんw

でも、分かっているのはこの1冊の素晴らしさ!
内容はたくさんレビューが上がっているので割愛しますが…
読了中も読後もたくさんの感情が自分の中に生まれるのを感じながら読める、とてもパワーのある1冊です

3組6人がメインとはなっていますが、それ以外にも彼らと関わる学友や忘れられない存在など登場人物みんながこの作品を彩っています
なので、美大という、フィールドとしてはやや限られた世界の話なのに全く小さな世界の話に見えなくて、むしろ未来や可能性を感じる大きな世界観を感じます

続刊が決まったとの事、納得ですし是非見たい…!
世界で活躍している(であろう)天野先輩と彩輝の第二章は遠恋?それとも彩輝もNY?など今から想像するのも楽しい♪

丁寧で緻密な構成と設定、そしてそれらに説得力をもたらす圧倒的な画力!
コミックス好きなら満足する事必至な高水準オムニバスに出会えました!

ぃゃ…マジで何で私読んでなかったのか、、、
不思議だぁーーー…

幅広く沢山の方におススメ出来る素敵なオムニバス!
続編決まってますがこの1冊でも十分過ぎる完成度ですので未読の方がいらっしゃれば是非是非~(*˘︶˘*).。.:*♡

7

色とりどりの恋模様

美術学校でおきる色とりどりの恋模様が美しい!
作品自体はオムニバス形式で、数組の恋模様が描かれます。
本当に綺麗なお話が詰められていて、美術学校ならではないかと思いました。
1話1話に込められたお話の美しさは言葉にならず、「これが芸術か…」と息を飲む程です。
短編オムニバスだけれども、きちんとお話いとして起承転結がしっかりしていて、理由付けもしっかりしています。
どのストーリーもキャラが芸術に向かう姿がかっこいいです。ふとした時に見える素の顔との違いで、ギャップ萌の要素もあります。
読んでる時に、青春を感じさせてくれる作品でもあります。
おすすめの1冊です!

2

この作品が収納されている本棚

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