リアルすぎる恋が刺さる

ドラマにならない僕らの話

drama ni naranai bokura no hanash

ドラマにならない僕らの話
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神77
  • 萌×216
  • 萌3
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
10
得点
461
評価数
102
平均
4.6 / 5
神率
75.5%
著者
河飯じろう 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ブライト出版
レーベル
B.Pilz COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784861239779

あらすじ

『俺ゲイなんで、彼女はいないっす』
容姿が一際目立つ新入生・石井宗馬は、大学の新歓中とんでもない発言で場を凍らせた。
その台詞が気になり、仲良くなろうとするバイ・林下渉だったが、冷たくあしらわれてしまう。

時を経て、再度開かれた飲み会ではいつもと様子の違う石井。
渉は泥酔した彼を仕方なく自宅に連れ帰りベッドに寝かせるも
唐突にキスされてしまい…!?

”元彼が忘れられない” 2人のリアルな青春ラブストーリー

表題作ドラマにならない僕らの話

大学1年生
大学3年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • 電子配信版限定の漫画付き

レビュー投稿数10

表紙

表紙の石井、詐欺じゃない?こんな爽やかじゃないでしょ君は、と突っ込みたくなる。いや、無自覚な悪い男なのかな〜。河飯先生の『かわいいせんせい』も読みましたけど、攻めのクズ(ひどい)っぽさがツボ。好き。石井に対する酷評レビューを沢山読みたくなる。あとがきの石井に対する読者からの怒られが発生してたっての、納得しかない。
こんな爽やかな表紙だけど、大学生のダラダラ付き合う感じを非常にうまく面白く描いた1冊でした。恋愛のめんどくさいとこの表現がうますぎる。サークルやら就活やら元カレやら女性やら男性やら絡んでくるのが絶妙。
この2人はこの後別れる!と直感で思わされる。でも互いが浮気さえしなければなんやんやうまくいくかもね!って気持ち。たけーちとか吉田ちゃんがうまくなだめすかして取り持ちつつ30代までもっていけたら末長く…とか考えちゃう。たけーち良い奴だよね。

1

渉ターンも読みたかった♡

河飯先生3作一気読みです。
試し読みからエモそうだなあと期待して拝読しました。

お互い元恋人に未練がある者同士。
自分を重ね合わせて先輩として石井を慰める渉が優しい。

石井は渉にタバコを一本もらう感覚で
家に泊まって身体も重ねる。
都合のいい存在になっているにもかかわらず
渉は石井に気持ちが傾いていくのが切なかったです。

石井の数々のノンデリ言動が読んでいて
しんどかったです。
全部許しちゃう渉、イイヒトになりすぎてる気がしました。
元カレといい、ノンデリ男ホイホイなのでは..(._.)

渉くんの元彼リベンジターンもみたかったです。
と思ったら番外編でかかれてるとピクシブにかかれてました。
うーん、石井ギャフンがみたいです。

0

リアルで感動しました

出会ったごろはそれぞれ好きな人がいるのは普通と思います。二人とも相手に気づてけられて、でもまた勇気を出して、新しい恋を追うのは素敵と思ってます!

2

そうそう。

そうかもね〜。
そうだよね〜。と、思いながら揺れ動いてる2人の事を見ていました。

真面目に一途に好きだった人を忘れられずにいる(いた)けど、何だか雰囲気に流されて…。
その時の2人の心情は、どういったものなのかな?と思いましたが…。

好きな人にフラれた。
忘れなきゃならないのに忘れられない。
どうにもならない時に同じような立場になった2人。
とりあえず、渉が元カレを引きずっていた期間は掛からずに宗馬が渉の事を好きになってくれたので良かった。

イヤなヤツは、出てきません。
たけーちも吉田くんも良いヤツです。

河飯先生の絵もお話も大好きです。

3

なんでたけーちと付き合わないの??

裏表紙のあらすじ見て面白そうだったので、購入
リアルな日常系の話だと思ってましたが、ちょっと違ってたかな?
話は複雑で面白かったけど、やっぱり攻さんがね~
クズとまではいかないけど、自覚無しに受けを傷つけてるよね。
ていうかこの2人恋愛体質だねと思いました。
別に良いんだけど、私はナンバーワンよりオンリーワンでしょって考えるので、いつまでも元カレのことを忘れられない2人にもやッとしたりして、受くんバイていってるけど、当て付けで女の子と付き合ったように思えるし、恋愛対象は男なのかなって思いました。そもそもバイって地雷だった笑
後でわかったけど、石井が元カレの前で好きな人がいることや元カレのことを本当の意味で忘れられるまで、付き合えないと思ってたことは
なんだちゃんと渉のことを考えてくれてたんだということは見直した。
それから最後の方では石井がどんどん変わっていったので初めて笑顔になれました。
なんか今度は社会人偏も見たい!もっとイチャイチャ見たいなと思いました。
お話もよく考えられてて面白かったです。一筋縄ではいかない物語でした。まさに山あり谷ありもやッとあり
でも最後は良いところに着地しましたね!

0

攻め・石井宗馬を責め立てる会

やっぱり河飯次郎先生のクズって絶妙です…。

前作『憎くて憎くて愛しい僕の芳一くん』の
芳一もかなりのクズっぷりでしたが、
今回はクズのレベルが上がっているのです。

ドクズってほどのクズではないのだけれど、
それ言っちゃダメでしょう、それやっちゃいかんでしょうの
絶妙なラインを狙って受けの想いを踏みにじってくる石井。
そして、クズのくせに繊細だったりするのも腹立つわ~。

元カレのこと忘れられないままなのに手出してくるし、
喧嘩もセックスに持ち込んでうやむやにしようとするし、
いつも大事なことをちゃんと言わないから誤解が生まれるし…
渉のことを好きっていうくせに、可愛いとかいうくせに、
肝心の気持ちはちっとも察してくれないところも腹立たしい!

とりあえず、今作中の一番いい男は「たけーち」で決定です!

7

感情移入しやすい物語

とてもリアルなお話だとおススメされました。
実際のゲイの方たちのリアルじゃなくて、わたしたちが想像するBLの男の子たちのリアルなんだと思います。
なんか、異性愛者である自分たちの恋愛模様に近いような気がするんですよね。だからリアルに感じるんじゃないかな?

大きな事件や当て馬やいじわるなキャラはいないけど、元カレを忘れられない気持ちや、なんとなくいい雰囲気になって身体の関係を持ってしまったり、相手の気持ちが自分と同じじゃないと苦しんだりする。そんなふたりの話はよくありがちで、ドラマにもならなそう。

でも、だからこそいいんですよね。みんなの心に響きます。
誰もが経験したことがあることだから。感情移入がしやすい。

失った恋、傷ついた心は、時間と新しい恋が癒してくれる。
そんな当たり前だからこその、ほんわかする素敵なお話でした。

2

面倒くさいことこそリアル

チヤホヤしてきた女子に自らゲイだとカミングアウトしたり、微妙な空気をフォローするための渉の言葉もピシャリと跳ね除けたり。
石井は最初すごくドライな人に見えたので、彼らが本当に恋仲になるのか…?と疑ってしまうくらいだったけれど。
石井が彼氏にフラれたあと、少しずつふたりの間にある空気感は変わっていくのでした。

お互いに一緒にいて心地良かったのは、単に相性が良かったのもあると思いますが。似たような境遇にいる者同士で痛みを分かち合えるから、という部分が大きかったのかな、と。
でも身体の関係を持って距離感が変わってしまったことで、石井のズルさや渉の女々しさが露呈してくるわけです。
好意を伝えないままの中途半端な関係が続いていくのはすごくやるせなかったけれど、色んなことが"お互い様"なふたりなので見守るしかない状況にめちゃくちゃヤキモキしました。

でも軽いノリの裏に隠された人間くさい本心の部分が見えてくると、相手への気持ちに辿り着くまでにぐるぐる悩んでいたことも必要だったのがわかるので、すごく応援したい気持ちになったのでした。

結果的に元カレもふっ切ることができて前に進むことができたふたり。取り繕わず自然体でいられる関係に着地してくれたのが嬉しかったです。
タイトルにもあるように彼らの日々はドラマにはならないかもしれないけれど、でもその"普通っぽさ"がすごく良かったなと思いました。

3

無事卒業ということで

読ませていただくのは2冊目なんだけど
正直リベンジマッチと申しましょうか

読みづらさがあったんですよね 以前読んだお話に
で はじめましてだからなのか確かめたくて今回購入した次第です


んんん やっぱり読みづらい
吹き出しが重なったり連なりすぎるからですかね?

男子大学生のパリピ感というか飲みサーのノリに 周りの雑音までを全部文字で読まされる鬱陶しさというか 読んでるうちに憂鬱になってくる

なんなんだろ?お話に流れができて読み込みたいと思うところで細かいチャチャが入るみたいなもどかしさ

しかも こういうときに限ってあたしの理解力のなさがムダに力を発揮するんだんな


半分越えればやっと落ち着いて 抱えた未練の重さの違いにすれ違って 引きずる想いに傷ついて 中途半端に出された答えにすがって

結局流され受けかよ みたいな

いや ダメだわ あたしには誰が優しいのかすらわからないし どいつもこいつも傷つくのがイヤで先に進めなくてぐずぐず相手の出方に頼ってる なっさけない話にしか見えなかった


あのほんと申し訳ないんだけど 今回も厄介な個人的なアレが出たみたいです
どっちか片っぽ瞬間でいいから ほんと一瞬でいいから男らしいところがないとイヤというか

まぁ こんな状況になりましたし じゃあ付き合いましょうか的なのがほんと苦手で

あたしには合わない作風なのかな? 想いの拗らせ具合はいいんだけど そこだけだったな

なんかほんとごめんなさい 手出しちゃってって感じです 

5

過去を乗り越えた、新たな恋

石井×渉


未練から2人の心に深い傷をを癒しながら、
新しい恋をスタートするまでの
痛みや苦しみがリアルに伝わってきて、
読んでいると、ついつい泣いてしまいそうになりました。


オープニングのシーンで、
大学3年生のバイの渉が
元彼と会って泣いている場面には、
真面目な恋愛観や
未練の苦しさが込められている。
彼の涙に触れて一気にストーリーに引き込まれた。

大学の新歓で出会った1年生の石井が
ゲイだと発言したことから、
渉が石井に興味を持つ。
3ヶ月後、再び開かれた飲み会で、
飲み潰した石井を、
渉が自宅に連れ帰ることになる。
そこで、石井が渉に唐突にキスをしてしまう!
という始まり。

渉は、
失恋によって寂しがりなところがあるから、
ほだされやすいのだろうな。
年上なのに、天然で可愛くて、
ついつい守りたくなります。

石井は、
外見が目立っていて、
クールなイケメン。
内面には元彼との未練で
タラタラで深い傷を負っている。
その寂しい目がなんだかカッコいいです。

そんな2人が恋愛が始まるはずだけど・・・

石井が渉に懐いて、
2人が流れセックスの後、
ダラダラエッチで曖昧な関係が続く。

その過程で、

石井が高校時代に
ずっと好きだった人と付き合って
4ヶ月で振られたことが明かされ、
彼の痛みが迫ってきて、
グッと惹かれてしまいました。

渉はセフレの関係に甘えつつも、
石井に惹かれていく自分に気づいているはず。

でも、友達の前で石井に
「男なら誰でもいいわけじゃない」と言われて、
渉がショック受けしまい、
渉の弱い恋心が痛いほどに分かる気がする・・・。

2人が段々とすれ違って、
なかなか素直になれない距離感がつらいのです・・・。

気持ちが交錯していて、
やっと真意を伝えてくれてる石井に
渉が「・・・俺のこと・・・好き?」という本音をこぼした時、
たった一言で、胸の奥がキュンとなりました!

未練や葛藤を乗り越えて、
お互いの想いを確かめ合う2人が、
これまでの関係から一転し
おおらかさとは違う表情が素晴らしいです!

2人の初めてのエッチで
渉が「する」と恥ずかしそうに言ったところが萌え萌えで、
セフレから恋人となっても、
進むにつれて
穏やかなものも嵐のようなエッチも、
石井の優しさがカッコいいし、
渉が緊張しつつ身体をガンガン感じている様子が可愛い!
ゆるい雰囲気がとっても居心地よかったです。

セフレの時、事後に渉が、
ベットの上で石井の指を気にせず戯れる姿が、
愛おしくてキュンキュンする情景でした!

2人の元彼も登場するから、
迫力満点で、
石井と渉も振られたの縁で、
想いが淡々と進んでいて
心の寂しさが分かち合って、
未練を吹き切って変えていくのだ。
石井は、元彼を忘れた時に告白する決心をした。
そして、渉が石井との関係で元彼に未練を吹き切った。
元彼のお陰で、今の恋があるというのが最高です。

セフレから恋人になるまでのプロセスは、
体の欲求と未練の痛みが入り混じり、
葛藤が絶えないリアルな心理を描き出しました。
過去の恋愛を克服し、
新しい恋に向かって歩む2人の姿は、
共感と感動を呼び起こし、
一緒に泣き、一緒に笑い、
心の中で萌え上がるキュンキュン感が、
胸にグサリ刺さりました。

12

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